JPH0628882Y2 - 車両用リターダ - Google Patents
車両用リターダInfo
- Publication number
- JPH0628882Y2 JPH0628882Y2 JP5435288U JP5435288U JPH0628882Y2 JP H0628882 Y2 JPH0628882 Y2 JP H0628882Y2 JP 5435288 U JP5435288 U JP 5435288U JP 5435288 U JP5435288 U JP 5435288U JP H0628882 Y2 JPH0628882 Y2 JP H0628882Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- retarder
- switching element
- capacitors
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用リターダに係り、とくにリターダを発電
機から構成し、この発電機が発電を行なう際に外部から
なされる仕事を制動力として利用するようにした車両用
リターダに関する。
機から構成し、この発電機が発電を行なう際に外部から
なされる仕事を制動力として利用するようにした車両用
リターダに関する。
本考案は、リターダを構成する発電機の界磁コイルをス
イッチング素子を介してバッテリと接続し、直流電源か
ら界磁コイルにパルス状に界磁電流を供給するととも
に、そのパルス巾をスイッチング素子によってデューテ
ィ制御するようにしたものであって、これによって電機
子コイルと接続されている共振用コンデンサの段数を少
なくするとともに、切換え用のトライアック、サイリス
タ等のスイッチング素子の数を少なくするようにしたも
のである。
イッチング素子を介してバッテリと接続し、直流電源か
ら界磁コイルにパルス状に界磁電流を供給するととも
に、そのパルス巾をスイッチング素子によってデューテ
ィ制御するようにしたものであって、これによって電機
子コイルと接続されている共振用コンデンサの段数を少
なくするとともに、切換え用のトライアック、サイリス
タ等のスイッチング素子の数を少なくするようにしたも
のである。
一般に自動車にはサービスブレーキが設けられている。
そして運転席のブレーキペダルを踏込むことによって、
上記サービスブレーキによって車両が制動されて減速さ
れるようになっている。ところがトラックやバスのよう
な大型の車両においては、車体重量も大きくなるため
に、大きな制動力を発生する制動装置が必要になり、サ
ービスブレーキのみでは不充分な場合を生ずる。そこで
例えば特願昭58−74765号等によって提案される
ように、車両に発電機からなるリターダを搭載し、この
発電機が発電を行なう際に外部からなされる仕事を制御
力として利用することにより、車両を制動するようにし
ている。
そして運転席のブレーキペダルを踏込むことによって、
上記サービスブレーキによって車両が制動されて減速さ
れるようになっている。ところがトラックやバスのよう
な大型の車両においては、車体重量も大きくなるため
に、大きな制動力を発生する制動装置が必要になり、サ
ービスブレーキのみでは不充分な場合を生ずる。そこで
例えば特願昭58−74765号等によって提案される
ように、車両に発電機からなるリターダを搭載し、この
発電機が発電を行なう際に外部からなされる仕事を制御
力として利用することにより、車両を制動するようにし
ている。
このような従来の発電機から成るリターダにおいて、そ
の制動力を高めるために、電機子コイルにコンデンサを
接続して共振回路を形成するようにしている。ところが
コンデンサを用いた共振回路によると、共振特性が急峻
なカーブを構成するために、広い回転域にわたって安定
に制動力を取出すことができなくなる。そこで多数のコ
ンデンサを電機子コイルに並列に接続するとともに、こ
れらのコンデンサにそれぞれトライアックあるいはサイ
リスタを接続してエンジンの回転数に応じて共振周波数
を調整するようにしていた。従って多数のコンデンサを
電機子コイルに接続しなければならないばかりか、容量
を変更するスイッチング素子をも必要としていた。しか
も発電コイルに流れる電流量が大きいために、容量の大
きなスイッチング素子が必要になり、これによってリタ
ーダの重量が増加するという問題があった。
の制動力を高めるために、電機子コイルにコンデンサを
接続して共振回路を形成するようにしている。ところが
コンデンサを用いた共振回路によると、共振特性が急峻
なカーブを構成するために、広い回転域にわたって安定
に制動力を取出すことができなくなる。そこで多数のコ
ンデンサを電機子コイルに並列に接続するとともに、こ
れらのコンデンサにそれぞれトライアックあるいはサイ
リスタを接続してエンジンの回転数に応じて共振周波数
を調整するようにしていた。従って多数のコンデンサを
電機子コイルに接続しなければならないばかりか、容量
を変更するスイッチング素子をも必要としていた。しか
も発電コイルに流れる電流量が大きいために、容量の大
きなスイッチング素子が必要になり、これによってリタ
ーダの重量が増加するという問題があった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、コンデンサによる共振を利用しながらしかもその重
量を低減するようにした車両用リターダを提供すること
を目的とするものである。
て、コンデンサによる共振を利用しながらしかもその重
量を低減するようにした車両用リターダを提供すること
を目的とするものである。
本考案は、発電機と、コンデンサと、スイッチング素子
と、直流電源と、コントローラとを有し、 発電機は回転子がパワーラインと伝動し、 コンデンサは発電機の電機子コイルと接続されて共振回
路を形成し、 スイッチング素子は発電機の界磁コイルと直流電源との
間に接続され、 コントローラはスイッチング素子の開閉を制御するもの
であって、直流電源から界磁コイルにパルス状の界磁電
流を供給するとともに、そのパルス幅をスイッチング素
子を介して調整する、 車両用リターダに関するものである。
と、直流電源と、コントローラとを有し、 発電機は回転子がパワーラインと伝動し、 コンデンサは発電機の電機子コイルと接続されて共振回
路を形成し、 スイッチング素子は発電機の界磁コイルと直流電源との
間に接続され、 コントローラはスイッチング素子の開閉を制御するもの
であって、直流電源から界磁コイルにパルス状の界磁電
流を供給するとともに、そのパルス幅をスイッチング素
子を介して調整する、 車両用リターダに関するものである。
従って本考案によれば、界磁コイルに加えられるパルス
状の界磁電流のパルス巾を制御することによってデュー
ティ制御が行なわれることになり、電機子コイルとコン
デンサとから成る共振回路の共振点をずらすことが可能
になる。従って共振回路のコンデンサの容量を大きく変
化させる必要がなくなり、これによってコンデンサの数
あるいはコンデンサの容量を制御するトライアック、サ
イリスタ等のスイッチング素子の数を低減することによ
って、リターダの重量の低減を図ることが可能になる。
状の界磁電流のパルス巾を制御することによってデュー
ティ制御が行なわれることになり、電機子コイルとコン
デンサとから成る共振回路の共振点をずらすことが可能
になる。従って共振回路のコンデンサの容量を大きく変
化させる必要がなくなり、これによってコンデンサの数
あるいはコンデンサの容量を制御するトライアック、サ
イリスタ等のスイッチング素子の数を低減することによ
って、リターダの重量の低減を図ることが可能になる。
第4図は本考案の一実施例に係るリターダを備えたエン
ジン1を示すものであって、このエンジン1は例えばト
ラック用のディーゼルエンジンから構成されている。こ
のエンジン1の背面側にはフライホイールハウジング2
が設けられている。このハウジング2の上下には後述す
る誘導子型発電機の固定子のケース8が取付けられてい
る。さらにフライホイールハウジング2の背面側にはト
ランスミッション5が配されており、エンジン1の出力
の回転数を適当な値に変速し、プロペラシャフト6を介
して駆動輪へ伝達するようになっている。
ジン1を示すものであって、このエンジン1は例えばト
ラック用のディーゼルエンジンから構成されている。こ
のエンジン1の背面側にはフライホイールハウジング2
が設けられている。このハウジング2の上下には後述す
る誘導子型発電機の固定子のケース8が取付けられてい
る。さらにフライホイールハウジング2の背面側にはト
ランスミッション5が配されており、エンジン1の出力
の回転数を適当な値に変速し、プロペラシャフト6を介
して駆動輪へ伝達するようになっている。
つぎにこのエンジン1に設けられているリターダの構造
について述べると、第5図に示すようにハウジング2内
に収納され、クランクシャフト3の端部に固着されたフ
ライホイール4の外周面には円周方向に沿って所定のピ
ッチで誘導子磁極7が設けられている。そしてこの磁極
7を備えるフライホイール4が誘導子型発電機の回転子
を構成しており、この発電機が自動車のリターダを構成
するようになっている。ハウジング2の上下にはそれぞ
れケース8が設けられており、これらのケース8には誘
導子型発電機の固定子が収納されている。
について述べると、第5図に示すようにハウジング2内
に収納され、クランクシャフト3の端部に固着されたフ
ライホイール4の外周面には円周方向に沿って所定のピ
ッチで誘導子磁極7が設けられている。そしてこの磁極
7を備えるフライホイール4が誘導子型発電機の回転子
を構成しており、この発電機が自動車のリターダを構成
するようになっている。ハウジング2の上下にはそれぞ
れケース8が設けられており、これらのケース8には誘
導子型発電機の固定子が収納されている。
この固定子は第6図に示すように、フライホイール4の
円周方向に配列された複数のポールコア9を備えてい
る。パールコア9の下端部は上記誘導子磁極7に微小な
エアギャップを介して対向するとともに、その上端部は
固定子ヨーク10を介してケース8の蓋板に固着されて
いる。そしてポールコア9には電機子コイル11と界磁
コイル12とがそれぞれ巻装されている。なお電機子コ
イル11が2つのポールコア9に跨って巻装されている
のに対して、界磁コイル12はそれぞれのポールコア9
に1つずつ巻装されている。
円周方向に配列された複数のポールコア9を備えてい
る。パールコア9の下端部は上記誘導子磁極7に微小な
エアギャップを介して対向するとともに、その上端部は
固定子ヨーク10を介してケース8の蓋板に固着されて
いる。そしてポールコア9には電機子コイル11と界磁
コイル12とがそれぞれ巻装されている。なお電機子コ
イル11が2つのポールコア9に跨って巻装されている
のに対して、界磁コイル12はそれぞれのポールコア9
に1つずつ巻装されている。
このような構成になる固定子側の界磁コイル12は第4
図および第5図に示すコントローラ13を介してバッテ
リ14と接続されている。そしてコントローラ13は第
1図および第4図に示すようにトランジスタ16を備え
ており、このトランジスタ16によって界磁電流の制御
を行なうようにしている。そしてトランジスタ16のべ
ースは第4図に示すように、コントローラ17と接続さ
れるようになっており、さらにこのコントローラ17が
運転席に設けられているリターダスイッチ18と接続さ
れるようになっている。
図および第5図に示すコントローラ13を介してバッテ
リ14と接続されている。そしてコントローラ13は第
1図および第4図に示すようにトランジスタ16を備え
ており、このトランジスタ16によって界磁電流の制御
を行なうようにしている。そしてトランジスタ16のべ
ースは第4図に示すように、コントローラ17と接続さ
れるようになっており、さらにこのコントローラ17が
運転席に設けられているリターダスイッチ18と接続さ
れるようになっている。
コントローラ17は第1図に示すようにマイクロコンピ
ュータ21を備えており、このマイクロコンピュータ2
1によってトランジスタ16を介して界磁電流の制御を
行なうようにしている。なお界磁電流の制御はデューテ
ィ制御によって行なわれるようになっており、バッテリ
14から界磁コイル12に流れるパルス状の直流電流の
パルス巾を制御するようにしている。マイクロコンピュ
ータ21の入力側には電流センサ22と回転センサ23
とがそれぞれ接続されている。
ュータ21を備えており、このマイクロコンピュータ2
1によってトランジスタ16を介して界磁電流の制御を
行なうようにしている。なお界磁電流の制御はデューテ
ィ制御によって行なわれるようになっており、バッテリ
14から界磁コイル12に流れるパルス状の直流電流の
パルス巾を制御するようにしている。マイクロコンピュ
ータ21の入力側には電流センサ22と回転センサ23
とがそれぞれ接続されている。
また電機子コイル11にはこれに対して並列にコンデン
サ24、25、26が接続されている。そしてコンデン
サ25、26にはこれらに直列にそれぞれトライアック
27、28が接続されるようになっている。トライアッ
ク27、28のゲート電流はマイクロコンピュータ21
によって制御されるようになっている。また電機子コイ
ル11には4つのダイオードから成る全波整流器29が
接続されており、その出力側は界磁コイル12に接続さ
れ、自励による発電を可能にしている。
サ24、25、26が接続されている。そしてコンデン
サ25、26にはこれらに直列にそれぞれトライアック
27、28が接続されるようになっている。トライアッ
ク27、28のゲート電流はマイクロコンピュータ21
によって制御されるようになっている。また電機子コイ
ル11には4つのダイオードから成る全波整流器29が
接続されており、その出力側は界磁コイル12に接続さ
れ、自励による発電を可能にしている。
つぎに以上のような構成になるこの自動車のリターダの
動作について説明する。例えばこのリターダを備えた自
動車が長い坂を下る場合には、運転席に設けられている
リターダスイッチ18を投入する。すると第4図および
第5図に示すコントローラ13のトランジスタ16がコ
ントローラ17によって導通状態に切換えられる。従っ
てバッテリ14からこのトランジスタ16を介して誘導
子型発電機の固定子の界磁コイル12に界磁電流が流
れ、この界磁コイル12が励磁されることになる。
動作について説明する。例えばこのリターダを備えた自
動車が長い坂を下る場合には、運転席に設けられている
リターダスイッチ18を投入する。すると第4図および
第5図に示すコントローラ13のトランジスタ16がコ
ントローラ17によって導通状態に切換えられる。従っ
てバッテリ14からこのトランジスタ16を介して誘導
子型発電機の固定子の界磁コイル12に界磁電流が流
れ、この界磁コイル12が励磁されることになる。
このように界磁コイル12が励磁されると、界磁コイル
12は第6図に示すように、ポールコア9を2つずつ互
に逆向きに磁化するとともに、共通の電機子コイル11
が巻装された一対のポールコア9が互に異極となるよう
に磁化する。従ってある瞬間においては、第6図におい
て点線で示すような磁気回路35が形成され、これに対
してフライホイール4が回転して誘導子磁極7がポール
コア9のピッチに相当する角度だけ移動すると、第6図
において鎖線で示すような磁気回路36が形成される。
12は第6図に示すように、ポールコア9を2つずつ互
に逆向きに磁化するとともに、共通の電機子コイル11
が巻装された一対のポールコア9が互に異極となるよう
に磁化する。従ってある瞬間においては、第6図におい
て点線で示すような磁気回路35が形成され、これに対
してフライホイール4が回転して誘導子磁極7がポール
コア9のピッチに相当する角度だけ移動すると、第6図
において鎖線で示すような磁気回路36が形成される。
これらの磁気回路35、36を通過する磁束はともに電
機子コイル11と鎖交するとともに、2つの磁気回路3
5、36を通過する磁束の向きは互に反転することにな
る。従ってこの磁束の変化によって、電機子コイル11
に起電力が誘起されて、この誘導子型発電機が発電を行
なうことになる。このことはエンジン1あるいは車両が
フライホイール4を駆動することになり、このときに外
部からなされる仕事が制動力として吸収されることにな
る。従ってこの誘導子型発電機の発電によって車両が制
動力を受け、減速されることになる。そしてこのときの
発電出力は第1図および第5図に示す負荷抵抗15によ
って消費されるようになっている。
機子コイル11と鎖交するとともに、2つの磁気回路3
5、36を通過する磁束の向きは互に反転することにな
る。従ってこの磁束の変化によって、電機子コイル11
に起電力が誘起されて、この誘導子型発電機が発電を行
なうことになる。このことはエンジン1あるいは車両が
フライホイール4を駆動することになり、このときに外
部からなされる仕事が制動力として吸収されることにな
る。従ってこの誘導子型発電機の発電によって車両が制
動力を受け、減速されることになる。そしてこのときの
発電出力は第1図および第5図に示す負荷抵抗15によ
って消費されるようになっている。
上記のような発電によって制動力を得るための電機子コ
イル11は第1図に示すようにコンデンサ24、25、
26と並列に接続されており、これによって共振回路を
構成している。しかもこの共振回路は急峻な共振特性を
有するために、共振特性をエンジン1の回転数に応じて
制御するようにしており、マイクロコンピュータ21が
センサ23によって検出される回転数に応じてトライア
ック27、28の開閉を制御するようにしており、電機
子コイル11と接続されているコンデンサの容量を変化
させて共振点をずらすようにしている。これによって第
3図に示すようにトルクピーク点がずれることになる。
イル11は第1図に示すようにコンデンサ24、25、
26と並列に接続されており、これによって共振回路を
構成している。しかもこの共振回路は急峻な共振特性を
有するために、共振特性をエンジン1の回転数に応じて
制御するようにしており、マイクロコンピュータ21が
センサ23によって検出される回転数に応じてトライア
ック27、28の開閉を制御するようにしており、電機
子コイル11と接続されているコンデンサの容量を変化
させて共振点をずらすようにしている。これによって第
3図に示すようにトルクピーク点がずれることになる。
一方界磁コイル12の界磁電流は第1図に示すように、
マイクロコンピュータ21によって、トランジスタ16
を介してデューティ制御を行なうようにしており、第2
図示すように、バッテリ14からパルス状の直流電流を
供給するようにしている。そしてこの直流電流のパルス
巾をエンジンの回転数に応じて変更するようにしてお
り、第2図AおよびBに示すように、マイクロコンピュ
ータ21によってパルス巾を変更し、ディーティ制御を
行なうようにしている。すなわちマイクロコンピュータ
21は電流センサ22および回転センサ23によって界
磁電流とエンジンの回転数とを常に検出するようにして
おり、これらの情報を基にしてトランジスタ16によっ
てフィードバックしながらデューティ制御を行なうこと
になる。
マイクロコンピュータ21によって、トランジスタ16
を介してデューティ制御を行なうようにしており、第2
図示すように、バッテリ14からパルス状の直流電流を
供給するようにしている。そしてこの直流電流のパルス
巾をエンジンの回転数に応じて変更するようにしてお
り、第2図AおよびBに示すように、マイクロコンピュ
ータ21によってパルス巾を変更し、ディーティ制御を
行なうようにしている。すなわちマイクロコンピュータ
21は電流センサ22および回転センサ23によって界
磁電流とエンジンの回転数とを常に検出するようにして
おり、これらの情報を基にしてトランジスタ16によっ
てフィードバックしながらデューティ制御を行なうこと
になる。
このような界磁電流の変化によって、トルクピーク回転
数が移動することになり、電機子コイル11と接続され
るコンデンサの容量を変更した場合と同じ効果が得られ
ることになる。従ってこのことから、電機子コイル11
に接続されるコンデンサ24、25、26の切換え段数
を低減できるようになり、これによってトライアック2
7、28の数を少なくすることが可能になる。コンデン
サ24、25、26やトライアック27、28には比較
的大きな電流が流れるために、その重量が大きくなって
いるが、これらの素子の数を減らすことによって、リタ
ーダの重量を低減し、コストを低減するとともに、信頼
性の向上を図ることが可能になる。
数が移動することになり、電機子コイル11と接続され
るコンデンサの容量を変更した場合と同じ効果が得られ
ることになる。従ってこのことから、電機子コイル11
に接続されるコンデンサ24、25、26の切換え段数
を低減できるようになり、これによってトライアック2
7、28の数を少なくすることが可能になる。コンデン
サ24、25、26やトライアック27、28には比較
的大きな電流が流れるために、その重量が大きくなって
いるが、これらの素子の数を減らすことによって、リタ
ーダの重量を低減し、コストを低減するとともに、信頼
性の向上を図ることが可能になる。
以上のように本考案は、発電機の界磁コイルをスイッチ
ング素子を介して直流電源と接続し、直流電源から界磁
コイルにパルス状の界磁電流を供給するとともに、その
パルス巾をスイッチング素子によって調整することによ
ってデューティ制御を行なうようにしたものである。従
ってこのデューティ制御により、発電機から成るリター
ダのトルクピーク点をずらすことが可能になり、電機子
コイルと接続されている共振用コンデンサの切換え段数
を低減することが可能になる。従ってコンデンサや容量
を切換えるスイッチング素子の数が少なくなり、重量が
低減されるとともに、リターダのコストが低下し、信頼
性が向上することになる。
ング素子を介して直流電源と接続し、直流電源から界磁
コイルにパルス状の界磁電流を供給するとともに、その
パルス巾をスイッチング素子によって調整することによ
ってデューティ制御を行なうようにしたものである。従
ってこのデューティ制御により、発電機から成るリター
ダのトルクピーク点をずらすことが可能になり、電機子
コイルと接続されている共振用コンデンサの切換え段数
を低減することが可能になる。従ってコンデンサや容量
を切換えるスイッチング素子の数が少なくなり、重量が
低減されるとともに、リターダのコストが低下し、信頼
性が向上することになる。
第1図は本考案の一実施例に係る界磁電流の制御回路を
示す回路図、第2図は界磁電流を制御するパルス状の信
号を示すグラフ、第3図はリターダの制動特性を示すグ
ラフ、第4図はリターダを備えるエンジンの全体の構造
を示す正面図、第5図はリターダの要部斜視図、第6図
は同要部拡大展開正面図である。 なお図面に用いた符号において、 4……フライホイール 7……誘導子磁極 9……ポールコア 11……電機子コイル 12……界磁コイル 14……バッテリ 16……トランジスタ 17……コントローラ 21……マイクロコンピュータ 24〜26……コンデンサ 27、28……トライアック である。
示す回路図、第2図は界磁電流を制御するパルス状の信
号を示すグラフ、第3図はリターダの制動特性を示すグ
ラフ、第4図はリターダを備えるエンジンの全体の構造
を示す正面図、第5図はリターダの要部斜視図、第6図
は同要部拡大展開正面図である。 なお図面に用いた符号において、 4……フライホイール 7……誘導子磁極 9……ポールコア 11……電機子コイル 12……界磁コイル 14……バッテリ 16……トランジスタ 17……コントローラ 21……マイクロコンピュータ 24〜26……コンデンサ 27、28……トライアック である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須佐 吉弘 群馬県新田郡新田町早川3番地 澤藤電機 株式会社新田工場内 (72)考案者 五十嵐 昭彦 群馬県新田郡新田町早川3番地 澤藤電機 株式会社新田工場内
Claims (1)
- 【請求項1】発電機と、コンデンサ24、25、26
と、スイッチング素子16と、直流電源14と、コント
ローラ17とを有し、 発電機は回転子がパワーラインと伝動し、 コンデンサ24、25、26は発電機の電機子コイル1
1と接続されて共振回路を形成し、 スイッチング素子16は発電機の界磁コイル12と直流
電源14との間に接続され、 コントローラ17はスイッチング素子16の開閉を制御
するものであって、直流電源14から界磁コイル12に
パルス状の界磁電流を供給するとともに、そのパルス幅
をスイッチング素子16を介して調整する、 車両用リターダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5435288U JPH0628882Y2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 車両用リターダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5435288U JPH0628882Y2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 車両用リターダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01159502U JPH01159502U (ja) | 1989-11-06 |
JPH0628882Y2 true JPH0628882Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31280288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5435288U Expired - Lifetime JPH0628882Y2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 車両用リターダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628882Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP5435288U patent/JPH0628882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01159502U (ja) | 1989-11-06 |
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