JPH06288687A - 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム - Google Patents
転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システムInfo
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- JPH06288687A JPH06288687A JP5101908A JP10190893A JPH06288687A JP H06288687 A JPH06288687 A JP H06288687A JP 5101908 A JP5101908 A JP 5101908A JP 10190893 A JP10190893 A JP 10190893A JP H06288687 A JPH06288687 A JP H06288687A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Cleaning In General (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 集塵器の運転中でも配管の洗浄ができ、また
配管内が満水でなくとも確実に洗浄でき、さらに人手に
よらず自動的に配管を洗浄できる転炉排ガス処理設備の
湿式集塵器の配管洗浄システムを提供する。 【構成】 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器で排ガス中
のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管に、圧縮気
体を瞬時的に噴出させ水の流れを急激に加速すると同時
に気水混合の状態で配管内に付着したダストを清掃する
配管洗浄装置を、或るピッチで多数設置し、それら配管
洗浄装置を湿式集塵器の運転パターンに合わせまた流速
測定によりダスト付着量を検出し配管の下流側より順に
自動的に作動させ、配管内の洗浄を行うようにした転炉
排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム。
配管内が満水でなくとも確実に洗浄でき、さらに人手に
よらず自動的に配管を洗浄できる転炉排ガス処理設備の
湿式集塵器の配管洗浄システムを提供する。 【構成】 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器で排ガス中
のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管に、圧縮気
体を瞬時的に噴出させ水の流れを急激に加速すると同時
に気水混合の状態で配管内に付着したダストを清掃する
配管洗浄装置を、或るピッチで多数設置し、それら配管
洗浄装置を湿式集塵器の運転パターンに合わせまた流速
測定によりダスト付着量を検出し配管の下流側より順に
自動的に作動させ、配管内の洗浄を行うようにした転炉
排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転炉排ガス処理設備の
湿式集塵器の配管洗浄システムに関する。
湿式集塵器の配管洗浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】転炉排ガス処理設備の湿式集塵器は、冷
却器で冷却されて流れてきた転炉排ガスの流路断面全体
に水をスプレー噴霧して排ガスと接触させ、排ガス中の
ダストを除去するものである。この湿式集塵器で除去し
た多量のダストを含む集塵水は、湿式集塵器の底部から
排出されて製鋼工場の屋内で200mもある長い配管を
流れ、さらに屋外で長いトラフを流れて粗粒分離機に至
り、ここで粗粒が分離された集塵水がシックナーに導入
されてダストが分離され、清浄水が集塵水槽に貯留され
る。そして再使用に供せられる。
却器で冷却されて流れてきた転炉排ガスの流路断面全体
に水をスプレー噴霧して排ガスと接触させ、排ガス中の
ダストを除去するものである。この湿式集塵器で除去し
た多量のダストを含む集塵水は、湿式集塵器の底部から
排出されて製鋼工場の屋内で200mもある長い配管を
流れ、さらに屋外で長いトラフを流れて粗粒分離機に至
り、ここで粗粒が分離された集塵水がシックナーに導入
されてダストが分離され、清浄水が集塵水槽に貯留され
る。そして再使用に供せられる。
【0003】ところで、製鋼工場の図5のaに示す屋内
の配管1を集塵水2が流れると、図5のbに示すように
配管1の内面にダスト3が付着し、これが図5のc,
d,eに示すように経時的に堆積成長していき、ついに
は配管1が詰まり、閉塞に至るものである。多量のダス
トを含む集塵水が屋外のトラフを流れ、トラフの内面に
ダストが付着堆積しても、上部が開放されているので、
ダストの剥離除去は容易であるが、屋内の配管は、集塵
水に巻き込まれた有害な排ガス(COガス)が放散され
ないように閉断面の配管、即ち円管となっているので、
前記のように付着堆積したダストを剥離除去することは
厄介である。特に長さが200mと長いこともさること
ながら、円管の途中に10個所もベント部がある為、極
めて厄介である。
の配管1を集塵水2が流れると、図5のbに示すように
配管1の内面にダスト3が付着し、これが図5のc,
d,eに示すように経時的に堆積成長していき、ついに
は配管1が詰まり、閉塞に至るものである。多量のダス
トを含む集塵水が屋外のトラフを流れ、トラフの内面に
ダストが付着堆積しても、上部が開放されているので、
ダストの剥離除去は容易であるが、屋内の配管は、集塵
水に巻き込まれた有害な排ガス(COガス)が放散され
ないように閉断面の配管、即ち円管となっているので、
前記のように付着堆積したダストを剥離除去することは
厄介である。特に長さが200mと長いこともさること
ながら、円管の途中に10個所もベント部がある為、極
めて厄介である。
【0004】従来、この屋内の配管の内面に付着堆積し
たダストを除去するには、湿式集塵器の運転を中断し、
即ち転炉操業を停止し、配管をフランジ部より切り離
し、分解して人手によってダスト清掃を行っていた為、
手間暇がかかり、甚だ作業性が悪かった。
たダストを除去するには、湿式集塵器の運転を中断し、
即ち転炉操業を停止し、配管をフランジ部より切り離
し、分解して人手によってダスト清掃を行っていた為、
手間暇がかかり、甚だ作業性が悪かった。
【0005】また、配管内に硬質の発泡ウレタンピッグ
を打ち込んで付着堆積したダストを削り取る所謂ピッグ
洗浄(先行技術文献として例えば実公昭55−3726
7号公報又は実開昭53−79770号公報がある。)
を行ったこともあったが、打ち込んだピッグがダストの
付着堆積量の多い個所やベンド部で停滞し、圧送圧力を
増大しても移動しないことが多く、しかも検知器に反応
しない材質の為、停滞した場合配管を切断してピッグを
取出していたこともあって現在ではピッグ洗浄は実施さ
れていない。
を打ち込んで付着堆積したダストを削り取る所謂ピッグ
洗浄(先行技術文献として例えば実公昭55−3726
7号公報又は実開昭53−79770号公報がある。)
を行ったこともあったが、打ち込んだピッグがダストの
付着堆積量の多い個所やベンド部で停滞し、圧送圧力を
増大しても移動しないことが多く、しかも検知器に反応
しない材質の為、停滞した場合配管を切断してピッグを
取出していたこともあって現在ではピッグ洗浄は実施さ
れていない。
【0006】この他、水道管等の洗浄に用いられている
圧縮空気噴射洗浄工法を用いることも考えられるが、こ
の工法は水道管内が満水の状態で行われる工法(先行技
術文献として特公昭50−37461号公報がある。)
である為、図5のaに示すように集塵水2が流れる配管
1の場合、配管1内の上部の空隙で圧縮空気が抜ける
為、ダスト3を剥離できない。この為、配管1の下側か
ら圧縮空気を集塵水2内に噴射することも考えられる
が、圧縮空気の噴射時ノズルから水抜きしなければなら
ず、またノズルにダストが詰まるので、実施できない。
圧縮空気噴射洗浄工法を用いることも考えられるが、こ
の工法は水道管内が満水の状態で行われる工法(先行技
術文献として特公昭50−37461号公報がある。)
である為、図5のaに示すように集塵水2が流れる配管
1の場合、配管1内の上部の空隙で圧縮空気が抜ける
為、ダスト3を剥離できない。この為、配管1の下側か
ら圧縮空気を集塵水2内に噴射することも考えられる
が、圧縮空気の噴射時ノズルから水抜きしなければなら
ず、またノズルにダストが詰まるので、実施できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、集塵
器の運転中でも配管の洗浄ができ、また配管内が満水で
なくとも確実に洗浄でき、さらに人手によらず自動的に
配管を洗浄できる転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配
管洗浄システムを提供しようとするものである。
器の運転中でも配管の洗浄ができ、また配管内が満水で
なくとも確実に洗浄でき、さらに人手によらず自動的に
配管を洗浄できる転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配
管洗浄システムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄
システムの1つは、転炉排ガス処理設備の湿式集塵器で
排ガス中のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管
に、圧縮気体を瞬時的に噴出させ水の流れを急激に加速
すると同時に気水混合の状態で配管内に付着したダスト
を清掃する配管洗浄装置を、或るピッチで多数設置し、
それら配管洗浄装置を湿式集塵器の運転パターンに合わ
せて配管の下流側より順に自動的に作動させ、配管内の
洗浄を行うようにしたものである。
の本発明の転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄
システムの1つは、転炉排ガス処理設備の湿式集塵器で
排ガス中のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管
に、圧縮気体を瞬時的に噴出させ水の流れを急激に加速
すると同時に気水混合の状態で配管内に付着したダスト
を清掃する配管洗浄装置を、或るピッチで多数設置し、
それら配管洗浄装置を湿式集塵器の運転パターンに合わ
せて配管の下流側より順に自動的に作動させ、配管内の
洗浄を行うようにしたものである。
【0009】本発明の転炉排ガス処理設備の湿式集塵器
の配管洗浄システムの他の1つは、転炉排ガス処理設備
の湿式集塵器で排ガス中のダストを集塵した集塵水が流
れる長い配管に、圧縮気体を瞬時的に噴出させ水の流れ
を急激に加速すると同時に気水混合の状態で配管内に付
着したダストを清掃する配管洗浄装置を、或るピッチで
多数設置し、各配管洗浄装置の近傍下流に電磁流速計を
設け、この各電磁流速計を洗浄制御装置に連繋し、流速
測定によって配管内のダスト付着量を検出し、所定のダ
スト付着量に達することによって洗浄時期或いは配管洗
浄装置間隔を判定し、所要の配管洗浄装置を配管の下流
側から順次自動的に作動させ、配管内の洗浄を行うよう
にしたものである。
の配管洗浄システムの他の1つは、転炉排ガス処理設備
の湿式集塵器で排ガス中のダストを集塵した集塵水が流
れる長い配管に、圧縮気体を瞬時的に噴出させ水の流れ
を急激に加速すると同時に気水混合の状態で配管内に付
着したダストを清掃する配管洗浄装置を、或るピッチで
多数設置し、各配管洗浄装置の近傍下流に電磁流速計を
設け、この各電磁流速計を洗浄制御装置に連繋し、流速
測定によって配管内のダスト付着量を検出し、所定のダ
スト付着量に達することによって洗浄時期或いは配管洗
浄装置間隔を判定し、所要の配管洗浄装置を配管の下流
側から順次自動的に作動させ、配管内の洗浄を行うよう
にしたものである。
【0010】
【作用】上記の本発明の転炉排ガス処理設備の湿式集塵
器の配管洗浄システムの1つによれば、排ガス中のダス
トを集塵した集塵水が流れる長い配管に、或るピッチで
多数設置した配管洗浄装置を、非吹錬時下流側より順に
作動させることにより、各配管洗浄装置からは逐次圧縮
気体が瞬時的に噴出し、水の流れが急激に加速されると
同時に気水混合の動圧となり、速度のエネルギーに変換
され、この高い圧力が配管内で圧力波となり、配管内を
気泡が高速で移動する時、衝撃波を生じ、これにより配
管内面に付着したダストが剥離され、乱流となった集塵
水と共に流動排出され、配管内が洗浄される。
器の配管洗浄システムの1つによれば、排ガス中のダス
トを集塵した集塵水が流れる長い配管に、或るピッチで
多数設置した配管洗浄装置を、非吹錬時下流側より順に
作動させることにより、各配管洗浄装置からは逐次圧縮
気体が瞬時的に噴出し、水の流れが急激に加速されると
同時に気水混合の動圧となり、速度のエネルギーに変換
され、この高い圧力が配管内で圧力波となり、配管内を
気泡が高速で移動する時、衝撃波を生じ、これにより配
管内面に付着したダストが剥離され、乱流となった集塵
水と共に流動排出され、配管内が洗浄される。
【0011】また、本発明の転炉排ガス処理設備の湿式
集塵器の配管洗浄システムの他の1つによれば、排ガス
中のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管に或るピ
ッチで多数設置した配管洗浄装置の近傍下流の各電磁流
速計により、配管内を流れる集塵水の流速を測定し、ダ
ストの付着により経時的に流速が上昇し、その流速が洗
浄制御装置に送られてダスト付着量が検出され、そのダ
スト付着量が所定量に達することにより、洗浄制御装置
から所要の配管洗浄装置に信号が送られて下流側のもの
より順次作動せしめられて、圧縮気体が瞬時的に噴出
し、前述のように配管内に衝撃波が生じ、これにより配
管内面に付着したダストが剥離され、乱流となって集塵
水と共に流動排出され、配管内が洗浄される。
集塵器の配管洗浄システムの他の1つによれば、排ガス
中のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管に或るピ
ッチで多数設置した配管洗浄装置の近傍下流の各電磁流
速計により、配管内を流れる集塵水の流速を測定し、ダ
ストの付着により経時的に流速が上昇し、その流速が洗
浄制御装置に送られてダスト付着量が検出され、そのダ
スト付着量が所定量に達することにより、洗浄制御装置
から所要の配管洗浄装置に信号が送られて下流側のもの
より順次作動せしめられて、圧縮気体が瞬時的に噴出
し、前述のように配管内に衝撃波が生じ、これにより配
管内面に付着したダストが剥離され、乱流となって集塵
水と共に流動排出され、配管内が洗浄される。
【0012】
【実施例】本発明の転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の
配管洗浄システムの1つの一実施例を説明する。図1に
示す転炉排ガス処理設備の湿式集塵器5で、上流の冷却
器(図示省略)で冷却されて流れてきた転炉排ガスの流
路断面全体に、水をスプレー噴霧して排ガスと接触さ
せ、排ガス中のダストを集塵した集塵水を、湿式集塵器
5の底部から排出して流す製鋼工場の屋内の200mも
ある長い配管1に、20mピッチにて図2に示すように
配管洗浄装置6設置する。この配管洗浄装置6は、圧縮
気体噴出タンク7と、該タンク7に連結され配管1の上
側の集塵水の流れ方向に傾いた導口8より挿入されて流
れる集塵水2内に開口された圧縮気体噴出管9と、該圧
縮気体噴出管9の途中に設けられた自動弁10とよりな
るもので、各タンク7には圧縮気体供給管11が接続さ
れている。
配管洗浄システムの1つの一実施例を説明する。図1に
示す転炉排ガス処理設備の湿式集塵器5で、上流の冷却
器(図示省略)で冷却されて流れてきた転炉排ガスの流
路断面全体に、水をスプレー噴霧して排ガスと接触さ
せ、排ガス中のダストを集塵した集塵水を、湿式集塵器
5の底部から排出して流す製鋼工場の屋内の200mも
ある長い配管1に、20mピッチにて図2に示すように
配管洗浄装置6設置する。この配管洗浄装置6は、圧縮
気体噴出タンク7と、該タンク7に連結され配管1の上
側の集塵水の流れ方向に傾いた導口8より挿入されて流
れる集塵水2内に開口された圧縮気体噴出管9と、該圧
縮気体噴出管9の途中に設けられた自動弁10とよりな
るもので、各タンク7には圧縮気体供給管11が接続さ
れている。
【0013】然してこれら配管洗浄装置6は、湿式集塵
器5の運転パターンに合わせて非吹錬時に配管1の下流
側より順に自動的に作動せしめられる。即ち、転炉排ガ
スが、転炉操業の吹錬中に図3のaのように発生し、湿
式集塵器5により転炉排ガス中のダストを集塵した集塵
水に含まれるダスト量が図3のbに示すようになり、非
吹錬中の後半には零となる時期を選んで各配管洗浄装置
6の自動弁10を、配管1の下流側より順に作動せしめ
て開くことにより、各配管洗浄装置6のタンク7からは
圧縮気体噴出管9を通して圧縮気体、本例では圧縮空気
が瞬時的に噴出し、水の流れが急激に加速されると同時
に気水混合の動圧となり、速度のエネルギーに変換さ
れ、この高い圧力が配管1内で圧力波となり、配管1内
を気泡が高速で移動する時、衝撃波を生じ、これにより
配管1の内面に付着したダスト3(図5のb参照)が剥
離され、乱流となった集塵水2と共に流動排出され、配
管1内が洗浄される。
器5の運転パターンに合わせて非吹錬時に配管1の下流
側より順に自動的に作動せしめられる。即ち、転炉排ガ
スが、転炉操業の吹錬中に図3のaのように発生し、湿
式集塵器5により転炉排ガス中のダストを集塵した集塵
水に含まれるダスト量が図3のbに示すようになり、非
吹錬中の後半には零となる時期を選んで各配管洗浄装置
6の自動弁10を、配管1の下流側より順に作動せしめ
て開くことにより、各配管洗浄装置6のタンク7からは
圧縮気体噴出管9を通して圧縮気体、本例では圧縮空気
が瞬時的に噴出し、水の流れが急激に加速されると同時
に気水混合の動圧となり、速度のエネルギーに変換さ
れ、この高い圧力が配管1内で圧力波となり、配管1内
を気泡が高速で移動する時、衝撃波を生じ、これにより
配管1の内面に付着したダスト3(図5のb参照)が剥
離され、乱流となった集塵水2と共に流動排出され、配
管1内が洗浄される。
【0014】次に本発明の転炉排ガス処理設備の湿式集
塵器の配管洗浄システムの他の1つの一実施例を説明す
る。図1に示される転炉排ガス処理設備の湿式集塵器5
の底部から排ガス中のダストを集塵した集塵水を排出し
て流す製鋼工場の屋内の200mもある長い配管1に、
20mピッチにて図4に示すように前述の実施例と同じ
配管洗浄装置6を設置する。この配管洗浄装置6の近傍
下流に電磁流速計12を設け、この各電磁流速計12を
洗浄制御装置13に連繋する。この洗浄制御装置13
は、電磁流速計12からの流速の変化によって所定のダ
スト付着量を判定する判定部14と、洗浄時期或いは配
管洗浄装置6の間隔を予めダスト付着量によって設定し
た設定部15と、この設定部15からの設定値と判定部
14からのダスト付着量とを演算して各配管洗浄装置6
の自動弁10に開閉信号を発する演算・信号出力部16
とよりなるものである。
塵器の配管洗浄システムの他の1つの一実施例を説明す
る。図1に示される転炉排ガス処理設備の湿式集塵器5
の底部から排ガス中のダストを集塵した集塵水を排出し
て流す製鋼工場の屋内の200mもある長い配管1に、
20mピッチにて図4に示すように前述の実施例と同じ
配管洗浄装置6を設置する。この配管洗浄装置6の近傍
下流に電磁流速計12を設け、この各電磁流速計12を
洗浄制御装置13に連繋する。この洗浄制御装置13
は、電磁流速計12からの流速の変化によって所定のダ
スト付着量を判定する判定部14と、洗浄時期或いは配
管洗浄装置6の間隔を予めダスト付着量によって設定し
た設定部15と、この設定部15からの設定値と判定部
14からのダスト付着量とを演算して各配管洗浄装置6
の自動弁10に開閉信号を発する演算・信号出力部16
とよりなるものである。
【0015】然してこの配管洗浄システムでは、各配管
洗浄装置6の近傍下流の各電磁流速計12により配管1
内を流れる集塵水の流速が測定され、ダストの付着によ
り経時的に配管1内の流路断面が縮小して流速が上昇
し、その流速が洗浄制御装置13の判定部14に送られ
てダスト付着量が検出され、その検出されたダスト付着
量は演算・信号出力部16に送られ、ここで設定部15
から予め送り込まれた洗浄時期或いは配管洗浄装置間隔
を決めたダスト付着量と比較演算され、そのダスト付着
量に達したことが検知されると、演算・信号出力部16
から所要の配管洗浄装置6の自動弁10に、配管1の下
流側のものより順次信号が送られて作動せしめられ、開
かれる。その結果、所要の配管洗浄装置6のタンク7か
ら圧縮気体噴出管9を通して圧縮空気が瞬時的に噴出
し、水の流れが急激に加速されると同時に気水混合の動
圧となり、速度のエネルギーに変換され、この高い圧力
が配管1内で圧力波となり、配管1内を気泡が高速で移
動する時、衝撃波を生じ、これにより配管1の内面に付
着したダスト3(図5のb参照)が剥離され、配管1内
が洗浄される。
洗浄装置6の近傍下流の各電磁流速計12により配管1
内を流れる集塵水の流速が測定され、ダストの付着によ
り経時的に配管1内の流路断面が縮小して流速が上昇
し、その流速が洗浄制御装置13の判定部14に送られ
てダスト付着量が検出され、その検出されたダスト付着
量は演算・信号出力部16に送られ、ここで設定部15
から予め送り込まれた洗浄時期或いは配管洗浄装置間隔
を決めたダスト付着量と比較演算され、そのダスト付着
量に達したことが検知されると、演算・信号出力部16
から所要の配管洗浄装置6の自動弁10に、配管1の下
流側のものより順次信号が送られて作動せしめられ、開
かれる。その結果、所要の配管洗浄装置6のタンク7か
ら圧縮気体噴出管9を通して圧縮空気が瞬時的に噴出
し、水の流れが急激に加速されると同時に気水混合の動
圧となり、速度のエネルギーに変換され、この高い圧力
が配管1内で圧力波となり、配管1内を気泡が高速で移
動する時、衝撃波を生じ、これにより配管1の内面に付
着したダスト3(図5のb参照)が剥離され、配管1内
が洗浄される。
【0016】この配管洗浄システムは、配管1の内面に
ダストが一定量付着した時に配管1の洗浄を行うもの
で、その為洗浄時期は前述の配管洗浄システムのように
転炉操業の1チャージ毎に非吹錬中の後半に行うのでは
なく、転炉操業の数チャージ毎に非吹錬の後半に行わ
れ、その際、作動せしめられる配管洗浄装置6は1基お
きとなったり、ダスト付着量の多い部分の配管洗浄装置
6となったりする。
ダストが一定量付着した時に配管1の洗浄を行うもの
で、その為洗浄時期は前述の配管洗浄システムのように
転炉操業の1チャージ毎に非吹錬中の後半に行うのでは
なく、転炉操業の数チャージ毎に非吹錬の後半に行わ
れ、その際、作動せしめられる配管洗浄装置6は1基お
きとなったり、ダスト付着量の多い部分の配管洗浄装置
6となったりする。
【0017】
【発明の効果】以上の通り本発明の転炉排ガス処理設備
の湿式集塵器の配管洗浄システムによれば、集塵器の運
転中に集塵水を流しながら配管の洗浄ができるので、従
来のように配管清掃の為に集塵器の運転を中断する必要
が無く、転炉操業を連続的に行うことができ、また配管
内が満水でなくとも集塵水が流れてさえいれば確実に洗
浄でき、さらに人手によらず自動的に配管を洗浄でき、
配管の省メンテナンスを図ることができる。
の湿式集塵器の配管洗浄システムによれば、集塵器の運
転中に集塵水を流しながら配管の洗浄ができるので、従
来のように配管清掃の為に集塵器の運転を中断する必要
が無く、転炉操業を連続的に行うことができ、また配管
内が満水でなくとも集塵水が流れてさえいれば確実に洗
浄でき、さらに人手によらず自動的に配管を洗浄でき、
配管の省メンテナンスを図ることができる。
【図1】転炉排ガス処理設備の湿式集塵器とその配管を
示す図である。
示す図である。
【図2】図1の配管に設けられた配管洗浄システムの1
つを示す図である。
つを示す図である。
【図3】転炉の操業モードを示すもので、aは転炉排ガ
スの発生量、bは集塵水中のダスト量、cは洗浄時期で
ある。
スの発生量、bは集塵水中のダスト量、cは洗浄時期で
ある。
【図4】図1の配管に設けられた配管洗浄システムの他
の1つを示す図である。
の1つを示す図である。
【図5】a〜eは配管内面に経時的にダストが付着堆積
し、成長する状況を示す図である。
し、成長する状況を示す図である。
1 配管 2 集塵水 3 ダスト 5 集塵器 6 配管洗浄装置 7 圧縮気体噴出タンク 9 圧縮気体噴出管 10 自動弁 11 圧縮気体供給管 12 電磁流速計 13 洗浄制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器で排ガ
ス中のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管に、圧
縮気体を瞬時的に噴出させ水の流れを急激に加速すると
同時に気水混合の状態で配管内に付着したダストを清掃
する配管洗浄装置を、或るピッチで多数設置し、それら
配管洗浄装置を湿式集塵器の運転パターンに合せて配管
の下流側より順に自動的に作動させ、配管内の洗浄を行
うようにした転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗
浄システム。 - 【請求項2】 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器で排ガ
ス中のダストを集塵した集塵水が流れる長い配管に、圧
縮気体を瞬時的に噴出させ水の流れを急激に加速すると
同時に気水混合の状態で配管内に付着したダストを清掃
する配管洗浄装置を、或るピッチで多数設置し、各配管
洗浄装置の近傍下流に電磁流速計を設け、この各電磁流
速計を洗浄制御装置に連繋し、流速測定によって配管内
のダスト付着量を検出し、所定のダスト付着量に達する
ことによって洗浄時期或いは配管洗浄装置間隔を演算
し、所要の配管洗浄装置を配管の下流側から順次自動的
に作動させ、配管内の洗浄を行うようにした転炉排ガス
処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5101908A JP2727394B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5101908A JP2727394B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06288687A true JPH06288687A (ja) | 1994-10-18 |
JP2727394B2 JP2727394B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=14313013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5101908A Expired - Lifetime JP2727394B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 転炉排ガス処理設備の湿式集塵器の配管洗浄システム |
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JP (1) | JP2727394B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112665677A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-16 | 利晟(杭州)科技有限公司 | 一种空气污染在线监测设备的气室自动清洁系统及方法 |
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1993
- 1993-04-05 JP JP5101908A patent/JP2727394B2/ja not_active Expired - Lifetime
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