JPH06288519A - 蓄熱式バーナ装置を備えた加熱装置 - Google Patents
蓄熱式バーナ装置を備えた加熱装置Info
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- JPH06288519A JPH06288519A JP5108681A JP10868193A JPH06288519A JP H06288519 A JPH06288519 A JP H06288519A JP 5108681 A JP5108681 A JP 5108681A JP 10868193 A JP10868193 A JP 10868193A JP H06288519 A JPH06288519 A JP H06288519A
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- F23L15/00—Heating of air supplied for combustion
- F23L15/02—Arrangements of regenerators
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼動作するバーナ装置及び蓄熱動作するバ
ーナ装置を備えた加熱装置において，簡単な構造でＮＯ
ｘの排出量を低減した上で，バーナ装置本体の過熱によ
る高温耐熱性の劣化を防止し，更に高効率加熱を達成す
る。 【構成】 対をなしかつ蓄熱体を持つ２つの蓄熱式バー
ナ装置のうち，一方の蓄熱式バーナ装置へ燃料切換え弁
及び給排気切換え弁を介して燃料及び燃焼用空気を供給
して燃焼動作させ，燃焼廃ガスを他方の蓄熱式バーナ装
置に通して蓄熱動作させ，この他方の蓄熱式バーナ装置
の蓄熱体を通過した燃焼廃ガスを給排気切換え弁を介し
て外部へ排出する。本発明により，給排気切換え弁２７
から出る燃焼廃ガス排出導管３３と，燃焼用空気源２８
から給排気切換え弁２７へ至る燃焼用空気供給導管３４
との間に，燃焼廃ガス分岐導管３５を設けて，蓄熱動作
する蓄熱式バーナ装置２５′又は２５から外部へ排出さ
れる燃焼廃ガスの一部を，燃焼動作する蓄熱式バーナ装
置２５又は２５′へ供給される燃焼用空気に混入する。
ーナ装置を備えた加熱装置において，簡単な構造でＮＯ
ｘの排出量を低減した上で，バーナ装置本体の過熱によ
る高温耐熱性の劣化を防止し，更に高効率加熱を達成す
る。 【構成】 対をなしかつ蓄熱体を持つ２つの蓄熱式バー
ナ装置のうち，一方の蓄熱式バーナ装置へ燃料切換え弁
及び給排気切換え弁を介して燃料及び燃焼用空気を供給
して燃焼動作させ，燃焼廃ガスを他方の蓄熱式バーナ装
置に通して蓄熱動作させ，この他方の蓄熱式バーナ装置
の蓄熱体を通過した燃焼廃ガスを給排気切換え弁を介し
て外部へ排出する。本発明により，給排気切換え弁２７
から出る燃焼廃ガス排出導管３３と，燃焼用空気源２８
から給排気切換え弁２７へ至る燃焼用空気供給導管３４
との間に，燃焼廃ガス分岐導管３５を設けて，蓄熱動作
する蓄熱式バーナ装置２５′又は２５から外部へ排出さ
れる燃焼廃ガスの一部を，燃焼動作する蓄熱式バーナ装
置２５又は２５′へ供給される燃焼用空気に混入する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，対をなしかつ蓄熱体を
持つ２つの蓄熱式バーナ装置のうち，一方の蓄熱式バー
ナ装置へ燃料切換え弁及び給排気切換え弁を介して燃料
及び燃焼用空気を供給して燃焼動作させ，燃焼廃ガスを
他方の蓄熱式バーナ装置に通して蓄熱動作させ，この他
方の蓄熱式バーナ装置の畜熱体を通過した燃焼廃ガスを
給排気切換え弁を介して外部へ排出する，蓄熱式バーナ
装置を備えた加熱装置に関する。ここで蓄熱式バーナ装
置は，蓄熱体により燃焼用空気を予熱されるバーナ装置
で，バーナ装置本体に蓄熱体を内蔵したものだけでな
く，バーナ装置本体へ燃焼用空気を供給する空気導管内
に蓄熱体を設けたものをも含むものとする。
持つ２つの蓄熱式バーナ装置のうち，一方の蓄熱式バー
ナ装置へ燃料切換え弁及び給排気切換え弁を介して燃料
及び燃焼用空気を供給して燃焼動作させ，燃焼廃ガスを
他方の蓄熱式バーナ装置に通して蓄熱動作させ，この他
方の蓄熱式バーナ装置の畜熱体を通過した燃焼廃ガスを
給排気切換え弁を介して外部へ排出する，蓄熱式バーナ
装置を備えた加熱装置に関する。ここで蓄熱式バーナ装
置は，蓄熱体により燃焼用空気を予熱されるバーナ装置
で，バーナ装置本体に蓄熱体を内蔵したものだけでな
く，バーナ装置本体へ燃焼用空気を供給する空気導管内
に蓄熱体を設けたものをも含むものとする。
【０００２】
【従来の技術】このような加熱装置は公知であり（特開
平２−２５４２１０号公報），燃焼廃ガスの廃熱回収に
より加熱装置の効率を高めることができる。燃焼動作す
るバーナ装置への燃焼用空気の供給と，蓄熱動作するバ
ーナ装置の蓄熱体へ放熱した後の燃焼廃ガスの排出と
を，１つの給排気切換え弁を介して行うと，切換え弁に
要する費用を少なくすることができる。
平２−２５４２１０号公報），燃焼廃ガスの廃熱回収に
より加熱装置の効率を高めることができる。燃焼動作す
るバーナ装置への燃焼用空気の供給と，蓄熱動作するバ
ーナ装置の蓄熱体へ放熱した後の燃焼廃ガスの排出と
を，１つの給排気切換え弁を介して行うと，切換え弁に
要する費用を少なくすることができる。
【０００３】高い効率を得るために，燃焼用空気は９０
０〜１２００℃に予熱される。従つて従来の２段燃焼の
低ＮＯｘ型バーナ装置をそのまま使用しただけでは，高
温のためＮＯｘ排出量は２５０〜４００ｐｐｍ（燃焼廃
ガス中の酸素１１％に換算）で，依然として高く，環境
基準値を満たすことは極めて困難である。
０〜１２００℃に予熱される。従つて従来の２段燃焼の
低ＮＯｘ型バーナ装置をそのまま使用しただけでは，高
温のためＮＯｘ排出量は２５０〜４００ｐｐｍ（燃焼廃
ガス中の酸素１１％に換算）で，依然として高く，環境
基準値を満たすことは極めて困難である。
【０００４】これに対し，バーナ装置の燃焼区域に蒸気
又は噴霧水を添加して，燃焼ガスの温度低下によりＮＯ
ｘの生成を抑制することも行われている。
又は噴霧水を添加して，燃焼ガスの温度低下によりＮＯ
ｘの生成を抑制することも行われている。
【０００５】しかしながら，加熱装置が例えば連続焼鈍
炉であると，蒸気又は噴霧水を添加するＮＯｘ低減策に
は次のような問題点がある。まず連続焼鈍炉では，蓄熱
式バーナ装置の対の数が非常に多いため，蒸気又は水用
の供給導管を含む蒸気又は噴霧水添加装置が複雑にな
り，多額の設備費を要する。またこれらの導管内にスケ
ールが堆積して，流れ抵抗を高め，所要量の蒸気又は噴
霧水の供給に困難が生ずる。また連続焼鈍炉では，ラジ
アントチユーブに接続される蓄熱式バーナ装置に蒸気又
は噴霧水が添加されるため，ラジアントチユーブの内表
面の酸化が促進され，その寿命が低下するおそれがあ
る。また蓄熱式バーナ装置の燃焼ガスで鋼材を直接加熱
する鋼材加熱炉では，蒸気又は噴霧水のため鋼材表面の
スケールロスが増加し，鋼材の歩留りが低下する可能性
がある。
炉であると，蒸気又は噴霧水を添加するＮＯｘ低減策に
は次のような問題点がある。まず連続焼鈍炉では，蓄熱
式バーナ装置の対の数が非常に多いため，蒸気又は水用
の供給導管を含む蒸気又は噴霧水添加装置が複雑にな
り，多額の設備費を要する。またこれらの導管内にスケ
ールが堆積して，流れ抵抗を高め，所要量の蒸気又は噴
霧水の供給に困難が生ずる。また連続焼鈍炉では，ラジ
アントチユーブに接続される蓄熱式バーナ装置に蒸気又
は噴霧水が添加されるため，ラジアントチユーブの内表
面の酸化が促進され，その寿命が低下するおそれがあ
る。また蓄熱式バーナ装置の燃焼ガスで鋼材を直接加熱
する鋼材加熱炉では，蒸気又は噴霧水のため鋼材表面の
スケールロスが増加し，鋼材の歩留りが低下する可能性
がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，比較
的簡単な構造でＮＯｘの排出量を低くおさえることがで
きる加熱装置を提供することである。
的簡単な構造でＮＯｘの排出量を低くおさえることがで
きる加熱装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば，給排気切換え弁から出る燃焼廃ガス排
出導管と，燃焼用空気源から給排気切換え弁へ至る燃焼
用空気供給導管との間に，燃焼廃ガス分岐導管を設け
て，蓄熱動作する蓄熱式バーナ装置から外部へ排出され
る燃焼廃ガスの一部を，燃焼動作する蓄熱式バーナ装置
へ供給される燃焼用空気に混入する。
本発明によれば，給排気切換え弁から出る燃焼廃ガス排
出導管と，燃焼用空気源から給排気切換え弁へ至る燃焼
用空気供給導管との間に，燃焼廃ガス分岐導管を設け
て，蓄熱動作する蓄熱式バーナ装置から外部へ排出され
る燃焼廃ガスの一部を，燃焼動作する蓄熱式バーナ装置
へ供給される燃焼用空気に混入する。
【０００８】この場合燃焼廃ガス分岐導管に流量調節弁
又はフアンを設けて，蓄熱体により予熱されかつ燃焼動
作する蓄熱式バーナ装置へ供給される燃焼用空気の温度
に応じて流量調節弁又はフアンの回転数を制御するのが
よい。
又はフアンを設けて，蓄熱体により予熱されかつ燃焼動
作する蓄熱式バーナ装置へ供給される燃焼用空気の温度
に応じて流量調節弁又はフアンの回転数を制御するのが
よい。
【０００９】
【発明の効果】こうして本発明によれば，蓄熱体で放熱
した後温度が低下した燃焼廃ガスの一部を燃焼用空気に
混合して，燃焼用空気の温度を低下させるようにしたの
で，蒸気又は噴霧水のような特別な流体を使用する必要
がなく，蒸気又は噴霧水の添加装置が不要になり，設備
費が著しく少なくなる。また燃焼廃ガスは，蒸気又は噴
霧水のように，これら接触するラジアントチユーブ内表
面を酸化したり，加熱対象物例えば鋼材にスケルロスを
生ずることもない。更に燃焼用空気への燃焼廃ガスの混
入によるＮＯｘ低減効果を確保した上で，バーナ装置本
体の過熱による高温耐熱性の劣化を防止すると共に，高
効率加熱特性を維持することができる。
した後温度が低下した燃焼廃ガスの一部を燃焼用空気に
混合して，燃焼用空気の温度を低下させるようにしたの
で，蒸気又は噴霧水のような特別な流体を使用する必要
がなく，蒸気又は噴霧水の添加装置が不要になり，設備
費が著しく少なくなる。また燃焼廃ガスは，蒸気又は噴
霧水のように，これら接触するラジアントチユーブ内表
面を酸化したり，加熱対象物例えば鋼材にスケルロスを
生ずることもない。更に燃焼用空気への燃焼廃ガスの混
入によるＮＯｘ低減効果を確保した上で，バーナ装置本
体の過熱による高温耐熱性の劣化を防止すると共に，高
効率加熱特性を維持することができる。
【００１０】
【実施例】図１は，バーナ装置本体に蓄熱体を内蔵した
蓄熱式バーナ装置を示し，加熱炉１例えば連続焼鈍炉内
へ突出するラジアントチユーブ２の範囲内には，半径方
向間隔をおいてセラミツクス又は金属から成る燃焼筒３
が同心的に設けられ，その周壁に分布して複数の穴４を
持ち，その先端は絞られてノズル５を形成している。燃
焼筒３の中心軸線に沿つてメインバーナ６が炉壁を貫通
して，燃焼筒３の後部範囲へ開口し，先端にノズル７を
持つている。このメインバーナ６の炉外にある後端に
は，燃料接続口８を介して燃料ガスが供給される。メイ
ンバーナ６に対して平行にパイロツトバーナ９が延びて
いる。ラジアントチユーブ２の後方に続いてこれに対し
て同軸的に炉外へ延びる空気案内筒１０は，燃焼用空気
接続口１１を持つ空気供給室１２へ開口している。メイ
ンバーナ６と空気案内筒１０との間に形成される環状空
気供給通路１３には，軸線に沿つて複数の環状蓄熱体１
４が設けられている。穴４を持つ燃焼筒３の範囲の周り
には，半径方向間隔をおいてセラミツクス製の保護筒２
０が設けられている。受け金具２１を介して後端の範囲
をラジアントチユーブ２内に支持されるこの燃焼筒３の
後端を閉鎖する端壁２２には，穴２３が設けられてい
る。なおこの端壁２２は，これを貫通するメインバーナ
６及びパイロツトバーナ９の先端の支持にも役立つ。
蓄熱式バーナ装置を示し，加熱炉１例えば連続焼鈍炉内
へ突出するラジアントチユーブ２の範囲内には，半径方
向間隔をおいてセラミツクス又は金属から成る燃焼筒３
が同心的に設けられ，その周壁に分布して複数の穴４を
持ち，その先端は絞られてノズル５を形成している。燃
焼筒３の中心軸線に沿つてメインバーナ６が炉壁を貫通
して，燃焼筒３の後部範囲へ開口し，先端にノズル７を
持つている。このメインバーナ６の炉外にある後端に
は，燃料接続口８を介して燃料ガスが供給される。メイ
ンバーナ６に対して平行にパイロツトバーナ９が延びて
いる。ラジアントチユーブ２の後方に続いてこれに対し
て同軸的に炉外へ延びる空気案内筒１０は，燃焼用空気
接続口１１を持つ空気供給室１２へ開口している。メイ
ンバーナ６と空気案内筒１０との間に形成される環状空
気供給通路１３には，軸線に沿つて複数の環状蓄熱体１
４が設けられている。穴４を持つ燃焼筒３の範囲の周り
には，半径方向間隔をおいてセラミツクス製の保護筒２
０が設けられている。受け金具２１を介して後端の範囲
をラジアントチユーブ２内に支持されるこの燃焼筒３の
後端を閉鎖する端壁２２には，穴２３が設けられてい
る。なおこの端壁２２は，これを貫通するメインバーナ
６及びパイロツトバーナ９の先端の支持にも役立つ。
【００１１】図２において，対をなすこのような２つの
蓄熱式バーナ装置２５，２５′が，加熱炉１内に延びる
ラジアントチユーブ２の両端に接続されて蓄熱加熱装置
を構成している。両方のバーナ装置２５，２５′の空気
接続口にそれぞれ接続される空気導管２６，２６′は，
給排気切換え弁２７を介して空気源としての空気押込み
フアン２８又は排気フアン２９に選択的に接続可能であ
る。同様に蓄熱式バーナ装置２５，２５′の燃料接続口
にそれぞれ接続される燃料導管３０，３０′は，燃料切
換え弁３１及び燃料遮断弁３２を介して図示しない燃料
源としてのガス源に接続可能である。
蓄熱式バーナ装置２５，２５′が，加熱炉１内に延びる
ラジアントチユーブ２の両端に接続されて蓄熱加熱装置
を構成している。両方のバーナ装置２５，２５′の空気
接続口にそれぞれ接続される空気導管２６，２６′は，
給排気切換え弁２７を介して空気源としての空気押込み
フアン２８又は排気フアン２９に選択的に接続可能であ
る。同様に蓄熱式バーナ装置２５，２５′の燃料接続口
にそれぞれ接続される燃料導管３０，３０′は，燃料切
換え弁３１及び燃料遮断弁３２を介して図示しない燃料
源としてのガス源に接続可能である。
【００１２】給排気切換え弁２７から出る燃焼廃ガス排
出導管３３と，空気源即ち空気押込みフアン２８から給
排気切換え弁２７へ至る燃焼用空気供給導管３４との間
に，燃焼廃ガス分岐導管３５が設けられ，この導管３５
中にフアン３７，流量計３８及び流量調節弁３６が挿入
されている。
出導管３３と，空気源即ち空気押込みフアン２８から給
排気切換え弁２７へ至る燃焼用空気供給導管３４との間
に，燃焼廃ガス分岐導管３５が設けられ，この導管３５
中にフアン３７，流量計３８及び流量調節弁３６が挿入
されている。
【００１３】蓄熱式バーナ装置の燃焼用空気接続口から
入つて蓄熱体を通つた後の燃焼用空気の温度を検出する
温度センサ３９，３９′は，切換え開閉器４０により制
御装置４１に選択的に接続可能である。この切換え開閉
器４０は，両方の切換え弁２７及び３１に連動して切換
えられて，燃焼動作するバーナ装置の蓄熱体により予熱
される燃焼用空気の温度に関係する信号を制御装置４１
へ供給するようになつている。流量計３８も流量に関係
する信号を制御装置４１へ供給する。
入つて蓄熱体を通つた後の燃焼用空気の温度を検出する
温度センサ３９，３９′は，切換え開閉器４０により制
御装置４１に選択的に接続可能である。この切換え開閉
器４０は，両方の切換え弁２７及び３１に連動して切換
えられて，燃焼動作するバーナ装置の蓄熱体により予熱
される燃焼用空気の温度に関係する信号を制御装置４１
へ供給するようになつている。流量計３８も流量に関係
する信号を制御装置４１へ供給する。
【００１４】バーナ装置本体へ燃焼用空気を供給する空
気導管２６，２６′内に，破線で示すように蓄熱体１
４，１４′が設けられる場合，温度センサ４２，４２′
は，蓄熱体１４，１４′と蓄熱式バーナ装置本体２５，
２５′との間の空気導管２６，２６′に設けられる。
気導管２６，２６′内に，破線で示すように蓄熱体１
４，１４′が設けられる場合，温度センサ４２，４２′
は，蓄熱体１４，１４′と蓄熱式バーナ装置本体２５，
２５′との間の空気導管２６，２６′に設けられる。
【００１５】図２において，両切換え弁２７及び３１が
図示した切換え位置にあり，バーナ装置２５が燃焼動作
し，バーナ装置２５′が蓄熱動作しているものとする。
燃料導管３０を介してバーナ装置２５へ供給されてメイ
ンバーナ６のノズル７から噴出する燃料ガスは，同様に
空気導管２６からバーナ装置２５へ供給されて空気供給
通路１３にある蓄熱体１４を通つて端壁２２の穴２３か
ら燃焼筒３内へ入る一次空気により，パイロツトバーナ
９を介して着火されて，燃焼筒３内で安定した一次燃焼
を行う。一次燃焼ガスの一部は，燃焼筒３の穴４を通つ
てこの燃焼筒３と保護筒２０との間の環状空間へ編出
し，供給通路１３から燃焼筒３とラジアントチユーブ２
との間を通つて供給される二次空気により二次燃焼し，
この二次燃焼ガスを含む二次空気は，燃焼筒３のノズル
５から噴出する一次燃焼ガスの残部を二次燃焼させる。
図示した切換え位置にあり，バーナ装置２５が燃焼動作
し，バーナ装置２５′が蓄熱動作しているものとする。
燃料導管３０を介してバーナ装置２５へ供給されてメイ
ンバーナ６のノズル７から噴出する燃料ガスは，同様に
空気導管２６からバーナ装置２５へ供給されて空気供給
通路１３にある蓄熱体１４を通つて端壁２２の穴２３か
ら燃焼筒３内へ入る一次空気により，パイロツトバーナ
９を介して着火されて，燃焼筒３内で安定した一次燃焼
を行う。一次燃焼ガスの一部は，燃焼筒３の穴４を通つ
てこの燃焼筒３と保護筒２０との間の環状空間へ編出
し，供給通路１３から燃焼筒３とラジアントチユーブ２
との間を通つて供給される二次空気により二次燃焼し，
この二次燃焼ガスを含む二次空気は，燃焼筒３のノズル
５から噴出する一次燃焼ガスの残部を二次燃焼させる。
【００１６】この一次燃焼及び二次燃焼により生ずる燃
焼ガスは，ラジアントチユーブ２を通る際加熱炉１内へ
放熱し，バーナ装置２５′の蓄熱体１４へ更に放熱し
て，温度を低下し，燃焼廃ガスとして空気導管２６′及
び給排気切換え弁２７を経て，排気フアン２９により外
部へ排出される。切換え弁２７及び３１が切換えられる
と，こんどはバーナ装置２５′が燃焼動作し，バーナ装
置２５が蓄熱動作する。蓄熱体により，燃焼動作するバ
ーナ装置へ供給される燃焼用空気の予熱が行われる。
焼ガスは，ラジアントチユーブ２を通る際加熱炉１内へ
放熱し，バーナ装置２５′の蓄熱体１４へ更に放熱し
て，温度を低下し，燃焼廃ガスとして空気導管２６′及
び給排気切換え弁２７を経て，排気フアン２９により外
部へ排出される。切換え弁２７及び３１が切換えられる
と，こんどはバーナ装置２５′が燃焼動作し，バーナ装
置２５が蓄熱動作する。蓄熱体により，燃焼動作するバ
ーナ装置へ供給される燃焼用空気の予熱が行われる。
【００１７】例えば燃焼動作するバーナ装置２５の燃焼
用空気は蓄熱体により予熱されるが，温度センサ３９又
は４０によりその温度が検出され，この温度に応じて制
御装置４１により流量調節弁３６又はフアン３７を操作
して，燃焼用空気へ混入される燃焼廃ガスの流量を制御
する。更に流量調節弁３６又はフアン３７を混入すべき
燃焼廃ガスの流量に応じて制御することもできる。こう
して燃焼用空気の温度を，ＮＯｘの低減を保証しかつ燃
焼廃ガスに接触する部品の損耗を防止するのに適した値
に保つことができる。
用空気は蓄熱体により予熱されるが，温度センサ３９又
は４０によりその温度が検出され，この温度に応じて制
御装置４１により流量調節弁３６又はフアン３７を操作
して，燃焼用空気へ混入される燃焼廃ガスの流量を制御
する。更に流量調節弁３６又はフアン３７を混入すべき
燃焼廃ガスの流量に応じて制御することもできる。こう
して燃焼用空気の温度を，ＮＯｘの低減を保証しかつ燃
焼廃ガスに接触する部品の損耗を防止するのに適した値
に保つことができる。
【図１】蓄熱式バーナ装置の断面図である。
【図２】蓄熱式バーナ装置の対を備えた加熱装置の接続
図である。
図である。
１ 加熱炉 １４，１４′ 蓄熱体 ２５，２５′ 蓄熱式バーナ装置 ２７ 給排気切換え弁 ２８ 燃焼用空気源 ３１ 燃料切換え弁 ３３ 燃焼廃ガス排出導管 ３４ 燃焼用空気供給導管 ３５ 燃焼廃ガス分岐導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２３Ｄ 14/76 (72)発明者 由利 壽康 東京都中央区築地４丁目１番17号株式会社 オツトー内 (72)発明者 中西 克之 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し）川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 中川 二彦 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し）川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 福井 雅康 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し）川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (3)
- 【請求項１】 対をなしかつ蓄熱体を持つ２つの蓄熱式
バーナ装置のうち，一方の畜熱式バーナ装置へ燃料切換
え弁及び給排気切換え弁を介して燃料及び燃焼用空気を
供給して燃焼動作させ，燃焼廃ガスを他方の蓄熱式バー
ナ装置に通して蓄熱動作させ，この他方の蓄熱式バーナ
装置の蓄熱体を通過した燃焼廃ガスを給排気切換え弁を
介して外部へ排出するものにおいて，給排気切換え弁
（２７）から出る燃焼廃ガス排出導管（３３）と，燃焼
用空気源（２８）から給排気切換え弁（２７）へ至る燃
焼用空気供給導管（３４）との間に，燃焼廃ガス分岐導
管（３５）を設けて，蓄熱動作する蓄熱式バーナ装置
（２５′又は２５）から外部へ排出される燃焼廃ガスの
一部を，燃焼動作する蓄熱式バーナ装置（２５又は２
５′）へ供給される燃焼用空気に混入することを特徴と
する，蓄熱式バーナ装置を備えた加熱装置。 - 【請求項２】 燃焼廃ガス分岐導管（３５）に流量調節
弁（３６）を設けて，蓄熱体（１４，１４′）により予
熱されかつ燃焼動作する蓄熱式バーナ装置（２５，２
５′）へ供給される燃焼用空気の温度に応じて流量調節
弁（３６）を制御することを特徴とする，請求項１に記
載の加熱装置。 - 【請求項３】 燃焼廃ガス分岐導管（３５）にフアン
（３７）を設けて，蓄熱体（１４，１４′）により予熱
されかつ燃焼動作する蓄熱式バーナ装置（２５，２
５′）へ供給される燃焼用空気の温度に応じてフアン
（３７）の回転数を制御することを特徴とする，請求項
１に記載の加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10868193A JP3409164B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 蓄熱式バーナ装置を備えた加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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