JPH062883Y2 - 包装機用充填パイプ - Google Patents

包装機用充填パイプ

Info

Publication number
JPH062883Y2
JPH062883Y2 JP1987152680U JP15268087U JPH062883Y2 JP H062883 Y2 JPH062883 Y2 JP H062883Y2 JP 1987152680 U JP1987152680 U JP 1987152680U JP 15268087 U JP15268087 U JP 15268087U JP H062883 Y2 JPH062883 Y2 JP H062883Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
substrate
filling
packaging container
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987152680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0158409U (ja
Inventor
アーネ アンダーソン スベン
Original Assignee
エービー テトラパック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エービー テトラパック filed Critical エービー テトラパック
Priority to JP1987152680U priority Critical patent/JPH062883Y2/ja
Publication of JPH0158409U publication Critical patent/JPH0158409U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062883Y2 publication Critical patent/JPH062883Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、少くとも1対の材料ウエブから1列の相互に
連結された包装容器ブランクを形成し、内容液を充填密
封して包装容器を製造するようにした液体食品包装機に
おいて、連続的に移動する包装容器それぞれに対し、強
力な泡形成傾向を有する液体内容物を充填するために使
用される包装機用充填パイプに関する。
〔従来の技術〕
従来、液体食品包装機の中で包装材料の無駄を最少とす
るために第1の連続ウエブ材と第2の連続ウエブ材とを
組合せ接合して一連の相互に連結された空洞(包装容器
ブランク)を形成し、該空洞に液体内容物を充填し各個
に分離して包装容器を製造するようにした機械が特公昭
56−43926号公報に記載されており、包装材料の
第1の連続ウエブ材を折曲げて一連の接続されたU字形
の分片を形成し、第2の連続ウエブ材の両端縁部に沿っ
て一連の相対する端部フラップ(耳部)を形成し、これ
を折曲げて第1のウエブ材の縁部に重ねて両側部を接合
し一連の空洞を形成して充填するようにしている。この
際、充填されるべき内容物は、一連の下方向に移動する
空洞である包装容器ブランクに対し、第2のウエブ材の
下方で第1のウエブ材の位置するU字形の型の上方に配
置された長くて狭く偏平な断面を有する充填管を通して
充填される。充填後第2のウエブ材の中央区域は平坦化
されシール装置及び切断装置により連続する各容器の間
がシールされ切断されて各個の包装容器に分離される。
上記に述べた包装機械に於いては、充填パイプはその底
端部がカットされた形状で高粘性の液体内容物や強力に
泡を形成しない内容物の充填に適している。また、泡を
形成する傾向にある内容物のために改良された充填管が
米国特許第4,222,417号明細書に記載されてい
る。該充填パイプは、細長い基板の一側面に複数枚の案
内羽根を備えたノズル部を有し、これらの案内羽根は、
該基板と包装容器の一部を形成する上記第2の連続ウエ
ブ材との間に内容液を注入経路を提供し、直線状もしく
は円弧状のものであって基板の両側縁部に位置し、該基
板はおおむね巾が減少して行く三角形状のものであり、
他の実施例の充填パイプは、長方形の基板の下方に配給
室が形成され、配給室と注入経路間を連通する多数の孔
が該基板に穿設され、案内羽根が基板の両側縁の間に基
板を横切って設けられ、何れの充填パイプもノズル部基
板上面の両側縁から複数個の包装容器ブランク内に内溶
液を流出せしめ充填に際し気泡の形成を防ぐようにした
ものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の底端部がカットされた形状の充填パイプでは、強
力に泡を形成する傾向にある内容物に関しては、泡が形
成された際内容物に混入した空気泡が完全な充填を妨
げ、内容物の量が不正確になるという問題を生じ、この
問題は、特に高速運転の際に発生し、これを改善するた
め基板上に案内羽根を有する前述の充填パイプが提案さ
れた。然し乍ら上記の改良された従来の充填パイプは、
充填すべき液体内容物の流れをノズル基板上に設けられ
た複数枚の案内羽根により流れ方向を充填パイプの長手
方向に対し角度を以て側方に導き、旧来の底端部がカッ
トされた出口を有するものより泡立ち易い内容物を充填
するに際し、泡の形成を減少させる効果を有していたも
のの未だ不充分であり、低粘度の強力に泡を形成する傾
向にある泡立ち易い液体内容物例えばさらさらしたセッ
トヨーグルトのようなものでは、充填に際して泡が形成
されたとき空気泡の混入を抑えることがなお不充分で、
包装容器に対し所定の内容量を充填する際充填が不充分
になり正確に所定量充填できないという問題があった。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであって、
此の種の強力に泡を形成する傾向にある液体内容物に対
し泡の形成を減少させ空気泡の混入を抑制し正確に所定
量充填することのできる充填パイプを提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、少くとも1対のウエブ(5),(6)から
形成され連続的に移動する一列の相互に連結された包装
容器ブランク(8)に強力な泡形成傾向を有する液体内容
物を充填するために、ノズル部(17)と該ノズル部に内容
液を送るために結合した偏平な断面を有する送出パイプ
(16)とから形成される此の種充填パイプの構成を次のよ
うにしている。すなわち、液体内容物を送る送出パイプ
(16)と、基板(18)上に、基板(18)の長手方向の中央線を
挟んで対称的に両側に、複数個の案内ブロック(20)が、
該案内ブロック(20)の上面が移送されるウエブ(6)の内
面と接するように設けられ、また、基板(18)の長手方向
に隣り合う該案内ブロック(20)同士の間隙である流路(2
3)が流入口(23a)を狭くし流出口(23b)を広くして設けら
れ、さらに、対称位置にある該案内ブロック(20)同士の
間隙が上流側から下流側に向けて漸減させられ、その
上、該基板(18)の下流の所定位置に液流塞止用の末端横
断隔壁(21a)が設けられた、上記送出パイプ(16)と結合
するノズル部(17)と、該末端横断隔壁(21a)の下流側
に、該基板(18)の巾より広い巾を有しかつ少なくとも一
つの包装容器ブランク(8)の側壁(6b)の巾よりも長い長
さを有する平板部(24)とを有するようにしている。
〔作用〕
本考案の充填パイプでは、オリフィス(19)からノズル部
基板(18)上に流入した液体内容物は、通常オリフィスに
近い上流側は圧力が高く、液流塞止用の横断隔壁(21a)
に近い下流側では圧力が低下するが、基板中央部の実質
的に三角形の液体導入部の作用により下流側の圧力が狭
巾によりその低下が補償されて略均一な状態で案合ブロ
ック(20)相互間の流入口(23a)より流路(23)に流入す
る。而して液体内容物は狭い間隙に形成された流入口(2
3a)により入口空間を絞った状態で内容物に混入した空
気泡をカットされ、該空気泡は包装容器ブランク上面の
ウエブ(5)内面に沿い上昇するように解放せしめられ
る。そして該液体内容物を流速を大きくして狭い間隙を
通過せしめ、広い間隙の流出口(23b)より流速を低下せ
しめて、送出パイプ(16)を通過する液体内容物の流速に
対応したコンスタントな速度でブランク内のより大きい
表面に供給することにより泡の形成を減少するようにし
て円滑に液体内容物を流出せしめ、連続して所定速度で
進行する包装容器ブランク(8)のそれぞれに対し該流出
口(23b)の何れかから途切れることなく連続的に液体内
容物が充填され、泡の混入・形成を防止して所定量の内
容液を均等に各包装容器ブランクに充填し、ノズル部で
の所定量充填後、液流塞止用の末端横断隔壁(21a)の下
流側に、該基板(18)の巾を有しかつ少くとも一つの包装
容器ブランク(8)の側壁(6b)の巾より長い長さを有する
平板部(24)により、第2ウエブ(6)の中央領域が第1ウ
エブ(5)にシールされるまでの間、上記充填後の内容物
のブランクへの流入を遮断して内容物の充填量を確実に
保持し、特にヘッドスペース(内容物の上部空間)を設
ける場合正確に充填量を維持することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明する。
第1図は、本考案の充填パイプの末端の要部を示す平面
図であって、該パイプは第3図に示す包装機械本体の包
装容器の成形・充填部において使用される。
第3図に符号(1)で示されるものは該成形・充填部を備
えた包装機械本体フレームを示し、図示しない左方にあ
る包装材料のセクションより容器本体形成用の1対の包
装材料ウエブ(5),(6)及び完成包装容器の口部の取除き
得る蓋(7a)(第5図参照)の材料としての均質なプラス
チックの条片材料(7)がそれぞれ図示しない複数個のい
わゆるローラスタンドに支持された貯蔵ロールから導か
れる。上記包装材料ウエブ(5),(6)は、それぞれ例えば
均質なポリスチレンの層で両側面を被覆されたポリスチ
レン材料の押し出された泡状プラスチックのウエブから
なり、包装機械本体部(第3図)において該1対の包装
材料ウエブ(5),(6)及び条片材料(7)は連続した包装容
器ブランクに形成され、内容液を充填されて第5図に示
すごとく、第1の材料ウエブ(5)からは包装容器ユニッ
ト(9)の円弧状の側壁(5a),第2の包装材料ウエブ(6)か
らは上下の壁部(6a)及び平坦な側壁(6b)が形成され、条
片材料(7)からは注出孔の蓋(7a)が形成される。
包装機械本体のフレーム(1)には、回転ドラム(10)が支
持され、該回転ドラム(10)上に包装材料ウエブ(6)が案
内ローラ(25)により案内され、加工作業が該ドラムの周
縁に沿ったステーションで行われる。また、該フレーム
(1)には包装材料ウエブ(5)を成形する機構(11)が具備さ
れる。該機構(11)は無端チェーンに取付けられた可動の
型(12)を有し、該型は第3図において時計方向に定速度
で動く。さらに第3図において液体内容物の供給管は
(3)で示され、充填すべき内容物は、図示しないレベル
タンクから計量ポンプ(2)により充填に対応した所定の
流量が供給管(3)を経て充填パイプ(15)に供給され、連
続移動する包装容器ブランク(8)に流入充填される。フ
レーム(1)に固定されたスライド軸受(14)に案内されて
往復運動する円柱(13)はウエブ(6)の折込器(30)と封緘
器(31)と切断器(32)とを有し、これ等は全て前記円柱の
往復運動によって円柱とともに運動し、この円柱は型(1
2)の下向き運動中はこれらと同期的に運動するが上向き
の復帰運動はより早いようになっている。封緘器(31)の
手前には、ウエブ(6)中央領域のための成形装置(33)が
設けられている。上記供給管(3)の下端に連結された充
填パイプ(15)は、連続移動する上側ウエブ(6)の下面に
接して所定位置まで斜下方に延びている。該充填パイプ
については詳細に後述する。
本考案の充填パイプ(15)を備えた包装機械は次のように
作動する。
折目をつけた第1の包装材料ウエブ(5)は図示しない包
装材料セクション(第3図の左方)において貯蔵ローラ
から巻出し量を制御されながら巻き出され加熱装置によ
って加熱された後、第3図に示す包装機械の成形・充填
部に導かれ成形器(35)により型(12)と接触するようにも
たらされてU字形部品の無端の帯を作るように折畳ま
れ、これ等は成形機構(11)によって一定速度で事実上下
向きに動かされる。第2の包装材料ウエブ(6)は上記と
同様に図示しない包装材料セクションの貯蔵ローラから
巻き出されて第3図に示す包装機械の成形・充填部に導
かれ案内ローラ(25)の上を通過し給送ドラム(10)に載せ
られる。定速度で回転する給送ドラム(10)の外側リムで
ある動揺板(26)は穴あけ兼ふた条片のあてがい器(27),
成形兼裁断器(28),加熱器(29)のような加工手段を取付
けており、ドラム(10)のまわりで駆動往復運動をする。
ウエブ(6)は給送ドラム(10)によって加工場所(27),(2
8)、(29)を通過する間にウエブ(6)上に注出孔の穴あ
け、注出孔の上にふた条片の取付け,ウエブの加熱およ
び可能な熱成形,およびウエブの長さ方向に直角にウエ
ブの縁付近の裁断が行われる。均質なプラスチック材の
条片材料(7)は図示しない貯蔵ロールから巻出され、こ
の条片はふた条片のあてがい器(27)によってウエブ(6)
に作られた注出孔の上にあてがわれ注出孔がふたされる
ようにウエブ(6)に固着されふた部分は条片(7)から切離
される。注出孔および開口装置(ふた)を有するウエブ
(6)の縁の区域は型(12)の高さにほぼ対応する長さの側
方に突き出た続きの舌片を形成するよう裁断によって変
形される。前記ウエブ(6)は、給送ドラム(10)によって
型(12)の運動速度と全く等しい速度で前進を続けその中
心部分が型(12)の頂部の上に来るように位置し舌又は耳
のように変形されたウエブの縁の区域は型(12)から突き
出て、図示しない調速器のたすけにより、ウエブにある
スロットが型(12)の横フランジすなわち区切壁と直角に
位置するようにして、前進せしめられる。ウエブ(6)が
給送ドラム(10)によって型(12)の運動と同期して前進す
る間、円柱(13)は上端の位置に達して型(12)の運動と同
期的な下向運動を始める。円柱(13)は管(36)によって空
気源に接続され得る加熱器(34)を有し、この加熱器によ
りウエブ(6)の縁の区域すなわち耳の下面に高温空気が
吹きつけられ、プラスチック材は軟化して密封のため活
性化し、同時に型(12)の側縁において露出したウエブ
(5)の縁の区域も高温の空気が吹きつけられ加熱され
る。互いに封緘されるべきウエブ(5),(6)の区域の加熱
が加熱装置(34)によって行われると同時に円柱(13)の先
の作動工程の間にすでに加熱されてあるウエブ(6)の突
出部即ち舌片は、折込器(30)のフラップにより折曲げら
れてすでに加熱されている型(12)の側部の外部に位置し
た前記ウエブ(5)のU字形の端縁区域に対し押し当てら
れ互いに重なり合った前記ウエブの部分は共に融着して
機械的に耐久性のある有効な封緘を構成し、該封緘は折
込器(30)が前記ウエブ(6)の折り曲げ部分に係合してい
る間に封緘箇所を冷却させるので安定化される。前記の
ようにウエブ(5)と(6)が横方向の封緘によって結合され
ると内容物は充填パイプ(15)を通じて供給される。充填
パイプ(15)は第2のウエブ(6)の下方で型(12)の頂部の
上方に配置され、第2のウエブ(6)の下方に形成された
仕切り区画状の空間は予定された内容物で満たされる。
続いてウエブ(5),(6)は装置(33)を通りウエブ(6)の中
央区域は平坦な形状を与えられる。前記空間は封緘器(3
1)によって密閉ユニットに封緘されるが、これは型(12)
の直立部の頂部上方に乗る第1のウエブ(5)の部分に対
し第2のウエブ(6)が封ぜられるようにする。封緘器(3
1)も円柱(13)に取付けられ該円柱に追従して往復運動を
行い、該円柱(13)が型(12)と同期して下方へ運動する間
に封緘が行われる。形成された密閉ブランクは、封緘器
(31)によって作られている封緘区域を切断器(32)により
切断することにより相互に分離される。内容物を充填さ
れ密閉・切断分離された包装容器ユニット(9)は無端チ
ェーン状の型(12)の下端においてコンベヤ(4)へ移送さ
れ次の工程に運ばれる。
以下に本考案による充填パイプを詳細に説明する。
第2図において型チェーン上に配置されている型(12)の
一部,ノズル部(17)を有する充填パイプ(15)の末端部,
2つの材料ウエブ(5),(6)から形成された包装容器ブラ
ンク(8),移動可能な成形器(33a)及び封緘器(31)の断面
図が示されている。
第1図は本考案の充填パイプ(15)の平面図であって、該
充填パイプ(15)は、偏平な断面を有する送出パイプ(16)
と、その末端に固定されているノズル部(17)にり構成さ
れる。ノズル部(17)は細長い基板(18)を用いて形成され
ており、該基板(18)は、製造すべき包装容器(第5図参
照)の側壁(6b)の高さより巾の狭い長さが少くとも包装
容器2ヶ以上の長さである長方形に形成されて送出パイ
プ(16)の末端に固定されており、その固定状態は基板(1
5)の下面が平坦な送出パイプ(16)と直接に連続するよう
になっている(第2図参照)。送出パイプ(16)と基板(1
8)との結合部には基板(18)の長手方向の両側縁を横切っ
て横断隔壁(21)が設けられ、その結合部の基部すなわち
基板(18)の一方の短側部には送出パイプ(16)が開口(19)
している。基板(18)の上側には多数の案内ブロック(20)
が設けられている。この案内ブロック(20)は、平面形状
が三角形であって充填パイプ(15)の中心軸線に対して、
その一方の端壁(20a)が直角方向に、且つ、基板(18)の
2つの長手方向の両側縁に沿って対となって相互に相対
するように連なって各ブロック間に所定の間隙をおいて
配置されている。対となった対称位置にある案内ブロッ
ク(20)の相互の間隔は、送出パイプ(16)と直結する基板
(18)の基端部において最大となり、その反対側の基板の
(18)の末端において最少となる。基板(18)の送出パイプ
(16)と反対側の末端には液流を塞止して両側に導くため
末端横断隔壁(21a)が基板(18)の巾より広巾に付設され
ている。さらに該末端横断隔壁(21a)を挾んで、基板(1
8)の下流、すなわち、送出パイプ(16)と反対側には基板
(18)を延長する形で基板(18)より広巾で包装容器ブラン
ク(8)の側壁(6b)の巾より長い長さの平板部(24)が、包
装容器ブランク(8)に内容物(40)を充填するときのヘッ
ドスペース(上部空間)を確実に保持形成するために、
基板(18)と底面を共通底面として付設されている。
上記上流の横断隔壁(21)の高さは結合された送出パイプ
(16)の高さに対応し、該横断隔壁(21)と末端横断隔壁(2
1a)の高さとは同一乃至は僅かに末端横断隔壁の高さが
低くなっており、その上面は両横断隔壁(21),(21a)の
間に配置され2列の対となった案内ブロック(20)の上面
とともに、下方へ移動する材料ウエブ(6)の両側の耳部
間を連絡するウエブ(6)の中央領域が高くなった円弧状
の内面に沿うように形成されている(第6図参照)。
ノズル部(17)は充填パイプの中心線に関して左右対称的
であり、送出パイプ(16)に最も近接するガイドブロック
(20)の対は、送出パイプ(16)に隣接するオリフィス(19)
の対応する巾と同一又は幾分小さい間隔であって送出パ
イプ(16)と基板(18)との結合部における横断隔壁(21)の
両外側部は、それぞれ基板(18)上の案内ブロック(20)の
三角形の形状と結合した形状となって、後術するブロッ
ク間の水路(23)と同様の水路を最も近接したガイドブロ
ック(20)との間に形成している。対称位置にある案内ブ
ロックの相互間隔は、ノズル部(17)の端末横断隔壁(21
a)の方向に徐々に且つ直線的に減少して行き、末端横断
隔壁(21a)に最も近い案内ブロック(20)の対は非常に小
さい間隔となる。そのため基板(18)の中央部には実質的
に細長い三角形状の液体導入部が形成される。上記案内
ブロック(20)はそれぞれ其の外側端が基板(18)の長手方
向の側縁まで延びているため末端横断隔壁(21a)に近づ
くに従い三角形の形状は大となる。上記各列の案内ブロ
ック(20)間の間隙は、それぞれ狭い間隙の流入口(23a)
を形成して内容液に含まれた気泡の移動を阻止して該気
泡を除くようになっており、基板(18)の両側縁に位置す
る流出口(23b)を広く形成するとともに、基板(18)の中
央側の側壁(20b)が、充填パイプの中心軸線に直角方向
の端壁(20a)の内側端よりやや外方に傾斜して形成さ
れ、基板中央に流入する液流を下流側の案内ブロック(2
0)の端壁内側で受けて液流を基板の長手方向に対し直角
方向に方向転換せしめるようになっている。上記の構成
により、内容物の下流における圧力の低下が実質的に三
角形の液体導入部の作用により補償され、ほぼ均一な状
態で案内ブロック(20)相互間の狭い流入口(23a)に流入
する。
なお、実施例においては案内ブロック(20)の平面形状を
三角形としたが、端壁(20a)と側壁(20b)および流入口(2
3a),流出口(23b)の条件を上記と同様に形成すれば該平
面形状を梯形にすることも可能である。
本考案の充填パイプ(15)におけるノズル部(17)と連続移
動する包装容器ブランク(8)との位置関係は第2図に示
されている。即ち、ノズル部(17)は連結した包装容器ブ
ランク列の末端に位置し、2つの包装材料ウエブ(5)及
び(6)に囲まれている。第1の材料ウエブ(5)は連結する
型(12)のU字形の凹部と対応する形状を与えられてお
り、型(12)のチエインと同時に徐々に下方向に移動す
る。第2の材料ウエブ(6)はラグ(6a)によって第1のウ
エブ(5)の端縁領域に接続されており、ウエブ(6)の裏手
は送出パイプ(16)及びノズル部(17)の上側の上に延びて
いる。詳細には、ノズル部(17)は連結した包装容器ブラ
ンク列上に配置され、その平坦な下面は、型(12)の頂面
上に位置し移動通過する第1の材料ウエブ(5)と接触関
係にある。同時に第2の材料ウエブ(6)の中央部裏面
は、案内ブロック(20)及び2つの横断隔壁(21),(21a)
の上縁面と接触状態で滑り移動する。端末横断隔壁(21
a)上を通過したウエブ(6)は、その中央部を成型装置(3
3)の成型部材(33a)に案内押圧されて徐々に平坦にさ
れ、ウエブ(6)の中央部はノズル部(17)の下流の平板部
(24)の末端において型(12)の頂面上に位置するウエブ
(5)の部分と組合わされる。そこにおいて、ウエブ(5)と
(6)とは往復運動を行う封緘器(31)により相互に熱シー
ルされ密閉包装容器が形成され切断器(32)により該熱シ
ール部分が切断され、包装容器ユニット(9)が形成され
る。
材料ウエブ(5),(6)が下方向に移動する間、包装容器ブ
ランク(8)に充填される内容物は充填パイプ(15)を経由
して連続的に供給される。この内容物は供給管(16)の末
端のオリフィス(19)を経て基板(18)の上側面の開放され
た実質的に三角状の液体導入部である表面上に流れ出
る。そこで内容物は案内ブロック(20)の端壁(20a)の内
側と接触する。相互に相対する案内ブロック(20)の端壁
面(20a)の内側端の間隔は徐々に減少し、各案内ブロッ
ク(20)の内方の側壁(20b)は端壁(20a)の内側端より稍外
方向に傾斜して形成されているため、送出パイプ(16)の
オリフィス(19)より流出する内容物は、案内ブロック(2
0)の端壁(20a)の内側部より収集され、直角方向に方向
転換して狭い間隙の流入口(23a)より、入口空間を絞っ
た状態で空気の混入を防止し内容物に混入した空気泡を
遮断し、流速を大きくして流路(23)に流入し広い間隙の
流出口(23b)より流速を低下せしめてそれぞれより均等
に容器ブランクのラグ(6a)内面へと泡の形成を減少する
ようにして流出する。前記の流路(23)は基板(18),案内
ブロック(20)及び案内ブロック(20)の上面に乗っている
ウエブ(6)の中央部とにより形成される。ノズル部(17)
はウエブ(6)の中央部より小さい巾となっている。した
がって流出経路より生じる流れは、噴流がラグ(6a)内面
と接触するまで、ウエブ(6)の中央部に沿って外方向に
流れ噴流を遮断させてウエブ(5)のU字形部に内容物を
充填する。ノズル部(17)は少くとも2つの連続する容器
ブランクの長さ以上の長さを与えられており、ノズル部
(17)を通過する包装容器ブランク(8)には第2図に示さ
れているように徐々に内容物(40)は充填される。
基板(18)の延長部である前述の平板部(24)は、末端横断
隔壁(21a)により液流を阻止した後、第1のウエブ(5)の
頂面と裏面が接触する平板部(24)とウエブ(5)との間
に、内容物(40)の液面上部に空間を確保し、該平板部(2
4)を充填されたブランク(8)が通過してウエブ(6)がウエ
ブ(5)の頂面に接触する迄の間、所定量充填されたブラ
ンク(8)に内容物の流入を遮断し、有効確実に包装容器
内の液上部空間を確保せしめることができる。上記充填
により、低粘度の強力に泡を形成する傾向にある泡立ち
易い内容物に対して含まれた泡を遮断し且つ泡の形成を
減少してより正確な充填を可能にし、また、上記平板部
(24)により、第2ウエブ(6)の中央領域が第1ウエブ(5)
にシールされるまでの間、内容物の充填量を確実に保持
し、特にヘッドスペース(内容物の上部空間)を設ける
場合、正確に充填量を維持することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、少くとも1対の材料ウエブから1列の
相互に連結された容器ブランクを形成して内容物を充填
密封して包装容器を製造するようにした液体食品包装機
において、強力に泡を形成する傾向にある低粘度液体内
容物の充填に際し、ノズル部よりの泡の混入を遮断する
とともに、容器ブランク内での泡の形成を減少して所定
量の内容液を均等に各ブランクに充填し、ノズル部での
所定量充填後、ノズル部下流側の平板部により第2ウエ
ブの中央領域が第1ウエブにシールされるまでの間、内
容物のブランク内への流入を遮断して内容物の充填量を
確保して正確に所定量の充填を円滑に行うことができ、
特にヘッドスペースを設ける場合に正確に充填量を維持
維持することのできる充填パイプを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による充填パイプの末端の要部を示す
平面図、 第2図は、本考案の充填パイプの第3図の包装機械にお
ける使用状態を示す充填パイプ中央線による断面図、 第3図は、本考案による充填パイプを備えた包装機械の
充填・包装部を有する本体の側立面図、 第4図は、第1図の充填パイプのA−A線による包装容
器ブランクとの関係を示す断面図、 第5図は、第3図の包装機械本体により製造された包装
容器ユニットの斜視図、 である。 (1)…包装機本体フレーム、(5),(6)…ウエブ、(8)…包
装容器ブランク、(12)…型、(15)…充填パイプ、(16)…
送出パイプ、(17)…ノズル部、(18)…基板、(19)…オリ
フィス、(20)…案内ブロック、(20a)…端壁、(20b)…側
壁、(21)…横断隔壁、(21a)…末端横断隔壁、(23)…流
路、(23a)…流入口、(23b)…流出口、(24)…平板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも1対のウエブ(5),(6)からなる包
    装容器ブランク(8)へ液体内容物を充填するべく、液体
    内容物を送る送出パイプ(16)と、基板(18)上に、基板(1
    8)の長手方向の中央線を挟んで対称的に両側に、複数個
    の案内ブロック(20)が、該案内ブロック(20)の上面が該
    ウエブ(6)の内面と接するように設けられ、また、基板
    (18)の長手方向に隣り合う該案内ブロック(20)同士の間
    隙である流路(23)が流入口(23a)を狭くし流出口(23b)を
    広くして設けられ、さらに、対称位置にある該案内ブロ
    ック(20)同士の間隔が上流側から下流側に向けて漸減さ
    せられ、その上、該基板(18)の下流の所定位置に液流塞
    止用の末端横断隔壁(21a)が設けられた、上記送出パイ
    プ(16)と結合するノズル部(17)と、該末端横断隔壁(21
    a)の下流側に、該基板(18)の巾より広い巾を有しかつ少
    なくとも1の包装容器ブランク(8)の側壁(6b)の巾より
    も長い長さを有する平板部(24)とを有することを特徴と
    する包装機用充填パイプ。
JP1987152680U 1987-10-05 1987-10-05 包装機用充填パイプ Expired - Lifetime JPH062883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152680U JPH062883Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 包装機用充填パイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152680U JPH062883Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 包装機用充填パイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0158409U JPH0158409U (ja) 1989-04-12
JPH062883Y2 true JPH062883Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31427826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987152680U Expired - Lifetime JPH062883Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 包装機用充填パイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062883Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4222417A (en) 1977-04-25 1980-09-16 Tetra Pak International Ab Filler pipe for packing machines

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4222417A (en) 1977-04-25 1980-09-16 Tetra Pak International Ab Filler pipe for packing machines

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0158409U (ja) 1989-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1270416B1 (en) Horizontal form fill and seal machine
US5282349A (en) Sealing and packaging method and apparatus
US4854109A (en) Apparatus and method for forming foam cushions for packaging purposes
CA2309432C (en) Method and apparatus for placing a product in a flexible recloseable container
US4800708A (en) Apparatus and method for forming foam cushions for packaging purposes
US7325386B2 (en) Double action vertical form-fill-seal apparatus
US4526314A (en) Package for flowable materials with foldlines reinforced by strips
EP0275337B1 (en) Sift-proof carton and method and adhesive dispensing means for producing same
MX2014010072A (es) Aparato para formar envases y sistema de llenado.
JPH0219211A (ja) 製袋充填包装装置
MX2014010071A (es) Metodo para formar envases.
JPH062883Y2 (ja) 包装機用充填パイプ
JP2014058338A (ja) 液状被包装物の充填包装体およびそれの製造装置
US3468099A (en) Curtain depositing apparatus
EP1345812B1 (en) Method of making dual chamber sachet
JPH0454084Y2 (ja)
JPH0619441Y2 (ja) 包装機用充填パイプ
JPH0627521Y2 (ja) 包装機用充填パイプ
JP4146012B2 (ja) 易開封包装体及びそのための充填包装装置
JP7228244B2 (ja) 製袋装置及びそれを用いた包装機
US11634245B2 (en) Dosing unit, a dosing method, and a machine for producing unit dose articles
GB1585354A (en) Filer pipes in packaging machines
JP7474460B2 (ja) ピロー包装機
KR850000919Y1 (ko) 식품류용 포장용기의 제조장치
IT202100031115A1 (it) Macchina per la realizzazione di confezioni per prodotti liquidi o pastosi e relativo metodo per la realizzazione delle confezioni.