JPH06288305A - エンジンの排気ガス再循環装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス再循環装置

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JPH06288305A
JPH06288305A JP5096558A JP9655893A JPH06288305A JP H06288305 A JPH06288305 A JP H06288305A JP 5096558 A JP5096558 A JP 5096558A JP 9655893 A JP9655893 A JP 9655893A JP H06288305 A JPH06288305 A JP H06288305A
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JP
Japan
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egr
passage
egr passage
exhaust gas
egr valve
Prior art date
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Application number
JP5096558A
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English (en)
Inventor
Takahisa Hasegawa
貴久 長谷川
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH06288305A publication Critical patent/JPH06288305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガス再循環装置において、再循環ガス中
の微粒子の凝集によるEGR通路の詰まりを防止する。 【構成】 排気マニホールド10の分枝管10a,10d を第
1、第2のEGR通路11,14によりEGRバルブ13の入
口に連通させる。EGRバルブ13の出口にEGR通路15
を接続し、EGR通路15をポート16a,16b,16c,16d によ
り吸気マニホールド12の分枝管12a,12b,12c,12d に連通
させる。EGR通路15と第2のEGR通路14とを近接さ
せて配置する。EGRバルブ13を開閉し、排気ガスの一
部を第1、第2のEGR通路11, 14およびEGR通路15
を介して吸気マニホールド12に導入して燃焼温度を下げ
て窒素酸化物の発生を低減する。第2のEGR通路14の
再循環ガスによりEGR通路15が加熱されるので、EG
R通路15の再循環ガス中の微粒子が凝集することがなく
ポート16a,16b,16c,16d の詰まりを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンの排
気ガス再循環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンの排気ガス浄化装置の
一つとして排気ガス再循環装置がある。この排気ガス再
循環装置は、排気ガスの一部を吸気系に再循環させるこ
とにより、燃焼速度および燃焼温度を低下させて窒素酸
化物(NOx )の生成を低減させるようにしたものであ
る。
【0003】排気ガス再循環装置は、エンジンの排気通
路と吸気通路とをEGR通路によって連通させ、このE
GR通路にEGRバルブを介装し、エンジンの運転状況
に応じてEGRバルブを開閉することにより排気ガスの
一部を吸気系に再循環させるようになっている。そし
て、排気ガスの主成分である不活性で比熱が大きい窒素
(N2 )、一酸化炭素(CO2 )、水分(H2 O)など
を混合気に混入することによりシリンダ内の混合気の燃
焼速度および燃焼温度を低下させて窒素酸化物(NO
x )の生成を低減させるようにしている。
【0004】従来の排気ガス再循環装置では、例えば図
2に示すように、EGRバルブ(図示せず)の下流側に
接続されたEGR通路1を吸気系のサージタンク2に接
続して、再循環ガスをサージタンク2内に導入すること
により、吸気マニホールド3の分枝管3a,3b,3c,3dを
通して各シリンダに分配するようにしている。なお、図
2中、4はEGR通路1をEGRバルブに接続するため
のフランジである。
【0005】また、例えば図3に示すように、EGRバ
ルブ(図示せず)の下流側に接続されたEGR通路5を
吸気マニホールド6の各分枝管6a,6b,6c,6dにポート
7a,7b,7c,7dを介して直接接続することにより、再循
環ガスを各シリンダに分配するようにしている。なお、
図3中、8はEGR通路5をEGRバルブに接続するた
めのフランジである。また、このようにして再循環ガス
を各シリンダに分配するようにした排気ガス再循環装置
が実開平3-112561号公報に記載されている。
【0006】ところで、排気ガス中には、カーボン、エ
マルジョン等の微粒子が多く含まれ、100 ℃以下の温度
ではこれらの微粒子が凝集しやすくEGR通路を閉塞す
ることがある。また、排気ガスの凝縮水は強い腐食作用
があるのでEGR通路での水分の発生は極力避ける必要
がある。そして、排気ガス中の微粒子の凝集および水分
の発生を防止するためには、再循環ガスの温度を200 ℃
前後に調整する必要がある。
【0007】そこで、従来、EGRバルブを通る再循環
ガスの温度が200 ℃前後となるようにEGR通路の長さ
を設定することにより、再循環ガス中の微粒子の凝集お
よび水分の発生を防止してEGRバルブの詰まりを防止
するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排気ガス再循環装置では、次のような問題がある。
すなわち、図2に示すように再循環ガスをサージタンク
2内に導入するようにしたものでは、吸気脈動により再
循環ガスがサージタンク2の上流のスロットルバルブ
(図示せず)へ吹き返され、スロットルバルブ周辺に微
粒子が凝集したり凝縮水が付着したりしてスロットルバ
ルブの動作を阻害することがある。また、再循環ガスの
各シリンダへの分配性能は、一般に図3に示すような再
循環ガスを直接吸気マニホールドの分枝管に導入するも
のに比して劣っている。
【0009】一方、図3に示すように再循環ガスを直接
吸気マニホールド6の分枝管6a,6b,6c,6dに導入する
ようにしたものでは、EGRバルブの下流のEGR通路
5を通る再循環ガスの温度が低下し、図4に示すよう
に、分枝管6a,6b,6c,6dとEGR通路5を連通させる
ポート7a,7b,7c,7dに凝集した微粒子および凝縮水が
付着してポート7a,7b,7c,7dが詰まる虞があるという
問題がある。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、再循環ガス中のカーボン、エマルジョン等の微
粒子および水分の凝集によるEGR通路の詰まりを防止
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、排気通路と吸気通路とをEGR通路に
よりEGRバルブを介して連通させ、該EGRバルブの
開閉により排気ガスの一部を前記吸気通路に再循環させ
るようにしたエンジンの排気ガス再循環装置において、
前記EGRバルブの上流側のEGR通路と下流側のEG
R通路とを近接させて配置したことを特徴とする。
【0012】また、排気通路と吸気通路とをEGR通路
によりEGRバルブを介して連通させ、該EGRバルブ
の開閉により排気ガスの一部を前記吸気通路に再循環さ
せるようにしたエンジンの排気ガス再循環装置におい
て、前記排気通路と前記EGRバルブの入口側とを連通
させる保温用EGR通路を、前記EGRバルブの下流側
のEGR通路に近接させて設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】このように構成したことにより、EGRバルブ
の下流側のEGR通路が上流側のEGR通路を流れる再
循環ガスによって加熱されるので、下流側のEGR通路
内で再循環ガス中のカーボン、エマルジョン等の微粒子
および水分が凝集することがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1に示すように、エンジン本体9の排気
通路である排気マニホールド10の複数(図1では4つ)
の分枝管10a ,10b ,10c ,10d の一端側に配置された
分枝管10a に、第1のEGR通路11の一端が接続されて
おり、この第1のEGR通路11はエンジン本体9のシリ
ンダヘッド内を通って吸気通路である吸気マニホールド
12側へ延ばされ、その他端がEGRバルブ13の入口側に
接続されている。
【0016】また、排気マニホールド10の他端側に配置
された分枝管10d に、保温用のEGR通路として第2の
EGR通路14の一端が接続されており、この第2のEG
R通路14はエンジン本体9のシリンダヘッド内を通って
吸気マニホールド12側へ延ばされ、さらに、吸気マニホ
ールド12の複数(図1では4つ)の分枝管12a ,12b,1
2c ,12d を横切って延ばされ、その他端が第1のEG
R通路11と共にEGRバルブ13の入口側に接続されてい
る。
【0017】そして、EGRバルブ13の出口側にはEG
R通路15の一端が接続されており、このEGR通路は、
吸気マニホールド12の分枝管12a ,12b ,12c ,12d を
横切る第2のEGR通路14に沿って延ばされ、ポート16
a ,16b ,16c ,16d によって各分枝管12a ,12b ,12
c ,12d に連通されている。このように、EGRバルブ
13の下流側のEGR通路15と上流側の第2のEGR通路
14とが吸気マニホールド12の分枝管12a ,12b ,12c ,
12d を横切るかたちで近接させて平行に配置されてい
る。なお、図1中、17はサージタンクである。
【0018】また、第1のEGR通路11および第2のE
GR通路14は、EGRバルブ13を通る再循環ガスの温度
が200 ℃前後となるように、その長さが設定されてい
る。
【0019】以上のように構成した本実施の作用につい
て次に説明する。
【0020】エンジン本体9の運転状況に応じてEGR
バルブ13を開閉することにより、エンジン本体9の排気
ガスの一部が再循環ガスとして第1のEGR通路11、第
2のEGR通路14およびEGR通路15を通り、ポート16
a ,16b ,16c ,16d によって分配され吸気マニホール
ド12の分枝管12a ,12b ,12c ,12d に導入される。こ
のようにして、再循環ガスをエンジン本体9の各シリン
ダ内へ供給し、燃焼速度および燃焼温度を低下させるこ
とによって窒素酸化物(NOx )の発生を低減させる。
【0021】このとき、EGRバルブ13の下流側のEG
R通路15は、上流側の第2のEGR通路14に近接させて
配置されているため、第2のEGR通路14を流通する高
温の再循環ガスにより加熱されるので、EGR通路15内
の再循環ガス中の微粒子および水分が凝集してポート16
a ,16b ,16c ,16d 内に付着することがない。したが
って、再循環ガス中の微粒子および水分の凝集によるポ
ート16a ,16b ,16c,16d の詰まりを防止することが
できる。
【0022】また、再循環ガスは、第1のEGR通路11
および第2のEGR通路14により排気マニホールド10の
2つの分枝管10a および10b の排気ガスを混合したもの
であるため、その組成が安定しており燃焼速度および燃
焼温度を安定して制御することができる。
【0023】なお、本実施例では、EGRバルブ13の上
流側を第1のEGR通路11および第2のEGR通路14の
2系統としているが、本発明はこれに限らず、例えば、
第1のEGR通路11を省略して1系統とすることがで
き、また、EGRバルブ13の下流側のEGR通路15を加
熱、保温するためにEGRバルブ13の上流側に上記2系
統のほかにEGR通路を設けることもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明の排気ガス再循環装置は、以上詳
述したように、EGRバルブの上流側のEGR通路と下
流側のEGR通路とを近接させて配置したのことによ
り、EGRバルブの下流側のEGR通路が上流側のEG
R通路を流れる再循環ガスによって加熱されるので、下
流側のEGR通路内で再循環ガス中の微粒子および水分
が凝集することがない。その結果、再循環ガス中の微粒
子および水分の凝集によるEGR通路の詰まりを防止す
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すエンジンの平面
図である。
【図2】EGR通路を吸気系のサージタンクに接続した
従来の排気ガス再循環装置のEGR通路の接続部を示す
斜視図である。
【図3】EGR通路を吸気マニホールドの分枝管に直接
接続した従来の排気ガス再循環装置のEGR通路の接続
部を示す斜視図である。
【図4】図3の装置のEGR通路と吸気マニホールドの
分枝管の接続部を示す縦断面図である。
【符号の説明】 9 エンジン本体 10 排気マニホールド 11 第1のEGR通路 12 吸気マニホールド 13 EGRバルブ 14 第2のEGR通路 15 EGR通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路と吸気通路とをEGR通路によ
    りEGRバルブを介して連通させ、該EGRバルブの開
    閉により排気ガスの一部を前記吸気通路に再循環させる
    ようにしたエンジンの排気ガス再循環装置において、前
    記EGRバルブの上流側のEGR通路と下流側のEGR
    通路とを近接させて配置したことを特徴とするエンジン
    の排気ガス再循環装置。
  2. 【請求項2】 排気通路と吸気通路とをEGR通路によ
    りEGRバルブを介して連通させ、該EGRバルブの開
    閉により排気ガスの一部を前記吸気通路に再循環させる
    ようにしたエンジンの排気ガス再循環装置において、前
    記排気通路と前記EGRバルブの入口側とを連通させる
    保温用EGR通路を、前記EGRバルブの下流側のEG
    R通路に近接させて設けたことを特徴とする排気ガス再
    循環装置。
JP5096558A 1993-03-31 1993-03-31 エンジンの排気ガス再循環装置 Pending JPH06288305A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1069303A3 (de) * 1999-07-14 2001-09-19 Volkswagen Aktiengesellschaft Brennkraftmaschine mit Abgasrückführung und Verfahren zur Abgasrückführung
DE10354129A1 (de) * 2003-11-19 2005-06-23 Mahle Filtersysteme Gmbh Sauganlage für eine Brennkraftmaschine
US7198040B2 (en) 2003-10-10 2007-04-03 Nissan Motor Co., Ltd. Intake device of internal combustion engine
WO2022102561A1 (ja) * 2020-11-13 2022-05-19 愛三工業株式会社 Egr装置

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