JPH0628824A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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Publication number
JPH0628824A
JPH0628824A JP4182606A JP18260692A JPH0628824A JP H0628824 A JPH0628824 A JP H0628824A JP 4182606 A JP4182606 A JP 4182606A JP 18260692 A JP18260692 A JP 18260692A JP H0628824 A JPH0628824 A JP H0628824A
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JP
Japan
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cartridge
eject
cartridge holder
disk
plate
Prior art date
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Withdrawn
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JP4182606A
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English (en)
Inventor
Katsunori Kumai
克範 熊井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型、薄型化を達成すると共に、簡単な構造
で、部品点数の少ない光磁気ディスク装置を提供する。 【構成】光磁気ディスク装置は、ディスクを収納したカ
ートリッジを保持するカートリッジホルダ41と、カー
トリッジホルダ41に沿ってスライド可能で、ディスク
の記録範囲に外部磁界を印加するバイアスコイル51が
取付けられたイジェクト板50と、を有する。このイジ
ェクト板50は、駆動源52,68によってカートリッ
ジホルダ41に沿ってスライドするように駆動される。
カートリッジホルダ41およびイジェクト板50には、
イジェクト板50のスライドによりカートリッジホルダ
41を移動させてディスクをスピンドルモータ55に配
置させ、かつバイアスコイル51をディスクに対向配置
させる、係合ピン42,43およびカム溝49がそれぞ
れ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気記録媒体(以
下、ディスクと称する)に磁界を印加しながらビームス
ポットを照射して情報の記録/消去を行う、あるいはデ
ィスクに記録された情報を再生する光磁気ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したディスクに情報の記録を行う方
式として、一般的に光変調記録方式、あるいは磁界変調
記録方式が知られている。これらは、光学ヘッドによっ
てディスク表面にレーザビームを照射し、かつバイアス
コイルによってディスクの裏面側からバイアス磁界を付
加し、記録情報に応じてレーザビームをON/OFF、
あるいは記録情報に応じて印加磁界の極性を反転すると
によってなされる。
【0003】このように、光磁気ディスク装置は、その
機能からディスクの表面側および裏面側に、それぞれ光
学ヘッドおよびバイアスコイルを配置しなければなら
ず、装置の小型、薄型化を図ることが難しい。さらに、
ディスクを収納したカートリッジを所定位置に装填する
際、あるいはこのカートリッジを所定位置から排出する
際、これらの動作を妨げないようにバイアスコイルを移
動させるためのスペースあるいはアクチュエータ等が必
要となり、装置の小型、薄型化の達成を図りずらいもの
としている。
【0004】この問題点を解決するため、特開平1−1
30360号公報には、バイアスコイルを移動させるた
めの特別なアクチュエータを必要とせずに、装置の小
型、薄型化を実現する光磁気ディスク装置が開示されて
いる。以下、図7および図8を参照して、この光磁気デ
ィスク装置の構成および作用を簡単に説明する。
【0005】図7は、光磁気ディスク装置が、ディスク
を収納したカートリッジをロードして、バイアスコイル
がカートリッジのロード/イジェクトに支障のない位置
に退避した状態を示す側面図、図8は、ディスクを収納
したカートリッジがロードされ、バイアスコイルが情報
の記録及び消却が可能な位置にある状態を示す平面図で
ある。
【0006】最初、ディスクが収納されたカートリッジ
2は、光磁気ディスク装置の挿入口を介してカートリッ
ジホルダ11内に挿入される。カートリッジ2がカート
リッジホルダ11内に挿入を完了すると同時に、トリガ
ピン1は、カートリッジ2の先端部によって挿入方向に
押しやられ、これと共にトリガレバー3は時計まわりに
回動する。トリガレバー3が時計回りに回動すると、そ
れまで係合部6に係合していたピン4は、この係合部6
から外れる。
【0007】この係合部6からピン4が外れると、係合
部6が設けられたロードプレート7は、1対のバネ10
の付勢力によってカートリッジホルダ11の表面をカー
トリッジ2の挿入口方向に向けてスライドする。ロード
プレート7の側面には、後方下側に向けて傾斜した溝8
c,8dが形成されており、これらの溝には、カートリ
ッジホルダ11の側面に突設されたピン9c,9dが係
合している。カートリッジホルダ11は、トリガレバー
3の回転中心にもなっているピン5とピン5に係合する
ようにカートリッジホルダ11に設けられた穴により挿
入方向への移動が規制され、上下方向へ移動可能なよう
に支持されている。この結果、前記ロードプレート7の
スライドによって、カートリッジ2を収納したカートリ
ッジホルダ11は、ピン9c,9dが溝8c,8dに案
内されることによって、下方へ移動する。そして、この
カートリッジ2が下方へ移動したときに、カートリッジ
内に収納されたディスクは、スピンドルモータ12にセ
ットされる(図7はこの状態を示している)。
【0008】上述したように、カートリッジ2がロード
されると、センサ32がこれを検知し、これに基づいて
ステップモータ13は回転をはじめる。この回転力はギ
ア列14,15,16を介してギア18に伝達され、ギ
ヤ18を反時計まわりに回転させる。ギア18には、偏
心してセットピン19が突設されており、ギヤ18の反
時計回りの回転により、セットピン19は図示されてい
ないラックを付勢力に抗して前方へ押し出す。このラッ
クの移動により、レバー27はラックが係合するギヤ5
aを介して揺動され、ピン24を介して係合するバイア
スコイル30を装置前方へ押し出す。バイアスコイル3
0が所定位置、すなわち情報の記録・消却が可能な位置
にセットされたとき、ステップモータ13の駆動は停止
される。このステップモータ13の駆動停止は、ギア1
8の回転軸17に設けられた円盤34にあらかじめ位置
合わせして設けられた反射領域をフォトセンサ33で検
出することによりなされる。
【0009】次に、イジェクト動作について説明する。
イジェクト命令により、ステップモータ13は逆回転
し、ギア18はギア列14,15,16を介して時計ま
わりに回転する。前記セットピン19が移動することに
より、付勢力に抗して前方に押出されていた前記ラック
は、後方へ押し戻され、ギヤ5aを時計方向へ回転させ
る。これにより、レバー27は時計まわりに回動され、
バイアスコイル30は装置後方へ移動し、カートリッジ
のイジェクト動作に支障のない位置で止まる。また、ス
テップモータ13の逆回転により、軸17に設けられた
レバー20は時計方向へ回動する。このレバー20の先
端部には、イジェクトピン21が突設されており、ステ
ップモータ13がさらに回転することにより、イジェク
トピン21は、ロードプレート7に形成された窓7aの
内側面に係合するようになる。これにより、ロードプレ
ート7を後方へ移動させる。その後、ロードプレート7
の溝6にロックピン4が係合し、バネ10によるロード
プレート7の付勢をロックする様な位置になる。
【0010】この位置に対応する様に、前記円盤34に
は、前記反射領域とは別の反射領域が設けられており、
これをフォトセンサ33で検出し、ステップモータ13
の回転を止める。そして、このようなロードプレート7
の移動により、カートリッジ2はカートリッジホルダ1
1と共に持ち上げられ、イジェクトされる。ロードプレ
ート7がロックピン4によってロックされると、ステッ
プモータ13は正転をはじめ、トリガレバー3の作動に
よるカートリッジロード動作を行うロードプレート7の
動きを妨げない位置までイジェクトピン21を反時計ま
わりに回転させ最初の状態に戻す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した光磁気ディス
ク装置では、以下の問題点を有する。
【0012】バイアスコイルのディスク記録範囲に対す
るせり出し、引き込み動作、カートリッジのイジェクト
動作、イジェクトピンの初期状態への復帰等の各動作
は、ステップモータによって行われるが、これら各動作
ごとのモータの停止位置および回転方向は異なっている
ため、モータの回転角を検知する回転角センサが複数必
要となる。またカートリッジ(ディスク)のロードが完
了した後、ステップモータを動かしてバイアスコイルの
せり出しを行うので、カートリッジのロード完了用のセ
ンサが必要となる。さらに、ロードプレートをスライド
させるための機構及びバイアスコイルを移動させるため
の機構が別々に構成されている。このように、従来の装
置は、構成が複雑で、部品点数が多くなってしまう。
【0013】また、前述したように、ロードプレートを
スライドさせるための機構とバイアスコイルへの動力伝
達機構が別々なため、停電時にカートリッジをマニュア
ルで排出しようとすると両方の機構を操作しなければな
らない。この場合、バイアスコイルの引き込みを行う前
に、カートリッジの排出操作を行ってしまうことが有り
得、ディスクとバイアスコイルの接触による破損が起き
る可能性がある。
【0014】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、小型、薄形化を達成すると共に、
簡単な構造で部品点数が少ない、光磁気ディスク装置を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の光磁気ディスク装置は、ディスクを収納し
たカートリッジを収納、保持するカートリッジホルダ
と、前記カートリッジホルダにカートリッジが収納され
たことを検出する検出手段と、前記カートリッジホルダ
に保持されたカートリッジ内のディスクを回転させる回
転手段と、前記カートリッジホルダに沿ってスライド可
能で、前記ディスクの記録範囲に外部磁界を印加する外
部磁界印加手段を有するスライド部材と、前記検出手段
がカートリッジの収納を検出した場合、前記スライド部
材をカートリッジホルダに沿ってスライドするように駆
動する駆動手段と、前記カートリッジホルダおよびスラ
イド部材を係合し、前記スライド部材のスライドによ
り、前記カートリッジホルダを移動させて前記カートリ
ッジ内のディスクを回転手段に配置させ、かつ前記外部
磁界印加手段を前記回転手段に配置されたディスクに対
向配置させる係合手段とを有することを特徴としてい
る。
【0016】
【作用】外部磁界印加手段をスライド部材に取付け、こ
のスライド部材をディスクが収納されたカートリッジを
保持するカートリッジホルダに対してスライドさせる。
スライド部材には、所定形状の溝が複数形成されてお
り、カートリッジホルダには、これらの溝に係合するピ
ンが突設されている。スライド部材が駆動源によってス
ライドされることにより、カートリッジホルダは、カー
トリッジ内のディスクがスピンドルモータに配置される
ように移動し、かつスライド部材は、さらに外部磁界印
加手段がスピンドルモータに配置されたディスクに対向
配置されるようにスライドする。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)図1に全体の構成、図2〜図4にローデ
ィングの動作状態、図5にイジェクトモータの動作をそ
れぞれ示す。
【0018】装置全体のシャーシ54には、スピンドル
モータ55、カートリッジ64に形成された位置合わせ
穴64cが嵌合するカートリッジ位置決め用の1対のア
ライメントピン56、それぞれ永久磁石57bが固着さ
れると共にシャーシ54の両側壁54aから所定のギャ
ップgを持って配置され、磁気回路57を構成する1対
のヨーク57a、および光ヘッド(固定部)61が設け
られている。
【0019】前記光ヘッド(固定部)61内には、半導
体レーザ及び光検出器が設けられており、ここから射出
されたレーザ光は、光ヘッド(固定部)61の側面にあ
けられた光路孔63から射出される。シャーシ54に
は、前記1対のヨーク57aと平行に延出する1対のガ
イドレール60が設けられており、このガイドレール6
0には、光ヘッド(可動部)59が移動可能に支持され
ている。この光ヘッド(可動部)59内には、光路孔6
3から射出されたレーザ光を、後述するディスクに向け
て立ち上げ、集光する対物レンズ等の光学素子が搭載さ
れている。
【0020】光ヘッド(可動部)59の両側部には、そ
れぞれボイスコイル58が固着されており、このボイス
コイル58内に、それぞれ前述したヨーク57aが遊挿
されている。この結果、ボイスコイル58と前記磁気回
路57との電磁作用によって光ヘッド(可動部)59は
ディスク半径方向に駆動される。
【0021】符号50はイジェクト板を示し、このイジ
ェクト板50の両サイドの側壁50cには、それぞれ長
手方向に沿って2つのカム溝49が形成されている。こ
れら4つのカム溝49は、すべて長手方向に延出する水
平溝49bとこの水平溝の前端部から斜め上方に向けて
延出する斜め溝49aによって構成されている。またイ
ジェクト板50の水平板50dの後部には、トリガー溝
53が形成されておりこのトリガー溝53は、長手方向
に延出する長手溝53bと、この長手溝53bより幅広
で外側に向けて屈曲する屈曲溝53aによって構成され
ている。また、水平板50dの後部裏面には、外部磁界
印加用のバイアスコイル51が取付けられている。
【0022】このイジェクト板50の内周面に沿うよう
に、カートリッジホルダ41が配置されており、このカ
ートリッジホルダ41内に、ディスク64aを回転可能
に収納したカートリッジ64が挿入される。カートリッ
ジホルダ41の両側壁41cには、それぞれピン42,
ピン43が長手方向に沿って突設されており、これらの
ピン42,ピン43は、前記イジェクト板50の両側壁
50cに形成された4つのカム溝49と係合するように
なっている。イジェクト板50は、ピン42,ピン43
に案内されるように、カートリッジ挿入方向にスライド
可能となっている。なお、これらイジェクト板50とカ
ートリッジホルダ41が一体になった部材は、カートリ
ッジホルダ41の両壁部がギャップg内に配置され、か
つそれぞれのピン42が、シャーシ54の両側壁54a
に形成された垂直方向に延出するピン溝66と係合する
ように配置される。このため、カートリッジホルダ41
のカートリッジ挿入方向の動きは規制されている。
【0023】カートリッジホルダ41のカートリッジ挿
入方向奥には、軸44により回動可能に支持されたトリ
ガレバー46が配置されており、軸44と同軸に配され
たネジリコイルバネ45により矢印Aの方向に付勢され
ている。カートリッジホルダ41にカートリッジ64が
挿入し終わると、トリガレバー46はカートリッジ64
によって押され、付勢力に抗して矢印Aと反対方向に回
動される。
【0024】このトリガレバー46には、トリガピン4
7が突設されており、カートリッジホルダ41に形成さ
れた円弧状のガイド48を介して、イジェクト板50に
形成されたトリガー溝53と係合するようになってい
る。また、イジェクト板50とカートリッジホルダ41
との間には、これらを連結し、イジェクト板50をカー
トリッジ挿入口側(図中矢印B方向)に付勢するロード
バネ52が設けられている。
【0025】シャーシ54の後端部には、イジェクトモ
ータ68が取付けられており、その出力軸にはウォーム
ギア69が圧入されている。このウォームギア69に
は、光ヘッド(固定部)61上に軸支され、軸方向にイ
ジェクトピン70a,70bが偏心して突設されたイジ
ェクトギア67が噛合している。これらのイジェクトピ
ン70a,70bは、イジェクトギア67が回転するこ
とによって、イジェクト板50の後壁50aを押圧し、
イジェクト板50を後方へ移動させるようになってい
る。
【0026】これらのカートリッジホルダ41及びイジ
ェクト板50が組付けられたシャーシ54には、カバー
62が取付けられる。このカバー62の上板には、下方
に向けて突出する凸部62bが複数形成されており、こ
れら凸部62bがイジェクト板50の上板50dと当接
して、カバー62の両内側壁62aがシャーシ54の両
側壁54aの外面に固定される。この結果、イジェクト
板50の上下方向と左右方向の動きは規制される。
【0027】次に、この装置の動作について図1乃至図
4を参照して説明する。カートリッジホルダ41にカー
トリッジ64が挿入される前、イジェクト板50は最も
後方に位置しており、トリガピン47は円弧状のガイド
48を介して、トリガー溝53の屈曲溝53aと係合し
ている。すなわち、イジェクト板50はロードバネ52
の付勢力に抗してロックされた状態にある。図2は、こ
の状態を示した側面図である。このとき、カートリッジ
ホルダ41に突設された各ピン42,43はそれぞれイ
ジェクト板50の斜め溝49aの最上部に位置してい
る。すなわち、カートリッジホルダ41は、上昇した位
置でロックされ、カートリッジ64が挿入できる状態に
なっている。また、イジェクト板50に取付けられたバ
イアスコイル51は、カートリッジホルダ41より後方
に位置しており、カートリッジ64の挿入を妨げない位
置に退避している。
【0028】カートリッジ64が、カートリッジホルダ
41内に挿入され、最も奥まで入ると、カートリッジ6
4の先端がトリガレバー46の一端を押し、トリガレバ
ー46はネジリコイルバネ45の付勢力に抗して矢印A
と逆方向へ回転する。このトリガレバー46の回転によ
り、トリガピン47はトリガー溝53の屈曲部53aか
らはずれ、イジェクト板50のロックは解除される。イ
ジェクト板50は、トリガピン47と長手溝53bとの
協働関係およびロードバネ52の付勢力により前方へ移
動する。このカートリッジの挿入により、イジェクト板
50が前方へ移動するときの状況を図3および図4に示
す。
【0029】イジェクト板50がl1 だけ前方に移動す
ると、ピン42,ピン43はカム溝の斜め溝49aをス
ライドする。カートリッジホルダ41は、ピン42によ
って前後方向の動きが規制されているので、斜め溝49
aにより下方に移動される。カートリッジホルダ41が
下方に移動し終わったとき(図3で示す状態)、カート
リッジホルダ41に収納されたカートリッジ64の位置
合わせ穴64cは、カートリッジ位置決め用の1対のア
ライメントピン56と嵌合し、カートリッジの位置決め
が成される。これにより、カートリッジ64に収納され
たディスク64aは、スピンドルモータ55にセットさ
れる。この際、イジェクト板50に固定されたバイアス
コイル51も多少前方へスライドするが、バイアスコイ
ル51とカートリッジ64との間にはギャップが残って
いる。
【0030】カートリッジ64が位置決めされた後、イ
ジェクト板50がさらにl2 だけ前方へスライドする
と、ピン42,ピン43は水平溝49bをスライドす
る。このときカートリッジ64は上下動せず、バイアス
コイル51がカートリッジに収納されたディスクの記録
範囲に、カートリッジと干渉することなくスライドして
くる(図4参照)。これにより、情報の記録、消去がな
される状態となる。
【0031】次にイジェクトの動作について説明する。
図5は、それぞれイジェクト動作の際のイジェクトモー
タ68によって駆動されるイジェクトギア67(イジェ
クトピン70a,70b)とイジェクト板50との関係
を示す図である。
【0032】カートリッジがロードされている状態か
ら、カートリッジのイジェクト指令が出されると、イジ
ェクトモータ68が回転し、イジェクトギア67を図中
矢印の方向に回転させる。なお、図5(a)はイジェク
トギア67の初期状態を示す。イジェクトギア67が回
転すると、2本あるうちの片方のイジェクトピン70a
がイジェクト板の後壁50aに当接し、イジェクト板5
0を後方へ移動させる。イジェクト板50の移動距離が
図4におけるl2 までの場合、カートリッジ64は動か
ずにバイアスコイル51が装置後方へスライドし、カー
トリッジのイジェクト動作に邪魔にならない位置に移る
(図3参照)。そこからさらにイジェクト板50がl1
移動すると、ピン42,ピン43が斜め溝49aと係合
するようになり、カートリッジ64はカートリッジホル
ダ41と共に上方へ移動してゆく。このときイジェクト
ギア67は、図5(c)から図5(d)に移行する状態
にあり、トリガーピン47はネジリコイルバネ45の付
勢力に従い、トリガー溝の屈曲部53aと係合するよう
になる(図1参照)。これにより、イジェクト板50の
ロードバネ52による付勢にロックがかかり、図2に示
すようにカートリッジ64を取出せる状態となる。
【0033】イジェクト板50がロックされたとき、イ
ジェクトギア67は図5(d)に示す状態となり、後壁
部50aは、イジェクト板50がイジェクト位置にきた
ことを検出するスイッチ71を押圧する。このスイッチ
71から発せられる検出信号に基づいてイジェクトモー
タ68は停止する。このときのイジェクトギア67は、
図5(a)に対し180°回転した状態(初期状態)と
なっており、再度カートリッジがロードされ、イジェク
トする際には、イジェクトピン70bが、上述のイジェ
クトピン70aと同じ役割を果たし、カートリッジをイ
ジェクトする。
【0034】なお、イジェクト板がロードバネ52の付
勢によって装置前方に移動する際、イジェクトピン70
a,70bが後壁50aと干渉してロード動作の邪魔に
ならないよう、後壁50aはイジェクトギア67の回転
軸よりオフセットした位置に配置されている。
【0035】このように、イジェクトモータ68の駆動
の制御は、同一方向の回転/停止という簡単なものにな
り、イジェクトモータの停止位置を検出するセンサを1
つ設ければ良い。
【0036】また、停電時やモータ故障時などにカート
リッジをマニュアルで排出したい場合は、図1に示すマ
ニュアル排出具65を用いてイジェクト板50に形成さ
れたつば50bを後方へ押し込む。この押し込み操作に
より、まず、イジェクト板50に取付けられたバイアス
コイル51は、カートリッジホルダ41に収納されたカ
ートリッジ64上から退避する。そして、バイアスコイ
ル51が退避し終わると、カートリッジ64を収納した
カートリッジホルダ41は上方へ移動する。このように
単に、つば50bを後方へ押し込むだけで、カートリッ
ジに収納されたディスクとバイアスコイルを接触させず
に、カートリッジを排出することができる。
【0037】(第2実施例)図6に全体の構成を示す。
なお、この実施例においては、前記第1の実施例と同一
の部分については同一の参照符号を付してその説明を省
略し、異なる部分についてのみ説明する。前記第1の実
施例と異なる部分は以下の通りである。
【0038】前記実施例では、カートリッジホルダ41
のピン42と、シャーシ54の両側壁54aに形成され
たピン溝66が係合して、カートリッジホルダ41の前
後動が規制されていたのに対し、この実施例では、光ヘ
ッド(固定部)61の上面に突設されたロックピン82
がカートリッジホルダ41の後方に形成されたロックホ
ール86に挿入されることにより、カートリッジホルダ
41の前後動が規制されている。
【0039】また、前記実施例では、カートリッジの挿
入完了は、軸44に設けられたトリガレバー46により
検知されていたのに対し、この実施例では、カートリッ
ジホルダ41の後部に取付ネジ89で固定されるトリガ
スイッチ88により、カートリッジの挿入完了が検知さ
れるようになっている。
【0040】さらに、光ヘッド(固定部)61の上面に
は、プランジャ83が設けられている。このプランジャ
83の近傍には、支持軸87が突設されており、この支
持軸87には、一端がプランジャの軸を挟持したイジェ
クトレバー84が回動自在に支持されている。イジェク
トレバー84の他端部には、イジェクトピン85が突設
されており、イジェクト板50の後部に形成された長孔
50dと係合するようになっている。この結果、プラン
ジャ83の作動により、イジェクトレバー84は回動さ
れ、イジェクト板50は、イジェクトピン85によって
前・後にスライドするようになっている。
【0041】上記構成要素の動作を説明する。カートリ
ッジ64が挿入され、カートリッジホルダ41の最奥の
位置にくると、トリガスイッチ88がこれを検出する。
このトリガスイッチの検出信号に基づいてプランジャ8
3は励磁され、プランジャの軸は図中矢印Cの方向に作
動する。この動作はイジェクトレバー84を時計方向に
回動させ、これによりイジェクト板50は、図中矢印B
の方向に移動する。
【0042】また、イジェクト時には、イジェクト指令
に基づいて、プランジャ83は消勢され、プランジャの
軸は矢印Cと逆の方向に作動する。この動作はイジェク
トレバー84を反時計方向に回動させ、イジェクト板5
0を矢印Bと逆の方向に動かす。これによって、カート
リッジホルダ41は上昇し、カートリッジ64のイジェ
クトが行われる。その他の動作については第1の実施例
と同じである。このように、イジェクト板50の前後の
スライドを、プランジャ83の動作によって行うため、
ロードバネ等を設ける必要がなくなり、構造がより簡略
化される。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イジェクト板のスライド動作のみで、カートリッジのロ
ード動作と、バイアスコイルのせり出しが行えるので、
イジェクト板を駆動する駆動源の制御が簡単になり、駆
動源の制御を行うためのセンサを多数設ける必要はなく
なる。また、バイアスコイルはイジェクト板に固定され
ているため、バイアスコイル用の案内部材を別に設ける
必要がなくなり、部品点数が少なく、構成が簡単にな
る。
【0044】さらに、イジェクト板をスライドさせるだ
けで、バイアスコイルが最初に退避し続いてカートリッ
ジのイジェクト状態となるので、停電時等のマニュアル
排出を行いたいとき、イジェクト板を動かすだけで、カ
ートリッジに収納されたディスクとバイアスコイルを接
触させずにカートリッジを破損することなく排出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク装置の第1の実施
例を示す図である。
【図2】カートリッジが挿入されていない状態のイジェ
クト板部分の側面図である。
【図3】カートリッジの挿入により、イジェクト板が前
方へ移動するときの状況を示す図である。
【図4】さらにイジェクト板が前方へ移動するときの状
況を示す図である。
【図5】イジェクト動作の際の、イジェクトピンとイジ
ェクト板との関係をそれぞれ示す図である。
【図6】本発明に係る光磁気ディスク装置の第2の実施
例を示す図である。
【図7】従来の光磁気ディスク装置であって、ディスク
を収納したカートリッジをロードして、バイアスコイル
がカートリッジのロード/イジェクトに支障のない位置
に退避した状態の側面図である。
【図8】図7に示す光磁気ディスク装置において、カー
トリッジがロードされ、バイアスコイルが情報の記録及
び消却が可能な位置にある状態の平面図である。
【符号の説明】
41…カートリッジホルダ、46…トリガレバー、49
…カム溝、50…イジェクト板、51…バイアスコイ
ル、53…トリガー溝、57…磁気回路、59…光ヘッ
ド(可動部)、62…カバー、65…マニュアル排出
具、67…イジェクトギア、68…イジェクトモータ、
83…プランジャ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】この係合部6からピン4が外れると、係合
部6が設けられたロードプレート7は、1対のバネ10
の付勢力によって、カートリッジ2の挿入方向に向かっ
てスライドする。ロードプレート7の側面には、後方下
側に向けて傾斜した溝8c,8dが形成されており、こ
れらの溝には、カートリッジホルダ11の側面に突設さ
れたピン9c,9dが係合している。カートリッジホル
ダ11は、トリガレバー3の回転中心にもなっているピ
ン5とピン5に係合するようにカートリッジホルダ11
に設けられた穴により挿入方向への移動が規制され、上
下方向へ移動可能なように支持されている。この結果、
前記ロードプレート7のスライドによって、カートリッ
ジ2を収納したカートリッジホルダ11は、ピン9c,
9dが溝8c,8dに案内されることによって、下方へ
移動する。そして、このカートリッジ2が下方へ移動し
たときに、カートリッジ内に収納されたディスクは、ス
ピンドルモータ12にセットされる(図7はこの状態を
示している)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】なお、イジェクト板50がロードバネ52
の付勢によって装置前方に移動する際、イジェクトピン
70a,70bが後壁50aと干渉してロード動作の邪
魔にならないよう、後壁50aはイジェクトギア67の
回転軸よりオフセットした位置に配置されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを収納したカートリッジを収
    納、保持するカートリッジホルダと、 前記カートリッジホルダにカートリッジが収納されたこ
    とを検出する検出手段と、 前記カートリッジホルダに保持されたカートリッジ内の
    ディスクを回転させる回転手段と、 前記カートリッジホルダに沿ってスライド可能で、前記
    ディスクの記録範囲に外部磁界を印加する外部磁界印加
    手段を有するスライド部材と、 前記検出手段がカートリッジの収納を検出した場合、前
    記スライド部材をカートリッジホルダに沿ってスライド
    するように駆動する駆動手段と、 前記カートリッジホルダおよびスライド部材を係合し、
    前記スライド部材のスライドにより、前記カートリッジ
    ホルダを移動させて前記カートリッジ内のディスクを回
    転手段に配置させ、かつ前記外部磁界印加手段を前記回
    転手段に配置されたディスクに対向配置させる係合手段
    と、を有する光磁気ディスク装置。
JP4182606A 1992-07-09 1992-07-09 光磁気ディスク装置 Withdrawn JPH0628824A (ja)

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Effective date: 19991005