JPH0628794B2 - 鋳造方法および装置 - Google Patents

鋳造方法および装置

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JPH0628794B2
JPH0628794B2 JP289286A JP289286A JPH0628794B2 JP H0628794 B2 JPH0628794 B2 JP H0628794B2 JP 289286 A JP289286 A JP 289286A JP 289286 A JP289286 A JP 289286A JP H0628794 B2 JPH0628794 B2 JP H0628794B2
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泰州 神谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、低圧鋳造システムに係り、特に溶湯圧送手
段および溶湯圧送圧力制御を改善した鋳造方法および装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来の低圧鋳造システムとして、気密構造の溶湯保持炉
から溶湯管を導出し、この溶湯管から直接金型キャビテ
ィ内へ溶湯を空気圧力により低圧力で射出し鋳造する装
置が知られている。
第2図は、前記従来の空気圧制御方式による鋳造装置の
構成例を示すものである。すなわち、第2図において、
参照符号10は溶湯保持炉を示し、この保持炉10は蓋
板12により気密に密閉される。しかるに、この蓋板の
一部には、給湯管14を気密に挿通配置すると共に空気
圧供給系16を連通接続する。空気圧供給系16は、所
要の空圧源18より発生した圧力空気を空気圧制御装置
20を介して保持炉10内へ導入するよう構成されてい
る。一方、前記給湯管14は、固定ダイプレート22を
介して下金型24の湯通路26に連通接続する。なお、
前記下金型24の上部には上金型28が接合され、その
接合面間に金型キャビティ30が設けられる。また、前
記給湯管14の蓋板12から外部に導出する部分の外周
部にガスバーナ32を配設し、金型キャビティ30内へ
溶湯を鋳込完了後これが凝固する迄の保持時間中に給湯
管14中での溶湯の凝固を防止するよう構成する。
このように構成された従来の低圧鋳造装置においては、
気密構造の保持炉10に対し空気圧供給系16から制御
された空気圧力を供給して、給湯管14から金型キャビ
ティ30内への溶湯の射出圧力を一定条件にして鋳造を
行う。この場合、鋳造サイクル完了後は、空気圧供給系
16から供給する空気圧力を解放するため、給湯管14
中の溶湯は保持炉10内に逆流し、その湯面Bは保持炉
10の湯面Aと同一レベルとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した従来の鋳造装置によれば、保持炉10に対する
空気圧力を制御することによって溶湯の射出圧力を一定
条件とするものであるから、溶湯の射出制御に対する応
答が遅くなり、鋳造サイクルの時間が増加する難点があ
る。また、金型キャビティ30中への溶湯射出中におけ
る射出圧力のプログラム的制御を行う場合、同様の理由
で制御性が低下し、精密な制御ができないため、複雑な
形状の鋳造品を成形するには、金型の先端キャビティま
で溶湯が充分流入できずに不良品が発生する等の難点が
ある。さらに、鋳造サイクル毎に、給湯管14中の溶湯
は、空気圧力の制御の切換えによりその湯面Bが上下に
変動し、これにより給湯管14中の溶湯内に空気を巻き
込み、この結果鋳造品に巣を発生させる等の欠点があ
る。
そこで、本発明の目的は、従来の空気圧力制御に代えて
電磁誘導ポンプを使用し、溶湯の射出圧力制御と共に給
湯管および保持炉内の溶湯の最適な保持を行い円滑な鋳
造作業を達成し常に品質の安定した鋳造品を得ることが
できる鋳造方法および装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る鋳造方法は、保持炉中の溶湯を給湯管を介
して直接金型キャビティ内へ低圧力で注湯する鋳造方法
において、給湯管の一部に電磁誘導ポンプを配設すると
共に保持炉内に湯面検知センサを移動自在に設け、前記
湯面検知センサにより保持炉内の湯面レベルを検出し、
この検出信号に基づき給湯管から金型キャビティ内へ注
湯を行う場合の射出圧力設定と給湯管内の溶湯を最適レ
ベルに保持するために前記電磁誘導ポンプの励磁電圧を
演算し、指令し、制御することを特徴とする。
また、前記方法を実施するための本発明に係る鋳造装置
は、給湯管の金型キャビティに近接した位置に電磁誘導
ポンプを構成する励磁コイルを囲繞配置し、一方保持炉
内に湯面レベルを検出する湯面検知センサを上下移動自
在に取付け、前記湯面レベル検出信号を入力して前記給
湯管から金型キャビティ内へ注湯を行う場合の射出圧力
設定と給湯管内の溶湯を最適レベルに保持するために前
記電磁誘導ポンプの励磁電圧指令を演算する手段を設
け、さらにこの演算手段で得られた励磁電圧指令により
前記励磁コイルを付勢制御する電圧制御器を設けること
を特徴とする。
〔作用〕
本発明の鋳造方法および装置によれば、給湯管に電磁誘
導ポンプを設けて溶湯をその電磁力で移送するよう構成
することにより、溶湯の加熱保持を有効になし得ると共
に保持炉内の溶湯の湯面レベルを検出して、この検出信
号に基づいて常に適正な射出圧力および射出量を得るこ
とができるように電磁誘導ポンプを励磁制御して良品質
の鋳造品を量産化することができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る鋳造方法につき、この方法を実施す
る装置を例示して以下詳細に説明する。
第1図は、本発明鋳造装置の一実施例を示すものであ
る。なお、説明の便宜上第2図を示す従来の鋳造装置と
同一の構成部分については同一の参照符号を付して説明
する。第1図において、溶湯保持炉10,給湯管14お
よび金型24,28の構成はそれぞれ従来装置と同様で
ある。本発明においては、前記給湯管14に対し、固定
ダイプレート22と連通接続される近傍に電磁誘導ポン
プを設けることを特徴とする。このため、本実施例で
は、保持炉10の底部側面より給湯管14を導出し、そ
の立上り部分の前記固定ダイプレート22に近接した位
置に電磁誘導ポンプの励磁コイル40を囲繞配置したも
のである。しかるに、この電磁誘導ポンプは、電磁制御
器42により励磁コイル40に供給される3相交流等の
励磁電圧を調整することにより、溶湯金属を電磁力によ
り移送して金型キャビティ30内へ射出するよう動作す
る。この場合、前記電圧制御器42を制御するため、次
のような制御系が採用される。
すなわち、参照符号44は、蓋板12より保持炉10内
へ上下動自在に挿通配置された湯面検知センサであり、
この湯面検知センサ44の移動はサーボモータ46によ
り制御される。このサーボモータ46の制御は、マイク
ロコンピュータ48から出力される指令信号に基づき、
増幅器50から出力される信号により行われる。また、
前記サーボモータ46には、前記パルスジェネレータ5
2が結合され、前記湯面検知センサ44の上下位置を検
出し、この検出位置信号を前記マイクロコンピュータ4
8へ入力する。さらに、前記湯面検知センサ44によっ
て湯面との接触を検出する検出信号を変換器54を介し
て前記マイクロコンピュータ48へ入力する。そこで、
このマイクロコンピュータ48では、最適の鋳造条件と
して、射出圧力と射出圧力のプログラム的変化パターン
等をキーボード等の入力手段56により、適宜CRTデ
ィスプレイ装置58を確認しながら入力する一方、前記
パルスジェネレータ52から入力される保持炉10内に
おける湯面位置データと比較し、湯面の最適射出条件を
演算して電磁誘導ポンプの制御指令を出力する。従っ
て、このマイコロコンピュータ48により出力される制
御指令は、増幅器60を介して電圧制御器42に入力さ
れ、電磁誘導ポンプの励磁コイル40を付勢する。な
お、参照符号62は、前記電磁誘導ポンプの励磁コイル
40および湯面検知センサ44の移動を行うサーボモー
タ46を駆動するための動力電源を示すものである。
本実施例におる鋳造装置において、給湯管14中の湯面
Bは、前述した湯面検知センサ44による検出信号をマ
イクロコンピュータ48へ入力して演算処理を行い、得
られた出力指令を増幅器60を介して電圧制御器42へ
伝達し、電磁誘導ポンプの励磁コイル40の励磁電圧を
制御することにより、給湯管14中の溶湯を所定の射出
プログラムに基づいて射出し、鋳込み完了後は湯面Bが
一定レベルとなるよう保持することが可能となる。この
場合、湯面検知センサ44は、その感知部が湯面に接触
するまでサーボモータ46を付勢し、センサ44を下動
させて湯面Aに接触させる。この時、湯面検知センサ4
4の感知部を構成する温度センサまたは通電センサが作
動して、その出力を変換器54を介してマイクロコンピ
ュータ48に入力し、このマイクロコンピュータ48よ
り増幅器50を介してサーボモータ46の駆動を停止さ
せる指令を出力する。また、これと同時にサーボモータ
46に結合したパルスジェネレータ52において検出さ
れた位置信号がマイクロコンピュータ48に入力され、
この湯面データに基づいて電磁誘導ポンプの励磁コイル
40の励磁電圧を決定する演算処理を行う。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
電磁誘導ポンプによって保持炉内の溶湯の湯面変化に関
係なく、給湯管内の一定レベルに溶湯を保持することが
でき、常に同一の鋳造条件で射出圧力制御を適正に行う
ことができる。
また、本発明においては、電磁誘導ポンプを使用するこ
とにより、給湯管中の最適レベルに湯面を保持すること
ができることと、電磁誘導効果による渦電流の発生で加
熱作用も付加され、鋳込完了後の凝固待ち時間中に溶湯
が給湯管中で凝固するのを有効に防止することができ
る。
さらに、射出圧力制御に際し、射出中の圧力変化パター
ンもマイクロコンピュータで任意に設定並びに変更する
ことができ、しかも給湯管中の湯面を常に最適レベルに
保持することができることから、溶湯への空気巻きもな
く、鋳造サイクルの短縮化による生産性の向上と共に欠
陥のない良品質の鋳造品を量産することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を
なし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鋳造方法を実施する装置の要部構
成並びに制御系統図、第2図は従来の低圧鋳造装置の要
部構成図である。 10……保持炉、12……蓋板 14……給湯管、16……空気圧供給系 18……空圧源、20……空気圧制御装置 22……固定ダイプレート、24……下金型 26……湯通路、28……上金型 30……金型キャビティ、32……ガスバーナ 40……励磁コイル(電磁誘導ポンプ) 42……電圧制御器、44……湯面検知センサ 46……サーボモータ 48……マイクロコンピュータ、50……増幅器 52……パルスジェネレータ、54……変換器 56……入力手段、58……CRTディスプレイ装置 60……増幅器、62……動力電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持炉中の溶湯を給湯管を介して直接金型
    キャビティ内へ低圧力で注湯する鋳造方法において、給
    湯管の一部に電磁誘導ポンプを配設すると共に保持炉内
    に湯面検知センサを移動自在に設け、前記湯面検知セン
    サにより保持炉内の湯面レベルを検出し、この検出信号
    に基づき給湯管から金型キャビティ内へ注湯を行う場合
    の射出圧力設定と給湯管内の溶湯を最適レベルに保持す
    るために前記電磁誘導ポンプの励磁電圧を演算し、指令
    し、制御することを特徴とする鋳造方法。
  2. 【請求項2】保持炉中の溶湯を給湯管を介して直接金型
    キャビティ内へ低圧力で注湯を行うよう構成した鋳造装
    置において、給湯管の金型キャビティに近接した位置に
    電磁誘導ポンプを構成する励磁コイルを囲繞配置し、一
    方保持炉内に湯面レベルを検出する湯面検知センサを上
    下移動自在に取付け、前記湯面レベル検出信号を入力し
    て前記給湯管から金型キャビティ内へ注湯を行う場合の
    射出圧力設定と給湯管内の溶湯を最適レベルに保持する
    ために前記電磁誘導ポンプの励磁電圧指令を演算する手
    段を設け、さらにこの演算手段で得られた励磁電圧指令
    により前記励磁コイルを付勢制御する電圧制御器を設け
    ることを特徴とする鋳造装置。
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