JPH06287910A - 道路舗装装置 - Google Patents

道路舗装装置

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JPH06287910A
JPH06287910A JP15013192A JP15013192A JPH06287910A JP H06287910 A JPH06287910 A JP H06287910A JP 15013192 A JP15013192 A JP 15013192A JP 15013192 A JP15013192 A JP 15013192A JP H06287910 A JPH06287910 A JP H06287910A
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sectional shape
cross
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英明 早坂
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博俊 斎藤
Tsunehiro Namegawa
恒弘 行川
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Maeda Road Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横断面方向に勾配変化点を有する断面形状
(山型等)の道路においても、支障なく自動的に道路全
幅員にわたる連続的なコンクリート舗装の削り均し、締
め固め、形状仕上げ、表面仕上げ等が可能な道路舗装装
置を提供する。 【構成】 外部からバーコード等により与えられる最終
道路断面形状に関する仕上げ制御情報を読み取るセンサ
47等と、撒き出された生コンクリートCを、道路の全
幅員にわたって削り均す削り均しスクリード部1と、次
いで締め固める振動スクリード部2と、次いで形状仕上
げする形状仕上げスクリード部3と、さらに表面終仕上
げする表面仕上げスクリード部7と、仕上げ制御情報に
基づき、生コンクリートCの断面形状が最終道路断面形
状と等しくなるようにこの装置の各部の位置を道路横断
方向の勾配に対応させて制御する制御部4等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の全幅員にわたり
連続的な道路舗装が可能な道路舗装装置に係り、特に、
道路全幅員にわたる連続的なコンクリート舗装の自動的
な削り均し、締め固め、形状仕上げ、表面仕上げ等に好
適な道路舗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路舗装機械、特にコンクリート
舗装用機械としては、撒き出されてまだ固まっていない
コンクリート(以下「生コンクリート」という)の削り
均し、締固め、形状仕上げを一貫して施工するコンクリ
ートフィニッシャと、このコンクリートフィニッシャに
より形状仕上げされた生コンクリート表面を道路の最終
断面形状にまで仕上げるコンクリートレベラとが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のコ
ンクリートフィニッシャおよびコンクリートレベラで
は、片勾配の道路断面形状を有する道路(例えば1車線
道路)しか仕上げることができず、横断面方向に勾配変
化点を有する断面形状の道路(例えば、道路の略中央部
に最高標高点(頂点)を有し道路の路肩部に向かって下
り勾配となる凸形断面形状の道路)である2車線以上の
道路については、道路横断方向に勾配変化点があるため
全幅員での舗装仕上げを行なうことができなかった。こ
のため、凸型断面の広幅員道路の舗装を行なう場合に
は、道路を横断面の頂点で横断方向に2つの片勾配の部
分に分割し、先にいずれか一方の部分のみを連続して施
工し、その後、残った部分を同じく連続的に施工する、
という工法をとっていた。したがって、長い工期が必要
であり、特に片側部分を工事用道路として利用する必要
がある場合には、片側部分を工事用車輌が通行可能とな
るまでの間、養生期間として確保せざるを得ず、これが
工期を圧迫することが多かった。また、道路横断方向の
略中央部でコンクリートの打ち継目が生じるためタイバ
ーの設置やそのためのコンクリート型枠が必要であっ
た。このため、この型枠設置のための測量も必要とな
り、施工手順が増加し、煩雑であった。そのうえ、片側
施工終了時にもう一方の部分の施工のための準備工事
(型枠の撤去、レールの移設、施工機械一式の移動等)
が必要であり、煩雑であると同時に工期をさらに延伸す
る原因となっていた。さらに、片側施工の場合には、道
路横断方向の略中央部付近の生コンクリートは舗装機械
による振動締固めが非常に困難なため、棒状バイブレー
タ等により人力で締固めざるを得ず、均一な締固めが難
しく、舗装品質上の問題点となっていた。また、この点
は、施工の省力化と逆行するものであり、その観点から
も問題であった。そして、馬蹄形断面等のトンネル内で
片側施工を行なう場合には、生コンクリートの取りおろ
し用のダンプトラックがトンネル断面の略中央部ではな
く上方空頭のより低い端の箇所で荷台のダンプアップを
行なうことを余儀なくされるため、一度に取りおろす生
コンクリートの量が制限されたり、施工条件によって
は、いったん大型ダンプトラックから小型のコンクリー
ト運搬車等に積み替えを行なわざるを得ない場合もあ
り、工期的にも経済的にもロスが多かった。本発明は、
かかる問題点を解決するためになされたものであり、横
断面方向に勾配変化点を有する断面形状の道路において
も、支障なく、かつ自動的に道路全幅員にわたる連続的
なコンクリート舗装の削り均し、締め固め、形状仕上
げ、表面仕上げ等を行なうことが可能な道路舗装装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明は、撒き出された道路舗装
材料を、道路横断方向に勾配変化点を有する道路の全幅
員にわたって削り均す道路舗装装置であって、外部から
与えられる最終的に仕上げるべき最終道路断面形状に関
する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段と、撒き出
された前記道路舗装材料を所定の厚さに削り均す削り均
し手段と、前記仕上げ制御情報に基づき、前記削り均し
手段が削り均した後の道路舗装材料の断面形状が、最終
的に仕上げるべき最終道路断面形状に所定の仕上げ余裕
を加えたものと略等しくなるように、前記削り均し手段
の位置を道路横断方向の勾配に対応させて制御する削り
均し制御手段と、を備えて構成される。また、請求項2
に記載した発明は、削り均された道路舗装材料を、道路
横断方向に勾配変化点を有する道路の全幅員にわたって
締め固める道路舗装装置であって、外部から与えられる
最終的に仕上げるべき最終道路断面形状に関する仕上げ
制御情報を読み取る情報読取手段と、削り均された道路
舗装材料を道路の全幅員にわたって締め固める締固め手
段と、前記仕上げ制御情報に基づき、前記締固め手段が
締め固めた後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に仕
上げるべき最終道路断面形状に所定の仕上げ余裕を加え
たものと略等しくなるように、前記締固め手段の位置を
道路横断方向の勾配に対応させて制御する締固め制御手
段と、を備えて構成される。請求項3に記載した発明
は、締め固められた道路舗装材料を、道路横断方向に勾
配変化点を有する道路の全幅員にわたって形状仕上げす
る道路舗装装置であって、外部から与えられる最終的に
仕上げるべき最終道路断面形状に関する仕上げ制御情報
を読み取る情報読取手段と、締め固められた道路舗装材
料の形状を道路の全幅員にわたって仕上げる形状仕上げ
手段と、前記仕上げ制御情報に基づき、前記形状仕上げ
手段が形状仕上げした後の道路舗装材料の断面形状が、
最終的に仕上げるべき最終道路断面形状と略等しくなる
ように、前記形状仕上げ手段の位置を道路横断方向の勾
配に対応させて制御する形状仕上げ制御手段と、を備え
て構成される。請求項4に記載した発明は、形状仕上げ
された道路舗装材料の表面を、道路横断方向に勾配変化
点を有する道路の全幅員にわたって仕上げる道路舗装装
置であって、外部から与えられる最終的に仕上げるべき
最終道路断面形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情
報読取手段と、形状仕上げされた道路舗装材料の表面を
道路の全幅員にわたって仕上げる表面仕上げ手段と、前
記仕上げ制御情報に基づき、前記表面仕上げ手段が表面
仕上げした後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に仕
上げるべき最終道路断面形状と等しくなるように、前記
表面仕上げ手段の位置を道路横断方向の勾配に対応させ
て制御する表面仕上げ制御手段と、を備えて構成され
る。請求項5に記載した発明は、請求項1乃至請求項4
に記載した道路舗装装置において、前記最終道路断面形
状は、前記道路の略中央部に最高標高点を有し、かつ前
記道路の路肩部に向かって下り勾配となる凸形断面形状
であるように構成される。請求項6に記載した発明は、
請求項1乃至請求項4に記載した道路舗装装置におい
て、前記最終道路断面形状は、前記道路の略中央部に最
低標高点を有し、かつ前記道路の路肩部に向かって上り
勾配となる凹形断面形状であるように構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する請求項1に記載した発明によ
れば、道路舗装材料を削り均す削り均し手段が削り均し
た後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に仕上げるべ
き最終道路断面形状に所定の仕上げ余裕を加えたものと
略等しくなるように、削り均し手段の位置を、読み取っ
た仕上げ制御情報に基づき、削り均し制御手段が道路横
断方向の勾配に対応させて制御するので、横断面方向に
勾配変化点を有する道路の場合であっても、その道路の
全幅員にわたって撒き出された道路舗装材料を支障なく
自動的に削り均すことができる。そして、請求項2に記
載した発明によれば、道路舗装材料を締め固める締固め
手段が締め固めた後の道路舗装材料の断面形状が、最終
的に仕上げるべき最終道路断面形状に所定の仕上げ余裕
を加えたものと略等しくなるように、締固め手段の位置
を、読み取った仕上げ制御情報に基づき、締固め制御手
段が道路横断方向の勾配に対応させて制御するので、横
断面方向に勾配変化点を有する道路の場合であっても、
その道路の全幅員にわたって削り均された道路舗装材料
を支障なく自動的に締め固めることができる。請求項3
に記載した発明によれば、道路舗装材料の形状を仕上げ
る形状仕上げ手段が形状仕上げした後の道路舗装材料の
断面形状が、最終的に仕上げるべき最終道路断面形状と
略等しくなるように、形状仕上げ手段の位置を、読み取
った仕上げ制御情報に基づき、形状仕上げ制御手段が道
路横断方向の勾配に対応させて制御するので、横断面方
向に勾配変化点を有する道路の場合であっても、その道
路の全幅員にわたって締め固められた道路舗装材料を支
障なく自動的に形状仕上げすることができる。また、請
求項4に記載した発明によれば、道路舗装材料の表面を
仕上げる表面仕上げ手段が表面仕上げした後の道路舗装
材料の断面形状が、最終的に仕上げるべき最終道路断面
形状と等しくなるように、表面仕上げ手段の位置を、読
み取った仕上げ制御情報に基づき、表面仕上げ制御手段
が道路横断方向の勾配に対応させて制御するので、横断
面方向に勾配変化点を有する道路の場合であっても、そ
の道路の全幅員にわたって形状仕上げされた道路舗装材
料を支障なく自動的に表面仕上げすることができる。請
求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至請求項4
に記載した道路舗装装置において、最終道路断面形状
は、道路の略中央部に最高標高点を有し、かつ道路の路
肩部に向かって下り勾配となるような凸形断面形状を有
する2車線以上の道路等についてもその道路の全幅員に
わたって一度に連続して自動的に舗装の仕上げを行なう
ことが可能となる。請求項6に記載した発明によれば、
請求項1乃至請求項4に記載した道路舗装装置におい
て、最終道路断面形状は、道路の略中央部に最低標高点
を有し、かつ道路の路肩部に向かって上り勾配となるよ
うな凹形断面形状を有する2車線以上の道路等について
もその道路の全幅員にわたって一度に連続して自動的に
舗装の仕上げを行なうことが可能となる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に、本発明の第1実施例であるコンクリー
トフィニッシャ、および第2実施例であるコンクリート
レベラの全体構成を側面図として示す。図1に示すよう
に、撒き出された生コンクリートCは、コンクリートフ
ィニッシャ100により削り均し、締め固め、形状仕上
げが行なわれ、次いで、コンクリートレベラ200によ
りコンクリート表面の最終平滑仕上げが行なわれる。こ
のため、撒き出された生コンクリートに対し、コンクリ
ートフィニッシャ100の後方にコンクリートレベラ2
00が追随するようにコンクリートレベラ200が配置
される。以下に、第1実施例であるコンクリートフィニ
ッシャ100と第2実施例であるコンクリートレベラ2
00についてさらに詳細に説明を加える。
【0007】(1) 第1実施例
【0008】以下に、図1乃至図13を参照しつつ、第
1実施例であるコンクリートフィニッシャ100の構成
およびその作用について説明する。図1に示すように、
このコンクリートフィニッシャ100は、削り均し手段
である削り均しスクリード部1と、締固め手段である振
動スクリード部2と、形状仕上げ手段である形状仕上げ
スクリード部3と、コンクリートフィニッシャ100の
全体を制御する制御部4と、削り均しスクリード部1及
び振動スクリード部2の全体を昇降可能なフィニッシャ
昇降部6A、6Bと、を備えている。ここに、削り均し
スクリード部1と、振動スクリード部2と、制御部4
と、フィニッシャ昇降部6A、6Bとは、コンクリート
フィニッシャ本体部を構成しており、形状仕上げスクリ
ード部3はこのコンクリートフィニッシャ本体部に牽引
される。
【0009】削り均しスクリード部1は、削り均しロー
タ10を有しており、この削り均しロータ10により、
撒き出された生コンクリートCを所定の厚さに削り均
す。
【0010】振動スクリード部2は、その中央部に船底
形のバイブレータ20を有しており、上記の削り均しス
クリード部1により削り均された生コンクリートCは、
この振動盤20の振動によって締め固められる。
【0011】形状仕上げスクリード部3は、その進行方
向に対して直角に生コンクリートCの表面上を摺動する
4枚のフィニッシングスクリード30A〜30Dを有し
ており、このフィニッシングスクリード30A〜30D
により生コンクリートCの表面はほぼ平滑に形状仕上げ
される。
【0012】制御部4は、このコンクリートフィニッシ
ャ100全体を制御する部分であり、外部からの操作に
よってコンクリートフィニッシャ100の各部を制御す
るほか、センサ47、48等により自己の現在位置やコ
ンクリート表面の水準高さ等を自動的に計測しつつ、予
め入力等された動作プログラムによりコンクリートフィ
ニッシャ100の各部を自動制御する。
【0013】次に、図2乃至図4を用いて、削り均しス
クリード部1のさらに詳細な構成について説明する。図
2乃至図4に示すように、削り均しスクリード部1は、
撒き出された生コンクリートCの表面の高さを略一定に
削り均す削り均しロータ10と、この削り均しロータ1
0が取り付けられる駆動軸11と、駆動軸11をその両
端部と中央部において吊下支持する支持フレーム14
と、この支持フレーム14の中央部において支持フレー
ム14を山型に傾斜させるクラウン装置15と、この削
り均しスクリード部1全体を昇降可能な第1昇降部16
と、を備えている。
【0014】また、この削り均しスクリード部1は、図
5に示すように、駆動軸11A、11Bを回転駆動する
ための油圧モータ12A、12Bと、この回転駆動力を
伝達するためのチェーン車(スプロケット)51a、5
1b、および駆動チェーン52とを有している。
【0015】そして、支持フレーム14がその中央部で
山型に傾斜した場合においても駆動軸11を支承なく連
結するユニバーサルジョイント13を備えている。ま
た、支持フレーム14は、クラウン装置15と接続する
メインフレーム14A、14Bと、このメインフレーム
14A、14Bと伸縮ジョイント部54A、54Bにお
いて入れ子状に嵌合する伸縮フレーム14C、14Dと
を有している。この伸縮フレームを出し入れして調整し
固定することにより、道路幅員が異なる道路に対応する
ことができる。伸縮フレーム14C、14Dは、その両
端部が支承ピン53A、53Bにより昇降フレーム57
A、57Bで支持されており、これらの支承ピンと後述
する支持脚の倒れ等により支持フレーム14が傾斜した
場合の回転変位を吸収するように構成されている。
【0016】また、図4に示すように、昇降フレーム5
7A、57Bには揺動アーム59a〜59dが設けられ
ており、揺動アーム59c、59dには油圧ジャッキ5
8A、58Bが接続するように構成されている。さら
に、昇降フレーム57A、57Bには、高さ微調整部6
0A、60Bが設けられている。
【0017】次に、図6を用いて、クラウン装置15の
詳細な構成について説明する。図6に示すように、クラ
ウン装置15は、メインフレーム14A、14Bに接続
する支承ピン67A、67Bと、この支承ピン67A、
67Bに接続するターンバックル66a〜66dと、こ
のターンバックル66a〜66dの軸部と螺合するスリ
ーブ65a、65bと、スリーブ65a、65bに固定
されたチェーン車63c、63dと、これらチェーン車
63c、63dを回転駆動する油圧モータ62、チェー
ン車63a、63b、チェーン64とを有している。
【0018】上記のターンバックル66aと66b、お
よびターンバックル66cと66dとは、互いに逆方向
のネジが設けられており、スリーブ65aまたは65b
を回動させると、ターンバックル66aと66b、およ
びターンバックル66cと66dとは相互に接近または
離反するように移動する。
【0019】次に、図4、図7、図8を用いて、振動ス
クリード部2のさらに詳細な構成について説明する。こ
れらの図に示すように、振動スクリード部2は、上記の
削り均しスクリード部1により削り均された生コンクリ
ートCの表面に密接させて振動を与える本体部振動盤2
0A、20Bと、図示しない油圧モータや偏心軸等を有
し本体部振動盤20A、20Bに振動を与えるバイブレ
ータ24a〜24hおよび連結軸部25a〜25gと、
この本体部振動盤20A、20Bが吊り下げられて取り
付けられる支持フレーム21a、21bと、支持フレー
ム21a、21bを支持するサイドフレーム23A、2
3Bおよび駆動輪28A、28Bと、この本体部振動盤
20A、20Bを支持フレーム21a、21bに吊り下
げて取り付けるための吊り金具26A、26Bと、上記
の本体部振動盤20A、20Bを振動スクリード部2の
中央部で山型に傾斜させるクラウン装置22と、この振
動スクリード部2を昇降可能な油圧ジャッキ29Bと、
を備えている。また、この本体部振動盤20A、20B
には、伸縮部振動盤20C、20Dが取付可能な構成と
なっており、さらに広い道路幅員に対応可能となってい
る。
【0020】次に、図8を用いて、フィニッシャ昇降部
6Bのさらに詳細な構成について説明する。図8に示す
ように、フィニッシャ昇降部6Bは、駆動輪28A〜2
8Dを支持し点Pを揺動軸として揺動可能な支持脚68
A〜68Dと、この支持脚68A〜68Dに接続し伸縮
自在な油圧ジャッキ69A、69Bと、を備えている。
なお、図8に示すように、吊り金具26A、26Bに
は、油圧ジャッキ6A、6B及び高さ微調整部70A、
70Bが設けられている。
【0021】次に、図4、図9乃至図11を用いて、形
状仕上げスクリード部3のさらに詳細な構成について説
明する。これらの図に示すように、形状仕上げスクリー
ド部3は、図9に示すように、上記の振動スクリード部
2により締め固められた生コンクリートCの表面上を摺
動する4基の本体部フィニッシングスクリード30A〜
30Dと、この本体部フィニッシングスクリード30A
〜30Dを形状仕上げスクリード部3の走行方向に対し
直角な方向(図2における矢印Iの方向)に往復駆動す
るスクリード駆動部31a、31bと、この往復駆動さ
れる本体部フィニッシングスクリード30A〜30Dを
往復移動可能な状態で支持するスクリード支持部36
と、スクリード支持部36を支持するとともに、その中
央部で山型に傾斜可能な支持フレーム34と、支持フレ
ーム34をその中央部で山型に傾斜させるクラウン装置
33と、支持フレーム34を支持するとともに昇降可能
な第3昇降部38A、38Bと、この第3昇降部38
A、38Bを支持するサイドフレーム37A、37Bお
よび走行輪72A、72Bと、を有している。
【0022】また、図9に示すように、本体部フィニッ
シングスクリード30Aと30Bとは連結リンク32a
により連結され、本体部フィニッシングスクリード30
Cと30Dとは連結リンク32bにより連結される。ま
た、本体部フィニッシングスクリード30Bには伸縮部
フィニッシングスクリード30E、30Fが接続され
る。他の本体部フィニッシングスクリード30A、30
C、30Dについても同様である。これにより、さらに
広い道路幅員に対応可能となっている。
【0023】スクリード駆動部31aは、駆動用の油圧
モータ73と、油圧モータ73により回転駆動されるク
ランク75と、クランク75および本体部フィニッシン
グスクリード30Bに連結するコネクティングロッド7
6と、を有している。また、スクリード支持部36は、
本体部フィニッシングスクリード30A〜30Dを往復
移動可能な状態で支持するためのガイドローラ36R
と、本体部フィニッシングスクリード30A〜30Dの
水準高さを調整するためのネジ機構36Jと、このネジ
機構36Jを操作するための調整ハンドル36Hを備え
ている。
【0024】そして、支持フレーム34は、クラウン装
置33と接続するメインフレーム34A、34Bと、こ
のメインフレーム34A、34Bと伸縮ジョイント部3
5A、35Bにおいて入れ子状に嵌合する伸縮フレーム
34C、34Dとを有している。この伸縮フレームを出
し入れして調整し固定することにより、道路幅員が異な
る道路に対応することができる。伸縮フレーム34C、
34Dは、その両端部が第3昇降部38A、38Bを介
してサイドフレーム37A、37Bで支持されており、
これらのサイドフレーム37A、37Bや走行輪72
A、72Bの倒れ等により支持フレーム34が傾斜した
場合の回転変位を吸収するように構成されている。ま
た、第3昇降部38A、38Bには高さ微調整部39
A、39Bが設けられている。
【0025】次に、図13を用いて、制御部4のさらに
詳細な構成について説明する。図13に示すように、こ
の制御部4は、データ信号やコントロール信号の授受の
ためのバス42と、このバス42に接続され情報処理・
制御全体を司るCPU41(Central Processing Uni
t: 中央処理装置)と、バス42に接続されCPU41
の動作プログラムデータ等を格納するROM(Read Onl
y Memory:読出専用メモリ)44と、バス42に接続さ
れCPU41の処理途中のデータ等を一時的に格納する
RAM(Random Access Memory:随時読出し書込み可能
メモリ)43と、バス42に接続されCPU41に外部
から制御指令を与え、現在の動作状況等を表示するため
の入力・表示部45と、地上などに設置されたベンチマ
ーク等に予め設けられたバーコード等からレーザ光等に
より自己の現在位置情報および仕上げるべき最終道路断
面形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段
である位置センサ47と、仕上げる生コンクリートの表
面の水準高さをレーザ光等により読み取るレベルセンサ
48と、を有して構成される。
【0026】また、制御部4は、必要に応じ、外部の情
報記憶媒体M1 に格納されたCPU41の動作プログラ
ムデータ等を読出してCPU41に出力したり、CPU
41の処理した結果のデータ等を入力して情報記憶媒体
M1 に記憶させる外部記憶部46を備えてもよい。
【0027】次に、図1乃至図13を用いて、第1実施
例の動作について説明する。まず、コンクリートフィニ
ッシャ100の前方に、生コンクリートCが取りおろさ
れる。道路舗装用の生コンクリートは、所要の曲げ強
度、水密性、耐久性、耐摩耗性等を備える必要から、コ
ンクリート打設時の配合水量を示すスランプ値がかなり
小さく、練り混ぜ直後であっても非常に固くいわゆるワ
ーカビリチーの低いコンクリートである。したがって、
取りおろしは、通常、ダンプトラック等によって行なわ
れる。次に、取りおろされた生コンクリートCは、スプ
レッダと呼ばれる機械により撒き出される。
【0028】このようにして撒き出された生コンクリー
トCは、まず、削り均しスクリード部1により削り均さ
れる。この削り均すべき生コンクリートCの道路横断方
向の断面形状は、図5に示すように、道路の略中央部に
頂点を有し、かつ道路の路肩部に向かって下り勾配とな
る凸型(山型)断面である。
【0029】この場合、生コンクリートCは、図4、図
8に示すように削り均しスクリード部1により、予めセ
ットされた制限高さ以下となるように削られる。図4に
は示していないが、この制限高さは、調整ネジ等により
微調整可能である。この制限高さは、最終的な道路舗装
の断面高さに後続する削り均しスクリード部1等の仕上
げの余裕代を加えたものである。
【0030】上記の削り均しスクリード部1が生コンク
リートC上に到達したとき、図4に示すように削り均し
スクリード部1の前部に設けられた位置センサ47が地
上のベンチマーク等に設けられたバーコード等の位置デ
ータをレーザ光等を用いて読み取る。
【0031】この位置データには、その位置における設
計断面形状のデータが含まれている。位置センサ47に
より読み出されたこの位置データは、バス42を介して
CPU41に送られる。CPU41は、送られてきた位
置データに基づき、各クラウン装置15、22、33に
制御信号を出力し、山型に傾斜させる傾斜角度を調整す
る。そのほか、高さ微調整部60、70、39にも制御
信号を出力し、各部の高さを微調整する。
【0032】上記のベンチマークとは、舗装すべき道路
上に設けられる測量用の基準点であり、その表面に打設
された標点の頂点の水準高さによってその位置の標高を
表し、標点の中心位置によってその点の経緯位置を表
す。このベンチマークは、一定距離毎に地上に建植され
てもよいし、測量用データが変化する点に設けてもよ
い。本実施例では、道路舗装用の断面形状データ(道路
横断方向の勾配、道路縦断方向の勾配など)をバーコー
ド等によりこのベンチマーク上に設定しようとするもの
である。これらの測量用データや道路舗装用の断面形状
データは、このコンクリートフィニッシャ100のオペ
レータの目視確認のために上記の入力・表示部45に数
値表示として表示してもよい。ここに、バーコード等に
よって表された測量用データや道路舗装用の断面形状デ
ータは、仕上げ制御情報に相当している。
【0033】レベルセンサ48は、上記のレーザ光の
他、超音波等の非接触式のセンサが用いられる。レベル
センサ48の検出データは、CPU41に送られ、この
結果は各クラウン装置15、22、33への制御信号を
修正するようにフィードバックされる。
【0034】次に、図8に示すように、駆動軸11A、
11Bに取り付けられた削り均しロータ10が、図上に
おいて時計回りの方向に回転し、生コンクリートCの表
面をならす。削り均しロータ10の下端の位置は、最終
的な道路舗装の断面の高さに後続する振動スクリード部
2等での仕上げの余裕代を見込んだものとなっている。
【0035】この場合、図5に示すように、クラウン装
置15の押し開き作用により支持フレーム14が山型に
傾斜するので、それに伴って駆動軸11A、11Bがユ
ニバーサルジョイント13を頂部とした山型をなして回
転する。駆動軸11A、11Bの回転駆動は、削り均し
スクリード部1の左右両端部に設置された油圧モータ1
2A、12Bと動力伝達機構であるチェーン車51a、
51b、駆動チェーン52等によって行なわれる。
【0036】次に、クラウン装置15の動作について、
図6を参照しつつ説明を行なう。クラウン装置15にお
いては、まず、CPU41からの制御指令信号に基づき
油圧モータ62が正転または逆転回転する。この回転力
は、チェーン車63aからチェーン64、チェーン車6
3bを介してチェーン車63c、63dに伝達される。
【0037】この回転力により、スリーブ65a、65
bが回転する。スリーブ65a内にはターンバックル6
6aおよび66bの軸部が螺合しており、スリーブ65
b内にはターンバックル66cおよび66dの軸部が螺
合しているが、互いに逆方向の螺子が設けられているの
で、スリーブ65a、65bが回転すると、ターンバッ
クル66aおよび66b、ターンバックル66cおよび
66dは互いに離反もしくは接近するように移動する。
【0038】これにより、ターンバックル66aおよび
66b、ターンバックル66cおよび66dが互いに離
反するように移動すると、支承ピン67A、67Bを介
して14A、14Bが図上左右方向に押し開かれるよう
に移動する。このため、メインフレーム14A、14B
は、支承ピン53A、53Bを回動中心として回動し、
その結果、支持フレーム14は山型に傾斜する。
【0039】他の22、33の構成および作用について
も、このクラウン装置15の構成および作用と全く同様
である。この場合、支持フレーム14と、ユニバーサル
ジョイント13と、支承ピン53A、53Bと、クラウ
ン装置15と、制御部4とは、削り均し制御手段を構成
している。
【0040】次に、削り均しスクリード部1における第
1昇降部16A、16Bの動作について説明する。第1
昇降部16A、16Bにおいて、昇降フレーム57A、
57Bは、支承ピン53Aおよび53Bを介してメイン
フレーム14Aおよび14Bを支持している。
【0041】昇降フレーム57A、57Bには揺動アー
ム59a〜59dの一端がヒンジにより接続しており、
この揺動アーム59a〜59dの他端は振動スクリード
部2のサイドフレーム23A、23Bにヒンジにより接
続している。そして、図8に示すように、揺動アーム5
9cには油圧ジャッキ58Bのピストンアームが接続
し、油圧ジャッキ58Bのシリンダの後端はサイドフレ
ーム23Bにヒンジにより接続している。揺動アーム5
9a、59bについても、図示はしていないが、揺動ア
ーム59c、59dと全く同様である。
【0042】このように構成することにより、CPU4
1からの制御指令信号により、油圧ジャッキ58Bのピ
ストンアームが伸長されると、揺動アーム59c、59
dは、サイドフレーム23B側のヒンジを回動中心とし
て図上時計回りに回動し、これに伴い、昇降フレーム5
7Bは図上上方に移動する。したがって、油圧ジャッキ
58Bに支持されている支持フレーム14、駆動軸11
および削り均しロータ10も一緒に上昇する。
【0043】このような動作が可能なため、削り均しス
クリード部1が舗装の終端部に到達した場合でも、後続
する振動スクリード部2、形状仕上げスクリード部3も
舗装の終端部まで確実に作業を行なうことができる。
【0044】次に、図1、図4、図7を参照しつつ振動
スクリード部2の動作について説明する。まず、位置セ
ンサ47により読み出された上記の位置データが、CP
U41からクラウン装置22に送られ、振動盤20を山
型に傾斜させる傾斜角度が調整される。クラウン装置2
2の動作はクラウン装置15の動作と同様である。
【0045】一方、支持フレーム21a、21bに設け
られたレベルセンサ48は、レーザ光等により生コンク
リートCの表面の各部の水準高さを計測し、CPU4に
そのデータを転送する。その結果、振動スクリード部2
全体に傾きがあるような場合には、CPU41からレベ
ル調整部27A、27Bに制御信号が送られ、水準高さ
の微調整が行なわれる。
【0046】次いで、振動スクリード部2全体が駆動輪
28A〜28Dにより前進し、生コンクリートCの表面
に山型状となった振動盤20が密着する。振動盤20上
には振動盤20に振動を与えるバイブレータ24a〜2
4h、および連結軸部25a〜25gが設置されてい
る。このバイブレータ24a〜24hには、図示しない
が、油圧モータと偏心軸等が内蔵されており、油圧モー
タの回転を振動に変換して振動盤20に与える。連結軸
部25a〜25gは各バイブレータ24a〜24hを連
結するためのものである。
【0047】このようにして生コンクリートCに振動を
与えると、生コンクリートCは一種の液状化の状態とな
り、コンクリート中の空隙が消失するとともにコンクリ
ート中の気泡は表面に浮上して空気中に放出され、十分
に密なコンクリートとなる。同時に、振動盤20の表面
が一種の型枠となり、生コンクリートCの表面が振動盤
20の山型形状と等しくなる。振動盤20の下面の位置
は、最終的な道路舗装の断面の高さに後続する形状仕上
げスクリード部3等での仕上げの余裕代を見込んだもの
となっている。
【0048】この場合、道路の幅員の長短に合わせて所
望の長さの伸縮部振動盤20C、20Dを本体部振動盤
20A、20Bに接続すれば、所望の幅員の道路舗装仕
上げができる。ここに、吊り金具26A、26Bと、ク
ラウン装置22と、制御部4とは、締固め制御手段を構
成している。
【0049】次に、フィニッシャ昇降部6及び油圧ジャ
ッキ29の動作について図4および図8を用いて説明す
る。フィニッシャ昇降部6は、削り均しスクリード部1
と振動スクリード部2とを左右独立に昇降可能であり、
主として道路線形が曲線の場合に必要なカント量等の設
定等に利用される機構である。一方、振動スクリード部
2が舗装の終端部に到達した場合などにおいては、後続
する形状仕上げスクリード部3、コンクリートレベラ2
00も舗装の終端部まで確実に作業を行なうことができ
るように、振動スクリード部2を上昇させる必要があ
る。油圧ジャッキ29はそのために設けられた機構であ
る。
【0050】図8に示すように、このフィニッシャ昇降
部6は、その一端がサイドフレーム23に回動中心を持
つ支持脚68と、この支持脚68に連結する油圧ジャッ
キ69と、支持脚68の他端に設けられた駆動輪28
と、を有している。図8に示すように、支持脚68Bに
は油圧ジャッキ69Bのシリンダがピン結合し、支持脚
68Dには油圧ジャッキ69Bのピストンアームがピン
結合している。
【0051】したがって、CPU41からの制御信号に
より、油圧ジャッキ69Bのピストンアームがシリンダ
内に収縮すると、支持脚68Aと68Bは相互に接近す
るように回動するから、結果的にサイドフレーム23B
は上昇する。逆に、油圧ジャッキ69Bのピストンアー
ムが伸長すると、支持脚68Aと68Bは相互に離反す
るように回動するから、結果的にサイドフレーム23B
は降下する。一方、吊り金具26には油圧ジャッキ29
及び高さ微調整部70が設けられており、CPU41か
らの制御信号により、吊り下げ支持している振動盤20
の昇降及び高さの微調整を行なう。
【0052】次に、図2、図4、図9乃至図12を参照
しつつ形状仕上げスクリード部3の動作について説明す
る。まず、位置センサ47により読み出された上記の位
置データが、CPU41からクラウン装置33に送ら
れ、支持フレーム34を山型に傾斜させる傾斜角度が調
整される。クラウン装置33の動作はクラウン装置15
の動作と同様である。
【0053】次いで、形状仕上げスクリード部3全体が
走行輪72A〜72Dにより前進し、生コンクリートC
の表面に山型形状となった支持フレーム34に支持され
同様に山型形状となった本体部フィニッシングスクリー
ド30が密着する。この本体部フィニッシングスクリー
ド30の下端の位置は、最終的な道路舗装の断面の高さ
に後続するコンクリートレベラ200での仕上げの余裕
代を見込んだものとなっている。
【0054】図2に示すように、形状仕上げスクリード
部3には、4基(2組)の本体部フィニッシングスクリ
ード30が設けられているが、このうちの1組の動作に
ついて、図9、図10乃至12を用いて説明する。
【0055】油圧モータ73の回転が図示しないチェー
ンとチェーン車74(図10)を介してクランク75に
伝達され、コネクティングロッド76を往復駆動する。
本体部フィニッシングスクリード30Bは、図11に示
すように、スクリード支持部36により図9の矢印方向
に移動可能に支持されているから、コネクティングロッ
ド76の往復運動により本体部フィニッシングスクリー
ド30Bも図9の矢印方向に往復運動する。本体部フィ
ニッシングスクリード30Aと30Bとは連結リンク3
2aにより連結されているから、本体部フィニッシング
スクリード30Aも図12の矢印方向に往復運動を行な
う。
【0056】この場合、本体部フィニッシングスクリー
ド30Aと30Bとは、山型に傾斜した支持フレーム3
4上のスクリード支持部36によって支持フレーム34
と平行に支持されているので、図12に示すように、本
体部フィニッシングスクリード30で仕上げられる生コ
ンクリートCの表面は、支持フレーム34の傾きと等し
くなる。この場合、支持フレーム34と、スクリード支
持部36と、クラウン装置33と、制御部4とは、形状
仕上げ制御手段を構成している。
【0057】また、形状仕上げスクリード部3は、図2
に示すように、本体部フィニッシングスクリード30
A、30Bの他、もう一組の本体部フィニッシングスク
リード30C、30Dを有している。これらの本体部フ
ィニッシングスクリード30C、30Dは、上記の本体
部フィニッシングスクリード30A、30Bの往復運動
と同期するが、本体部フィニッシングスクリード30
A、30Bとは互いに逆位相となるように往復運動す
る。すなわち、本体部フィニッシングスクリード30
A、30Bのクランク位置とは180°位相の異なる位
置にクランクを取り付ければよい。
【0058】このように構成することにより、本体部フ
ィニッシングスクリード30A、30Bによる揺れを本
体部フィニッシングスクリード30C、30Dの動きに
よりキャンセルすることができるので、コンクリートフ
ィニッシャ100全体が本体部フィニッシングスクリー
ド30A、30Bの往復運動の方向へ大きく揺動するこ
とを防止することができる。本実施例では、2組4枚の
フィニッシングスクリードを用いているが、これは、上
述のようにコンクリートフィニッシャ100全体の揺動
を防止するためであり、本来の形状仕上げのためには、
少なくとも1組2枚のフィニッシングスクリードを備え
ていれば十分である。
【0059】次に、形状仕上げスクリード部3における
第3昇降部38の動作について図4および図9を用いて
説明する。形状仕上げスクリード部3が舗装の終端部に
到達した場合などにおいては、後続するコンクリートレ
ベラ200も舗装の終端部まで確実に作業を行なうこと
ができるように、形状仕上げスクリード部3の全体を上
昇させる必要がある。第3昇降部38はそのために設け
られた機構である。第3昇降部38は、図9に示すよう
に、油圧ジャッキ等の伸縮機構を内蔵し、支持フレーム
34の端部と接続している。
【0060】CPU41からの制御信号が入力される
と、油圧ジャッキ等の伸縮機構が伸縮し、これにより第
3昇降部38が昇降する。一方、第3昇降部38には高
さ微調整部39が設けられており、CPU41からの制
御信号により、第3昇降部38の高さの微調整を行な
う。
【0061】また、形状仕上げスクリード部3は、図4
に示すように、連結フック71によりコンクリートフィ
ニッシャ100の本体部に牽引され、4つの走行輪72
A〜72Dにより走行用レール9上を走行可能である。
【0062】(2) 第2実施例
【0063】以下に、図1、図14乃至図19を参照し
つつ、本発明の第2実施例であるコンクリートレベラ2
00の構成およびその作用について説明する。図14乃
至図16に示すように、このコンクリートレベラ200
は、表面仕上げ手段である表面仕上げスクリード部7
と、コンクリートレベラ200の全体を制御する制御部
8とを備えている。
【0064】表面仕上げスクリード部7は、上記のコン
クリートフィニッシャ100の形状仕上げスクリード部
3により形状仕上げされた生コンクリートCの表面をさ
らに平滑になるように表面仕上げを行なう。
【0065】また、制御部8は、このコンクリートレベ
ラ200全体を制御する部分であり、外部からの操作に
よってコンクリートレベラ200の各部を制御するほ
か、センサ49、50等により自己の現在位置やコンク
リート表面の水準高さ等を自動的に計測しつつ、予め入
力等された動作プログラムによりコンクリートレベラ2
00の各部を自動制御する。
【0066】次に、図14乃至図18を用いて、表面仕
上げスクリード部7のさらに詳細な構成について説明す
る。
【0067】図14乃至16に示すように、この表面仕
上げスクリード部7は、摺動部77と、可動フレーム7
8と、固定フレーム79とを有している。可動フレーム
78はその中央部を支承ピン91(図18)で支持され
るとともにその両端部を図示しないヒンジ支承等で支持
され、また、その中央部には、上記の15、22、33
と同様なクラウン装置が設けられている。
【0068】また、摺動部77は、摺動板77Sと、摺
動板77Sを図16上に矢印方向へ往復駆動する駆動リ
ンク77Lとを備えている。駆動リンク77Lは、図示
しない駆動機構、たとえば、クランク機構等に接続して
いる。
【0069】また、固定フレーム79には、位置センサ
49、レベルセンサ50、走行輪88が設けられる。次
に、表面仕上げスクリード部7の動作を説明する。
【0070】まず、CPU41からの制御信号により、
クラウン装置89が伸長すると、可動フレーム78が所
定の傾きで傾斜する。摺動部77は、後述するガイドロ
ーラ等により、この可動フレーム78上を移動自在に吊
り支持されるから、摺動部77は、図14に示すよう
に、生コンクリートCの表面上を細線矢印で示す方向に
往復摺動しながら、図14において太線矢印で示す方向
に往復移動する。
【0071】したがって、コンクリートフィニッシャ1
00の形状仕上げスクリード部3によって形状仕上げさ
れた生コンクリートCの表面をさらに平滑に表面仕上げ
することができる。この場合、可動フレーム78と、支
承ピン91と、クラウン装置89と、制御部8とは、表
面仕上げ制御手段を構成している。
【0072】次に、摺動部77と可動フレーム78との
関係を図17に示す。図17に示すように、摺動部77
は摺動部支持ガイドローラ94を有しており、この摺動
部支持ガイドローラ94により可動フレーム78の下部
ガイド板92上を図14の太線矢印方向に移動自在に吊
り支持される。また、摺動部支持ガイドローラ94は、
その上方も上部ガイド板93により規制され、摺動部7
7自体の跳び等が防止されている。
【0073】ここで、可動フレーム78は、図14に示
すように、摺動部77の両端を支持するために2組(可
動フレーム78A、78Bおよび可動フレーム78C、
78D)設けられているが、これらはクラウン装置89
により山型に傾斜するため構造的に不安定であり、図1
7に示すように摺動部77の荷重が作用すると、図17
において破線矢印で示す方向に容易に転倒する恐れがあ
る。これを防止するため、可動フレーム78の摺動部7
7と反対側には転倒防止部95が設けられている。
【0074】すなわち、図17に示すように、転倒防止
部95は、可動フレーム78の背面側への倒れこみを防
止しつつ支持する支えローラ97および支えフレーム9
6と、図17の破線矢印方向への倒れこみを防止するた
めの押えフレーム98および押えローラ99とを有して
いる。ここに押えフレーム98は可動フレーム78の背
面側に取り付けられており、押えローラ99はその内側
に入り込むような状態で可動フレーム78が図17の破
線矢印方向への倒れこもうとする力を支える。ここで、
支えローラ97および押えローラ99がローラとなって
いるのは、可動フレーム78全体が山型に傾斜し、可動
フレーム78の各部が垂直上方に上昇した場合にも、そ
の動きに追随し支障なく可動フレーム78を支持するた
めである。
【0075】次に、図18に、可動フレーム78の略中
央部における摺動部支持ガイドローラ94と下部ガイド
板92、および上部ガイド板93との関係を示す。図1
8は、図上右側から摺動部77が移動してくる場合を示
している。まず、図上で一点鎖線によって示すように、
先端の摺動部支持ガイドローラ94aが下部ガイド板9
2D上を走行し可動フレーム78の中央点を通過する
と、下部ガイド板92Dは可動フレーム78の中央点ま
では右方から左方へ登り勾配と成っているのに対し下部
ガイド板92Cでは逆に可動フレーム78の中央点から
左方へ向かって下り勾配となっているため、摺動部支持
ガイドローラ94aは下部ガイド板92Cから浮いた状
態となる。しかし、摺動部支持ガイドローラ94aは、
上部ガイド板93Cによりそれ以上上方に向かうことを
規制され、いわば頭を押えられた状態となる。その後、
中央の摺動部支持ガイドローラ94bが可動フレーム7
8の中央点を通過すると、摺動板77S全体の重心が可
動フレーム78の中央点より左方へ移動するので、摺動
部支持ガイドローラ94aは図18において実線で示す
位置に移動し、下部ガイド板92C上に着地して、その
後は下部ガイド板92C上を移動する。このようにし
て、摺動部77は可動フレーム78の中央点付近におい
ても支障なく移動することができる。
【0076】次に、図19を用いて、制御部8のさらに
詳細な構成について説明する。図19に示すように、こ
の制御部8は、データ信号やコントロール信号の授受の
ためのバス82と、このバス82に接続され情報処理・
制御全体を司るCPU81(Central Processing Uni
t: 中央処理装置)と、バス82に接続されCPU81
の動作プログラムデータ等を格納するROM(Read Onl
y Memory:読出専用メモリ)84と、バス82に接続さ
れCPU81の処理途中のデータ等を一時的に格納する
RAM(Random Access Memory:随時読出し書込み可能
メモリ)83と、バス82に接続されCPU81に外部
から制御指令を与え、現在の動作状況等を表示するため
の入力・表示部85と、地上などに設置されたベンチマ
ーク等に予め設けられたバーコード等からレーザ光等に
より自己の現在位置情報および仕上げるべき最終道路断
面形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段
である位置センサ49と、仕上げる生コンクリートの表
面の水準高さをレーザ光等により読み取るレベルセンサ
50と、を有して構成される。
【0077】また、制御部8は、必要に応じ、外部の情
報記憶媒体M2 に格納されたCPU81の動作プログラ
ムデータ等を読出してCPU81に出力したり、CPU
81の処理した結果のデータ等を入力して情報記憶媒体
M2 に記憶させる外部記憶部86を備えてもよい。
【0078】上記のコンクリートレベラ200が生コン
クリートC上に到達したとき、図16に示すようにコン
クリートレベラ200の前部に設けられた位置センサ4
9が地上のベンチマーク等に設けられたバーコード等の
位置データをレーザ光等を用いて読み取る。
【0079】この位置データには、その位置における設
計断面形状のデータが含まれている。位置センサ49に
より読み出されたこの位置データは、バス82を介して
CPU81に送られる。CPU81は、送られてきた位
置データに基づき、クラウン装置89に制御信号を出力
し、山型に傾斜させる傾斜角度を調整する。クラウン装
置89の動作はクラウン装置15の動作と同様である。
【0080】そのほか、CPU81は、図示しない昇降
機構を備える第4昇降部80A、80Bにも制御信号を
出力し、コンクリートレベラ200全体を図示しない油
圧ジャッキ等により左右独立に昇降させたり、コンクリ
ートレベラ200全体の高さを油圧駆動または手動によ
り左右独立に微調整する。さらに、CPU81は、ベン
チマークから読み取ったこれら測量用データや道路舗装
用の断面形状データを、このコンクリートレベラ200
のオペレータの目視確認のために上記の入力・表示部8
5に数値表示として表示させてもよい。
【0081】レベルセンサ50は、上記のレーザ光の
他、超音波等の非接触式のセンサが用いられる。レベル
センサ50の検出データは、CPU81に送られ、この
結果はクラウン装置89への制御信号を修正するように
フィードバックされる。ここに、バーコード等によって
表された測量用データや道路舗装用の断面形状データ
は、仕上げ制御情報に相当している。
【0082】上記の第1、第2実施例においては、各制
御部4、8が各々コンクリートフィニッシャ100、ま
たはコンクリートレベラ200の全体を制御する例につ
いて説明したが、これは、制御部4がコンクリートフィ
ニッシャ100とコンクリートレベラ200を統括制御
するように構成しても構わない。
【0083】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0084】例えば、上記実施例においては、道路舗装
材料としてコンクリートを用いる例について説明した
が、これはアスファルト等の瀝青材料を用いるものであ
っても応用可能である。
【0085】また、上記実施例においては、道路横断方
向に凸型(山型)の勾配変化点を1個有する例について
説明したが、これは凹型(谷型)の勾配変化点を1個有
する例であってもよい。この場合には、図6に示すクラ
ウン装置15(22,33,89も同様である)におい
て、各メインフレーム14A,14Bが凹型に傾斜可能
なように各ターンバックル66a〜66dのストローク
(ネジの設定長さ)を設定しておけばよい。そして、図
20(A)に示すように、フィニッシングスクリードの
略中央部30Rを滑らかに面取りし、あるいは、レベラ
の摺動板の下面を図20(B)の77Tに示すように、
下側に凸な滑らかな曲面状としておけば勾配変更点(最
下点)においても十分滑らかに仕上げることができる。
【0086】さらに、本発明は、道路横断方向に勾配変
化点を2個以上有するものであっても差し支えない。そ
して、もちろん、道路横断方向に勾配変化点を有しない
片勾配の道路であっても、支障なく施工可能である。ま
た、道路舗装に限定されるものではなく、空港の滑走路
の舗装、港湾埠頭の積み出し・積み下しヤードの舗装等
にも応用可能である。
【0087】また、上記実施例においては、仕上げ制御
情報としてバーコードを利用したディジタルデータを用
い、これをレーザ光等により読み取る例について説明し
たが、これは、この例に限定されるものではなく、他の
形態、例えば、ベンチマーク内にデータ情報をLED発
光やマイクロ電磁波、あるいは超音波等で発信可能な情
報発信手段を内蔵させ、この発信された情報を検出す
る、といった形態であっても実施可能である。さらに、
予め各位置での仕上げデータを制御部4や制御部8のR
AM等に入力しておき、位置を示す情報のみをベンチマ
ーク等から読み取っても構わない。
【0088】そのほか、上記実施例において、制御部4
や8の入力・表示部内に図示しない通信手段を設けてお
けば、外部から電波等による遠隔操縦も可能である。ま
た、上記実施例では、主として自動制御、自動運転につ
いて説明したが、本発明は、もちろんマニュアル運転
(人間による操作)も可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
道路舗装材料を削り均す削り均し手段が削り均した後の
道路舗装材料の断面形状が、最終的に仕上げるべき最終
道路断面形状に所定の仕上げ余裕を加えたものと略等し
くなるように、削り均し手段の位置を、読み取った仕上
げ制御情報に基づき、削り均し制御手段が道路横断方向
の勾配に対応させて制御するので、横断面方向に勾配変
化点を有する道路の場合であっても、その道路の全幅員
にわたって撒き出された道路舗装材料を支障なく自動的
に削り均すことができる、という利点がある。また、道
路舗装材料を締め固める締固め手段が締め固めた後の道
路舗装材料の断面形状が、最終的に仕上げるべき最終道
路断面形状に所定の仕上げ余裕を加えたものと略等しく
なるように、締固め手段の位置を、読み取った仕上げ制
御情報に基づき、締固め制御手段が道路横断方向の勾配
に対応させて制御するので、横断面方向に勾配変化点を
有する道路の場合であっても、その道路の全幅員にわた
って削り均された道路舗装材料を支障なく自動的に締め
固めることができる。そして、道路舗装材料を形状仕上
げする形状仕上げ手段が形状仕上げした後の道路舗装材
料の断面形状が、最終的に仕上げるべき最終道路断面形
状と略等しくなるように、形状仕上げ手段の位置を、読
み取った仕上げ制御情報に基づき、形状仕上げ制御手段
が道路横断方向の勾配に対応させて制御するので、横断
面方向に勾配変化点を有する道路の場合であっても、そ
の道路の全幅員にわたって締め固められた道路舗装材料
を支障なく自動的に形状仕上げすることができる。さら
に、道路舗装材料を表面仕上げする表面仕上げ手段が表
面仕上げした後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に
仕上げるべき最終道路断面形状と等しくなるように、表
面仕上げ手段の位置を、読み取った仕上げ制御情報に基
づき、表面仕上げ制御手段が道路横断方向の勾配に対応
させて制御するので、横断面方向に勾配変化点を有する
道路の場合であっても、その道路の全幅員にわたって形
状仕上げされた道路舗装材料を支障なく自動的に表面仕
上げすることができるという利点を有している。そし
て、最終道路断面形状は、道路の中央部に最高標高点を
有し、かつ道路の路肩部に向かって下り勾配となる凸形
断面形状を有する2車線以上の道路についてもその道路
の全幅員にわたって一度に連続して自動的に仕上げるこ
とが可能となる。同様に、最終道路断面形状は、道路の
中央部に最低標高点を有し、かつ道路の路肩部に向かっ
て上り勾配となる凹形断面形状を有する2車線以上の道
路についてもその道路の全幅員にわたって一度に連続し
て仕上げることが可能となる。以上のことから、道路舗
装における施工手順の簡素化、施工の省力化、施工期間
の短縮化、施工の自動化、熟練労働者の不要化という利
点をも有している。さらに、従来工法においても全く支
障なく使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるコンクリートフィニ
ッシャ、および第2実施例であるコンクリートレベラの
全体構成を示す側面図である。
【図2】図1に示すコンクリートフィニッシャのさらに
詳細な構成を示す平面図である。
【図3】図1に示すコンクリートフィニッシャのさらに
詳細な構成を示す正面図である。
【図4】図1に示すコンクリートフィニッシャのさらに
詳細な構成を示す側面図である。
【図5】図1に示す削り均しスクリード部の可動部分の
さらに詳細な構成を示す部分拡大正面図である。
【図6】図3に示すクラウン装置のさらに詳細な構成を
示す拡大図であり、図6(A)は拡大平面図を、図6
(B)は拡大側面図を各々示す。
【図7】図1に示す振動スクリード部の可動部分のさら
に詳細な構成を示す部分拡大正面図である。
【図8】図4に示す振動スクリード部の内部構造のさら
に詳細な構成を示す拡大図である。
【図9】図1に示す形状仕上げスクリード部の可動部分
のさらに詳細な構成を示す部分拡大正面図である。
【図10】図9に示す形状仕上げスクリード部のA−A
断面における断面図である。
【図11】図9に示す形状仕上げスクリード部のB−B
断面における断面図である。
【図12】図9に示す形状仕上げスクリード部の動作を
説明する概念図である。
【図13】図4に示す制御部のさらに詳細な構成を示す
ブロック回路図である。
【図14】図1に示すコンクリートレベラのさらに詳細
な構成を示す平面図である。
【図15】図1に示すコンクリートレベラのさらに詳細
な構成を示す背面図である。
【図16】図1に示すコンクリートレベラのさらに詳細
な構成を示す側面図である。
【図17】図14に示す転倒防止部における断面図であ
る。
【図18】図15に示すコンクリートレベラの略中央部
における摺動部支持ガイドローラの動作を示す部分拡大
正面図である。
【図19】図16に示す制御部のさらに詳細な構成を示
すブロック回路図である。
【図20】本発明を凹型断面の道路等において実施する
場合の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 削り均しスクリード部 2 振動スクリード部 3 形状仕上げスクリード部 4 制御部 6A、6B フィニッシャ昇降部 7 表面仕上げスクリード部 8 制御部 9A、9B 走行用レール 10 削り均しロータ 11A、11B 駆動軸 12A、12B 油圧モータ 13 ユニバーサルジョイント 14 支持フレーム 14A、14B メインフレーム 14C、14D 伸縮フレーム 15 クラウン装置 16A、16B 第1昇降部 20A、20B 本体部振動盤 20C、20D 伸縮部振動盤 21a、21b 支持フレーム 22 クラウン装置 23A、23B サイドフレーム 24a〜24h バイブレータ 25a〜25g 連結軸部 26A、26B 吊り金具 27A、27B レベル調整部 28A〜28D 駆動輪 29A、29B 油圧ジャッキ 30A〜30D 本体部フィニッシングスクリード 30E、30F 伸縮部フィニッシングスクリード 30R スクリード面取部 31a、31b スクリード駆動部 32 連結リンク 33 クラウン装置 34 支持フレーム 34A、34B メインフレーム 34C、34D 伸縮フレーム 35 伸縮ジョイント部 35R ガイドローラ 36 スクリード支持部 36H 調整ハンドル 36J ネジ機構 36R ガイドローラ 37A、37B サイドフレーム 38A、38B 第3昇降部 39A、39B 高さ微調整部 41 CPU 42 バス 43 RAM 44 ROM 45 入力・表示部 46 外部記憶部 47 位置センサ 48 レベルセンサ 49 位置センサ 50 レベルセンサ 51a、51b チェーン車 52 駆動チェーン 53A、53B 支承ピン 54A、54B 伸縮ジョイント部 55 ガイドローラ 57A、57B 昇降フレーム 58A、58B 油圧ジャッキ 59a〜59d 揺動アーム 60A、60B 高さ微調整部 62 油圧モータ 63a〜63d チェーン車 64 チェーン 65a、65b スリーブ 66a〜66d ターンバックル 67A、67B 支承ピン 68A〜68D 支持脚 69A、69B 油圧ジャッキ 70A、70B 高さ微調整部 71 連結フック 72A、72B 走行輪 73 油圧モータ 74 チェーン車 75 クランク 76 コネクティングロッド 77 摺動部 77L 駆動リンク 77S、77T 摺動板 78A、78B 可動フレーム 79 固定フレーム 80A、80B 第4昇降部 81 CPU 82 バス 83 RAM 84 ROM 85 入力・表示部 86 外部記憶部 88A〜88F 走行輪 89 クラウン装置 90A、90B コンクリート型枠 91 支承ピン 92A〜92D 下部ガイド板 93A〜93D 上部ガイド板 94a〜94f 摺動部支持ガイドローラ 95a〜95d 転倒防止部 96a〜96d 支えフレーム 97a〜97d 支えローラ 98a〜98d 押えフレーム 99a〜99d 押えローラ 100 コンクリートフィニッシャ 200 コンクリートレベラ C 生コンクリート M1 情報記憶媒体 M2 情報記憶媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撒き出された道路舗装材料を、道路横断
    方向に勾配変化点を有する道路の全幅員にわたって削り
    均す道路舗装装置であって、 外部から与えられる最終的に仕上げるべき最終道路断面
    形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段
    と、 撒き出された前記道路舗装材料を所定の厚さに削り均す
    削り均し手段と、 前記仕上げ制御情報に基づき、前記削り均し手段が削り
    均した後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に仕上げ
    るべき最終道路断面形状に所定の仕上げ余裕を加えたも
    のと略等しくなるように、前記削り均し手段の位置を道
    路横断方向の勾配に対応させて制御する削り均し制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする道路舗装装置。
  2. 【請求項2】 削り均された道路舗装材料を、道路横断
    方向に勾配変化点を有する道路の全幅員にわたって締め
    固める道路舗装装置であって、 外部から与えられる最終的に仕上げるべき最終道路断面
    形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段
    と、 削り均された道路舗装材料を道路の全幅員にわたって締
    め固める締固め手段と、 前記仕上げ制御情報に基づき、前記締固め手段が締め固
    めた後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に仕上げる
    べき最終道路断面形状に所定の仕上げ余裕を加えたもの
    と略等しくなるように、前記締固め手段の位置を道路横
    断方向の勾配に対応させて制御する締固め制御手段と、 を備えたことを特徴とする道路舗装装置。
  3. 【請求項3】 締め固められた道路舗装材料を、道路横
    断方向に勾配変化点を有する道路の全幅員にわたって形
    状仕上げする道路舗装装置であって、 外部から与えられる最終的に仕上げるべき最終道路断面
    形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段
    と、 締め固められた道路舗装材料の形状を道路の全幅員にわ
    たって仕上げる形状仕上げ手段と、 前記仕上げ制御情報に基づき、前記形状仕上げ手段が形
    状仕上げした後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に
    仕上げるべき最終道路断面形状と略等しくなるように、
    前記形状仕上げ手段の位置を道路横断方向の勾配に対応
    させて制御する形状仕上げ制御手段と、 を備えたことを特徴とする道路舗装装置。
  4. 【請求項4】 形状仕上げされた道路舗装材料の表面
    を、道路横断方向に勾配変化点を有する道路の全幅員に
    わたって仕上げる道路舗装装置であって、 外部から与えられる最終的に仕上げるべき最終道路断面
    形状に関する仕上げ制御情報を読み取る情報読取手段
    と、 形状仕上げされた道路舗装材料の表面を道路の全幅員に
    わたって仕上げる表面仕上げ手段と、 前記仕上げ制御情報に基づき、前記表面仕上げ手段が表
    面仕上げした後の道路舗装材料の断面形状が、最終的に
    仕上げるべき最終道路断面形状と等しくなるように、前
    記表面仕上げ手段の位置を道路横断方向の勾配に対応さ
    せて制御する表面仕上げ制御手段と、 を備えたことを特徴とする道路舗装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載した道路舗
    装装置において、前記最終道路断面形状は、前記道路の
    略中央部に最高標高点を有し、かつ前記道路の路肩部に
    向かって下り勾配となる凸形断面形状であることを特徴
    とする道路舗装装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4に記載した道路舗
    装装置において、前記最終道路断面形状は、前記道路の
    略中央部に最低標高点を有し、かつ前記道路の路肩部に
    向かって上り勾配となる凹形断面形状であることを特徴
    とする道路舗装装置。
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