JPH06287904A - 多頭式簡易タイタンパ - Google Patents

多頭式簡易タイタンパ

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JPH06287904A
JPH06287904A JP7482093A JP7482093A JPH06287904A JP H06287904 A JPH06287904 A JP H06287904A JP 7482093 A JP7482093 A JP 7482093A JP 7482093 A JP7482093 A JP 7482093A JP H06287904 A JPH06287904 A JP H06287904A
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JP
Japan
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beater
ballast
reaction force
cylinder
opening
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Application number
JP7482093A
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English (en)
Inventor
Akira Miura
亮 三浦
Isao Ichiba
功夫 市場
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反力受けを必要としない簡単な構造で、連続
してバラストの突き固めを行うことのできる多頭式簡易
タイタンパを提供する。 【構成】 レール上を走行する台車1に対して枕木の長
さ方向及び上下方向に移動自在に支持された左右のタン
ピング装置5と、左右のタンピング装置5を単独あるい
は同時に枕木の長さ方向に移動させる横移動用シリンダ
14と、左右のタンピング装置14を単独あるいは同時
に上下動させる上下用シリンダ16と、各タンピング装
置5に設けられた前後一対のビータ22と、これらのビ
ータ22を振動させる振動モータ21と、これら前後一
対のビータ22をバラスト間の隙間に進入させるための
開閉用シリンダ26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道床に敷設されたバラ
ストを突き固めるために使用するタイタンパに関するも
ので、特に、手突きタンピング作業に代わって機械的に
タンピング作業を行うことができる多頭式簡易タイタン
パに係るものである。
【0002】
【従来の技術】レール軌道の道床に敷設されたバラスト
を突き固めるための装置としては、従来から、作業員に
よる手突き作業時に使用される可搬式のタイタンパと、
走行する車両上に多数のタイタンパを設置して同時に複
数の枕木周辺に対するバラストの突き固めを行うマルチ
プルタイタンパとが知られている。
【0003】このうち、可搬式のタイタンパは、1本の
ビータとその振動用モータ、及び作業用のハンドルを一
体に設けたもので、作業員がハンドルを手で押さえ付け
るようにしてビータ先端をバラスト内に挿入し、振動モ
ータにより振動するビータによってバラストを振動さ
せ、突き固めを行うものである。しかし、このような可
搬式のタイタンパは、作業員が一人で操作するにはかな
りの重量があり、またビータの振動が手に伝わることも
あって、作業員にとって負担が大きい欠点があった。ま
た、個々のタイタンパに作業員は一人づつ必要で、作業
量が多い場合には能率が悪い欠点もあった。
【0004】一方、マルチプルタイタンパは、軌道の新
設、レールの取換え時のように大掛かりな作業をしかも
迅速で行う場合に使用されるもので、一挙に複数本の枕
木周辺のバラストを突き固めることのできる利点を有す
る。その反面、短区間の工事のように作業量の少ない場
合には、装置全体が大きく、しかも高価なために簡単に
利用できない欠点があった。特に、大型のマルチプルタ
イタンパは、もっぱらレール走行のみによる移動しかで
きないため、使用箇所や時間にも制限があり、緊急時や
スポット的な保守作業時には不適当であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような事情を考
慮して、本出願人は、可搬式のタイタンパとマルチプル
タイタンパとの技術的隙間を埋めるようなタイタンパと
して、クレーン付きトラックなどのような道路輸送がで
きる程度の小型軽量で、しかもレール上を走行可能な台
車搭載型の簡易タイタンパを開発することに着目した。
【0006】ところが、現実に開発を行った結果、従来
公知のマルチプルタイタンパを小型軽量化しただけの装
置では、タイタンパ作業を円滑に行えないことが判明し
た。すなわち、マルチプルタイタンパは、装置全体も大
きく重量もあることから、突き固め時に生じるバラスト
からの反力を十分受け止めることができ、仮にビータ先
端がバラストの表面の平らな部分に当たったりしてビー
タの挿入に抵抗がある場合でも、ビータ挿入用シリンダ
の力でバラストを押し退けて更に道床深くビータを突っ
込むことが可能である。
【0007】しかし、出願人が目的とするような小型軽
量の簡易タイタンパは、マルチプルタイタンパに比較し
て台車やタイタンパ装置を極力小形化して、いわば手作
業で使用する可搬式のタイタンパを台車に搭載する程度
の大きさとなるため、突き固め時におけるバラストから
の反力を台車が受け止めることができない。そのため、
シリンダの力で無理にビータを押し込むと台車がレール
上から持ち上がって脱輪などの不都合が生じることが判
明した。これを防止するためには、台車とレールあるい
は道床との間に反力受けを設けることが考えられる。し
かし、このような反力受けはタイタンパの構造を複雑化
すると共に、台車を移動させて突き固め位置を変更する
都度一々反力受けのセットや解除を行わねばならず、連
続してタンピング作業を行う場合に面倒であった。
【0008】本発明は上記のような従来技術の問題点を
解決するために提案されたもので、その目的は、反力受
けを必要としない簡単な構造で、連続してバラストの突
き固めを行うことのできる多頭式簡易タイタンパを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の多頭式簡易タイタンパは、レール上を走
行する台車に対して枕木の長さ方向及び上下方向に移動
自在に支持された左右のタンピング装置と、左右のタン
ピング装置を単独あるいは同時に枕木の長さ方向に移動
させる横移動装置と、左右のタンピング装置を単独ある
いは同時に上下動させる上下用シリンダと、各タンピン
グ装置に設けられた前後一対のビータと、これらのビー
タを振動させる振動モータと、これら前後一対のビータ
をバラスト内でこじり並びに開閉させるための開閉用シ
リンダとを備えていることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のような構成を有する本発明においては、
前後一対のビータを備えた左右のタンピング装置を台車
上に設けることによって、手突きによることなく、左右
のレールの近傍のバラストを同時に突き固めることがで
きる。また、レールの幅やポイント、踏切などの状態、
あるいは台車の回送時などに合わせて、横移動用シリン
ダなどの横移動装置と上下用シリンダにより左右のタン
ピング装置の位置を調整したり、台車上に格納する。更
に、振動モータによってビータを振動させながら、上下
用シリンダによってビータをバラスト内に挿入してバラ
ストの突き固めを行う。この時、ビータ先端がバラスト
に突き当たってそれ以上バラスト内に突っ込むことがで
きない場合には、開閉用シリンダによって前後一対のビ
ータをこじるようにして開閉させることにより、突き当
たっているバラストを避けて他のバラストとの隙間にビ
ータ先端を移動させる。その結果、特にバラストからの
強い反力を受けることなくビータをバラスト内部に深く
挿入させ、突き固めを行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。
【0012】(1)実施例の構成 本実施例の簡易タイタンパは、図1及び図2に示すよう
に、前後の車輪2によって支持された自走式の台車1上
に各種の機器を搭載したものであって、台車1の進行方
向前方の車輪2が走行用モータ3によって駆動される駆
動輪になっている。なお、本発明のタイタンパは必ずし
も自走式である必要はなく、モーターカーなどによって
牽引されるものであっても良い。台車1上には、各種の
装置の駆動源となるエンジン発電機やエアーコンプレッ
サーなどの動力ユニット4、左右のレール用のタンピン
グ装置5、タンピング装置5や台車走行のための運転装
置6及び作業員のための運転席7が設けられている。
【0013】タンピング装置5の具体的構成は次の通り
である。まず、台車1上には、動力ユニット4の壁面に
近接して垂直にタンピング装置5の支持フレーム10が
設けられている。この支持フレーム10は、台車1との
間に斜めに設けられたステー11によって保持されてい
る。支持フレーム10には、枕木の長さ方向に伸びる上
下2本のガイドレール12,12が設けられ、このガイ
ドレール12,12に左右のタンピング装置のベース1
3,13が枕木の長さ方向に移動自在に支持されてい
る。各ベース13と支持フレーム10との間には、各ベ
ース13,13を独立して枕木の長さ方向に移動させる
ための横移動装置として横移動用シリンダ14が設けら
れている。なお、この横移動装置は、送りねじ軸などを
利用したものでも良い。また、横移動用シリンダを使用
する場合も、ブレーキ付きのものを使用することで、移
動位置の制御をより効果的に行うこともできる。
【0014】各ベース13の上部には水平方向に伸びる
ベース側アーム15が設けられていて、このベース側ア
ーム15の先端に垂直方向に上下用シリンダ16のシリ
ンダ部が取り付けられている。ベース13におけるベー
ス側アーム15の下方には、垂直方向に伸びる上下用レ
ール17が設けられている。この上下用レール17に
は、前記ベース側アーム15と平行に水平方向に伸びる
ビータ側アーム18が、上下方向に走行自在に支持され
ている。ビータ側アーム18の先端側ほぼ中央には、前
記ベース側アーム15に取り付けた上下用シリンダ16
のピストンロッド16aの先端部が連結されている。
【0015】ビータ側アーム18における前記ピストン
ロッド16aの取り付け部を挟んだ位置には、前後一対
の支軸19,19が設けられ、この支軸19,19に前
後のビータ支持ブラケット20,20の上端部が回動自
在に連結されている。各ブラケット20の下部には振動
モータ21が設けられ、この振動モータ21にビータ2
2の基部が固定されている。また、前後のブラケット2
0,20の中間部にはそれぞれ支軸23が設けられ、各
支軸23に前後の開閉用リンク24,24の基部が回動
自在に連結されている。前後の開閉用リンク24,24
は前後のビータ22,22の中央部に向かって延長さ
れ、その先端は軸25によって互いに連結されている。
この開閉用リンク24,24の連結点には、前記ビータ
側アーム18のほぼ中央部に垂直に取り付けた開閉用シ
リンダ26のピストンロッド26aの先端が連結されて
いる。
【0016】上記のような構成を有する本実施例のタイ
タンパには、更にビータに対するバラストからの反力が
一定値以上になった場合に前記開閉用シリンダを駆動さ
せるための手段が設けられている。すなわち、図3
(a)に示すように、上下用シリンダ16のピストンロ
ッドの近傍にピストンロッドの上限と下限の位置を検出
するフォトセンサ、近接スイッチなどの位置検出手段S
W1,SW2が設けられている。なお、この位置検出手
段は、ビータの道床表面に接する位置(上限)からビー
タが道床内の所定の深さにまで挿入された位置(下限)
を検出するものであるから、必ずしもピストンロッド近
傍に設ける必要はなく、上下用シリンダによってレール
17に沿って昇降するビータ側アーム18の近傍に設け
ても良い。この上限と下限の位置検出手段SW1,SW
2は、図3(b)に示す通り、タイマーTと接続されて
いる。このタイマーTは、ビータが上限と下限の間にあ
る場合、すなわち図3では位置検出手段SW1,SW2
が共にオンになっている場合にカウントを行い、予め設
定された時間(ビータがバラスト内に円滑に挿入される
場合に必要な時間)を越えた場合にフリッカーリレーR
を作動させる。
【0017】一方、ビータの開閉用シリンダ26を駆動
する空気あるいは油圧の流体系統は、図3(c)のよう
な構成を有している。すなわち、圧力源Pから伸びる配
管40にレギュレータ41が設けられ、このレギュレー
タ41にシリンダの開閉動作切換用電磁弁42が接続さ
れている。この切換用電磁弁42からは、「開」側と
「閉」側の2系統の配管40a,40bが開閉用シリン
ダ26の「開」及び「閉」の2つのポートに接続されて
いる。この電磁弁42と開閉用シリンダ26の2つのポ
ートとを結ぶ配管40a,40bには、それぞれ逆止弁
付きの絞り弁43a,43bが設けられている。さら
に、この切換用電磁弁42の電源回路44には、これを
「開」側と「閉」側に交互に切り換えるために、前記フ
リッカーリレーRの接点45が接続されている。
【0018】(2)実施例の作用効果 上記のような構成を有する本実施例のタイタンパにおい
てタンピング作業を行うには次のようにする。まず、本
実施例の台車1は自走式であるから、走行用モータ3を
駆動することにより台車1を走行させ、軌道の作業地点
に簡単に移動させることができる。作業地点では、その
箇所のレールの幅やポイントの位置などに合わせて、左
右のタンピング装置5の幅方向の位置を調整する。すな
わち、横移動用シリンダ14を駆動することにより、左
右のベース13,13をガイドレール12,12に沿っ
て移動させ、ベース13,13に支持されたベース側ア
ーム15及びビータ側アーム18を移動させ、ビータ側
アーム18に支持されたビータ22のレール幅方向の位
置を調整する。
【0019】次に、振動モータ21を駆動してビータ2
2を振動させた状態で、上下用シリンダ16を駆動して
そのピストンロッド16a先端に支持されたビータ側ア
ーム18を上下用レール17に沿って下降させ、ビータ
22先端を道床のバラスト内に挿入し、突き固め作業を
行う。この突き固め作業時において、ビータ22の先端
がバラストに当たってしまい、ビータに大きな反力が加
わることを防止するため、本実施例のタイタンパでは、
前後のビータ22を前後に少しづつ往復移動させ、バラ
ストとバラストとの隙間を探るようにしてビータ22を
バラスト内に挿入する。
【0020】このようにしてビータをバラスト内に挿入
した場合に、ビータ先端がバラストにつかえてしまい、
バラストからの反力が大きくなってそれ以上の挿入が困
難になることがある。本実施例では、このような状況を
ビータ先端が下降を開始してから下限に達するまでの時
間をタイマーによって監視することで、タイマーへの設
定時間を経過してもビータ先端が下限に達しない場合に
は、ビータが途中のバラストに遮られていると判定し、
開閉用シリンダ26を駆動して、前後のビータを往復動
させる。すなわち、図3の回路図に示すように、上下用
シリンダ16の作用でビータが下降を開始すると、位置
検出手段の上下の位置検出手段SW1,SW2が共にオ
ンになり、タイマーTがカウントを開始する。一定時間
内に下限の位置検出手段SW2がオフにならないと、タ
イマーTからの指令によりフリッカーリレーRが作動し
てその接点45が投入され、電磁弁42が「開」側と
「閉」側に交互に切り換えられる。
【0021】電磁弁42には、レギュレータ41を介し
て圧力源Pが接続されているので、配管40の流体圧力
(空気圧または油圧)が「開」側と「閉」側の2系統の
配管40a,40bから開閉用シリンダ26の「開」及
び「閉」の2つのポートに交互に供給される。その結
果、開閉用シリンダ26のピストンがそのロッド側と背
後とから交互に押圧されることになり、ピストンロッド
が往復動する。この時、電磁弁42と開閉用シリンダ2
6の2つのポートとを結ぶ配管40a,40bには、そ
れぞれ逆止弁付きの絞り弁43a,43bが設けられて
いるので、排出される流体の速度は適宜制限され、シリ
ンダや配管系統に無理な負担を掛けることなくピストン
の往復動がなされる。また、シリンダのポートから排出
された流体は、電磁弁42部分から貯油タンクや空気中
に送り出される。
【0022】前記のようにしてビータ側アーム18に設
けられた開閉用シリンダ26を駆動して、そのピストン
ロッド26aを伸縮させると、その先端に連結されてい
る前後の開閉用リンク24の連結点が上下に移動し、こ
れによって2本の開閉リンク24が屈曲及び伸長を繰り
返す。これに伴い、開閉リンク24の基部に連結されて
いる前後のブラケット20がその上端の支軸19を中心
として前後に開閉し、ブラケット20の先端に取り付け
られているビータ22が前後に移動する。その結果、ビ
ータ先端がバラスト内でこじられることになり、ビータ
の進入を妨げているバラストを避けてビータ22をバラ
ストの隙間へ移動させ、ビータをより深くバラスト内に
挿入して突き固めを行うことができる。この場合、一般
的にバラストの大きさは外径が30〜70mm程度のも
のであることから、ビータの開閉寸法がバラストの大き
さ程度からその1/3程度あれば、ビータ先端が突き当
たっている邪魔なバラストを避けることができる。
【0023】(3)他の実施例 本発明は上記の実施例に限定されるものではない。例え
ば、左右のタンピング装置に設けるビータの数を増加す
ることも可能で、例えば、各レールをその内外から挟む
ように左右のレールごとに4本づつ前後のビータを設け
ることもできる。また、前記実施例では、支持フレーム
にベースを横移動自在に取り付け、このベースに各アー
ムを昇降自在に支持させたが、逆に支持フレームにベー
スを昇降自在に取り付け、ベースに各アームを横移動自
在に支持させることもできる。さらに、動力ユニットを
別の動力車に設けたり、台車を別のモーターカーによっ
て牽引することもできる。
【0024】ビータを開閉させる開閉用シリンダの動作
は、ビータのバラスト挿入と同時に連続して開閉動作を
させても良いし、ビータを介してタンピング装置に加わ
るバラスト側の反力をセンサーなどの反力検出手段で検
出し、反力が一定値以上になった場合に開閉動作させる
ことも可能である。この反力検出手段としては、前記の
ようなタイマーを使用するもの以外に、ビータ先端に加
わるバラストからの反力を受ける部分に歪みゲージまた
はロードセルを設け、この出力により反力が一定値以上
であることを検出するもの、ビータを振動させる振動モ
ータの負荷電流を監視して、負荷電流が一定値以上にな
った場合に反力が一定値以上であることを検出するも
の、上下用シリンダの駆動用流体の圧力変化を監視し、
検出された圧力が一定値以上になった場合に反力が一定
値以上であることを検出するものなどが使用できる。
【0025】
【発明の効果】以上通り、本発明においては、ビータ先
端がバラストに突き当たってそれ以上バラスト内に突っ
込むことができない場合には、開閉用シリンダによって
前後一対のビータのバラスト間の隙間に応じて開閉させ
ることにより、突き当たっているバラストを避けて他の
バラストとの隙間にビータ先端を移動させることが可能
であるから、無理にバラストにビータを押し当てること
がなくなり、バラストからビータを介して台車に加わる
突き固め時の反力が少ない。その結果、本発明によれ
ば、小型軽量のタイタンパでありながらバラストの効果
的な突き固め作業が可能になり、手突きタイタンパ作業
に比較して省力化が可能になると共に、マルチプルタイ
タンパに比較して小型軽量で、自動車輸送などにより踏
切から軌道に搬入可能な程度の小回りが利く、取扱いの
容易な多頭式簡易タイタンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多頭式簡易タイタンパの一実施例を示
す斜視図。
【図2】図1のタイタンパの骨格的側面図。
【図3】図1のタイタンパにおける開閉用シリンダの制
御系統を示す配線、配管図。
【符号の説明】
1…台車 5…タンピング装置 10…支持フレーム 13…ベース 14…横移動用シリンダ 15…ベース側アーム 16…上下用シリンダ 18…ビータ側アーム 20…ビータ支持ブラケット 21…振動モータ 22…ビータ 24…開閉用リンク 26…開閉用シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール上を走行する台車に対して枕木の長
    さ方向及び上下方向に移動自在に支持された左右のタン
    ピング装置と、 左右のタンピング装置を単独あるいは同時に枕木の長さ
    方向に移動させる横移動装置と、 左右のタンピング装置を単独あるいは同時に上下動させ
    る上下用シリンダと、 各タンピング装置に設けられた前後一対のビータと、こ
    れらのビータを振動させる振動モータと、これら前後一
    対のビータをバラスト内でこじり並びに開閉させるため
    の開閉用シリンダとを備えていることを特徴とする多頭
    式簡易タイタンパ。
  2. 【請求項2】レール上を走行する台車に対して枕木の長
    さ方向及び上下方向に移動自在に支持された左右のタン
    ピング装置と、 左右のタンピング装置を単独あるいは同時に枕木の長さ
    方向に移動させる横移動装置と、 左右のタンピング装置を単独あるいは同時に上下動させ
    る上下用シリンダと、 各タンピング装置に設けられた前後一対のビータと、こ
    れらのビータを振動させる振動モータと、これら前後一
    対のビータをバラスト内でこじり並びに開閉させるため
    の開閉用シリンダと、 前記ビータに加わる道床からの反力の検出を検出し、検
    出された反力に応じて前記開閉用シリンダを駆動させて
    ビータ先端を開閉させる反力検出手段を備えていること
    を特徴とする多頭式簡易タイタンパ。
  3. 【請求項3】反力検出手段として、昇降シリンダにより
    バラスト内に挿入されたビータが、その下限に達するま
    での時間をあらかじめ設定しておくタイマーと、ビータ
    またはビータと共に昇降する部材の位置検出装置を備
    え、ビータ先端がバラスト面に接する点から下限に達す
    るまでの時間が、前記タイマーの設定時間を越えた場合
    に、反力が一定値以上であることを検出するものを用い
    た請求項2の多頭式簡易タイタンパ。
  4. 【請求項4】反力検出手段として、ビータ先端に加わる
    バラストからの反力を受ける部分に歪みゲージまたはロ
    ードセルを設け、この出力により反力が一定値以上であ
    ることを検出するものを用いた請求項2の多頭式簡易タ
    イタンパ。
  5. 【請求項5】反力検出手段として、ビータを振動させる
    振動モータの負荷電流を監視して、負荷電流が一定値以
    上になった場合に反力が一定値以上であることを検出す
    るものを用いた請求項2の多頭式簡易タイタンパ。
  6. 【請求項6】反力検出手段として、上下用シリンダの駆
    動用流体の圧力変化を監視し、検出された圧力が一定値
    以上になった場合に反力が一定値以上であることを検出
    するものを用いた請求項2の多頭式簡易タイタンパ。
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