JPH0628760Y2 - 開閉器の消弧装置 - Google Patents

開閉器の消弧装置

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JPH0628760Y2
JPH0628760Y2 JP1985183128U JP18312885U JPH0628760Y2 JP H0628760 Y2 JPH0628760 Y2 JP H0628760Y2 JP 1985183128 U JP1985183128 U JP 1985183128U JP 18312885 U JP18312885 U JP 18312885U JP H0628760 Y2 JPH0628760 Y2 JP H0628760Y2
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JP
Japan
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arc
contactor
ring
contact
outer periphery
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JP1985183128U
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JPS62106442U (ja
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久夫 大宅
満 諸石
惟明 十時
博美 岡本
和博 飯田
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Seiko Electric Co Ltd
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Seiko Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、遮断時の消弧性能を向上させた開閉器の消弧
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の開閉器の消弧装置としては、実開昭60-112043号
公報に示されているものがある。この接触子構造は、第
6図及びそのA−A線断面図である第7図に示すよう
に、開閉器ケースa内において、固定電極bに対し接触
子cを接離可能に対応させ、該接触子cの移動に伴って
開閉する構成であり、接触子cに取り付けられた防炎繊
維製ベローズdによって、開路時に内部圧力が上昇する
ように圧力室eが形成されている。また、前記接触子c
の先端部外周には開路時において固定電極b及び接触子
c間に発生するアークに対して圧力室e内の気体を吹き
付けるように、前記圧力室eに連通するオリフィスコー
ンfを設けている。
第6図に一点鎖線で示す閉路状態から外部操作により駆
動軸gを介して駆動レバーhを開路方向へ回動すると、
駆動レバーhに連係される規制部材i,支持筒j,kお
よび接触子c,ベローズdが一体となって開路方向へ移
動される。そして、接触子cが固定電極bから離間する
と、固定電極b,接触子cの先端部にアークが発生す
る。そのとき、ベローズdが第6図の実線で示すように
縮小されて、圧力室e内の内部圧力が上昇すると、ベロ
ーズd内の気体は外部へ漏れることなく支持筒j,k及
び規制部材iを貫通しているガス連通孔m(第7図参
照)及びオリフィスコーンfのノズルを通って外部へ噴
出され、前記固定電極b,接触子c間に発生しているア
ークに対して勢いよく吹き付けられる。
従って、開路時に発生するアークはベローズd内からの
噴出気体により引延ばされ、ついには吹き飛ばされて効
率よく消弧されるというものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の例においては、第7図に示すように規制部材
iの両側に支持筒j,kを連結しているボルトnの固定
代のためにガス連通孔mの総断面積を一定以上とれず、
気体吹き消し効果の向上を図ることが困難となるという
問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて案出された
ものであり、接触子のほぼ全周にわたって広い気体通過
断面積を得ることのできる構造を提供することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、開閉器ケース内において同一軸線上に離隔し
て配置された電極棒の一方の電極棒の外周に、投入時に
他方の電極棒の外周に接触する円筒形の接触子を摺動自
在に設け、接触子開放時に、前記一方の電極棒の外周に
形成された圧力室内の消弧ガスを前記接触子外周に設け
られた通気穴を介して前記接触子と共に駆動される可動
ケース先端のノズルから噴出させてアークを吹き消す構
成の消弧装置において、前記接触子を、外周に凸部また
は凹部よりなる係合部が前後2個所に形成され円周方向
に分割された複数個の接触子片から構成し、前記接触子
外周の係合部に遊合する一対の離隔した内リング、両内
リングの外側に位置して両内リングを連結する数本の細
長い連結柱及び内リングと所定の空隙を隔てて前記連結
柱の外周に形成された外リングによりかご形のホルダー
リングを構成し、同ホルダーリングの内リングと外リン
グとの間を前記消弧ガスを通す通気穴としたことを特徴
とする開閉器の消弧装置である。
〔作用〕
本考案では、接触子を保持するホルダーリングを、一対
の離隔した内リング間を細長い連結柱で連結したかご形
とし、一方の内リングと外リングとを連結柱の端部で一
体に連結したので、内リングと外リングとの間に形成さ
れる気体通過断面積が大きくなる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。
第1図は本考案に係る消弧装置を備えた開閉器の断面図
である。図中1は開閉器ケース、2,3は磁器製の絶縁
スタッド、4,5はそれぞれ可動側、固定側の電極棒、
6は接触子、7はかご形ホルダーリング、8は合成樹脂
製の可動ケース、9は接触子6を構成する接触子片の弾
圧的結束用スプリング、10はノズル、11は消弧室を形成
する合成樹脂製のピストン、12は操作用アーム、13は操
作軸、14は接触子投入ガイドである。
接触子6は、第2図に示すように放射状に分割された複
数の分割片(この図では8片)からなっており、その外
周には、ホルダーリング7の内リング7a,7bに係止する
凸部6a,6bが前後の2個所に形成され、またスプリング
9の位置ずれを防止するための溝部6c,6dが形成されて
いる。なお、6eは耐アーク性の金属部である。
ホルダーリング7は、第5図に示すように、接触子6に
設置された一対の凸部6a,6bに係合する内リング7a,7b
とこの外側にこの一対の内リングを連結する3本の細長
い連結柱7cとその外面に連設して内リング7aに対向して
設置された外リング7dで構成され、外リング7dは可動ケ
ース8に嵌合保持されている。
第3図は、この接触子分割片を所要数(8片)組み合わ
せてホルダーリング7に組み合わせた状態を示す斜視
図、第4図はその正面図である。接触子片全体を組み合
わせた状態では、接触子6の凸部6a,6bの外径はホルダ
ーリング7の内リング7a,7bの内径よりも大きく設定
し、接触子6はホルダーリング7とは所定のガタを有す
るが、離脱できないように組み立てられる。その組み立
てに際しては、接触子片をホルダーリング7の内リング
7a,7bの内側から入れていって、筒状に組み立て、最後
にスプリング9を装着すれば、各接触子片は両側の傾斜
角が360°/n(nは接触子片の数)となっているた
め、内側には容易には落ち込まず、全体として円筒形を
保持することができる。
このように形成された消弧装置は、第1図の一点鎖線で
示す投入状態から、操作軸13を操作して操作用アーム12
を回動させ、可動ケース8を実線で示す開放状態に移行
するとき、可動ケース8とピストン11との間で形成され
る消弧室内の空気あるいはSF等の消弧ガスは、第4
図に示す通気穴15を通してノズル10先端から噴出し、接
触子6の先端から固定電極棒5の間で発生するアークを
吹き消す。このとき、ホルダーリング7の外リング7dに
内面に連設され内リング7a,7bとを連結している連結柱
7cは、3個所程度でしかも可動ケースに加えられる駆動
力をホルダーリング7の外周の外リング7dから内リング
7a,7bに伝達し接触子片を駆動するに必要なだけの細い
形状で良いため、気体通過断面積を大きくとることがで
き、連結柱7cを通過した後、ノズル10部分で再び全体的
に合流してアークを吹き消すことができる。
なお、接触子6の投入時には、可動ケース8で保持され
ているホルダーリング7と接触子6との間にはガタがあ
るが、接触子6の先端は電極棒5への接触に先立って投
入ガイド14に接触し、そこで接触子6の中心軸線が自動
的に心合わせされて電極棒5に投入されることになる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案では、接触子を保持するホルダー
リングを、一対の離隔した内リング間を細長い連結柱で
連結したかご形とし、一方の内リングと外リングとを連
結柱の端部で一体に連結しているため、内リングと外リ
ングとの間に形成される気体通過断面積を大きくとるこ
とができ、気体の通過の支障物が著しく少なくなるの
で、アーク発生部の全域にわたって気体(空気、消弧ガ
スを含む)を吹き付けることができ、消弧性能が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は接触子片の
斜視図、第3図は接触子とホルダーリングを組み立てた
状態の斜視図、第4図はその正面図、第5図はホルダー
リングの斜視図、第6図は従来の消弧装置の例を示す断
面図、第7図は第6図のA−A線における断面図であ
る。 1:開閉器ケース、2,3:絶縁スタッド 4,5:電極棒、6:接触子 6a:凸部、7:ホルダーリング 7a,7b:内リング、7c:連結柱 7d:外リング、8:可動ケース 9:スプリング、10:ノズル 11:ピストン、12:操作用アーム 13:操作軸、14:接触子投入ガイド 15:通気穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 十時 惟明 福岡県福岡市博多区東光2丁目7番25号 株式会社正興電機製作所内 (72)考案者 岡本 博美 福岡県福岡市博多区東光2丁目7番25号 株式会社正興電機製作所内 (72)考案者 飯田 和博 福岡県福岡市博多区東光2丁目7番25号 株式会社正興電機製作所内 (56)参考文献 実開 昭54−82966(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器ケース(1)内において同一軸線上に
    離隔して配置された電極棒(4),(5)の一方の電極棒(4)
    の外周に、投入時に他方の電極棒(5)の外周に接触する
    円筒形の接触子(6)を摺動自在に設け、接触子開放時
    に、前記一方の電極棒(4)の外周に形成された圧力室内
    の消弧ガスを前記接触子(6)外周に設けられた通気穴(1
    5)を介して前記接触子(6)と共に駆動される可動ケース
    (8)先端のノズル(10)から噴出させてアークを吹き消す
    構成の消弧装置において、 前記接触子(6)を、外周に凸部または凹部よりなる係合
    部(6a),(6b)が前後2個所に形成され円周方向に分割さ
    れた複数個の接触子片から構成し、前記接触子(6)外周
    の係合部(6a),(6b)に遊合する一対の離隔した内リング
    (7a),(7b)、両内リング(7a),(7b)の外側に位置して両
    内リング(7a),(7b)を連結する数本の細長い連結柱(7c)
    及び内リング(7a)と所定の空隙を隔てて前記連結柱(7c)
    の外周に形成された外リング(7d)によりかご形のホルダ
    ーリング(7)を構成し、同ホルダーリング(7)の内リング
    (7a)と外リング(7d)との間を前記消弧ガスを通す通気穴
    (15)としたことを特徴とする開閉器の消弧装置。
JP1985183128U 1985-11-27 1985-11-27 開閉器の消弧装置 Expired - Lifetime JPH0628760Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985183128U JPH0628760Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27 開閉器の消弧装置

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JP1985183128U JPH0628760Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27 開閉器の消弧装置

Publications (2)

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JPS62106442U JPS62106442U (ja) 1987-07-07
JPH0628760Y2 true JPH0628760Y2 (ja) 1994-08-03

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ID=31129575

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5749309Y2 (ja) * 1977-11-25 1982-10-28

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JPS62106442U (ja) 1987-07-07

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