JPH0628745U - 比較機能を有するクランプ電流計 - Google Patents

比較機能を有するクランプ電流計

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JPH0628745U
JPH0628745U JP6711092U JP6711092U JPH0628745U JP H0628745 U JPH0628745 U JP H0628745U JP 6711092 U JP6711092 U JP 6711092U JP 6711092 U JP6711092 U JP 6711092U JP H0628745 U JPH0628745 U JP H0628745U
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JP
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leakage current
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Application number
JP6711092U
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English (en)
Inventor
泰輔 西澤
靖雄 大石
Original Assignee
株式会社西澤電機計器製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定値を所定の基準値と比較し、その結果を
測定者に報知することができるようにする。 【構成】 比較用データを記憶するメモリ24と、この
比較用データと求められた測定値とを比較するマイコン
20と、このマイコン20の比較結果を報知するブザー
26を備える。例えば、低圧電路で漏れ電流を測定する
場合は、測定漏れ電流値とメモリ24に記憶された基準
漏れ電流値とが比較され、測定漏れ電流値が上記基準値
を超えるときはブザー26が鳴ることになる。このブザ
ー26の代りに、報知ランプ、液晶表示器28内に配置
された点滅表示部等を設けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、低圧電路等で主に電流を測定するクランプ電流計における測定結果 の比較機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、回路の電流が作る磁界を検出して当該電流を求めるクランプ電流計 が周知であり、このクランプ電流計は、開閉可能とされ、かつコイルが巻かれた 環状鉄心を有し、この環状鉄心内へ測定対象となる電線を挿入することにより測 定が行われる。すなわち、上記電線に交流電流が流れると、環状鉄心のコイルに 電流が発生するので、このコイル電流を検出することによって電線に流れている 電流を測定できることになる。
【0003】 このようなクランプ電流計では、電路の通常の電流値を測定するだけでなく、 所定場所の電線の漏れ電流を測定することによって、低圧電路及び電気機器の絶 縁状態が監視される。すなわち、電路及び電気機器は絶縁構造によって大地から 充分に絶縁されており、正常時では大地に電流は流れない。しかし、絶縁部材が 劣化した場合、充電部分に電流を通しやすい物体が接触した場合等では、大地に 漏れ電流が流れることになる。この漏れ電流が大きくなると、機器や配線の焼損 が起こり、電気火災や感電事故につながることとなる。このため、定期的に電路 及び電気機器の絶縁状態が測定・監視されており、電気設備技術基準には、低電 圧電路において所定の絶縁抵抗を維持すること、所定の漏れ電流内であることが 規定され、電気機器においても所定の安全基準が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のクランプ電流計では、測定した電流値を表示器に表示す るだけであり、上記電気設備技術基準で規定されている範囲内であるか否かにつ いては、測定者が判断することになる。従って、当該クランプ電流計自身で所定 の基準に適合しているか否かの判定が行うことができれば、使い勝手のよい電流 計が得られる。
【0005】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、測定値を所定 の基準値と比較し、その結果を測定者に報知することができる比較機能を有する クランプ電流計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る比較機能を有するクランプ電流計は 、測定値と比較するための比較用データを記憶するメモリと、この比較用データ と求められた測定値とを比較する比較手段と、この比較手段の結果を報知する報 知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記の構成によれば、測定された例えば電流値がメモリに格納された比較用デ ータ(値)と比較されることになり、例えば測定値が比較用データを超えている 場合に、そのことが報知手段としてのブザーや表示器により報知される。従って 、比較用データとして各種の安全基準値を設定すれば、測定値がこれらの安全基 準等に合致しないことが容易に判断できることになる。なお、上記測定値は電流 値だけでなく、電圧値、抵抗値等が含まれる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1には、実施 例に係る比較機能を有するクランプ電流計の構成が示されており、図示されるよ うに、電流センサ10は環状鉄心12にコイル14が巻回された構成となってい る。従って、この環状鉄心12内に電線16を挿入すると、上記コイル14には 上記電線16に流れる電流(交流)に比例した電流が発生する。このコイル14 には、交流(AC)電流を直流電流に変換する整流回路、アナログデジタル変換 をするA/D変換器等からなる電流測定回路18が接続され、この電流測定回路 18に測定動作を制御するマイコン20が接続される。
【0009】 このマイコン20には、比較用データをキー入力(或いはタッチ入力)するデ ータ入力部22が接続され、また測定値と比較するための比較用データ保持メモ リ24が接続されており、実施例ではデータ入力部22のキー操作によって、例 えば電気設備技術基準で定められる電流値データが比較用データとして上記メモ リ24に記憶される。そして、このマイコン20には、測定値と上記比較用デー タとを比較する比較回路(コンパレータ)が組み込まれており、この比較回路は 上記比較用データと測定値とを比較し、測定値が比較用データ(値)よりも大き い場合は、例えば”High”の信号を、小さい場合は”Low ”の信号を出力するよ うになっている。
【0010】 また、上記マイコン20には、ブザー26及び電流値、設定基準値、電圧値等 を表示する液晶表示器28が接続されており、実施例ではマイコン20にて測定 値が比較用データを超えた場合にブザー26が鳴るように制御される。
【0011】 図2には、実施例のクランプ電流計の外観が示されており、図示の電流センサ 10は、先端部が操作ツマミ30によって開くようになっている。従って、測定 の際には操作ツマミ30で先端部を開き、電線16を電流センサ10の開口部内 へ挿入・配置することになる。また、データ入力部22には数値を入力するため の各種キーが配置され、このキー操作により液晶表示器28に数字を表示させな がら基準電流値等の設定ができる。更に、液晶表示器28はmA等の所定の単位 の下に電流値等を表示することができる。
【0012】 実施例は以上の構成からなり、まず実施例ではデータ入力部22のキー操作に よって、電気設備技術基準で定められている電流値等を設定することになるが、 実施例では漏れ電流測定の場合について説明する。例えば、平成2年改正の基準 によれば、低圧電路の絶縁抵抗は使用電圧に対する漏洩電流が最大供給電流の1 /2000を超えないように維持することが必要となっている。従って、測定し ようとする低圧電路及び電気機器の最大供給電流の1/2000を基準漏れ電流 値として入力することになる。この入力操作は、数値を液晶表示器28に表示さ せて行われ、この数値をキーにより順次変えることによって所定の基準漏れ電流 値が設定される。このようにして設定された基準値データは、比較用データ保持 メモリ24に記憶される。
【0013】 そうして、例えば漏れ電流を測定する場合は所定の二本の電線16を電流セン サ10内にセットすることにより測定が開始され、これによって電線16の電路 に生じる漏れ電流が測定される。この漏れ電流の測定値が、電流測定回路18か らマイコン20に供給されると、このマイコン20ではまず上記漏れ電流値を液 晶表示器28に表示する処理が行われる。これと同時に、マイコン20では比較 用データ保持メモリ24から読み出した基準漏れ電流値と上記測定漏れ電流値と が比較され、この測定漏れ電流値が基準値漏れ電流値よりも大きい場合には、ブ ザー26へ報知動作信号が供給されるので、これによってブザー26が鳴ること になる。従って、測定者は比較作業をすることなく、測定値が基準値を超えてい ることをブザー音で容易に把握できる。
【0014】 上記実施例では、報知手段としてブザー26を用いたが、このブザー26の代 りに、図2に示されるように、報知ランプ32(例えば赤ランプ)或いは液晶表 示器28内に配置された点滅表示部34を設け、この報知ランプ32或いは点滅 表示部34を点滅動作させることによって、測定値が基準値を超えたことを報知 するようにしてもよい。しかも、測定値が基準値を下回る場合にそのことを報知 することもでき、例えば液晶表示部28内に基準内、基準外であることを示す表 示部を設け、比較結果によりこの基準内、基準外の何れかを点灯させるようにす ることが可能である。
【0015】 また、上記実施例では、測定電流値について基準値と比較する場合を説明した が、比較対象は電流値に限らず、電圧値等の他の測定値であってもよい。例えば 、本出願人は測定電流値から抵抗値を演算出力することを提案しており、この抵 抗値について基準値と比較することが可能である。また比較用のデータは複数個 あってもよく、どのデータと比較しての結果なのかは表示部で表示してもよいし 、ブザーの音質、LEDの色、点滅等で知らせる事も可能である。
【0016】 更に、上記実施例では、比較用データをデータ入力部22で比較用データ保持 メモリ24へ記憶させるようにしたが、予め各種の比較用データが書き込まれた メモリを持たせるようにすることもできる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、クランプ電流計において、比較用デー タを記憶するメモリと、この比較用データと求められた測定値とを比較する比較 手段と、この比較手段の結果を報知する報知手段とを備えたので、所定の基準値 との比較が自動的に行え、基準値を超えていることが容易に判断できる。従って 、誤判断の心配もなくなり、使い勝手のよいクランプ電流計を得ることが可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る比較機能を有するクラン
プ電流計の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例のクランプ電流計の外観を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 … 電流センサ 16 … 電線 18 … 電流測定回路 20 … マイコン(比較回路を有する) 22 … データ入力部 24 … 比較用データ保持メモリ 26 … ブザー 28 … 液晶表示器 32 … 報知ランプ 34 … 点滅表示部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定値と比較するための比較用データを
    記憶するメモリと、この比較用データと求められた測定
    値とを比較する比較手段と、この比較手段の結果を報知
    する報知手段と、を備えた比較機能を有するクランプ電
    流計。
JP6711092U 1992-08-31 1992-08-31 比較機能を有するクランプ電流計 Pending JPH0628745U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068883A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Kaise Corp クランプテスタ
JP2016070711A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 日置電機株式会社 検電器
CN109975591A (zh) * 2019-03-28 2019-07-05 漳州市玉山电子制造有限公司 一种交流钳形多用表及其线圈绕线方法

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