JPH0628682U - 重心測定装置のロードセル保護装置 - Google Patents
重心測定装置のロードセル保護装置Info
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- JPH0628682U JPH0628682U JP6852592U JP6852592U JPH0628682U JP H0628682 U JPH0628682 U JP H0628682U JP 6852592 U JP6852592 U JP 6852592U JP 6852592 U JP6852592 U JP 6852592U JP H0628682 U JPH0628682 U JP H0628682U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロードセルの位置を安定せしめると共に、ロ
ードセルの保護を行う。 【構成】 支持架台3にロードセルを介して3点以上で
支持するようにした計測台7を設け、該計測台7に傾動
装置により傾動可能で且つ上面に被測定物を位置決めし
て定置できるようにした載置台を設け、該載置台に該載
置台の傾斜角度を検出する傾斜計を配設してなる重心測
定装置であって、前記計測台7を密に且つ垂直に貫通す
るボルト21(ガイド部材)を前記支持架台3に少なく
とも3箇所配設すると共に、前記ボルト21(ガイド部
材)に前記計測台7をボルト21(ガイド部材)に沿っ
て昇降させる昇降ナット23(昇降手段)を設けた構成
を有する。
ードセルの保護を行う。 【構成】 支持架台3にロードセルを介して3点以上で
支持するようにした計測台7を設け、該計測台7に傾動
装置により傾動可能で且つ上面に被測定物を位置決めし
て定置できるようにした載置台を設け、該載置台に該載
置台の傾斜角度を検出する傾斜計を配設してなる重心測
定装置であって、前記計測台7を密に且つ垂直に貫通す
るボルト21(ガイド部材)を前記支持架台3に少なく
とも3箇所配設すると共に、前記ボルト21(ガイド部
材)に前記計測台7をボルト21(ガイド部材)に沿っ
て昇降させる昇降ナット23(昇降手段)を設けた構成
を有する。
Description
【0001】
本考案は重心測定装置のロードセル保護装置に関するものである。
【0002】
各種物流分野、原子力機器等の特に形状管理が厳しい分野では、機器の重心を 正確に知っておくことを要求される場合がある。例えば計装板等は重心が比較的 高い位置にある場合が多く、この様な機器を出荷する際に重心位置が表示されて いれば適切な荷作り、運搬、据付等を行って安全性を向上させることができる。
【0003】 従来、こうした機器の重心を計測することは殆ど行われておらず、重心を出す 要求があった場合には、設計段階で計算によって重心位置を求めているのが通例 である。
【0004】 しかし、上記した従来の計算によって重心位置を求める方式では、機器各部の 重量や形状を予め計測する作業が必要であり、更に求めた重量、形状に基づいて 機器が組立てられた時の重心を計算する作業が必要でこの作業が非常に大変であ り、コンピュータを使って計算するにしても前記各部の重量、形状の夫々を入力 してやる必要があると共に、組立てる際の取付け位置、形状等も入力する必要が あるため、計算のための準備作業が大変で長時間を要する問題を有していた。又 、機器の形状や材料等に変更があった場合には、その都度前記計算をやり直す必 要があり、非常に大変な労力となっていた。
【0005】 従って本願出願人は、上記従来の問題点を解決すべく、載置台上に固定した被 測定物を3点で支持するロードセルの荷重検出値と、傾斜角度を変えた時のロー ドセルの荷重検出値の変化から被測定物の重心位置を容易に求めることができる ようにした重心測定装置を既に提案している。
【0006】 以下本願出願人が提案している重心測定装置について図3、図4を参照しつつ 説明する。
【0007】 図中、3は支持架台であって、該支持架台3は走行可能な走行輪1を備えてお り、更にジャッキ2の張出しによって走行輪1を地面から離して浮かした状態で 位置を固定することができるよう構成されている。
【0008】 前記支持架台3には、3個のロードセル4,5,6を介して3点で重量を支持 するようにした計測台7が配設されており、又、該計測台7上には載置台8が傾 動可能に備えられている。
【0009】 該載置台8は、前記ロードセル4,5,6のうち2個のロードセル4,6を結 ぶ線9上に設けた支点10を中心に傾動可能に一端側が支持されており、且つ前 記計測台7上に設けた昇降ジャッキ11(傾動装置)により他端側が支点12を 介して昇降可能に支持されている。更に、前記載置台8の上面には、被測定物1 3を載置台8上に降ろす際に案内し位置決めを行って固定することができるよう にした位置決め部材14が取付けられている。
【0010】 又、前記載置台8の所要位置には、水平方向で且つ互に直角をなした2個の傾 斜計15,16が配設されており、X方向とY方向の水平面からの傾きを検出す ることができるようになっている。
【0011】 図中、17は重心演算装置であって、該重心演算装置17には前記ロードセル 4,5,6と傾斜計15,16が接続されて、前記支持架台3上或いは地上等に 設置されている。
【0012】 被測定物13の重心を計測するに当っては、先ず支持架台3のジャッキ2を張 出して支持架台3を固定した状態において、載置台8上に被測定物13を載置し て位置決め部材14により位置決め固定する。続いて被測定物13を載置した状 態での各ロードセル4,5,6が示す荷重検出値、及び傾斜計15,16が示す 傾斜角度を重心演算装置17により計測する。この様に計測された荷重検出値と 傾斜角度から、重心演算装置17により前記被測定物13の重心を通る鉛直線の 位置を演算する。
【0013】 次に、昇降ジャッキ11(傾動装置)により図3に仮想線で示すように、支点 10を中心に載置台8を所要の角度傾斜させ、この時の各ロードセル4,5,6 の荷重検出値、及び傾斜計15,16が示す傾斜角度を再び重心演算装置17に より計測する。この様に計測された荷重検出値と傾斜角度から、重心演算装置1 7により前記被測定物13の重心を通る鉛直線の位置を演算する。
【0014】 即ち、上記により、被測定物13の傾斜前の重心を通る鉛直線と傾斜後の重心 を通る鉛直線との交点の位置(重心)が求められることになる。しかしこの交点 は被測定物13以外に計測台7及び載置台8をも含めた重さの重心であるので、 被測定物13を載置しない状態で予め求めておいた計測台7及び載置台8の重心 位置を予め重心演算装置17に入力しておいて、この計測台7及び載置台8の重 心により前記計測台7及び載置台8を含めて演算された交点の位置を補正するこ とにより、被測定物13の真の重心位置を演算する。
【0015】 従って、上記した重心測定装置によれば簡単な操作で短時間に而も精度良く被 測定物の重心位置を検出することができる。
【0016】
しかしながら、上記重心測定装置においては被測定物13の重心位置を測定し ていないときでも前記ロードセル4,5,6に計測台7等の荷重がかかっている と共に、被測定物13を載置台8上に定置する際に作業上の不手際等によって前 記ロードセル4,5,6に不必要な衝撃荷重が加わる心配があった。
【0017】 このようにロードセル4,5,6に常に負荷が作用したり、衝撃的な荷重が作 用すると、ロードセル4,5,6の検出値に誤差を生じたり、ロードセル4,5 ,6が損傷したり、ロードセル4,5,6による検出位置がずれることにより検 出精度に誤差が生じるなどの心配を有していた。
【0018】 本考案は、上述の実情に鑑みてなしたもので、ロードセルを安全に保護すると 共に、ロードセルの位置を安定させて常に正確な重心測定が行われるようにした 重心測定装置のロードセル保護装置を提供することを目的としている。
【0019】
本考案は、支持架台にロードセルを介して3点以上で支持するようにした計測 台を設け、該計測台に傾動装置により傾動可能で且つ上面に被測定物を位置決め して定置できるようにした載置台を設け、該載置台に該載置台の傾斜角度を検出 する傾斜計を配設してなる重心測定装置であって、前記計測台を密に且つ垂直に 貫通するガイド部材を前記支持架台に少なくとも3箇所配設すると共に、前記ガ イド部材に前記計測台をガイド部材に沿って昇降させる昇降手段を設けたことを 特徴とする重心測定装置のロードセル保護装置に係るものである。
【0020】
重心測定装置によって被測定物を測定しない場合、特に載置台に被測定物を位 置決めして定置する際には、昇降手段をガイド部材に沿って上昇させて計測台を 上昇させることによりロードセルが作用しないように離反した状態に支持する。 従って、非計測時にロードセルが前記計測台等の荷重を受けることがなくなり、 更に載置台に被測定物を位置決めする際の不測の衝撃等からもロードセルを保護 することができ、更に又計測台がガイド部材に沿って昇降するためにロードセル の位置が変化するようなことがなく常に正確な検出を行うことができる。
【0021】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
【0022】 図1、図2は本考案の一実施例であり、図中、図3、図4に示すものと同一の 構成部分については同一の符号を付すことによって説明を省略するものとし以下 、本考案に特有の構成についてのみ説明する。
【0023】 図中、18はロードセル保護装置であって、該ロードセル保護装置18は支持 架台3上のロードセル4,5,6の近傍位置に夫々備えられている。
【0024】 前記ロードセル保護装置18は、支持架台3上にボルト19によって固着され 、計測台7を垂直に貫通する、ネジ20を切ってあるボルト21(ガイド部材) を有しており、該ボルト21の前記計測台7下面側にはハンドル22を備えた昇 降ナット23(昇降手段)が昇降可能に螺合されている。更に、ボルト21(ガ イド部材)の計測台7上面側にはナット24が2個螺合されている。
【0025】 又、ボルト21(ガイド部材)が計測台7を貫通する貫通部25には、該貫通 部25をボルト21(ガイド部材)が密に且つ垂直に貫通するようカラー26が 配設されている。更に又、前記計測台7の下面には、計測台7と昇降ナット23 (昇降手段)とが摺動等によって損傷しないようにすると共に、昇降ナット23 (昇降手段)をスムーズに昇降させるために、テフロン等の固体間滑材27が取 付けられている。
【0026】 前記構成を有した重心測定装置によって被測定物13を測定しない場合には、 ハンドル22によって昇降ナット23(昇降手段)をボルト21(ガイド部材) に沿って上昇させ計測台7に取付けられたロードセル4,5,6を支持架台3か ら遊離させる。よってロードセル4,5,6に計測台7の荷重が作用されなくな るので、ロードセル4,5,6を保護することができる。
【0027】 次いで重心測定装置によって被測定物13を測定する場合には、載置台8への 被測定物13の位置決め終了後、ハンドル22によって昇降ナット23(昇降手 段)をボルト21(ガイド部材)に沿って下降させる。このとき計測台7は昇降 ナット23(昇降手段)と一体的に下降する。するとロードセル4,5,6が支 持架台3に接するようになり、更に昇降ナット23(昇降手段)を下降させると 昇降ナット23(昇降手段)は計測台7から離れ、ロードセル4,5,6は計測 台7の荷重を受けるようになる。これによって重心測定装置による被測定物13 の測定が可能となる。従って前記載置台8に被測定物13を位置決めする際の不 測の衝撃等からもロードセル4,5,6を保護することができる。
【0028】 更に、前記計測台7が密に貫通したボルト21(ガイド部材)に沿って昇降す るようになっているので、ロードセル4,5,6の検出位置がずれるようなこと がなく、よって常に正確な検出を行うことができる。
【0029】 又、ナット24によって、被測定物13を載置した載置台8を傾斜させた際の 計測台7の浮き上がりが防止される。
【0030】 尚、本考案は上述の実施例にのみ限定されるものではなく、その他本考案の要 旨を逸脱しない範囲内に於いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0031】
以上説明したように本考案の重心測定装置のロードセル保護装置によれば以下 のような優れた効果を奏し得る。
【0032】 (I)重心測定装置によって被測定物を測定しない場合には、昇降手段をガイ ド部材に沿って上昇させて計測台を上昇させることにより、ロードセルが作用し ないように支持架台から離反した状態に支持しているので、非計測時にロードセ ルが前記計測台等の荷重を受けることがなくなりロードセルを保護することがで きる。
【0033】 (II)載置台に被測定物を位置決めして定置する際にも、昇降手段をガイド 部材に沿って上昇させて計測台を上昇させることにより、ロードセルが作用しな いように支持架台から離反した状態に支持しているので、作業上の不手際等によ る不測の衝撃等からロードセルを保護することができる。
【0034】 (III)計測台がガイド部材に沿って昇降するためにロードセルの位置が変 化するようなことがなく、常に正確な重心測定を行うことができる。
【図1】本考案の一実施例を示す、図2のI部拡大断面
図である。
図である。
【図2】図3のII−II方向矢視図である。
【図3】重心測定装置の一例を示す正面図である。
【図4】図3を半断面の状態で示した平面図である。
3 支持架台 4 ロードセル 5 ロードセル 6 ロードセル 7 計測台 8 載置台 11 昇降ジャッキ(傾動装置) 13 被測定物 15 傾斜計 16 傾斜計 18 ロードセル保護装置 21 ボルト(ガイド部材) 23 昇降ナット(昇降手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 支持架台にロードセルを介して3点以上
で支持するようにした計測台を設け、該計測台に傾動装
置により傾動可能で且つ上面に被測定物を位置決めして
定置できるようにした載置台を設け、該載置台に該載置
台の傾斜角度を検出する傾斜計を配設してなる重心測定
装置であって、前記計測台を密に且つ垂直に貫通するガ
イド部材を前記支持架台に少なくとも3箇所配設すると
共に、前記ガイド部材に前記計測台をガイド部材に沿っ
て昇降させる昇降手段を設けたことを特徴とする重心測
定装置のロードセル保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992068525U JP2593346Y2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 重心測定装置のロードセル保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992068525U JP2593346Y2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 重心測定装置のロードセル保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628682U true JPH0628682U (ja) | 1994-04-15 |
JP2593346Y2 JP2593346Y2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=13376232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992068525U Expired - Fee Related JP2593346Y2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 重心測定装置のロードセル保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593346Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP1992068525U patent/JP2593346Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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