JPH06285459A - 光照射装置 - Google Patents

光照射装置

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JPH06285459A
JPH06285459A JP7840293A JP7840293A JPH06285459A JP H06285459 A JPH06285459 A JP H06285459A JP 7840293 A JP7840293 A JP 7840293A JP 7840293 A JP7840293 A JP 7840293A JP H06285459 A JPH06285459 A JP H06285459A
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JP
Japan
Prior art keywords
reaction tube
light
ultraviolet rays
light source
treated
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Pending
Application number
JP7840293A
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English (en)
Inventor
Naoko Wakeme
直子 分目
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光反応で液体を処理する光照射装置であって、
光源の消費する電力を抑え、より処理能力の大きくす
る。 【構成】反応管1の内壁に表面に光反射物が施された複
数の突起物3と、反応管1と水銀ランプ4とで構成され
る外郭体を包むように反射板2とを設け、放射される紫
外線が反応管1の内部で乱反射するとともに流れる被処
理液を攪拌させることによって、光反応をより促進さ
せ、突起物3と反射板2との間で紫外線の反射を繰返し
て行なわせることによって、水銀ランプ4から放射され
る紫外線を無駄なく有効に利用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応管に液体を流し反
応管を介して光を照射し該液体を光反応処理する光照射
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光照射装置は、光反応に
よる液体処理あるいは液体内の殺菌処理等に用いられて
いた。また、この光照射装置は単純な構造であり、例え
ば、紫外線を発生する水銀ランプを反応管に通し、その
反応管の外周囲に反射板を配置しただけのものである。
【0003】このような光照射装置で水に含まれる有害
な有機物の処理あるいは殺菌処理する場合は、処理すべ
き水を反応管の一方向から流し、水銀ランプから放射さ
れる紫外線と反射板から反射する紫外線を反応管に流れ
る水に照射して処理を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光照射
装置では、処理能力の向上を図るのには、反応管を太く
するかあるいは流速を早くすることであるが、液体に照
射される光量を増加させない限りは、反応管を太くする
と流速を遅くしなければならないし、逆に、流速を早く
すると反応管を細くしなければならない。結局、発生す
る光量の大きな光源を使用せざる得ない。しかしなが
ら、紫外線の発生効率の悪い水銀ランプにより多くの紫
外線を発生させることは、電力を多く消費し得策ではな
い。
【0005】従って、本発明の目的は、光源の消費する
電力を抑え、より処理能力の大きい光照射装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、被処理
液が流れる反応管と、この反応管の内壁に取付けられる
とともに表面が反射物質で覆われる複数の突起部材と、
前記反応管を介して前記被処理液に光を照射する光源部
と、この光源部および前記反応管とで構成される外郭体
を囲む反射部材とを備える光照射装置である。また、望
ましくは、前記突起物が前記処理液の流れの抵抗となる
流れ方向に垂直な少なくとも一面と前記光の乱反射させ
る凹凸面とをもつことである。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の光照射装置の一実施例を示
す断面図である。この光照射装置は、図1に示すよう
に、水銀ランプ4を挿入した反応管1の内壁に突起物3
の複数個を散在させ取付けたものである。この突起物3
は反応管1と同じ材質であるガラスで製作されており、
その表面は金属蒸着され高い光反射率をもつている。ま
た、突起物3は流れの抵抗となるように流れ方向に垂直
な少なくとも一面と紫外線を乱反射させる凹凸面とをも
つことである。さらに、反応管1を囲むように内面を鏡
面に仕上けた金属性の反射板2が設けられている。すな
わち、反応管1を完全に包むようにこの反射板1の長さ
を反応管1より長くし、さらに反射板2の両端部を内側
に折り曲げ反応管1と接続する金属配管(図示せず)に
接触させるようにすることである。
【0009】この反応管1の内壁に突起物3を設けるこ
とにより、流れる水が受ける紫外線は、直接液体に照射
されるものと反射板2から反射するものに加えて突起物
による乱反射するものとになる。すなわち、あたかも突
起物3と反応管1を包む反射板2とでなる光閉込め機構
を設けたことと同じになる。このことにより水銀ランプ
4から発生する紫外線は無駄なく水に照射される。しか
も、反応管1内の水の流れは矢印に示すように乱流とな
り、反応管1内の流れが一様でなく水はあたかも攪拌さ
れながら流れる。その結果、この突起物3による光の乱
反射と水の攪拌作用とが反応に相乗効果ももたらし処理
能力が飛躍的に増大する。
【0010】ちなみに、水に含まれる有害な有機物を破
壊するために、この光照射装置で処理したところ、従来
に比べ1.6倍程度の水を処理することが出来た。
【0011】以上説明した実施例では、ランプを反応管
内に挿入した構造で説明したが、反応管の周囲にランプ
を設け、その外側に反射板を配置しても良い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、反応管内
部に表面に光反射物が施された複数の突起物を設け、放
射される光が反応管内部で乱反射するとともに流れる被
処理液を攪拌させることによって、光反応をより促進さ
せ処理能力をより高めることが出来るという効果があ
る。また、反応管と光源部とで構成される外郭体を包む
ように反射板を設け、突起物と反射板との間で光の反射
を繰返して行なわせることによって、光源部から放射さ
れる光を無駄なく有効に利用できるので、光源部に供給
する電力を節約できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光照射装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 反応管 2 反射板 3 突起物 4 水銀ランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理液が流れる反応管と、この反応管
    の内壁に取付けられるとともに表面が反射物質で覆われ
    る複数の突起部材と、前記反応管を介して前記被処理液
    に光を照射する光源部と、この光源部および前記反応管
    とで構成される外郭体を囲む反射部材とを備えることを
    特徴とする光照射装置。
  2. 【請求項2】 前記突起物が前記処理液の流れの抵抗と
    なる流れ方向に垂直な少なくとも一面と前記光の乱反射
    させる凹凸面とをもつことを特徴とする請求項1記載の
    光照射装置。
JP7840293A 1993-04-06 1993-04-06 光照射装置 Pending JPH06285459A (ja)

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JP7840293A JPH06285459A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 光照射装置

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ID=13661037

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013191003A1 (ja) * 2012-06-22 2013-12-27 ウシオ電機株式会社 流体処理装置

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227093A (ja) * 1985-07-26 1987-02-05 Houshin Kagaku Sangiyoushiyo:Kk 紫外線照射装置
JPH04227051A (ja) * 1990-08-08 1992-08-17 Ultra Syst Gmbh Uv Oxidation 光化学反応装置
JP3094993B2 (ja) * 1998-07-23 2000-10-03 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960220