JPH06285328A - 簡易型排煙脱硫装置 - Google Patents

簡易型排煙脱硫装置

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JPH06285328A
JPH06285328A JP5098587A JP9858793A JPH06285328A JP H06285328 A JPH06285328 A JP H06285328A JP 5098587 A JP5098587 A JP 5098587A JP 9858793 A JP9858793 A JP 9858793A JP H06285328 A JPH06285328 A JP H06285328A
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JP
Japan
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plate
separation container
curved surface
downstream side
sulfur oxide
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Withdrawn
Application number
JP5098587A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Akaike
一宏 赤池
Seiichi Wada
誠一 和田
Taketoshi Yasumune
武俊 安宗
Keiichi Miyakoshi
恵一 宮越
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた脱硫と除塵とを同時に達成でき、風波に
よって揺動する船舶にも支障なく搭載できる簡易型排煙
脱硫装置を提供する。 【構成】導入口(1)、導出口(2)を有する分離容器
(3)と、分離容器(3)の内部で且つ導入口(1)の
近傍に配置されたイオウ酸化物吸収液用のスプレーノズ
ル(4)と、スプレーノズル(4)の下流側において分
離容器(3)の上壁から伸長し且つ分離容器(3)の底
部との間に僅かな間隙(a)を形成して設置された平板
(5)と、曲面板(6)と、曲面板(7)と、案内板
(8)と、ミストセパレータ(9)と、分離容器(3)
の底部と平板(5)との間に形成される間隙(a)がイ
オウ酸化物吸収液によって閉止されないように分離容器
(3)内の吸収液を排出するガスシール機構付排出手段
(10)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易型排煙脱硫装置に
関するものであり、詳しくは、優れた脱硫と除塵とを同
時に達成できる簡易型排煙脱硫装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】化石燃料を使用するボイラーや陸上ディ
ーゼルエンジンから発生する排ガス中にはイオウ酸化物
が含まれている。従来、斯かるイオウ酸化物含有ガスの
脱硫装置としては、一般的には、イオウ酸化物吸収液
(以下、吸収液と略記する)を使用した吸収塔形式の脱
硫装置が使用されているが、装置が比較的大掛りとなる
ために広い設置場所を必要とする欠点がある。
【0003】また、船舶用ディーゼルエンジンの場合
は、現時点では排ガス規制が制定されていないためにイ
オウ酸化物含有ガスはそのまま大気に放出されているの
が実情である。しかしながら、排ガス規制が制定される
気運にあり、その場合には、狭い場所に設置でき、しか
も、風波による船舶の揺動に対しても支障なく使用し得
る脱硫装置が必要となる。そして、上記の何れの排ガス
にも、イオウ酸化物と共に塵埃が含まれているため、排
ガスの脱硫と除塵とを同時に達成するのが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、優れた脱硫と除
塵とを同時に達成でき、風波によって揺動する船舶にも
支障なく搭載でき、煙道内にも設置できるために特別の
設置場所を必要としない簡易型排煙脱硫装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオウ酸化物
含有ガスとイオウ酸化物吸収液との接触方式を異にする
2つの発明から成り、各発明の要旨は、次の通りであ
る。すなわち、本発明の第1の要旨は、一方の端部には
イオウ酸化物含有ガス用の導入口(1)、他方の端部に
は浄化ガス用の導出口(2)を有する分離容器(3)
と、分離容器(3)の内部で且つガス導入口(1)の近
傍に配置されたイオウ酸化物吸収液用のスプレーノズル
(4)と、スプレーノズル(4)の下流側において分離
容器(3)の上壁から伸長し且つ分離容器(3)の底部
との間に僅かな間隙(a)を形成して設置された平板
(5)と、平板(5)から下流側に伸長して設置され且
つ内方に開口する凹曲面部(6a)を有する曲面板
(6)と、下流側に傾斜する略直線的な伸長部(7a)
を形成し曲面板(6)から伸長して設置され且つ内方に
開口する凹曲面部(7b)を有する曲面板(7)と、曲
面板(7)の伸長部(7a)と略平行に配置され、しか
も、先端部が曲面板(7)の凹曲面部(7b)によって
包囲され且つ下流側に傾斜した案内板(8)と、曲面板
(7)以降の下流側における浄化ガス導出路に設置され
たミストセパレータ(9)と、分離容器(3)の底部と
平板(5)との間に形成される間隙(a)がイオウ酸化
物吸収液によって閉止されないように分離容器(3)内
の吸収液を排出するガスシール機構付排出手段(10)
とを備えて成ることを特徴とする簡易型排煙脱硫装置に
存する。
【0006】そして、第2の要旨は、一方の端部にはイ
オウ酸化物含有ガス用の導入口(1)、他方の端部には
浄化ガス用の導出口(2)を有する分離容器(3)と、
分離容器(3)の上壁から伸長し且つ分離容器(3)の
底部との間に僅かな間隙(a)を形成して設置された平
板(5)と、ガス導入口(1)側の平板(5)の表面に
イオウ酸化物吸収液を供給する吸収液供給手段(11)
と、平板(5)から下流側に伸長して設置され且つ内方
に開口する凹曲面部(6a)を有する曲面板(6)と、
下流側に傾斜する略直線的な伸長部(7a)を形成し曲
面板(6)から伸長して設置され且つ内方に開口する凹
曲面部(7b)を有する曲面板(7)と、曲面板(7)
の伸長部(7a)と略平行に配置され、しかも、先端部
が曲面板(7)の凹曲面部(7b)によって包囲され且
つ下流側に傾斜した案内板(8)と、曲面板(7)以降
の下流側における浄化ガス導出路に設置されたミストセ
パレータ(9)と、分離容器(3)の底部と平板(5)
との間に形成される間隙(a)がイオウ酸化物吸収液に
よって閉止されないように分離容器(3)内の吸収液を
排出するガスシール機構付排出手段(10)とを備えて
成ることを特徴とする簡易型排煙脱硫装置に存する。
【0007】
【作用】本発明の第1の要旨に係る簡易型排煙脱硫装置
において、イオウ酸化物含有ガスは、スプレーノズル
(4)からスプレーされた吸収液と接触して脱硫され
る。分離容器(3)の底部と平板(5)との間に設けら
れた間隙(a)を通過するガス流は、加速されて装置の
流路内を流れる。その結果、曲面板(6)の凹曲面部
(6a)が真空状態となり、曲面板(6)の終端部によ
って渦流が発生する。これにより、平板(5)と曲面板
(6)の全体に吸収液の液膜が形成され、そして、ガス
中の塵埃は遠心力の作用で液膜に捕集される。案内板
(8)に沿って流れるガスは、吸収液のミストを同伴
し、曲面板(7)と案内板(8)の全体に吸収液の液膜
を形成する。斯かる液膜によっても脱硫と除塵とが行な
われる。
【0008】本発明の第2の要旨に係る簡易型排煙脱硫
装置において、吸収液供給手段(11)によって平板
(5)の表面に供給された吸収液は、流下して平板
(5)の表面に液膜を形成する。分離容器(3)の底部
と平板(5)との間に設けられた間隙(a)を通過する
加速されたガス流は、平板(5)の下端の表面の液膜を
破断してミスト化する。イオウ酸化物含有ガスは、ミス
ト化された吸収液と接触して脱硫される。加速されて装
置の流路内を流れるガス流は、前記と同様に作用し、ガ
スの脱硫と除塵とが行なわれる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の第1の要旨に係る簡易型排
煙脱硫装置の一例を示す略図的説明図、図2は、本発明
の第2の要旨に係る簡易型排煙脱硫装置の一例を示す略
図的説明図である。
【0010】先ず、本発明の第1の要旨に係る簡易型排
煙脱硫装置について説明する。分離容器(3)は、一方
の端部にはイオウ酸化物含有ガス用の導入口(1)、他
方の端部には浄化ガス用の導出口(2)を有する。分離
容器(3)は、通常、箱型の容器にて構成される。
【0011】分離容器(3)の底部は、例えば、導入口
(1)側から導出口(2)側に向かって傾斜させるのが
好ましい。斯かる実施態様によれば、分離容器(3)内
の吸収液(ドレン)を導出口(2)側の底部に集めるこ
とが出来、後述するガスシール機構付排出手段(10)
として簡単な構造の手段を利用することが出来る利点が
ある。図示した例において、導入口(1)及び導出口
(2)は、分離容器の上部の両端部に設置されている
が、これらの位置は、必ずしも限定されない。
【0012】吸収液用のスプレーノズル(4)は、分離
容器(3)の内部で且つ導入口(1)の近傍に配置され
ている。そして、分離容器(3)の幅方向に沿って適宜
の間隔で複数個配置されている。スプレーノズル(4)
の開口方向は、導入口(1)から導入されたイオウ酸化
物含有ガスとスプレーノズル(4)からスプレーされた
吸収液とが向流接触する方向または並流接触する方向の
何れであってもよい。
【0013】平板(5)は、スプレーノズル(4)の下
流側において分離容器(3)の上壁から伸長し且つ分離
容器(3)の底部との間に僅かな間隙(a)を形成して
設置されている。そして、分離容器(3)の幅方向の全
体に亘って設置される。間隙(a)は、ここを通過する
イオウ酸化物含有ガスの線速度を高める機能を有する。
そして、その高さは、導入口(1)から導入されるイオ
ウ酸化物含有ガスの量(処理量)によって異なるために
一概に決定し得ないが、間隙(a)を通過するイオウ酸
化物含有ガスの線速度を10〜30m/s、好ましくは
20〜25m/sの範囲に高め得る高さにするのがよ
い。
【0014】間隙(a)は、分離容器(3)の幅方向の
全体に亘って連続して設ける必要は必ずしもなく、例え
ば、通過するイオウ酸化物含有ガスの線速度を高める等
の目的に応じて格子状に設けることも出来る。なお、平
板(5)は、通常、垂直に配置されるが、下流側に傾斜
させて設けてもよい。そして、本明細書において、下流
側とは、導入口(1)を基準として導出口(2)に向か
う側を意味する。
【0015】曲面板(6)は、平板(5)から下流側に
伸長して設置され且つ内方に開口して凹曲面部(6a)
を有している。すなわち、曲面板(6)の始端部は平板
(5)によって支承され或いはこれと一体的に構成さ
れ、その要部によって凹曲面部(6a)が形成され、そ
の終端部によって渦流形成作用部が構成される。そし
て、曲面板(6)は、分離容器(3)の幅方向の全体に
亘って設置されている。
【0016】曲面板(7)は、下流側に傾斜する略直線
的な伸長部(7a)を形成し曲面板(6)から伸長して
設置され且つ内方に開口する凹曲面部(7b)を有す
る。すなわち、伸長部(7a)の始端部は曲面板(6)
によって支承され或いはこれと一体的に構成され、その
終端部は凹曲面部(7b)と一体的に構成されている。
そして、曲面板(7)は、曲面板(6)と同様に分離容
器(3)の幅方向の全体に亘って設置されている。
【0017】案内板(8)は、曲面板(7)の伸長部
(7a)と略平行に配置され、しかも、先端部が曲面板
(7)の凹曲面部(7b)によって包囲され且つ下流側
に上向きに傾斜している。案内板(8)の下端部と分離
容器(3)の底部との間には、スプレーノズル(4)か
らスプレーされた吸収液(ドレン)を導出口(2)側の
底部に流すため、適当なドレン孔(8b)が形成されて
いる。本実施例において、案内板(8)は1枚の板にて
構成しているが、場合によっては、中間高さの位置にお
いて、上部と下部との2枚に分割し、上部を下流側に若
干ずらして配置することも必要である。
【0018】案内板(8)の上端部には、内方に開口す
る凹曲面部(8a)を形成するのが好ましい。斯かる実
施態様によれば、凹曲面部(7b)と凹曲面部(8a)
との間に円弧状のガス流路が形成されてガスの流れが円
滑になる利点がある。そして、この場合、凹曲面部(7
b)と凹曲面部(8a)との曲部の中心は、略同位置に
するのがよい。また、案内板(8)の要部は全体として
平板状である必要はなく、曲面板(7)の伸長部(7
a)の高さより下方に位置する部分は、曲面板(6)の
終端部付近の円弧に沿って円弧状にすることも出来る。
【0019】ミストセパレータ(9)は、曲面板(7)
以降の下流側における浄化ガス導出路に設置されてい
る。すなわち、図示した例において、ミストセパレータ
(9)は、曲面板(7)の終端部から伸長し、分離容器
(3)の壁面に到達している。そして、分離容器(3)
の上部に位置する導出口(2)と対向するために水平方
向に設置されている。ミストセパレータ(9)として
は、ガラスウールや金網を積層した構造のもの等の慣用
のミストセパレータを使用し得る。
【0020】ミストセパレータ(9)の設置位置は、曲
面板(7)以降の下流側における浄化ガス導出路である
限り、任意の位置を選択することが出来る。例えば、曲
面板(7)の終端部から垂直方向に設置することも出来
る。斯かる実施態様においては、通常、導出口(2)
は、分離容器(3)の側壁に設けられる。そして、上記
の何れの場合も、導出口(2)を特別に設けずにミスト
セパレータ(9)の出口自体を導出口(2)として利用
することも出来る。
【0021】ガスシール機構付排出手段(10)は、分
離容器(3)の底部と平板(5)との間に形成される間
隙(a)が吸収液によって閉塞されないように分離容器
(3)内の吸収液を排出する機能を有する。また、ガス
シール機構付排出手段(10)は、同時にガスが外部に
漏出しないようにシールして吸収液(ドレン)を排出さ
せる機能を有する。図示した例は、ガスシール機構付排
出手段(10)として、分離容器(3)の底部(最大高
さの低部)と同一のヘッド高さを有するオーバーフロー
管を採用している。
【0022】上記の実施態様によれば、分離容器(3)
の底部と平板(5)との間に形成される間隙(a)は、
吸収液によって閉止されることなく吸収液はオーバーフ
ローして排出され、分離容器(3)の低部に貯留する吸
収液によりガスのシールが行なわれる。そして、イオウ
酸化物含有ガスが通過する間隙(a)が吸収液によって
閉止されていないため、間隙(a)のガス通過は、エネ
ルギーを損失することなく達成されて所定の高速ガス流
を得ることが出来る。
【0023】次に、本発明の第2の要旨に係る簡易型排
煙脱硫装置について説明する。本発明の第2の要旨に係
る簡易型排煙脱硫装置は、イオウ酸化物含有ガスと吸収
液との接触方式のみが第1の要旨に係る簡易型排煙脱硫
装置と異なる。すなわち、第2の要旨に係る簡易型排煙
脱硫装置においては、図2に示すように、導入口(1)
側の平板(5)の表面に吸収液を供給する吸収液供給手
段(11)が備えられている。
【0024】図示した例は、吸収液供給手段(11)と
して、平板(5)の上方にこれと対向して配置されたス
プレーノズルを採用している。そして、スプレーノズル
は、分離容器(3)の一方の幅方向に沿って適宜の間隔
で複数個配置されている。スプレーノズル(11)から
スプレーされた吸収液は、流下して平板(5)の表面に
液膜を形成する。しかしながら、液膜形成手段は、上記
のスプレーノズルに限定されず、導入口(1)側の平板
(5)の上部に沿って筒体を設置し、当該筒体の平板面
側の底部に液の流下口を設けて形成することも出来る。
【0025】本発明の簡易型排煙脱硫装置は、上記の様
に構成されるが、その最大の特徴は、分離容器(3)の
底部と平板(5)との間に形成される間隙(a)がイオ
ウ酸化物吸収液によって閉止されないように構成した点
にある。その結果、間隙(a)を通過するガス流を加速
して高速流とすることが出来、前述の作用を達成するこ
とが出来る。
【0026】換言すれば、本発明の簡易型排煙脱硫装置
は、分離容器(3)内に貯留された吸収液によって脱硫
や除塵を行なうものではないから、分離容器(3)内の
吸収液の貯留レベル等は全く問題にする必要がなく、そ
の結果、風波によって揺動する船舶にも支障なく搭載で
きると言う顕著な効果を達成することが出来る。
【0027】本発明の簡易型排煙脱硫装置において、イ
オウ酸化物吸収液としては、特に制限はなく公知の各吸
収液を使用することが出来る。代表的には、水酸化ナト
リウム水溶液(苛性ソーダ法)、水酸化マグネシウム、
硫化マグネシウム、炭酸マグネシウム又はこれらの混合
物の水溶液(水マグ法)が挙げられる。
【0028】苛性ソーダ法による場合は、水酸化ナトリ
ウムとイオウ酸化物(SO2 )とを反応させて亜硫酸ナ
トリウムに変換した後、亜硫酸ナトリウムとSO2 とを
反応させて亜硫酸水素ナトリウムに変換する。更には、
亜硫酸水素ナトリウムを酸化して硫酸ナトリウムに変換
する。亜硫酸ナトリウムの酸化には、空気酸化などが採
用され、パブリング方式の酸化槽などを利用することが
出来る。
【0029】水酸化マグネシウムを使用した水マグ法に
よる場合は、水酸化マグネシウムとイオウ酸化物(SO
2 )とを反応させて亜硫酸マグネシウムに変換する。更
には、亜硫酸マグネシウムを酸化して硫酸ナトリウムに
変換する。SO2 を硫酸マグネシウムに変換して回収す
る方法は、硫酸マグネシウムは海水に含まれているた
め、そのまま海洋に投棄しても問題はないと考えられる
ことから、本発明の簡易型排煙脱硫装置を船舶に搭載す
る場合には特に好適である。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、優れた脱
硫と除塵とを同時に達成でき、風波によって揺動する船
舶にも支障なく搭載できる。よって、本発明は、公害防
止に寄与するところが顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の要旨に係る簡易型排煙脱硫装置
の一例を示す略図的説明図である。
【図2】本発明の第2の要旨に係る簡易型排煙脱硫装置
の一例を示す略図的説明図である。
【符号の説明】
1:イオウ酸化物含有ガス用の導入口 2:浄化ガス用の導出口 3:分離容器 4:イオウ酸化物吸収液用のスプレーノズル 5:平板 6:曲面板 7:曲面板 8:案内板 9:ミストセパレータ 10:ガスシール機構付排出手段 11:吸収液供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮越 恵一 東京都千代田区丸の内二丁目6番2号 株 式会社菱化製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端部にはイオウ酸化物含有ガス用
    の導入口(1)、他方の端部には浄化ガス用の導出口
    (2)を有する分離容器(3)と、分離容器(3)の内
    部で且つ導入口(1)の近傍に配置されたイオウ酸化物
    吸収液用のスプレーノズル(4)と、スプレーノズル
    (4)の下流側において分離容器(3)の上壁から伸長
    し且つ分離容器(3)の底部との間に僅かな間隙(a)
    を形成して設置された平板(5)と、平板(5)から下
    流側に伸長して設置され且つ内方に開口する凹曲面部
    (6a)を有する曲面板(6)と、下流側に傾斜する略
    直線的な伸長部(7a)を形成し曲面板(6)から伸長
    して設置され且つ内方に開口する凹曲面部(7b)を有
    する曲面板(7)と、曲面板(7)の伸長部(7a)と
    略平行に配置され、しかも、先端部が曲面板(7)の凹
    曲面部(7b)によって包囲され且つ下流側に傾斜した
    案内板(8)と、曲面板(7)以降の下流側における浄
    化ガス導出路に設置されたミストセパレータ(9)と、
    分離容器(3)の底部と平板(5)との間に形成される
    間隙(a)がイオウ酸化物吸収液によって閉止されない
    ように分離容器(3)内の吸収液を排出するガスシール
    機構付排出手段(10)とを備えて成ることを特徴とす
    る簡易型排煙脱硫装置。
  2. 【請求項2】 一方の端部にはイオウ酸化物含有ガス用
    の導入口(1)、他方の端部には浄化ガス用の導出口
    (2)を有する分離容器(3)と、分離容器(3)の上
    壁から伸長し且つ分離容器(3)の底部との間に僅かな
    間隙(a)を形成して設置された平板(5)と、ガス導
    入口(1)側の平板(5)の表面にイオウ酸化物吸収液
    を供給する吸収液供給手段(11)と、平板(5)から
    下流側に伸長して設置され且つ内方に開口する凹曲面部
    (6a)を有する曲面板(6)と、下流側に傾斜する略
    直線的な伸長部(7a)を形成し曲面板(6)から伸長
    して設置され且つ内方に開口する凹曲面部(7b)を有
    する曲面板(7)と、曲面板(7)の伸長部(7a)と
    略平行に配置され、しかも、先端部が曲面板(7)の凹
    曲面部(7b)によって包囲され且つ下流側に傾斜した
    案内板(8)と、曲面板(7)以降の下流側における浄
    化ガス導出路に設置されたミストセパレータ(9)と、
    分離容器(3)の底部と平板(5)との間に形成される
    間隙(a)がイオウ酸化物吸収液によって閉止されない
    ように分離容器(3)内の吸収液を排出するガスシール
    機構付排出手段(10)とを備えて成ることを特徴とす
    る簡易型排煙脱硫装置。
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