JPH06284966A - 内容器着脱式電気ポット - Google Patents

内容器着脱式電気ポット

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JPH06284966A
JPH06284966A JP5076968A JP7696893A JPH06284966A JP H06284966 A JPH06284966 A JP H06284966A JP 5076968 A JP5076968 A JP 5076968A JP 7696893 A JP7696893 A JP 7696893A JP H06284966 A JPH06284966 A JP H06284966A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 底部に熱盤2をそなえたポット本体1に対し
て内容器3を着脱自在とした電気ポットにおいて、内容
器3の底面21と熱盤上面17との伝熱接触を良好に維
持する。 【構成】 内容器底面21の変形、損傷を防止するため
に内容器下部にガード部材Aを設ける。該ガード部材A
は、その内径Daと熱盤外周面18の外径Dbとの差(Da
−Db)がポット本体内壁12の内径Dcと内容器胴部2
0の外径Ddとの差(Dc−Dd)よりも小さくなるように
して、内容器3をポット本体1内に収容する際、ガード
部材Aが熱盤外周面18に沿ってガイドされるようにな
っている。又、熱盤上面17の外周角部19が斜面とさ
れて、内容器3のガード部材Aがより一層熱盤2と嵌合
し易くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、底部に円盤状の熱盤
をそなえたポット本体内に内容器を着脱自在に収容可能
とした電気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気ヒータによって水を加熱する電気ポ
ットの中には種々のタイプのものがあるが、その中の1
つのタイプに底部に円盤状の熱盤をそなえたポット本体
に対して内容器を着脱自在に収容可能としたものがあ
る。このタイプの電気ポットにおいては、通常、熱盤は
その上面側が凸面状とされ、これに対応して内容器はそ
の底面が上記熱盤上面と同形状の凹面状とされて両者が
ほぼ全面的に伝熱接触するようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記タイプ
の電気ポットのように、内容器がポット本体に対して着
脱自在とされているものでは、内容器が手荒く取扱われ
ると(たとえば内容器を乱暴にテーブル上に置いたりす
ると)、該内容器の底面が変形してポット本体底部の熱
盤との間で正確な伝熱接触が得られなくなる、という問
題がある。また、ポット本体内壁とその内側に収容され
る内容器の胴部との間に大きな隙間があると、内容器が
ポット本体内で水平方向に移動し、該内容器の底面と熱
盤上面との間の面接触が不良となり加熱効率が低下する
という不都合が生じる。
【0004】本願発明は、内容器着脱式電気ポットにお
ける上記のような問題に鑑みてなされたもので、内容器
着脱式電気ポットにおいて、内容器底面の変形を防ぐと
ともに、ポット本体内における内容器の水平方向変位を
規制して、もって熱盤と内容器との間の良好な伝熱接触
を維持するようにすることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の課題
を達成するために次のような構成を採用している。
【0006】請求項1記載の発明の構成 この請求項1記載の発明は、図1に例示するように、底
部に円盤状の熱盤2をそなえたポット本体1内に内容器
3を着脱自在に収容し且つ該内容器3の収容時には該内
容器3の底面21と熱盤2の上面17との伝熱接触によ
り内容器3が加熱されるように構成されている内容器着
脱式電気ポットにおいて、前記内容器3の下部には該内
容器3の底面21より下方にのびる環状のガード部材A
を設けるとともに、該ガード部材Aはその内径Daと熱
盤外周面18の外径Dbとの差(Da−Db)がポット本体
内壁12の内径Dcと内容器胴部20の外径Ddとの差
(Dc−Dd)よりも小さくなるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0007】請求項2記載の発明の構成 この請求項2記載の発明は、請求項1記載の内容器着脱
式電気ポットにおいて、熱盤上面17の外周角部19が
斜面とされていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本願各請求項記載の内容器着脱式電気ポット
は、内容器3をポット本体1内に収容するときには、先
ず当初は内容器3がポット本体内壁12の内面に接触し
ながら降下するが、内容器3の底部に設けられているガ
ード部材Aが熱盤2の高さまで降下すると、該ガード部
材Aが熱盤外周面18を外側から抱持するようにして降
下する。その際、本願各発明では、ガード部材Aの内径
Daと熱盤外周面18の外径Dbとの差(Da−Db)がポッ
ト本体内壁12の内径Dcと内容器胴部の外径Ddとの差
(Dc−Dd)よりも小さくなるようにされている。換言す
れば、ガード部材Aの内面と熱盤外周面18との間のス
キマsがポット本体内壁12の内面と内容器胴部20の
外面との間のスキマtよりも小さくなるようにされてい
るので、内容器3は、その降下の最終段階においては、
ガード部材Aの内面が熱盤外周面18に沿ってガイドさ
れながら降下し、同内容器3の底面21が熱盤上面17
上に且つ該熱盤上面17とほぼ同軸状態で着座する。そ
れによって熱盤上面17と内容器底面21とが全面的に
伝熱接触することになる。その際、請求項2記載の発明
のように、熱盤上面17の外周角部19を斜面としたも
のでは、ガード部材Aが熱盤上面17上に着座した際、
熱盤上面17側の斜面19上をガード部材Aの内周縁部
が滑り落ちて内容器3が円滑に降下するようになる。
【0009】次に、この電気ポットから内容器3を取り
出す場合について説明すると、この内容器3には底部に
ガード部材Aが設けられているため、仮に該内容器3を
ポット本体1から取り出してテーブル上などに乱暴に置
いたような場合でも該ガード部材Aがその衝撃力を受け
て内容器3の底面21の変形を防止する。また、内容器
3の底面21は、ガード部材Aによって一定高さに維持
され、内容器底面21の下面に、飯粒などの異物が付着
するのが防止される。
【0010】
【発明の効果】本願発明の内容器着脱式電気ポットは上
記のように構成されているので、次のような効果があ
る。すなわち、本願各発明の内容器着脱式電気ポット
は、その内容器3の底面21がガード部材Aによって保
護されているから、仮に該内容器3が多少乱暴に取扱わ
れても、直接内容器3の底面21が変形や損傷を受ける
ことがなく、ポット本体1底部の熱盤2との間の伝熱接
触を長期間に亘って良好に維持することができる。又、
内容器3の底面21はガード部材Aの存在によって常に
一定高さだけ高位置に保持されるから、仮にテーブル上
に飯粒などが付着していても、それらの飯粒などが内容
器3の底面21に付着することがなく、したがって、そ
れらの付着物によって内容器3の底面21と熱盤2との
間の伝熱接触が阻害されるということがない。
【0011】又、本願各発明の内容器着脱式電気ポット
では、内容器3が熱盤2上に着座するに際して内容器3
底部のガード部材Aが熱盤外周面18に沿ってガイドさ
れて内容器3の底面21が正確に熱盤上面17上に着座
せしめられるという効果がある。又、その際、本願請求
項2記載の内容器着脱式電気ポットでは、内容器3は、
そのガード部材Aの内周縁部(27,67)が熱盤上面1
7側の外周角部19の斜面によってガイドされるのでス
ムーズに降下することになり、内容器3のポット本体1
内への収容が容易になるとともに、内容器底面21と熱
盤上面17との伝熱接触も一度良好になる、という効果
がある。
【0012】
【実施例】続いて、図1ないし図9を参照して本願発明
の好適な実施例について説明すると、図1には、底部に
沸騰加熱用ヒータ22と保温加熱用ヒータ23を発熱源
とする円盤状の熱盤2を備えたポット本体1内に内容器
3を着脱自在に収容し、さらにポット本体1の上方を、
内部に液体注出用のエアポンプ72を収容した蓋ユニッ
ト7で覆蓋してなる本願発明第1実施例の内容器着脱式
の電気ポットが示されている。
【0013】ポット本体1は外壁11と内壁12とを肩
部材13で結合して構成されている。蓋ユニット7は肩
部材13の後端に設けられたヒンジ10によってポット
本体1に枢着されている。
【0014】内容器3は、円筒状の胴部20と円盤状の
底面21とからなる内容器本体(アルミニウム製)24の
上端側に合成樹脂製の上部環体25を結合し、さらに内
容器本体24の下端側にガード部材Aとなるステンレス
薄鋼板製のリング体26を圧入装着して構成されてい
る。さらに、この内容器3には該内容器3内の液体を外
部へ注出するための連通管30が取付けられており、内
容器3はこの連通管30とともにポット本体1から着脱
される。なお、この連通管30は、内容器3内部の液量
を外部へ表示する液量表示管をも兼用している。
【0015】熱盤2の上面17は上方に凸面状とされて
おり、これに対応して内容器3の底面21も同一曲面形
状とされていて、熱盤上面17と内容器底面21とが全
面的に伝熱接触するようにされている。
【0016】ガード部材Aとなる内容器3のリング体2
6は、内容器底面21より所定長さだけ下方にのびる長
さを有しており、その下端部はカーリング部27とされ
ている。このリング体26は、内容器底面21を保護す
る作用のほかに、内容器3をポット本体1内に収容する
に際して、該内容器3を熱盤2の直上方に位置決めする
ためのガイド作用をも行うものである。本願発明では、
このガイド作用を奏させるために、図5に拡大図示する
ように、ポット本体内壁12の内径Dcと内容器胴部2
0の外径Ddとの差(Dc−Dd=t)よりも、ガード部材A
の内径Daと熱盤外周面18の外径Dbの差(Da−Db=
s)が小さくなるように、それぞれの直径を設定してい
る。すなわち、上記のようにすれば、内容器3はその下
降の最終段階においては、ガード部材Aが熱盤外周面1
8に沿って案内されながら下降するようになり、内容器
底面21を可及的に熱盤上面17の直上方に(同軸状に)
着座させることができる。その結果、熱盤2と内容器底
面21とは良好な伝熱接触を維持することができる。
【0017】熱盤2の中心部には空所16が形成され、
該空所16に内容器センサー兼用のサーモスタット49
を収容している。
【0018】内容器3の前面には、連通管30の周囲を
カバーするカバー部材50が装着されるが、以下におい
ては、この連通管30とカバー部材50の構成について
説明する。
【0019】内容器3内の液体を外部に注出するための
連通管30は、内容器本体24の胴部下部28に接続さ
れる管基部31と、透視管部32と、注出端管部33と
より構成されている。注出端管部33の中間部にはポッ
ト転倒時に連通管30系統の止水を行う止水弁35を収
容するための弁室部34が形成されている。注出端管部
33の先端部分は逆U字状の吐水管部36とされてい
る。内容器3の上部環体25の前面側には上記吐水管部
36を上方から覆蓋する吐水管カバー部29が一体形成
されている。
【0020】連通管30の前面をカバーするカバー部材
50は、図2に示すように、上端側に一対の爪片57,
57、下端側に一対の爪片58,58と1つの掛止勾片
59を有しており、上端側の爪片57,57を吐水管カ
バー部29の前面に形成した受穴37,37に係入する
一方、下端側の爪片58,58をガード部材Aの前面に
形成した受穴38,38に係入し、さらに下端側の掛止
勾片59をガード部材Aの下端前面に形成した切欠39
に掛止することによって内容器3の前面に装着されてい
る。
【0021】カバー部材50には連通管30の透視管部
32に対応する位置に縦長の窓部51が形成されてお
り、その両側方には液量目盛52が付設されている。
【0022】蓋ユニット7の蓋ケース71内にはベロー
ズ式のエアポンプ72が収容されており、押板73を押
圧操作することによって内容器3内に加圧エアを吹き込
み、その圧力によって内容器3内の液体を連通管30を
通して外部へ注出するようになっている。この実施例の
電気ポットにおけるエアポンプ72の構造及び作用を概
略説明すると、図1において符号73はポンプ上板、7
4はベローズ、75はポンプ下板、76はポンプ上板7
3に形成されている吸気口、77は吸気口76を開閉す
る吸気弁、78,79は上下一対の作動杆、80はポン
プ上板73を上方に付勢するバネ、81は上部作動杆7
8と下部作動杆79の間に介設されたバネ、82はポン
プ吐出口、83は吐出弁を示している。
【0023】ポンプ下板75と内蓋84との間には、隔
壁85が形成されていて、このポンプ下板75と隔壁8
5との間には内容器3内の蒸気を逃がすための外気連通
路86が形成されている。隔壁85にはエアポンプ72
からの加圧エアを内容器3内に吹き込むための空気連通
口87が形成されている。内蓋84には複数個の小孔8
8,88・・・が形成されている。
【0024】この実施例のエアポンプ72は、ポンプ押
板90を押し下げると、先ずバネ81が下部作動杆79
を下降させその下端79aで空気吹込口87の周囲を密
封してエアポンプ72内と内容器3内とを連通させる。
ポンプ押板90をさらに押し下げると、エアポンプ72
内の加圧エアは下部作動杆79の側面に形成した通気口
91、排気口82、空気連通口87、小孔88,88・
・・を経て内容器3内に吹き込まれる。
【0025】ポンプ押板90に対する押圧力を解除する
と、エアポンプ72はバネ80によって膨張し、そのと
きポンプ内の負圧によって吸気弁77が吸気口76を開
いてエアポンプ72内に空気を導入する。このエアポン
プ72の吐出、吸気の両作用の際、上部作動杆78は下
部作動杆79に対してスライドし、ポンプ上板73の上
下動を可能にする。エアポンプ72が膨張したあとは、
下部作動杆79の下端79aは隔壁85の空気連通口8
7を開放し、それによって内容器3内を外気に連通させ
る。図1中、符号92,93はポット転倒時の漏水防止
弁である。
【0026】図4は、蓋ユニット7を最大開放角度まで
開いた状態を示しているが、この実施例では、このとき
蓋ユニット7側から滴下する結露水Wは、全て内容器3
内に滴下し、該結露水Wが直接ポット本体1内に滴下し
てポット本体底部の電気部品等を濡らすことのないよう
にされている。
【0027】次に、上記実施例の内容器着脱式電気ポッ
トの作用について説明すると、同実施例の電気ポット
は、内容器3をポット本体1から取り出すに際しては、
先ず図4に示すように蓋ユニット7を最大開放角度まで
開いた状態で蓋ユニット7をポット本体1から取り外す
(ヒンジ受部9の前方は開放されてヒンジピン10を該
開口9aから抜き出すことによって蓋ユニット7をポッ
ト本体1から取り外すことができる)。そして次に内容
器3をポット本体1から取り出すのであるが、そのよう
にして取り出された内容器3は底部にガード部材Aを設
けているので、該内容器3を多少乱暴にテーブルなどの
上に置いても内容器3の底面21が変形することがな
い。又、該内容器底面21はガード部材Aによって常に
テーブルなどの上面から一定高さだけ高位に維持されて
いるので、たとえばテーブルの上に飯粒などの異物が付
着していた場合でも、それらの異物が内容器底面21の
下面に付着することはなく、したがって、それらの異物
が内容器底面21の下面と熱盤上面17との間に介在し
て両者間の伝熱を阻害するということもない。
【0028】次に、内容器3をポット本体1内に収容す
る場合について説明すると、この場合は、先ず内容器3
をポット本体内壁12に沿って徐々に降下させると、や
がて内容器3側のガード部材Aがポット本体底部の熱盤
2と接触する。その際、ガード部材Aのカーリング部2
7が熱盤上面17側の外周角部斜面19に沿ってガイド
されることによってガード部材Aが円滑に熱盤外周面1
8と嵌合せしめられ、内容器3が熱盤2上に着座する。
この場合、上記実施例の電気ポットでは、本願発明の思
想を適用して、ガード部材Aの内径Daと熱盤外周面1
8の外径Dbの差(Da−Db)がポット本体内壁12の内
径Dcと内容器胴部20の外径Ddとの差(Dc−Dd)より
も小さくなるようにしているので、内容器3の水平方向
の変位は、熱盤外周面18とガード部材A内面の接触に
よって規制され、内容器3は可及的に熱盤2と同軸状に
位置決めされる。その結果、上記のような諸要因とも相
俟って熱盤上面17と内容器底面21との間の伝熱接触
が良好に維持されるものである。
【0029】図6及び図7は本願発明の第2の実施例に
かかる内容器着脱式電気ポットを示している。前述の図
1ないし図5に示す実施例においては、ガード部材Aと
して内容器3とは別体のリング体26を設けていたが、
図6及び図7に示す第2の実施例では内容器3の底部外
周に環状の二重リング体66を一体形成してガード部材
Aとしている。この実施例においても、熱盤上面17の
外周角部19が斜面とされており、内容器3をポット本
体1内に収容する際、二重リング体66の内周縁67が
この外周角部19に案内されて内容器3がスムーズ熱盤
2上に降下するようにされている。なお、この実施例で
は二重リング体66の内周縁67も断面円弧状とされて
いて、熱盤上面の外周角部19と嵌合し易くなってい
る。
【0030】この実施例の電気ポットにおいても、本願
発明の思想を適用して、ガード部材Aの内径Daと熱盤
外周面18の外径Dbの差(Da−Db)がポット本体内壁
12の内径Dcと内容器胴部20の外径Ddとの差(Dc−
Dd)よりも小さくなるようにしているので、内容器3の
水平方向の変位は、熱盤外周面18と二重リング体66
内面の接触によって規制され、内容器3は可及的に熱盤
2と同軸状に位置決めされる。その結果、熱盤上面17
と内容器底面21との間の伝熱接触が良好に維持される
ものである。
【0031】又、該内容器底面21はガード部材Aとな
る二重リング体66によって常にテーブルなどの上面か
ら一定高さだけ高位に維持されているので、たとえばテ
ーブルの上に飯粒などの異物が付着していた場合でも、
それらの異物が内容器底面21の下面に付着することは
なく、したがって、それらの異物が内容器底面21の下
面と熱盤上面17との間に介在して両者間の伝熱を阻害
するということもない。
【0032】次に図8および図9に示す本願発明の第3
実施例について説明すると、この実施例の内容器着脱式
電気ポットは、さきに説明した第2実施例のものと同
様、内容器3の底部外周部に二重リング体66を一体形
成してこれをガード部材Aとするものであるが、熱盤2
及び内容器3の底面21を円錐台形状とした点が第2実
施例のものと異なっている。なお、図8において符号1
9は熱盤2の外周角部に形成した斜面である。
【0033】以上のように熱盤2及び内容器底面21を
円錐台形状とした場合は、(1) 熱盤2と内容器底面2
1との接触面積が大きくなり、加熱効率が向上する、
(2) 内容器センサー兼サーモスタット49の位置を高
くすることができるので空炊き状態となる危険が生じた
場合にもそれをより早期に検知することができ、安全性
が向上する、(3) 内容器3を洗浄する場合にその底部
に残って捨てられるべき残水量が少なくなる、(4) 内
容器底部を円錐台形状とすることにより強度的に有利に
なり、落下等の場合にも変形しにくくなる、等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかる内容器着脱式電
気ポットの縦断面図。
【図2】図1中の内容器の分解斜視図。
【図3】図2中のカバー部材の下部裏面図。
【図4】図1の電気ポットの開蓋状態説明図。
【図5】図1に示す内容器着脱式電気ポットの底部拡大
図。
【図6】本願発明の第2実施例にかかる内容器着脱式電
気ポットの底部縦断面図。
【図7】図6中の内容器の底部縦断面斜視図。
【図8】本願発明の第3実施例にかかる内容器着脱式電
気ポットの底部縦断面図。
【図9】図8中の内容器の底部縦断面斜視図。
【符号の説明】
1はポット本体、2は熱盤、3は内容器、7は蓋ユニッ
ト、12はポット本体内壁、13は肩部材、17は熱盤
上面、18は熱盤外周面、19は熱盤上面外周角部、2
0は内容器胴部、21は内容器底面、24は内容器本
体、26はリング体、27はカーリング部、30は連通
管、31は管基部、32は透視管部、50はカバー部
材、66は二重リング体、71は蓋ケース、72はエア
ポンプ、Aはガード部材である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に円盤状の熱盤(2)を備えたポット
    本体(1)内に内容器(3)を着脱自在に収容し且つ該内容
    器(3)の収容時には該内容器(3)の底面(21)と熱盤
    (2)の上面(17)との伝熱接触により内容器(3)が加熱
    されるように構成されている内容器着脱式電気ポットで
    あって、前記内容器(3)の下部には該内容器(3)の底面
    (21)より下方にのびる環状のガード部材(A)が設けら
    れるとともに、該ガード部材(A)はその内径(Da)と熱
    盤外周面(18)の外径(Db)との差(Da−Db)がポット
    本体内壁(12)の内径(Dc)と内容器胴部(20)の外径
    (Dd)との差(Dc−Dd)よりも小さくなるようにされて
    いることを特徴とする内容器着脱式電気ポット。
  2. 【請求項2】 熱盤上面(17)の外周角部(19)が斜面
    とされていることを特徴とする請求項1記載の内容器着
    脱式電気ポット。
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