JPH06284673A - 多次元作動アクチュエータ - Google Patents

多次元作動アクチュエータ

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JPH06284673A
JPH06284673A JP8926793A JP8926793A JPH06284673A JP H06284673 A JPH06284673 A JP H06284673A JP 8926793 A JP8926793 A JP 8926793A JP 8926793 A JP8926793 A JP 8926793A JP H06284673 A JPH06284673 A JP H06284673A
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JP
Japan
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actuator
output shaft
movable piece
stator
actuators
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Application number
JP8926793A
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English (en)
Inventor
Jiyukou Tei
樹康 程
Kakukou Sai
鶴皋 蔡
Takashi Koga
高志 古賀
Iwao Shibata
岩夫 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力軸を多次元に作動させる電気式アクチュ
エータにおいて、永久磁石を用いる通常の電気モータい
わゆるブラシレスDCサーボモータと同一の原理のもの
を、極めて簡単な構造で組合せて、ある作動角度で利用
することができるので、大トルク大出力を得ることが容
易となる。 【構成】 回転的に作動する第1のアクチュエータの出
力軸中心線と第2のアクチュエータの出力軸中心線とが
直交するように配置し、両アクチュエータの出力軸が共
通の出力可動片に取り付ける。また、共通の出力用可動
片の第1及び第2のアクチュエータ出力軸中心線が直交
する点に、それと垂直な回転軸を有する第3の回転形ア
クチュエータを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットの腕などのよ
うに多次元に作動することを必要とする機構を操作する
ための電気アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の目的は、これまで平板状の2次
元パルスモータを球面状に配列するようにしたもの(特
開昭59−162762)、3次元的に可動し得る自在継手の一
部にパルスモータを組み込むもの(特開昭59−16276
3)、あるいは回転磁界を発生し得るコイル3組を球面
上に配置し、3次元の回転磁界を発生させ球状の2次導
体を持つ回転子を操作するもの(特開昭60−204252)な
どの提案がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項第1例はパルスモ
ータを構成する部分の局部的な利用であり、第2例は、
機構の一部しかアクチュエータが利用出来ず、両者共、
大トルク大出力を得ることには困難がある。第3例は、
固定子コイルの配置や回転子の支持機構に制約があるな
どの難点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、大トルク発生
に効率の高い通常の電気モータと同様な回転形アクチュ
エータ2組を直交的に配置し、両者の出力用可動片を共
通の構造物とすることで3次元の変位を得るもので、大
トルク大出力を得ることが容易となる。図1にてその詳
細を説明する。1は第1のアクチュエータで、その固定
子2にて出力軸中心線3を軸として回転する可動片4に
取り付けられた回転片5を付勢する。6は第2のアクチ
ュエータで、同様にその固定子7にて出力軸中心線9の
辺りに回転する可動片4に取り付けられた回転片8を付
勢する。この両アクチュエータの出力軸中心線3,9は
直交するようにして配置する。図3は第3のアクチュエ
ータ11を持つ本発明の実施例で、可動片4の上に第1及
び第2のアクチュエータ出力軸中心線の交点に垂直な回
転軸を持つ第3のアクチュエータ11を取付け、その固定
子13により回転子14を付勢し出力軸12を回転操作する。
【0005】
【作用】従って、両アクチュエータを組合わせて操作す
ることにて可動片4の立体的偏位を発生させ、例えば可
動片4上の両出力軸中心線3,9の交又点に鉛直な出力
軸10を取りつければ、その出力軸の先端を両アクチュエ
ータの最大作用角度で決まる球面上に動かすことが可能
となり、出力軸を伸縮すればその球面と作動中心点を結
ぶ円錘体内の任意位置へ操作可能となる。また、可動片
4上に両アクチュエータの出力軸中心線の交又点に垂直
な回転軸を持つ第3の回転形アクチュエータ11を配置す
れば、その出力軸12はさらに広範囲な位置へ容易に操作
可能となる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の二組のアクチュエータを直
交に配置した多次元作動アクチュエータの説明図であ
る。1は第1のアクチュエータで、その固定子2にて出
力軸中心線3を軸として回転する可動片4に取り付けら
れた回転片5を付勢する。6は第2のアクチュエータ
で、同様にその固定子7にて出力軸中心線9の辺りに回
転する可動片4に取り付けられた回転片8を付勢する。
この両アクチュエータの出力軸中心線3,9は直交する
ように配置する。
【0007】図2は、図1の側面から見た断面図であ
る。第1のアクチュエータ1は、対をなす可動片4a,4b
がリング状の永久磁石15の両面に配置され、軸受16を介
して対をなす回転片5a,5bを支持する。また、この軸受
16は、可動片4a,4bが回転片5a,5bに対して、第2のア
クチュエータの出力軸中心線9を軸として回転可能なよ
うに装着される。
【0008】そして、永久磁石15,可動片4a,回転片5
a,固定子2,回転片5b,可動片4b,永久磁石15の磁路
が形成される。第2のアクチュエータ6にも、軸受17
は、可動片4a,4bが回転片8a,8bに対して第1のアクチ
ュエータ1の出力軸中心線3のまわりに回転可能なよう
に装着される。また同様に、磁路が形成され、永久磁石
15は第1のアクチュエータ1と共用される。
【0009】次に動作について説明する。第1のアクチ
ュエータの固定子2にて回転片5を付勢力すると、可動
片4が回転片5とともに出力軸中心線3を軸として回転
する。このとき、可動片4は第2のアクチュエータ6に
装着された軸受17によって回転し、第2のアクチュエー
タの固定子7と回転片8の相対位置は変らない。
【0010】同様に、第2のアクチュエータの固定子7
にて回転片8を付勢すれば、第1のアクチュエータの固
定子と回転片5の相対位置を変えることなく、可動片4
は出力軸中心線9のまわりに回転する。従って、両アク
チュエータを組合せて操作することによって可動片4の
立体的偏位を発生させ、例えば、可動片4上の両出力軸
中心線3,9の交又点に鉛直な出力軸10を取りつけれ
ば、その出力軸10の先端を両アクチュエータの最大作用
角度で決る球面上に動かすことが可能になる。さらに、
出力軸を伸縮すれば、その球面と作動中心点を結ぶ円錘
体内の任意の位置へ操作可能となる。
【0011】図3は第3アクチュエータ11を持つ本発明
の実施例で、可動片4の上に第1及び第2のアクチュエ
ータ出力軸の交点に垂直な回転軸を持つ第3のアクチュ
エータ11を取付け、その固定子13により回転子14を付勢
し出力軸12を回転操作する。なお、図1,図2と同一番
号を付したるものは同一の機能を持つ部品を示す。
【0012】図4は図3の側面から見た断面図である。
第3のアクチュエータの固定子13は可動片4の内径側に
装着される。そして、永久磁石15,可動片4a,固定子13
a ,回転子14,固定子13b ,可動片4b,永久磁石15の磁
路が形成され、永久磁石15は第1及び第2のアクチュエ
ータと共用される。固定子13により回転子14を付勢し、
回転させると、回転子14に取りつけた出力軸12の先端
は第1,第2のアクチュエータと組合せて操作すること
によって、さらに広範囲な位置へ容易に操作可能とな
る。
【0013】以上、本発明のリング状永久磁石を組込ん
だ実施例について説明したが、永久磁石は適宜分割して
も同様の効果が得られる。また、第1,第2,第3の電
気アクチュエータとして、いわゆるハイブリット形パル
スモータを応用した例を説明したがこれに限定されるも
のでなく、各種のサーボモータを利用しても同様の効果
が得られることは云うまでもない。
【0014】
【発明の効果】このように構成し、第1及び第2のアク
チュエータあるいはさらに第3のアクチュエータを組み
合わせ付勢することで、出力軸10あるいは出力軸12は第
1及び第2のアクチュエータの作用角度で決まる円錘体
内の任意の位置へ、出力軸端を位置決めすることが可能
となる。また、第1及び第2のアクチュエータあるいは
さらに第3のアクチュエータの永久磁石を共用すること
によって、極めて簡単な構造とすることができる。各ア
クチュエータには、永久磁石を用いる通常の電気モータ
いわゆるブラシレスDCサーボモータと同一の原理のも
のを、ある作動角度で利用することができるので、大ト
ルク大出力を得ることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の2組のアクチュエータを直交に
配置した多次元作動アクチュエータの説明図である。
【図2】図2は図1のA−A矢視方向断面図である。
【図3】図3は第3のアクチュエータを持つ多次元作動
アクチュエータの説明図である。
【図4】図4は図3のB−B矢視方向断面図である。
【符号の説明】
1 第1のアクチュエータ 2 固定子 3 出力軸中心線 4 可動片 4a 可動片 4b 可動片 5 回転片 5a 回転片 5b 回転片 6 第2のアクチュエータ 7 固定子 8 回転片 9 出力軸中心線 10 出力軸 11 第3のアクチュエータ 12 出力軸 13 固定子 14 回転子 15 永久磁石 16a 軸受 16b 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 岩夫 千葉県習志野市津田沼2−17−1千葉工業 大学内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸を多次元に作動させる電気式のア
    クチュエータにおいて、回転的に作動する第1のアクチ
    ュエータの出力軸中心線と第2のアクチュエータの出力
    軸中心線が直交するように配置し、両アクチュエータの
    出力軸が共通の出力用可動片に取り付けられることを特
    徴とする多次元動作アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 共通の出力用可動片上の第1及び第2の
    アクチュエータ出力軸中心線が直交する点に、それと垂
    直な出力軸を有する第3のアクチュエータを有すること
    を特徴とする請求項1記載の多次元作動アクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 永久磁石をそなえ、これを共用したこと
    を特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の多次元作
    動アクチュエータ。
JP8926793A 1993-03-24 1993-03-24 多次元作動アクチュエータ Pending JPH06284673A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097267A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 多自由度アクチュエータ
US7712982B2 (en) 2007-03-28 2010-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Actuator

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097267A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 多自由度アクチュエータ
JP4641237B2 (ja) * 2005-09-27 2011-03-02 住友重機械工業株式会社 多自由度アクチュエータ
US7712982B2 (en) 2007-03-28 2010-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Actuator

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