JPH0628464A - 指紋照合装置 - Google Patents

指紋照合装置

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JPH0628464A
JPH0628464A JP3020000A JP2000091A JPH0628464A JP H0628464 A JPH0628464 A JP H0628464A JP 3020000 A JP3020000 A JP 3020000A JP 2000091 A JP2000091 A JP 2000091A JP H0628464 A JPH0628464 A JP H0628464A
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誠吾 井垣
Taku Arasaki
卓 新埼
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Fujitsu Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/12Fingerprints or palmprints
    • G06V40/1365Matching; Classification

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は入力した指紋像と辞書に格納されて
いる辞書パターンとを比較して本人を確認する指紋照合
装置に関し、出現頻度の高い特徴点を優先的に選択しつ
つ、処理時間を短くすることができる指紋照合装置を提
供することを目的としている。 【構成】 2値化回路10の登録用指紋画像を格納する
第1の2値化メモリ11と、該第1の2値化メモリ11
の出力を受けて、特徴点を抽出して格納する特徴抽出部
12と、前記2値化回路10の異なる閾値により得た複
数の照合用指紋画像を格納する第2の2値化メモリ13
と、前記第1の2値化メモリ11の特徴点近傍の窓画像
と、第2の2値化メモリ13に格納されている任意の照
合用指紋画像の対応する領域の窓画像との比較を行う比
較部14と、該比較部14の比較結果を格納しておき、
前記特徴抽出部12に格納されている特徴点の指紋辞書
としての安定度評価を行う安定度評価部15と、該安定
度評価部15により選択された特徴点を指紋辞書として
格納する指紋辞書記憶部16とを含んで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力した指紋像と辞書に
格納されている辞書パターンとを比較して本人を確認す
る指紋照合装置に関する。
【0002】近年、コンピュータが広範な社会システム
の中に導入されるに伴い、システム・セキュリティに関
係者の関心が集まっている。コンピュータルームへの入
室や、端末利用の際の本人確認の手段として、これまで
用いられてきたIDカードやパスワードには、セキュリ
ティ確保の面から多くの疑問が提起されている。これに
対して、指紋は万人不同,終生不変という2大特徴を持
つため、本人確認の最も有力な手段と考えられ、指紋を
用いた簡便な個人照合システムに関して多くの研究開発
が行われている。
【0003】
【従来の技術】図6は従来の指紋照合装置の構成概念図
である。先ず、登録時の動作について説明する。指紋セ
ンサ1に指を押しつけておいて指紋のパターンを検出
し、指紋センサ1内のA/D変換器(図示せず)により
ディジタルデータに変換する。変換されたディジタルデ
ータ(指紋データ)は、続く2値化回路2により
“0”,“1”の2値データに変換され、フレームメモ
リ3に格納される。
【0004】フレームメモリ3に格納された指紋データ
は、順次読出された後、特徴情報抽出部4に入り、特徴
情報が抽出される。ここで、特徴情報とは、例えば図7
(a)に示すような分岐点や(b)に示すような端点等
をいう。このような分岐点や端点がどの位置に何個ある
かで指紋を特定することができる。抽出された特徴情報
は、指紋辞書記憶部5に格納される。以上の動作が複数
の個人について繰返され、個人の特徴情報が指紋辞書記
憶部5に格納される。
【0005】このようにして特徴情報量の指紋辞書記憶
部5への登録が終了すると、今度は個人の指紋の照合動
作に入る。照合の場合、指紋センサ1に指(予め登録に
用いた指。例えば人さし指)を乗せてから、テンキー
(図示せず)で自分のID番号を入力する。この結果、
照合部6はID番号を基に指紋辞書記憶部5の検索する
範囲を決定して照合時に読出すことにより、検索する範
囲を絞ることができる。
【0006】登録時と同様にして指紋のパターンを検出
し、指紋センサ1内のA/D変換器(図示せず)により
ディジタルデータに変換する。変換されたディジタルデ
ータは、続く2値化回路2により“0”,“1”の2値
データに変換され、フレームメモリ3に格納される。
【0007】照合部6は、フレームメモリ3に格納され
ている照合用指紋画像と、指紋辞書記憶部5に格納され
ている個人毎の特徴情報とを読出し、双方の照合(パタ
ーンマッチング)を行う。特徴パターンの一致の数が所
定数以上あった時には、指紋が一致したと判定する。
【0008】次に、パターンマッチング動作について、
更に詳細に説明する。図8の(a)は指紋センサ1で読
取り、2値化回路2で2値化され、フレームメモリ3に
入っている指紋画像である。図において、斜線で示す領
域は隆線(山線)、白い領域は谷線である。特徴情報抽
出部4は、この指紋画像から特徴点を抽出し、特徴点を
中心とした指紋画像(特徴パターン)を窓(ウィンド)
状に複数個切り出す。
【0009】ここで、窓を切り出す場合には、図9に示
すように先ず、入力画像を予め幾つかの小領域に分割し
ておき、入力画像の中心に近い位置から順に(図の矢
印)特徴点を捜し、窓として登録する。
【0010】図8の(b)は指紋辞書としての特徴パタ
ーンを示す図である。図のWが位置合わせ用窓、残りの
1から6が位置合わせ用窓Wの周囲に抽出された窓であ
る。この位置関係を保存したまま、辞書として指紋辞書
記憶部5に登録される。
【0011】照合時には、照合部6が入力された指紋画
像に対して指紋辞書の窓をパターンマッチングさせる。
指紋辞書は、1個の位置合わせ用窓Wと複数の照合用の
周辺窓とに2分される。最初に、位置合わせ用窓Wを指
紋画像に対して走査を行い、パターンマッチングさせ、
登録画像に対する入力画像の移動量を把握する。その
後、照合用窓を位置合わせ用窓の移動量だけずらして照
合させる。図8の(c)はパターンマッチングの様子を
示している。図において、Hは読み込んだ指紋画像であ
る。この指紋画像に対して位置合わせ用窓Wを走査さ
せ、一致するパターンを捜し、一致した位置で移動量を
覚えておく。そして、残りの照合用窓に対しても同じ移
動量だけ移動せさると、図(c)の状態になる。このパ
ターンマッチングを行うに際しては、人間の皮膚の柔ら
かみによる歪みに対応させるため、照合用窓を若干量だ
け2次元的に走査させてパターンマッチングを行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなムービ
ングウィンド法による指紋照合方法では、指紋の特徴点
近傍の2値画像を窓として切り出し、辞書(特徴パター
ン)として登録している。そして、登録の際には、入力
画像を予め幾つかの小領域に分割しておき、入力画像の
中心に近い小領域から順に特徴点を捜し、窓として登録
するようになっている。
【0013】このため、発汗や指先の荒れ等に伴うパタ
ーンの太り、細りやかすれ等に対して安定な窓が必ずし
も優先的に選択されないという問題があった。
【0014】ムービングウィンド法ではないが、複数回
の押捺で得た複数の多値画像のそれぞれを用いて特徴点
を抽出し、出現頻度の高い特徴点を優先的に選択する方
法が提案されている(特開昭61−272886号)。
【0015】しかしながら、この方法は毎回の押捺画面
の間で位置合わせを行い、選択された特徴点の対応づけ
を行う必要があり、処理時間が増大するという問題があ
る。
【0016】これに対し、本出願人らは、1回の押捺過
程における複数の2値画像のそれぞれを用いて特徴点を
抽出し、出現頻度の高い特徴点を優先的に選択する方法
を提案した(特願昭63−312533号,特願平01
−253458号)。この方法によれば、特徴点相互の
対応づけが容易であるという利点がある。
【0017】しかしながら、複数画面のそれぞれに対し
て特徴点の抽出を繰り返すことによる処理時間の増大と
いう問題点は解消されていない。
【0018】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、出現頻度の高い特徴点を優先的に選択し
つつ、処理時間を短くすることができる指紋照合装置を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図6と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図において、1は指紋画像を入力する指紋セン
サ、10は該指紋センサ1の出力を受けて、複数の閾値
と比較して2値化を行えるようにした2値化回路、11
は該2値化回路10の登録用指紋画像を格納する第1の
2値化メモリ、12は該第1の2値化メモリ11の出力
を受けて、特徴点を抽出して格納する特徴抽出部、13
は前記2値化回路10の異なる閾値により得た複数の照
合用指紋画像を格納する第2の2値化メモリである。
【0020】14は前記第1の2値化メモリ11の特徴
点近傍の窓画像と、第2の2値化メモリ13に格納され
ている任意の照合用指紋画像の対応する領域の窓画像と
の比較を行う比較部、15は該比較部14の比較結果を
格納しておき、前記特徴抽出部12に格納されている特
徴点の指紋辞書としての安定度評価を行う安定度評価
部、16は該安定度評価部15により選択された特徴点
を指紋辞書として格納する指紋辞書記憶部、17は該指
紋辞書記憶部16に格納された指紋辞書と照合用指紋画
像とのパターンマッチングを行う照合部である。
【0021】
【作用】先ず、基準閾値を用いて2値化した画像を第1
の2値化メモリ11に格納し、該2値化画像から特徴点
を抽出して特徴抽出部12に格納しておく。次に、この
基準閾値を中心に上下に振った複数の閾値を用いて2値
化した画像を第2の2値化メモリ13に閾値毎に格納し
ておく。そして、比較部14が第1の2値化メモリ11
の特徴点近傍の窓画像と第2の2値化メモリ13に格納
されている任意の照合用指紋画像の対応する領域の窓画
像との比較を行い、安定度評価部15は比較部14の比
較結果に基づいて照合誤差の少ない窓を特徴パターンと
して用いるようにする。
【0022】このような構成とすることにより、指先の
発汗状態の変化や、指先の状態の季節的変化に伴うパタ
ーンの太り,細りやかすれ等に対して安定な窓を優先的
に辞書として登録することができ、出現頻度の高い特徴
点を優先的に選択しつつ、処理時間を短くすることがで
きる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0024】先ず、本発明の原理について詳細に説明す
る。図2は指紋画像と指紋センサ出力波形の関係を示す
図である。指紋画像には、図に示すように汗腺aが存在
する画像や、かすれbが存在する画像や、汗腺aに
加えて部分的発汗部cが存在する画像や、正常な画像
がある。
【0025】図の→はスキャン方向を示す。それぞれの
指紋画像に対する指紋センサ1の出力波形を、その下の
段に示している。図より明らかなように、本来の隆線部
に比較して、汗腺aやかすれbのある部位では、出力
レベルが小さいことが分かる。これに対して、に示す
発汗部では出力レベルが上昇する。このため、発汗があ
ると、小区間の平均濃度等から求めた2値化閾値が、周
辺の小区間に比較して上昇することも明らかである。図
のL1〜L3は2値化閾値である。L1が通常閾値であ
る。
【0026】このため、本来は隆線に含まれるべき部位
にボイド(欠け)や断線を生じることになる。そこで、
小区間の平均濃度等から求めた2値化閾値に対して、一
律にある係数をかけた複数の新たな2値化閾値を設定
し、それぞれの閾値による2値化結果を比較する。
【0027】汗腺やかすれがない安定な隆線位置では、
2値化閾値の違いによる白画素数の変化が比較的穏やか
なのに対し、周囲に比較して汗腺やかすれの激しい部位
では、白画素数が大きく変化する。
【0028】図3は2値化閾値と白画素数の関係を示す
図である。縦軸は白画素数、横軸は2値化閾値である。
2値化閾値を高くしていくと(図2の閾値Lのレベルを
上に上げることに相当)、白画素数は当然に減少する
が、その減少変化が大きい。従って、2値化閾値の大き
い領域Aは不安定領域といえる。これに対し、2値化閾
値が低い領域からある値の領域までは白画素数のほぼ一
定な領域である。この領域Bは安定領域といえる。
【0029】従って、異なる2値化閾値によって得た複
数の2値画像を相互に比較することにより、1回の押捺
によって得た1画面の多値画像から安定な隆線部と不安
定な隆線部とを分離するという本発明の目的を達成する
ことができる。
【0030】図4は本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して
示す。図において、18は第1の2値化メモリ11に格
納されている登録用2値画像を読出して細線化処理を行
う細線化部である。この細線化部18は、余分な指紋画
像のヒゲ等を除去して、指紋パターンを明確化するもの
である。
【0031】特徴抽出部12は、細線化部18で細線化
された2値画像から特徴情報を抽出する特徴抽出回路1
2aと、該特徴抽出回路12aで抽出した特徴点及びそ
の近傍を特徴パターンの窓として記憶する特徴点記憶メ
モリ12bとで構成されている。その他の構成は、図1
と同じである。このように構成された装置の動作を図5
の動作フローチャートに沿って説明すれば、以下のとお
りである。
【0032】先ず、指紋センサ1で登録用画像を入力し
(S1)、基準閾値THを用いて2値化回路10で2
値化する(S2)。2値化された画像は、一旦第1の2
値化メモリ11に格納される。次に、2値化メモリ11
に入った画像は読出された後、細線化部18で細線化処
理が行われる(S3)。
【0033】細線化処理が終了すると、特徴抽出回路1
2aは特徴点を抽出し(S4)、その近傍の画像と共に
窓画像(特徴パターン)として特徴点記憶メモリ12b
に格納する。
【0034】登録用画像の入力が終了すると、次に照合
用指紋画像の入力を行う(S5)。指紋センサ1で検出
された指紋画像は、続く2値化回路10で2値化される
(S6)。ここで、照合用の指紋画像は、複数の閾値で
2値化される。使用される閾値THiは、ステップS2
で用いられた閾値THをその前後に若干量だけ振った
値を用いる。具体的には、基準閾値THにある係数を
掛けたものを用いる。
【0035】2値化された画像は、順次第2の2値化メ
モリ13に格納される(S7)。図4の13aは、複数
の2値画像が格納されている様子を示している。次に、
照合用画像の入力が終了したかどうかチェックし(S
8)、終了していない場合にはステップS5に戻り、他
の閾値での2値化とメモリへの格納処理を繰り返すこと
になる。
【0036】全ての照合用画像の2値化処理が終了した
ら、特徴点の安定度評価作業に移る。先ず、特徴点記憶
メモリ12bに格納されている各特徴点の窓画像に対応
した2値画像(第1の2値化メモリ11から読出す)
と、第2の2値化メモリ13aに格納されている2値画
像の対応する領域とを照合し、白画素数の差を求める
(S9)。求めた白画素数の差分は、安定度評価部15
に渡す。次に全ての特徴点について照合処理が終了した
かどうかチェックする(S10)。ここでの全ての特徴
点とは、複数の閾値により2値化した指紋画像の全ての
特徴点の意味である。
【0037】全ての特徴点についての白画素数の照合が
終了したら、安定度評価部15には全ての特徴点につい
ての登録用画像と照合用画像の白画素数の差分データが
取り込まれている。そこで、安定度評価部15は、これ
らデータを基に窓の登録順位を決定する(S11)。つ
まり、全ての照合用窓との比較により白画素数の変化の
最も少なかった窓から順に順序付けを行う(S11)。
この順位は、指紋照合に際して最も安定な特徴パターン
窓と一致する。
【0038】窓の順序付けが終了したら、安定度評価部
15は特徴抽出部12に指令を送り、特徴点記憶メモリ
12bから照合誤差の少ない順にソーティングして読み
出し、この順位を照合の際の利用順位として指紋辞書記
憶部16に登録する(S12)。このことは、出現頻度
の高い特徴点を優先的に選択することを意味し、これに
より、指紋辞書記憶部16には、指の発汗やかすれ等に
対しても安定な特徴パターンが登録されたことになる。
【0039】指紋画像の照合の際には、照合部17は指
紋辞書16に登録された特徴パターン(窓画像)と入力
画像との照合い、本人の確認を行う。
【0040】指紋照合方法は、前述の実施例に限るもの
ではなく、定度評価部15は、異なる2値化閾値間で得
られた2値画像の照合誤差の過多に応じて窓に重みづけ
をして指紋辞書記憶部16に登録しておき、照合の際に
は照合部17は重みづけしたスコアの合計値の大小によ
り本人確認を行うようにすることもできる。このように
すると、所定の誤照合率を維持したまま照合する窓の数
を減らすことができる。
【0041】また、前記照合部17は、異なる2値化閾
値で得られた2値画像間の照合誤差の過多に応じて、照
合の際の個々の窓の合否の判定閾値を変えるようにする
ことも照合率の向上に寄与する。
【0042】また、閾値の決定方法としては、前記2値
化回路10で用いる複数の2値化閾値の基準閾値とし
て、予め分割した小領域毎の平均濃度を用いるようにす
ることができる。更に、前記2値化回路10で用いる複
数の2値化閾値の基準閾値として、分割した小領域毎に
予め記憶させておいた基準値を用いるようにすることも
できる。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば登録用指紋画像から得られた特徴点を全て記憶し
ておき、これら特徴点に対応する登録用指紋2値画像と
照合用指紋2値画像とを窓単位で比較し、照合誤差の小
さいものから順に特徴パターンとして登録することによ
り、出現頻度の高い特徴点を優先的に選択しつつ、処理
時間を短くすることができる指紋照合装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】指紋画像と指紋センサ出力波形の関係を示す図
である。
【図3】2値化閾値と白画素数の関係を示す図である。
【図4】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図5】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の指紋照合装置の概念図である。
【図7】指紋の特徴情報例を示す図である。
【図8】パターンマッチングの動作説明図である。
【図9】窓の登録順位を示す図である。
【符号の説明】
1 指紋センサ 10 2値化回路 11 第1の2値化メモリ 12 特徴抽出部 13 第2の2値化メモリ 14 比較部 15 安定度評価部 16 指紋辞書記憶部 17 照合部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋画像を入力する指紋センサ(1)
    と、 該指紋センサ(1)の出力を受けて、複数の閾値と比較
    して2値化を行えるようにした2値化回路(10)と、 該2値化回路(10)の登録用指紋画像を格納する第1
    の2値化メモリ(11)と、 該第1の2値化メモリ(11)の出力を受けて、特徴点
    を抽出して格納する特徴抽出部(12)と、 前記2値化回路(10)の異なる閾値により得た複数の
    照合用指紋画像を格納する第2の2値化メモリ(13)
    と、 前記第1の2値化メモリ(11)の特徴点近傍の窓画像
    と、第2の2値化メモリ(13)に格納されている任意
    の照合用指紋画像の対応する領域の窓画像との比較を行
    う比較部(14)と、 該比較部(14)の比較結果を格納しておき、前記特徴
    抽出部(12)に格納されている特徴点の指紋辞書とし
    ての安定度評価を行う安定度評価部(15)と、 該安定度評価部(15)により選択された特徴点を指紋
    辞書として格納する指紋辞書記憶部(16)と、 該指紋辞書記憶部(16)に格納された指紋辞書と照合
    用指紋画像とのパターンマッチングを行う照合部(1
    7)とにより構成された指紋照合装置。
  2. 【請求項2】 前記比較部(14)は、第1及び第2の
    2値化メモリ(11),(13)から特徴点に対応した
    窓画像毎にその白画素の数を比較するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の指紋照合装置。
  3. 【請求項3】 前記安定度評価部(15)は、異なる閾
    値間で得られた2値画像間の照合誤差の少ない順にソー
    ティングした登録順位を照合の際の窓の利用順位とし
    て、指紋辞書記憶部(16)に登録するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の指紋照合装置。
  4. 【請求項4】 前記安定度評価部(15)は、異なる2
    値化閾値間で得られた2値画像の照合誤差の過多に応じ
    て窓に重みづけをして指紋辞書記憶部(16)に登録し
    ておき、照合の際には照合部(17)は重みづけしたス
    コアの合計値の大小により本人確認を行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の指紋照合装置。
  5. 【請求項5】 前記照合部(17)は、異なる2値化閾
    値で得られた2値画像間の照合誤差の過多に応じて、照
    合の際の個々の窓の合否の判定閾値を変えるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の指紋照合装置。
  6. 【請求項6】 前記2値化回路(10)で用いる複数の
    2値化閾値の基準閾値として、予め分割した小領域毎の
    平均濃度を用いるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の指紋照合装置。
  7. 【請求項7】 前記2値化回路(10)で用いる複数の
    2値化閾値の基準閾値として、分割した小領域毎に予め
    記憶させておいた基準値を用いるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の指紋照合装置。
JP3020000A 1991-02-13 1991-02-13 指紋照合装置 Expired - Lifetime JP2868909B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7373511B2 (en) 2001-11-21 2008-05-13 Oki Electric Industry Co., Ltd. Identification device, identification system, and card issuing device and system needing identification
JP2008134786A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 認証システム及び認証装置及び認証方法

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