JPH0628411U - ケーブル制御装置のプーリ構造 - Google Patents

ケーブル制御装置のプーリ構造

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JPH0628411U
JPH0628411U JP6346792U JP6346792U JPH0628411U JP H0628411 U JPH0628411 U JP H0628411U JP 6346792 U JP6346792 U JP 6346792U JP 6346792 U JP6346792 U JP 6346792U JP H0628411 U JPH0628411 U JP H0628411U
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JP
Japan
Prior art keywords
cable
pulley
control device
rotation
force
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Pending
Application number
JP6346792U
Other languages
English (en)
Inventor
幸輝 村田
剛久 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Tokyo Electronic Industry Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Tokyo Electronic Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, Tokyo Electronic Industry Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP6346792U priority Critical patent/JPH0628411U/ja
Publication of JPH0628411U publication Critical patent/JPH0628411U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルとプーリとの摩擦力を低下させること
なくプーリとローラとのケーブルに対する締め付け力を
少なくできる。よって、ケーブルの損傷や変形を生じる
ことを防止でき、システムの信頼性を得る。 【構成】プーリ100の回転周囲とローラ200の回転
周囲とでケーブル12を挟みケーブルを移送する装置に
おいて、前記プーリ100の回転周囲に設けられる溝1
01の形状を断面V字形状に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ガス管、水道管、下水管等各種の管内部を検査する管内検査テレ ビカメラ等のケーブル制御装置に用いられるケーブル制御装置のプーリ構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
管内検査テレビカメラシステムは、図2(A)に示すようにケーブル12の先 端に固体撮像素子を用いたカメラヘッド11を有する。カメラヘッド11の内部 には、固体撮像素子、この固体撮像素子に前方の光学像を導くための光学系が設 けられている。さらに前方を照明するために、中心光学系の周囲には複数の照明 部が設けられている。固体撮像素子や照明器具に供給する電源は、ケーブル12 内部の電線を介して外部から供給される。また固体撮像素子から導出された映像 信号は、ケーブル12内部の電線を介してカメラ制御部14に導き、さらに外部 のモニタ13に導かれて映出される。カメラヘッド11は、ケーブル12を押し 込むことにより、被検査管15内部に侵入して、管内部の様子をモニタ13に映 し出すことができる。
【0003】 ここでケーブル12を被検査管15内に押し込んだり、また引き出したりする 作業には図2(B)に示すようなケーブル制御装置20が用いられる。ケーブル 制御装置20は、例えばモータにより回転駆動されるプーリ21、22有する。 一方、このプーリ21、22の回転周囲に、回転周囲を対向させた負荷ローラ3 1、32を有する。この負荷ローラ31、32は、支持板33に回転自在に支持 されており、この支持板33は、プーリ21、22の周囲に対して負荷ローラ3 1、32の周囲を近付ける方向あるいは離す方向へ移動自在である。さらに支持 板33は、締付けハンドル34を操作することにより、その移動方向へ駆動制御 され、これによって、プーリ21、22とローラ31、32がケーブル12を挟 んだ状態あるいは解放した状態を得ることができる。
【0004】 ここで上記プーリ21、22とローラ31、32がケーブル12を挟んだ状態 を示すと図2(C)のようになる。即ち、プーリ21、22の周囲にはU字形の 溝が設けられここに、ローラ31、32の回転周囲の面が近付き、ケーブル12 が溝に食い込む形で押圧されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来のプーリ構造は、上記のように回転周囲にU字形の溝が設けられている。 ここで、ケーブル12に対する搬送力を強くするためには、プーリ21、22の 回転力が効率的に伝達されるように(摩擦力を上げるように)、ローラ31、3 2の押圧力を大きくしている。つまりケーブルに対する締め付け力を大きくして いる。しかしながら、ケーブルに対する締め付け力を大きくするとそれだけケー ブルを損傷しやすいことになる。ケーブル内部には、各種の電線が内挿されてい るので、ケーブルが不用意に変形したり、損傷すると、モニタ上の映像がみだれ たり、カメラに電源が供給されなくなったりするが、その故障を発見しにくいの が現状である。
【0006】 そこでこの考案では、ケーブルとプーリとの摩擦力を低下させることなくプー リとローラとのケーブルに対する締め付け力を少なくできるケーブル制御装置の プーリ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、プーリの回転周囲とローラの回転周囲とでケーブルを挟みケーブ ルを移送する装置において、前記プーリの回転周囲に設けられる溝の形状を断面 V字形状に構成するものである。
【0008】
【作用】
上記の手段によると、摩擦力を上げるために溝に配置したケーブルを溝の底方 向へ押圧した場合、押圧力は溝の壁面で分散されることになる。よって、従来と 同じ摩擦力を得るとすれば押圧力が小さくても良いことになる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 図1はこの考案の一実施例における要部を示している。即ち、100はプーリ であり、その回転周面には断面V字型の溝101が形成され、ここにケーブル1 2を配置することができる。一方、200はローラであり、その回転周面は平坦 であり、回転軸は、プーリ100の回転軸と平行である。ローラ200は、その 回転周面をプーリ100の回転周面に近付けたり、あるいは離間することができ るもので、ケーブル12を移送する場合には、プーリ100と共にケーブル12 を挟み付けるように制御される。
【0011】 ここで、従来の構造の移送機構と比較しながらこの考案のケーブル移送機構に ついて説明する。まずU字形の場合、摩擦力をF、摩擦係数をμ、ケーブルにか かる締め付け力(押圧力)をWとすると、摩擦力Fは F=μW …(1) で表される。 次に、溝の形状がV字形の場合、押圧力をWとし、これにより溝斜面に作用す る垂直力をQとすると、 Q=W/{2(sinθ+μcosθ)} …(2)で表される。 そこでケーブルとプーリとの摩擦力Fは F=2μQ =μ・W/(sinθ+μcosθ) …(3) となる。 (1)式と(3)式を比較するとわかるようにWが両者とも同じ値であるとす ると、摩擦力Fは(3)式の方が(sinθ+μcosθ)倍大きくなる。 つまり少ない押圧力Wで大きな摩擦力Fを得ることができる。
【0012】
【考案の効果】
上記したようにこの考案によると、ケーブルとプーリとの摩擦力を低下させる ことなくプーリとローラとのケーブルに対する締め付け力を少なくできる。よっ て、ケーブルの損傷や変形を生じることを防止でき、システムの信頼性を得るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す構成説明図。
【図2】従来のケーブル制御装置とプーリ構造を示す説
明図。
【符号の説明】
100…プーリ、101…V字溝、200…ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プーリの回転周囲とローラの回転周囲とで
    ケーブルを挟みケーブルを移送する装置において、 前記プーリの回転周囲に設けられる溝の形状を断面V字
    形状に構成したことを特徴とするケーブル制御装置のプ
    ーリ構造。
JP6346792U 1992-09-10 1992-09-10 ケーブル制御装置のプーリ構造 Pending JPH0628411U (ja)

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JPH0628411U true JPH0628411U (ja) 1994-04-15

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017245A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Olympus Corp 牽引部材操作装置
JP2018203405A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 パイオニア株式会社 コード収納装置及び保持装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6332874B2 (ja) * 1985-03-26 1988-07-01 M & T Chemicals Inc

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