JPH06283344A - 磁気インダクタンス素子 - Google Patents

磁気インダクタンス素子

Info

Publication number
JPH06283344A
JPH06283344A JP4111989A JP11198992A JPH06283344A JP H06283344 A JPH06283344 A JP H06283344A JP 4111989 A JP4111989 A JP 4111989A JP 11198992 A JP11198992 A JP 11198992A JP H06283344 A JPH06283344 A JP H06283344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
voltage
inductance element
wire
thin wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4111989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3272397B2 (ja
Inventor
Kaneo Mori
佳年雄 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11198992A priority Critical patent/JP3272397B2/ja
Publication of JPH06283344A publication Critical patent/JPH06283344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3272397B2 publication Critical patent/JP3272397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/26Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 時間的に変化する電流を磁性線に印加するこ
とによって生じる円周磁束の時間変化に対する電圧を、
外部印加磁界による変化として検出する。 【効果】 高感度の磁気インダクタンス素子とそれを用
いた高感度で小型の磁気ヘッドを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気インダクタンス
素子に関するものである。さらに詳しくは、この発明
は、オーディオテープレコーダ、ビデオテープレコー
ダ、コンピュータ、計測制御機器のロータリエンコー
ダ、数値制御機器の磁気スケール等に用いられる磁気ヘ
ッド等として有用な磁気インダクタンス素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその課題】マイクロエレクトロニクス技
術の発展にともなって、AV機器、コンピュータ、計測
制御機器、数値制御機器等の小型高性能化が急速に進ん
でいる。特にコンピュータ関連機器に関しては、それが
顕著であり、たとえば、記憶媒体であるフロッピーディ
スクについてみると、5インチのものから、さらに小型
化が進み、今や2.8インチ時代を迎えようとしている。
【0003】しかしながら、これらの各機器を小型化す
るには、その心臓部である磁気ヘッドを小型化すること
が必要であるが、この磁気ヘッドの小型化に関しては必
ずしも容易ではなく、これを妨げる要因がある。ひとつ
の要因は、磁気ヘッド自体の大きさの問題である。つま
り、従来の磁気ヘッドではコイルの巻線が必要であるた
め、磁気ヘッド自体がどうしても大型化してしまうとい
うことである。もうひとつは、検出感度の問題である。
つまり、小型化されると磁気ヘッドと記憶媒体の相対速
度が低下して検出速度が小さくなり、したがって、検出
感度が著しく低下してしまうということである。
【0004】そこで、最近になって、従来の磁気ヘッド
では検出電圧が不足してくるため、磁束の時間変化でな
く磁束そのものを検出する磁気抵抗素子をヘッドとして
使用する動きが見られるようになってきた。これによ
り、小型化が一層押し進められてきた。だが、現在の磁
気抵抗素子は電気抵抗の変化率が最大6%以下と非常に
小く、また、数%の磁気抵抗変化を生じさせるのに必要
な外部磁界は、100ガウス以上と大きい。従って、磁
気抵抗感度は、0.05%/G以下の低感度であり、こ
のため信号対雑音比(S/N比)も非常に悪い。
【0005】最近になって、巨大磁気抵抗効果とよばれ
る現象が磁性人工格子を用いる場合に見出されている
が、この場合には、実際のところ、数十%の電気抵抗変
化を得るのに数百ガウスもの大きな磁界が必要であり、
小型化を指向する製品にはこの技術は向いていないのが
実情である。このため、より高性能であって、しかもよ
り小型化が可能な、磁気抵抗素子等の新しい手段の実現
が必要とされていた。
【0006】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来技術の欠点を解消し、小型高性
能化が可能な、新しい磁気インダクタンス素子を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、時間的に変化する電流を
磁性線に印加することによって生じる円周磁束の時間変
化に対する電圧を、外部印加磁界による変化として検出
することを特徴とする磁気インダクタンス素子を提供す
る。また、この発明は、その円周磁束の時間変化に対す
る電圧を検出するために、磁性線の電気抵抗による電圧
分を相殺することを目的とした外付け電気抵抗回路をも
付設した磁気インダクタンス素子をも提供する。
【0008】この発明においては、磁性線については特
に限定はないが、細線とすることにより、より小型化が
可能となるために好適である。さらにこの細線は耐摩耗
性に優れているアモルファス磁性細線であることが望ま
しい。アモルファス磁性線は耐摩耗性に優れ、電気抵抗
率がパーマロイなどの結晶質軟磁性体に比べて3〜4倍
程度もあり、線引き加工により容易に10μ程度まで細
線化でき、数mm程度の短い線でも磁気インダクタンス
効果が実用上十分であるため、微小寸法の磁気ヘッドを
基板なしで簡単に構成できるという特徴があるためであ
る。
【0009】もちろん、この発明においては、パーマロ
イ細線、SiFe細線などの高透磁細線を用いてもよ
い。さらに、このアモルファス磁性線は0または負の磁
歪をもつワイヤを使用するとが望ましい。このワイヤを
用いることにより、より高感度な小型である素子を提供
することが可能となる。また、これらの磁性線として、
内心部が電気良導体で、外殻部が磁性体の複合線を使用
してもよい。
【0010】一方、インダクタンス素子に外部から印加
する磁界は、たとえば、永久磁石や、その他の手段で形
成される一般的な直流磁界とすることができる。また交
流磁界でもよい。この発明に用いられる細線に通電され
る電流は、交流、交流と直流の重畳電流、パルス電流列
等の間欠電流等の時間的に変化する電流を適宜に用いる
ことができる。
【0011】
【作用】磁性を持つ導線に交流電流などの時間的に変化
する電流を流すと、導線の両端は二種類の電圧の和が現
われる。それらは導線の電気抵抗と電流の積による電圧
と、円周磁束の時間変化による電圧である。通常後者の
電圧は非常に小さいので、この電圧を利用することは、
工学的にほとんどなかった。
【0012】しかしながら、この発明の磁気インダクタ
ンス素子により、たとえば電気回路的に前者の電圧を相
殺すれば、この後者の電圧、つま、導線のインダクタン
スによる電圧は、非常に優れた信号対雑音比(S/N
比)をもたせることが可能となる優れた性能の磁気イン
ダクタンス素子が提供される。以下実施例を示しさらに
詳しくこの発明について説明する。
【0013】
【実施例】この発明においては、円周磁束の時間変化に
対する電圧のみを取出す電気抵抗回路と、この電圧を印
加するインダクタンス素子として、たとえば、図1に示
すものをひとつの態様とすることができる。この図1に
示した回路により、磁性線に交流電流などの時間的に変
化する電流を印加しその電気抵抗分による電圧を相殺す
ることが可能となる。
【0014】具体的には、図1の回路内の磁性線として
は、たとえば図2に示すように、径125μm、長さ1
0mmのFeCoSiBからなる零磁歪アモルファス細線を用
いた。このアモルファス細線を半分に折り曲げて回路内
に接続し、30mA、10kHzの正弦波電流を印加
し、その時の零磁歪アモルファス細線に流れる電流の波
形(IW )、この細線の両端の電圧波形(etot)、さ
らに、電気抵抗分電圧を相殺したインダクタンス分のみ
の電圧波形(eL)をオシロスコープにより観察した。
【0015】その結果の各電流と電圧の波形は図3に示
すとおりである。線両端の電圧波形(etot)にはわず
かにインダクタンス分の電圧が重畳していることがわか
る。インダクタンス分のみの電圧(eL)を図1の回路
により検出した。さらに、図2に示したように、この細
線に垂直(H1)と平行(H2)に直流磁界を印加し、
この直流磁界を変化させ、そのインダクタンス分の電圧
(eL)の変化について測定した。 その結果は、図4
に示す通りであり、H1は細線に垂直に直流磁界を印加
した合であり、H2は細線に平行に直流磁界を印加した
場合である。
【0016】この結果により、インダクタンス分の電圧
(eL)が、たとえば、1.25×103A/mの外部直
流磁界を垂直に印加した場合、63%変化し、平行に印
加した場合は約75%変化したことがわかる。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、零磁歪アモルファスワイヤなどのもつ顕著な磁気
インダクタンス効果を利用して数ガウスの磁界で50%
以上のインダクタンス変化を得る非常に感度のよい新し
い磁気インダクタンス素子が提供される。さらにこのイ
ンダクタンス素子を用いることによって、非常に感度が
よい小型の磁気ヘッドが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例としての磁性線の電気抵抗分
による電圧成分を相殺する磁気インダクタンス回路を例
示した回路図である。
【図2】この発明の磁気インダクタンス素子を例示した
回路図である。
【図3】この発明実施例の電圧波形を示した波形図であ
る。
【図4】この発明の実施例として、電圧変化の結果を示
した磁界強度相関図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に変化する電流を磁性線に印加す
    ることによって生じる円周磁束の時間変化に対する電圧
    を、外部印加磁界による変化として検出することを特徴
    とする磁気インダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 請求項1の円周磁束の時間変化に対する
    電圧を検出するために、磁性線の電気抵抗による電圧分
    を相殺する外付け電気抵抗回路を付設した磁気インダク
    タンス素子。
  3. 【請求項3】 請求項1の磁性線としてアモルファス磁
    性体を使用する磁気インダクタンス素子。
  4. 【請求項4】 請求項3のアモルファス磁性体として0
    または負の磁歪をもつワイヤを使用する磁気インダクタ
    ンス素子。
  5. 【請求項5】 請求項1の磁性線として内心部が電気良
    導体、外殻部が磁性体の複合線を使用する磁気インダク
    タンス素子。
  6. 【請求項6】 請求項1の外部印加磁界として永久磁石
    を使用する磁気インダクタンス素子。
JP11198992A 1992-04-30 1992-04-30 磁気インダクタンス素子 Expired - Fee Related JP3272397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11198992A JP3272397B2 (ja) 1992-04-30 1992-04-30 磁気インダクタンス素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11198992A JP3272397B2 (ja) 1992-04-30 1992-04-30 磁気インダクタンス素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06283344A true JPH06283344A (ja) 1994-10-07
JP3272397B2 JP3272397B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=14575161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11198992A Expired - Fee Related JP3272397B2 (ja) 1992-04-30 1992-04-30 磁気インダクタンス素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3272397B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5567236A (en) * 1992-12-29 1996-10-22 C F P I Composition containing materials improving the rheological properties of cement-based products
JPH10170355A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Kagaku Gijutsu Shinko Jigyodan 高感度応力検出装置
US5838154A (en) * 1995-03-17 1998-11-17 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Multilayered magnetic sensor having conductive layer within megnetic layer
EP0883092A2 (en) 1997-06-05 1998-12-09 Nippon Conlux Co., Ltd. Method and apparatus for taking out information using magnetic sensor and carrying out test of article by using that information
JPH11326034A (ja) * 1998-05-13 1999-11-26 Uchihashi Estec Co Ltd 非接触式振動センサ及び振動検出方法
JP2002289940A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Uchihashi Estec Co Ltd 磁気インピーダンス効果センサー
JP2004125640A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Uchihashi Estec Co Ltd 磁界検出回路
JP2007205888A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Uchihashi Estec Co Ltd 鉄系構造物の検査方法及び磁気インピーダンス効果センサ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5567236A (en) * 1992-12-29 1996-10-22 C F P I Composition containing materials improving the rheological properties of cement-based products
US5838154A (en) * 1995-03-17 1998-11-17 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Multilayered magnetic sensor having conductive layer within megnetic layer
JPH10170355A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Kagaku Gijutsu Shinko Jigyodan 高感度応力検出装置
EP0883092A2 (en) 1997-06-05 1998-12-09 Nippon Conlux Co., Ltd. Method and apparatus for taking out information using magnetic sensor and carrying out test of article by using that information
EP0883092A3 (en) * 1997-06-05 2000-08-23 Nippon Conlux Co., Ltd. Method and apparatus for taking out information using magnetic sensor and carrying out test of article by using that information
JPH11326034A (ja) * 1998-05-13 1999-11-26 Uchihashi Estec Co Ltd 非接触式振動センサ及び振動検出方法
JP2002289940A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Uchihashi Estec Co Ltd 磁気インピーダンス効果センサー
JP2004125640A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Uchihashi Estec Co Ltd 磁界検出回路
JP2007205888A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Uchihashi Estec Co Ltd 鉄系構造物の検査方法及び磁気インピーダンス効果センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3272397B2 (ja) 2002-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3197414B2 (ja) 磁気インピーダンス効果素子
JP6508163B2 (ja) 電流測定装置
JP3091398B2 (ja) 磁気−インピーダンス素子及びその製造方法
US4506214A (en) Measuring transformer
JP3126642B2 (ja) 磁界センサ
US4309655A (en) Measuring transformer
US9752877B2 (en) Electronic device having electronic compass with demagnetizing coil and annular flux concentrating yokes
JP3645116B2 (ja) 磁気インピーダンス効果マイクロ磁気センサ
JP3272397B2 (ja) 磁気インダクタンス素子
JP4209114B2 (ja) 磁界センサ
JP4565072B2 (ja) 磁界センサ
JP4047955B2 (ja) 磁気インピーダンスセンサ
JP3272423B2 (ja) 磁気インダクタンス素子の製造方法、磁気インダクタンス素子、磁界センサ、および磁気スイッチハイブリッドicデバイス
JP2001281313A (ja) 磁界センサー、それを用いた磁気式エンコーダー、及び磁気ヘッド
JP2000055998A (ja) 磁気センサ装置および電流センサ装置
JP2000284029A (ja) 磁気センサ
JP4233161B2 (ja) 磁気センサ
JP2003282995A (ja) 磁界検出素子
JP2000055996A (ja) 磁気センサ
Robertson Miniature magnetic sensor with a high sensitivity and wide bandwidth
JP3067484B2 (ja) 磁気式位置、回転検出用素子
Flynn A vector magnetometer using a single Permalloy sensor with dual magnetic feedback
JPH08330645A (ja) 磁気検出素子
JPS5856485A (ja) 磁気抵抗効果素子
JPH04195811A (ja) 磁気イメージセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees