JPH0628249Y2 - 射出成形機等の丸形ホッパー - Google Patents
射出成形機等の丸形ホッパーInfo
- Publication number
- JPH0628249Y2 JPH0628249Y2 JP3913491U JP3913491U JPH0628249Y2 JP H0628249 Y2 JPH0628249 Y2 JP H0628249Y2 JP 3913491 U JP3913491 U JP 3913491U JP 3913491 U JP3913491 U JP 3913491U JP H0628249 Y2 JPH0628249 Y2 JP H0628249Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- gas discharge
- hopper
- cylinder
- hopper body
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス排出筒を設けた射
出成形機等の丸形ホッパーに関する。
出成形機等の丸形ホッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機において加熱シリン
ダの中に樹脂材料を送給する際に、この樹脂材料に空気
が混入すると、上記加熱シリンダ内や金型内で樹脂材料
が酸化して劣化するおそれがある。そこで、従来、図8
に示す、実公昭58ー2576号公報に記載のホッパー
に見られるように、原料供給室1と、ガス排出室2とが
仕切板3により仕切られ、狭小部4aで連通するように
構成された角形のホッパー4の下部のガス導入口5よ
り、このホッパー4内に不活性ガスを吹込み、この不活
性ガスにより前記狭小部4aより下方に流下した樹脂材
料1aの中の空気を追い出してこの空気と不活性ガスと
を置換し、前記樹脂材料が酸化して劣化するのを防止す
るようにしている。
ダの中に樹脂材料を送給する際に、この樹脂材料に空気
が混入すると、上記加熱シリンダ内や金型内で樹脂材料
が酸化して劣化するおそれがある。そこで、従来、図8
に示す、実公昭58ー2576号公報に記載のホッパー
に見られるように、原料供給室1と、ガス排出室2とが
仕切板3により仕切られ、狭小部4aで連通するように
構成された角形のホッパー4の下部のガス導入口5よ
り、このホッパー4内に不活性ガスを吹込み、この不活
性ガスにより前記狭小部4aより下方に流下した樹脂材
料1aの中の空気を追い出してこの空気と不活性ガスと
を置換し、前記樹脂材料が酸化して劣化するのを防止す
るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
ホッパー4においては、ホッパー4が角形のホッパー4
であるため、原料の落下部の堆積層はその表面6が図8
に示すように水平にならず、ホッパー4の外壁にほぼ沿
って傾斜した薄い層になり、またホッパー4の外壁と仕
切板3との間の狭小部4aの断面積が、原料の落下口の
断面積に対し小さいため、原料の供給が不規則になった
り、不活性ガスの吹込みによる原料中の空気と不活性ガ
ス雰囲気との置換効率が悪くなるおそれがあり、さら
に、ホッパー4が角形であることは、構造が複雑とな
り、かつコスト高となる欠点を有していた。
ホッパー4においては、ホッパー4が角形のホッパー4
であるため、原料の落下部の堆積層はその表面6が図8
に示すように水平にならず、ホッパー4の外壁にほぼ沿
って傾斜した薄い層になり、またホッパー4の外壁と仕
切板3との間の狭小部4aの断面積が、原料の落下口の
断面積に対し小さいため、原料の供給が不規則になった
り、不活性ガスの吹込みによる原料中の空気と不活性ガ
ス雰囲気との置換効率が悪くなるおそれがあり、さら
に、ホッパー4が角形であることは、構造が複雑とな
り、かつコスト高となる欠点を有していた。
【0004】本考案は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、原料の供給が均一となり、原料の可塑化に伴う発生
ガスの脱気が円滑に行なわれ、不活性ガスの吹込みによ
る原料中の空気と不活性ガス雰囲気との置換効率が向上
し、構造が簡単でコストの低減を図ることができる射出
成形機等の丸形ホッパーを提供することを目的とする。
で、原料の供給が均一となり、原料の可塑化に伴う発生
ガスの脱気が円滑に行なわれ、不活性ガスの吹込みによ
る原料中の空気と不活性ガス雰囲気との置換効率が向上
し、構造が簡単でコストの低減を図ることができる射出
成形機等の丸形ホッパーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成させるために、ホッパー本体の円錐形の底部に原料落
下部を設け、該原料落下部にガス導入口を備え、前記ホ
ッパー本体内に円筒からなるガス排出筒を、該ガス排出
筒の外周下端と前記ホッパー本体の底部の内面との間に
設けた間隙により、前記ガス排出筒の内部のガス排出室
と前記ホッパー本体内の原料供給室とが連通するよう
に、略直立状に設けた構成としている。
成させるために、ホッパー本体の円錐形の底部に原料落
下部を設け、該原料落下部にガス導入口を備え、前記ホ
ッパー本体内に円筒からなるガス排出筒を、該ガス排出
筒の外周下端と前記ホッパー本体の底部の内面との間に
設けた間隙により、前記ガス排出筒の内部のガス排出室
と前記ホッパー本体内の原料供給室とが連通するよう
に、略直立状に設けた構成としている。
【0006】
【作用】前記構成によれば、ホッパー本体の底部が略円
錐形であるため、また、原料供給室とガス排出室とを連
通する間隙が、狭小であっても、ガス排出筒の外周囲に
形成される間隙全体の断面積は、原料落下部の断面積に
対比してほぼ同等に、しかもその対比値を従来のものよ
り大きくすることができる。またホッパー本体内の原料
がホッパー本体の断面円形の内面に沿って一様に落下す
るようになり、原料落下部においては原料が充満された
状態となり、その表層が水平となるので、原料の供給が
均一となり、不活性ガスの吹込みによる原料中の空気と
不活性ガス雰囲気との置換効率が良くなる。また、原料
落下部の直上にガス排出室が位置しているため、原料の
可塑化に伴う発生ガスは、確実に該ガス排出室に流入さ
れ脱気が円滑に行なわれる。
錐形であるため、また、原料供給室とガス排出室とを連
通する間隙が、狭小であっても、ガス排出筒の外周囲に
形成される間隙全体の断面積は、原料落下部の断面積に
対比してほぼ同等に、しかもその対比値を従来のものよ
り大きくすることができる。またホッパー本体内の原料
がホッパー本体の断面円形の内面に沿って一様に落下す
るようになり、原料落下部においては原料が充満された
状態となり、その表層が水平となるので、原料の供給が
均一となり、不活性ガスの吹込みによる原料中の空気と
不活性ガス雰囲気との置換効率が良くなる。また、原料
落下部の直上にガス排出室が位置しているため、原料の
可塑化に伴う発生ガスは、確実に該ガス排出室に流入さ
れ脱気が円滑に行なわれる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1および図2
に基づいて説明する。これらの図中11は、射出成形機
の加熱シリンダに樹脂材料を供給するためのホッパー本
体である。このホッパー本体11は、円筒状の胴部11
aと、この胴部11aの下端に一体に設けられた円錐形
の底部11bとにより形成されており、上部が開口され
た略円錐形の容器である。ホッパー本体11の下部に
は、円筒状の原料落下部12が一体に設けられており、
この原料落下部12の外壁には、原料落下部12の内部
に連通する筒状のガス導入口(ソケット)13が設けら
れている。このソケット13は、原料落下部12と直交
状に設けられている。原料落下部12の下端には、加熱
シリンダに連通する、原料落下部12の内径に等しい開
口が形成され、ホッパー本体11を加熱シリンダに取付
けるためのフランジ19が設けられている。底部11b
には、前記ガス導入口13が存在する側と反対側に位置
して長孔11cがあけられている。この長孔11cは、
ホッパ本体11の内部を点検するもので、外側から透明
の樹脂板等のカバー11dにより閉鎖されている。
に基づいて説明する。これらの図中11は、射出成形機
の加熱シリンダに樹脂材料を供給するためのホッパー本
体である。このホッパー本体11は、円筒状の胴部11
aと、この胴部11aの下端に一体に設けられた円錐形
の底部11bとにより形成されており、上部が開口され
た略円錐形の容器である。ホッパー本体11の下部に
は、円筒状の原料落下部12が一体に設けられており、
この原料落下部12の外壁には、原料落下部12の内部
に連通する筒状のガス導入口(ソケット)13が設けら
れている。このソケット13は、原料落下部12と直交
状に設けられている。原料落下部12の下端には、加熱
シリンダに連通する、原料落下部12の内径に等しい開
口が形成され、ホッパー本体11を加熱シリンダに取付
けるためのフランジ19が設けられている。底部11b
には、前記ガス導入口13が存在する側と反対側に位置
して長孔11cがあけられている。この長孔11cは、
ホッパ本体11の内部を点検するもので、外側から透明
の樹脂板等のカバー11dにより閉鎖されている。
【0008】ホッパー本体11内部には、その中心軸線
上に中心軸を位置して円筒からなるガス排出筒14が設
けられ、このガス排出筒14内にガス排出室15が形成
されている。ガス排出筒14は、その外周上部と、ホッ
パー本体11の胴部11aとの間に設けられたサポート
18により、直立状に支持されており、その外周下端と
底部11bの内面との間に間隙(絞り部)16を設け
て、該間隙16により、ガス排出筒14の内部のガス排
出室15とホッパー本体11内の原料供給室17とが連
通するようになっている。サポート18は、ホッパー本
体11の直径線を挟んで平行に離間させられた2枚の長
方形板が、その板面を鉛直方向に向けた状態で、その長
さ方向の各一端が、ガス排出筒14の上部に溶接され、
この長方形板の他端が、ホッパー本体11の胴部11a
の内面に溶接され、これによりホッパー本体11に対し
ガス排出筒14を支持したものである。
上に中心軸を位置して円筒からなるガス排出筒14が設
けられ、このガス排出筒14内にガス排出室15が形成
されている。ガス排出筒14は、その外周上部と、ホッ
パー本体11の胴部11aとの間に設けられたサポート
18により、直立状に支持されており、その外周下端と
底部11bの内面との間に間隙(絞り部)16を設け
て、該間隙16により、ガス排出筒14の内部のガス排
出室15とホッパー本体11内の原料供給室17とが連
通するようになっている。サポート18は、ホッパー本
体11の直径線を挟んで平行に離間させられた2枚の長
方形板が、その板面を鉛直方向に向けた状態で、その長
さ方向の各一端が、ガス排出筒14の上部に溶接され、
この長方形板の他端が、ホッパー本体11の胴部11a
の内面に溶接され、これによりホッパー本体11に対し
ガス排出筒14を支持したものである。
【0009】しかして、射出成形機の中に樹脂材料を送
給する際には、この樹脂材料に空気が混入すると、射出
成形機の加熱シリンダ内や金型内で樹脂材料が酸化して
劣化するおそれがあるので、ホッパー本体11の下部の
ガス導入口13より、ホッパー本体11内に不活性ガス
を連続的に吹込む。すると、この不活性ガスが、原料落
下部12を流下していく前記樹脂材料中の空気を排出し
てこの空気と置換し、前記樹脂材料が酸化して劣化する
のを防止し、排出された空気はガス排出室15に流入
し、その上部より流出する。
給する際には、この樹脂材料に空気が混入すると、射出
成形機の加熱シリンダ内や金型内で樹脂材料が酸化して
劣化するおそれがあるので、ホッパー本体11の下部の
ガス導入口13より、ホッパー本体11内に不活性ガス
を連続的に吹込む。すると、この不活性ガスが、原料落
下部12を流下していく前記樹脂材料中の空気を排出し
てこの空気と置換し、前記樹脂材料が酸化して劣化する
のを防止し、排出された空気はガス排出室15に流入
し、その上部より流出する。
【0010】この場合、ホッパー本体11が略円錐形で
あるため、また、原料供給室17とガス排出室15とを
連通する間隙16が狭小であっても、ガス排出筒14の
周囲における前記間隙16の全断面積が、原料落下部の
断面積と対比してほぼ同等に設定でき、しかもその対比
値を従来のものより大きくすることができ、またホッパ
ー本体11の横断面円形の内面に沿い、前記間隙16よ
り原料落下部下部12に落下する樹脂材料は、原料落下
部12に充満してその表層がほぼ水平となって、加熱シ
リンダ内に流下していくので、加熱シリンダへ樹脂材料
が均一に供給され、不活性ガスの吹込みによる樹脂材料
中の空気と、不活性ガス雰囲気との置換効率が良くな
る。また、原料落下部12の直上に大きな空間即ちガス
排出室15が有るため、樹脂材料の可塑化に伴い加熱シ
リンダ内に生じる発生ガスは、原料落下部から上記ガス
排出室15に排出され、加熱シリンダからの脱気が円滑
に行なわれる。
あるため、また、原料供給室17とガス排出室15とを
連通する間隙16が狭小であっても、ガス排出筒14の
周囲における前記間隙16の全断面積が、原料落下部の
断面積と対比してほぼ同等に設定でき、しかもその対比
値を従来のものより大きくすることができ、またホッパ
ー本体11の横断面円形の内面に沿い、前記間隙16よ
り原料落下部下部12に落下する樹脂材料は、原料落下
部12に充満してその表層がほぼ水平となって、加熱シ
リンダ内に流下していくので、加熱シリンダへ樹脂材料
が均一に供給され、不活性ガスの吹込みによる樹脂材料
中の空気と、不活性ガス雰囲気との置換効率が良くな
る。また、原料落下部12の直上に大きな空間即ちガス
排出室15が有るため、樹脂材料の可塑化に伴い加熱シ
リンダ内に生じる発生ガスは、原料落下部から上記ガス
排出室15に排出され、加熱シリンダからの脱気が円滑
に行なわれる。
【0011】次に、本考案の第2実施例を、図3〜図5
に基づいて説明する。なお、前記第1実施例と同一部分
には同一符号を付してその詳細説明を省略する。この実
施例においては、前記第1実施例のガス排出筒14と類
似の機能を果す2つの円筒からなるガス排出筒21が、
外筒22と、この外筒22内の下部に上下動摺動自在に
嵌入された透明な合成樹脂からなる内筒23とから構成
され、ガス排出筒21内にガス排出室24が形成されて
いる。内筒23は、外筒22の下方部に形成された上下
方向に長い長孔25に挿入されて内筒23に螺合された
止めねじ26により、外筒22に上下動調節自在に固定
されている。
に基づいて説明する。なお、前記第1実施例と同一部分
には同一符号を付してその詳細説明を省略する。この実
施例においては、前記第1実施例のガス排出筒14と類
似の機能を果す2つの円筒からなるガス排出筒21が、
外筒22と、この外筒22内の下部に上下動摺動自在に
嵌入された透明な合成樹脂からなる内筒23とから構成
され、ガス排出筒21内にガス排出室24が形成されて
いる。内筒23は、外筒22の下方部に形成された上下
方向に長い長孔25に挿入されて内筒23に螺合された
止めねじ26により、外筒22に上下動調節自在に固定
されている。
【0012】ガス排出筒21は、内筒23の外周下端と
ホッパー本体11の内面との間に間隙16を設けて、該
間隙16により、ガス排出筒21の内部のガス排出室2
4がホッパー本体11内の原料供給室17と連通するよ
うに、外筒22の外周と、ホッパー本体11の胴部11
aとの間に設けられた台形のサポート27により、ホッ
パー本体11内に直立状に設けられている。サポート2
7は、ホッパー本体11の直径線を挟んで平行に離間さ
せられた2枚の台形板27aの各一端が、外筒22の外
周に溶接され、これらの台形板27aの他端が、ホッパ
ー本体11の胴部11aの内面に溶接され、さらに、各
台形板27aの下縁がホッパー本体11の底部11bに
溶接され、これによりホッパー本体11の軸線上にガス
排出筒21を支持したものである。2枚の台形板27a
におけるガス排出筒21の側の下部の内側には、ウレタ
ンゴム等からなるパッキン27bが固着されており、該
各台形板27aの下部と前記内筒23の外周部分との間
の間隙が密閉されるようになっている。
ホッパー本体11の内面との間に間隙16を設けて、該
間隙16により、ガス排出筒21の内部のガス排出室2
4がホッパー本体11内の原料供給室17と連通するよ
うに、外筒22の外周と、ホッパー本体11の胴部11
aとの間に設けられた台形のサポート27により、ホッ
パー本体11内に直立状に設けられている。サポート2
7は、ホッパー本体11の直径線を挟んで平行に離間さ
せられた2枚の台形板27aの各一端が、外筒22の外
周に溶接され、これらの台形板27aの他端が、ホッパ
ー本体11の胴部11aの内面に溶接され、さらに、各
台形板27aの下縁がホッパー本体11の底部11bに
溶接され、これによりホッパー本体11の軸線上にガス
排出筒21を支持したものである。2枚の台形板27a
におけるガス排出筒21の側の下部の内側には、ウレタ
ンゴム等からなるパッキン27bが固着されており、該
各台形板27aの下部と前記内筒23の外周部分との間
の間隙が密閉されるようになっている。
【0013】この実施例においては、射出成形機の中に
樹脂材料を送給するに際し、ガス排出筒21の止めねじ
26を緩めて外筒22に対し透明な内筒23を上下動さ
せ、内筒23の外周下端とホッパー本体11の底部11
bの内面との間の間隙16を適宜調節し、サポート27
の2枚の台形板27aの間の空間には樹脂材料が満たさ
れないようにしておく。以上により、この第2実施例で
は、間隙16の大きさを調節することができ、また、長
孔(窓孔)11cから、ホッパー本体11内に供給され
た樹脂材料が、前記間隙(絞り部)16でブリッジを起
こしていないかどうか、内筒23内に侵入していないか
どうか、目視により確認することができ、この視認の結
果、前記間隙16における樹脂材料のブリッジや、内筒
23内への原料の侵入を避けるように、前記間隙16の
大きさを設定することができる。なお、この第2実施例
の他の作用効果は、第1実施例と同様である。
樹脂材料を送給するに際し、ガス排出筒21の止めねじ
26を緩めて外筒22に対し透明な内筒23を上下動さ
せ、内筒23の外周下端とホッパー本体11の底部11
bの内面との間の間隙16を適宜調節し、サポート27
の2枚の台形板27aの間の空間には樹脂材料が満たさ
れないようにしておく。以上により、この第2実施例で
は、間隙16の大きさを調節することができ、また、長
孔(窓孔)11cから、ホッパー本体11内に供給され
た樹脂材料が、前記間隙(絞り部)16でブリッジを起
こしていないかどうか、内筒23内に侵入していないか
どうか、目視により確認することができ、この視認の結
果、前記間隙16における樹脂材料のブリッジや、内筒
23内への原料の侵入を避けるように、前記間隙16の
大きさを設定することができる。なお、この第2実施例
の他の作用効果は、第1実施例と同様である。
【0014】次に、本考案の第3実施例を、図6及び図
7に基づいて説明する。なお、本実施例において前記第
1実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細説明
を省略する。この実施例においては、前記第1実施例の
2つのサポート18におけるホッパー本体11の胴部1
1a側の端部が、この胴部11aの内面に溶接されず
に、図7に示すように相互に連結板31により一体的に
連結されてサポート32が構成されている。そして、胴
部11aに形成された長孔(図示せず)に挿入され、連
結板31に螺合された止めねじ33により、胴部11a
に連結板31が上下動調節自在に固定されている。これ
により、第3実施例においては、止めねじ33を緩め、
サポート32を適宜上下動させて所望位置に定め、止め
ねじ33を締め付けることにより、ガス排出筒14の外
周下端とホッパー本体11の底部11bの内面との間の
間隙16を適宜調節することができる。なお、この第3
実施例の他の作用効果は、第1実施例と同様である。
7に基づいて説明する。なお、本実施例において前記第
1実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細説明
を省略する。この実施例においては、前記第1実施例の
2つのサポート18におけるホッパー本体11の胴部1
1a側の端部が、この胴部11aの内面に溶接されず
に、図7に示すように相互に連結板31により一体的に
連結されてサポート32が構成されている。そして、胴
部11aに形成された長孔(図示せず)に挿入され、連
結板31に螺合された止めねじ33により、胴部11a
に連結板31が上下動調節自在に固定されている。これ
により、第3実施例においては、止めねじ33を緩め、
サポート32を適宜上下動させて所望位置に定め、止め
ねじ33を締め付けることにより、ガス排出筒14の外
周下端とホッパー本体11の底部11bの内面との間の
間隙16を適宜調節することができる。なお、この第3
実施例の他の作用効果は、第1実施例と同様である。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、ホッパー本体の円錐形
の底部に原料落下部を設け、該原料落下部にガス導入口
を備え、前記ホッパー本体内に円筒からなるガス排出筒
を、該ガス排出筒の外周下端と前記ホッパー本体の底部
の内面との間に設けた間隙により、前記ガス排出筒の内
部のガス排出室と前記ホッパー本体内の原料供給室とが
連通するように、略直立状に設けたので、原料供給室と
ガス排出室とを連通する前記間隙は、狭小であっても、
ガス排出筒の外周に形成される間隙全体の断面積は、原
料落下部の断面積と対比してほぼ同等に設定でき、しか
もその対比値を従来装置のものより大きくすることがで
き、これにより、ホッパー本体内の原料がホッパー本体
の断面円形の内面に沿って一様に落下するようになり、
原料落下部においては、原料が充満された状態となり、
その表層が略水平となり、原料の供給を均一とすること
ができ、不活性ガスの吹込みによる原料中の空気と不活
性ガス雰囲気との置換効率を良くすることができ、ま
た、原料落下部の直上にガス排出室が位置しているた
め、原料の可塑化に伴う発生ガスの脱気を円滑、確実に
行なうことができる。また、構造が簡単で製作コストが
低減する実用上の効果がある。
の底部に原料落下部を設け、該原料落下部にガス導入口
を備え、前記ホッパー本体内に円筒からなるガス排出筒
を、該ガス排出筒の外周下端と前記ホッパー本体の底部
の内面との間に設けた間隙により、前記ガス排出筒の内
部のガス排出室と前記ホッパー本体内の原料供給室とが
連通するように、略直立状に設けたので、原料供給室と
ガス排出室とを連通する前記間隙は、狭小であっても、
ガス排出筒の外周に形成される間隙全体の断面積は、原
料落下部の断面積と対比してほぼ同等に設定でき、しか
もその対比値を従来装置のものより大きくすることがで
き、これにより、ホッパー本体内の原料がホッパー本体
の断面円形の内面に沿って一様に落下するようになり、
原料落下部においては、原料が充満された状態となり、
その表層が略水平となり、原料の供給を均一とすること
ができ、不活性ガスの吹込みによる原料中の空気と不活
性ガス雰囲気との置換効率を良くすることができ、ま
た、原料落下部の直上にガス排出室が位置しているた
め、原料の可塑化に伴う発生ガスの脱気を円滑、確実に
行なうことができる。また、構造が簡単で製作コストが
低減する実用上の効果がある。
【図1】本考案の第1実施例を示す一部切欠縦断面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の第1実施例を示す平面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す一部切欠縦断面図で
ある。
ある。
【図4】本考案の第2実施例を示す平面図である。
【図5】図3のB矢視図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す一部切欠縦断面図で
ある。
ある。
【図7】本考案の第3実施例を示す平面図である。
【図8】従来のホッパーの一例を示す一部切欠縦断面図
である。
である。
11 ホッパー 12 原料落下部 13 ガス導入口(ソケット) 14,21 ガス排出筒 15,24 ガス排出室 16 間隙(絞り部) 17 原料供給室
Claims (1)
- 【請求項1】 ホッパー本体の円錐形の底部に原料落下
部を設け、該原料落下部にガス導入口を備え、前記ホッ
パー本体内に円筒からなるガス排出筒を、該ガス排出筒
の外周下端と前記ホッパー本体の底部の内面との間に設
けた間隙により、前記ガス排出筒の内部のガス排出室と
前記ホッパー本体内の原料供給室とが連通するように、
略直立状に設けたことを特徴とする射出成形機等の丸形
ホッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3913491U JPH0628249Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 射出成形機等の丸形ホッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3913491U JPH0628249Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 射出成形機等の丸形ホッパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585614U JPH0585614U (ja) | 1993-11-19 |
JPH0628249Y2 true JPH0628249Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=12544637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3913491U Expired - Lifetime JPH0628249Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 射出成形機等の丸形ホッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628249Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP3913491U patent/JPH0628249Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585614U (ja) | 1993-11-19 |
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