JPH06281989A - 像振れ補正装置 - Google Patents
像振れ補正装置Info
- Publication number
- JPH06281989A JPH06281989A JP9051593A JP9051593A JPH06281989A JP H06281989 A JPH06281989 A JP H06281989A JP 9051593 A JP9051593 A JP 9051593A JP 9051593 A JP9051593 A JP 9051593A JP H06281989 A JPH06281989 A JP H06281989A
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- Japan
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- image
- output
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- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械的振れ検出手段として、周辺の環境条件
によってその特性が変化するものを用いたとしても、そ
の時の使用環境に左右されることなく、常に適正な像振
れ補正を行う。 【構成】 機械的振れ検出手段206からの出力に基づ
いて像振れを補正する像振れ補正手段207,208の
動作中に、画像振れ検出手段219の出力が所定の値よ
り大きいことを検知した場合には、この像振れ補正手段
の特性を変更する像振れ補正特性変更手段217,20
1を備え、画像振れ検出手段の出力が所定の値より大き
くなるような場合には、像振れ補正手段の特性を変更す
るようにしている。
によってその特性が変化するものを用いたとしても、そ
の時の使用環境に左右されることなく、常に適正な像振
れ補正を行う。 【構成】 機械的振れ検出手段206からの出力に基づ
いて像振れを補正する像振れ補正手段207,208の
動作中に、画像振れ検出手段219の出力が所定の値よ
り大きいことを検知した場合には、この像振れ補正手段
の特性を変更する像振れ補正特性変更手段217,20
1を備え、画像振れ検出手段の出力が所定の値より大き
くなるような場合には、像振れ補正手段の特性を変更す
るようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手振れなどによるカメ
ラの振れを検出し、この振れ情報に基づいて像振れ補正
を行う像振れ補正装置の改良に関するものである。
ラの振れを検出し、この振れ情報に基づいて像振れ補正
を行う像振れ補正装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラを始めとする光学系の
像振れ補正、つまり、手振れなどによる振動を抑制して
像安定を行うための装置が提案されている。これは一般
に、振動を検知するセンサと、そのセンサからの信号に
応じて画像の振れが生じないよう補正を加える補正系か
ら構成される。
像振れ補正、つまり、手振れなどによる振動を抑制して
像安定を行うための装置が提案されている。これは一般
に、振動を検知するセンサと、そのセンサからの信号に
応じて画像の振れが生じないよう補正を加える補正系か
ら構成される。
【0003】この種の像振れ補正装置は、カメラの振れ
振動(通常、撮影光軸に垂直な2軸回りの傾斜振動)を
センサによって加速度信号、または速度信号、または変
位信号として検出し、これらの信号を信号処理系によ
り、必要な場合は積分を行って変位信号あるいは速度信
号に変換し、この変換後の信号に応答して前記補正系を
振動抑圧方向に駆動させるものとして構成される。
振動(通常、撮影光軸に垂直な2軸回りの傾斜振動)を
センサによって加速度信号、または速度信号、または変
位信号として検出し、これらの信号を信号処理系によ
り、必要な場合は積分を行って変位信号あるいは速度信
号に変換し、この変換後の信号に応答して前記補正系を
振動抑圧方向に駆動させるものとして構成される。
【0004】光学的に補正を行う場合、補正系は、光学
系を径方向に揺動、または撮影光軸に垂直な2軸回りに
回動させるよう構成され、これにより結像される像の振
動を抑圧するフィ−ドバック系制御機構が構成される。
系を径方向に揺動、または撮影光軸に垂直な2軸回りに
回動させるよう構成され、これにより結像される像の振
動を抑圧するフィ−ドバック系制御機構が構成される。
【0005】このような像振れ補正装置を一眼レフカメ
ラに適用する場合、像振れ補正装置は交換レンズ側に内
蔵されるか、カメラ本体とレンズとの間に入るアダプタ
の形態を取る。
ラに適用する場合、像振れ補正装置は交換レンズ側に内
蔵されるか、カメラ本体とレンズとの間に入るアダプタ
の形態を取る。
【0006】図11はこのような像振れ補正装置の一例
を示したものである。
を示したものである。
【0007】像振れ補正機構は、光軸と直交する互いに
直交な、ピッチp方向とヨーy方向の2方向に駆動され
るが、両方向とも同様な構成のため、ピッチ方向のみ説
明する。
直交な、ピッチp方向とヨーy方向の2方向に駆動され
るが、両方向とも同様な構成のため、ピッチ方向のみ説
明する。
【0008】図11において、レンズ保持枠901はす
べり軸受902pを介してピッチスライド軸903p上
を摺動できる様になっている。また、ピッチスライド軸
903pは中間アーム904に取り付けられている。
べり軸受902pを介してピッチスライド軸903p上
を摺動できる様になっている。また、ピッチスライド軸
903pは中間アーム904に取り付けられている。
【0009】次に、前記レンズ保持枠901の駆動力発
生機構について説明する。
生機構について説明する。
【0010】レンズ保持枠901にはコイル905pが
取り付けられていて、固定枠906にはヨーク907p
と永久磁石908pで構成される磁気回路が固定されて
いる。そして、コイル905pに通電することにより、
レンズ保持枠901はピッチ方向に駆動される。
取り付けられていて、固定枠906にはヨーク907p
と永久磁石908pで構成される磁気回路が固定されて
いる。そして、コイル905pに通電することにより、
レンズ保持枠901はピッチ方向に駆動される。
【0011】次に、前記レンズ保持枠901の変位検出
機構について説明する。
機構について説明する。
【0012】レンズ保持枠901に設けられた穴909
p内に、スリット910p,集光レンズ911p,赤外
発光ダイオード(以下、IREDと記す)912pが配
置される。前記IRED912pと対向した固定枠90
6上には、受光器(以下、PSDと記す)913pが設
置されている。
p内に、スリット910p,集光レンズ911p,赤外
発光ダイオード(以下、IREDと記す)912pが配
置される。前記IRED912pと対向した固定枠90
6上には、受光器(以下、PSDと記す)913pが設
置されている。
【0013】前記IRED912pから投光された近赤
外光はスリット910pを通過してPSD913pに投
射され、該PSD913pよりその光の位置に応じた信
号が出力される。これにより、レンズ保持枠901の変
位を検出することができる。ここで、PSD913pの
出力を増幅器914pで増幅し、駆動回路915pを通
してコイル905p入力すると、レンズ保持枠901が
駆動されてPSD913pの出力が変化する。これは実
線で示す閉じた系になり、PSD913pの出力がゼロ
になる点(中立点)で安定する。
外光はスリット910pを通過してPSD913pに投
射され、該PSD913pよりその光の位置に応じた信
号が出力される。これにより、レンズ保持枠901の変
位を検出することができる。ここで、PSD913pの
出力を増幅器914pで増幅し、駆動回路915pを通
してコイル905p入力すると、レンズ保持枠901が
駆動されてPSD913pの出力が変化する。これは実
線で示す閉じた系になり、PSD913pの出力がゼロ
になる点(中立点)で安定する。
【0014】この様な系に振れ量に値する振れセンサ9
16p出力が加算されると、レンズ保持枠901は振れ
量を中立点として極めて精度よく追従してゆき、像振れ
を補正するように該レンズ保持枠901が駆動される。
16p出力が加算されると、レンズ保持枠901は振れ
量を中立点として極めて精度よく追従してゆき、像振れ
を補正するように該レンズ保持枠901が駆動される。
【0015】このようなシステムを用い、像振れ補正を
行うのであるが、像振れ補正を行っていない場合は、像
振れ補正装置を電気的あるいは機械的に所定位置に固定
(ロック)しておく必要がある。それは、例えばカメラ
の持ち運びを考えると、ロックされていなければ、該像
振れ補正装置を光軸に対して垂直な面内での移動を抑制
する力はなく、持ち運びによる振動で不用意に揺動し、
周辺の他部材との衝突による音の発生、さらには衝撃に
よる像振れ補正装置の損傷、破壊ということが起こり得
るからである。
行うのであるが、像振れ補正を行っていない場合は、像
振れ補正装置を電気的あるいは機械的に所定位置に固定
(ロック)しておく必要がある。それは、例えばカメラ
の持ち運びを考えると、ロックされていなければ、該像
振れ補正装置を光軸に対して垂直な面内での移動を抑制
する力はなく、持ち運びによる振動で不用意に揺動し、
周辺の他部材との衝突による音の発生、さらには衝撃に
よる像振れ補正装置の損傷、破壊ということが起こり得
るからである。
【0016】従来、このようなロック機構は電気的また
は機械的に行う方法等がある。電気的な方法は、一定の
信号を入力して定位置になるように駆動させるという方
法等があるが、省電力の観点から、このような電気的な
方法よりも機械的にロックする方法が主流である。
は機械的に行う方法等がある。電気的な方法は、一定の
信号を入力して定位置になるように駆動させるという方
法等があるが、省電力の観点から、このような電気的な
方法よりも機械的にロックする方法が主流である。
【0017】そこで、そのロック機構について説明す
る。
る。
【0018】図10において、レンズ保持枠901に
は、円錐状の凹部917を被係合部として設けてあり、
係合部である円錘状の凸部918を被係合である凹部9
17に係合(ロック)する(矢印919方向)。これに
より、レンズ保持枠901のピッチ,ヨー方向の動きを
規制し、ロック状態となる。
は、円錐状の凹部917を被係合部として設けてあり、
係合部である円錘状の凸部918を被係合である凹部9
17に係合(ロック)する(矢印919方向)。これに
より、レンズ保持枠901のピッチ,ヨー方向の動きを
規制し、ロック状態となる。
【0019】ロックを解除する際は、円錘状の凸部91
8が矢印919と反対の矢印920方向に動かされ、被
係合部である円錘状凹部917より離れ、補正レンズと
一体のレンズ保持枠901は光軸と直交する面内を自在
に駆動可能なロック解除状態となる。
8が矢印919と反対の矢印920方向に動かされ、被
係合部である円錘状凹部917より離れ、補正レンズと
一体のレンズ保持枠901は光軸と直交する面内を自在
に駆動可能なロック解除状態となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
像振れ補正装置においては、振れの検知は振れセンサの
みを利用して行っている為、以下のような問題点を有し
ていた。
像振れ補正装置においては、振れの検知は振れセンサの
みを利用して行っている為、以下のような問題点を有し
ていた。
【0021】第1に、カメラの振れを検出する振れセン
サとして、温度や湿度などの周囲の環境条件によって特
性が変わってしまうセンサを用いると、振れ補正に悪影
響を及ぼしてしまう。例えば、圧電素子を構成要素とす
る振れセンサを用いた場合、圧電素子という材料は温
度、湿度などの条件により特性が変化してしまうのでセ
ンサ感度が変化してしまい、振れ量と補正量の対応がず
れ、いくら補正系が振れ検出センサの出力に応じて正確
に振れ補正していても、実際の画像にはセンサ感度が変
化しただけ振れが残ってしまうのである。
サとして、温度や湿度などの周囲の環境条件によって特
性が変わってしまうセンサを用いると、振れ補正に悪影
響を及ぼしてしまう。例えば、圧電素子を構成要素とす
る振れセンサを用いた場合、圧電素子という材料は温
度、湿度などの条件により特性が変化してしまうのでセ
ンサ感度が変化してしまい、振れ量と補正量の対応がず
れ、いくら補正系が振れ検出センサの出力に応じて正確
に振れ補正していても、実際の画像にはセンサ感度が変
化しただけ振れが残ってしまうのである。
【0022】第2に、像振れ補正装置が何らかの原因で
故障した場合、振れセンサのみではそのことを完全に検
知するのが困難である。
故障した場合、振れセンサのみではそのことを完全に検
知するのが困難である。
【0023】第3に、振れセンサのみでは、像振れ補正
装置による撮影画像の定量的な振れの低減効果を撮影者
に報知することはできず、振れ低減効果は撮影者の主観
に任せるしかなかった。
装置による撮影画像の定量的な振れの低減効果を撮影者
に報知することはできず、振れ低減効果は撮影者の主観
に任せるしかなかった。
【0024】(発明の目的)本発明の第1の目的は、機
械的振れ検出手段として、周辺の環境条件によってその
特性が変化するものを用いたとしても、その時の使用環
境に左右されることなく、常に適正な像振れ補正を行う
ことのできる像振れ補正装置を提供することである。
械的振れ検出手段として、周辺の環境条件によってその
特性が変化するものを用いたとしても、その時の使用環
境に左右されることなく、常に適正な像振れ補正を行う
ことのできる像振れ補正装置を提供することである。
【0025】本発明の第2の目的は、像振れ補正手段の
故障を確実に検知し、これを知らしめることのできる像
振れ補正装置を提供することである。
故障を確実に検知し、これを知らしめることのできる像
振れ補正装置を提供することである。
【0026】本発明の第3の目的は、像振れ補正の低減
効果を撮影者に知らしめることのできる像振れ補正装置
を提供することである。
効果を撮影者に知らしめることのできる像振れ補正装置
を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、カメラの機械
的振れを検出する機械的振れ検出手段と、撮影画像の振
れを検出する画像振れ検出手段と、機械的振れ検出手段
からの出力に基づいて像振れを補正する像振れ補正手段
の動作中に、前記画像振れ検出手段の出力が所定の値よ
り大きいことを検知した場合には、この像振れ補正手段
の特性を変更する像振れ補正特性変更手段とを備え、画
像振れ検出手段の出力が所定の値より大きくなるような
場合には、像振れ補正手段の特性を変更するようにして
いる。
的振れを検出する機械的振れ検出手段と、撮影画像の振
れを検出する画像振れ検出手段と、機械的振れ検出手段
からの出力に基づいて像振れを補正する像振れ補正手段
の動作中に、前記画像振れ検出手段の出力が所定の値よ
り大きいことを検知した場合には、この像振れ補正手段
の特性を変更する像振れ補正特性変更手段とを備え、画
像振れ検出手段の出力が所定の値より大きくなるような
場合には、像振れ補正手段の特性を変更するようにして
いる。
【0028】また、機械的振れ検出手段と画像振れ検出
手段それぞれの出力を比較演算する比較演算手段と、像
振れ補正手段の動作中に、前記比較演算手段にてそれぞ
れの出力が一定時間、同一レベル、もしくは画像振れ検
出手段の方が大きい値であることが算出されている場合
には、前記像振れ補正手段が正常でないと判別して該手
段の動作を停止する動作停止手段と、該動作停止手段に
て像振れ補正手段の動作が停止された場合には、故障で
あることを報知する報知手段とを備え、機械的振れ検出
手段の出力と画像振れ検出手段の出力を比較することで
像振れ補正手段の動作が正常であるか否かを判別し、正
常でない場合には、像振れ補正動作を停止すると共にこ
の事を撮影者に報知するようにしている。
手段それぞれの出力を比較演算する比較演算手段と、像
振れ補正手段の動作中に、前記比較演算手段にてそれぞ
れの出力が一定時間、同一レベル、もしくは画像振れ検
出手段の方が大きい値であることが算出されている場合
には、前記像振れ補正手段が正常でないと判別して該手
段の動作を停止する動作停止手段と、該動作停止手段に
て像振れ補正手段の動作が停止された場合には、故障で
あることを報知する報知手段とを備え、機械的振れ検出
手段の出力と画像振れ検出手段の出力を比較することで
像振れ補正手段の動作が正常であるか否かを判別し、正
常でない場合には、像振れ補正動作を停止すると共にこ
の事を撮影者に報知するようにしている。
【0029】また、像振れ補正手段の動作中に、機械的
振れ検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力より像
振れ補正の状態を判別する像振れ補正状態判別手段と、
該像振れ補正状態判別手段の判別結果を表示する表示手
段とを備え、機械的振れ検出手段の出力と画像振れ検出
手段の出力より、例えば像振れ抑制率を算出し、これを
像振れ補正の状態として表示するようにしている。
振れ検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力より像
振れ補正の状態を判別する像振れ補正状態判別手段と、
該像振れ補正状態判別手段の判別結果を表示する表示手
段とを備え、機械的振れ検出手段の出力と画像振れ検出
手段の出力より、例えば像振れ抑制率を算出し、これを
像振れ補正の状態として表示するようにしている。
【0030】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0031】図1は本発明の第1の実施例に係る図であ
り、一眼レフのカメラ本体101に像振れ補正装置内蔵
の交換レンズ113が取り付けられた状態を示してい
る。
り、一眼レフのカメラ本体101に像振れ補正装置内蔵
の交換レンズ113が取り付けられた状態を示してい
る。
【0032】カメラ本体101内において、102はペ
ンタプリズム、103は一部の光線をフィルム面104
へ、残りをファインダ光学系へ反射させる固定された半
透過型のメインミラーである。105は測距及び画像振
れ検出を行うイメージセンサ106へ光を導く補助ミラ
ーであって、露光中はミラーボックス下面へ待避する。
107は接眼レンズ、108はシャッタユニットであ
る。
ンタプリズム、103は一部の光線をフィルム面104
へ、残りをファインダ光学系へ反射させる固定された半
透過型のメインミラーである。105は測距及び画像振
れ検出を行うイメージセンサ106へ光を導く補助ミラ
ーであって、露光中はミラーボックス下面へ待避する。
107は接眼レンズ、108はシャッタユニットであ
る。
【0033】また、交換レンズ113内において、10
9は像振れ補正装置の構成要素の一つであるカメラの振
れを検出する例えば圧電素子より成る機械的振れセン
サ、110は絞り、111は光束を手振れ量に応じて曲
げるための像振れ補正装置の構成要素の一つである振れ
補正レンズユニット、112は撮影レンズである。
9は像振れ補正装置の構成要素の一つであるカメラの振
れを検出する例えば圧電素子より成る機械的振れセン
サ、110は絞り、111は光束を手振れ量に応じて曲
げるための像振れ補正装置の構成要素の一つである振れ
補正レンズユニット、112は撮影レンズである。
【0034】図2は、上記カメラ本体101と像振れ補
正装置を内蔵した交換レンズ113を取り付けた状態時
におけるそれぞれの電気回路構成を示す図である。
正装置を内蔵した交換レンズ113を取り付けた状態時
におけるそれぞれの電気回路構成を示す図である。
【0035】図2において、201はカメラ本体101
側の電気系(以下、カメラ電気系と記す)211側から
通信用の接点209c(クロック信号用),209d
(カメラ本体→レンズ信号伝達用)を通じて通信を受
け、その指令値によって振れ補正系202,ズーム駆動
系203,フォーカス駆動系204,絞り駆動系205
の動作を行わせたり、振れ補正系202の制御を行った
りするレンズ用マイクロコンピュータ(以下、レンズマ
イコンと記す)である。
側の電気系(以下、カメラ電気系と記す)211側から
通信用の接点209c(クロック信号用),209d
(カメラ本体→レンズ信号伝達用)を通じて通信を受
け、その指令値によって振れ補正系202,ズーム駆動
系203,フォーカス駆動系204,絞り駆動系205
の動作を行わせたり、振れ補正系202の制御を行った
りするレンズ用マイクロコンピュータ(以下、レンズマ
イコンと記す)である。
【0036】前記振れ補正系202は、機械的振れを検
知する振れセンサ206(図1の109に相当)、該振
れセンサ206からの信号に基づいてフィードバック制
御を行う信号処理系207,該信号処理系207からの
制御信号によって実際の振れ補正動作を行う振れ補正駆
動系208から成る。
知する振れセンサ206(図1の109に相当)、該振
れセンサ206からの信号に基づいてフィードバック制
御を行う信号処理系207,該信号処理系207からの
制御信号によって実際の振れ補正動作を行う振れ補正駆
動系208から成る。
【0037】前記ズーム駆動系203は、レンズマイコ
ン201からの指令値によって、または図示されていな
いスイッチが撮影者によって押されると、レンズの焦点
距離を変更するようレンズ鏡筒を駆動する。また、前記
フォーカス駆動系204は、レンズマイコン201から
の指令値によって、焦点調節用のレンズを駆動してフォ
ーカシングを行う。又、前記絞り駆動系205は、レン
ズマイコン201からの指令値によって、絞りを設定さ
れた位置まで絞る、または開放状態に復帰させるという
動作を行う。
ン201からの指令値によって、または図示されていな
いスイッチが撮影者によって押されると、レンズの焦点
距離を変更するようレンズ鏡筒を駆動する。また、前記
フォーカス駆動系204は、レンズマイコン201から
の指令値によって、焦点調節用のレンズを駆動してフォ
ーカシングを行う。又、前記絞り駆動系205は、レン
ズマイコン201からの指令値によって、絞りを設定さ
れた位置まで絞る、または開放状態に復帰させるという
動作を行う。
【0038】また、前記レンズマイコン201は、レン
ズ内の状態(ズーム位置,フォーカス位置,絞り値の状
態など)や、レンズに関する情報(開放絞り値,焦点距
離,測距演算に必要なデータなど)を同じく通信用の接
点209e(レンズ→カメラ本体信号伝達用)よりカメ
ラ電気系211側に伝達することも行う。
ズ内の状態(ズーム位置,フォーカス位置,絞り値の状
態など)や、レンズに関する情報(開放絞り値,焦点距
離,測距演算に必要なデータなど)を同じく通信用の接
点209e(レンズ→カメラ本体信号伝達用)よりカメ
ラ電気系211側に伝達することも行う。
【0039】前記レンズマイコン201,振れ補正系2
02,ズーム駆動系203,フォーカス駆動系204,
絞り駆動系205によって、交換レンズ113側の電気
系(以下、レンズ電気系と記す)210が構成され、こ
のレンズ電気系210に対しては、マウント部Vdd接
点209a、GND接点209bを通じてカメラ本体1
01側の電源218から給電が行われる。
02,ズーム駆動系203,フォーカス駆動系204,
絞り駆動系205によって、交換レンズ113側の電気
系(以下、レンズ電気系と記す)210が構成され、こ
のレンズ電気系210に対しては、マウント部Vdd接
点209a、GND接点209bを通じてカメラ本体1
01側の電源218から給電が行われる。
【0040】カメラ本体101内には、カメラ電気系2
11として、測距部212,測光部213,シャッタ部
214,表示部215、その他の制御部216、及び、
これらの動作開始,停止などの管理、露出演算、測距演
算などを行うカメラ本体用マイクロコンピュータ(以
下、カメラマイコンと記す)217が内蔵されている。
これらカメラ電気系211に対しても、その電源は前記
電源218より供給される。
11として、測距部212,測光部213,シャッタ部
214,表示部215、その他の制御部216、及び、
これらの動作開始,停止などの管理、露出演算、測距演
算などを行うカメラ本体用マイクロコンピュータ(以
下、カメラマイコンと記す)217が内蔵されている。
これらカメラ電気系211に対しても、その電源は前記
電源218より供給される。
【0041】前記測距部212は、測距用と画像振れ検
出用とを兼ねるイメージセンサ219と信号処理系22
0から成る。
出用とを兼ねるイメージセンサ219と信号処理系22
0から成る。
【0042】また、221(SW1)は測光・測距を行
うスイッチで、222(SW2)はレリーズスイッチで
あり、これらは一般的には2段ストロークスイッチであ
って、レリーズボタンの第1ストロークでスイッチSW
1がONし、第2ストロークでスイッチSW2がONに
なるように構成されている。223(SWM)は露出モ
ード選択スイッチであり、モード変更の操作は該スイッ
チSWMのON,OFFで行ったり、このスイッチSW
Mと他の操作部材との同時操作により行う方法等があ
る。224(SWIS)は像振れ補正(以下、ISと記
す)動作を選択するためのスイッチであり、IS動作を
選択する場合はこのスイッチSWISをONにする。
うスイッチで、222(SW2)はレリーズスイッチで
あり、これらは一般的には2段ストロークスイッチであ
って、レリーズボタンの第1ストロークでスイッチSW
1がONし、第2ストロークでスイッチSW2がONに
なるように構成されている。223(SWM)は露出モ
ード選択スイッチであり、モード変更の操作は該スイッ
チSWMのON,OFFで行ったり、このスイッチSW
Mと他の操作部材との同時操作により行う方法等があ
る。224(SWIS)は像振れ補正(以下、ISと記
す)動作を選択するためのスイッチであり、IS動作を
選択する場合はこのスイッチSWISをONにする。
【0043】次に、動作について、図3及び図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、図3はカメラ本体
101側のカメラマイコン217の動作を、図4は交換
レンズ113側のレンズマイコン201の動作を、それ
ぞれ示したものである。
ーチャートを用いて説明する。なお、図3はカメラ本体
101側のカメラマイコン217の動作を、図4は交換
レンズ113側のレンズマイコン201の動作を、それ
ぞれ示したものである。
【0044】最初に、カメラ本体101側のカメラマイ
コン217の動作について、図3を用いて説明する。
コン217の動作について、図3を用いて説明する。
【0045】まず、ステップ1においてスイッチSW1
の状態を判別し、このスイッチSW1がONになれば、
ステップ2,3へ移行して測光動作,測距動作を行う。
の状態を判別し、このスイッチSW1がONになれば、
ステップ2,3へ移行して測光動作,測距動作を行う。
【0046】上記の測光動作は測光部213にて行われ
る。更に詳述すると、内部の測光用センサで被写体輝度
が検出され、これに基づいて測光演算回路にて測光情報
が算出される。そして、カメラマイコン217内のRA
Mへ記憶される。また、スイッチSW1は自動測距のト
リガースイッチも兼用しているので、カメラマイコン2
17の指示により測距部212にて測距動作が行われ
る。更に詳述すると、内部のイメージセンサ219が作
動し、公知の方法で測距演算回路220により測距演算
が行われ、測距情報(レンズ絞り出し量)が算出され
る。そして、この測距情報もカメラマイコン217のR
AMへ記憶される。
る。更に詳述すると、内部の測光用センサで被写体輝度
が検出され、これに基づいて測光演算回路にて測光情報
が算出される。そして、カメラマイコン217内のRA
Mへ記憶される。また、スイッチSW1は自動測距のト
リガースイッチも兼用しているので、カメラマイコン2
17の指示により測距部212にて測距動作が行われ
る。更に詳述すると、内部のイメージセンサ219が作
動し、公知の方法で測距演算回路220により測距演算
が行われ、測距情報(レンズ絞り出し量)が算出され
る。そして、この測距情報もカメラマイコン217のR
AMへ記憶される。
【0047】次のステップ4においては、RAM内に記
憶した測距情報及び測距情報をレンズマイコン201へ
送信する。これにより、交換レンズ113側では、測距
情報に基づいてフォーカス駆動系204が駆動され、不
図示の焦点調節用レンズが合焦位置へ駆動される。ま
た、測光情報は絞り制御に用いられる。
憶した測距情報及び測距情報をレンズマイコン201へ
送信する。これにより、交換レンズ113側では、測距
情報に基づいてフォーカス駆動系204が駆動され、不
図示の焦点調節用レンズが合焦位置へ駆動される。ま
た、測光情報は絞り制御に用いられる。
【0048】次のステップ5においては、レンズマイコ
ン201より合焦信号が送信されてきたか否かを判別
し、合焦信号が送信されてきたらステップ6へ移行す
る。また、合焦信号が送信されてこない場合にはステッ
プ1へ戻り、スイッチSW1がONであれば再度測光・
測距等の動作を繰り返す。
ン201より合焦信号が送信されてきたか否かを判別
し、合焦信号が送信されてきたらステップ6へ移行す
る。また、合焦信号が送信されてこない場合にはステッ
プ1へ戻り、スイッチSW1がONであれば再度測光・
測距等の動作を繰り返す。
【0049】ステップ6においては、スイッチSWIS
のON,OFF検知を行う。OFFであればステップ1
へ戻り、スイッチSW1がONであれば上記と同様の動
作を繰り返す。また、ONされていればステップ7へ移
行し、レンズマイコン201へIS動作を開始命令を送
信する。
のON,OFF検知を行う。OFFであればステップ1
へ戻り、スイッチSW1がONであれば上記と同様の動
作を繰り返す。また、ONされていればステップ7へ移
行し、レンズマイコン201へIS動作を開始命令を送
信する。
【0050】ステップ8においては、測距部212より
の信号に基づいて画像振れを検出する。更に詳述する
と、測距部212内のイメージセンサ219は画像振れ
を画面内において上下左右方向で検出できるように、例
えば十字形になっており、信号処理回路220によって
例えば1ms毎にサンプリングが行われ、この結果がカ
メラマイコン217へ送られる。すると、カメラマイコ
ン217は前回と今回の信号から現時点における画像振
れ量を算出することになる。
の信号に基づいて画像振れを検出する。更に詳述する
と、測距部212内のイメージセンサ219は画像振れ
を画面内において上下左右方向で検出できるように、例
えば十字形になっており、信号処理回路220によって
例えば1ms毎にサンプリングが行われ、この結果がカ
メラマイコン217へ送られる。すると、カメラマイコ
ン217は前回と今回の信号から現時点における画像振
れ量を算出することになる。
【0051】そして、次のステップ9において、画像振
れが許容値より大きいか否かを判別し、大きければステ
ップ10へ移行し、レンズマイコン201へセンサ感度
変更信号を送信する。また、前記ステップ9で許容値以
下であれば、ステップ6へ戻る。
れが許容値より大きいか否かを判別し、大きければステ
ップ10へ移行し、レンズマイコン201へセンサ感度
変更信号を送信する。また、前記ステップ9で許容値以
下であれば、ステップ6へ戻る。
【0052】次に、交換レンズ113側のレンズマイコ
ン201の動作について、図4を用いて説明する。
ン201の動作について、図4を用いて説明する。
【0053】ステップ11においてカメラマイコン21
7よりの測距情報(レンズ絞り出し量)を受信したら、
ステップ12へ移行し、ここでカメラマイコン217よ
り指示された駆動量に応じた量だけフォーカス駆動系2
04を介して不図示の焦点調節用レンズを移動させる。
つまり、合焦位置へ該レンズを移動させる。
7よりの測距情報(レンズ絞り出し量)を受信したら、
ステップ12へ移行し、ここでカメラマイコン217よ
り指示された駆動量に応じた量だけフォーカス駆動系2
04を介して不図示の焦点調節用レンズを移動させる。
つまり、合焦位置へ該レンズを移動させる。
【0054】次のステップ13においてカメラマイコン
217よりのIS動作開始命令を受信したら、ステップ
14へ移行し、ここで振れ補正レンズユニット111の
ロック会場(ISロック解除)を行い、次のステップ1
5で振れ補正系202を駆動してIS動作を行う。
217よりのIS動作開始命令を受信したら、ステップ
14へ移行し、ここで振れ補正レンズユニット111の
ロック会場(ISロック解除)を行い、次のステップ1
5で振れ補正系202を駆動してIS動作を行う。
【0055】上記のIS作動中にカメラマイコン217
よりのセンサ感度変更信号を受信したら(ステップ1
6)、割り込みが発生し、センサ感度を変更する(ステ
ップ17)。
よりのセンサ感度変更信号を受信したら(ステップ1
6)、割り込みが発生し、センサ感度を変更する(ステ
ップ17)。
【0056】ここで、センサ感度の変更についての一例
を図5を用いて説明する。
を図5を用いて説明する。
【0057】例えばセンサ感度が低下してくると、セン
サ出力は実際の振れよりある割合低下した出力となる。
そして、実際の振れ(図5のa参照)とセンサ出力(図
5のb参照)に相当する振れとの差が、イメージセンサ
106に出力(図5のc参照)される。したがって、振
れセンサ206の出力に a/b=(b+c)/b を乗じて、センサ感度を変更すれば、実際の振れにより
近い出力が得られる。
サ出力は実際の振れよりある割合低下した出力となる。
そして、実際の振れ(図5のa参照)とセンサ出力(図
5のb参照)に相当する振れとの差が、イメージセンサ
106に出力(図5のc参照)される。したがって、振
れセンサ206の出力に a/b=(b+c)/b を乗じて、センサ感度を変更すれば、実際の振れにより
近い出力が得られる。
【0058】このようにすれば、温度などによって変化
したセンサ感度を補正することができ、正確な像振れ補
正が可能となる。
したセンサ感度を補正することができ、正確な像振れ補
正が可能となる。
【0059】上記ステップ13においてIS動作開始命
令を受信しくなると、ステップ18へ移行し、ここでI
S動作を停止し、次のステップ19において振れ補正レ
ンズユニット111のロック(ISロック)を行う。
令を受信しくなると、ステップ18へ移行し、ここでI
S動作を停止し、次のステップ19において振れ補正レ
ンズユニット111のロック(ISロック)を行う。
【0060】上記の図1では、測距用と画像振れ検出用
であるイメージセンサ106をカメラ底部に配置してい
たが、図6に示す様に、ファインダ光学系内に設置して
もよい。
であるイメージセンサ106をカメラ底部に配置してい
たが、図6に示す様に、ファインダ光学系内に設置して
もよい。
【0061】この様な構成にすれば、図1における補助
ミラー105やその駆動系を不要とすることができるの
で、カメラを小型化することができる。なお、動作につ
いては同様であるので、その説明は省略する。
ミラー105やその駆動系を不要とすることができるの
で、カメラを小型化することができる。なお、動作につ
いては同様であるので、その説明は省略する。
【0062】また、上記の図1ではイメージセンサ10
6を画像振れセンサに兼用する様にしていたが、図7に
示す様に、これを別々に構成するようにしてもよい。
6を画像振れセンサに兼用する様にしていたが、図7に
示す様に、これを別々に構成するようにしてもよい。
【0063】図7において、115は画像振れセンサで
あるイメージセンサ、116は測距用センサである。こ
の様な構成にしても、前記と同様の効果が得られる。
あるイメージセンサ、116は測距用センサである。こ
の様な構成にしても、前記と同様の効果が得られる。
【0064】(第2の実施例)図8は本発明の第2の実
施例に係るブロック線図であり、像振れ補正装置を含む
カメラの構成は第1の実施例と同様である。
施例に係るブロック線図であり、像振れ補正装置を含む
カメラの構成は第1の実施例と同様である。
【0065】図8において、図中のAは振れセンサ10
9の出力であり、Bは補正エラーである画像振れ、つま
り画像振れ検出用として用いられている場合のイメージ
センサ106の出力である。Cは比較演算後の出力であ
り、この例では振れセンサ出力Aとイメージセンサ出力
Bの差出力である。そして、この出力Cによって故障の
判別を行う。
9の出力であり、Bは補正エラーである画像振れ、つま
り画像振れ検出用として用いられている場合のイメージ
センサ106の出力である。Cは比較演算後の出力であ
り、この例では振れセンサ出力Aとイメージセンサ出力
Bの差出力である。そして、この出力Cによって故障の
判別を行う。
【0066】次に、この動作を、図9のフローチャート
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0067】ステップ21においてスイッチSWISの
ONを検知すると、ステップ22へ移行し、ここでIS
動作を開始する。そして、次のステップ23において振
れセンサ出力Aを検出してステップ24へ進み、イメー
ジセンサ出力Bを検出する。次のステップ25において
は、これら出力の差(振れセンサ出力A−イメージセン
サ出力B)をとり、これを出力Cとする。
ONを検知すると、ステップ22へ移行し、ここでIS
動作を開始する。そして、次のステップ23において振
れセンサ出力Aを検出してステップ24へ進み、イメー
ジセンサ出力Bを検出する。次のステップ25において
は、これら出力の差(振れセンサ出力A−イメージセン
サ出力B)をとり、これを出力Cとする。
【0068】次のステップ25においては「C>0」な
る判別を行い、この結果「C>0」、つまり画像の振れ
よりカメラの振れが大きいときは、振れ補正系が正常に
動作していると判別してステップ27へ移行し、ここで
タイマを「0」にリセットしてステップ21へ戻る。ま
た、上記ステップ25において「C>0」でないと判別
した場合、つまり画像の振れがカメラの振れより大きい
場合は、振れ補正系が正常に動作していない可能性があ
るとしてステップ28へ移行する。
る判別を行い、この結果「C>0」、つまり画像の振れ
よりカメラの振れが大きいときは、振れ補正系が正常に
動作していると判別してステップ27へ移行し、ここで
タイマを「0」にリセットしてステップ21へ戻る。ま
た、上記ステップ25において「C>0」でないと判別
した場合、つまり画像の振れがカメラの振れより大きい
場合は、振れ補正系が正常に動作していない可能性があ
るとしてステップ28へ移行する。
【0069】ステップ28においては、タイマの値があ
る一定時間(T)に達したか否かを調べ、達していない
間はステップ21へ戻る。ここで、ある一定時間「C≦
0」の関係にあることの様子をみるのは、たまたま振れ
センサ出力A=0(この時イメージセンサ出力Bも0)
となったときや、振れ補正系の位相遅れなども考慮する
ためである。
る一定時間(T)に達したか否かを調べ、達していない
間はステップ21へ戻る。ここで、ある一定時間「C≦
0」の関係にあることの様子をみるのは、たまたま振れ
センサ出力A=0(この時イメージセンサ出力Bも0)
となったときや、振れ補正系の位相遅れなども考慮する
ためである。
【0070】ある一定時間(T)「C≦0」にあればス
テップ28からステップ29へ移行し、ここで「C=
0」の判別を行う。そして「C=0」であれば、振れ補
正系の故障と判断し、ステップ31へ移行して振れ補正
系の故障警告を行う。また、「C<0」であれば、振れ
センサの故障と判断し、ステップ30へ移行して振れセ
ンサの故障警告を行う。そして何れの場合もその後はス
テップ32へ進み、ここでIS動作を停止し、次のステ
ップ33でISロックをかける。
テップ28からステップ29へ移行し、ここで「C=
0」の判別を行う。そして「C=0」であれば、振れ補
正系の故障と判断し、ステップ31へ移行して振れ補正
系の故障警告を行う。また、「C<0」であれば、振れ
センサの故障と判断し、ステップ30へ移行して振れセ
ンサの故障警告を行う。そして何れの場合もその後はス
テップ32へ進み、ここでIS動作を停止し、次のステ
ップ33でISロックをかける。
【0071】このようにすれば、単なる故障の検知では
なく、どこが故障したものかもわかる。
なく、どこが故障したものかもわかる。
【0072】また、比較演算手段として減算を用いた
が、除算を用いても同様の効果が得られる。なお、この
比較演算の方法については、後述の第3の実施例におい
て説明するので、ここではその詳細は省略する。
が、除算を用いても同様の効果が得られる。なお、この
比較演算の方法については、後述の第3の実施例におい
て説明するので、ここではその詳細は省略する。
【0073】(第3の実施例)図10は本発明の第3の
実施例に係るカメラの要部構成を示す図であり、この実
施例では画像振れの低減効果を知らしめる為に、電子ビ
ューファインダ(EVF)121を用いるようにしてい
る。
実施例に係るカメラの要部構成を示す図であり、この実
施例では画像振れの低減効果を知らしめる為に、電子ビ
ューファインダ(EVF)121を用いるようにしてい
る。
【0074】動作としては、上記第2の実施例での減算
による比較演算を、以下のように除算にて行い、像振れ
補正効果を求めるようにしている。
による比較演算を、以下のように除算にて行い、像振れ
補正効果を求めるようにしている。
【0075】(イメージセンサ出力B)/(振れセンサ
出力A)=(像振れ抑制率) そして、これをEVF121に表示し、撮影者に像振れ
補正効果を知らせるようにしている。なお、この表示方
法としては、像振れ抑制率で表示したり、像振れが何分
の1になったか分数表示したり、シャッタ秒時にすると
どの位の効果があるのかを表示するなどが考えられる。
出力A)=(像振れ抑制率) そして、これをEVF121に表示し、撮影者に像振れ
補正効果を知らせるようにしている。なお、この表示方
法としては、像振れ抑制率で表示したり、像振れが何分
の1になったか分数表示したり、シャッタ秒時にすると
どの位の効果があるのかを表示するなどが考えられる。
【0076】ここでは比較演算手段として除算を行う手
段を想定しているが、これに限られるわけではない。ま
た、EVF121ではなく、通常のファインダ内に表示
してもよい。
段を想定しているが、これに限られるわけではない。ま
た、EVF121ではなく、通常のファインダ内に表示
してもよい。
【0077】本実施例によれば、カメラの振れを検知す
る振れセンサとして温度や湿度などの周囲の環境条件に
よって特性が変わってしまうセンサ、例えば、圧電素子
を構成要素とする振れセンサを用いても、画像振れ検出
手段であるイメージセンサ109の出力に応じて像振れ
補正装置の特性を変更(振れセンサの感度を変更)する
ようにしている為、センサ感度が変わったことによる振
れ補正不足を補うことができる。
る振れセンサとして温度や湿度などの周囲の環境条件に
よって特性が変わってしまうセンサ、例えば、圧電素子
を構成要素とする振れセンサを用いても、画像振れ検出
手段であるイメージセンサ109の出力に応じて像振れ
補正装置の特性を変更(振れセンサの感度を変更)する
ようにしている為、センサ感度が変わったことによる振
れ補正不足を補うことができる。
【0078】また、振れセンサと画像振れセンサの各出
力を比較演算し、これに基づいて像振れ補正装置の故障
を検知するようにしている為、容易にその故障を検知す
ることができる。
力を比較演算し、これに基づいて像振れ補正装置の故障
を検知するようにしている為、容易にその故障を検知す
ることができる。
【0079】また、振れセンサと画像振れセンサの各出
力より、例えば像振れ抑制率を求め、これに相当する表
示を行うようにしているため、画像振れの低減効果を容
易に知ることが可能となる。
力より、例えば像振れ抑制率を求め、これに相当する表
示を行うようにしているため、画像振れの低減効果を容
易に知ることが可能となる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機械的振れ検出手段からの出力に基づいて像振れを補正
する像振れ補正手段の動作中に、画像振れ検出手段の出
力が所定の値より大きいことを検知した場合には、この
像振れ補正手段の特性を変更する像振れ補正特性変更手
段を備え、画像振れ検出手段の出力が所定の値より大き
くなるような場合には、像振れ補正手段の特性を変更す
るようにしている。
機械的振れ検出手段からの出力に基づいて像振れを補正
する像振れ補正手段の動作中に、画像振れ検出手段の出
力が所定の値より大きいことを検知した場合には、この
像振れ補正手段の特性を変更する像振れ補正特性変更手
段を備え、画像振れ検出手段の出力が所定の値より大き
くなるような場合には、像振れ補正手段の特性を変更す
るようにしている。
【0081】よって、機械的振れ検出手段として、周辺
の環境条件によってその特性が変化するものを用いたと
しても、その時の使用環境に左右されることなく、常に
適正な像振れ補正を行うことができる。
の環境条件によってその特性が変化するものを用いたと
しても、その時の使用環境に左右されることなく、常に
適正な像振れ補正を行うことができる。
【0082】また、像振れ補正手段の動作中に、機械的
振れ検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力を比較
演算する比較演算手段にて、それぞれの出力が一定時
間、同一レベル、もしくは画像振れ検出手段の方が大き
い値であることが算出されている場合には、像振れ補正
手段が正常でないと判別して該手段の動作を停止する動
作停止手段と、該動作停止手段にて像振れ補正手段の動
作が停止された場合には、故障であることを報知する報
知手段とを備え、機械的振れ検出手段の出力と画像振れ
検出手段の出力を比較することで像振れ補正手段の動作
が正常であるか否かを判別し、正常でない場合には、像
振れ補正動作を停止すると共にこの事を撮影者に報知す
るようにしている。
振れ検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力を比較
演算する比較演算手段にて、それぞれの出力が一定時
間、同一レベル、もしくは画像振れ検出手段の方が大き
い値であることが算出されている場合には、像振れ補正
手段が正常でないと判別して該手段の動作を停止する動
作停止手段と、該動作停止手段にて像振れ補正手段の動
作が停止された場合には、故障であることを報知する報
知手段とを備え、機械的振れ検出手段の出力と画像振れ
検出手段の出力を比較することで像振れ補正手段の動作
が正常であるか否かを判別し、正常でない場合には、像
振れ補正動作を停止すると共にこの事を撮影者に報知す
るようにしている。
【0083】よって、像振れ補正手段の故障を確実に検
知し、これを知らしめることが可能となる。
知し、これを知らしめることが可能となる。
【0084】また、像振れ補正手段の動作中に、機械的
振れ検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力より像
振れ補正の状態を判別する像振れ補正状態判別手段と、
該像振れ補正状態判別手段の判別結果を表示する表示手
段とを備え、機械的振れ検出手段の出力と画像振れ検出
手段の出力より、例えば像振れ抑制率を算出し、これを
像振れ補正の状態として表示するようにしている。
振れ検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力より像
振れ補正の状態を判別する像振れ補正状態判別手段と、
該像振れ補正状態判別手段の判別結果を表示する表示手
段とを備え、機械的振れ検出手段の出力と画像振れ検出
手段の出力より、例えば像振れ抑制率を算出し、これを
像振れ補正の状態として表示するようにしている。
【0085】よって、像振れ補正の低減効果を撮影者に
知らしめることが可能となる。
知らしめることが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るカメラの要部構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図1のカメラの本体側及び交換レンズ側の回路
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】図2のカメラマイコンでの動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】図2のレンズマイコンでの動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】センサ感度の変更の一例を説明するための図で
ある。
ある。
【図6】図1のカメラの第1の変形例を示す図である。
【図7】図1のカメラの第2の変形例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係るブロック線図であ
る。
る。
【図9】本発明の第2の実施例に係る部分の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例に係るカメラの要部構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図11】一般的な像振れ補正装置の機械的及び電気的
構成を示す機構図である。
構成を示す機構図である。
106 イメージセンサ 109 振れセンサ 111 振れ補正レンズユニット 201 レンズマイコン 202 振れ補正系 206 振れセンサ 207 信号処理系 208 振れ補正駆動系 217 カメラマイコン
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラの機械的振れを検出する機械的振
れ検出手段と、撮影画像の振れを検出する画像振れ検出
手段と、前記機械的振れ検出手段からの出力に基づいて
像振れを補正する像振れ補正手段と、該像振れ補正手段
の動作中に、前記画像振れ検出手段の出力が所定の値よ
り大きいことを検知した場合には、この像振れ補正手段
の特性を変更する像振れ補正特性変更手段とを備えた像
振れ補正装置。 - 【請求項2】 機械的振れ検出手段と画像振れ検出手段
それぞれの出力を比較演算する比較演算手段と、像振れ
補正手段の動作中に、前記比較演算手段にてそれぞれの
出力が一定時間、同一レベル、もしくは画像振れ検出手
段の方が大きい値であることが算出されている場合に
は、前記像振れ補正手段が正常でないと判別して該手段
の動作を停止する動作停止手段と、該動作停止手段にて
像振れ補正手段の動作が停止された場合には、故障であ
ることを報知する報知手段とを具備したことを特徴とす
る請求項1記載の像振れ補正装置。 - 【請求項3】 像振れ補正手段の動作中に、機械的振れ
検出手段と画像振れ検出手段それぞれの出力より像振れ
補正の状態を判別する像振れ補正状態判別手段と、該像
振れ補正状態判別手段の判別結果を表示する表示手段と
を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の像振
れ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9051593A JPH06281989A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 像振れ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9051593A JPH06281989A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 像振れ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281989A true JPH06281989A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=14000601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9051593A Pending JPH06281989A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 像振れ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06281989A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002055373A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-20 | Nikon Corp | 振れセンサの故障判定装置、並びに、これを備えたカメラシステムおよび交換レンズ |
JP2009042332A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Canon Inc | 振れ補正機能付き撮影装置 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9051593A patent/JPH06281989A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002055373A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-20 | Nikon Corp | 振れセンサの故障判定装置、並びに、これを備えたカメラシステムおよび交換レンズ |
JP2009042332A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Canon Inc | 振れ補正機能付き撮影装置 |
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