JPH06281918A - プラズマ・アドレス指定構体 - Google Patents

プラズマ・アドレス指定構体

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JPH06281918A
JPH06281918A JP5226541A JP22654193A JPH06281918A JP H06281918 A JPH06281918 A JP H06281918A JP 5226541 A JP5226541 A JP 5226541A JP 22654193 A JP22654193 A JP 22654193A JP H06281918 A JPH06281918 A JP H06281918A
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groove
electrodes
gas
electrode
grooves
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ポール・シー・マーティン
Esu Buzatsuku Toomasu
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133374Constructional arrangements; Manufacturing methods for displaying permanent signs or marks

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 溝は底面にデータ・ストローブ電極と、デー
タ・ストローブ電極より幅の広い基準電極を有する。溝
内にはイオン化可能なガスが充填され、ストローブ電極
にストローブ・パルスを選択的に供給することで、溝内
のイオン化可能なガスがイオン化され、溝を覆うように
形成されたデータ素子と基準電極とを電気的に接続す
る。 【効果】 基準電極の幅が広げられているので、溝内に
充填されたイオン化可能なガスのイオン化が容易で、溝
の深さを浅くすることができ、生産性が高く、視野角の
広いプラズマ・アドレス指定構体を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝内に含まれるガスを
選択的にイオン化してデータ素子をアドレス指定するア
ノード及びカソードを有するプラズマ・アドレス指定構
体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プラズ
マ・アドレス指定構体は、データ記憶素子、ビデオカメ
ラ及びフラット・パネル液晶表示装置等を含む、色々な
応用装置に用いられる。そのようなアドレス指定構体の
1つが、米国特許第4,896,149号(イオン化可
能なガス媒体を用いたアドレス指定構体)に開示されて
いる。このアドレス指定構体の実施例は、表示スクリー
ンを横切って延びる複数の平行な溝の中に充填されてい
るイオン化可能なガスを開示している。その各々の溝の
内のガスが選択的にイオン化され、溝に沿って並べられ
た表示素子(データ素子)の行をアドレス指定する。ガ
スは、溝の長手方向に沿って延びている基準電位電極す
なわちアノード及び、データ・ストローブ電極すなわち
カソードを有するガス・イオン化構体によりイオン化さ
れる。
【0003】溝内のガスがイオン化されている間、溝の
配列と直交して並んでいる複数のデータ・ライン上のア
ドレス指定された表示素子にデータ信号が伝送される。
液晶材料はデータ信号に応答して表示画像を形成する。
【0004】図3は従来のアドレス指定構体の部分断面
立体図である。ガラス基板10内には、イオン化可能な
ガスを収容するための複数の平行な溝12が形成され
る。各々の溝12は、一般に半円状の断面形状、及び基
板10の上面16から測定した深さ14を有する。隣合
った溝12は、複数の支持構体22を形成する側壁20
により隔てられる。上面16は液晶材料及び他の構成部
品(図示せず)を支持する。
【0005】ストローブ行電極すなわちカソード30及
び接地基準電位電極すなわちアノード32は、各々の溝
12の底面34上に配置される。カソード30及びアノ
ード32は比較的薄くて細長い金属であり、底面34の
約35%より小さい範囲、又は溝12内の内面の約25
%を覆っている。各々のカソード30は、対応するデー
タ・ストローブ回路38の増幅器から行ストローブ信号
を受け、溝12内に含まれるガスを選択的にイオン化す
る。
【0006】溝12は約0.152mmの比較的大きな
深さ14を有し、それは溝12の幅40の約1/3であ
る。カソード30及びアノード32以外の溝12の全て
の内面は非導電性であり、ガスのイオン化を抑える傾向
がある。しかし、溝12の比較的大きな深さ14がそれ
に応じた多量のガスを収容するので、非導電性の内面に
よるイオン化を抑える傾向を克服する。具体的には、ガ
スの量は溝寸法の3乗として増加し、溝の内面の面積は
溝寸法の2乗として増加する。故に、溝寸法の増加によ
る溝の内面の面積の増加は、ガスの量の増加より小さい
ので、溝の内面によってイオン化が抑えられる効果を多
量のガスが克服する傾向にある。
【0007】溝12の深さ14を深くすると、基板10
を許容可能な歩留まりで製造することが比較的に難し
い。さらに、半円状断面の深い溝12は、比較的広い底
部42を有する支持構体22を形成する。表示システム
において、このような支持構体22は、表示スクリーン
上に形成された画像ラインの間に比較的幅の広い黒い帯
を形成してしまう。また、表示画像を見ることのできる
視野角も減少してしまう。
【0008】よって本発明の目的は、ガスが充填された
溝が比較的浅くても、溝内に含まれたイオン化可能なガ
スのイオン化が容易で、生産性が良く、広い視野角を持
ったプラズマ・アドレス指定構体を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】プラズマ・アド
レス指定構体は、表示スクリーンを横切って延びている
複数の平行な溝内に封入されたイオン化可能なガスを有
している。各々の溝内のガスを選択的にイオン化して溝
と共に並べられた表示素子をアドレス指定する。
【0010】ガスは、基準電極すなわちアノード及び、
データ・ストローブ電極すなわちカソードを有するイオ
ン化構体によってイオン化される。カソード及びアノー
ドは各溝に沿って延びていて、カソードに伝えられる信
号に従ってガスのイオン化を選択的に果たす。
【0011】各々の溝は、表示スクリーンの視野角特性
及び生産性を向上する浅い溝を有する。各々の溝内のア
ノードは、溝の長さ方向に対し直角な方向に広げられた
幅を有し、それにより、溝内に含まれるガスのイオン化
を容易にする比較的大きな導電面領域を溝に与える。大
きな導電面はアノードの広げられた幅により得られ、浅
い溝のガスイオン化特性を抑える働きを減少する。
【0012】
【実施例】図2はフラット・パネル液晶表示システム5
0を示す図である。フラット・パネル液晶表示システム
50は、表示面54を有する表示パネル52として機能
するアドレス指定構体を有する。公称同一のデータ蓄積
又は表示素子56の長方形平面配列は、垂直方向には5
8a及び水平方向58bに所定の間隔で互いに離間され
ている。
【0013】配列内の各々の表示素子56は、垂直列に
配列された薄く細い電極60と、水平行に配列された溝
62aとの重なった部分を表している。(電極60を以
下列電極と呼ぶ。)各々の溝62aと整列された表示素
子56の行は、表示データの1ラインを表す。
【0014】図1は本発明のアドレス指定構体の部分断
面立体図である。図2及び図1を共に参照すると、列電
極60及び溝62aの幅は長方形である表示素子56の
寸法を決定する。後述するように、列電極60は、非導
電性で光透過性の第1基板64の主面に被着され、溝6
2aは非導電性で光透過性の第2基板66の主面に形成
される。
【0015】ネマチック液晶のような電気光学材料層6
8は、第1基板64及び第2基板66の間に挟み込まれ
る。直視型又は投射型の反射型表示装置のようなシステ
ムでは、いずれか一方の基板が光透過性であればよいこ
とは当業者には理解されるであろう。
【0016】列電極60は、データ・ドライバすなわち
駆動手段72の複数の増幅器70の各々によって、平行
出力導体70’に発生されたアナログ電圧のデータ駆動
信号を受け、溝62aは、ストローブ回路すなわちスト
ローブ手段76の複数の増幅器74の各々によって、平
行出力導体74’に発生された電圧パルスのデータ・ス
トローブ信号を受ける。表示面54の略全ての領域に画
像を合成するために、表示システム50は、表示パネル
52の表示素子56の全ての列が行走査形式で行毎にア
ドレス指定されるようデータ・ドライバ72及びストロ
ーブ回路76の機能を調整する走査制御回路80を用い
る。
【0017】表示パネル52は、電気光学材料層68
と、ガラス、雲母又はプラスチックのような薄い誘電体
材料層96とによって隔てられた、通常は平行な電極構
体90及び92aを含んでいる。電極構体90は第1基
板64を備え、これの上に酸化インジウム錫の膜による
列電極60が、内面上に設けられている。これらは光学
的に透明であり、ストリップ・パターンを形成してい
る。隣接する列電極60は、間隔102だけ離間され、
この間隔により行上の隣接する表示素子56間の水平間
隔が決まる。
【0018】電極構体92aは、第2基板66を備え、
その内面104には列電極60と直交して並べられた複
数の溝62aが形成されている。溝62aは、上面10
4を光化学エッチングして、図1に示すような半円形状
断面に形成する。図4、図5及び図6は、本発明による
アドレス指定構体の溝形状の他の実施例である。溝62
bは、上面104を光化学エッチングして半楕円断面形
状に形成する。溝62c及び溝62dは、細長いグラス
ファイバ106を内面に接着することで、グラスファイ
バ106間に形成される。図4、図5および図6では、
類似した構造部分には同一の参照番号を符し、夫々の番
号の後ろにはa、b、c及びdを付けている。本実施例
では説明の簡略化のために、溝62aを引用して説明す
る。
【0019】溝62aは、その長手方向に沿って1対の
側壁110a及び、底面116a上に設けられた1対の
電極112a及び114aを有する。側壁110aは底
面116aから延びて、半円形状で深さ118aの溝6
2aを形成する。隣合う溝62a間の側壁110aは、
誘電体材料層96を支持する上面104を有する複数の
支持構体120aを形成する。隣接する溝62aは、各
支持構体120aの頂部の幅124aだけ相互に離間さ
れている。頂部の幅124aは、隣接した表示素子60
の列方向の間隔を決定する。列電極60及び溝62aの
重なった領域が、表示素子56の寸法を決定し、それは
図1において点線で囲まれた部分である。
【0020】溝62aの電極112aは本発明に従った
広げられた幅130aを持ち、それらは図に示されるよ
うに接地電位に固定できる共通の基準電位に接続され
る。溝62aの電極114aは、データ・ストローブ回
路76の各々異なった増幅器74(図1では3つのみを
示す。)に接続される。(以下、電極112a及び11
4aは、夫々基準電極112a及び行電極114aと呼
ぶ。)基準電極112a及び行電極114aは、夫々基
準電位及びデータ・ストローブ回路の出力74’に、好
適には表示パネルの対向した側部で接続される。
【0021】各々の溝62aは、イオン化可能なガスで
満たされる。好適なガスの1つとしてヘリウムがある。
溝62aと位置合わせされた表示素子56をアドレス指
定するには溝62aと共に並べられ、溝62a内のガス
は、ガスをイオン化する構造、すなわちアノードとして
動作している基準電極112a及びカソードとして動作
している行電極114aを含む配列132aによって選
択的にイオン化される。
【0022】基準電極112aの広げられた幅130a
は、各々の溝62aに比較的大きな導電面領域を与え、
それが溝62aに含まれるガスのイオン化を容易にす
る。大きな導電面領域は、基準電極112aの広げられ
た幅130aにより与えられ、側壁110a及び誘電体
材料層96の非導電性によるガスのイオン化を抑制する
働きを抑え、故にガスのイオン化が保たれる。
【0023】広げられた幅130aを有する基準電極1
12a及び行電極114aは、底面116aの少なくと
も70%の部分を覆い、それによって溝62aの内面
(誘電体材料層96の面を含む)の約35%を覆う。こ
の比較的大きな導電面は比較的少量のガスのイオン化を
保つようにする。従って、各々の溝62aは、約0.0
5mmから0.10mmの比較的浅い深さに形成され、
溝62aの形成を容易にすると共に、広い視野角を与え
る。
【0024】図5及び図6は、夫々1つ及び2つのチャ
ンネル内に形成された基準電極112c及び112dを
示している。基準電極112cをユニチャンネル電極と
呼び、電極112dをバイチャンネル電極と呼ぶ。基準
電極112cは、各々の溝内に、別々の基準電極が含ま
れるという点で、電極112a及び112bに類似して
いる。基準電極112dは、ファイバー106が内面1
04に接着される前に設けられる。結果として、溝62
dでは、溝62a、62b及び62cが必要とする基準
電極の半数を形成すればよい。図6に示すように、行電
極114dは、バイチャンネル電極として形成してもよ
い。
【0025】表示装置又はメモリ・システムの正しい動
作を確実するには、溝内に含まれるガスに不必要なイオ
ン化状態が発生しないようにすることが重要である。電
極構体100における、選択されていない溝内に含まれ
るガスの不必要なイオン化を防ぐには、次の3つの条件
を満たさなければならない。
【0026】第1には、どの溝のガスも、走査シーケン
スにおける適当な期間のみイオン化できることである。
この条件に関係するのは、溝電極上の不適当な電圧の存
在によって選択されていない溝内のガスがイオン化する
のを防ぐことのみではなく、選択されていない溝におけ
る蓄積されたチャージによる不要なイオン化を防ぐこと
も関係する。
【0027】第2には、全ての電極に関連して、各々の
溝電極に印加される電極駆動信号のデューティーサイク
ルは小さく、駆動される全ての電極に関して略一定でな
ければならず、電極駆動信号は溝内のガスのイオン化の
終了で接地電位に戻るのが望ましい。デューティーサイ
クルを小さくする理由は、略一定のデューティーサイク
ルの電極駆動信号電圧が溝電極に加えられると、溝電極
が液晶素材に容量性結合するので両端に電圧が蓄積され
る。故に駆動信号が長いデューティーサイクルである
と、蓄積された電圧でクロストークを生じる。重なって
いる、すなわち「浮いている」データ駆動電圧によるク
ロストークを最少にするためには接地電位に戻るのが望
ましい。
【0028】第3には、ユニチャンネル構成において、
溝電極駆動信号電圧は、好適には駆動電極構体に用いら
れた電圧と同じか又はそれ以下であることが望ましい。
この条件は、一般に利用できる駆動回路の電圧を制約す
る。
【0029】図7は、図6のバイチャンネル電極構造の
行走査動作を行うために、溝内に含まれるガスを選択的
にイオン化する駆動信号間のタイミング及び電圧レベル
の関係を示したタイミング図である。明瞭にするため
に、図7では電圧E3、E4、E5、E6及びE7は、夫々
溝電極3、4、5、6及び7を駆動する電圧である。以
下、バイチャンネル電極構造の4チャンネル部分3、
4、5及び6を説明する。例えば、電極3、5及び7は
基準電極112dであり、電極4及び6は行電極114
dである。
【0030】一般に、各々の出力増幅器は、隣合った電
極に連続して同一の駆動電圧パルスを出力するようにす
る。垂直同期パルスは、フレーム走査すなわち溝の選択
動作によって開始し、垂直同期パルスのN番目で各々の
溝の選択動作が終わる。
【0031】溝3を選択している間、電極3及び4に夫
々印加される電圧E3及びE4間の電位差は300Vで
あり、溝3における電極3及び4の間で充分なガスのイ
オン化を生じる。電極4及び5に夫々印加される電圧E
4及びE5間の電位差、及び電極5及び6に印加される
電圧E5及びE6間の電位差は共に150Vであり、溝
5及び6内におけるガスのイオン化を発生又は維持する
のには不十分である。電圧E4は次に選択されるべき溝
(例えば溝4)の電位差を半分の電位差150Vにし、
次に選択されるべき溝の電位差300Vの緩衝として働
く。溝3の選択の終わり付近で、電極4に加えられるE
4信号は−150Vに増加し、イオン消失時間を短くす
る。
【0032】溝4を選択している間、電極4に加えられ
るE4信号は接地電位に増加し、電極5に加えられるE
5信号は−300Vに減少する。その結果電極4及び5
の間には300Vの電位差が発生し、溝4内のガスをイ
オン化する。電極6に加えられるE6駆動信号は、この
時−150Vに減少し次にイオン化されるべき溝(すな
わち溝5)を緩衝する。選択された溝に加えられる信号
は接地電位に戻り、1つ前に選択された溝におけるチャ
ージ電荷による駆動ミスを防ぐ。
【0033】図7は、この過程が溝Nまで継続的に選択
されて続くことを示している。過程は別の垂直同期パル
スをうけて再び始まる。図7は同様に初めの2つの電極
に加えられるE1及びE2信号及びそのあとに始まる残
りの電極に順番に加わる信号を示している。その理由
は、それらの電極が選択すべき1つの溝に共通で、隣接
した溝はイオン化されないからである。
【0034】基準電極112a−112dは、酸化イン
ジウムの膜のような光学的に透明な素材で形成されるの
が望ましい。そのような素材の導電性は比較的低い。従
って、基準電極112a−112dは、夫々幅130a
−130dを有するインジウムの酸化物の膜の上に、金
属のような高導電性素材の幅の狭いストリップ134
(図5に示す)を電気的に接触させて乗せてもよい。こ
のような素材のストリップは、電極112a−112d
の電流容量を改善する。
【0035】各々の溝内に含まれるイオン化可能なガス
は、電気的スイッチとして働き、データストローブ回路
76によって加えられる電圧の働きで、その接点位置は
2値変化する。スイッチは基準電極112aと、電気光
学材料層68との間に接続される。ストローブ・パルス
が無ければ溝62a内のガスはイオン化されておらず、
非導通状態であり、イオン化可能なガスは開状態のスイ
ッチとして動作している。行電極114aにストローブ
・パルスを加えると、溝62aに含まれるガスがイオン
化され導通状態になり、イオン化可能なガスは閉状態の
スイッチとして動作する。
【0036】さらに詳細には、電極構体90の下の溝6
2a内に含まれるイオン化可能なガスは、誘電体材料層
96と基準電極112aとの間を電気的に導通にする。
行電極はストローブ・パルスを受けて、溝62a内のプ
ラズマ(すなわちスイッチが閉状態)がプラズマに隣接
した位置の液晶材料の部分に接地電位を与える。それに
より液晶材料が、同時に列電極60に加えられるアナロ
グ・データ電圧を補捉することができる。導電路として
働いているプラズマを消すと(すなわちスイッチが開状
態)、表示素子の両端のデータ・サンプルが保持され
る。液晶材料層の両端に保持された残存電圧は、次の画
像フィールドにおける新しいラインの電圧が供給される
まで保持される。上述のアドレス指定構体及び技術は、
表示素子56の全てに略100%のデューティーサイク
ルの信号を与える。
【0037】誘電体材料層96は、溝62a内に含まれ
ているイオン化可能なガスと、電気光学材料層68との
間の絶縁障壁として働く。誘電体材料層96がないと、
液晶材料が溝62a内へ流れ込んでしまったり、イオン
化可能なガスが液晶材料を汚染することが起きる。個体
材料又はカプセルに入れられた電気光学材料を採用した
表示装置では誘電体材料層は必要でない。
【0038】
【発明の効果】本発明のプラズマ・アドレス指定構体
は、基準電極が広げられた幅を有するので、溝内に充填
されたイオン化可能なガスのイオン化が容易で、溝の深
さを浅くすることができ、生産性が良く、視野角の広い
プラズマ・アドレス指定構体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマ・アドレス指定構体の一
実施例の部分断面立体図である。
【図2】フラット・パネル液晶表示システム50を示す
図である。
【図3】従来のプラズマ・アドレス・指定構体の部分断
面立体図である。
【図4】本発明によるプラズマ・アドレス指定構体の他
の実施例の断面図である。
【図5】本発明によるプラズマ・アドレス指定構体の更
に他の実施例の断面図である。
【図6】本発明によるプラズマ・アドレス指定構体の別
の実施例の断面図である。
【図7】電極駆動信号間のタイミング及び電圧レベルを
示す波形図である。
【符号の説明】
56 データ素子(表示素子) 62a 溝 112a 基準電極 114a データ・ストローブ電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面上に長手方向に沿って略平行に離間
    して形成された基準電極及びデータ・ストローブ電極を
    有する溝と、 上記溝を覆うように形成されたデータ素子と、 上記溝内に充填されたイオン化可能なガスとを具え、 上記ストローブ電極にストローブ・パルスを選択的に供
    給し、対応する上記溝内の上記イオン化可能なガスをイ
    オン化して上記基準電極及びデータ素子間を電気的に接
    続するプラズマ・アドレス指定構体において、 上記基準電極の幅は上記データ・ストローブ電極の幅よ
    りも広いことを特徴とするプラズマ・アドレス指定構
    体。
JP5226541A 1992-08-25 1993-08-19 プラズマ・アドレス指定構体 Expired - Lifetime JP2794151B2 (ja)

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