JPH06279965A - アルミ合金製円筒部材の熱処理装置および熱処理方法 - Google Patents

アルミ合金製円筒部材の熱処理装置および熱処理方法

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JPH06279965A
JPH06279965A JP5067707A JP6770793A JPH06279965A JP H06279965 A JPH06279965 A JP H06279965A JP 5067707 A JP5067707 A JP 5067707A JP 6770793 A JP6770793 A JP 6770793A JP H06279965 A JPH06279965 A JP H06279965A
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JP
Japan
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aluminum alloy
cylindrical member
peripheral surface
liner
heat treatment
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Application number
JP5067707A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Yamamoto
義史 山本
Yukihiro Sugimoto
幸弘 杉本
Yoshio Tanida
芳夫 谷田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコンを含有するアルミ合金からなるアル
ミ合金製ライナ2の外周面に高エネルギ密度ビームを照
射して該ライナを溶融させる熱処理装置10において、
ライナ2の変形を抑制しつつアルミ合金中のシリコンを
均一に微細化する。 【構成】 TIGトーチ12からの高エネルギ密度ビー
ム照射による溶融の際、ライナ2内に銅製チラー14を
嵌挿し、該銅製チラー14によりライナ2の内周面から
熱を吸収させ、溶融中のライナ2の昇温を抑制する。こ
れにより、ライナ2の変形を抑制しつつシリコンを均一
に微細化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミ合金製円筒部材
の熱処理装置および熱処理方法、特に、シリコンを含有
するアルミ合金からなる円筒部材の外周面に高エネルギ
密度ビームを照射して該円筒部材を溶融させる装置およ
び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの軽量化のニーズに伴
い、シリンダブロックのアルミ化が進みつつあるが、そ
のほとんどは、ピストンが摺動するライナ部に耐摩耗性
に優れた鋳鉄製ライナが設けられた構造となっている。
軽量化を徹底するためには、鋳鉄製ライナに代えてアル
ミ合金製ライナを用いるのが望ましい。
【0003】アルミ合金製ライナを用いるためには、ア
ルミ合金の耐摩耗性を向上させるととが必要となるが、
そのための方法として、アルミ合金にシリコンを15〜
20%添加して過共晶となるシリコンを初晶として分散
させる方法がある。
【0004】しかしながら、初晶シリコンの粒子径を製
造上コントロールすることは容易でなく、この初晶シリ
コンが粗大すぎると、ピストンの上死点付近に対応する
部位のように面圧が高く潤滑不良となる部位では相手側
のピストンリングを損傷させるためライナとして不適と
なる。
【0005】ところで、従来より、鋳鉄製シリンダブロ
ックのシリンダボアの上死点付近対応部位にTIGア−
7、プラズマ、電子ビーム、レーザ等の高エネルギ密度
ビームを照射してシリンダボアを急速溶融(再溶融)さ
せることにより、金属組織の硬度向上および緻密化を図
る熱処理方法が知られている(特開昭63−19536
7号公報)。
【0006】したがって、このような高エネルギ密度ビ
ームをライナの上死点付近対応部位に照射してライナを
溶融させるようにすれば、上死点付近対応部位のシリコ
ン粒子径を小さくすることが可能とも考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ライナ
のような薄肉円筒部材に対して高エネルギ密度ビームの
照射を行った場合には次のような問題が生じる。
【0008】すなわち、上記高エネルギ密度ビームの照
射は、ライナの上死点付近対応部位においてライナの全
周にわたって行う必要があるが、上記照射による溶融を
行っている途中からライナの昇温に伴う冷却不足が生
じ、全周にわたってシリコンを所定の粒子径に制御する
ことができなくなる、という問題が生じる。また、上記
溶融によりライナの内周面に凹凸が生じやすくなるが、
このように溶融工程においてライナの内周面が変形する
と、次工程の鋳造時にライナを中子型にセットすること
ができなくなるので、内周面加工の追加が必要になる、
という問題も生じる。
【0009】このような問題は、シリンダライナに限ら
ず他のアルミ合金製円筒部材においても同様に生じ得る
問題である。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、アルミ合金製円筒部材の変形を抑制し
つつアルミ合金中のシリコンを均一に微細化することが
できる、アルミ合金製円筒部材の熱処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミ合金
製円筒部材の熱処理装置は、所定の冷却手段を設けるこ
とにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0012】すなわち、請求項1に記載したように、シ
リコンを含有するアルミ合金からなる円筒部材の外周面
に高エネルギ密度ビームを照射して該円筒部材を溶融さ
せる、アルミ合金製円筒部材の熱処理装置であって、前
記溶融の際、前記円筒部材内に嵌挿され、前記円筒部材
の内周面から熱を吸収する冷却手段アルミ合金製円筒部
材の熱処理装置を備えてなる、ことを特徴とするもので
ある。
【0013】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、高エ
ネルギ密度ビーム照射による溶融の際、円筒部材内に冷
却手段を嵌挿し、該冷却手段により円筒部材の内周面か
ら熱を吸収させるようになっているので、上記溶融中の
円筒部材の昇温が抑制されることとなる。
【0014】したがって、本発明によれば、円筒部材の
変形を抑制しつつアルミ合金中のシリコンを均一に微細
化することができる。
【0015】上記円筒部材が、請求項2に記載したよう
に、シリンダブロック鋳造時に中子金型に嵌挿されるア
ルミ合金製ライナである場合には、次工程の鋳造時にラ
イナを中子型にセットすることができず内周面加工の追
加が必要になるといった問題を解消することができ、ま
た、シリンダブロックに組み込まれて使用されるときに
ライナ2が相手側のピストンリングを損傷させるといっ
た問題を解消することができる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0017】図1は、本発明に係るアルミ合金製円筒部
材の熱処理装置の一実施例を示す側断面図である。
【0018】この熱処理装置10により熱処理が施され
るアルミ合金製円筒部材は、シリコンを含有するアルミ
合金からなるアルミ合金製ライナ2である。
【0019】このアルミ合金製ライナ2は、上記熱処理
の後、図4に示すように、鋳造金型20の中子型22に
セットされて溶湯がキャビティ24に流し込まれること
により、シリンダブロックの一部として鋳ぐるまれ、さ
らにその後、その内周面に仕上げ研削加工が施されるよ
うになっている。
【0020】図1に示すように、上記熱処理装置10
は、TIGトーチ12と、ライナ2を回転させる手段
(図示せず)と、銅製チラー14(冷却手段)とを備え
てなっている。
【0021】この熱処理装置10のアルミ合金製ライナ
2に対する熱処理は、該ライナ2のピストン上死点付近
対応部位2aの内周面におけるアルミ合金中のシリコン
を均一に微細化するための再溶融処理であって、上記ピ
ストン上死点付近対応部位2aの外周面にTIGトーチ
12を対向させて配置し、ライナ2を回転させながら、
TIGトーチ12から高エネルギ密度ビームをライナ2
の外周面の上死点付近対応部位2aに照射してライナ2
を局部的に急速溶融させることによって行われるように
なっている。
【0022】さらに、上記照射の際、ライナ2内にチラ
ー14を嵌挿しておき、上記溶融により生じる熱をライ
ナ2の内周面から吸収するようになっている。チラー1
4は、円筒状のドラム内に冷却水を供給することにより
冷却機能を果たすように構成されており、そのドラム外
周面とライナ2の内周面とのクリアランスは50μm以
下になるように調製されている。
【0023】次に本実施例の作用について説明する。
【0024】本実施例においては、高エネルギ密度ビー
ム照射による溶融の際、ライナ2内にチラー14を嵌挿
し、該チラー14によりライナ2の内周面から熱を吸収
させるようになっているので、上記溶融中のライナ2の
昇温が抑制される。これにより、ライナ2の変形を抑制
しつつ、アルミ合金中に含有されたシリコンを均一に微
細化することができる。したがって、次工程の鋳造時に
ライナ2を中子型22にセットすることができずライナ
2の内周面加工の追加が必要になるといった問題を解消
することができ、また、シリンダブロックに組み込まれ
て使用されるときにライナ2が相手側のピストンリング
を損傷させるといった問題を解消することができる。
【0025】次に本実施例の作用効果を確認するために
行った実験について説明する。
【0026】この実験は、3つの実施例1、2、3と、
2つの比較例1、2について行った。実施例1 外径φ97mm、内径φ85mm(肉厚6mm)、全長
150mmのA390製アルミライナの内周面に、図1
に示すように、冷却水により冷却が可能な銅製チラーを
セットし外側からTIGアークにて再溶融した。TIG
処理条件は表1に示すとおりである。
【0027】再溶融は、全周にわたり幅8mm深さ6m
m(貫通)でほぼ均一となり、初晶シリコンの平均粒径
は、基材が25μmであったのに対し、4.0μmと微
細になった。
【0028】なお、ライナー内面の変形は、銅製チラー
によって抑制され、Rmax50〜80μm程度であっ
たが、チラーの表面は若干溶損した。
【0029】
【表1】
【0030】実施例2 表1の条件に対し、電流値を300Aに低減し、図2に
示すように、内周面にまで貫通せず、仕上げ研削加工後
の内径完成寸法となるところまで再溶融した。
【0031】この結果、銅製チラー表面の溶損は防止で
きた。
【0032】実施例3 ライナーの形状を単純な円筒ではなく、図3に示すよう
に、再溶融部(ピストン上死点付近対応部位2a)の外
周面を段下げ加工することにより、ライナ全体の熱容量
をほとんど減少させずに再溶融深さを低減できるように
した。
【0033】この結果、入熱量が低減でき、再溶融部を
より急冷できるため、表2の条件で再溶融すると、初晶
シリコンの平均粒径は2.5μmとより微細になった。
【0034】上記段下げ加工の代わりに円弧状に切削加
工した場合にも同様の結果が得られるものと考えられ
る。
【0035】
【表2】
【0036】比較例1 外径φ97mm、内径φ85mm(肉厚6mm)、全長
150mmのA390製アルミライナを外側からTIG
アークにて再溶融した。このときライナの内周面にチラ
ーはセットしなかった。TIG処理条件は表1に示す条
件と同様である。
【0037】再溶融量は、初期に幅8mm深さ6mm
(貫通)であったのが、次第に増加し、終了間際は幅1
3mmとなった。
【0038】初晶シリコンの平均粒径は、初期は4.0
μmと微細であったのが、次第に粗大化し、終了部付近
は10μmになった。
【0039】比較例2 実施例3と同様のライナ形状およびTIG処理条件では
あるが、内周面にチラーをセットせずに再溶融した。
【0040】初晶シリコンの平均粒径は、初期は2.0
μmと微細であったのが、次第に粗大化し、終了部付近
は8.0μmになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルミ合金製円筒部材の熱処理装
置の一実施例を示す側断面図
【図2、3】上記実施例の作用を示す、アルミ合金製ラ
イナの側断面図
【図4】上記熱処理装置により熱処理が施されたアルミ
合金製ライナが鋳造金型の中子型にセットされている状
態を示す側断面図
【符号の説明】
2 アルミ合金製ライナ(アルミ合金製円筒部材) 10 熱処理装置 12 TIGトーチ 14 銅製チラー(冷却手段) 20 鋳造金型 22 中子型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/00 F 8503−3G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンを含有するアルミ合金からなる
    円筒部材の外周面に高エネルギ密度ビームを照射して該
    円筒部材を溶融させる、アルミ合金製円筒部材の熱処理
    装置であって、 前記溶融の際、前記円筒部材内に嵌挿され、前記円筒部
    材の内周面から熱を吸収する冷却手段を備えてなる、こ
    とを特徴とするアルミ合金製円筒部材の熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記円筒部材が、シリンダブロック鋳造
    時に中子型に嵌挿されるアルミ合金製ライナである、こ
    とを特徴とする請求項1記載のアルミ合金製円筒部材の
    熱処理装置。
  3. 【請求項3】 シリコンを含有するアルミ合金からなる
    円筒部材の外周面に高エネルギ密度ビームを照射して該
    円筒部材を溶融させる、アルミ合金製円筒部材の熱処理
    方法であって、 前記溶融の際、前記円筒部材内に冷却手段を嵌挿し、該
    冷却手段により前記円筒部材の内周面から熱を吸収す
    る、ことを特徴とするアルミ合金製円筒部材の熱処理方
    法。
JP5067707A 1993-03-26 1993-03-26 アルミ合金製円筒部材の熱処理装置および熱処理方法 Pending JPH06279965A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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