JPH06279743A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH06279743A
JPH06279743A JP6816093A JP6816093A JPH06279743A JP H06279743 A JPH06279743 A JP H06279743A JP 6816093 A JP6816093 A JP 6816093A JP 6816093 A JP6816093 A JP 6816093A JP H06279743 A JPH06279743 A JP H06279743A
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JP
Japan
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weight
copolymer
adhesive
block copolymer
trade name
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JP6816093A
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Inventor
Takeshi Miyake
武司 三宅
Yoshikazu Yoneda
義和 米田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透湿性樹脂フィルム等の被着体から滲み出し
難く、接着力、凝集力、溶融粘度、熱安定性に優れた接
着剤組成物を提供する。 【構成】 〔a〕酸、塩基、高極性物又は不飽和化合物
により解離可能な(A−B)n もしくはA(B−A)n
で表されるブロックコポリマーもしくはモノブロックコ
ポリマー(ここでnは1以上の整数であり、Aポリマー
ブロックはホモポリマーとしてガラス転移温度20℃以
上の非弾性ポリマーブロックであり、Bポリマーブロッ
クはイソプレン又はブタジエンである)と、〔b〕酸、
塩基、高極性物又は不飽和化合物と、〔c〕(A−B)
n 、もしくはA(B−A)n で表されるブロックコポリ
マーもしくはモノブロックコポリマー(ここでnは1以
上の整数であり、Aポリマーブロックはホモポリマーと
してガラス転移温度20℃以上の非弾性ポリマーブロッ
クであり、Bポリマーブロックはブタジエン又は水素化
ブタジエン又はイソプレン又は水素化イソプレンであ
る)とを、含有する接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィン系樹脂フィ
ルム類、オレフィン系樹脂不織布類、紙類、及び天然ゴ
ム系弾性体等の接着に用いることのできる接着剤組成物
に関するものであり、特に透湿性オレフィン系樹脂フィ
ルムと天然ゴム系弾性体との接着に用いる接着剤組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使い捨てのおしめ、衛生ナプキン、ベッ
トパット等の製品に使用されるオレフィン系樹脂フィル
ムは、通気性を良くするために微細透孔が設けられた透
湿性オレフィン系樹脂フィルムが広く使用されている。
この透湿性オレフィン系樹脂フィルムは、使い捨て製品
の様々な構成部分に使用されており、天然ゴムやポリウ
レタン系ゴム、不織布、フィルム類、オレフィン系発泡
体、紙類とホットメルト接着剤によって接着されてい
る。
【0003】この種のホットメルト接着剤として、エチ
レン−酢酸ビニルコポリマー又はアタクチックポリプロ
ピレンに基づくものが用いられており、特開昭60−1
58284号公報にはスチレン−ブタジエン−スチレ
ン、スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレンに基づ
くホットメルト接着剤が開示されている。
【0004】上記公報に開示されたホットメルト接着剤
は、特定の構成部材、例えばオレフィン系樹脂フィルム
のうちポリエチレンフィルムに対しての接着力、凝集力
は良好であった。
【問題を解決するための課題】
【0005】しかしながら、従来のホットメルト接着剤
は、ポリプロピレンフィルム、タルクや炭酸カルシウム
等の充填剤を成分に含む天然ゴム、ポリウレタン系ゴ
ム、ポリウレタンフィルム、ポリウレタン発泡体等に対
する接着力、凝集力は満足のいくものではなかった。
【0006】そこで、高い凝集力を発現させるために、
ベースポリマーとして高分子量の熱可塑性ブロック共重
合体を用いると、溶融粘度が高くなり接着剤の塗布作業
性が悪くなるといった問題点があった。
【0007】また、接着剤の使用温度も高くなるため、
被着体が熱により変形したり、接着剤が熱劣化して溶融
粘度が変化し、接着性が変化するといった問題もあっ
た。
【0008】なお、熱可塑性ブロック共重合体の分子量
を調整して溶融粘度を下げると、凝集力が低下するばか
りか、透湿性樹脂フィルムの微細透孔から接着剤成分が
滲み出すという問題もある。また、熱安定性も十分であ
るとはいえない。
【0009】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、その目的とするところは接着力、凝集力に優れ、被
着体の微細透孔から接着剤成分が滲み出すことがなく、
溶融粘度、熱安定性にも良好な接着剤組成物を提供する
ことにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】本発明の接着剤組成物は、〔a〕酸、塩
基、高極性物又は不飽和化合物により解離可能な(A−
B)n もしくはA(B−A)n で表されるブロックコポ
リマーもしくはモノブロックコポリマー(ここでnは1
以上の整数であり、Aポリマーブロックはホモポリマー
としてガラス転移温度20℃以上の非弾性ポリマーブロ
ックであり、Bポリマーブロックはイソプレン又はブタ
ジエンである)と、〔b〕酸、塩基、高極性物又は不飽
和化合物と、〔c〕(A−B)n 、もしくはA(B−
A)n で表されるブロックコポリマーもしくはモノブロ
ックコポリマー(ここでnは1以上の整数であり、Aポ
リマーブロックはホモポリマーとしてガラス転移温度2
0℃以上の非弾性ポリマーブロックであり、Bポリマー
ブロックはブタジエン又は水素化ブタジエン又はイソプ
レン又は水素化イソプレンである)を含有することを特
徴としている。
【0011】ブロックコポリマーとは、溶液重合におい
てA−B’−部分と−B’−A部分をA−(B’−
B’)−Aのようにカップリング剤を用いて反応させて
得られる。通常用いられるブロックコポリマーは、熱あ
るいは酸素を加えると解離するカップリング剤を用いて
反応させて得られるが、酸、塩基、高極性物又は不飽和
結合化合物により解離可能なブロックコポリマーは、
酸、塩基、高極性物又は不飽和結合化合物を加えると解
離するカップリング剤を用いて反応させて得られる。
【0012】本発明における〔a〕のブロックコポリマ
ーもしくはモノブロックコポリマーとは、上記酸、塩
基、高極性物又は不飽和化合物を加えると解離するカッ
プリング剤を用いて反応させて得られたブロックコポリ
マーもしくはモノブロックコポリマーのことである。
【0013】また、本発明における〔c〕のブロックコ
ポリマーもしくはモノブロックコポリマーとは、酸、塩
基、高極性物又は不飽和化合物によって解離することの
ない通常用いられるブロックコポリマーもしくはモノブ
ロックコポリマーのことであり、上記熱あるいは酸素を
加えると解離するカップリング剤を用いて反応させて得
られる。
【0014】本発明における〔b〕の酸、塩基、高極性
物又は不飽和化合物としては、ステアリン酸、水酸化ナ
トリウム、ロジン、不均化ロジンエステル、水添ロジン
ペンタエリストールエステル、ピネンジペンテン系等が
挙げられるが、好適には水添ロジンが用いられる。
【0015】この発明において上記〔a〕〔b〕〔c〕
は、好ましくは〔a〕2〜80重量%、〔b〕0.05
〜80重量%、〔c〕5〜50重量%の範囲で用いられ
る。〔a〕が2重量%未満の場合は接着力発現に効果が
なく、80重量%以上の場合は解離した後も溶融粘度が
高くなり好ましくない。〔b〕が0.05重量%未満の
場合は〔a〕を解離させる効果が低く接着力発現および
低溶融粘度化の効果が極めて低くなり、80重量%以上
の場合は接着力が発現しにくくなるので好ましくない。
〔c〕が5重量%未満の場合は凝集力発現に効果がな
く、50重量%以上の場合は溶融粘度が高くなり好まし
くない。また、〔a〕100重量部に対して〔b〕は5
重量部以上であることが好ましい。5重量部未満の場合
は〔a〕を解離させる効果が低く接着力発現および低溶
融粘度化の効果が極めて低くなる。また、〔a〕100
重量部に対して〔c〕は5重量部以上であることが好ま
しい。5重量部未満の場合は凝集力発現の効果が低くな
り好ましくない。
【0016】本発明の接着剤組成物において酸、塩基、
高極性物又は不飽和化合物によって解離可能なブロック
コポリマーもしくはモノブロックコポリマーと、通常用
いられるブロックコポリマーもしくはモノブロックコポ
リマーを含有させるのは、酸、塩基、高極性物又は不飽
和化合物によって解離可能なブロックコポリマーもしく
はモノブロックコポリマーの凝集力を補うためである。
【0017】さらに本発明の接着剤組成物には、従来の
接着剤にて使用される粘着付与樹脂、可塑剤、ワック
ス、その他の配合剤を必要に応じて含有させても良い。
【0018】粘着付与樹脂としては天然樹脂系と合成樹
脂系とに大別される。天然樹脂系としては、ロジン、ガ
ムロジン、トール油ロジン、水添ロジン、マレイン化ロ
ジン等のロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、α−
ピネン、β−ピネン、リモネン等を主体とするテルペン
樹脂及びその水素化誘導体、芳香族炭化水素変性テルペ
ン樹脂及びその水素化誘導体等が挙げられる。合成樹脂
系としては、脂肪族系、脂環族芳香族系からなる石油樹
脂、クマロン・インデン系樹脂及びその水素化誘導体、
スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂及びロジン変
性フェノール樹脂からなるフェノール系樹脂、キシレン
樹脂等が挙げられる。好適には水添脂環族石油樹脂、水
添脂肪族石油樹脂等が用いられる。
【0019】これらの粘着付与樹脂は、本発明における
〔b〕の酸、塩基、高極性物又は不飽和化合物として用
いたものと重複しても良い。
【0020】粘着付与樹脂を本発明の接着剤組成物に含
有させるにあたり、粘着付与樹脂は一般に、ブロックコ
ポリマーもしくはモノブロックコポリマー100重量部
に対して5〜800重量部の範囲で混合させることが好
ましい。
【0021】上記可塑剤としては、石油誘導オイル等の
可塑化オイル、ポリプロピレン、水素化ポリイソプロピ
レン等のオレフィンオリゴマー、脂肪酸グリセリンエス
テル等の植物及び動物油等の誘導体が挙げられる。これ
等の可塑剤は一般に、ブロックコポリマーもしくはモノ
ブロックコポリマー100重量部に対して300重量部
以下の範囲で混合させることが好ましい。
【0022】上記ワックスとしては、石油誘導ワックス
が一般に用いられ、接着剤組成物の粘度を調整するため
に接着剤組成物の15重量%未満で使用されることが好
ましい。
【0023】上記配合剤としては、酸化防止剤や紫外線
吸収剤、また目的に応じて炭酸カルシウム、酸化チタン
等の粉末フィラー等が挙げられる。
【0024】
【作用】本発明の接着剤組成物は、酸、塩基、高極性物
又は不飽和化合物により解離可能なブロックコポリマー
もしくはモノブロックコポリマーと、通常用いられるブ
ロックコポリマーもしくはモノブロックコポリマーを含
有することを特徴としている。
【0025】熱あるいは酸素を加えると解離するカップ
リング剤を用いて得られる通常用いられるブロックコポ
リマーもしくはモノブロックコポリマーは、熱あるいは
酸素を加えることによって、カップリングによる結合部
分とホモポリマー内の他の結合部分が任意に解離する。
一方、酸、塩基、高極性物又は不飽和化合物を加えると
解離するカップリング剤を用いて得られる酸、塩基、高
極性物又は不飽和結合化合物により解離可能なブロック
コポリマーもしくはモノブロックコポリマーは、酸、塩
基、高極性物又は不飽和結合を有する化合物を加えるこ
とによって、カップリングによる結合部分が優先的に解
離する。
【0026】ブロックコポリマーもしくはモノブロック
コポリマーは通常、固形の粒状、クラム状、粉状の形態
で提供されるが、粘着性に優れ、低い溶融粘度のホット
メルト接着剤を得るために低分子量のブロックコポリマ
ーもしくはモノブロックコポリマーを得ようとすると、
上記形態では粒同志が自着してしまい、供給することが
困難である。
【0027】酸、塩基、高極性物又は不飽和化合物によ
り解離可能なブロックコポリマーもしくはモノブロック
コポリマーは、上記形態の高分子量のブロックコポリマ
ーもしくはモノブロックコポリマーを使用しても、ホッ
トメルト接着剤製造時において酸、塩基、高極性物又は
不飽和化合物を加えて解離させることにより低分子量の
ブロックコポリマーもしくはモノブロックコポリマーと
することができる。
【0028】通常のブロックコポリマーもしくはモノブ
ロックコポリマーにおいても同様に、ホットメルト接着
剤製造時において熱や酸素を加えて解離させることによ
り低分子量のブロックコポリマーもしくはモノブロック
コポリマーを得ることができるが、カップリングによる
結合部分の他にホモポリマー内の他の結合部分もまた任
意に解離するため、解離する結合部分を制御することが
困難となる。よって溶融粘度の調整が困難、且つ酸化劣
化のため熱安定性も悪くなってしまう。
【0029】酸、塩基、高極性物又は不飽和化合物によ
り解離可能なブロックコポリマーもしくはモノブロック
コポリマーでは、カップリングによる結合部分が選択的
且つ優先的に解離されるため、酸化防止剤等によりホモ
ポリマー内の他の結合部分の解離を制御することができ
る。よってブロックコポリマーもしくはモノブロックコ
ポリマーの解離する結合部分を制御することにより溶融
粘度を調整し易く、かつ熱安定性も良くすることができ
るのである。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示す。実施例1 本発明の〔a〕としてスチレン−イソプレン−スチレン
ブロックコポリマー(日本合成ゴム化学(株)社製、商
品名;JSR SIS 5100)10重量部と、本発
明の〔b〕として水添ロジン(荒川化学(株)社製、商
品名;KR−611)5重量部と、本発明の〔c〕とし
てスチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロックコ
ポリマー(シェル社製、商品名;Kraton G−1
726)25重量部と、水添脂環族石油樹脂(荒川化学
(株)社製、商品名;ArkonP−100)50重量
部と、パラフィンオイル(出光興産社製、商品名;ダフ
ニーオイルPW−90)10重量部と、酸化防止剤(チ
バガイギー社製、商品名;Irganox 1010)
と、紫外線吸収剤(チバガイギー社製、商品名;チヌビ
ンP)とを配合し、180℃で加熱溶融混合して接着剤
を製造した。
【0031】この接着剤を用いて、下記の方法で接着
力、凝集力、滲み出し、溶融粘度、熱安定性を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0032】(1)接着力 接着剤を、140℃、塗布量0.10g/mで透湿性ポ
リエチレンフィルムにビード状に塗布し、直ちに以下の
被着体を圧着し、それぞれの試験片を得た。この試験片
を15mm幅でビード状と平行方向でビードが真ん中に
くるように短冊に切り、剥離強度300mm/分で18
0°剥離強度(gf)を測定した。 被着体 ポリプロピレンフィルム 天然ゴム(タル
ク含有量0.8%) ポリウレタンゴム ポリウレタンフィルム ポリ
ウレタン発泡体
【0033】(2)凝集力 接着力で用いたの試験片を、ビードと平行方向に50
gの剪断荷重をかけ、40℃の温風循環乾燥機内に入
れ、荷重が落下するまでの時間(保持時間)を測定し
た。
【0034】(3)滲み出し 接着力で用いた試験片を、60℃の温風循環乾燥機内に
24時間入れ、常温(20℃)に10分間放置した後、
透湿性ポリエチレンフィルム側から接着剤のビードの形
状がどのように見えるかを目視判定して滲み出しを測定
した。目視の判定基準は、ビードの形状がほとんど判定
できないものを○、判定できるものを×とした。
【0035】(4)溶融粘度 JIS K 6862の接着剤の溶融粘度試験方法に基
づいて測定した。
【0036】(5)熱安定性 接着剤50gをガラス瓶に入れ、蓋をしないまま180
℃の熱風乾燥機に入れ、72時間後に高温状態の接着剤
の着色度合い、炭化の有無、異物の有無について目視判
定(着色度合いはガードナーカラー)をした。
【0037】実施例2 本発明の(b)としてステアリン酸(和光純薬社製)5
重量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして接着
剤を製造し、評価を行った。結果を表1に示す。
【0038】実施例3 本発明の〔a〕としてスチレン−ブタジエン−スチレン
ブロックコポリマー(日本合成ゴム化学(株)社製、商
品名;JX−700)10重量部を用いたこと以外は、
実施例1と同様にして接着剤を製造し、評価を行った。
結果を表1に示す。
【0039】実施例4 本発明の〔a〕としてスチレン−イソプレン−スチレン
ブロックコポリマー(日本合成ゴム化学(株)社製、商
品名;JX−703)10重量部を用いたこと以外は、
実施例1と同様にして接着剤を製造し、評価を行った。
結果を表1に示す。
【0040】実施例5 本発明の〔c〕としてスチレン−ブタジエン−スチレン
ブロックコポリマー(ファイヤーストーン社製、商品
名;Stereon 840A)25重量部と、水添脂
環族石油樹脂の代わりに変性テルペン樹脂(アリゾナケ
ミカル社製、商品名;Zonatac105Lite)
50重量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして
接着剤を製造し、評価を行った。結果を表1に示す。
【0041】実施例6 本発明の〔a〕としてスチレン−イソプレン−スチレン
ブロックコポリマー(日本合成ゴム化学(株)社製、商
品名;JSR SIS 5100)5重量部と、本発明
の〔b〕として水添ロジン(荒川化学(株)社製、商品
名;KR−611)5重量部と、本発明の〔c〕として
スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー
(ファイヤーストーン社製、商品名;商品名;Ster
eon 840A)15重量部と、変性テルペン樹脂
(アリゾナケミカル社製、商品名;Zonatac10
5Lite)55重量部と、ホワイトUSPミネラルオ
イル20重量部と、酸化防止剤(チバガイギー社製、商
品名;Irganox 1010)とを配合し、180
℃で加熱溶融混合して接着剤を製造した。実施例1と同
様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
【0042】実施例7 本発明の〔a〕としてスチレン−ブタジエン−スチレン
ブロックコポリマー(日本合成ゴム化学(株)社製、商
品名;JX−700)15重量部と、本発明の〔b〕と
して水添ロジン(荒川化学(株)社製、商品名;KR−
611)5重量部と、本発明の〔c〕としてスチレン−
ブタジエン−スチレンブロックコポリマー(ファイヤー
ストーン社製、商品名;商品名;Stereon 84
0A)5重量部と、変性テルペン樹脂(アリゾナケミカ
ル社製、商品名;Zonatac105Lite)55
重量部と、ホワイトUSPミネラルオイル20重量部
と、酸化防止剤(チバガイギー社製、商品名;Irga
nox 1010)とを配合し、180℃で加熱溶融混
合して接着剤を製造した。実施例1と同様にして、評価
を行った。結果を表1に示す。
【0043】比較例1 スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー
(ファイヤーストーン社製、商品名;商品名;Ster
eon 840A)20重量部と、変性テルペン樹脂
(アリゾナケミカル社製、商品名;Zonatac10
5Lite)60重量部と、ホワイトUSPミネラルオ
イル20重量部と、酸化防止剤(チバガイギー社製、商
品名;Irganox 1010)とを配合し、180
℃で加熱溶融混合して接着剤を製造した。実施例1と同
様にして、評価を行った。結果を表1に示す。
【0044】比較例2 スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー
(ファイヤーストーン社製、商品名;商品名;Ster
eon 840A)20重量部と、水添脂環族石油樹脂
(荒川化学(株)社製、商品名;Arkon M−10
0)60重量部と、ホワイトUSPミネラルオイル20
重量部と、酸化防止剤(チバガイギー社製、商品名;I
rganox 1010)とを配合し、180℃で加熱
溶融混合して接着剤を製造した。実施例1と同様にし
て、評価を行った。結果を表1に示す。
【0045】比較例3 スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー
(シェル社製、商品名;Kraton D−1107)
20重量部と、変性テルペン樹脂(アリゾナケミカル社
製、商品名;Zonatac105Lite)60重量
部と、ホワイトUSPミネラルオイル20重量部と、酸
化防止剤(チバガイギー社製、商品名;Irganox
1010)とを配合し、180℃で加熱溶融混合して
接着剤を製造した。実施例1と同様にして、評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0046】比較例4 スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロックコポ
リマー(シェル社製、商品名;Kraton G−16
52)20重量部と、変性テルペン樹脂(アリゾナケミ
カル社製、商品名;Zonatac105Lite)6
0重量部と、ホワイトUSPミネラルオイル20重量部
と、酸化防止剤(チバガイギー社製、商品名;Irga
nox 1010)とを配合し、180℃で加熱溶融混
合して接着剤を製造した。実施例1と同様にして、評価
を行った。結果を表1に示す。
【0047】比較例5 本発明の〔a〕に相当するスチレン−イソプレン−スチ
レンブロックコポリマー(日本合成ゴム化学(株)社
製、商品名;JSR SIS 5100)10重量部
と、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック
コポリマー(シェル社製、商品名;Kraton G−
1726)25重量部と、水添脂環族石油樹脂(荒川化
学(株)社製、商品名;Arkon P−100)55
重量部と、パラフィンオイル(出光興産社製、商品名;
ダフニーオイルPW−90)10重量部と、酸化防止剤
(チバガイギー社製、商品名;Irganox 101
0)と、紫外線吸収剤(チバガイギー社製、商品名;チ
ヌビンP)とを配合し、180℃で加熱溶融混合して接
着剤を製造した。実施例1と同様にして、評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物によれば、酸、塩
基、高極性物又は不飽和化合物により解離可能なブロッ
クコポリマーもしくはモノブロックコポリマーと、酸、
塩基、高極性物又は不飽和化合物と、通常用いられるブ
ロックコポリマーもしくはモノブロックコポリマーを含
有することにより、透湿性オレフィン系樹脂フィルムか
らの滲み出しを抑えると共に、接着力、凝集力、溶融粘
度、熱安定性に優れた接着剤組成物とすることができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 〔a〕酸、塩基、高極性物又は不飽和化
    合物により解離可能な、(A−B)n もしくはA(B−
    A)n で表されるブロックコポリマーもしくはモノブロ
    ックコポリマー(ここでnは1以上の整数であり、Aポ
    リマーブロックはホモポリマーとしてガラス転移温度2
    0℃以上の非弾性ポリマーブロックであり、Bポリマー
    ブロックはイソプレン又はブタジエンである)と、
    〔b〕酸、塩基、高極性物又は不飽和化合物と、〔c〕
    (A−B)n 、もしくはA(B−A)n で表されるブロ
    ックコポリマーもしくはモノブロックコポリマー(ここ
    でnは1以上の整数であり、Aポリマーブロックはホモ
    ポリマーとしてガラス転移温度20℃以上の非弾性ポリ
    マーブロックであり、Bポリマーブロックはブタジエン
    又は水素化ブタジエン又はイソプレン又は水素化イソプ
    レンである)とを、含有することを特徴とする接着剤組
    成物
JP6816093A 1993-03-26 1993-03-26 接着剤組成物 Pending JPH06279743A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523609A (ja) * 1998-08-27 2002-07-30 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー ディスポーザブル用の高剥離強度高定着力ホットメルト接着剤組成物
JP2007154010A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Kuraray Co Ltd ジエン系ゴム接着用熱可塑性エラストマー組成物

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