JPH0627918Y2 - 液化天然ガス気化器伝熱管 - Google Patents
液化天然ガス気化器伝熱管Info
- Publication number
- JPH0627918Y2 JPH0627918Y2 JP1988166580U JP16658088U JPH0627918Y2 JP H0627918 Y2 JPH0627918 Y2 JP H0627918Y2 JP 1988166580 U JP1988166580 U JP 1988166580U JP 16658088 U JP16658088 U JP 16658088U JP H0627918 Y2 JPH0627918 Y2 JP H0627918Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- transfer tube
- natural gas
- liquefied natural
- gas vaporizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液化天然ガスを液状からガス状に蒸発させる
ための、液化天然ガス気化器伝熱管に関するものであ
る。
ための、液化天然ガス気化器伝熱管に関するものであ
る。
[従来の技術] 液化天然ガス(LNG)を燃料として使用する際には、
液状のものを気化器伝熱管に通して加熱し、蒸発させて
ガス状にする。
液状のものを気化器伝熱管に通して加熱し、蒸発させて
ガス状にする。
このために従来から使用されている液化天然ガス気化器
伝熱管の一例を第3図、第4図によって説明すると、1
は液状の液化天然ガスが供給される液相ヘッダー、2は
気化したガス状の天然ガスを集めて外部へ供給する気相
ヘッダーであって、液相ヘッダー1と気相ヘッダー2と
の間には、複数の伝熱管3が鉛直方向に設けてあって、
その外面にフィン4が取付けられている。
伝熱管の一例を第3図、第4図によって説明すると、1
は液状の液化天然ガスが供給される液相ヘッダー、2は
気化したガス状の天然ガスを集めて外部へ供給する気相
ヘッダーであって、液相ヘッダー1と気相ヘッダー2と
の間には、複数の伝熱管3が鉛直方向に設けてあって、
その外面にフィン4が取付けられている。
液相ヘッダー1に供給された液状の液化天然ガスは、伝
熱管3の外面を矢印a方向に流れる海水又は空気により
伝熱管3内で加熱されて気化し、ガス状になって気相ヘ
ッダー2に入り、燃料として外部に供給される。
熱管3の外面を矢印a方向に流れる海水又は空気により
伝熱管3内で加熱されて気化し、ガス状になって気相ヘ
ッダー2に入り、燃料として外部に供給される。
[考案が解決しようとする課題] ところがガス使用量の変動時、外部加熱条件の変動時、
ガス使用量が少ない時には、伝熱管3内下部にある液5
の部分で、第4図に矢印bで示すような対流によるため
の軽沸点成分蒸発が生じ、メタン等が多く気化してガス
の組成が変化し、燃料としてのカロリーが変動する。こ
の現象は使用量が少なくなった時に、特に著しい。しか
しガス事業法においては、一定幅以上の組成の変化は、
短時間でも許容されないことになっている。
ガス使用量が少ない時には、伝熱管3内下部にある液5
の部分で、第4図に矢印bで示すような対流によるため
の軽沸点成分蒸発が生じ、メタン等が多く気化してガス
の組成が変化し、燃料としてのカロリーが変動する。こ
の現象は使用量が少なくなった時に、特に著しい。しか
しガス事業法においては、一定幅以上の組成の変化は、
短時間でも許容されないことになっている。
本考案は、液化天然ガスが気化する時のガス組成の変化
が生じないようにした液化天然ガス気化器伝熱管を提供
することを目的とするものである。
が生じないようにした液化天然ガス気化器伝熱管を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、鉛直方向に配設された伝熱管の内部に、左右
から交互に水平方向に延設して伝熱管内部に屈折通路を
形成する対流防止板を配設したことを特徴とする液化天
然ガス気化器伝熱管に係るものである。
から交互に水平方向に延設して伝熱管内部に屈折通路を
形成する対流防止板を配設したことを特徴とする液化天
然ガス気化器伝熱管に係るものである。
[作用] 伝熱管の内部に左右から交互に水平方向に延設して屈折
流路を形成するようにした対流防止板を備えたことによ
って気化前の液の対流が生じなくなり、軽沸点成分だけ
が優先的に気化することが少なくなる。
流路を形成するようにした対流防止板を備えたことによ
って気化前の液の対流が生じなくなり、軽沸点成分だけ
が優先的に気化することが少なくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の要部の縦断正面図、第2図
は第1図のII−II断面図であって、第4図と同一部分は
同一符号で示してある。
は第1図のII−II断面図であって、第4図と同一部分は
同一符号で示してある。
本考案による伝熱管3内の下部には、複数の対流防止板
6が左右から水平方向に延設されていて、対流防止板6
の先端7は伝熱管3の内壁から離れている。このため伝
熱管3内の下部には、対流防止板6によって屈折通路8
が形成されることになる。複数の対流防止板6の中心は
軸9によって結合されており、軸9を挿入することによ
り対流防止板6を伝熱管3内の下部位置に設置できるよ
うにしている。
6が左右から水平方向に延設されていて、対流防止板6
の先端7は伝熱管3の内壁から離れている。このため伝
熱管3内の下部には、対流防止板6によって屈折通路8
が形成されることになる。複数の対流防止板6の中心は
軸9によって結合されており、軸9を挿入することによ
り対流防止板6を伝熱管3内の下部位置に設置できるよ
うにしている。
伝熱管3内下部の液5の部分は、対流防止板6によって
対流が防止され、メタン等の軽沸点成分だけが優先的の
蒸発することがなくなる。
対流が防止され、メタン等の軽沸点成分だけが優先的の
蒸発することがなくなる。
[考案の効果] 本考案は、ガス使用量の変動、外部加熱条件の変動、ガ
ス使用量の減少があっても、組成及びカロリー変動の少
ない天然ガスを供給することができる。
ス使用量の減少があっても、組成及びカロリー変動の少
ない天然ガスを供給することができる。
第1図は本考案の一実施例の要部の縦断正面図、第2図
は第1図のII−II断面図、第3図は従来のものの一例を
示す正面図、第4図は第3図の要部拡大縦断面図であ
る。 図中、3は伝熱管、6は対流防止板を示す。
は第1図のII−II断面図、第3図は従来のものの一例を
示す正面図、第4図は第3図の要部拡大縦断面図であ
る。 図中、3は伝熱管、6は対流防止板を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】鉛直方向に配設された伝熱管の内部に、左
右から交互に水平方向に延設して伝熱管内部に屈折通路
を形成する対流防止板を配設したことを特徴とする液化
天然ガス気化器伝熱管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988166580U JPH0627918Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 液化天然ガス気化器伝熱管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988166580U JPH0627918Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 液化天然ガス気化器伝熱管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287200U JPH0287200U (ja) | 1990-07-10 |
JPH0627918Y2 true JPH0627918Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31454091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988166580U Expired - Lifetime JPH0627918Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 液化天然ガス気化器伝熱管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627918Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002061796A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Max Co Ltd | 液化ガス充填タンクの気化装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510165A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-24 | Daido Sanso Kk | Method of and apparatus for evaporating low-temperature liquefied gas |
JPS5943300A (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 低沸点流体の蒸発器 |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP1988166580U patent/JPH0627918Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0287200U (ja) | 1990-07-10 |
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