JPH0627910Y2 - 異径パイプの接続構造 - Google Patents
異径パイプの接続構造Info
- Publication number
- JPH0627910Y2 JPH0627910Y2 JP10170288U JP10170288U JPH0627910Y2 JP H0627910 Y2 JPH0627910 Y2 JP H0627910Y2 JP 10170288 U JP10170288 U JP 10170288U JP 10170288 U JP10170288 U JP 10170288U JP H0627910 Y2 JPH0627910 Y2 JP H0627910Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter pipe
- pipe
- nut member
- diameter
- connection structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、金属製パイプの接続技術に属し、特に異径パ
イプの新規な接続構造に関するものである。
イプの新規な接続構造に関するものである。
[従来の技術] 農薬等を散布する噴霧器においては、先端にノズルを取
り付けたパイプの長さを自由に調節できるように、2〜
3本の異径パイプが接続された構造になっている。
り付けたパイプの長さを自由に調節できるように、2〜
3本の異径パイプが接続された構造になっている。
この場合、第3図に示すように大径パイプaの接続端部
に雄ねじbが切られ、この大径パイプaに小径パイプc
の端部の挿入すると共に、小径パイプcに嵌められてい
るナット部材dを、カラーe及びスプリングfを介し前
記大径パイプaの雄ねじbに螺着して固定するようにな
っている。
に雄ねじbが切られ、この大径パイプaに小径パイプc
の端部の挿入すると共に、小径パイプcに嵌められてい
るナット部材dを、カラーe及びスプリングfを介し前
記大径パイプaの雄ねじbに螺着して固定するようにな
っている。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来の異径パイプの接続構造によると、大径パ
イプaに雄ねじbを切らねばならないので、パイプの肉
厚が0.5mm以上必要であり、それより薄いものは使用で
きなかった。
イプaに雄ねじbを切らねばならないので、パイプの肉
厚が0.5mm以上必要であり、それより薄いものは使用で
きなかった。
また、そのねじ切り作業は非常に手間が掛かり、ねじ切
り後にパイプ同士がぶつかったり外力が加わったりする
と、ねじ山が潰れたり変形したりして不良品が多く発生
することになる。
り後にパイプ同士がぶつかったり外力が加わったりする
と、ねじ山が潰れたり変形したりして不良品が多く発生
することになる。
本考案は、このような事態を防止するためになされ、大
径パイプに雄ねじを形成しなくても小径パイプを確実に
接続できるようにした異径パイプの接続構造を提供する
ことを技術的課題としたものである。
径パイプに雄ねじを形成しなくても小径パイプを確実に
接続できるようにした異径パイプの接続構造を提供する
ことを技術的課題としたものである。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための手段として、本考案
は、小径パイプの端部を大径パイプの端部に挿入し、小
径パイプに嵌めたナット部材を大径パイプの端部に螺着
して固定するようにした異径パイプの接続において、前
記大径パイプの端部の外面に、前記ナット部材の内面の
めねじと螺合するねじ用突起を少なくとも2個形成した
ことを要旨とするものである。
は、小径パイプの端部を大径パイプの端部に挿入し、小
径パイプに嵌めたナット部材を大径パイプの端部に螺着
して固定するようにした異径パイプの接続において、前
記大径パイプの端部の外面に、前記ナット部材の内面の
めねじと螺合するねじ用突起を少なくとも2個形成した
ことを要旨とするものである。
[作用] 大径パイプに形成した少なくとも2個のねじ用突起が雄
ねじとして機能し、この突起にナット部材のめねじが螺
合することによりナット部材を締め付けることが出来
る。
ねじとして機能し、この突起にナット部材のめねじが螺
合することによりナット部材を締め付けることが出来
る。
[実施例] 以下、図示の実施例により本考案をさらに詳しく説明す
る。
る。
1は厚さが0.3mm以下のステンレス製パイプであり、そ
の端部の外面にねじ用突起2を2個設けてある。このね
じ用突起2は、後記するナット部材のめねじと螺合する
雄ねじを仮想し、その雄ねじのねじ山に沿うようにして
前記パイプ1の外面にほぼ対向させて形成してある。ね
じ用突起2は、例えばプレス加工によってパイプ1の内
側から外側に打ち出すことによって形成することが出
来、このときパイプ1の内径を狭めないようにする。ね
じ用突起2は、1個だと不安定であるので最低2個は必
要とし、或いは場合によっては2個以上設けることもあ
る。3は同じく厚さが0.3mm下のステンレス製パイプで
あり、その外径は前記パイプ1の内径よりやや小さ目に
形成されている。4は前記パイプ3に嵌められたストッ
パカラーであり、すり割り4aが形成され、先端側はテ
ーパ部4bが形成されている。5はナット部材であり、
前記パイプ3に嵌められ、そのめねじ5aが前記ねじ用
突起2に螺合するようにしてある。
の端部の外面にねじ用突起2を2個設けてある。このね
じ用突起2は、後記するナット部材のめねじと螺合する
雄ねじを仮想し、その雄ねじのねじ山に沿うようにして
前記パイプ1の外面にほぼ対向させて形成してある。ね
じ用突起2は、例えばプレス加工によってパイプ1の内
側から外側に打ち出すことによって形成することが出
来、このときパイプ1の内径を狭めないようにする。ね
じ用突起2は、1個だと不安定であるので最低2個は必
要とし、或いは場合によっては2個以上設けることもあ
る。3は同じく厚さが0.3mm下のステンレス製パイプで
あり、その外径は前記パイプ1の内径よりやや小さ目に
形成されている。4は前記パイプ3に嵌められたストッ
パカラーであり、すり割り4aが形成され、先端側はテ
ーパ部4bが形成されている。5はナット部材であり、
前記パイプ3に嵌められ、そのめねじ5aが前記ねじ用
突起2に螺合するようにしてある。
前記大径のパイプ1の小径のパイプ3とを接続するに
は、まずパイプ3の先端部をパイプ1に挿入し、前記ス
トッパカラー4をスライドさせてそのテーパ部4bをパ
イプ1の縁部に押し込み、このストッパカラー4に前記
ナット部材5を被せると共に、このナット部材5を回転
させるとそのめねじ5aが前記ねじ用突起2に螺合し、
ナット部材5を締め付けることが出来る。
は、まずパイプ3の先端部をパイプ1に挿入し、前記ス
トッパカラー4をスライドさせてそのテーパ部4bをパ
イプ1の縁部に押し込み、このストッパカラー4に前記
ナット部材5を被せると共に、このナット部材5を回転
させるとそのめねじ5aが前記ねじ用突起2に螺合し、
ナット部材5を締め付けることが出来る。
このようにして、大径のパイプ1と小径のパイプ3を容
易に接続することが出来、かつ前記ナット部材5を外せ
ば大径のパイプ1に対して小径のパイプ3が自在にスラ
イドするので、全体の長さを簡単に調節することが出来
る。
易に接続することが出来、かつ前記ナット部材5を外せ
ば大径のパイプ1に対して小径のパイプ3が自在にスラ
イドするので、全体の長さを簡単に調節することが出来
る。
従って、本考案は農薬等を散布する噴霧器用パイプに限
らず、例えば三脚やアンテナや各種のポール等のパイプ
接続構造として広く適用出来るものである。
らず、例えば三脚やアンテナや各種のポール等のパイプ
接続構造として広く適用出来るものである。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は異径パイプの接続におい
て、大径のパイプの接続端部の外面にねじ用突起を少な
くとも2個設け、このねじ用突起にナット部材のめねじ
を螺合することにより、そのナット部材を締め付けられ
るようにしたので、大径のパイプに雄ねじを切る必要が
無くなり、大径のパイプの肉厚を薄くすることが出来
る。これにより、重量の軽減及びコストダウンが可能と
なり、かつねじ山の損傷による不良品を未然に防止でき
る等の実用的に優れた効果を奏する。
て、大径のパイプの接続端部の外面にねじ用突起を少な
くとも2個設け、このねじ用突起にナット部材のめねじ
を螺合することにより、そのナット部材を締め付けられ
るようにしたので、大径のパイプに雄ねじを切る必要が
無くなり、大径のパイプの肉厚を薄くすることが出来
る。これにより、重量の軽減及びコストダウンが可能と
なり、かつねじ山の損傷による不良品を未然に防止でき
る等の実用的に優れた効果を奏する。
第1図は本考案の実施例を示す一部破断の斜視図、第2
図はその接続状態を示す要部の断面図、第3図は従来例
を示す要部の断面図である。 1……大径のパイプ、2……ねじ用突起 3……小径のパイプ、4……ストッパカラー 5……ナット部材、5a……めねじ
図はその接続状態を示す要部の断面図、第3図は従来例
を示す要部の断面図である。 1……大径のパイプ、2……ねじ用突起 3……小径のパイプ、4……ストッパカラー 5……ナット部材、5a……めねじ
Claims (1)
- 【請求項1】小径パイプの端部を大径パイプの端部に挿
入し、小径パイプに嵌めたナット部材を大径パイプの端
部に螺着して固定するようにした異径パイプの接続にお
いて、前記大径パイプの端部の外面に、前記ナット部材
の内面のめねじと螺合するねじ用突起を少なくとも2個
形成したことを特徴とする異径パイプの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10170288U JPH0627910Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 異径パイプの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10170288U JPH0627910Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 異径パイプの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0222492U JPH0222492U (ja) | 1990-02-14 |
JPH0627910Y2 true JPH0627910Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31330939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10170288U Expired - Fee Related JPH0627910Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 異径パイプの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627910Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP10170288U patent/JPH0627910Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0222492U (ja) | 1990-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |