JPH06277749A - 熱間押出設備 - Google Patents
熱間押出設備Info
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- JPH06277749A JPH06277749A JP9245793A JP9245793A JPH06277749A JP H06277749 A JPH06277749 A JP H06277749A JP 9245793 A JP9245793 A JP 9245793A JP 9245793 A JP9245793 A JP 9245793A JP H06277749 A JPH06277749 A JP H06277749A
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- billet
- induction heating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々の材料の押出に適した熱間押出設備を提
供する。 【構成】 搬送路B〜Lを用いてビレットを燃焼式加熱
炉10、横型誘導加熱炉20、竪型誘導加熱炉30、穿
孔・押拡げプレス40および押出プレス50に送る。材
料によって加熱炉を使い分ける。
供する。 【構成】 搬送路B〜Lを用いてビレットを燃焼式加熱
炉10、横型誘導加熱炉20、竪型誘導加熱炉30、穿
孔・押拡げプレス40および押出プレス50に送る。材
料によって加熱炉を使い分ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は継目無管の製造に使用す
る熱間押出設備に関し、更に詳しくはその設備レイアウ
トに改良を加えた熱間押出設備に関する。
る熱間押出設備に関し、更に詳しくはその設備レイアウ
トに改良を加えた熱間押出設備に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間押出設備は、基本的に、ビレットを
加熱する加熱炉と、加熱されたビレットを加工する加工
機と、加熱炉および加工機にビレットを搬送する搬送路
とからなる。
加熱する加熱炉と、加熱されたビレットを加工する加工
機と、加熱炉および加工機にビレットを搬送する搬送路
とからなる。
【0003】加熱炉としては、燃焼式加熱炉、複数の横
型誘導加熱炉を単独に又は連続して設けた横型誘導加熱
炉、および複数の竪型誘導炉を単独に設けた竪型誘導加
熱炉があり、加工機としては、加熱されたビレットを穿
孔または押拡げする穿孔・押拡げプレスと、加熱された
ビレットを長尺材に押出す押出プレスとがある。
型誘導加熱炉を単独に又は連続して設けた横型誘導加熱
炉、および複数の竪型誘導炉を単独に設けた竪型誘導加
熱炉があり、加工機としては、加熱されたビレットを穿
孔または押拡げする穿孔・押拡げプレスと、加熱された
ビレットを長尺材に押出す押出プレスとがある。
【0004】従来の熱間押出設備における設備レイアウ
トは大概図1の(イ)〜(ヘ)に分類され、それぞれに
穿孔・押拡げプレスのない場合がある。また、燃焼式加
熱炉、横型誘導加熱炉、竪型誘導加熱炉にはそれぞれ次
のような長所・短所がある。
トは大概図1の(イ)〜(ヘ)に分類され、それぞれに
穿孔・押拡げプレスのない場合がある。また、燃焼式加
熱炉、横型誘導加熱炉、竪型誘導加熱炉にはそれぞれ次
のような長所・短所がある。
【0005】以下に従来の設備レイアウトおよび加熱炉
の長所・短所を詳述する。
の長所・短所を詳述する。
【0006】設備レイアウト 1)図1(イ)の従来設備 加熱炉として燃焼式加熱炉10のみを備える。ビレット
は燃焼式加熱炉10に搬入され、ここで加熱された後、
穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・押拡げ加
工を受けたビレットは、燃焼式加熱炉10で再加熱され
た後、押出プレス50へ搬送される。
は燃焼式加熱炉10に搬入され、ここで加熱された後、
穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・押拡げ加
工を受けたビレットは、燃焼式加熱炉10で再加熱され
た後、押出プレス50へ搬送される。
【0007】穿孔・押拡げプレス40がない場合或いは
これを使用しない場合は、燃焼式加熱炉10から抽出さ
れたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
これを使用しない場合は、燃焼式加熱炉10から抽出さ
れたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
【0008】2)図1(ロ)の従来設備 加熱炉として横型誘導加熱炉20のみを備える。ビレッ
トは横型誘導加熱炉20に搬入され、ここで加熱された
後、穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・押拡
げ加工を受けたビレットは、横型誘導加熱炉20で再加
熱された後、押出プレス50へ搬送される。
トは横型誘導加熱炉20に搬入され、ここで加熱された
後、穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・押拡
げ加工を受けたビレットは、横型誘導加熱炉20で再加
熱された後、押出プレス50へ搬送される。
【0009】穿孔・押拡げプレス40がない場合或いは
これを使用しない場合は、横型誘導加熱炉20から抽出
されたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
これを使用しない場合は、横型誘導加熱炉20から抽出
されたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
【0010】3)図(ハ)の従来設備 加熱炉として竪型誘導加熱炉30のみを備える。ビレッ
トは竪型誘導加熱炉30に搬入され、ここで加熱された
後、穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・押拡
げ加工を受けたビレットは、竪型誘導加熱炉30で再加
熱された後、押出プレス50へ搬送される。
トは竪型誘導加熱炉30に搬入され、ここで加熱された
後、穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・押拡
げ加工を受けたビレットは、竪型誘導加熱炉30で再加
熱された後、押出プレス50へ搬送される。
【0011】穿孔・押拡げプレス40がない場合或いは
これを使用しない場合は、竪型誘導加熱炉30から抽出
されたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
これを使用しない場合は、竪型誘導加熱炉30から抽出
されたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
【0012】4)図1(ニ)の従来設備 加熱炉として燃焼式加熱炉10および横型誘導加熱炉2
0を備える。ビレットは燃焼式加熱炉10で加熱され、
更に横型誘導加熱炉20で加熱された後、穿孔・押拡げ
プレス40へ搬送される。穿孔・押拡げ加工を受けたビ
レットは、横型誘導加熱炉20で再加熱された後、押出
プレス50へ搬送される。
0を備える。ビレットは燃焼式加熱炉10で加熱され、
更に横型誘導加熱炉20で加熱された後、穿孔・押拡げ
プレス40へ搬送される。穿孔・押拡げ加工を受けたビ
レットは、横型誘導加熱炉20で再加熱された後、押出
プレス50へ搬送される。
【0013】穿孔・押拡げプレス40がない場合或いは
これを使用しない場合は、横型誘導加熱炉20から抽出
されたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
これを使用しない場合は、横型誘導加熱炉20から抽出
されたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
【0014】5)図1(ホ)の従来設備 加熱炉として燃焼式加熱炉10および竪型誘導加熱炉3
0を備える。ビレットは燃焼式加熱炉10で加熱され、
更に竪型誘導加熱炉30で加熱された後、穿孔・押拡げ
プレス40へ搬送される。穿孔・押拡げ加工を受けたビ
レットは、竪型誘導加熱炉30で再加熱された後、押出
プレス50へ搬送される。
0を備える。ビレットは燃焼式加熱炉10で加熱され、
更に竪型誘導加熱炉30で加熱された後、穿孔・押拡げ
プレス40へ搬送される。穿孔・押拡げ加工を受けたビ
レットは、竪型誘導加熱炉30で再加熱された後、押出
プレス50へ搬送される。
【0015】穿孔・押拡げプレス40がない場合或いは
これを使用しない場合は、竪型誘導加熱炉40から抽出
ざれたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
これを使用しない場合は、竪型誘導加熱炉40から抽出
ざれたビレットが押出プレス50に直接搬送される。
【0016】6)図1(ヘ)の従来設備 加熱炉として燃焼式加熱炉10、横型誘導加熱炉20お
よび竪型誘導加熱炉30を備える。ビレットは燃焼式加
熱炉10で加熱され、更に横型誘導加熱炉20で加熱さ
れた後、穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・
押拡げ加工を受けたビレットは、竪型誘導加熱炉30で
再加熱された後、押出プレス50へ搬送される。
よび竪型誘導加熱炉30を備える。ビレットは燃焼式加
熱炉10で加熱され、更に横型誘導加熱炉20で加熱さ
れた後、穿孔・押拡げプレス40へ搬送される。穿孔・
押拡げ加工を受けたビレットは、竪型誘導加熱炉30で
再加熱された後、押出プレス50へ搬送される。
【0017】穿孔・押拡げプレス40がない場合或いは
これを使用しない場合は、横型誘導加熱炉20から抽出
ざれたビレットが竪型誘導加熱炉30で更に加熱されて
押出プレス50に直接搬送される。
これを使用しない場合は、横型誘導加熱炉20から抽出
ざれたビレットが竪型誘導加熱炉30で更に加熱されて
押出プレス50に直接搬送される。
【0018】加熱炉の特性 1)燃焼式加熱炉 通常、大気雰囲気での長時間加熱となるため、スケール
発生が多い。炉内雰囲気を制御する場合もあるが、その
場合は設備費が嵩み、また、不完全燃焼のために、燃料
原単位が低下する。加熱に時間がかかるため、大容量と
なり、少量多品種の生産には適さない。しかし、長時間
の安定加熱には都合が良い。
発生が多い。炉内雰囲気を制御する場合もあるが、その
場合は設備費が嵩み、また、不完全燃焼のために、燃料
原単位が低下する。加熱に時間がかかるため、大容量と
なり、少量多品種の生産には適さない。しかし、長時間
の安定加熱には都合が良い。
【0019】2)横型誘導炉(単独タイプ) ビレットを1個ずつ加熱するため、個々を違った温度で
加熱できる反面、トランスやコイルの特性差により個々
のビレットを同一状態に加熱することは困難。長手方向
の磁束密度を均一にすることが困難なため、ビレットの
長手方向に偏熱を生じやすい。加熱能率を上げるために
は数多くの基数を必要とする。ビレットがライナに接触
するため、周方向の偏熱も生じやすい。
加熱できる反面、トランスやコイルの特性差により個々
のビレットを同一状態に加熱することは困難。長手方向
の磁束密度を均一にすることが困難なため、ビレットの
長手方向に偏熱を生じやすい。加熱能率を上げるために
は数多くの基数を必要とする。ビレットがライナに接触
するため、周方向の偏熱も生じやすい。
【0020】3)横型誘導炉(連結タイプ) 高加熱能率を確保できる。個体間の温度ばらつきが小さ
い。ビレットが複数のコイルを通過するため、長手方向
の偏熱が生じにくい。一方、短所としては、ビレットが
ライナに接触することがある。そのため、周方向の偏熱
を生じやすく、重量の大きいビレットではライナとの摩
擦により焼付き疵も生じやすい。
い。ビレットが複数のコイルを通過するため、長手方向
の偏熱が生じにくい。一方、短所としては、ビレットが
ライナに接触することがある。そのため、周方向の偏熱
を生じやすく、重量の大きいビレットではライナとの摩
擦により焼付き疵も生じやすい。
【0021】4)竪型誘導加熱炉(単独タイプ) コイル内でビレットはライナ等に接触しないため、周方
向の偏熱を生じ難い。ビレットを1個ずつ加熱するた
め、個々を違った温度に加熱できる。短所としては、ト
ランスやコイルの特性差により個々のビレットを同一状
態に加熱するのが困難なことがある。また、。長手方向
の磁束密度を均一にすることが困難なため、ビレットの
長手方向に偏熱を生じやすい。更に、加熱能率を上げる
ためには数多くの基数を必要とする。
向の偏熱を生じ難い。ビレットを1個ずつ加熱するた
め、個々を違った温度に加熱できる。短所としては、ト
ランスやコイルの特性差により個々のビレットを同一状
態に加熱するのが困難なことがある。また、。長手方向
の磁束密度を均一にすることが困難なため、ビレットの
長手方向に偏熱を生じやすい。更に、加熱能率を上げる
ためには数多くの基数を必要とする。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱間押出が
適用される材料としては、一般ステンレス鋼、ステンレ
スホローバー、粉末材、外面フラッド材、Ti・Ti合
金等があり、加熱加工のプロセスの相違によって、一般
ステンレス鋼は全般、二相ステンレス鋼、二相ステンレ
ス鋼以外に分類でき、粉末材はフェライトステンレス
鋼、オーステナイトステンレス鋼に分類できる。
適用される材料としては、一般ステンレス鋼、ステンレ
スホローバー、粉末材、外面フラッド材、Ti・Ti合
金等があり、加熱加工のプロセスの相違によって、一般
ステンレス鋼は全般、二相ステンレス鋼、二相ステンレ
ス鋼以外に分類でき、粉末材はフェライトステンレス
鋼、オーステナイトステンレス鋼に分類できる。
【0023】これらの加工材に対し、図1(イ)〜
(ヘ)の従来設備は、極く限られた一部の材料にしか充
分な適正度を示さないことが、本発明者らの調査検討の
結果から明らかになった。各材料に適したプロセスを表
1に示し、各設備の適正度を表2に示す。なお、表は発
明の詳細な説明の欄の末尾に添付してある。
(ヘ)の従来設備は、極く限られた一部の材料にしか充
分な適正度を示さないことが、本発明者らの調査検討の
結果から明らかになった。各材料に適したプロセスを表
1に示し、各設備の適正度を表2に示す。なお、表は発
明の詳細な説明の欄の末尾に添付してある。
【0024】1)一般ステンレス鋼(全般) 一般にステンレス鋼の押出しは、燃焼式加熱炉→横型誘
導加熱炉→穿孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉→押出
プレスのプロセスが望ましい。
導加熱炉→穿孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉→押出
プレスのプロセスが望ましい。
【0025】燃焼式加熱炉のみでは穿孔・押拡げの適正
温度まで加熱できず、横型誘導加熱炉や竪型誘導加熱炉
のみでは能率低下、加熱コスト悪化を招くため、燃焼式
加熱炉と横型誘導加熱炉又は燃焼式加熱炉と竪型誘導加
熱炉のプロセスが必要となる。しかし、燃焼式加熱炉と
竪型誘導加熱炉の場合、穿孔・押拡げ後再度竪型誘導加
熱炉を使用するため、加熱工程が煩雑になり、材料識別
の観点から問題がある。そのため、燃焼式加熱炉→横型
誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉の加熱工程が望ましい。
温度まで加熱できず、横型誘導加熱炉や竪型誘導加熱炉
のみでは能率低下、加熱コスト悪化を招くため、燃焼式
加熱炉と横型誘導加熱炉又は燃焼式加熱炉と竪型誘導加
熱炉のプロセスが必要となる。しかし、燃焼式加熱炉と
竪型誘導加熱炉の場合、穿孔・押拡げ後再度竪型誘導加
熱炉を使用するため、加熱工程が煩雑になり、材料識別
の観点から問題がある。そのため、燃焼式加熱炉→横型
誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉の加熱工程が望ましい。
【0026】従って、一般ステンレス鋼に適するのは、
図1(ヘ)の設備のみである。燃焼式加熱炉と横型誘導
加熱炉を備える図1(ニ)の設備も一応は適用可能とい
えるが、他は不適である。
図1(ヘ)の設備のみである。燃焼式加熱炉と横型誘導
加熱炉を備える図1(ニ)の設備も一応は適用可能とい
えるが、他は不適である。
【0027】2)一般ステンレス鋼(二相ステンレス
鋼) 二相ステンレス鋼の押出しにおいて押出管内径が小さく
穿孔・押拡げプレスを使用しないサイズの場合は、燃焼
式加熱炉→横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレ
スが望ましい。
鋼) 二相ステンレス鋼の押出しにおいて押出管内径が小さく
穿孔・押拡げプレスを使用しないサイズの場合は、燃焼
式加熱炉→横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレ
スが望ましい。
【0028】即ち、二相ステンレス鋼ではシグマ相の折
出による脆化域が存在する。一般にオーステナイトステ
ンレス鋼の場合700〜900℃に燃焼式加熱炉にて加
熱される。しかし、二相ステンレス鋼ではこの温度が脆
化域とラップするため、燃焼式加熱炉から搬出後次の加
熱炉までの搬送中の衝撃等により割れ等が発生する。そ
のため、燃焼式加熱炉ではこの脆化域より充分に低い温
度に管理することが必要となる。しかし、燃焼式加熱炉
にて低い温度、例えば400℃程度に加熱されたビレッ
トを押出最適加熱温度まで加熱するにはかなり時間を費
やす。
出による脆化域が存在する。一般にオーステナイトステ
ンレス鋼の場合700〜900℃に燃焼式加熱炉にて加
熱される。しかし、二相ステンレス鋼ではこの温度が脆
化域とラップするため、燃焼式加熱炉から搬出後次の加
熱炉までの搬送中の衝撃等により割れ等が発生する。そ
のため、燃焼式加熱炉ではこの脆化域より充分に低い温
度に管理することが必要となる。しかし、燃焼式加熱炉
にて低い温度、例えば400℃程度に加熱されたビレッ
トを押出最適加熱温度まで加熱するにはかなり時間を費
やす。
【0029】従って、能率低下を防止するという観点、
さらに竪型誘導加熱炉のみではビレット内外面を均一に
加熱するには電流をON−OFF等を実施する必要があ
るなどの観点から横型誘導加熱炉、竪型誘導加熱炉を併
用する燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉
→押出プレスのプロセスが望ましい。この望ましいプロ
セスを実行できるのは、やはり図1(ヘ)の設備のみで
ある。
さらに竪型誘導加熱炉のみではビレット内外面を均一に
加熱するには電流をON−OFF等を実施する必要があ
るなどの観点から横型誘導加熱炉、竪型誘導加熱炉を併
用する燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉
→押出プレスのプロセスが望ましい。この望ましいプロ
セスを実行できるのは、やはり図1(ヘ)の設備のみで
ある。
【0030】3)一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼
以外) ステンレス鋼の押出しにおいて押出管内径が小さく堅プ
レスを使用しないサイズの場合は、燃焼式加熱炉→竪型
誘導加熱炉→押出プレスが望ましい。これは通常横型誘
導加熱炉においてコイル内でビレットがライナに接触す
るため、周方向の偏熱が生じやすいからである。即ち、
この偏熱は押出管の偏肉を助長するため好ましくない。
この望ましいプロセスを実行できるのは、図1(ホ)の
設備のみである。
以外) ステンレス鋼の押出しにおいて押出管内径が小さく堅プ
レスを使用しないサイズの場合は、燃焼式加熱炉→竪型
誘導加熱炉→押出プレスが望ましい。これは通常横型誘
導加熱炉においてコイル内でビレットがライナに接触す
るため、周方向の偏熱が生じやすいからである。即ち、
この偏熱は押出管の偏肉を助長するため好ましくない。
この望ましいプロセスを実行できるのは、図1(ホ)の
設備のみである。
【0031】4)ステンレス鋼ホローバー 一般にステンレス鋼のホローバー(厚肉管)の大量押出
しには燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→押出プレスのプ
ロセスが望ましい。これは押出管内径が小さく穿孔・押
拡げプレスを使用しないサイズの場合である。
しには燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→押出プレスのプ
ロセスが望ましい。これは押出管内径が小さく穿孔・押
拡げプレスを使用しないサイズの場合である。
【0032】通常、横型誘導加熱炉はコイル内でビレッ
トがライナーに接触し、周方向の偏熱が生じやすいた
め、押出管の偏肉に悪影響を及ぼしやすいが、本対象材
は厚肉管のため偏肉率の観点からみると、全く問題にな
らないことを知見している。むしろ、能率の観点から複
数基所有せざるを得ない竪型誘導加熱炉の使用時の方
が、トランス、コイルが各基特性をもつことからビレッ
ト個体間の温度ばらつきが大きく、押出管の品質にばら
つきがでやすい。そのため、燃焼式加熱炉→横型誘導加
熱炉→押出プレスのプロセスが望ましい。
トがライナーに接触し、周方向の偏熱が生じやすいた
め、押出管の偏肉に悪影響を及ぼしやすいが、本対象材
は厚肉管のため偏肉率の観点からみると、全く問題にな
らないことを知見している。むしろ、能率の観点から複
数基所有せざるを得ない竪型誘導加熱炉の使用時の方
が、トランス、コイルが各基特性をもつことからビレッ
ト個体間の温度ばらつきが大きく、押出管の品質にばら
つきがでやすい。そのため、燃焼式加熱炉→横型誘導加
熱炉→押出プレスのプロセスが望ましい。
【0033】この望ましいプロセスを実行できるのは図
1(ニ)の設備のみであり、これのみがステンレス鋼ホ
ローバーの押出しに適し、他は不適となる。5,6)粉
末材(フェライトステンレス鋼,オーステナイトステン
レス鋼)
1(ニ)の設備のみであり、これのみがステンレス鋼ホ
ローバーの押出しに適し、他は不適となる。5,6)粉
末材(フェライトステンレス鋼,オーステナイトステン
レス鋼)
【0034】粉末材の押出しでは燃焼式加熱炉→押出プ
レスまたは燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレス
のプロセスが望ましい。
レスまたは燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレス
のプロセスが望ましい。
【0035】一般に粉末材は炭素鋼で造られたカプセル
に粉末を充填してビレットが作られる。そのため、穿孔
・押拡げプレスによる加工では各溶接部がはずれるなど
の問題があり、穿孔・押拡げプレスは使用されない。
に粉末を充填してビレットが作られる。そのため、穿孔
・押拡げプレスによる加工では各溶接部がはずれるなど
の問題があり、穿孔・押拡げプレスは使用されない。
【0036】この粉末材のビレットは、加熱工程の中で
粉末を焼結させる必要がある。一般にこの焼結には80
0〜1000℃×2Hr程度必要とされ、燃焼式加熱炉
での加熱が必要となる。この温度で押出し可能な鋼種、
例えばフェライトステンレス鋼等はこのまま押出され
る。即ち、燃焼式加熱炉→押出しプレスのプロセスが採
用される。
粉末を焼結させる必要がある。一般にこの焼結には80
0〜1000℃×2Hr程度必要とされ、燃焼式加熱炉
での加熱が必要となる。この温度で押出し可能な鋼種、
例えばフェライトステンレス鋼等はこのまま押出され
る。即ち、燃焼式加熱炉→押出しプレスのプロセスが採
用される。
【0037】しかし、この温度で押出しできない鋼種、
例えばオーステナイトステンレス鋼では、燃焼式加熱炉
による加熱の後、竪型誘導加熱炉にて適正温度に加熱し
押出す。即ち、燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プ
レスのプロセスが望ましいということになる。
例えばオーステナイトステンレス鋼では、燃焼式加熱炉
による加熱の後、竪型誘導加熱炉にて適正温度に加熱し
押出す。即ち、燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プ
レスのプロセスが望ましいということになる。
【0038】従って、フェライトステンレス鋼の粉末押
出しには、図1(イ)の設備のみが適し、他は適さな
い。また、オーステナイトステンレス鋼の粉末押出しに
は、図1(ホ)の設備のみが適する。
出しには、図1(イ)の設備のみが適し、他は適さな
い。また、オーステナイトステンレス鋼の粉末押出しに
は、図1(ホ)の設備のみが適する。
【0039】7)外面クラッド材 外面クラッド鋼材の押出しでは横型誘導加熱炉→竪型誘
導加熱炉→押出プレスのプロセスが望ましい。一般にク
ラッド鋼材は内外管の片端もしくは両端を溶接にて固定
して作成される。よって穿孔・押拡げプレスにおける加
工では、この溶接がはずれるなどの問題があるため穿孔
・押拡げプレスは使用されない。
導加熱炉→押出プレスのプロセスが望ましい。一般にク
ラッド鋼材は内外管の片端もしくは両端を溶接にて固定
して作成される。よって穿孔・押拡げプレスにおける加
工では、この溶接がはずれるなどの問題があるため穿孔
・押拡げプレスは使用されない。
【0040】このクラッド鋼材の押出しでは、熱間押出
しの際に外層鋼が切断するという問題があり、特開平1
−241322号公報にあるように、内外層鋼の変形抵
抗の比(外層鋼/内層鋼)を2未満にする必要がある。
そのため、加熱時には、上記変形抵抗の比となるよう内
外鋼に温度差を生じさせなければならない。このような
要求に対し、燃焼式加熱炉は内外鋼の均熱が図られてし
まうため、望ましくない。しかし、竪型誘導加熱炉もし
くは横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉の加熱プロセスを
とることにより、上記条件の加熱が可能となることを種
々実験より知見した。但し、後のプロセスの方が製管能
率の観点さらには加熱コストの点からも有効である。
しの際に外層鋼が切断するという問題があり、特開平1
−241322号公報にあるように、内外層鋼の変形抵
抗の比(外層鋼/内層鋼)を2未満にする必要がある。
そのため、加熱時には、上記変形抵抗の比となるよう内
外鋼に温度差を生じさせなければならない。このような
要求に対し、燃焼式加熱炉は内外鋼の均熱が図られてし
まうため、望ましくない。しかし、竪型誘導加熱炉もし
くは横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉の加熱プロセスを
とることにより、上記条件の加熱が可能となることを種
々実験より知見した。但し、後のプロセスの方が製管能
率の観点さらには加熱コストの点からも有効である。
【0041】従って、外面クラッド材の押出しには横型
誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスが
適する。これを実行できる従来の設備はなく、しいて言
えば燃焼式加熱炉を備えない図1(ロ)および図1
(ハ)の設備が適用可能となる。
誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスが
適する。これを実行できる従来の設備はなく、しいて言
えば燃焼式加熱炉を備えない図1(ロ)および図1
(ハ)の設備が適用可能となる。
【0042】8,9)TiおよびTi合金 TiおよびTi合金の押出しでは、竪型誘導加熱炉→穿
孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロ
セスまたは竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスが望
ましい。
孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロ
セスまたは竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスが望
ましい。
【0043】TiおよびTi合金は、加熱時に発生する
スケールが固いため、押出し時の潤滑不良はもちろん、
このスケールが管に押さえこまれるなど品質へ悪影響を
及ぼす。このため、加熱時のスケール発生を極力抑える
必要がある。その方法として第1は加熱時間を短くする
ことであり、従って誘導加熱炉での加熱が望ましい。し
かし、これだけでは充分な効果が得られず、さらにビレ
ットに予めの酸化防止剤を塗布することが必要になる。
しかし、誘導加熱炉でも横型誘導加熱炉を使用すると、
ライナとビレットの接触により酸化防止剤がはがれてし
まう。従って、穿孔・押拡げプレスを使用する場合は、
竪型誘導加熱炉→穿孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉
→押出プレスのプロセスが望ましく、穿孔・押拡げプレ
スを使用しない場合は横型誘導加熱炉→押出プレスのプ
ロセスが望ましい。
スケールが固いため、押出し時の潤滑不良はもちろん、
このスケールが管に押さえこまれるなど品質へ悪影響を
及ぼす。このため、加熱時のスケール発生を極力抑える
必要がある。その方法として第1は加熱時間を短くする
ことであり、従って誘導加熱炉での加熱が望ましい。し
かし、これだけでは充分な効果が得られず、さらにビレ
ットに予めの酸化防止剤を塗布することが必要になる。
しかし、誘導加熱炉でも横型誘導加熱炉を使用すると、
ライナとビレットの接触により酸化防止剤がはがれてし
まう。従って、穿孔・押拡げプレスを使用する場合は、
竪型誘導加熱炉→穿孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉
→押出プレスのプロセスが望ましく、穿孔・押拡げプレ
スを使用しない場合は横型誘導加熱炉→押出プレスのプ
ロセスが望ましい。
【0044】これを実行できるのは、図1(ハ)の設備
のみである。即ち、TiおよびTi合金の押出しには、
図1(ハ)の設備しか適さない。
のみである。即ち、TiおよびTi合金の押出しには、
図1(ハ)の設備しか適さない。
【0045】このように、本発明者らの調査検討の結
果、従来の熱間押出設備は、穿孔・押拡げプレスを装備
するとしないとにかかわらず、その加工材が著しく限定
されることが判明した。
果、従来の熱間押出設備は、穿孔・押拡げプレスを装備
するとしないとにかかわらず、その加工材が著しく限定
されることが判明した。
【0046】本発明の目的は、各種の加工材を支障なく
押出しできる熱間押出設備を提供することにある。
押出しできる熱間押出設備を提供することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の熱間押
出設備は、図2に示すように、ビレットを加熱する加熱
炉として、燃焼式加熱炉10と、複数の横型誘導炉を連
続して設けた横型誘導加熱炉20と、複数の竪型誘導炉
31,32…を単独に設けた竪型誘導加熱炉30とを備
えると共に、加熱されたビレットを加工する加工機とし
て、ビレットを穿孔または押拡げる穿孔・押拡げプレス
40と、ビレットを長尺材に押出す押出プレス50とを
備え、更に、加熱炉および加工機にビレットを搬送する
搬送路として、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10に
搬入する搬送路Aと、燃焼式加熱炉10から抽出された
ビレットを横型誘導加熱炉20に搬送する搬送路Bと、
横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押
拡げプレス40に搬送する搬送路Cと、穿孔・押拡げプ
レス40から抽出されたビレットを竪型誘導加熱炉30
における複数の竪型誘導炉31,32…に分配搬送する
搬送路Dと、複数の竪型誘導炉31,32…から抽出さ
れたビレットを押出プレス50に搬送する搬送路Eと、
加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10を経由せずに横型
誘導加熱炉20に搬入する搬送路Fと、加熱前のビレッ
トを燃焼式加熱炉10および横型誘導加熱炉20を経由
せずに複数の竪型誘導炉31,32…に分配搬入する搬
送路Gと、燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを
横型誘導加熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉3
1,32…に分配搬送する搬送路Hと、燃焼式加熱炉1
0から抽出されたビレットを横型誘導加熱炉20および
竪型誘導加熱炉30を経由せずに押出プレス50に搬送
する搬送路Iと、横型誘導加熱炉20から抽出されたビ
レットを穿孔・押拡げプレス40を経由せずに複数の竪
型誘導炉31,32…に分配搬送する搬送路Jと、横型
誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押拡げ
プレス40および竪型誘導加熱炉30を経由せずに押出
プレス50に搬送する搬送路Kと、複数の竪型誘導炉3
1,32…から抽出されたビレットを押出プレス50を
経由せずに穿孔・押拡げプレス40に搬送する搬送路L
とを具備する。
出設備は、図2に示すように、ビレットを加熱する加熱
炉として、燃焼式加熱炉10と、複数の横型誘導炉を連
続して設けた横型誘導加熱炉20と、複数の竪型誘導炉
31,32…を単独に設けた竪型誘導加熱炉30とを備
えると共に、加熱されたビレットを加工する加工機とし
て、ビレットを穿孔または押拡げる穿孔・押拡げプレス
40と、ビレットを長尺材に押出す押出プレス50とを
備え、更に、加熱炉および加工機にビレットを搬送する
搬送路として、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10に
搬入する搬送路Aと、燃焼式加熱炉10から抽出された
ビレットを横型誘導加熱炉20に搬送する搬送路Bと、
横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押
拡げプレス40に搬送する搬送路Cと、穿孔・押拡げプ
レス40から抽出されたビレットを竪型誘導加熱炉30
における複数の竪型誘導炉31,32…に分配搬送する
搬送路Dと、複数の竪型誘導炉31,32…から抽出さ
れたビレットを押出プレス50に搬送する搬送路Eと、
加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10を経由せずに横型
誘導加熱炉20に搬入する搬送路Fと、加熱前のビレッ
トを燃焼式加熱炉10および横型誘導加熱炉20を経由
せずに複数の竪型誘導炉31,32…に分配搬入する搬
送路Gと、燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを
横型誘導加熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉3
1,32…に分配搬送する搬送路Hと、燃焼式加熱炉1
0から抽出されたビレットを横型誘導加熱炉20および
竪型誘導加熱炉30を経由せずに押出プレス50に搬送
する搬送路Iと、横型誘導加熱炉20から抽出されたビ
レットを穿孔・押拡げプレス40を経由せずに複数の竪
型誘導炉31,32…に分配搬送する搬送路Jと、横型
誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押拡げ
プレス40および竪型誘導加熱炉30を経由せずに押出
プレス50に搬送する搬送路Kと、複数の竪型誘導炉3
1,32…から抽出されたビレットを押出プレス50を
経由せずに穿孔・押拡げプレス40に搬送する搬送路L
とを具備する。
【0048】請求項2に記載の熱間押出設備は、図5に
示すように、請求項1に記載の熱間押出装備から穿孔・
押拡げプレス40を除去したものであって、加熱炉およ
び加工機にビレットを搬送する搬送路として、加熱前の
ビレットを燃焼式加熱炉10に搬入する搬送路Aと、燃
焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加熱
炉20に搬送する搬送路Bと、複数の竪型誘導炉31,
32…から抽出されたビレットを押出プレス50に搬送
する搬送路Eと、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10
を経由せずに横型誘導加熱炉20に搬入する搬送路F
と、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10および横型誘
導加熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32
…に分配搬入する搬送路Gと、燃焼式加熱炉10から抽
出されたビレットを横型誘導加熱炉20を経由せずに複
数の竪型誘導炉31,32…に分配搬送する搬送路H
と、燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘
導加熱炉20および竪型誘導加熱炉30を経由せずに押
出プレス50に搬送する搬送路Iと、横型誘導加熱炉2
0から抽出されたビレットを複数の竪型誘導炉31,3
2…に分配搬送する搬送路Jと、横型誘導加熱炉20か
ら抽出されたビレットを竪型誘導加熱炉30を経由せず
に押出プレス50に搬送する搬送路Kとを具備する。
示すように、請求項1に記載の熱間押出装備から穿孔・
押拡げプレス40を除去したものであって、加熱炉およ
び加工機にビレットを搬送する搬送路として、加熱前の
ビレットを燃焼式加熱炉10に搬入する搬送路Aと、燃
焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加熱
炉20に搬送する搬送路Bと、複数の竪型誘導炉31,
32…から抽出されたビレットを押出プレス50に搬送
する搬送路Eと、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10
を経由せずに横型誘導加熱炉20に搬入する搬送路F
と、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10および横型誘
導加熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32
…に分配搬入する搬送路Gと、燃焼式加熱炉10から抽
出されたビレットを横型誘導加熱炉20を経由せずに複
数の竪型誘導炉31,32…に分配搬送する搬送路H
と、燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘
導加熱炉20および竪型誘導加熱炉30を経由せずに押
出プレス50に搬送する搬送路Iと、横型誘導加熱炉2
0から抽出されたビレットを複数の竪型誘導炉31,3
2…に分配搬送する搬送路Jと、横型誘導加熱炉20か
ら抽出されたビレットを竪型誘導加熱炉30を経由せず
に押出プレス50に搬送する搬送路Kとを具備する。
【0049】
【作用】請求項1に記載の熱間押出設備は、その搬送路
A〜Lを選択使用することにより、次のプロセスを実行
できる。
A〜Lを選択使用することにより、次のプロセスを実行
できる。
【0050】搬送路A、搬送路B、搬送路C、搬送路
D、搬送路Eを使用することにより、燃焼式加熱炉→横
型誘導加熱炉→穿孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉→
押出プレスのプロセスを実行できる。これは表1のNo.
1であり、一般ステンレス鋼(全般)の押出しに適す
る。
D、搬送路Eを使用することにより、燃焼式加熱炉→横
型誘導加熱炉→穿孔・押拡げプレス→竪型誘導加熱炉→
押出プレスのプロセスを実行できる。これは表1のNo.
1であり、一般ステンレス鋼(全般)の押出しに適す
る。
【0051】搬送路A、搬送路B、搬送路J、搬送路E
を使用することにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉
→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 2であり、一般ステンレス鋼(二
相ステンレス鋼)の押出しに適する。
を使用することにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉
→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 2であり、一般ステンレス鋼(二
相ステンレス鋼)の押出しに適する。
【0052】搬送路A、搬送路H、搬送路Eを使用する
ことにより、燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 3および
6であり、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)
の押出しおよび粉末材(オーステナイトステンレス鋼)
の押出しに適する。
ことにより、燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 3および
6であり、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)
の押出しおよび粉末材(オーステナイトステンレス鋼)
の押出しに適する。
【0053】搬送路A、搬送路B、搬送路Kを使用する
ことにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 4であ
り、ステンレス鋼ホローバーの押出しに適する。
ことにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 4であ
り、ステンレス鋼ホローバーの押出しに適する。
【0054】搬送路A、搬送路Iを使用することによ
り、燃焼式加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 5であり、粉末材(フェライトス
テンレス鋼)の押出しに適する。
り、燃焼式加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 5であり、粉末材(フェライトス
テンレス鋼)の押出しに適する。
【0055】搬送路F、搬送路J、搬送路Eを使用する
ことにより、横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プ
レスのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 7であ
り、外面クラッド材の押出しに適する。
ことにより、横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プ
レスのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 7であ
り、外面クラッド材の押出しに適する。
【0056】搬送路G、搬送路L、搬送路D、搬送路E
を使用することにより、竪型誘導加熱炉→穿孔・押拡げ
プレス→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行
でき、搬送路G、搬送路Eを使用することにより、竪型
誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行できる。これ
らのプロセスは表1のNo. 8,9に各相当し、Tiおよ
びTi合金の押出しに適する。
を使用することにより、竪型誘導加熱炉→穿孔・押拡げ
プレス→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行
でき、搬送路G、搬送路Eを使用することにより、竪型
誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行できる。これ
らのプロセスは表1のNo. 8,9に各相当し、Tiおよ
びTi合金の押出しに適する。
【0057】従って、請求項1に記載の熱間押出設備
は、表2に示すように、一般ステンレス鋼(全般)、一
般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、一般ステンレス
鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレス鋼ホローバ
ー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、粉末材(オー
ステナイトステンレス鋼)、外面クラッド材、Tiおよ
びTi合金の全ての押出しを支障なく行い得る。
は、表2に示すように、一般ステンレス鋼(全般)、一
般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、一般ステンレス
鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレス鋼ホローバ
ー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、粉末材(オー
ステナイトステンレス鋼)、外面クラッド材、Tiおよ
びTi合金の全ての押出しを支障なく行い得る。
【0058】請求項2に記載の熱間押出設備は、その搬
送路A,B,E,F,G,H,I,JおよびKを選択使
用することにより、次のプロセスを実行できる。
送路A,B,E,F,G,H,I,JおよびKを選択使
用することにより、次のプロセスを実行できる。
【0059】搬送路A、搬送路B、搬送路J、搬送路E
を使用することにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉
→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 2であり、一般ステンレス鋼(二
相ステンレス鋼)の押出しに適する。
を使用することにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉
→竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 2であり、一般ステンレス鋼(二
相ステンレス鋼)の押出しに適する。
【0060】搬送路A、搬送路H、搬送路Eを使用する
ことにより、燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 3および
6であり、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)
の押出しおよび粉末材(オーステナイトステンレス鋼)
の押出しに適する。
ことにより、燃焼式加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 3および
6であり、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)
の押出しおよび粉末材(オーステナイトステンレス鋼)
の押出しに適する。
【0061】搬送路A、搬送路B、搬送路Kを使用する
ことにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1No. 4であり、
ステンレスホローバーの押出しに適する。
ことにより、燃焼式加熱炉→横型誘導加熱炉→押出プレ
スのプロセスを実行できる。これは表1No. 4であり、
ステンレスホローバーの押出しに適する。
【0062】搬送路A、搬送路Iを使用することによ
り、燃焼式加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 5であり、粉末材(フェライトス
テンレス鋼)の押出しに適する。
り、燃焼式加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。これは表1のNo. 5であり、粉末材(フェライトス
テンレス鋼)の押出しに適する。
【0063】搬送路F、搬送路J、搬送路Eを使用する
ことにより、横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プ
レスのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 7であ
り、外面クラッド材の押出しに適する。
ことにより、横型誘導加熱炉→竪型誘導加熱炉→押出プ
レスのプロセスを実行できる。これは表1のNo. 7であ
り、外面クラッド材の押出しに適する。
【0064】搬送路G、搬送路Eを使用することによ
り、竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。このプロセスは表1のNo. 9であり、穿孔・押拡げ
プレスを使用しない場合のTiおよびTi合金の押出し
に適する。
り、竪型誘導加熱炉→押出プレスのプロセスを実行でき
る。このプロセスは表1のNo. 9であり、穿孔・押拡げ
プレスを使用しない場合のTiおよびTi合金の押出し
に適する。
【0065】従って、請求項2に記載の熱間押出設備
は、表2に示すように、穿孔・押拡げプレスを使用しな
い一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、一般ステン
レス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレス鋼ホロー
バー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、粉末材(オ
ーステナイトステンレス鋼)、外面クラッド材、Tiお
よびTi合金の押出しを全て支障なく行い得る。
は、表2に示すように、穿孔・押拡げプレスを使用しな
い一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、一般ステン
レス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレス鋼ホロー
バー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、粉末材(オ
ーステナイトステンレス鋼)、外面クラッド材、Tiお
よびTi合金の押出しを全て支障なく行い得る。
【0066】
【実施例】以下に本発明の実施例を図2〜図7に基づい
て説明する。
て説明する。
【0067】図2は請求項1に記載の熱間押出設備の一
例についてその構成を示す模式図、図3は図2の熱間押
出設備の搬送路の構成を示す模式図である。
例についてその構成を示す模式図、図3は図2の熱間押
出設備の搬送路の構成を示す模式図である。
【0068】図2の熱間押出設備は、ビレットを加熱す
る加熱炉として、燃焼式加熱炉10と、複数の横型誘導
炉を連続して設けた横型誘導加熱炉20と、複数の竪型
誘導炉31,32…を単独に設けた竪型誘導加熱炉30
とを備える一方、加熱されたビレットを加工する加工機
として、ビレットを穿孔または押拡げる穿孔・押拡げプ
レス40と、ビレットを長尺材に押出す押出プレス50
とを備えている。そして、これらにビレットを搬送する
搬送路として、前述した搬送路A〜搬送路Lの全てが設
けられており、これらは図3に示す10種のラインによ
り構成されている。
る加熱炉として、燃焼式加熱炉10と、複数の横型誘導
炉を連続して設けた横型誘導加熱炉20と、複数の竪型
誘導炉31,32…を単独に設けた竪型誘導加熱炉30
とを備える一方、加熱されたビレットを加工する加工機
として、ビレットを穿孔または押拡げる穿孔・押拡げプ
レス40と、ビレットを長尺材に押出す押出プレス50
とを備えている。そして、これらにビレットを搬送する
搬送路として、前述した搬送路A〜搬送路Lの全てが設
けられており、これらは図3に示す10種のラインによ
り構成されている。
【0069】中心となるラインは次の6種である。燃焼
式加熱炉10にビレットを搬入するラインa。燃焼式加
熱炉10から抽出されたビレットを交点x1を経由して
横型誘導加熱炉20に搬送するラインbおよびc。横型
誘導加熱炉20から抽出されたビレットを交点x2を経
由して穿孔・押拡げプレス40まで搬送するラインdお
よびe。穿孔・押拡げプレス40から抽出されたビレッ
トを交点x3およびx6を経由して竪型誘導加熱炉30
の入側まで搬送するラインf,gおよびo。ラインoよ
り分岐して、竪型誘導加熱炉30における複数の竪型誘
導加熱炉31,32…にビレットを分配する複数のライ
ンh1,h2…。複数の竪型誘導加熱炉31,32…か
ら抽出されたビレットを交点x4を経由して押出プレス
50に搬送するラインiおよびj。
式加熱炉10にビレットを搬入するラインa。燃焼式加
熱炉10から抽出されたビレットを交点x1を経由して
横型誘導加熱炉20に搬送するラインbおよびc。横型
誘導加熱炉20から抽出されたビレットを交点x2を経
由して穿孔・押拡げプレス40まで搬送するラインdお
よびe。穿孔・押拡げプレス40から抽出されたビレッ
トを交点x3およびx6を経由して竪型誘導加熱炉30
の入側まで搬送するラインf,gおよびo。ラインoよ
り分岐して、竪型誘導加熱炉30における複数の竪型誘
導加熱炉31,32…にビレットを分配する複数のライ
ンh1,h2…。複数の竪型誘導加熱炉31,32…か
ら抽出されたビレットを交点x4を経由して押出プレス
50に搬送するラインiおよびj。
【0070】なお、ラインgおよびラインoは、ビレッ
トを逆方向に搬送できる構成となっている。
トを逆方向に搬送できる構成となっている。
【0071】副ラインは、燃焼式加熱炉10を経由せず
に交点x1までビレットを搬送するラインk、交点x1
から横型誘導加熱炉20を経由せずにラインoとの交点
x5までビレットを搬送するラインl、交点x2から交
点x3までビレットを搬送するラインm、交点x3から
交点x4までビレットを搬送するラインnの4種であ
る。そして、ラインnおよびラインmはビレットを逆方
向に搬送できる構成となっている。
に交点x1までビレットを搬送するラインk、交点x1
から横型誘導加熱炉20を経由せずにラインoとの交点
x5までビレットを搬送するラインl、交点x2から交
点x3までビレットを搬送するラインm、交点x3から
交点x4までビレットを搬送するラインnの4種であ
る。そして、ラインnおよびラインmはビレットを逆方
向に搬送できる構成となっている。
【0072】そして、搬送路Aはラインa、搬送路Bは
ラインbおよびc、搬送路Cはラインdおよびe、搬送
路Dはラインf,g,oおよびh1,h2…、搬送路E
はラインiおよびj、搬送路Fはラインkおよびc、搬
送路Gはラインk,l,oおよびh1 ,h2 …、搬送路
Hはラインb,l,oおよびh1,h2…、搬送路Iは
ラインb,l,o,g,nおよびj、搬送路Jはライン
d,m,g,oおよびh1 ,h2 、搬送路Kはライン
d,m,nおよびj、搬送路Lはラインi,n,mおよ
びeによりそれぞれ構成されている。
ラインbおよびc、搬送路Cはラインdおよびe、搬送
路Dはラインf,g,oおよびh1,h2…、搬送路E
はラインiおよびj、搬送路Fはラインkおよびc、搬
送路Gはラインk,l,oおよびh1 ,h2 …、搬送路
Hはラインb,l,oおよびh1,h2…、搬送路Iは
ラインb,l,o,g,nおよびj、搬送路Jはライン
d,m,g,oおよびh1 ,h2 、搬送路Kはライン
d,m,nおよびj、搬送路Lはラインi,n,mおよ
びeによりそれぞれ構成されている。
【0073】図2および図3の熱間押出設備は、前述し
た通り、搬送路A〜Lを選択使用することにより、一般
ステンレス鋼(全般)、一般ステンレス鋼(二相ステン
レス鋼)、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以
外)、ステンレス鋼ホローバー、粉末材(フェライトス
テンレス鋼)、粉末材(オーステナイトステンレス
鋼)、外面クラッド材、TiおよびTi合金の全ての押
出しを支障なく行い得る。
た通り、搬送路A〜Lを選択使用することにより、一般
ステンレス鋼(全般)、一般ステンレス鋼(二相ステン
レス鋼)、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以
外)、ステンレス鋼ホローバー、粉末材(フェライトス
テンレス鋼)、粉末材(オーステナイトステンレス
鋼)、外面クラッド材、TiおよびTi合金の全ての押
出しを支障なく行い得る。
【0074】図4は請求項1に記載の熱間押出設備の他
の例を示す模式図である。
の例を示す模式図である。
【0075】図4の熱間押出設備は、図2および図3の
熱間押出設備とは、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉1
0および横型誘導加熱炉20を経由せずに複数の竪型誘
導炉31,32…に分配搬入する搬送路Gと、燃焼式加
熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加熱炉20
を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32…に分配搬送
する搬送路Hと、燃焼式加熱炉10から抽出されたビレ
ットを横型誘導加熱炉20および竪型誘導加熱炉30を
経由せずに押出プレス50に搬送する搬送路Iとが相違
している。
熱間押出設備とは、加熱前のビレットを燃焼式加熱炉1
0および横型誘導加熱炉20を経由せずに複数の竪型誘
導炉31,32…に分配搬入する搬送路Gと、燃焼式加
熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加熱炉20
を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32…に分配搬送
する搬送路Hと、燃焼式加熱炉10から抽出されたビレ
ットを横型誘導加熱炉20および竪型誘導加熱炉30を
経由せずに押出プレス50に搬送する搬送路Iとが相違
している。
【0076】搬送路G,HおよびIは、いずれもライン
bを2分したラインb1,b2の交点x7から交点x2
にビレットを搬送するラインpを使用している。そし
て、搬送路Gはラインk,b2,p,m,g,oおよび
h1,h2…により構成され、搬送路Hはラインb1,
p,m,g,oおよびh1,h2…により構成されてい
る。また、搬送路Iはラインb1,p,m,nおよびj
により構成されている。
bを2分したラインb1,b2の交点x7から交点x2
にビレットを搬送するラインpを使用している。そし
て、搬送路Gはラインk,b2,p,m,g,oおよび
h1,h2…により構成され、搬送路Hはラインb1,
p,m,g,oおよびh1,h2…により構成されてい
る。また、搬送路Iはラインb1,p,m,nおよびj
により構成されている。
【0077】ラインpを設けたことにより、交点x1と
交点x5をつなぐラインlは除去されている。また、交
点x3と交点x5の間に設けたラインgおよびラインo
は、ビレットを交点x3から交点x5へのみ搬送する構
成となっている。
交点x5をつなぐラインlは除去されている。また、交
点x3と交点x5の間に設けたラインgおよびラインo
は、ビレットを交点x3から交点x5へのみ搬送する構
成となっている。
【0078】図4の熱間押出設備も搬送路A〜Lを有
し、これらを選択使用することにより、一般ステンレス
鋼(全般)、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、
一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレ
ス鋼ホローバー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、
粉末材(オーステナイトステンレス鋼)、外面クラッド
材、TiおよびTi合金の全ての押出しを支障なく行い
得る。
し、これらを選択使用することにより、一般ステンレス
鋼(全般)、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、
一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレ
ス鋼ホローバー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、
粉末材(オーステナイトステンレス鋼)、外面クラッド
材、TiおよびTi合金の全ての押出しを支障なく行い
得る。
【0079】図5は請求項2に記載の熱間押出設備の一
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【0080】図5の熱間押出設備は、図2および図3の
熱間押出設備から穿孔・押拡げプレス40およびこれに
関連する搬送路C,DおよびLを除去したものである。
熱間押出設備から穿孔・押拡げプレス40およびこれに
関連する搬送路C,DおよびLを除去したものである。
【0081】残った搬送路A,B,E,F,G,H,
I,JおよびKを使用することにより、穿孔・押拡げプ
レスを使用しない一般ステンレス鋼(二相ステンレス
鋼)、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ス
テンレス鋼ホローバー、粉末材(フェライトステンレス
鋼)、粉末材(オーステナイトステンレス鋼)、外面ク
ラッド材、TiおよびTi合金の押出しを全て支障なく
行い得ることは、前述した通りである。
I,JおよびKを使用することにより、穿孔・押拡げプ
レスを使用しない一般ステンレス鋼(二相ステンレス
鋼)、一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ス
テンレス鋼ホローバー、粉末材(フェライトステンレス
鋼)、粉末材(オーステナイトステンレス鋼)、外面ク
ラッド材、TiおよびTi合金の押出しを全て支障なく
行い得ることは、前述した通りである。
【0082】図6は請求項2に記載の熱間押出設備の他
の例を示す模式図である。
の例を示す模式図である。
【0083】図6の熱間押出設備は、図4の熱間押出設
備から穿孔・押拡げプレス40およびこれに関連する搬
送路C,DおよびLを除去したものである。
備から穿孔・押拡げプレス40およびこれに関連する搬
送路C,DおよびLを除去したものである。
【0084】残った搬送路を使用することにより、図5
の熱間押出設備と同様に、穿孔・押拡げプレスを使用し
ない一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、一般ステ
ンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレス鋼ホロ
ーバー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、粉末材
(オーステナイトステンレス鋼)、外面クラッド材、T
iおよびTi合金(穿孔・押拡げプレス使用の場合を除
く)の押出しを全て支障なく行い得る。
の熱間押出設備と同様に、穿孔・押拡げプレスを使用し
ない一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)、一般ステ
ンレス鋼(二相ステンレス鋼以外)、ステンレス鋼ホロ
ーバー、粉末材(フェライトステンレス鋼)、粉末材
(オーステナイトステンレス鋼)、外面クラッド材、T
iおよびTi合金(穿孔・押拡げプレス使用の場合を除
く)の押出しを全て支障なく行い得る。
【0085】ちなみに、従来の熱間押出設備は、図1
(イ)の構成では粉末材(フェライトステンレス鋼)の
押出しのみ、図1(ロ)の構成では外面クラッド材の押
出しのみ、図1(ハ)の構成では外面クラッド材、Ti
およびTi合金の押出し、図1(ニ)の構成では一般ス
テンレス鋼(全般)、ステンレス鋼ホローバー、図
(ホ)の構成では一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼
以外)、粉末材(オーステナイトステンレス鋼)、図1
(ヘ)の構成では一般ステンレス鋼(全般)、一般ステ
ンレス鋼(二相ステンレス鋼)にしか使用できない。
(イ)の構成では粉末材(フェライトステンレス鋼)の
押出しのみ、図1(ロ)の構成では外面クラッド材の押
出しのみ、図1(ハ)の構成では外面クラッド材、Ti
およびTi合金の押出し、図1(ニ)の構成では一般ス
テンレス鋼(全般)、ステンレス鋼ホローバー、図
(ホ)の構成では一般ステンレス鋼(二相ステンレス鋼
以外)、粉末材(オーステナイトステンレス鋼)、図1
(ヘ)の構成では一般ステンレス鋼(全般)、一般ステ
ンレス鋼(二相ステンレス鋼)にしか使用できない。
【0086】また、図2〜図6の熱間押出設備では、搬
送路が相互に重なり合っている。これは搬送路の構成要
素であるラインが多くの搬送路に共用されていることを
意味する。従って、本発明の熱間押出設備のなかでもと
りわけ構成が合理的で簡素である。
送路が相互に重なり合っている。これは搬送路の構成要
素であるラインが多くの搬送路に共用されていることを
意味する。従って、本発明の熱間押出設備のなかでもと
りわけ構成が合理的で簡素である。
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の熱間押出
設備は、従来設備とは比較にならない極めて多くの種類
の押出しに適し、設備コストの低減に、また押出管品質
の向上に多大の効果を奏する。
設備は、従来設備とは比較にならない極めて多くの種類
の押出しに適し、設備コストの低減に、また押出管品質
の向上に多大の効果を奏する。
【図1】従来の熱間押出設備の構成を示す模式図であ
る。
る。
【図2】請求項1に記載の熱間押出設備の一例について
その構成を示す模式図である。
その構成を示す模式図である。
【図3】図2の熱間押出設備の搬送路の構成を示す模式
図である。
図である。
【図4】請求項1に記載の熱間押出設備の他の例を示す
模式図である。
模式図である。
【図5】請求項2に記載の熱間押出設備の一例を示す模
式図である
式図である
【図6】請求項2に記載の熱間押出設備の他の例を示す
模式図である。
模式図である。
10 燃焼式加熱炉 20 横型誘導加熱炉 30 竪型誘導加熱炉 31,32… 竪型誘導炉 40 穿孔・押拡げプレス 50 押出プレス a〜p ライン x1〜x7 交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B30B 1/22 9346−4E H05B 6/10 341 8915−3K
Claims (2)
- 【請求項1】 ビレットを加熱する加熱炉として、燃焼
式加熱炉10と、複数の横型誘導炉を連続して設けた横
型誘導加熱炉20と、複数の竪型誘導炉31,32…を
単独に設けた竪型誘導加熱炉30とを備えると共に、加
熱されたビレットを加工する加工機として、ビレットを
穿孔または押拡げる穿孔・押拡げプレス40と、ビレッ
トを長尺材に押出す押出プレス50とを備え、更に、加
熱炉および加工機にビレットを搬送する搬送路として、 加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10に搬入する搬送路
Aと、 燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加
熱炉20に搬送する搬送路Bと、 横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押
拡げプレス40に搬送する搬送路Cと、 穿孔・押拡げプレス40から抽出されたビレットを竪型
誘導加熱炉30における複数の竪型誘導炉31,32…
に分配搬送する搬送路Dと、 複数の竪型誘導炉31,32…から抽出されたビレット
を押出プレス50に搬送する搬送路Eと、 加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10を経由せずに横型
誘導加熱炉20に搬入する搬送路Fと、 加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10および横型誘導加
熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32…に
分配搬入する搬送路Gと、 燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加
熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32…に
分配搬送する搬送路Hと、 燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加
熱炉20および竪型誘導加熱炉30を経由せずに押出プ
レス50に搬送する搬送路Iと、 横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押
拡げプレス40を経由せずに複数の竪型誘導炉31,3
2…に分配搬送する搬送路Jと、 横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを穿孔・押
拡げプレス40および竪型誘導加熱炉30を経由せずに
押出プレス50に搬送する搬送路Kと、 複数の竪型誘導炉31,32…から抽出されたビレット
を押出プレス50を経由せずに穿孔・押拡げプレス40
に搬送する搬送路Lとを具備することを特徴とする熱間
押出設備。 - 【請求項2】 ビレットを加熱する加熱炉として、燃焼
式加熱炉10と、複数の横型誘導炉を連続して設けた横
型誘導加熱炉20と、複数の竪型誘導炉31,32…を
単独に設けた竪型誘導加熱炉30とを備えると共に、加
熱されたビレットを加工する加工機として、ビレットを
長尺材に押出す押出プレス50とを備え、更に、加熱炉
および加工機にビレットを搬送する搬送路として、 加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10に搬入する搬送路
Aと、 燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加
熱炉20に搬送する搬送路Bと、 複数の竪型誘導炉31,32…から抽出されたビレット
を押出プレス50に搬送する搬送路Eと、 加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10を経由せずに横型
誘導加熱炉20に搬入する搬送路Fと、 加熱前のビレットを燃焼式加熱炉10および横型誘導加
熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32…に
分配搬入する搬送路Gと、 燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加
熱炉20を経由せずに複数の竪型誘導炉31,32…に
分配搬送する搬送路Hと、 燃焼式加熱炉10から抽出されたビレットを横型誘導加
熱炉20および竪型誘導加熱炉30を経由せずに押出プ
レス50に搬送する搬送路Iと、 横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを複数の竪
型誘導炉31,32…に分配搬送する搬送路Jと、 横型誘導加熱炉20から抽出されたビレットを竪型誘導
加熱炉30を経由せずに押出プレス50に搬送する搬送
路Kと、 を具備することを特徴とする熱間押出設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245793A JPH06277749A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 熱間押出設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245793A JPH06277749A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 熱間押出設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277749A true JPH06277749A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14054916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9245793A Pending JPH06277749A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 熱間押出設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06277749A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5802905A (en) * | 1993-02-18 | 1998-09-08 | Sms Hasenclever Gmbh | Process and device for applying a temperature profile to metal blocks for extrusion |
KR100934042B1 (ko) * | 2009-05-15 | 2009-12-29 | 조중상 | 열매체유 온도 조절 장치 |
CN101979169A (zh) * | 2010-10-12 | 2011-02-23 | 重庆大学 | 用于管道管壁孔周围局部快速高温加热的方法及其装置 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9245793A patent/JPH06277749A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5802905A (en) * | 1993-02-18 | 1998-09-08 | Sms Hasenclever Gmbh | Process and device for applying a temperature profile to metal blocks for extrusion |
KR100934042B1 (ko) * | 2009-05-15 | 2009-12-29 | 조중상 | 열매체유 온도 조절 장치 |
CN101979169A (zh) * | 2010-10-12 | 2011-02-23 | 重庆大学 | 用于管道管壁孔周围局部快速高温加热的方法及其装置 |
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