JPH06276467A - 映像インデックス作成方式 - Google Patents

映像インデックス作成方式

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JPH06276467A
JPH06276467A JP5062367A JP6236793A JPH06276467A JP H06276467 A JPH06276467 A JP H06276467A JP 5062367 A JP5062367 A JP 5062367A JP 6236793 A JP6236793 A JP 6236793A JP H06276467 A JPH06276467 A JP H06276467A
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JP
Japan
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image
frame
index
video
camera work
Prior art date
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JP5062367A
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English (en)
Inventor
Arisa Uchiyama
ありさ 内山
Takashi Kondo
隆志 近藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像の内容を的確に表現した映像インデック
スを得ることができ、これにより映像の編集作業や検索
作業を大幅に迅速かつ簡単化することできる映像インデ
ックス作成方式を提供する。 【構成】 映像データからカメラワークの種類を検出す
る。この検出されるカメラワークの種類ごとに映像デー
タ中の複数のフレーム画像Fを選択する。選択される複
数のフレーム画像Fからそれぞれ部分画像ΔFを抽出す
る。これら抽出される部分画像ΔFを順次に繋ぎ合わせ
てインデックス画像Iを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等で撮影
した映像に対する編集用または検索用のインデックスを
作成する映像インデックス作成方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等で撮影した映像を編集し
たり、撮影した映像から必要な部分のみを抽出してそれ
を映像データとして利用する場合、必要な箇所がビデオ
テープのどこに録画されているか不明なため、ビデオテ
ープの映像を最初から見ながら必要箇所を探索するとい
う作業が行なわれる。
【0003】また、映像中のシーンの切り変わり目を検
出し、映像をシーンごとに切り分け、各シーンの先頭の
フレーム画像を該シーンを代表するフレーム画像として
インデックス表示するという方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、必要な
箇所を探索するためにビデオテープの映像を最初から見
ていくという作業は、時間がかかると同時に面倒であ
る。
【0005】また、各シーンの先頭のフレーム画像をイ
ンデックス表示するものでは、先頭のフレーム画像が必
ずしも該当シーンを代表するものであるとは限らず、映
像の内容を把握するのに不十分である。
【0006】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、映像の内容を的確に表現した
映像インデックスを得ることができ、これにより映像の
編集作業や検索作業を大幅に迅速かつ簡単化することで
きる映像インデックス作成方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の映像インデ
ックス作成方式は、映像データからカメラワークの変化
を検出する手段と、検出されるカメラワークの変化ごと
に映像データ中の任意のフレーム画像を選択する手段
と、選択されるフレーム画像を用いてインデックス画像
を作成する手段とを備える。
【0008】第2の発明の映像インデックス作成方式
は、映像データからカメラワークの変化を検出する手段
と、検出されるカメラワークの変化ごとに映像データ中
の複数のフレーム画像を選択する手段と、選択される複
数のフレーム画像の組合わせによりインデックス画像を
作成する手段とを備える。
【0009】第3の発明の映像インデックス作成方式
は、映像データからカメラワークの種類および速度を検
出する手段と、検出されるカメラワークの種類ごとに映
像データ中の任意のフレーム画像を選択する手段と、選
択されるフレーム画像を用いてインデックス画像を作成
する手段と、作成するインデックス画像の枚数を上記検
出される速度に応じて設定する手段とを備える。
【0010】
【作用】第1の発明の映像インデックス作成方式では、
映像データからカメラワークの変化を検出し、検出され
るカメラワークの変化ごとに映像データ中の任意のフレ
ーム画像を選択し、選択されるフレーム画像を用いてイ
ンデックス画像を作成する。
【0011】第2の発明の映像インデックス作成方式で
は、映像データからカメラワークの変化を検出し、検出
されるカメラワークの変化ごとに映像データ中の複数の
フレーム画像を選択し、選択される複数のフレーム画像
の組合わせによりインデックス画像を作成する。
【0012】第3の発明の映像インデックス作成方式で
は、映像データからカメラワークの種類および速度を検
出し、検出されるカメラワークの種類ごとに映像データ
中の任意のフレーム画像を選択し、選択されるフレーム
画像を用いてインデックス画像を作成するとともに、こ
の作成するインデックス画像の枚数を上記検出される速
度に応じて設定する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0014】図1において、1は映像素材管理部で、映
像データを形成する多数のフレーム画像の中から後述す
るCPU7により指定されるフレーム画像を選択出力す
る。2はフレームバッファで、映像素材管理部1で選択
出力されるフレーム画像を一フレーム単位で読込んで蓄
積する。このフレームバッファ2は複数個が用意されて
いる。
【0015】3は移動検出部で、各フレームバッファ2
に蓄積されるフレーム画像の相互関係から画像の移動方
向および移動量などの移動情報を検出する。4はメモリ
部で、移動検出部3における一処理単位の移動情報およ
び処理フレーム番号等を記憶する。
【0016】5はカメラワーク判定部で、メモリ部4に
記憶された情報からカメラワークの種類を検出する。6
はインデックス作成部で、カメラワーク判定部5で検出
されるカメラワークの種類に応じてインデックス画像を
作成する。7は主制御部であるところのCPUであり、
全体を制御する。
【0017】つぎに、上記の構成の作用を図2のフロー
チャートを参照しながら説明する。まず、CPU7から
の指示により、映像素材管理部1からn番目のフレーム
画像を読出してそれをフレームバッファ2に格納し(ス
テップ100 )、(n+1)番目のフレーム画像を読出し
てそれを別のフレームバッファ2に格納する(ステップ
101 )。
【0018】各フレームバッファ2に格納したn番目の
フレーム画像と(n+1)番目のフレーム画像の相互関
係に基づき、移動検出部3において画像の移動方向およ
び移動量を検出する(ステップ102 )。このフレーム間
の画像の移動量および移動方向の検出方法としては、た
とえば、「画像処理ハンドブック」(画像処理ハンドブ
ック編集委員会編、昭晃堂発行,p.p.373-391 )に記載
されているように、フレーム間でオプティカルフローを
検出して移動量および移動方向を求める手法がある。
【0019】移動検出部3で移動情報を検出する一処理
ごとに、その移動情報を対応するフレーム画像のフレー
ム番号といっしょにメモリ部4に記憶する(ステップ10
3 )。カメラワーク判定部5では、移動情報検出の一処
理ごとに、メモリ部4内の移動情報(移動方向)に基づ
いてカメラワークの種類を検出するとともに、同一種類
のカメラワークが継続中であるかあるいは別の種類のカ
メラワークに切替わったかの判定を行なう(ステップ10
4)。カメラワークが切替わった場合、インデックス作成
部6でインデックス画像を作成することになる(ステッ
プ105 )。
【0020】表1に示すように、カメラワークの種類は
8種類であり、たとえばオプティカルフローの方向によ
る判定では、「なし」、「水平方向に平行」、「垂直方
向に平行」、「放射状」の4種類に分類することがで
き、これらはそれぞれ「フィックス」、「パニング」ま
たは「トラッキング」、「チルティング」または「ブー
ミング」、「ズーミング」または「ドーリング」と判断
できる。
【0021】
【表1】
【0022】カメラワークの種類が右方向へのパニング
またはトラッキングである場合のオプティカルフローの
方向および大きさを図3に矢印で示しており、矢印の収
束または発散方向からカメラワークの種類を検出するこ
とができ、また矢印の大きさからカメラワークの速度を
算出することが可能である。
【0023】図4は左方向へのパニングまたはトラッキ
ング、図5は上方向へのチルティングまたはブーミン
グ、図6は下方向へのチルティングまたはブーミング、
図7はズーミングアップまたはドーリングアップ、図8
はズーミングダウンまたはドーリングダウンでのそれぞ
れオプティカルフローを示している。
【0024】また、一つのフレーム画像における複数の
領域の画像と他のフレーム画像における複数の領域の画
像とのマッチング状態から、画像の移動方向の収束また
は発散方向を捕らえることで上記同様にカメラワークの
種類を検出することができ、画像の移動量を捕らえるこ
とで上記同様にカメラワークの速度を算出することが可
能である。
【0025】インデックス作成部6では、カメラワーク
判定部5で検出されるカメラワークの種類に応じて、そ
のカメラワークに対応する映像データから所定のフレー
ム画像を選択し、そのフレーム画像により、映像データ
の内容を表現するためのインデックス画像を作成する。
これを表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】初めに、種類がフィックスであれば、対応
する映像データ中の任意のフレーム画像Fを一つ選択
し、それをそのまま一枚のインデックス画像Iとする。
選択するフレーム画像Fは、カメラワークの開始直後の
フレーム画像であっても、カメラワークの継続中の中間
位置のフレーム画像であっても、あるいはカメラワーク
の終了直前のフレーム画像であってもよい。
【0028】次に、カメラワークの種類がパニングまた
はトラッキングであれば、対応する映像データから複数
のフレーム画像Fを選択し、この選択した各フレーム画
像Fからそれぞれ特定領域の部分画像ΔFを抽出し、こ
の抽出した各部分画像ΔFを順次並べて繋ぎ合わせ、一
つのインデックス画像Iを作成する。
【0029】たとえば、カメラワークの開始直後のフレ
ーム画像Faを選択し、中間位置のフレーム画像Fbを
選択し、終了直前のフレーム画像Fcを選択し、これら
フレーム画像Fa,Fb,Fcからそれぞれ特定領域の
部分画像ΔFa,ΔFb,ΔFcを抽出し、これら部分
画像ΔFa,ΔFb,ΔFcを順次並べて繋ぎ合わせ、
一枚のインデックス画像Iを作成する。つまり、一種類
のカメラワークに対応する映像データの内容を一枚のイ
ンデックス画像Iで表わすことになる。
【0030】なお、2フレーム空かしでフレーム画像F
を順次選択していき、3つずつのフレーム画像から上記
同様の手法でインデックス画像Iを順次作成していくよ
うにしてもよい。つまり、一種類のカメラワークに対応
する映像データの内容を複数枚のインデックス画像Iで
表わすことになる。ここでのインデックス画像Iの作成
の様子を、右方向へのパニングまたはトラッキングの場
合を例として図9に示している。
【0031】まず、2フレーム空かしで3つのフレーム
画像Fa,Fb,Fcを順次選択し、これらフレーム画
像Fa,Fb,Fcの組合わせにより一枚目のインデッ
クス画像Iを作成する。
【0032】すなわち、選択したフレーム画像Fa,F
b,Fcをそれぞれ横方向に3分割し、フレーム画像F
aの左端領域の部分画像( 1/3画像)ΔFaを抽出し、
フレーム画像Fbの中央領域の部分画像ΔFbを抽出
し、フレーム画像Fcの右端領域の部分画像ΔFcを抽
出し、これら部分画像ΔFa,ΔFb,ΔFcを右方向
に順次並べて繋ぎ合わせ、一枚目のインデックス画像I
を作成する。部分画像の分割の方向は、カメラワークの
種類がパニングまたはトラッキングであって、画像が横
方向に平行移動することに対処している。
【0033】さらに、2フレーム空かしで3つのフレー
ム画像Fd,Fe,Ffを順次選択し、これらフレーム
画像Fd,Fe,Ffの組合わせにより二枚目のインデ
ックス画像Iを作成する。
【0034】すなわち、選択したフレーム画像Fd,F
e,Ffをそれぞれ横方向に3分割し、フレーム画像F
dの左端領域の部分画像( 1/3画像)ΔFdを抽出し、
フレーム画像Feの中央領域の部分画像ΔFeを抽出
し、フレーム画像Ffの右端領域の部分画像ΔFfを抽
出し、これら部分画像ΔFd,ΔFe,ΔFfを右方向
に順次並べて繋ぎ合わせ、二枚目のインデックス画像I
を作成する。
【0035】パニングまたはトラッキングが反対の左方
向であれば、一つ目のグループにおけるフレーム画像F
aの右端領域の部分画像( 1/3画像)を抽出し、フレー
ム画像Fbの中央領域の部分画像を抽出し、フレーム画
像Fcの左端領域の部分画像を抽出し、これら部分画像
ΔFa,ΔFb,ΔFcを左方向に順次並べて繋ぎ合わ
せ、一枚目のインデックス画像Iを作成する。
【0036】二つ目のグループにおけるフレーム画像F
dの右端領域の部分画像( 1/3画像)を抽出し、フレー
ム画像Feの中央領域の部分画像を抽出し、フレーム画
像Ffの左端領域の部分画像を抽出し、これら部分画像
ΔFd,ΔFe,ΔFfを左方向に順次並べて繋ぎ合わ
せ、二枚目のインデックス画像Iを作成する。一つのカ
メラワークが終了するまでの間、同様にしてインデック
ス画像Iを順次作成していく。
【0037】なお、フレーム画像Fごとに部分画像ΔF
の抽出領域をシフトしたが、必ずしもシフトの必要はな
く、図10に示すように、抽出領域ΔFをたとえば左端
領域に限定してもよい。また、グループごとに選択する
フレーム画像Fの数は、3つに限らず、2つであっても
あるいは4つ以上であってもよい。さらに、各フレーム
画像Fから抽出する部分画像ΔFのサイズ(幅)は、フ
レーム画像Fの選択数に対応しており、選択数が4つに
なればフレーム画像Fの 1/4の領域を部分画像ΔFとし
て抽出することになる。
【0038】一方、カメラワークの種類がチルティング
またはブーミングであれば、画像が上方向または下方向
に平行移動することから、選択したフレーム画像ΔF
a,ΔFb,ΔFcをそれぞれ縦方向に分割して部分画
像ΔFa,ΔFb,ΔFcを抽出する。
【0039】そして、チルティングまたはブーミングが
上方向であれば、フレーム画像Faの下端領域の部分画
像ΔFaを抽出し、フレーム画像Fbの中央領域の部分
画像ΔFbを抽出し、フレーム画像Fcの上端領域の部
分画像ΔFcを抽出し、これら部分画像ΔFa,ΔF
b,ΔFcを上方向に順次並べて繋ぎ合わせ、一枚目の
インデックス画像Iを作成する。つぎに、フレーム画像
Fdの下端領域の部分画像ΔFdを抽出し、フレーム画
像Feの中央領域の部分画像ΔFeを抽出し、フレーム
画像Ffの上端領域の部分画像ΔFfを抽出し、これら
部分画像ΔFd,ΔFe,ΔFfを上方向に順次並べて
繋ぎ合わせ、二枚目のインデックス画像Iを作成する。
【0040】チルティングまたはブーミングが下方向で
あれば、フレーム画像Faの上端領域の部分画像ΔFa
を抽出し、フレーム画像Fbの中央領域の部分画像ΔF
bを抽出し、フレーム画像Fcの下端領域の部分画像Δ
Fcを抽出し、これら部分画像ΔFa,ΔFb,ΔFc
を下方向に順次並べて繋ぎ合わせ、一枚目のインデック
ス画像Iを作成する。つぎに、フレーム画像Fdの上端
領域の部分画像ΔFdを抽出し、フレーム画像Feの中
央領域の部分画像ΔFeを抽出し、フレーム画像Ffの
下端領域の部分画像ΔFfを抽出し、これら部分画像Δ
Fd,ΔFe,ΔFfを下方向に順次並べて繋ぎ合わ
せ、二枚目のインデックス画像Iを作成する。一つのカ
メラワークが終了するまでの間、同様にしてインデック
ス画像Iを順次作成していく。
【0041】ここでもフレーム画像Fごとに部分画像の
抽出領域をシフトしたが、必ずしもシフトの必要はな
く、抽出領域をたとえば下端領域に限定してもよい。ま
た、グループごとに選択するフレーム画像の数は、3つ
に限らず、2つであってもあるいは4つ以上であっても
よい。さらに、各フレーム画像から抽出する部分画像の
サイズは、フレーム画像の選択数に対応しており、選択
数が4つになればフレーム画像の 1/4の領域を部分画像
として抽出することになる。
【0042】最後に、カメラワークの種類がズーミング
またはドーリングであれば、対応する映像データ中の任
意のフレーム画像Fを一つ選択し、それをそのまま一枚
のインデックス画像Iとする。選択するフレーム画像F
は、たとえばカメラワークの終了直前のフレーム画像と
する。
【0043】こうして、カメラワークごとに一枚または
複数枚のインデックス画像Iが作成され、それがインデ
ックス作成部6から外部の記憶装置(図示しない)に送
られて記憶され、映像データの編集用および検索用とし
て使用される。
【0044】カメラワークの種類は映像の内容と密接に
関連しており、よってカメラワークの種類に応じて作成
されるインデックス画像Iは映像データの内容を的確に
表現したものとなる。このインデックス画像を見ること
で映像の内容を容易に把握することができ、編集作業や
検索作業が大幅に迅速かつ簡単化される。
【0045】ところで、上記実施例では、2フレーム空
かしでフレーム画像を選択していくため、作成されるイ
ンデックス画像Iの枚数がカメラワークの長さ(フレー
ム画像の数)に応じて変わることになるが、作成するイ
ンデックス画像Iの枚数についてはカメラワークの長さ
にかかわらず予め決めておくようにしてもよい。
【0046】この場合、カメラワークの開始時点でのフ
レーム番号と終了時点でのフレーム番号とからカメラワ
ーク中のフレーム画像の総数を求め、その総数をあらか
じめ決めてあるインデックス画像Iの枚数で割算し、一
枚のインデックス画像Iに対応するフレーム画像数を求
める。これを一グループとし、グループごとに複数のフ
レーム画像を選択しながらインデックス画像Iを作成し
ていく。
【0047】また、上記実施例において、同じ種類およ
び長さのカメラワークについて考慮すると、カメラワー
クの速度にかかわらずインデックス画像Iの作成枚数が
同じとなるが、作成するインデックス画像Iの枚数につ
いてはカメラワークの速度に応じて変えるようにしても
よい。
【0048】たとえば、選択するフレーム画像が2フレ
ーム空かしで、抽出する部分画像のサイズが一定である
場合、カメラワークの速度が速いとき(たとえば、20画
素/フレーム)と遅いとき(たとえば、10画素/フレー
ム)とを比較すると、速いときの方が遅いときよりも撮
影範囲が広い(画像の移動量が大きい)。
【0049】そこで、カメラワークの速度に対してあら
かじめ閾値を定めておき、その閾値よりも速ければ1フ
レーム空かしでフレーム画像を選択し、閾値よりも遅け
れば2フレーム空かしでフレーム画像を選択する。この
ようにすれば、カメラワークが速いときの方が遅いとき
よりもインデックス画像Iの枚数が多くなり、広い撮影
範囲についても的確な表現が可能である。カメラワーク
の速度は、前述の図3ないし図8に示したオプティカル
フローの大きさ(矢印の大きさ)から算出することがで
きる。
【0050】一方、画像のフレーム移動を監視しながら
逐次にインデックス画像Iを作成していくようにして
も、カメラワークの速度に応じてインデックス画像Iの
枚数が変化する。これを以下に説明する。
【0051】カメラワークが右方向へのパニングまたは
トラッキングであった場合(図9参照)、一枚目のイン
デックス画像Iの作成後、そのインデックス画像Iの右
端領域を形成している部分画像ΔFcと同じものが、フ
レーム移動して任意のフレーム画像Fの左端領域に現わ
れるまでの期間、換言すれば該当部分画像ΔFcを左端
領域に有するフレーム画像Fが現われるまでの期間、二
枚目のインデックス画像Iの作成を中止する。該当部分
画像ΔFcを左端領域に有するフレーム画像Fが現われ
たら、その次からのフレーム画像Fを対象として二枚目
のインデックス画像Iの作成に入る。
【0052】左方向へのパニングまたはトラッキングで
あった場合は、一枚目のインデックス画像Iの作成後、
そのインデックス画像Iの左端領域を形成している部分
画像ΔFcと同じものが、フレーム移動して任意のフレ
ーム画像Fの右端領域に現われるまでの期間、換言すれ
ば該当部分画像ΔFcを右端領域に有するフレーム画像
Fが現われるまでの期間、二枚目のインデックス画像I
の作成を中止する。該当部分画像ΔFcを右端領域に有
するフレーム画像Fが現われたら、その次からのフレー
ム画像Fを対象として二枚目のインデックス画像Iの作
成に入る。
【0053】三枚目からのインデックス画像Iについて
も同様に作成の中止期間が確保され、これにより複数枚
のインデックス画像Iが同じ映像内容について重複する
ことなく作成される。
【0054】なお、作成と作成の間の中止期間について
は、検出されるカメラワークの速度に応じて設定するこ
とも可能であり、カメラワークの速度が速いほど中止期
間を短かくする。
【0055】また、カメラワークの速度への対処として
は、インデックス画像Iの枚数を変えることのほかに、
インデックス画像Iの作成要素であるフレーム画像Fの
数を変える方法がある。
【0056】すなわち、上記実施例では、3つの部分画
像ΔFを繋ぎ合わせて一枚のインデックス画像Iを作成
したが、一枚のインデックス画像Iを成す部分画像ΔF
の数をカメラワークの速度に応じて決定するようにして
もよい。
【0057】たとえば、カメラワークの速度が閾値より
も速ければ、5つのフレーム画像Fを選択し、そこから
抽出される5つの部分画像ΔFを繋ぎ合わせて一枚のイ
ンデックス画像Iを作成する。カメラワークの速度が閾
値よりも遅ければ、3つのフレーム画像Fを選択し、そ
こから抽出される3つの部分画像ΔFを繋ぎ合わせて一
枚のインデックス画像Iを作成する。つまり、カメラワ
ークの速度に応じて部分画像ΔFのサイズ(幅)が変化
することになる。
【0058】その他、上記実施例では、カメラワークの
種類をフレーム画像から検出したが、予め映像のシーン
の切替わり目を例えば、「DCT交換係数を用いたシー
ンチェンジ自動検出法」(冨士、森、田村:1992年電子
情報通信学会春期大会、D−529 )に記載された方法に
より検出し、シーン単位でカメラワークの検出を行なっ
てもよい。
【0059】
【発明の効果】上記述べたように、まず第1の発明の映
像インデックス作成方式は、映像データからカメラワー
クの変化を検出し、検出されるカメラワークの変化ごと
に映像データ中の任意のフレーム画像を選択し、選択さ
れるフレーム画像を用いてインデックス画像を作成する
ようにしたので、映像の内容を的確に表現した映像イン
デックスを得ることができ、これにより映像の編集作業
や検索作業が大幅に迅速かつ簡単化される。
【0060】第2の発明の映像インデックス作成方式
は、映像データからカメラワークの変化を検出し、検出
されるカメラワークの変化ごとに映像データ中の複数の
フレーム画像を選択し、選択される複数のフレーム画像
の組合わせによりインデックス画像を作成するようにし
たので、映像の内容を的確に表現した映像インデックス
を得ることができ、これにより映像の編集作業や検索作
業が大幅に迅速かつ簡単化される。
【0061】第3の発明の映像インデックス作成方式で
は、映像データからカメラワークの種類および速度を検
出し、検出されるカメラワークの種類ごとに映像データ
中の任意のフレーム画像を選択し、選択されるフレーム
画像を用いてインデックス画像を作成するとともに、こ
の作成するインデックス画像の枚数を上記検出される速
度に応じて設定するようにしたので、映像の内容を的確
に表現した映像インデックスを得ることができ、これに
より映像の編集作業や検索作業が大幅に迅速かつ簡単化
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に関わる作成装置の一実施例の構成を
示すブロック図。
【図2】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図3】右方向へのパニングまたはトラッキングに際し
てのオプティカルフローを示す図。
【図4】左方向へのパニングまたはトラッキングに際し
てのオプティカルフローを示す図。
【図5】上方向へのチルティングまたはブーミングに際
してのオプティカルフローを示す図。
【図6】下方向へのチルティングまたはブーミングに際
してのオプティカルフローを示す図。
【図7】ズーミングアップまたはドーリングアップに際
してのオプティカルフローを示す図。
【図8】ズーミングダウンまたはドーリングダウンに際
してのオプティカルフローを示す図。
【図9】インデックス画像Iの作成の様子を右方向への
パニングまたはトラッキングを例に示す図。
【図10】図9の変形例を示す図。
【符号の説明】
1…映像素材管理部、2…フレームバッファ、3…移動
検出部、4…メモリ部、5…カメラワーク判定部、6…
インデックス作成部、7…CPU。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データからカメラワークの変化を検
    出する手段と、検出されるカメラワークの変化ごとに映
    像データ中の任意のフレーム画像を選択する手段と、選
    択されるフレーム画像を用いてインデックス画像を作成
    する手段とを備えたことを特徴とする映像インデックス
    作成方式。
  2. 【請求項2】 映像データからカメラワークの変化を検
    出する手段と、検出されるカメラワークの変化ごとに映
    像データ中の複数のフレーム画像を選択する手段と、選
    択される複数のフレーム画像の組合わせによりインデッ
    クス画像を作成する手段とを備えたことを特徴とする映
    像インデックス作成方式。
  3. 【請求項3】 映像データからカメラワークの種類およ
    び速度を検出する手段と、検出されるカメラワークの種
    類ごとに映像データ中の任意のフレーム画像を選択する
    手段と、選択されるフレーム画像を用いてインデックス
    画像を作成する手段と、作成されるインデックス画像の
    枚数を前記検出される速度に応じて設定する手段とを備
    えたことを特徴とする映像インデックス作成方式。
JP5062367A 1993-03-23 1993-03-23 映像インデックス作成方式 Pending JPH06276467A (ja)

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