JPH0627468A - 配向膜の形成方法 - Google Patents
配向膜の形成方法Info
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- JPH0627468A JPH0627468A JP20742492A JP20742492A JPH0627468A JP H0627468 A JPH0627468 A JP H0627468A JP 20742492 A JP20742492 A JP 20742492A JP 20742492 A JP20742492 A JP 20742492A JP H0627468 A JPH0627468 A JP H0627468A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 配向膜形成に先立って、ガラス基板11上の少
なくとも透明導電膜12に赤外線ランプ13から赤外線を照
射する。赤外線照射は、分光分布の 0.5〜3.0 μmの範
囲内にある成分が50mW/cm2 以上のエネルギーで透明導
電膜に到達するように行う。然る後、配向膜前駆体をス
ピンコート法によって透明導電膜上に塗布し、この塗膜
を熱処理して配向膜とする。 【効果】 配向膜前駆体をスピンコートすることによ
り、透明導電膜に対する濡れ性、吸着性が改善され、塗
布斑の無い均一な塗布がなされ、形成される配向膜も均
一になって信頼性の高いものとなる。
なくとも透明導電膜12に赤外線ランプ13から赤外線を照
射する。赤外線照射は、分光分布の 0.5〜3.0 μmの範
囲内にある成分が50mW/cm2 以上のエネルギーで透明導
電膜に到達するように行う。然る後、配向膜前駆体をス
ピンコート法によって透明導電膜上に塗布し、この塗膜
を熱処理して配向膜とする。 【効果】 配向膜前駆体をスピンコートすることによ
り、透明導電膜に対する濡れ性、吸着性が改善され、塗
布斑の無い均一な塗布がなされ、形成される配向膜も均
一になって信頼性の高いものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配向膜の形成方法に関
し、特に、液晶表示装置(以下、LCDと呼ぶ)用配向
膜の形成方法に関する。
し、特に、液晶表示装置(以下、LCDと呼ぶ)用配向
膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11はLCDの構造を示す断面図であ
る。
る。
【0003】即ち、2板のガラス基板1、2が対向し、
これらの対向面側に、夫々透明導電膜3、6及び配向膜
8、8がこの順に被着し、配向膜8、8間に液晶セル9
が挟まれ、液晶セル9及び配向膜8、8は、液晶セル9
の厚さを所定寸法にするためのガラス製スペーサ10によ
って囲まれ、LCDが構成される。配向膜8は、液晶注
入に先立ってラビング処理が施され、分子の配列が所定
の方向に揃えられ、これによって液晶の分子が配向せし
められる。
これらの対向面側に、夫々透明導電膜3、6及び配向膜
8、8がこの順に被着し、配向膜8、8間に液晶セル9
が挟まれ、液晶セル9及び配向膜8、8は、液晶セル9
の厚さを所定寸法にするためのガラス製スペーサ10によ
って囲まれ、LCDが構成される。配向膜8は、液晶注
入に先立ってラビング処理が施され、分子の配列が所定
の方向に揃えられ、これによって液晶の分子が配向せし
められる。
【0004】透明導電膜3、6の形状を、図11の XII−
XII 線拡大断面図である図12及び同XIII−XIII線拡大断
面図である図14に示す。
XII 線拡大断面図である図12及び同XIII−XIII線拡大断
面図である図14に示す。
【0005】一方の透明導電膜3は、規則的に配列した
多数の画素電極4とこれに接続する同数の信号電極5と
からなり、信号電極5の端子部5aがスペーサ10外のガ
ラス基板1上に延設されている。
多数の画素電極4とこれに接続する同数の信号電極5と
からなり、信号電極5の端子部5aがスペーサ10外のガ
ラス基板1上に延設されている。
【0006】他方の透明電極6は、スペーサ10に囲まれ
た部分が共通電極7となり、その端子部7aがスペーサ
10外のガラス基板2上に延設されている。
た部分が共通電極7となり、その端子部7aがスペーサ
10外のガラス基板2上に延設されている。
【0007】表示は、信号電極5に選択的に電気信号を
入力することにより、選択された画素電極4に電圧が印
加されてこの画素電極にのみに対応する液晶セル部分が
透光性になることによってなされる。
入力することにより、選択された画素電極4に電圧が印
加されてこの画素電極にのみに対応する液晶セル部分が
透光性になることによってなされる。
【0008】透明導電膜は、上記の形状のほか、図14に
示すように、一方のガラス基板と他方のガラス基板と
に、互いに直交する方向に沿って縞状に形成された電極
X1 、X2 、・・・、Xm 及びY1 、Y2 、・・・、Y
n とし、両電極が交差する多数の箇所を画素とするもの
がある。この構造のLCDでは、電極X1 、X2 、・・
・、Xm とY1 、Y2 、・・・、Yn とに選択的に電気
信号を入力することにより、画素に対応する液晶セル部
分を選択的に透光性にして表示がなされる。
示すように、一方のガラス基板と他方のガラス基板と
に、互いに直交する方向に沿って縞状に形成された電極
X1 、X2 、・・・、Xm 及びY1 、Y2 、・・・、Y
n とし、両電極が交差する多数の箇所を画素とするもの
がある。この構造のLCDでは、電極X1 、X2 、・・
・、Xm とY1 、Y2 、・・・、Yn とに選択的に電気
信号を入力することにより、画素に対応する液晶セル部
分を選択的に透光性にして表示がなされる。
【0009】透明導電膜上に配向膜を形成する方法とし
ては、無機配向膜材料の斜め蒸着による方法及び有機配
向膜材料の塗布による方法がある。斜め蒸着による方法
では、配向のための後のラビング工程が不要であるとい
うメリットがあるが、蒸着に長時間を要する。塗布によ
る方法のうち、スピンコート法は作業時間が短くて済む
ので特に有利である。
ては、無機配向膜材料の斜め蒸着による方法及び有機配
向膜材料の塗布による方法がある。斜め蒸着による方法
では、配向のための後のラビング工程が不要であるとい
うメリットがあるが、蒸着に長時間を要する。塗布によ
る方法のうち、スピンコート法は作業時間が短くて済む
ので特に有利である。
【0010】配向膜の材料としては、ポリイミドが一般
に用いられているが、ポリイミドをスピンコート法によ
って塗布するのには、短時間に塗布を完了させるので、
塗料の粘度を充分に小さくする必要がある。然し、この
要請に応えられる溶媒の種類が少なく、このため、均一
な膜厚が得られ難く、従って配向性が不充分になる。
に用いられているが、ポリイミドをスピンコート法によ
って塗布するのには、短時間に塗布を完了させるので、
塗料の粘度を充分に小さくする必要がある。然し、この
要請に応えられる溶媒の種類が少なく、このため、均一
な膜厚が得られ難く、従って配向性が不充分になる。
【0011】
【発明に至る過程】そこで、ポリイミドを直接スピンコ
ートするのではなく、ポリイミドの前駆体であるポリア
ミック酸をスピンコートしてから、このポリアミック酸
の塗膜をイミド化させてポリイミド膜とすることが考え
られる。ポリアミック酸は酸であることから多くの種類
の溶媒と相性が良く、溶媒選択の自由度が大きく、従っ
て塗料の粘度調整が容易である。
ートするのではなく、ポリイミドの前駆体であるポリア
ミック酸をスピンコートしてから、このポリアミック酸
の塗膜をイミド化させてポリイミド膜とすることが考え
られる。ポリアミック酸は酸であることから多くの種類
の溶媒と相性が良く、溶媒選択の自由度が大きく、従っ
て塗料の粘度調整が容易である。
【0012】ところが、ポリアミック酸の塗料は透明導
電膜に対する濡れ性が良好ではなく、また吸着し難く、
透明導電膜上を完全に塗布することが困難である。この
ため、図15に示すように、塗料が塗布された領域31と塗
布されていない領域32とが、スピンコート時の回転中心
Oを中心とする扇形に出現するようになる。ポリアミッ
ク酸塗料が塗布された領域31の表面は青味を帯びた透明
になるので、他の領域32と識別できる。
電膜に対する濡れ性が良好ではなく、また吸着し難く、
透明導電膜上を完全に塗布することが困難である。この
ため、図15に示すように、塗料が塗布された領域31と塗
布されていない領域32とが、スピンコート時の回転中心
Oを中心とする扇形に出現するようになる。ポリアミッ
ク酸塗料が塗布された領域31の表面は青味を帯びた透明
になるので、他の領域32と識別できる。
【0013】本発明者は、鋭意研究の結果、上記の塗布
に先立って、透明導電膜に特定波長範囲内の光を照射す
ることにより、透明導電膜に対するポリアミック酸塗料
の濡れ性や吸着性が改善され、塗布斑の無い良好な塗膜
が得られることを見出した。本発明は上記の知見によっ
てなされたものである。
に先立って、透明導電膜に特定波長範囲内の光を照射す
ることにより、透明導電膜に対するポリアミック酸塗料
の濡れ性や吸着性が改善され、塗布斑の無い良好な塗膜
が得られることを見出した。本発明は上記の知見によっ
てなされたものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであって、透明導電膜上に配向膜
を均一に形成できる、配向膜の形成方法を提供すること
を目的としている。
に鑑みてなされたものであって、透明導電膜上に配向膜
を均一に形成できる、配向膜の形成方法を提供すること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、基体表面上に
配向膜を形成するに際し、前記基体表面に導電膜を形成
する工程と、分光分布の 0.5〜6.0 μmの範囲内にある
成分が10mW/cm2 以上のエネルギーで到達するように、
少なくとも前記導電膜に光照射を行う工程と、基体の前
記光照射を行った面を、前記配向膜の前駆体で被覆する
工程と、前記前駆体を熱処理して前記配向膜とする工程
とを有する、配向膜の形成方法に係る。
配向膜を形成するに際し、前記基体表面に導電膜を形成
する工程と、分光分布の 0.5〜6.0 μmの範囲内にある
成分が10mW/cm2 以上のエネルギーで到達するように、
少なくとも前記導電膜に光照射を行う工程と、基体の前
記光照射を行った面を、前記配向膜の前駆体で被覆する
工程と、前記前駆体を熱処理して前記配向膜とする工程
とを有する、配向膜の形成方法に係る。
【0016】本発明において、前駆体による被覆をスピ
ンコート法によって行うのが生産性の観点から有利であ
り、光照射を、分光分布の 0.5〜3.0 μmの範囲内にあ
る成分が50mW/cm2 以上のエネルギーで到達するように
行うのが一層望ましい。また、本発明において、光照射
の直後にスピンコートを行うのが更に一層望ましい。
ンコート法によって行うのが生産性の観点から有利であ
り、光照射を、分光分布の 0.5〜3.0 μmの範囲内にあ
る成分が50mW/cm2 以上のエネルギーで到達するように
行うのが一層望ましい。また、本発明において、光照射
の直後にスピンコートを行うのが更に一層望ましい。
【0017】
【作用】導電膜を配向膜の前駆体で被覆するのに先立っ
て、前記の光照射を行うことにより、上記の被覆が良好
な状態でなされる。これは、前記の光照射によって導電
膜の表面が活性化され、この表面活性化により、導電膜
に対する被覆材料塗料の濡れ性が良好になることに起因
するものと考えられる。
て、前記の光照射を行うことにより、上記の被覆が良好
な状態でなされる。これは、前記の光照射によって導電
膜の表面が活性化され、この表面活性化により、導電膜
に対する被覆材料塗料の濡れ性が良好になることに起因
するものと考えられる。
【0018】また、光照射の直後に上記の被覆を行うこ
とにより、導電膜表面の活性化状態が充分に保たれて良
好な濡れ性を示しているうちに被覆がなされ、好結果が
得られるものと考えられる。
とにより、導電膜表面の活性化状態が充分に保たれて良
好な濡れ性を示しているうちに被覆がなされ、好結果が
得られるものと考えられる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0020】<実施例1>ガラス基板表面に、透明導電
膜材料として広く使用されているITO(indiumtin oxi
de)の被膜を通例の蒸着法によって被着させた。
膜材料として広く使用されているITO(indiumtin oxi
de)の被膜を通例の蒸着法によって被着させた。
【0021】図1に概略を示すように、ガラス基板11の
ITO膜12の側で17cmの距離の位置に赤外線ランプ13を
配置した。図中、14はガラス基板11を載置する載置台で
ある。なお、ガラス基板11の寸法は43mm×50mm×1mmで
あり、ITO膜12はパターニングせずにガラス基板11の
一方の主面の全面に形成されている。ランプ13には、岩
崎電気社製のR100/110V 250WRH赤外線ランプを使
用した。この赤外線ランプは、図2に示す分光分布性を
有するもので、近赤外の成分を大部分とするものであ
る。
ITO膜12の側で17cmの距離の位置に赤外線ランプ13を
配置した。図中、14はガラス基板11を載置する載置台で
ある。なお、ガラス基板11の寸法は43mm×50mm×1mmで
あり、ITO膜12はパターニングせずにガラス基板11の
一方の主面の全面に形成されている。ランプ13には、岩
崎電気社製のR100/110V 250WRH赤外線ランプを使
用した。この赤外線ランプは、図2に示す分光分布性を
有するもので、近赤外の成分を大部分とするものであ
る。
【0022】図3は、図1の装置を使用しての、赤外線
ランプ13による照射時間と、ITO膜12が受光する単位
面積当たりのパワーとの関係を示すグラフである。
ランプ13による照射時間と、ITO膜12が受光する単位
面積当たりのパワーとの関係を示すグラフである。
【0023】図3から解るように、上記パワーは、電源
投入後約30秒間経過した時点で約500mW /cm2 に到達
し、その後は、明らかな増加が認められず、飽和してい
る。従って、安定したパワーを加えるには、照射時間を
1〜3分間とするのが適当である。然し、必要に応じて
赤外線ランプ13とITO膜12との距離及び/又は照射時
間を調整して前述の濡れ性を調整することが可能であ
る。
投入後約30秒間経過した時点で約500mW /cm2 に到達
し、その後は、明らかな増加が認められず、飽和してい
る。従って、安定したパワーを加えるには、照射時間を
1〜3分間とするのが適当である。然し、必要に応じて
赤外線ランプ13とITO膜12との距離及び/又は照射時
間を調整して前述の濡れ性を調整することが可能であ
る。
【0024】赤外線照射時間を2分間とし、照射終了直
後に、ガラス基板を図示しない回転テーブルに移し、I
TO膜12上に0.14mlのポリアミック酸(ポリイミドの前
駆体)溶液を滴下する。滴下する位置は、ガラス基板11
の重心位置の上である。この溶液は、5.97重量%のポリ
アミック酸を含有し残部が溶剤からなる日産化学工業社
製Sun Ever RN−721(0621)に更に溶剤として同社製
の21型シンナーを添加したものである。21型シンナーの
添加量は、ポリアミック酸がポリアミック酸溶液に対し
て3.75重量%になるように調整してする。
後に、ガラス基板を図示しない回転テーブルに移し、I
TO膜12上に0.14mlのポリアミック酸(ポリイミドの前
駆体)溶液を滴下する。滴下する位置は、ガラス基板11
の重心位置の上である。この溶液は、5.97重量%のポリ
アミック酸を含有し残部が溶剤からなる日産化学工業社
製Sun Ever RN−721(0621)に更に溶剤として同社製
の21型シンナーを添加したものである。21型シンナーの
添加量は、ポリアミック酸がポリアミック酸溶液に対し
て3.75重量%になるように調整してする。
【0025】上記のポリアミック酸溶液滴下後に、図示
しない駆動手段によって回転テーブルを回転させ、ガラ
ス基板11を、その重心を中心として主面内で1000rpm で
4秒間、続いて3500rpm で30秒間、回転させる。この回
転時の回転テーブルへのガラス基板11の固定は、通例の
スピンコートにおけると同様に、減圧吸着によるのが簡
単である。この回転により、溶液は、遠心力によってI
TO膜上に拡げられ、これを被覆する。
しない駆動手段によって回転テーブルを回転させ、ガラ
ス基板11を、その重心を中心として主面内で1000rpm で
4秒間、続いて3500rpm で30秒間、回転させる。この回
転時の回転テーブルへのガラス基板11の固定は、通例の
スピンコートにおけると同様に、減圧吸着によるのが簡
単である。この回転により、溶液は、遠心力によってI
TO膜上に拡げられ、これを被覆する。
【0026】次に、恒温器中で、ガラス基板に、80℃に
15分間、 240℃に1時間加熱の熱処理を施し、ポリアミ
ック酸をイミド化させてポリイミドとすると供に、溶剤
を蒸発、除去する。
15分間、 240℃に1時間加熱の熱処理を施し、ポリアミ
ック酸をイミド化させてポリイミドとすると供に、溶剤
を蒸発、除去する。
【0027】このイミド化の一般的な反応スキームを下
記式に示す。ポリアミック酸1が熱処理工程で脱水閉環
し、ポリイミド2となる。
記式に示す。ポリアミック酸1が熱処理工程で脱水閉環
し、ポリイミド2となる。
【式1】 ここで、R1 、R2 で表した部分の構造は、生成するポ
リイミドの特性に大きく影響するため、液晶配向膜とし
て使用する場合は、液晶表示素子各々の要求特性、製造
プロセスに合う構造を選択することが必要である。例え
ば下記表1に示すような構造を有する材料が発表されて
いる。
リイミドの特性に大きく影響するため、液晶配向膜とし
て使用する場合は、液晶表示素子各々の要求特性、製造
プロセスに合う構造を選択することが必要である。例え
ば下記表1に示すような構造を有する材料が発表されて
いる。
【0028】
【表1】
【0029】上記のようにしてITO膜上を被膜したポ
リイミド被膜の面積比(ITO膜の面積に対するポリイ
ミド被膜の面積の割合)及びポリイミド被膜の厚さは、
下記表1に示す通りである。表2には、比較のため、赤
外線照射を行わず、その他は上記の例と同様にしたとき
(比較例)の値を併記してある。
リイミド被膜の面積比(ITO膜の面積に対するポリイ
ミド被膜の面積の割合)及びポリイミド被膜の厚さは、
下記表1に示す通りである。表2には、比較のため、赤
外線照射を行わず、その他は上記の例と同様にしたとき
(比較例)の値を併記してある。
【0030】 表2から、スピンコートに先立って赤外線を照射するこ
とにより、ITO膜上の略全面に亘ってポリイミドの被
膜が形成され、ポリイミド膜の厚さが一様になることが
理解できよう。
とにより、ITO膜上の略全面に亘ってポリイミドの被
膜が形成され、ポリイミド膜の厚さが一様になることが
理解できよう。
【0031】なお、ITO膜を、ガラス基板上に全面被
着ではなく、図12及び図13に示した多数の画素電極4及
び信号電極5の形状にパターニングした場合も、ガラス
基板及びITO膜上に表2の実施例と同様の結果を示す
ポリイミド樹脂の配向膜が形成された。
着ではなく、図12及び図13に示した多数の画素電極4及
び信号電極5の形状にパターニングした場合も、ガラス
基板及びITO膜上に表2の実施例と同様の結果を示す
ポリイミド樹脂の配向膜が形成された。
【0032】この例において、ITO膜と赤外線ランプ
との距離及び/又は赤外線ランプの種類(但し、図2と
同様の分光分布特性を示し、スペクトル線強度が異なる
もの)を変えることにより、ITO膜の受光パワーを変
化させたところ、下記表3に示す結果が得られた。
との距離及び/又は赤外線ランプの種類(但し、図2と
同様の分光分布特性を示し、スペクトル線強度が異なる
もの)を変えることにより、ITO膜の受光パワーを変
化させたところ、下記表3に示す結果が得られた。
【0033】
【0034】 註)×印は面積比50%程度を、△印は同60〜75%を、○
印は同75〜85%を、◎印は同85〜95%を示し、括弧を付
した数値は具体例の条件及び結果を示す。
印は同75〜85%を、◎印は同85〜95%を示し、括弧を付
した数値は具体例の条件及び結果を示す。
【0035】表3から解るように、赤外線照射パワーが
50mW/cm2 未満では照射時間を長くしても被着面積増大
の効果が顕著ではなく、上記パワーが50mW/cm2 以上で
上記効果が明らかに認められる。
50mW/cm2 未満では照射時間を長くしても被着面積増大
の効果が顕著ではなく、上記パワーが50mW/cm2 以上で
上記効果が明らかに認められる。
【0036】例えば、赤外線照射時間を2分間としたと
きのパワーと被着面積比との関係を図示すると、図4に
示すようになる。
きのパワーと被着面積比との関係を図示すると、図4に
示すようになる。
【0037】<実施例2>この例では、図5に概略を示
すように、図1の赤外線ランプ13に替えて、赤外線スト
ーブ(日立ホームテック社製VF840 FST型)15を使
用している。赤外線ストーブ15には、2本の石英ガラス
管の赤外熱線16A、16B(1本で 400W)を互いに平行
に水平に配し、これらの間に熱風循環のためのファン17
が配されている。但し、この例では、赤外熱線は下側の
16Aのみを使用している。ガラス基板11は、ITO膜12
の側を赤外熱線16Aに向け、両者の距離が約20cmになる
ように、図示しない支持手段に支持させている。
すように、図1の赤外線ランプ13に替えて、赤外線スト
ーブ(日立ホームテック社製VF840 FST型)15を使
用している。赤外線ストーブ15には、2本の石英ガラス
管の赤外熱線16A、16B(1本で 400W)を互いに平行
に水平に配し、これらの間に熱風循環のためのファン17
が配されている。但し、この例では、赤外熱線は下側の
16Aのみを使用している。ガラス基板11は、ITO膜12
の側を赤外熱線16Aに向け、両者の距離が約20cmになる
ように、図示しない支持手段に支持させている。
【0038】赤外熱線16Aは、図6に示す分光分布特性
(推定分光分布)を有するもので、近赤外と遠赤外との
双方の成分を含んでいる。
(推定分光分布)を有するもので、近赤外と遠赤外との
双方の成分を含んでいる。
【0039】図7は、図5の装置を使用しての、赤外熱
線16Aによる照射時間と、ITO膜12が受光する単位面
積当たりのパワーとの関係を示すグラフである。
線16Aによる照射時間と、ITO膜12が受光する単位面
積当たりのパワーとの関係を示すグラフである。
【0040】図7から解るように、上記パワーは、電源
投入後約3分間経過した時点で約38.5mW/cm2 に到達
し、その後は明らかな増加が認められず、飽和してい
る。従って、この例にあっては、赤外線照射時間は10分
間のオーダが適当である。
投入後約3分間経過した時点で約38.5mW/cm2 に到達
し、その後は明らかな増加が認められず、飽和してい
る。従って、この例にあっては、赤外線照射時間は10分
間のオーダが適当である。
【0041】赤外線照射を種々の時間(照射時間につい
ては後に説明する)行った直後、前記実施例1における
と同様にしてポリアミック酸溶液をITO膜上にスピン
コートし、熱処理を施してポリイミド膜を形成した。
ては後に説明する)行った直後、前記実施例1における
と同様にしてポリアミック酸溶液をITO膜上にスピン
コートし、熱処理を施してポリイミド膜を形成した。
【0042】この例において、赤外線照射時間とポリイ
ミド膜の面積比(前記実施例1におけると同様の面積の
割合)は、下記表4に示す通りである。
ミド膜の面積比(前記実施例1におけると同様の面積の
割合)は、下記表4に示す通りである。
【0043】
【0044】なお、赤外線照射時間を10分間及び20分間
としたとき、ITO膜に前記実施例1におけると同様の
パターニングをした場合、表4と略同様の結果が得られ
た。
としたとき、ITO膜に前記実施例1におけると同様の
パターニングをした場合、表4と略同様の結果が得られ
た。
【0045】表4から次のことが理解できる。この例に
あっても、赤外線照射によるポリイミド膜面積比増大の
効果が認められるが、約 100%の被覆結果を得るために
は、20分間の照射時間を要している。
あっても、赤外線照射によるポリイミド膜面積比増大の
効果が認められるが、約 100%の被覆結果を得るために
は、20分間の照射時間を要している。
【0046】この例において、前記実施例1におけると
同様に、ITO膜と赤外熱線との距離及び/又は赤外熱
線のパワーを変えての実験を行った。その結果は下記表
5に示す通りである。
同様に、ITO膜と赤外熱線との距離及び/又は赤外熱
線のパワーを変えての実験を行った。その結果は下記表
5に示す通りである。
【0047】
【0048】 註)×印は面積比50%程度を、△印は同60〜75%を、○
印は同75〜85%を、◎印は同85〜95%を示し、括弧を付
した数値は具体例の条件及び結果を示す。
印は同75〜85%を、◎印は同85〜95%を示し、括弧を付
した数値は具体例の条件及び結果を示す。
【0049】この例にあっては、赤外線照射パワーが10
mW/cm2 未満では被着面積増大の効果が顕著ではなく、
上記パワーが10mW/cm2 以上で上記効果が明らかに認め
られる。
mW/cm2 未満では被着面積増大の効果が顕著ではなく、
上記パワーが10mW/cm2 以上で上記効果が明らかに認め
られる。
【0050】例えば、赤外線照射時間を10分間としたと
きのパワーと被着面積比との関係を図示すると、図8に
示すようになる。
きのパワーと被着面積比との関係を図示すると、図8に
示すようになる。
【0051】以上の実施例1、2の結果から次のことが
理解できる。赤外線照射による上記効果がITO膜に到
達する積分エネルギー量に依存すると仮定すると、照射
時間を20分間以内にし度い場合は、赤外線源からは、分
光分布の 0.5〜6.0 μmの範囲内の成分が最低10mW/cm
2 の割合(実施例2)で、同0.5〜3.0 μmの範囲内の
成分が最低50mW/cm2 の割合(実施例1)でITO膜に
到達するようにする必要がある。特に後者の分光分布特
性を示す赤外線源を使用するのが好ましい。
理解できる。赤外線照射による上記効果がITO膜に到
達する積分エネルギー量に依存すると仮定すると、照射
時間を20分間以内にし度い場合は、赤外線源からは、分
光分布の 0.5〜6.0 μmの範囲内の成分が最低10mW/cm
2 の割合(実施例2)で、同0.5〜3.0 μmの範囲内の
成分が最低50mW/cm2 の割合(実施例1)でITO膜に
到達するようにする必要がある。特に後者の分光分布特
性を示す赤外線源を使用するのが好ましい。
【0052】<実施例3>実施例2で使用した赤外熱線
(図5の16A)を使用しても、これとITO膜との距離
を小さくして赤外線照射時間を短くする(実施例1にお
ける結果に近付ける)ことが可能である。
(図5の16A)を使用しても、これとITO膜との距離
を小さくして赤外線照射時間を短くする(実施例1にお
ける結果に近付ける)ことが可能である。
【0053】下記表6は、赤外熱線とITO膜との距離
を、15cm、16cm、20cmとし、これに対応するパワーに対
し、照射時間とポリイミド膜面積比との関係を求めた表
4と同様の表である。
を、15cm、16cm、20cmとし、これに対応するパワーに対
し、照射時間とポリイミド膜面積比との関係を求めた表
4と同様の表である。
【0054】
【0055】以上、本発明の実施例を説明したが、基板
材料にはガラスのほか、透明アクリル樹脂等の透明なプ
ラスチックが使用できる。透明導電膜材料には、ITO
のほか、例えばインジウム酸化物や錫酸化物が使用でき
る。
材料にはガラスのほか、透明アクリル樹脂等の透明なプ
ラスチックが使用できる。透明導電膜材料には、ITO
のほか、例えばインジウム酸化物や錫酸化物が使用でき
る。
【0056】本発明の方法による工程を経てLCDを製
造するには、図9に示すフローチャートに従う。
造するには、図9に示すフローチャートに従う。
【0057】基板に透明導電膜及び配向膜をこの順に形
成した積層体は、1つのLCDに対して上下1対づつを
個別に製作するほか、図10に示すように、多数を碁盤の
目のように纏めて作製しておいて互いに直交する多数の
切断線19、20で切断して個々の積層体18とすることがで
きる。このようにすると、透明導電膜の被着及びパター
ニング並びに配向膜形成の工数を低減させられる。
成した積層体は、1つのLCDに対して上下1対づつを
個別に製作するほか、図10に示すように、多数を碁盤の
目のように纏めて作製しておいて互いに直交する多数の
切断線19、20で切断して個々の積層体18とすることがで
きる。このようにすると、透明導電膜の被着及びパター
ニング並びに配向膜形成の工数を低減させられる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、配向膜形成に当たって、少な
くとも透明導電膜を配向膜前駆体で被覆するので、溶剤
選択の自由度が高く、被覆作業が容易である。
くとも透明導電膜を配向膜前駆体で被覆するので、溶剤
選択の自由度が高く、被覆作業が容易である。
【0059】また、少なくとも透明導電膜に、分光分布
の 0.5〜6.0 μmの範囲内にある成分が10mW/cm2 以上
のエネルギーで到達するように光照射を行うので、配向
膜前駆体の透明導電膜に対する濡れ性や吸着性が改善さ
れ、被覆が確実になる。従って、前駆体を熱処理して形
成される配向膜も、被覆斑が無く、信頼性の高いものに
なる。
の 0.5〜6.0 μmの範囲内にある成分が10mW/cm2 以上
のエネルギーで到達するように光照射を行うので、配向
膜前駆体の透明導電膜に対する濡れ性や吸着性が改善さ
れ、被覆が確実になる。従って、前駆体を熱処理して形
成される配向膜も、被覆斑が無く、信頼性の高いものに
なる。
【図1】第一の実施例の赤外線照射装置の概略正面図で
ある。
ある。
【図2】同、赤外線ランプの分光分布を示すグラフであ
る。
る。
【図3】同、赤外線の照射時間とパワーとの関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図4】同、照射赤外線のパワーとポリイミド膜面積と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図5】第二の実施例の赤外線照射装置の概略斜視図で
ある。
ある。
【図6】同、赤外熱線の分光分布を示すグラフである。
【図7】同、赤外線の照射時間とパワーとの関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図8】同、照射赤外線のパワーとポリイミド膜面積と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図9】第一、第二の実施例によるLCD製造工程のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】他の実施例による配向膜形成の要領を示す平面
図である。
図である。
【図11】LCDの概略断面図である。
【図12】図11の XII−XII 線拡大断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII線拡大断面図である。
【図14】他のLCDの透明導電膜パターンを示す平面図
である。
である。
【図15】赤外線照射を行わずして形成された配向膜前駆
体被膜の概略平面図である。
体被膜の概略平面図である。
1、2、11 ガラス基板 3、6、12 透明導電膜 4 画素電極 5 信号電極 7 共通電極 8、18 配向膜 9 液晶 13 赤外線ランプ 16A、16B 赤外熱線 19、20 切断線
Claims (4)
- 【請求項1】 基体表面上に配向膜を形成するに際し、 前記基体表面に導電膜を形成する工程と、 分光分布の 0.5〜6.0 μmの範囲内にある成分が10mW/
cm2 以上のエネルギーで到達するように、少なくとも前
記導電膜に光照射を行う工程と、 基体の前記光照射を行った面を、前記配向膜の前駆体で
被覆する工程と、 前記前駆体を熱処理して前記配向膜とする工程とを有す
る、配向膜の形成方法。 - 【請求項2】 透明基体表面上に配向膜を形成するに際
し、 前記透明基体表面に透明導電膜を形成する工程と、 分光分布の 0.5〜6.0 μmの範囲内にある成分が10mW/
cm2 以上のエネルギーで到達するように、少なくとも前
記透明導電膜に光照射を行う工程と、 前記透明基体の前記光照射を行った面を、前記配向膜の
構成材料の前駆体でスピンコート法により被覆する工程
と、 前記前駆体の被覆層を熱処理して前記配向膜とする工程
とを有する、配向膜の形成方法。 - 【請求項3】 分光分布の 0.5〜3.0 μmの範囲内にあ
る成分が50mW/cm2以上のエネルギーで到達するように
光照射を行う、請求項1又は2に記載された、配向膜の
形成方法。 - 【請求項4】 光照射の直後に、基体をその重心を中心
として基体面内で高速回転させながらポリイミド前駆体
による被覆を行い、次いで、加熱によって前記ポリイミ
ド前駆体をイミド化させ、前記ポリイミド前駆体の被覆
層を配向膜とする、請求項1〜3のいずれかに記載され
た、配向膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20742492A JP3154142B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 配向膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20742492A JP3154142B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 配向膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627468A true JPH0627468A (ja) | 1994-02-04 |
JP3154142B2 JP3154142B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16539530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20742492A Expired - Fee Related JP3154142B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 配向膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154142B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100738810B1 (ko) * | 2005-06-07 | 2007-07-12 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 광 배향막 형성 장치 및 방법 |
CN103576388A (zh) * | 2012-08-01 | 2014-02-12 | 远东新世纪股份有限公司 | 一种液晶退火的方法 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP20742492A patent/JP3154142B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100738810B1 (ko) * | 2005-06-07 | 2007-07-12 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 광 배향막 형성 장치 및 방법 |
CN103576388A (zh) * | 2012-08-01 | 2014-02-12 | 远东新世纪股份有限公司 | 一种液晶退火的方法 |
CN103576388B (zh) * | 2012-08-01 | 2016-06-29 | 远东新世纪股份有限公司 | 一种液晶退火的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3154142B2 (ja) | 2001-04-09 |
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