JPH0627378B2 - パツト型クリヤラ−の取り付け方法及びその支持装置 - Google Patents
パツト型クリヤラ−の取り付け方法及びその支持装置Info
- Publication number
- JPH0627378B2 JPH0627378B2 JP17743886A JP17743886A JPH0627378B2 JP H0627378 B2 JPH0627378 B2 JP H0627378B2 JP 17743886 A JP17743886 A JP 17743886A JP 17743886 A JP17743886 A JP 17743886A JP H0627378 B2 JPH0627378 B2 JP H0627378B2
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- clearer
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H5/00—Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
- D01H5/18—Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
- D01H5/60—Arrangements maintaining drafting elements free of fibre accumulations
- D01H5/62—Non-rotary cleaning pads or plates; Scrapers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 牽伸装置を設ける紡績機械の牽伸部を構成するドラフト
ローラに対設するクリヤラー装置であって、クリーニン
グ部材をパット材で構成すると共にこれを梁材に取り付
けてドラフトローラに当接させるものにおいて、クリー
ニングによる剥離繊維や塵を自動的に払い落として堆積
しないようにすると共にパットを確実に位置保持させ且
つクリヤラーの着脱を容易に行ない得るようにしたもの
である。
ローラに対設するクリヤラー装置であって、クリーニン
グ部材をパット材で構成すると共にこれを梁材に取り付
けてドラフトローラに当接させるものにおいて、クリー
ニングによる剥離繊維や塵を自動的に払い落として堆積
しないようにすると共にパットを確実に位置保持させ且
つクリヤラーの着脱を容易に行ない得るようにしたもの
である。
[従来の技術] ドラフトローラのクリヤラー装置として、皮革,合成皮
革,ゴム,合成ゴム或は積層不織布等のクリーニング材
をドラフトローラの周面に当接させるものはよく知られ
ている。またこれらのクリーニング材をドラフトローラ
に対設するに当たっては、クリーニング材を湾曲状に折
り曲げて保持しこの湾曲面をドラフトローラに面接触さ
せるもの或は前記のごときクリーニング材を裁断してそ
の端縁をドラフトローラに当接させるものがあることも
よく知られている。一方クリーニング効果について検討
すると前者の面接触型では剥離した繊維屑や塵がクリヤ
ラー材の接触前側或は後側に付着堆積し易く、この堆積
綿塵を取り除く必要があり管理上に問題点がある。また
接触力が比較的弱いのでローラの溝に入って例えばハネ
デューの如き挟雑物の除去にはあまり効果が期待できな
い。他方後者のクリーニング材の端縁をドラフトローラ
面に当接させるパット型クリヤラーではローラ接触面の
単位当たり接圧が高いのでクリーニング効果がよく、し
かもパットの端縁部に堆積する綿塵が比較的に少ないの
で最近はこのパット型クリヤラーが多く利用されるに至
っている。しかしながらこのパット型クリヤラーにおい
てもパットとドラフトローラとの接触部には綿塵が付着
し易く、これが次第に堆積して塊状となってドラフトロ
ーラに再び引き取られたり或は落下して紡出糸に撚り込
まれ、不正糸を作る原因となることがある。またこのよ
うなパット型クリヤラーでは一般に1スタッフ分のクリ
ーニングパットが1体或は1体的に構成される梁材に接
触側先端を突出させて取り付けられ、この梁材をドラフ
トローラ側へ付勢して設けたり或はローラスタンドに設
けたブラケット等に取り付けているが、その支持手段は
梁材を一定位置に固定的に配設しようとするものであ
り、この梁材の着脱操作には手数を要している。しかも
この着脱はドラフト装置の裏側で作業者の目の届かない
場所であり、手さぐりで行なっているのが実状である。
これらからパット型クリヤラーにおいては堆積綿塵を自
動的に払い落として堆積綿塵をなくすると共にパットを
取り付け支持する梁材の着脱に当たっては手さぐりでも
簡単に着脱でき且つパットを正確に位置保持できる支持
装置であることが要望される。
革,ゴム,合成ゴム或は積層不織布等のクリーニング材
をドラフトローラの周面に当接させるものはよく知られ
ている。またこれらのクリーニング材をドラフトローラ
に対設するに当たっては、クリーニング材を湾曲状に折
り曲げて保持しこの湾曲面をドラフトローラに面接触さ
せるもの或は前記のごときクリーニング材を裁断してそ
の端縁をドラフトローラに当接させるものがあることも
よく知られている。一方クリーニング効果について検討
すると前者の面接触型では剥離した繊維屑や塵がクリヤ
ラー材の接触前側或は後側に付着堆積し易く、この堆積
綿塵を取り除く必要があり管理上に問題点がある。また
接触力が比較的弱いのでローラの溝に入って例えばハネ
デューの如き挟雑物の除去にはあまり効果が期待できな
い。他方後者のクリーニング材の端縁をドラフトローラ
面に当接させるパット型クリヤラーではローラ接触面の
単位当たり接圧が高いのでクリーニング効果がよく、し
かもパットの端縁部に堆積する綿塵が比較的に少ないの
で最近はこのパット型クリヤラーが多く利用されるに至
っている。しかしながらこのパット型クリヤラーにおい
てもパットとドラフトローラとの接触部には綿塵が付着
し易く、これが次第に堆積して塊状となってドラフトロ
ーラに再び引き取られたり或は落下して紡出糸に撚り込
まれ、不正糸を作る原因となることがある。またこのよ
うなパット型クリヤラーでは一般に1スタッフ分のクリ
ーニングパットが1体或は1体的に構成される梁材に接
触側先端を突出させて取り付けられ、この梁材をドラフ
トローラ側へ付勢して設けたり或はローラスタンドに設
けたブラケット等に取り付けているが、その支持手段は
梁材を一定位置に固定的に配設しようとするものであ
り、この梁材の着脱操作には手数を要している。しかも
この着脱はドラフト装置の裏側で作業者の目の届かない
場所であり、手さぐりで行なっているのが実状である。
これらからパット型クリヤラーにおいては堆積綿塵を自
動的に払い落として堆積綿塵をなくすると共にパットを
取り付け支持する梁材の着脱に当たっては手さぐりでも
簡単に着脱でき且つパットを正確に位置保持できる支持
装置であることが要望される。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明は、パット型クリヤラー装置において、ド
ラフトローラから剥離した綿塵を直ちに払い落としてパ
ットの先端部を常に清浄に保持する手段を提供すると共
にこのようなパット型クリヤラー装置の取り付け並びに
取り外しに当たっては極めて簡単に手さぐりでも行なう
ことができ、しかもクリーニングパットは正確な位置保
持ができる支持装置を提供しようとするものである。
ラフトローラから剥離した綿塵を直ちに払い落としてパ
ットの先端部を常に清浄に保持する手段を提供すると共
にこのようなパット型クリヤラー装置の取り付け並びに
取り外しに当たっては極めて簡単に手さぐりでも行なう
ことができ、しかもクリーニングパットは正確な位置保
持ができる支持装置を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 即ち本発明はパット型クリヤラー装置のパットは従来ド
ラフトローラに対して回転方向側の下部に対接するよう
に配置され、しかもこのパットを支持する梁材はばね等
ではローラ側へ付勢されたり或は固定的に配置されてい
るものが多い。即ち第3図(説明断面図)は従来のパッ
ト型クリヤラー装置の一例を示すもので、フロントロー
ラ6に対してパット2はローラの回転方向(矢印)側の
下部に対設(図では45度の角度)されている。従って
ローラ6から剥離した綿塵10は、パット2の屈曲外面
に堆積し易く、この対設角度が大きくなる程屈曲外面は
水平に近づき更に堆積綿塵10を多くする。またこれら
の堆積綿塵は次第に垂れ下がって梁材3の頂面或は側壁
面に付着する。そこで本発明では第4図(説明断面図)
に示すようにパット2をドラフトローラ6の軸芯に対向
してほぼ水平位置から当接させるものであり、且つこの
パット2を取り付け支持する梁材3はパット折れ曲がり
抵抗力を利用して3点で支持する挿入溝に簡単に挿設支
持できるように構成したものである。
ラフトローラに対して回転方向側の下部に対接するよう
に配置され、しかもこのパットを支持する梁材はばね等
ではローラ側へ付勢されたり或は固定的に配置されてい
るものが多い。即ち第3図(説明断面図)は従来のパッ
ト型クリヤラー装置の一例を示すもので、フロントロー
ラ6に対してパット2はローラの回転方向(矢印)側の
下部に対設(図では45度の角度)されている。従って
ローラ6から剥離した綿塵10は、パット2の屈曲外面
に堆積し易く、この対設角度が大きくなる程屈曲外面は
水平に近づき更に堆積綿塵10を多くする。またこれら
の堆積綿塵は次第に垂れ下がって梁材3の頂面或は側壁
面に付着する。そこで本発明では第4図(説明断面図)
に示すようにパット2をドラフトローラ6の軸芯に対向
してほぼ水平位置から当接させるものであり、且つこの
パット2を取り付け支持する梁材3はパット折れ曲がり
抵抗力を利用して3点で支持する挿入溝に簡単に挿設支
持できるように構成したものである。
[作用] 即ちクリーニングパットをドラフトローラにほぼ水平状
態で当接させることによってパット屈曲外面を下方に向
けると共にパットの先端縁を積極的にドラフトローラに
形成されているフルートに沿わせてフルートの山及び谷
によってパットの屈曲部を振動させて先端縁で剥離した
綿塵を直ちに払い落とすようにするものである。そして
このように当接するパット取り付け梁材は第5図(作用
説明断面図)に示すように、パット2の屈曲当接によっ
て矢印Cのごとき反抗力と、ローラの回転による接圧で
矢印B方向に傾動されるのでこれを支えると共にこのB
方向に対向して矢印D方向を規制する3点で支持する開
放型溝に梁材の両端部を挿入して確実に支持すると共に
梁材の着脱を容易にしたものである。
態で当接させることによってパット屈曲外面を下方に向
けると共にパットの先端縁を積極的にドラフトローラに
形成されているフルートに沿わせてフルートの山及び谷
によってパットの屈曲部を振動させて先端縁で剥離した
綿塵を直ちに払い落とすようにするものである。そして
このように当接するパット取り付け梁材は第5図(作用
説明断面図)に示すように、パット2の屈曲当接によっ
て矢印Cのごとき反抗力と、ローラの回転による接圧で
矢印B方向に傾動されるのでこれを支えると共にこのB
方向に対向して矢印D方向を規制する3点で支持する開
放型溝に梁材の両端部を挿入して確実に支持すると共に
梁材の着脱を容易にしたものである。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明を詳細に説明するが、図は本
発明の実施の一例を示すもので本発明は図示例に限定さ
れず、前・後記の趣旨に沿って一部の構成を変更しても
同様に実施することができる。第1図(側断面図)は本
発明を適用したドラフト装置の一例を示す略図、第2図
(下面図)は第1図の矢印A方向を示したものである。
これらの図において本発明パット型クリヤラー装置1
は、フロントボットムローラ6に対設されることが最も
効果があるが、該ローラ6より回転速度の遅い例えばサ
ードボットムローラ或はバックボットムローラにも同様
に適用でき、フルートを形成するローラであればドラフ
トローラのみならず把持並びに取り出しローラにも同様
に適用することができる。一方本発明に利用するクリー
ニングパット2としては従来クリーニング材として利用
されたもの或は今後開発されるクリーニング材を利用で
きるが、好ましい材料としては制電性の合成ゴム材であ
って比較的折り曲げ弾性の強い、腰のあるものがよく、
この弾性はパット材の厚さによって保持するものであっ
てもよい。他方このようなパット2を取り付け支持する
梁材3としては従来各種の装置が提案され例えば実公昭
54−24535号,実公昭35−27939号等があ
るが、本発明に利用する梁材3はパット2を突出させて
一様に保持するものであればどのようなものでも利用で
きる。第1図,第2図及び第8図(本発明の他の構成例
を示す第2図相当図)ではこの梁材3をU字型に折り曲
げた金属板で構成したものを示し、その折り曲げ端側に
パット突出穴3aを形成してパット2を突出させると共
に該パット2はその両側に耳部2a,2aを形成して突
出する長さを規制し、折り曲げ開口底辺側から挿入した
パット2はこの挿入側を塞ぎ且つ両側の折り曲げ壁を挟
むようなクリップ9によって挟持止着されるものを示し
たが、他の構成になる梁材であってもよい。尚第3図乃
至第5図ではこの梁材3を二枚合わせの梁板材3,3a
でパット2を挟着したものを示している。また第1図で
は本発明の実施例を理解し易くするためにボットムエプ
ロンローラ7,テンサーバー7a及びこれらに掛け渡さ
れたエプロン7bで構成されるエプロンドラフト装置の
ボットム側のみを示したものである。このように配設す
るパット型クリヤラーでは前記第4図で説明したよう
に、パット2の先端縁2cがドラフトローラ6のフルー
ト6aに沿って設けられており、しかもフルート6aの
山及び谷に倣って曲がりが変動する。そしてフロントロ
ーラ6は比較的高速回転するのでこの変動が振動とな
り、剥離した綿塵を直ちに下向きに開放されているので
下方へ払い落とすことができる。従って第3図のように
傾斜させたものでは、前記のごとく振動が発生するとし
ても屈曲面に綿塵が堆積し易くこの面とフルートの谷部
とで剥離した綿塵を挟む格好になり綿塵の離脱がよくな
いのである。
発明の実施の一例を示すもので本発明は図示例に限定さ
れず、前・後記の趣旨に沿って一部の構成を変更しても
同様に実施することができる。第1図(側断面図)は本
発明を適用したドラフト装置の一例を示す略図、第2図
(下面図)は第1図の矢印A方向を示したものである。
これらの図において本発明パット型クリヤラー装置1
は、フロントボットムローラ6に対設されることが最も
効果があるが、該ローラ6より回転速度の遅い例えばサ
ードボットムローラ或はバックボットムローラにも同様
に適用でき、フルートを形成するローラであればドラフ
トローラのみならず把持並びに取り出しローラにも同様
に適用することができる。一方本発明に利用するクリー
ニングパット2としては従来クリーニング材として利用
されたもの或は今後開発されるクリーニング材を利用で
きるが、好ましい材料としては制電性の合成ゴム材であ
って比較的折り曲げ弾性の強い、腰のあるものがよく、
この弾性はパット材の厚さによって保持するものであっ
てもよい。他方このようなパット2を取り付け支持する
梁材3としては従来各種の装置が提案され例えば実公昭
54−24535号,実公昭35−27939号等があ
るが、本発明に利用する梁材3はパット2を突出させて
一様に保持するものであればどのようなものでも利用で
きる。第1図,第2図及び第8図(本発明の他の構成例
を示す第2図相当図)ではこの梁材3をU字型に折り曲
げた金属板で構成したものを示し、その折り曲げ端側に
パット突出穴3aを形成してパット2を突出させると共
に該パット2はその両側に耳部2a,2aを形成して突
出する長さを規制し、折り曲げ開口底辺側から挿入した
パット2はこの挿入側を塞ぎ且つ両側の折り曲げ壁を挟
むようなクリップ9によって挟持止着されるものを示し
たが、他の構成になる梁材であってもよい。尚第3図乃
至第5図ではこの梁材3を二枚合わせの梁板材3,3a
でパット2を挟着したものを示している。また第1図で
は本発明の実施例を理解し易くするためにボットムエプ
ロンローラ7,テンサーバー7a及びこれらに掛け渡さ
れたエプロン7bで構成されるエプロンドラフト装置の
ボットム側のみを示したものである。このように配設す
るパット型クリヤラーでは前記第4図で説明したよう
に、パット2の先端縁2cがドラフトローラ6のフルー
ト6aに沿って設けられており、しかもフルート6aの
山及び谷に倣って曲がりが変動する。そしてフロントロ
ーラ6は比較的高速回転するのでこの変動が振動とな
り、剥離した綿塵を直ちに下向きに開放されているので
下方へ払い落とすことができる。従って第3図のように
傾斜させたものでは、前記のごとく振動が発生するとし
ても屈曲面に綿塵が堆積し易くこの面とフルートの谷部
とで剥離した綿塵を挟む格好になり綿塵の離脱がよくな
いのである。
他方このように設けるパット型クリヤラーでは第5図で
説明したように梁材3がそれぞれ矢印C及びB方向に移
動されようとし、これらを規制することによって位置保
持ができるものである。しかしながらこれらを規制して
保持するには梁材3の両端部を適当なブラケットにねじ
止めしたり、或は嵌合部や挿入溝を形成して取り付ける
こともできるが、これらの取り付け手段では固定手段が
必要である。特に梁材3を水平状態で支持すると共に作
業者の目の届かない部分において着脱できるようにする
ためには、棚型段に載置するように挿入し、この挿入に
よって位置保持される支持装置であることが必要であ
る。本発明の支持装置4はこれらを満足させるものであ
る。即ち支持装置4は第1図及び第2図に示すごとく、
ローラスタンド5に設けられ、ドラフトラインの両側ロ
ーラスタンドを除く中間スタンドには、梁材3,3の一
方端をそれぞれ支持するブラケットが構成され、その取
り付けに当たってはボットムエプロン装置を支持する軸
受部材8の止めねじ8aを利用し、支持装置4をローラ
スタンド5に取り付ける。そして該支持装置4に形成す
る梁材支持溝4aは第6図(側面図)に示すように下方
前部が開放された溝とし、この溝4aの上側前方に内側
に突出形成した接合部4bを、奥側に底支え部4dを、
下側後方に当接部4cをそれぞれ形成する。よって梁材
3はその両端側を鎖線で示すように、支持溝4aの先端
下方前部から梁材3の厚さより広く形成された部分へロ
ーラ6に関係なく傾けながら挿入することができる。そ
して底支え部4d並びに当接部4cに当接させてパット
2をローラ6に圧接させるようにして梁材3を押し上げ
ると、梁材3はパット2の屈曲反発力で底支え部4dに
密接すると共にパット2の摩擦力で接合部4b及び当接
部4cに密接して位置保持される。一方梁材3の取り外
しに当たってはパット2の屈曲力に抗して両手で梁材3
の前方を押し下げれば簡単に取り外すことができる。第
7図(側面図)は本発明支持装置の他の構成例を示し、
前記接合部4bを梁材3の前方頂面の一部をも当接させ
る接合部4eで形成したものを示し、取り付け並びに取
り外しは前記と同様に操作できる。尚ドラフトローラ6
には第8図に示すようにフルートが互いに傾斜させたも
のがあり、このようなローラフルート6bに対してはパ
ット2の先端縁をこの傾斜に沿うように設ける。尚第8
図では、パット2の挟着支持クリップ9は一方端を折り
曲げて、これを側壁に形成した溝穴3bに係合すると共
にこの折り曲げ片の先端をパット2まで届くようにして
パット2を支持するものを示しているが適当なクリップ
装置を利用できる。
説明したように梁材3がそれぞれ矢印C及びB方向に移
動されようとし、これらを規制することによって位置保
持ができるものである。しかしながらこれらを規制して
保持するには梁材3の両端部を適当なブラケットにねじ
止めしたり、或は嵌合部や挿入溝を形成して取り付ける
こともできるが、これらの取り付け手段では固定手段が
必要である。特に梁材3を水平状態で支持すると共に作
業者の目の届かない部分において着脱できるようにする
ためには、棚型段に載置するように挿入し、この挿入に
よって位置保持される支持装置であることが必要であ
る。本発明の支持装置4はこれらを満足させるものであ
る。即ち支持装置4は第1図及び第2図に示すごとく、
ローラスタンド5に設けられ、ドラフトラインの両側ロ
ーラスタンドを除く中間スタンドには、梁材3,3の一
方端をそれぞれ支持するブラケットが構成され、その取
り付けに当たってはボットムエプロン装置を支持する軸
受部材8の止めねじ8aを利用し、支持装置4をローラ
スタンド5に取り付ける。そして該支持装置4に形成す
る梁材支持溝4aは第6図(側面図)に示すように下方
前部が開放された溝とし、この溝4aの上側前方に内側
に突出形成した接合部4bを、奥側に底支え部4dを、
下側後方に当接部4cをそれぞれ形成する。よって梁材
3はその両端側を鎖線で示すように、支持溝4aの先端
下方前部から梁材3の厚さより広く形成された部分へロ
ーラ6に関係なく傾けながら挿入することができる。そ
して底支え部4d並びに当接部4cに当接させてパット
2をローラ6に圧接させるようにして梁材3を押し上げ
ると、梁材3はパット2の屈曲反発力で底支え部4dに
密接すると共にパット2の摩擦力で接合部4b及び当接
部4cに密接して位置保持される。一方梁材3の取り外
しに当たってはパット2の屈曲力に抗して両手で梁材3
の前方を押し下げれば簡単に取り外すことができる。第
7図(側面図)は本発明支持装置の他の構成例を示し、
前記接合部4bを梁材3の前方頂面の一部をも当接させ
る接合部4eで形成したものを示し、取り付け並びに取
り外しは前記と同様に操作できる。尚ドラフトローラ6
には第8図に示すようにフルートが互いに傾斜させたも
のがあり、このようなローラフルート6bに対してはパ
ット2の先端縁をこの傾斜に沿うように設ける。尚第8
図では、パット2の挟着支持クリップ9は一方端を折り
曲げて、これを側壁に形成した溝穴3bに係合すると共
にこの折り曲げ片の先端をパット2まで届くようにして
パット2を支持するものを示しているが適当なクリップ
装置を利用できる。
[発明の効果] 本発明パット型クリヤラーはこのように構成したからク
リーニングした綿塵がパット並びに支持梁材に付着堆積
することが極めて少なくなり、クリーニング効果が向上
する。またその支持装置は簡単な構成によって確実に位
置保持できると共にパット取り付け梁材を容易に着脱す
ることができ手さぐりで操作することができる。
リーニングした綿塵がパット並びに支持梁材に付着堆積
することが極めて少なくなり、クリーニング効果が向上
する。またその支持装置は簡単な構成によって確実に位
置保持できると共にパット取り付け梁材を容易に着脱す
ることができ手さぐりで操作することができる。
第1図は本発明の実施例を示す側断面図、第2図は第1
図の矢印A方向下面図、第3図は従来のパット型クリヤ
ラーの対設説明断面図、第4図は本発明説明断面図、第
5図は作用説明断面図、第6図は支持装置の側面図、第
7図は他の支持装置の側面図、第8図は本発明の他の構
成例を示す第2図相当図である。 1……本発明パット型クリヤラー装置 2……パット、3……梁材 4……支持装置、5……ローラスタンド 6……フロントボットムローラ 7……ボットムエプロンローラ 8……軸受座、9……クリップ 10……堆積綿塵
図の矢印A方向下面図、第3図は従来のパット型クリヤ
ラーの対設説明断面図、第4図は本発明説明断面図、第
5図は作用説明断面図、第6図は支持装置の側面図、第
7図は他の支持装置の側面図、第8図は本発明の他の構
成例を示す第2図相当図である。 1……本発明パット型クリヤラー装置 2……パット、3……梁材 4……支持装置、5……ローラスタンド 6……フロントボットムローラ 7……ボットムエプロンローラ 8……軸受座、9……クリップ 10……堆積綿塵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若井 正夫 静岡県島田市東町13−16 (72)発明者 宮崎 勉 愛知県刈谷市稲葉町3−102 (72)発明者 小野 功 大阪府枚方市宗谷2−20−6 (72)発明者 有田 勲 大阪府枚方市伊加賀寿町16−10
Claims (2)
- 【請求項1】梁材にゴム,合成ゴム等からなるクリヤラ
ー材を突出させて取り付け、該クリヤラー材の先端縁を
ドラフトローラの外周へ積極的に当接させるパット型ク
リヤラーの取り付け方法であって、ドラフトローラの軸
芯に対向してほぼ水平な位置からパットを当接させるよ
うにしたことを特徴とするパット型クリヤラーの取り付
け方法。 - 【請求項2】梁材にゴム,合成ゴム等からなるクリヤラ
ー材を突出させて取り付け、該クラヤラー材の先端縁を
ドラフトローラの外周へほぼ水平位置において積極的に
当接させるパット型クリヤラーの支持装置であって、該
パット取り付け梁材はその両端部分を、梁材端部のパッ
ト突出側上面と、これと対角線状になる反対側下面及び
底面を規制する開口挿入溝を形成した取り付けブラケッ
トにそれぞれ挿設するように構成したことを特徴とする
パット型クリヤラーの支持装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17743886A JPH0627378B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | パツト型クリヤラ−の取り付け方法及びその支持装置 |
KR1019870006945A KR940002799B1 (ko) | 1986-07-28 | 1987-07-01 | 보텀 드래프트 로울러의 청소장치 |
DE3723253A DE3723253C2 (de) | 1986-07-28 | 1987-07-14 | Vorrichtung zum Reinigen von Steckwerkswalzen |
CH2757/87A CH672146A5 (de) | 1986-07-28 | 1987-07-21 | Putzwalzeneinrichtung fuer unterwalze. |
US07/076,075 US4785507A (en) | 1986-07-28 | 1987-07-21 | Clearer device for bottom draft roller |
IT8721461A IT1222145B (it) | 1986-07-28 | 1987-07-27 | Dispositivo pulitore per un rullo di stiro inferiore per macchine di filatura |
ES878702198A ES2008149A6 (es) | 1986-07-28 | 1987-07-27 | Un dispositivo de limpieza para cilindro de estirado inferior |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17743886A JPH0627378B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | パツト型クリヤラ−の取り付け方法及びその支持装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3108761A Division JP2504633B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | パット型クリヤラ―の取付ブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335831A JPS6335831A (ja) | 1988-02-16 |
JPH0627378B2 true JPH0627378B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=16030945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17743886A Expired - Lifetime JPH0627378B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | パツト型クリヤラ−の取り付け方法及びその支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627378B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2504633B2 (ja) * | 1991-04-11 | 1996-06-05 | 日清紡績株式会社 | パット型クリヤラ―の取付ブラケット |
TW208050B (ja) * | 1991-07-05 | 1993-06-21 | Kitamura Youzi |
-
1986
- 1986-07-28 JP JP17743886A patent/JPH0627378B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6335831A (ja) | 1988-02-16 |
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