JPH0627372U - 自動車に帯電する静電気を放電させるラベル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車に帯電する静電気を、簡単確実に放電
できるようにして、自動車に帯電している静電気による
人体へのショックをなくす。 【構成】 導電性が有り接着剤を塗布して他の物に容易
に貼付できる物質（１）の一部分に接着剤（２）を塗布
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動車に帯電する静電気を放電させる。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、自動車に帯電した静電気を放電させるとき、自動車のボディに静電気放 電用のアンテナを立てて電気的に静電気を空中に放電したり、自動車のボディか ら導電線をたらして接地して、静電気を放電していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題】

これには、次のような欠点があった。 （イ） 自動車のボディから静電気を空中放電させるものは、放電効率が劣 り、放電器を取付けた部分が腐食する。また高価なため購入しにくい。 （ロ） 自動車のボディから導電線で接地して放電するものは、初めは放電 するが、導電線が路面との摩擦で擦り減り、すぐに接地しなくなり、何度も何度 も接地のための調節をしなくてはならず大変不便で使いにくかった。 本案はこれらの欠点を解消するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

導電性が有り接着剤を塗布して、他の物に容易に貼付できる物質（１）の一部分 に接着剤（２）を塗布する。以上の構成からなる、自動車に帯電する静電気を放 電させるものである。

【０００５】

【作用】

導電性が有り接着剤を塗布して、他の物に容易に貼付できる物質（１）の一部分 に接着剤（２）を塗布したものを、自動車のタイヤホイールとタイヤの側面を通 り、タイヤの接地面まで連続して貼付することにより、静電気を放電させる

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明する。 （イ） 導電性が有り接着剤を塗布して、他の物に容易に貼付できる物質の一部 分に接着剤（２）をあらかじめ塗布しておく、または使用直前に接着剤（２）を 塗布する。 （イ）の項に該当するものをラベルと定義する

【０００７】 本案は以上のような構成で、これを使用するときは、ラベルを自動車のタイヤホ イールからタイヤの側面を通りタイヤの接地面まで連続して貼付する。又、ラベ ルをタイヤの内側に貼付すれば外観からは見えないので、美観を損なわない。

【０００８】

【考案の効果】

自動車に帯電した静電気が放電されないのは、タイヤが絶縁体のためであるので 、放電させるためには、タイヤホイールを静電気の放電口として、ここから接地 させれば良い。 そこでタイヤホイールからタイヤの接地面まで、この部分に、本考案の導電性 のあるラベルを貼付すれば、静電気は確実に放電される このラベルは、自動車のタイヤホイールからタイヤの側面を通り、タイヤの接地 面まで連続して貼付するので、タイヤが回転してラベルが接地される度に、確実 に自動車に帯電した静電気が大地に放電される。 ラベルの接地面を広くすればするほど効果が上がる。又、このラベルは貼付され て、タイヤと一体になっているので、接地のための調整などのわずらわしさが無 くなる。 そしてラベルは、従来の静電気を放電するものに比較すると大変効率が良く、又 、安価にて消費者に提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】 （１） は 導電性が有り接着剤を塗布して他のものに
容易に貼付できる物質 （２） は 接着剤 （３） は タイヤホイール （４） は タイヤ （５） は タイヤの接地面 （６） は タイヤの軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 導電性が有り接着剤を塗布して他の物に
   容易に貼布できる物質（１）の一部分に接着剤（２）を
   塗布した、自動車に帯電する静電気を放電させる物。