JPH06273644A - 過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブル - Google Patents

過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブル

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Publication number
JPH06273644A
JPH06273644A JP5081170A JP8117093A JPH06273644A JP H06273644 A JPH06273644 A JP H06273644A JP 5081170 A JP5081170 A JP 5081170A JP 8117093 A JP8117093 A JP 8117093A JP H06273644 A JPH06273644 A JP H06273644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
wire
tension
cable
distortion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5081170A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Shin
清 進
Nobuharu Suzuki
信春 鈴木
Takeyuki Kikuchi
健之 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP5081170A priority Critical patent/JPH06273644A/ja
Publication of JPH06273644A publication Critical patent/JPH06273644A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光ファイバ4に過大な伸び歪を生じさせる布
設張力が加わったときに非可逆的変化をする検知線とし
て鉛線11をパイプ12に入れた状態で、ケーブル長手
方向に収納した。 【効果】 光ファイバは過大な張力(伸び歪)が加えら
れると、その分、寿命が劣化する。ケーブルに最大許容
張力を超える張力がかかり、光ファイバに過大な伸び歪
が生じると、鉛線11に永久伸び歪が発生し、その履歴
が残る。ケーブルに最大許容張力を超える張力がかかっ
たか否かをケーブル布設後に確認でき、光ファイバの大
体の破断寿命を推定できる。予期しない光ファイバの破
断事故を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル布設時に光フ
ァイバに過大な伸び歪が加わった場合に、それを検知で
きる光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルには、光ファイバの
破断寿命を確保するために、守るべき最大許容張力が定
められている。光ファイバケーブルに最も大きな張力が
かかるのは一般に布設時である。ケーブル内の光ファイ
バの伸び歪は一般に0.2%が許容限度されており、こ
の許容限度を超えないように、ケーブル内には適当なテ
ンションメンバーが配置されている。
【0003】ケーブルに張力がかかると光ファイバはテ
ンションメンバーと同程度の伸び歪を受けるが、光ファ
イバを含むケーブル構成部材は、ケーブルの最大許容張
力の付近でも十分に弾性域にあり、仮に過大な張力が加
えられても、張力が取り除かれれば元にもどり、何の痕
跡も残らない。しかし光ファイバは過大な張力(すなわ
ち伸び歪)が加えられると、その分、寿命が劣化するこ
とが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバケー
ブルは、実際の布設作業が最大許容張力以内で行われた
か否かを確認することができない。布設時に誤って最大
許容張力を超える張力がかかっても、光ファイバが破断
していなければ当面の使用には差し支えない。しかし最
大許容張力を超える張力がかかると、光ファイバの破断
寿命が劣化するので、予定の寿命に達しないうちに光フ
ァイバの破断事故が発生する危険性がある。このように
従来の光ファイバケーブルは、過去に受けた伸び歪の履
歴がわからないので、光ファイバの破断寿命を正確に推
定できず、交換の可否や時期を誤り、重大な事故を引き
起こすおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブ
ルを提供するもので、その構成は、光ファイバに過大な
伸び歪を生じさせる張力が加わったときに非可逆的変化
(塑性変形、破断など)をする検知線をケーブル長手方
向に収納するか、または光ファイバに過大な伸び歪を生
じさせる張力が加わったときに非可逆的変化をする検知
部材をケーブル引張端に設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成すると、ケーブルに最大許容
張力を超える張力がかかり、光ファイバに過大な伸び歪
が生じると、検知線または検知部材が非可逆的変化を
し、その履歴が残るため、光ファイバのおよその破断寿
命を推定することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図3はそれぞれ本発明に係る過
大伸び歪検知可能な光ファイバケーブルの実施例を示
す。図において、1はテンションメンバー、2は外周に
らせん状の溝3を有する光ファイバ収納部材、4は光フ
ァイバ収納部材2の溝3内に収納された光ファイバ(被
覆を有する心線の形態)、5は押さえ巻き、6は保護シ
ースである。
【0008】図1の実施例は、鉛線(または錫線)11
の入ったパイプ12を光ファイバ収納部材2に縦添え配
置したものである。パイプ11は鉛線12との間に空隙
をもたせて内部で鉛線11が動けるようにしてある。布
設時には引張端側で鉛線12の端部をテンションメンバ
ー1またはパイプ12などに固定する。
【0009】鉛線11は張力がかかるとケーブル伸び率
より小さい伸び率で塑性変形する。したがって過大伸び
歪が生じるような張力がケーブルに加わると、鉛線11
が引き伸ばされ(長手方向に塑性変形し)、張力が取り
除かれた後も、鉛線11は引き伸ばされた状態で残る。
したがって鉛線11の永久伸び歪の大きさから、それま
でにケーブルにかかった最大張力(光ファイバ4の最大
伸び歪)を知ることができ、光ファイバ4の大体の破断
寿命を推定できる。
【0010】図2の実施例は、高ヤング率材料でできた
高強度線材13の途中に適当な間隔で、破断強度が高強
度線材13の1/10ほどの低強度線材14を設けた検
知線を、光ファイバ収納部材2に縦添え配置したもので
ある。この検知線は、許容伸び歪を超えると低強度線材
14の部分が破断するように設計されている。このため
布設の際に最大許容張力を超える張力がかかると、低強
度線材14が破断するので、光ファイバ4に過大伸び歪
が発生したこと即ち破断寿命が短くなったことを推定で
きる。
【0011】図3の実施例は、テンションメンバー1の
引張端に、内部に鋼球15を収納したプーリングアイ1
6を取り付けたものである。このプーリングアイ16は
テンションメンバー1に固定される第一の部材17と、
引張ワイヤーが取り付けられる第二の部材18とを有
し、張力がかかると両部材17と18の内面で鋼球15
を挟みつけるようになっている。また両部材17、18
の鋼球15に押し付けられる面は鋼球15より軟質な金
属材料で構成されている。
【0012】このようにしておくと両部材17、18の
内面には布設張力に応じた鋼球15の圧痕が残るから、
この圧痕の大きさから最大布設張力を知ることができ
る。したがってケーブルが最大許容張力以内の張力で布
設されたか否かを確認することができ、光ファイバ4の
破断寿命を推定できる。
【0013】なお以上の実施例はスロットタイプの光フ
ァイバケーブルに本発明を適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限らず他のタイプの光ファイバケ
ーブルにも同様に適用できるものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ファイバケーブルに以前に最大許容張力を超える張力が
かかったか否かをケーブル布設後に確認することがで
き、光ファイバの大体の破断寿命を推定できるため、光
ファイバケーブルの交換時期が予測でき、予期しない光
ファイバの破断事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ファイバケーブルの一実施例
を示す縦断面図。
【図2】 本発明の他の実施例を示す縦断面図。
【図3】 本発明のさらに他の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1:テンションメンバー 2:光ファ
イバ収納部材 3:溝 4:光ファ
イバ 5:押さえ巻き 6:保護シ
ース 11:鉛線(検知線) 12:パイプ 13:高強度線材 14:低強度
線材 15:鋼球 16:プーリ
ングアイ(検知部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバに過大な伸び歪を生じさせる張
    力が加わったときに非可逆的変化をする検知線を、ケー
    ブル長手方向に収納したことを特徴とする光ファイバケ
    ーブル。
  2. 【請求項2】光ファイバに過大な伸び歪を生じさせる張
    力が加わったときに非可逆的変化をする検知部材を、ケ
    ーブル引張端に設けたことを特徴とする光ファイバケー
    ブル。
JP5081170A 1993-03-17 1993-03-17 過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブル Pending JPH06273644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5081170A JPH06273644A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5081170A JPH06273644A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06273644A true JPH06273644A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13738988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5081170A Pending JPH06273644A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 過大伸び歪検知可能な光ファイバケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06273644A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10422751B2 (en) 2013-09-24 2019-09-24 Fujitsu Limited Optical fiber cord and abnormality detection system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10422751B2 (en) 2013-09-24 2019-09-24 Fujitsu Limited Optical fiber cord and abnormality detection system

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