JPH06273224A - 振動検知センサ - Google Patents

振動検知センサ

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JPH06273224A
JPH06273224A JP5058461A JP5846193A JPH06273224A JP H06273224 A JPH06273224 A JP H06273224A JP 5058461 A JP5058461 A JP 5058461A JP 5846193 A JP5846193 A JP 5846193A JP H06273224 A JPH06273224 A JP H06273224A
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JP
Japan
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electrode
movable electrode
fixed
case
spacer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5058461A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Nishimura
泰秀 西村
Shigeaki Hiramatsu
成章 平松
Katsuyuki Ishii
克幸 石井
Yoshitoshi Sunakawa
佳敬 砂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH06273224A publication Critical patent/JPH06273224A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動電極を固定電極に対して振動変位させ
て、両電極間の静電容量の変化から振動を検出するよう
構成した振動検知センサを、電極の固定状態や環境温度
による影響を受けることを少なくして精度の高い検出を
行うことができるようにする。 【構成】 固定電極9と可動電極10とをスペーサ11
を介して積層し、この積層体2の周縁部を弾性体4で押
圧固定してケース1に内装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動に基づく加速度に
よって静電容量が変化するように構成した振動検知セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種振動検知センサは、図14
および図15に示すように、ケース本体21a内に、固
定電極22が備えられたプリント配線基板23と、振動
バネを有する可動電極24とをスペーサ25を介して収
納し、これにカバーケース21bを取り付けて構成され
ている。そして、固定電極22が備えられたプリント配
線基板23、可動電極24、スペーサ25それぞれの固
定は、カバーケース21bがネジ30によりケース本体
21aに固着される際に、カバーケース21bから下方
に突出形成された固定部31それぞれが可動電極24の
周縁を下方に押し付けることにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来センサのように固定電極22と可動電極24とスペー
サ25とが固定される構成では、ネジ30それぞれの締
め付け具合にバラツキがあった場合、可動電極24の周
縁に均等に力がかからず、固定電極22と可動電極24
とがスペーサ25があるにもかかわらず当間隔で対向せ
ず、検出が正常に行われないという問題点があった。ま
た、使用環境の温度変化によって部品に変形が発生した
場合、固定電極22や可動電極24の変形力が比較的材
質の柔らかい樹脂製のスペーサ25に及び、これにより
スペーサ25が変形し、固定電極22と可動電極24と
の間隔が変化して検出精度が低下することがあった。
【0004】本発明は、このような従来構造の上記不具
合を解消することを主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の振動検知センサは、固定電極と可動電極と
をスペーサを介して積層し、この積層体の周縁部を弾性
体で押圧固定してケースに内装する構成とした。
【0006】また、本発明は、上記基本構成において以
下のような形態にして実施することもできる。
【0007】 前記ケースに、可動電極の変位方向と
同方向の取付け部と、これと直交する方向の取付け部と
を備える。
【0008】 前記可動電極から延出した端子を、端
子台に備えた外部出力用端子に接続する。
【0009】 ケース内に粘性流体を封入する。
【0010】 樹脂製ケースの外面に磁性金属メッキ
を施す。
【0011】 一対の固定電極の間に可動電極をスペ
ーサを介して積層して積層体を構成する。
【0012】
【作用】請求項1の構成によると、固定に際して積層体
の周縁部に弾性体からの押圧力が均等にかかり、これに
より、固定電極と可動電極との間に一定の間隙が形成さ
れる。
【0013】また、使用環境の温度変化による固定電極
や可動電極の変形力が弾性体により吸収され、材質の柔
らかいスペーサに変形力が及ばず、常に固定電極と可動
電極との間に一定の間隙が形成される。
【0014】また、請求項2のように取付け部を形成し
た場合には、取付け部を選択することで、検知方向を直
交する3方向の内の任意の方向に向けて検知対象物の同
一の取付け面にセンサを装着することが可能となる。
【0015】また、請求項3のように、専用の外部出力
用端子を備えた場合には、可動電極に強度のある外部出
力用端子を形成する必要がないので、可動電極を薄いも
のにすることができる。
【0016】また、請求項4のように、ケース内に粘性
流体を封入した場合には、可動電極の振動の減衰が図ら
れて、可動電極が共振によって不当に大きく変位するこ
とが抑制される。また、粘性流体によって電極の腐食が
防止される。
【0017】また、請求項5のように、樹脂製ケースの
外面に磁性金属メッキを施しておくと、ケース自体にシ
ールド機能が備えられて、外乱による電極間の静電容量
変化がもたらされるのが阻止される。
【0018】また、請求項6のように、可動電極を一対
の固定電極の間にスペーサを介して積層し、この積層体
の周縁部を弾性体で押圧固定してケースに内装した場合
には、可動電極の変位がその両側の固定電極との間隔変
化として検知でき、差動を取った検知が可能となる。
【0019】
【実施例】図1〜図9に、本発明に係る振動検知センサ
の一実施例が示されている。
【0020】この振動検知センサSは、樹脂成型品のケ
ース1と、振動検出用の積層体2を組み込んだインナー
ケース3と、これを押圧固定する皿バネ状の弾性体4
と、外部出力用端子5を有する端子台6とから構成され
ている。
【0021】前記ケース1は、浅い容器状のケース本体
1aと、これの開口部位に嵌合されてネジ7で結合され
るカバーケース1bとからなり、これらケース本体1a
およびカバーケース1bの少なくとも外面には磁性金属
によるメッキが施されてシールド機能が発揮されるよう
になっている。また、ケース本体1aには、その開口方
向に取付け方向を向けたフランジ状の取付け部8aと、
これと直交する取付け部8bが形成されている。
【0022】前記積層体2は、厚い円盤状の固定電極9
と、これに対向する薄い円盤状の可動電極10と、両電
極9,10の間に介在される樹脂製の絶縁材からなる薄
いリング状のスペーサ11とから構成されている。
【0023】前記インナーケース3は、この積層体2を
厚いリング状のスペーサ12を介して収納するインナー
ケース本体3aと、インナーケース本体3aに収納され
た積層体2の周縁を固定電極9側から支持するようにイ
ンナーケース本体3aの開口部位に嵌め込まれるインナ
ーカバー3bとからなる。
【0024】前記可動電極10は、図5に示すように、
金属板に蛇行状のスリット13を形成することで、中央
部に位置する略円形の可動片10aを外周リング部10
bに周方向3か所のビーム部10cで支持させた構造と
なっており、外部からの振動で可動電極10のビーム部
10cが弾性変形して、可動片10aがその面方向に変
位するように構成されている。この場合、スリット13
を極細に形成するとともに、可動片10aの周囲に大き
い空隙が存在しないようにすることで、可動片10aが
振動する際にスリット13を通過するケース内空気の流
動に適度の抵抗が与えられ、振動に対する減衰効果が高
められるようになっている。
【0025】端子台6は、インナーケース本体3aに形
成したピン14に嵌合連結されるようになっており、こ
の端子台6の外部出力用端子5に、前記固定電極9およ
び可動電極10の周部から折り曲げ延出された端子9
a,10dがそれぞれ半田付け接続されている。
【0026】前記弾性体4は、図6に示すように、放射
状に切り込み15を形成した弾性力の弱いものと、図7
に示すように、螺旋放射状の抜き孔16を形成した弾性
力の強いものが選択して使用され、中央の位置決め孔1
7をケース本体1a内の突起1cに嵌合するとともに、
その外周部を前記インナーカバー3bの周部外面に当接
させることで、スペーサ12とインナーカバー3bの周
部内面との間に挟持された積層体2の周縁を適度の弾性
力で押圧固定している。
【0027】以上説明したように、本発明の振動検知セ
ンサSは、ケース1の厚み方向を振動検出方向となるよ
うに構成されており、単体として所望方向の振動検出に
利用できるとともに、図10に示すように、3個のセン
サSを2組の取付け部8a,8bを利用して同一の取付
け板18に取付けることで、直交する3方向の振動検出
を行うことが可能である。
【0028】他の実施例の説明を行う。
【0029】図11は、ケース1内にシリコンオイル等
の粘性流体50を封入した構成のものを示し、このよう
な構成により、可動電極9の振動減衰機能を更に高める
ようにしている。すなわち、可動電極9は通常特定の周
波数、いわゆる共振周波数においてその振幅(センサ出
力)が非常に大きくなるが、粘性流体50の封入による
減衰効果によってその振幅が小さく押さえられる。これ
により、安定したセンサ出力が得られるようになるとと
もに、電極が共振によって不当に大きく変位することに
よる損傷も回避される。
【0030】また、図12および図13に示すように、
前記積層体2を、一対の固定電極9とその間にスペーサ
11を介して支持された可動電極10とから構成する
と、可動電極10の振動変位を一対の固定電極9との間
の静電容量変化の差動として取り出すことができるの
で、更に小さい振動をも高い精度で検出することが可能
となる。
【0031】また、前記弾性体4として、比較的固いゴ
ムリングを使用することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を期待することができる。
【0033】請求項1の構成によると、固定電極と可動
電極との間に一定の間隙が形成される固定状態が得られ
ることで、精度の高い検出が可能となる。また、環境温
度による影響を受けることが少なく可動電極を外部から
の振動や衝撃で敏感に振動させることができ、精度の高
い検出が可能となる。
【0034】請求項2の構成によると、1種類のケース
仕様のセンサで直交する3方向の振動検知センサに兼用
でき、特別に取付けブラケットを必要とすることなく検
出対象の取付け面に直接取付けて、任意の方向の振動検
知ができる。
【0035】請求項3の構成によると、可動電極を振動
しやすい薄いものにでき、検出精度を高めるのに有効で
ある。
【0036】請求項4の構成によると、封入した粘性流
体により可動電極の振動減衰効果が高まり、可動電極が
共振して永久変形することが未然に回避され、常に安定
した精度の検出が可能となる。また、この粘性流体によ
り電極の腐食を防止でき、これによっても機能の安定化
が図られる。
【0037】請求項5の構成によると、専用のシールド
部材を内装する必要がないので、シールド部材の組み込
みによるケースの大型化を招くことなく外乱侵入防止機
能を備えたセンサをコンパクトに構成することができ
る。
【0038】請求項6の構成によると、可動電極の差動
検知を採用して、一層高い精度の振動検出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動検知センサの外観斜視図
【図2】一部切り欠き側面図
【図3】縦断正面図
【図4】要部を拡大した縦断面図
【図5】可動電極の平面図
【図6】弾性体の平面図
【図7】他の形態の弾性体の平面図
【図8】分解斜視図
【図9】積層体部分の分解斜視図
【図10】使用例の斜視図
【図11】他の実施例の縦断正面図
【図12】他の実施例の縦断正面図
【図13】他の実施例の要部を拡大した縦断面図
【図14】従来例の分解斜視図
【図15】従来例の縦断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 積層体 4 弾性体 5 外部出力用端子 6 端子台 8a 取付け部 8b 取付け部 9 固定端子 10 可動端子 11 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂川 佳敬 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定電極と可動電極とをスペーサを介し
    て積層し、この積層体の周縁部を弾性体で押圧固定して
    ケースに内装してあることを特徴とする振動検知セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記ケースに、可動電極の変位方向と同
    方向の取付け部と、これと直交する方向の取付け部とを
    備えてあることを特徴とする請求項1記載の振動検知セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記可動電極から延出した端子を、端子
    台に備えた外部出力用端子に接続してあることを特徴と
    する請求項1記載の振動検知センサ。
  4. 【請求項4】 ケース内に粘性流体を封入してあること
    を特徴とする請求項1記載の振動検知センサ。
  5. 【請求項5】 樹脂製ケースの外面に磁性金属メッキを
    施してあることを特徴とする請求項1記載の振動検知セ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 前記積層体を、一対の固定電極の間に可
    動電極をスペーサを介して積層して構成してあることを
    特徴とする請求項1記載の振動検知センサ。
JP5058461A 1993-03-18 1993-03-18 振動検知センサ Pending JPH06273224A (ja)

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