JPH06271019A - 物品のピッキング方法 - Google Patents

物品のピッキング方法

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JPH06271019A
JPH06271019A JP34430593A JP34430593A JPH06271019A JP H06271019 A JPH06271019 A JP H06271019A JP 34430593 A JP34430593 A JP 34430593A JP 34430593 A JP34430593 A JP 34430593A JP H06271019 A JPH06271019 A JP H06271019A
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Hiroyuki Okita
浩之 大北
Takamichi Iga
孝道 伊賀
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来は、倉庫内担当者がオーダーリストを見
て、経験により大きさ等で分類し、ピッキング順を決定
していたが、パートタイマー、アルバイト等倉庫内を熟
知していない作業者でも、作業効率が悪くならないよう
にする。 【構成】 ホストコンピュータ1から倉庫管理システム
10に対して出庫要求する。出庫要求品ファイル11に
は品名、大きさ等が記載されており、出庫品分類ルール
12及び同一棚まとめルール13により、物品のピッキ
ング経路の組み合わせが行われる。組み合わせは、順序
変更ファイル1,2・・等に収められる。動線作成シミ
ュレーション17はこれらの順序変更ファイル1,2・
・と倉庫内棚配置ファイル16から動線作成シミュレー
ションを行う。経路計算18、比較処理19の後、最小
経路順序変更ファイル20が作られ、オーダーピッキン
グリスト21として出力される。無線モデム31,32
を介して車載端末33に画面情報が送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人,フォークリフト,ピ
ッキングカート等で巡回しながら物品をピッキングする
倉庫内の物品のピッキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、倉庫内担当者がオーダーリスト
を見て、経験により大きさ等で分類し、ピッキング順を
決定していた。又、自動倉庫のスタッカークレーン制御
に関しては、特開昭64−75307号において、運行
順を総当たりし、運行時間の最短経路で制御するものが
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術ではパートタイマー,アルバイト等倉庫内を熟
知していない作業者、又はフリーロケーション倉庫にお
いては、作業者によって、作業効率が悪くなる。又、作
業者,フォークリフトという速度にバラツキがある対象
の為、自動倉庫で適用していた運行制御を、倉庫内作業
に適用するには無理があり、又、無軌道の作業であるの
で動線を決定する手段が必要であり、そのまま利用でき
ない等の問題がある。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、パートタイマー,アルバイト等倉庫内を熟知
していない作業者、又はフリーロケーション倉庫におい
ても、作業者によって、作業効率が悪くならない物品の
ピッキング方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の物品のピッキング方法は、人,フォークリフ
ト,ピッキングカート等で巡回しながら物品をピッキン
グする倉庫内の物品のピッキング方法において、コンピ
ュータ内部メモリ上で倉庫フロアをメッシュで分割し、
かつ障害物に当たる部分にフラグを立て、進行方向1メ
ッシュ先毎の障害物フラグの有無を調べ、障害物フラグ
が有る場合には方向転換し、ピッキング経路である動線
を作成し、ピッキングする物品の選択ルールに基づいた
組み合わせの全てについて作成した各動線のメッシュ移
動数を計測し、その動線の最短経路をピッキング順序と
する最小経路順序変更ファイルを自動作成することに特
徴を有している。
【0006】
【作用】倉庫内のピッキング作業で、巡回する動線の最
短経路をピッキング順とするピッキング方法である。ピ
ッキング作業の動作経路つまり動線をコンピュータ内で
自動作成することにより、ピッキング順の最短経路を求
めて、それをピッキング順として、作業者,フォークリ
フト,ピッキングカート等へ指示し、ピッキング作業を
効率よく行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の物品のピッキング方法における
動線作成アルゴリズムのフローチャート図であり、図2
は動線作成図である。図2の動線作成図を参考にしなが
ら、動線作成アルゴリズムのフローチャートを説明す
る。図において、記号Sに続く数値はステップ番号を示
している。 〔S1〕フロアを図2のようにメッシュ分割しておく。 〔S2〕障害物の位置にフラグを立てる。 〔S3〕出発点と到着点の2点を決定する。一例として
図2の点Aから点Bとする。 〔S4〕到着点のX座標であるかどうかを調べる。到着
点のX座標であればS10に進み、そうでなければS5
に進む。 〔S5〕障害物フラグが有るかどうかを調べる。有れば
S6に進み、そうでなければS9に進む。まず、点Aか
ら点BへX方向へ動線作成を試みると、すぐに障害物フ
ラグに当たるのでS6に進ことになる。 〔S6〕90°方向転換が必要となる。 〔S7〕Y方向に1メッシュ毎に動線を引く。 〔S8〕X方向1メッシュ横に障害物フラグが有るかど
うかを調べる。有ればS7に戻り、そうでなければS9
に進む。図2では、90°方向転換してY方向の正側と
負側へX方向の障害物フラグがなくなる位置まで計測す
ると、共に同じ距離のため、到着点BのY座標へ近づく
方向へ90°方向転換することになるので、この場合点
AからY軸正方向へ進み、X方向の障害物フラグがなく
なる点A′まで動線を作成する。 〔S9〕出発点のX座標から到着点のX座標に近づくよ
うにX方向に1メッシュ毎に動線を引く。図2では、点
A′からX方向へ進み、到着点BのX座標の点A″まで
作成する。 〔S10〕移動総メッシュ数を計測1として移動総メッ
シュ数を計測する。点Aから点A′を経由して点A″ま
でのメッシュの総数である。
【0008】〔S11〕到着点のY座標であるかどうか
を調べる。到着点のY座標であればS17に進み、そう
でなければS12に進む。 〔S12〕障害物フラグが有るかどうかを調べる。有れ
ばS13に進み、そうでなければS16に進む。 〔S13〕90°方向転換が必要となる。 〔S14〕X方向に1メッシュ毎に動線を引く。 〔S15〕Y方向1メッシュ横に障害物フラグが有るか
どうかを調べる。有ればS14に戻り、そうでなければ
S16に進む。 〔S16〕現在点のY座標から到着点のY座標に近づく
ようにY方向に1メッシュ毎に動線を引く。図2では、
現在点A″からY方向へ進み、到着点BのY座標まで作
成する。 〔S17〕移動総メッシュ数を計測2として移動総メッ
シュ数を計測する。現在点A″から到着点Bまでのメッ
シュの総数である。 〔S18〕移動総メッシュ計測1と2を加えて動線の距
離とする。 以上のように、2点間の動線を同様に作成し、つなげて
いくことによりピッキング順の動線が作成される。そし
て、順序変更ファイル全てについて、上記の要領で作成
した動線の経路を比較し、最終的に一番経路の短いファ
イルが最小経路順序変更ファイルとして残り、オーダー
ピッキングリストとして出力される。
【0009】図3は本発明の物品のピッキング方法にお
ける90°方向転換アルゴリズムのフローチャート図で
あり、図1の動線作成アルゴリズムにおける90°方向
転換をより詳述したものである。 〔S21〕90°方向転換した軸に対して正負両方向に
1メッシュ移動する。 〔S22〕方向転換前の進行方向に正負側共に障害物フ
ラグが有るかを調べ、有ればS21に戻り、そうでなけ
ればS23に進む。 〔S23〕方向転換前の進行方向に正負側共に障害物フ
ラグが無いかを調べ、無ければS25に進み、そうでな
ければS24進む。 〔S24〕方向転換進行前の進行方向に障害物フラグが
無い方向へ90°方向転換する。 〔S25〕到着点座標に近づく方向へ方向転換する。
【0010】図4は出庫要求品ファイルの一例である。
この場合、出庫要求品はA,B,C,D,E,Fとす
る。これらの物品をピッキングする順序は、6の順列組
み合わせとなり、6!=720通りになる。ところが、
出庫品分類ルールとして同じ大きさ区分の物品をまとめ
てピッキングする選択ルールを用いることにすると、こ
の例ではA,B,C,DとE,Fの2組に分かれる。そ
こでまず、A,B,C,Dをピッキングし、次にE,F
のどちらかをピッキングに行く順列を考えると、4!×
2=48となって、組み合わせがかなり減少する。
【0011】図5は本発明の物品のピッキング方法にお
ける棚間移動図であり、図6は棚内移動図である。同一
棚の物品を群と考える同一棚まとめルールによって、棚
間の移動経路を考えると、A,Bは同一棚であるのでA
又はBのどちらかを起点とする経路を考えるだけにな
る。つまり、同一棚内のピッキングは開始点をある1点
定めて、そこから棚を周回する2ルートのうち棚内ピッ
キング終了点の距離の短い方を選ぶことにするためであ
る。すると2×3!×2=24通りとなり、順列組み合
わせはさらに減少する。
【0012】図7は本発明によるピッキング方法を実現
するためのシステム構成の一例である。上位計算機であ
るホストコンピュータ1から、倉庫管理システム10に
対して出庫要求される。出庫要求品は出庫要求品ファイ
ル11で示される。この出庫要求品ファイル11は既に
図4で説明されている。物品のピッキングに際しては出
庫品分類ルール12及び同一棚まとめルール13が適用
されて、物品のピッキング経路の組み合わせの減少が図
られる。これらの物品のピッキング経路の組み合わせに
よって、14である順序変更ファイル1,15である順
序変更ファイル2・・等は作成される。動線作成シミュ
レーション17はこれらの順序変更ファイル1,2・・
と倉庫内棚配置ファイル16(図11参照)から動線作
成シミュレーションを行う。経路計算18が行われ、比
較処理19され、最小経路順序変更ファイル20が作ら
れる。これはオーダーピッキングリスト21として出力
される。無線モデム31,32は倉庫管理システム10
からの情報に基づいて車載端末にこれらの情報を送る。
【0013】図8は本発明の物品のピッキング方法にお
ける車載端末等に送る端末画面データ通信仕様を示す。
【0014】図9は本発明の物品のピッキング方法にお
けるフロア上倉庫棚配置イメージ図である。出庫要求品
A,B,C,D,E,Fが図のようにフロア内に配置さ
れていたとすると、これらの物品をピッキングする順序
は、6の順列組み合わせになる。図における動線は最短
の物品のピッキング経路を示している。
【0015】図10は本発明の物品のピッキング方法に
おける順序変更ファイル図である。出庫品分類ルール1
2及び同一棚まとめルール13を適用して、物品のピッ
キング経路の組み合わせを減少させ、その全てについて
順序変更ファイルを作成する。
【0016】図11は本発明の物品のピッキング方法に
おける倉庫内棚配置ファイル図である。この倉庫内棚配
置ファイルは、棚番と計算機メモリ上の棚位置座標のデ
ータから成っている。動線作成の際の基本データであ
る。
【0017】図12は本発明の物品のピッキング方法に
おけるピッキング指示画面図である。フォークリフト上
の車載端末、ハンディターミナル等には、無線モデムを
介して計算機上で以上の方法で作成した動線を含むメッ
シュ座標データを転送することにより、ピッキング指示
として、図のような画面が表示される。車載端末やハン
ディターミナルには、予め座標データを画面上に表示さ
せる変換プログラムが記憶させてある。
【0018】図13は本発明の物品のピッキング方法に
おいて、図1に垂直方向を加えた動線作成アルゴリズム
のフローチャート図であり、図14,15は動線作成を
説明するための空間メッシュ分割での棚間移動図であ
る。図において、記号Sに続く数値はステップ番号を示
している。 〔S31〕倉庫内を図14,15のように垂直方向にも
メッシュ分割して3次元空間分割しておく。 〔S32〕障害物の位置にフラグを立てる。 〔S33〕出発点と到着点の2点を決定する。一例とし
て図14,15の点Aから点Bとする。 〔S34〕到着点のX座標であるかどうかを調べる。到
着点のX座標であればS40に進み、そうでなければS
35に進む。例ではA,Bは同じ棚の片側であるため、
X座標は同じである。 〔S35〕障害物フラグが有るかどうかを調べる。有れ
ばS36に進み、そうでなければS39に進む。 〔S36〕90°方向転換が必要となる。 〔S37〕Y方向に1メッシュ毎に動線を引く。 〔S38〕X方向1メッシュ横に障害物フラグが有るか
どうかを調べる。有ればS37に戻り、そうでなければ
S39に進む。 〔S39〕出発点のX座標から到着点のX座標に近づく
ようにX方向に1メッシュ毎に動線を引く。 〔S40〕移動総メッシュ数を計測1として移動総メッ
シュ数を計測する。例では移動総メッシュ数は0であ
る。
【0019】〔S41〕到着点のY座標であるかどうか
を調べる。到着点のY座標であればS47に進み、そう
でなければS42に進む。 〔S42〕障害物フラグが有るかどうかを調べる。有れ
ばS43に進み、そうでなければS46に進む。 〔S43〕90°方向転換が必要となる。 〔S44〕X方向に1メッシュ毎に動線を引く。 〔S45〕Y方向1メッシュ横に障害物フラグが有るか
どうかを調べる。有ればS44に戻り、そうでなければ
S46に進む。 〔S46〕現在点のY座標から到着点のY座標に近づく
ようにY方向に1メッシュ毎に動線を引く。図14,1
5では、Y軸方向の正側B′の地点まで移動し、B′の
Y座標まで作成する。 〔S47〕移動総メッシュ数を計測2として移動総メッ
シュ数を計測する。例では移動総メッシュ数は6であ
る。 〔S48〕到着点のZ座標であるかどうかを調べる。到
着点のZ座標であればS50に進み、そうでなければS
49に進む。なお、障害物を直方体と仮定しているた
め、Z方向に障害物はない。 〔S49〕現在点のZ座標から到着点のZ座標に近づく
ようにZ方向に1メッシュ毎に動線を引く。図14,1
5では、Z軸方向Bの地点まで移動し、BのZ座標まで
作成する。 〔S50〕移動総メッシュ数を計測3として移動総メッ
シュ数を計測する。例では移動総メッシュ数は4であ
る。 〔S51〕移動総メッシュ計測1,2,3を加えて動線
の距離とする。例では総メッシュ数は10となる。
【0020】以上のように、2点間の動線を同様に作成
し、つなげていくことによりピッキング順の動線が作成
される。そして、順序変更ファイル全てについて、上記
の要領で作成した動線の経路を比較し、最終的に一番経
路の短いファイルが最小経路順序変更ファイルとして残
り、オーダーピッキングリストとして出力される。効果
としては、立体作業の伴う物品のピッキングにおいて、
移動距離を表す動線作成が平面のみを考える時よりも精
度良く作成でき、垂直方向の無駄な動きの少ないピッキ
ングリストが発行できる。
【0021】図16,17は、空間メッシュ分割におけ
る垂直方向にメッシュ間隔を調整した場合の棚間移動図
であり、Z軸方向の移動が平面内の移動の倍時間がかか
る場合についての空間分割の例を示している。この場
合、図16のルートA−B−CとA−C−Bを考える
と、図から分かるようにAの次のルートB,Cのどちら
かであるが、距離だけをみると明らかにCが近いのでA
−C−Bルートのほうが短い。しかし、垂直方向と水平
方向の移動を実際のフォークリフトの速度差を考慮した
メッシュ分割(垂直:水平=1:2)にして実際にメッ
シュ数を計測すると、A−Cは8、A−Bは5となって
Cの方が大きくなる。よってA−B−Cのルートの場合
メッシュ移動数は5+8+5で18、A−C−Bルート
の場合の移動数は8+5+8で21となりピッキング順
としてはA−B−Cが選択される。効果としては、メッ
シュ間隔を調節可能にすることで、移動体の垂直方向,
水平方向の速度差や、帯状の減速帯や帯状段差を表現で
きる。このことにより、動線作成の段階での単純な距離
情報からでは得られない移動時間短縮経路が得られる。
【0022】図18〜21に基づいてピッキング時点で
メッシュ移動数に重み付けをして計算した場合について
解説する。すなわち、図18におけるピッキング始点O
からA−B−Cの経路移動をピッキングカートで行い、
この場合に図19の重量別重み付けを行い、重み付けの
内容は図20,21によって行う。ピッキング順序で、
重み付けがない場合はメッシュ数は23となる。始点O
からAまでのメッシュ数は7、重み付け係数は初期値が
1なので総メッシュ数は7となる。次に、A〜Bまでを
考えるとメッシュ数は11、このとき図20,21の移
動体別重量速度対応表と出庫品要求ファイルよりAの重
量は9Kgで10Kg未満なので重みつけ係数は1とな
り、総メッシュ数は7+11×1=18となる。同様に
Bの重量から総重量はA重量+B重量=24Kgなので
重み係数1.25となり、B〜Cメッシュ数5×1.2
5=6.25である。よって、ここまでの総メッシュ数
は18+6.25=24.25となる。効果としては、
移動体でピッキングする場合、重量があるほど移動速度
を減退させてやる必要がある。ピッキング時点の移動体
重量でメッシュ移動数に重みをつけることで上記の速度
減退を表現できる。よって、より精度良い移動時間短縮
経路が作成できる。
【0023】実施例としてピッキングラックが配置され
た倉庫で、ピッキング作業は作業者が行い、その他の運
搬・移動にはフォークリフトを使用する場合を考える。
この時、フォークリフトと作業者を異なる移動体とみな
し、各々の移動体に応じた倉庫マップの作成を行う。移
動体別にそれぞれ全体の倉庫マップを持つことも可能で
あるが、上記のように作業者の移動範囲がピッキングゾ
ーン内に限られているような場合、部分的な倉庫マップ
を作成することもでき、本実施例では部分的な倉庫マッ
プの作成例を挙げた。図22〜25に基づいて説明を行
う。図22はフォークリフト用の倉庫マップであり、図
23はピッキングゾーン内の倉庫マップである。図2
4,25はそれぞれB,Cをピッキングの開始・終了点
とした場合の経路を示したものである。
【0024】図22の斜線部分はピッキングゾーン全体
をフォークリフトの障害物として捉えたものであり、ピ
ッキングラック間の幅がフォークリフトの移動・搬送に
充分でない場合や作業者との作業の混合が危険である場
合などに行われる。図23の斜線部分はピッキングラッ
クそのものが配置された場所であり、作業者の障害物で
ある。作業内容をA地点から入出庫口B,Cへのフォー
クリフトによる移動・搬送と、入出庫口B,Cからのピ
ッキングゾーン内でのピッキンク作業とする。フォーク
リフトの経路は図22に従うものとし、作業者の経路は
図24,25に従うものとする。この場合フォークリフ
トでのA−B間の往復にはメッシュ数10、A−C間の
往復にはメッシュ数6となる。入出庫口Bからのピッキ
ング経路に従った場合、ピッキングにかかるメッシュ数
は43となり入出庫口Cからの場合のメッシュ数は49
となる。総メッシュ数は入出庫口Bを選んだ場合53、
入出庫口Cを選んだ場合55となり、A−Bの経路が選
択される。効果としては、種類の違う移動体ごとに別々
の倉庫マップを作成するとこで、移動体の種類別に条件
を設定でき精度の高い動線作成が可能となる。
【0025】図26はメッシュ測定アルゴリズムのフロ
ーチャートであり、棚内移動の出発点と到達点の2点の
決定から移動総メッシュ数の計測までを行う。 〔S51〕フロアを移動体別等の種類別にメッシュ分割
する。 〔S52〕フォークリフト用,作業者用の倉庫マップ別
にフラグをたてる。 〔S53〕移動体選択フラグにより1ならS54に進
み、2ならS59に進む。 〔S54〕移動体1の倉庫マップにアクセスする。 〔S55〕2点間の動線を作成する。 〔S56〕メッシュ数計測を行う。 〔S57〕メッシュ数を総計する。 〔S58〕計測が終了すればENDとなり、未終了であ
ればS53に戻る。 〔S59〕移動体2の倉庫マップにアクセスする。 〔S60〕2点間の動線を作成する。 〔S61〕メッシュ数計測を行う。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の物品のピッ
キング方法は、コンピュータ内部メモリ上で倉庫フロア
及び倉庫フロアと垂直方向をメッシュで分割し、かつ障
害物に当たる部分にフラグを立て、進行方向1メッシュ
先毎の障害物フラグの有無を調べ、障害物フラグが有る
場合には方向転換し、ピッキング経路である動線を作成
し、ピッキングする物品の選択ルールに基づいた組み合
わせの全てについて作成した各動線のメッシュ移動数を
計測し、その動線の最短経路をピッキング順序とする最
小経路順序変更ファイルを自動作成するので、熟練作業
者以外の人でもピッキング物品が効率良くピッキングで
きると言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品のピッキング方法における動線作
成アルゴリズムのフローチャート図である。
【図2】本発明の物品のピッキング方法における動線作
成図である。
【図3】本発明の物品のピッキング方法における90°
方向転換アルゴリズムのフローチャート図である。
【図4】本発明の物品のピッキング方法における出庫要
求品ファイル図である。
【図5】本発明の物品のピッキング方法における棚間移
動図である。
【図6】本発明の物品のピッキング方法における棚内移
動図である。
【図7】本発明の1実施例におけるピッキング指示シス
テム構成図である。
【図8】本発明の物品のピッキング方法における端末画
面データ通信仕様を示す図である。
【図9】本発明の物品のピッキング方法におけるフロア
上倉庫棚配置イメージ図である。
【図10】本発明の物品のピッキング方法における順序
変更ファイル図である。
【図11】本発明の物品のピッキング方法における倉庫
内棚配置ファイル図である。
【図12】本発明の物品のピッキング方法におけるピッ
キング指示画面図である。
【図13】本発明の物品のピッキング方法での空間メッ
シュ分割における動線作成アルゴリズムのフローチャー
ト図である。
【図14】本発明の物品のピッキング方法における空間
メッシュ分割での棚間移動図である。
【図15】本発明の物品のピッキング方法における空間
メッシュ分割での棚間移動図である。
【図16】本発明の物品のピッキング方法での空間メッ
シュ分割における、垂直方向にメッシュ間隔調整した場
合の棚間移動図である。
【図17】本発明の物品のピッキング方法での空間メッ
シュ分割における、垂直方向にメッシュ間隔調整した場
合の棚間移動図である。
【図18】本発明の物品のピッキング方法におけるピッ
キング順序の例を示す説明図である。
【図19】本発明の物品のピッキング方法における重量
別重み付けフローチャート図である。
【図20】本発明の物品のピッキング方法における移動
体別重量体別対応ファイル図である。
【図21】本発明の物品のピッキング方法における出庫
品要求ファイル図である。
【図22】本発明の物品のピッキング方法におけるフォ
ークリフトの倉庫マップ図である。
【図23】本発明の物品のピッキング方法における作業
者の倉庫マップ図である。
【図24】本発明の物品のピッキング方法における作業
者のピッキング経路を示す図である。
【図25】本発明の物品のピッキング方法における作業
者のピッキング経路を示す図である。
【図26】本発明の物品のピッキング方法におけるメッ
シュ測定アルゴリズムのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 10 倉庫管理システム 11 出要求品ファイル 12 出庫品分類ルール 13 同一棚まとめルール 14 順序変更ファイル1 15 順序変更ファイル2 16 倉庫内棚配置ファイル 17 動線作成シミュレーション 18 経路算出 19 比較処理 20 最小経路順序変更ファイル 21 オーダーピッキングリスト 31 無線モデム 32 無線モデム 33 車載端末

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人,フォークリフト,ピッキングカート
    等で巡回しながら物品をピッキングする倉庫内の物品の
    ピッキング方法において、 コンピュータ内部メモリ上で倉庫フロアをメッシュで分
    割し、かつ障害物に当たる部分にフラグを立て、 進行方向1メッシュ先毎の障害物フラグの有無を調べ、 障害物フラグが有る場合には方向転換し、 ピッキング経路である動線を作成し、 ピッキングする物品の選択ルールに基づいた組み合わせ
    の全てについて作成した各動線のメッシュ移動数を計測
    し、 その動線の最短経路をピッキング順序とする最小経路順
    序変更ファイルを自動作成することを特徴とする物品の
    ピッキング方法。
  2. 【請求項2】 前記方向転換は90°の方向転換であ
    り、 方向転換した正負の2方向について動線を作成し、 方向転換前の進行方向に障害物フラグがなくなるまでの
    最短距離方向を選択することにより動線の経路を自動作
    成し、 ピッキング経路を決定することを特徴とする請求項1記
    載の物品のピッキング方法。
  3. 【請求項3】 前記選択ルールは、ピッキングする物品
    の形状、容量、重量等によりまとめてピッキングするル
    ールであることを特徴とする請求項1記載の物品のピッ
    キング方法。
  4. 【請求項4】 同一倉庫棚からのピッキング物品を一群
    と考え、群間の経路をピッキング経路とすることにより
    ピッキング経路の組み合わせを減少させることを特徴と
    する請求項1記載の物品のピッキング方法。
  5. 【請求項5】 前記最小経路順序変更ファイルをピッキ
    ング指示として、無線を用いたハンディーターミナル、
    フォークリフト上の車載端末、又はピッキングカートに
    表示させ、ピッキング作業を効率よく行うことを特徴と
    する物品のピッキング方法。
  6. 【請求項6】 前記コンピュータ内部メモリ上で倉庫フ
    ロアをメッシュで分割するのに加えて倉庫フロアと垂直
    方向にメッシュ分割して3次元空間分割を行うことを特
    徴とした請求項1記載の物品のピッキング方法。
  7. 【請求項7】 前記メッシュ移動数は、フロアの傾斜や
    段差、移動体の減速域、又は垂直移動と平面内移動の
    差、等に応じて間隔を調節したメッシュ数を計測するこ
    とで得られ、メッシュ分割に時間的要素を取り入れるこ
    とを特徴とした請求項1記載のピッキング方法。
  8. 【請求項8】 前記の動線を作成する段階において、ピ
    ッキング時点の物品に応じてメッシュ移動数に重みづけ
    を行うことを特徴とした請求項1記載のピッキング方
    法。
  9. 【請求項9】 前記の動線を作成する段階の動線作成段
    階のメッシュ分割において、移動体の種類ごとに別々の
    メッシュ分割を行い、それぞれの条件に従った障害物フ
    ラグをたてることを特徴とした請求項1記載のピッキン
    グ方法。
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