JPH06270812A - モノレール分岐器の制御装置 - Google Patents

モノレール分岐器の制御装置

Info

Publication number
JPH06270812A
JPH06270812A JP5680893A JP5680893A JPH06270812A JP H06270812 A JPH06270812 A JP H06270812A JP 5680893 A JP5680893 A JP 5680893A JP 5680893 A JP5680893 A JP 5680893A JP H06270812 A JPH06270812 A JP H06270812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
monorail
branch
time
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5680893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Furukawa
和彦 古川
Akihiro Sasaki
昭裕 佐々木
Satoshi Yasui
敏 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5680893A priority Critical patent/JPH06270812A/ja
Publication of JPH06270812A publication Critical patent/JPH06270812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Railway Tracks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】モノレール分岐器の分岐桁転換制御において外
部にセンサを付加することなく、各制御段階を時間を基
準に監視し、異常停止した場合にはその監視結果をもと
にバックアップ制御を行ない、列車の運行に支障なく復
旧することにある。 【構成】分岐桁制御回路中のモータ駆動用電磁開閉器3
の動作をその接点3aの開閉状態からのみモニタ機能部
6により時間を基準に監視し、異常を検出した際には、
バックアップ制御用接点7aを構成することによりバッ
クアップ制御を行なう。 【効果】分岐桁の転換状態を外部センサを用いることな
くモニタすることにより異常内容、異常発生日時等の情
報を記録することができ、異常発生時にはバックアップ
制御を行なうことにより復旧可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモノレール分岐器の制御
装置に係り、分岐器転換動作のモニタ機能及びそのモニ
タ結果を利用してバックアップ制御を行なう機能をもつ
モノレール分岐器の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモノレール分岐器の分岐桁転換動
作のモニタ機能は、例えば、特開平1−269668号
公報に記載されるように、時間検出センサ、電圧検出セ
ンサ、電流検出センサ、転てつ位置検出センサ等各種セ
ンサを設け、それらの出力信号をマイクロプロセッサに
入力し、各種検出データとそれらに対する設定値とを所
定の条件下で比較、解析及び処理を行ない、駆動系、ロ
ック系、転てつ位置検出系の各状態をデータ表示器、プ
リンタ等に出力させるものが知られている。なお、一般
の鉄道用転てつ機の監視装置として関連するものには、
例えば特開平2−197460号公報が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状のモノレール分岐
桁の転換制御においては、桁を駆動させるためのモータ
や桁を固定するためのロック装置等の位置制御には、リ
ミットスイッチ等の接点が使用されている。この接点が
経年変化等により接触不良を起こした場合、分岐桁が転
換動作途中で停止(以下、転換不良という)する可能性
がある。このような転換不良が生じた場合、列車の運行
に大きな支障をきたす。
【0004】本発明の目的の一つは、従来の制御系を特
別な外部センサを用いずに制御回路内の接点の開閉状態
のみから動作時間を基準に監視し、異常が生じた際には
異常内容、異常発生日時等を記録することが可能なモニ
タ機能を持つモノレール分岐器の制御装置の提供にあ
る。
【0005】また、本発明の他の目的は従来の分岐桁転
換制御系において、転換不良が生じた際には上記モニタ
機能から得られるモニタ結果をもとにバックアップ制御
を行ない、列車の運行に支障をきたすことなく復旧可能
とする、通常の制御系と異なる構成のバックアップ制御
系をもつモノレール分岐器の制御装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来からあるモノレール分岐器の制御装置に、接点
の情報のみによる分岐桁の転換動作の動作時間計測機
能、その計測結果から分岐桁の転換動作が正常に完了し
たか否かを判定する判定機能及び、異常発生時にその異
常内容、異常発生日時等の情報を記録する記録機能をモ
ニタ機能として付加したモノレール分岐器の制御装置で
ある。
【0007】さらに、従来からあるモノレール分岐器の
制御装置の制御系に、分岐桁が転換不良を起こした場合
に上記のモニタ機能から得られる情報をもとに、分岐桁
を強制的に転換させるバックアップ制御系を付加したモ
ノレール分岐器の制御装置である。
【0008】
【作用】本発明によれば、従来からあるモノレール分岐
桁の転換制御回路の各制御段階を外部にセンサを付加す
ることなく接点の情報のみから、時間を基準に監視する
ことにより、桁転換動作の異常を検出することができ、
さらにその異常内容、異常発生日時等を記録することが
できる。
【0009】また、本発明によれば、転換不良を生じた
場合には、桁転換状態を認識したうえで強制的に転換を
完了させるようなバックアップ制御系を付加することに
より、列車の運行に支障をきたすことなく復旧すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1ないし
図3によって説明する。図1は本発明におけるモノレー
ル分岐器の制御装置内の制御回路のうち、分岐桁駆動用
モータ回路の構成例を示す図である。同図において、分
岐桁駆動用モータ回路はモータ駆動用電磁開閉器3とそ
の制御条件用接点群1、モータ遮断用リミットスイッチ
接点2、分岐桁が所定の位置に到達したときに構成され
る転換完了位置検知リミットスイッチ接点4とその反応
リレー5及び、モニタ機能部6とバックアップ制御用リ
レー7から構成される。これらが、制御回路内における
転換動作を制御する動作制御器に相当するものである。
【0011】モニタ機能部6は、計時プログラム61、
その計時結果から条件判定を行なう判定プログラム6
2、判定結果を記憶する記憶部63及びバックアップ制
御プログラム64から構成される。
【0012】図2は図1の回路における制御フローチャ
ートである。図3は、モノレール分岐器の一般的な主要
部品の配置例を示す図であり、分岐桁駆動モータ21,
22は転換の基端部から偶数番目の分岐桁に設置され、
分岐桁のずれを防止するためのロック装置23,24,
25,26は各分岐桁の先端部に設置されている。
【0013】分岐桁の転換動作を図1、図2を用いて説
明する。動作指令(S11)がくると、制御条件接点群
1が閉じ、モータ駆動用電磁開閉器3が投入される(S
12)。続いてモータが動作(S13)し、分岐桁が転
換を開始する。分岐桁が転換完了位置まで移動すると、
モータ遮断用リミットスイッチ2が開放され(S1
4)、モータ駆動用電磁開閉器3が開放され(S1
5)、モータが停止し、分岐桁が所定の位置に到達する
とリレー5が投入される(S16)。
【0014】時間の計測にはモータ駆動用電磁開閉器3
の補助接点3aとリレー5の接点5aをモニタ機能部6
に取り込み、接点3aが構成されてから接点5aが構成
されるまでの時間を計時プログラム61にて計測する方
法を用いる。
【0015】モータ駆動用電磁開閉器3が正常に動作し
たか否かを判定するために規定時間(正常転換時所要時
間)を判定プログラム62内に設定しておく。そして、
計時プログラム61による計時結果を、 (1)動作が完了し、規定時間を超えていない(ステッ
プS10) (2)動作が完了しているが、規定時間を超えている
(ステップS20) (3)動作が完了しておらず、かつ、規定時間を超えて
いる(ステップS30) の3つの場合に分けて判定する。
【0016】上記判定結果において、 (1)の場合: 正常動作とみなし、次の動作のモニタ
へ移行する。
【0017】(2)の場合: 例えばリミットスイッチ
接点2が一時的に接触不良を起こした場合には、モータ
が一時的に停止し、分岐桁の転換時間が伸びる。その結
果、動作時間が規定時間を超えていることと、その日時
等をモニタ機能部6内の記憶部63に記憶するととも
に、次の動作のモニタへ移行する。
【0018】(3)の場合: 例えばリミットスイッチ
接点2が接触不良により制御途中から完全に開放状態と
なった場合には、モータが停止し、分岐桁の転換動作が
途中で停止する。そこで、(2)の場合と同様に異常内
容及び異常発生日時を記憶部63に記憶するとともに、
バックアップ制御プログラム64へ移行する。バックア
ップ制御プログラム64は異常検知後ただちに動作する
のではなく、安全を期すために、一連の分岐桁転換動作
が完了すべき時間が経過した後、もう一度分岐桁の転換
状態をモニタして、分岐桁の転換動作が異常な状態で停
止していることを確認してから行なう。具体的なバック
アップ制御方法は、分岐桁転換制御のうち停止している
部分に該当するバックアップ制御用接点7aを投入し、
モータ駆動用電磁開閉器3を強制的に励磁してモータを
駆動し、異常停止状態の分岐桁を強制的に正規位置まで
転換完了させる方法をとる。
【0019】この時、モータ遮断用リミットスイッチ接
点2とバックアップ制御用接点7aは、図1に示すよう
に並列に接続されているため、分岐桁が正規の位置にき
たときにモータを停止するためのモータ遮断用リミット
スイッチ接点2の条件が無視される。そこで、転換完了
位置検知リミットスイッチ接点4の構成、すなわちリレ
ー5の動作、または前述の規定時間(正常転換時所要時
間)が経過したことの認識のいずれかの条件でモータ駆
動用電磁開閉器3を遮断する。また、バックアップ制御
は、異常が発生した部位だけについて行なうようにし、
異常が発生した部位が正常に復帰すればそれに続く動作
は通常の制御回路によって行なうようにして、制御の信
頼性を確保している。
【0020】つぎに、本発明の第2実施例を図4を主体
に説明する。図4に示すように、一定の関連性をもった
2つの分岐桁31,32をほぼ同時に転換させるような
分岐器に本発明を適用する際には、まず実施例1と同様
に個々の分岐桁で時間計測によるモニタを行なう。
【0021】例えば、どちらか一方の分岐桁に異常が生
じた際、異常を検知し、バックアップ制御に移る前に、
正常な分岐桁の転換完了時に異常が生じた分岐桁との転
換状態の比較を行なうこととする。その一例として、分
岐桁31は正常に転換完了したが、分岐桁32は分岐桁
駆動用モータが動作途中の33の位置で止まったと仮定
する。この場合、分岐桁31は桁駆動も完了し、ロック
装置による分岐桁の固定も完了しているのに対して、分
岐桁32はそのいずれもなされていないのは異常である
と合理性判定を行なうことにより分岐桁の転換状態を正
しく認識できる。こうすることにより、一定の関連性を
もった複数台の分岐桁のモニタを行なう際には、1台の
分岐桁の動作状況のみから異常発生をモニタするより以
上に高い信頼性をもって異常発生をモニタできる。異常
発生以降のバックアップ制御は前記一実施例の場合と同
様に行なうこととする。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ノレール分岐器の分岐桁転換制御において、特別な外部
センサを用いずに制御回路内の接点の開閉状態のみから
動作時間を基準に監視し、異常発生時には異常内容、異
常発生日時等の情報を記録するモニタ機能を持つモノレ
ール分岐器の制御装置の提供が可能となる。
【0023】また、従来の分岐桁転換制御系にバックア
ップ制御系を付加し、転換不良が生じた際には、上記モ
ニタ機能から得られるモニタ結果をもとに、バックアッ
プ制御を行なうことにより、列車の運行に支障をきたす
ことなく復旧可能とするモノレール分岐器の制御装置の
提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるモノレール分岐桁の制御装置の
一実施例における転換制御回路のうち桁駆動用モータ制
御回路の構成例を示す回路図である。
【図2】桁駆動用モータ制御回路のフローチャートであ
る。
【図3】本発明の制御装置により制御されるモノレール
分岐桁の主要部品の配置を示す平面図である。
【図4】本発明の制御装置により制御されるモノレール
分岐桁の配置の一例を示す平面図図である。
【符号の説明】
2…モータ遮断用リミットスイッチ接点、3…モータ駆
動用電磁開閉器、4…転換完了位置検知リミットスイッ
チ接点、6…モニタ機能部、7a…バックアップ制御用
接点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御回路内の転換動作を制御する動作制御
    器の動作時間を計時する計時手段と、前記計時手段によ
    って計時された結果と前記転換動作に対応して設定され
    た設定情報とを比較し、そのずれによって異常状態を判
    定する判定手段と、該判定手段が異常判定を行なった際
    に該異常状態および時間情報を記憶する記憶手段を備え
    たことを特徴とするモノレール分岐器の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のモノレール分岐器の制御
    装置において、前記判定手段の異常判定結果によって前
    記動作制御器に対して独立して設置されたバックアップ
    制御器を動作させ分岐桁を待機状態に戻すバックアップ
    制御手段を備えたことを特徴とするモノレール分岐器の
    制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のモノレール分岐器の制御
    装置において、複数の分岐桁にそれぞれ前記動作制御器
    を設置し、前記計時手段を前記各動作制御器の動作時間
    をそれぞれ計時する機能有したものとし、前記判定器を
    前記計時手段からの前記各動作制御器の動作時間を比較
    し、そのずれによって異常状態を判定する機能を有した
    ものとしたことを特徴とするモノレール分岐器の制御装
    置。
JP5680893A 1993-03-17 1993-03-17 モノレール分岐器の制御装置 Pending JPH06270812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5680893A JPH06270812A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 モノレール分岐器の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5680893A JPH06270812A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 モノレール分岐器の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270812A true JPH06270812A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13037693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5680893A Pending JPH06270812A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 モノレール分岐器の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270812A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040085A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社日立製作所 モノレール用分岐器
JP2021024368A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 株式会社京三製作所 現場制御端末および判定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040085A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社日立製作所 モノレール用分岐器
JP2021024368A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 株式会社京三製作所 現場制御端末および判定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6992458B2 (en) Emergency stop circuit
US3908117A (en) Method and apparatus for monitoring and diagnosing troubles in sequential control operations
BRPI0415943B1 (pt) Dispositivo de segurança de elevador
JPH06270812A (ja) モノレール分岐器の制御装置
JP2008003039A (ja) ロックアウト装置の動作監視装置、断路器、ロックアウト装置の動作管理方法
JP4395829B2 (ja) 自動機械の動作許可装置
JP4352256B2 (ja) 機器状態監視システム
CN114967575A (zh) 逻辑控制方法及计算机存储介质
JPH11354341A (ja) 負荷時タップ切換器の監視装置
WO1994021416A1 (en) Method and apparatus for controlling arc welding robot
JP4530204B2 (ja) 転てつ機の開通確認装置および転てつ機
JP2001004635A (ja) 自動分析装置
JP2004341690A (ja) 操作盤
JP3189541B2 (ja) 負荷時タップ切換器の異常監視装置
JP2644600B2 (ja) エレベータドアー監視装置
JPH0654447B2 (ja) 故障予知装置
KR20010023165A (ko) 제1 릴레이의 오류 접속 검출 방법
JP2586279Y2 (ja) 電磁弁制御回路の故障検出装置
JPH04237309A (ja) ディジタル制御システム
JP3096301B2 (ja) 交流電源で駆動される被制御機器の制御装置
JPH04278322A (ja) 射出成形機の安全ドア
JPH03124223A (ja) 異常監視方式
JPH0283909A (ja) タップ切換制御装置の監視装置
JPS63311510A (ja) シ−ケンスプログラム制御系のモニタ装置
JPH07261801A (ja) 運動機構制御方法及び装置