JPH0627027U - 多管式熱交換器の伝熱管抜き取り機 - Google Patents
多管式熱交換器の伝熱管抜き取り機Info
- Publication number
- JPH0627027U JPH0627027U JP7423892U JP7423892U JPH0627027U JP H0627027 U JPH0627027 U JP H0627027U JP 7423892 U JP7423892 U JP 7423892U JP 7423892 U JP7423892 U JP 7423892U JP H0627027 U JPH0627027 U JP H0627027U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- tube
- transfer tube
- extractor
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 石油工業等に於ける比較的過酷な状態で使用
される多管式熱交換器の伝熱管の取替(交換)を高効率
に行い信頼性を高める。 【構成】 抜き取り機1は、フレーム構造で位置決め機
構を持つレールの上を走行する。ロック用(抜き取り機
固定用)の空圧シリンダによりレール上に位置決め固定
する。抜き用空圧シリンダにより自動的に伝熱管を引き
抜く。
される多管式熱交換器の伝熱管の取替(交換)を高効率
に行い信頼性を高める。 【構成】 抜き取り機1は、フレーム構造で位置決め機
構を持つレールの上を走行する。ロック用(抜き取り機
固定用)の空圧シリンダによりレール上に位置決め固定
する。抜き用空圧シリンダにより自動的に伝熱管を引き
抜く。
Description
【0001】
本考案は石油工業等に於ける比較的過酷な状態で使用される多管式熱交換器の 伝熱管の取替(交換)に関する。
【0002】 石油工業(石油精製、石油化学)等に於ける多管式熱交換器では伝熱管の取替 が頻繁に行われるがメンテナンス上、作業性の悪い場所での取替作業が多く、人 力に頼る部分が多い、これらの省力化(効率化)と作業の確実化(技術向上)に 関する。
【0003】
多管式熱交換器の管端と管板との嵌め合いは(特に石油工業では)把持力の強 化と高い気密性を得るため管板孔に2〜3条の溝を切り込み伝熱管を内部からエ キスパンダーにて拡管、圧着する方法である。
【0004】 管板に強固に取付けられた伝熱管の取替に際しての抜き取り方法は一般的に
【図7〜10】に示す要領で施工されている。すなわち管板の一方
【図7のA
側】 の伝熱管に矢(タップボルト)をねじ込み固定する。
側】 の伝熱管に矢(タップボルト)をねじ込み固定する。
【0005】 この矢に止金で油圧シリンダーを取付け、油圧により伝熱管を約100mm引 き延ばす
【図8】、次に止金、矢、シリンダーを取外し管板より出た伝熱管を約 100mm(拡管部)を金鋸で切取る。
【図9】
【0006】 以上の工程終了後、管板の反対側
【図7のB側】の伝熱管にも
【図7〜8】の 手順の作業後、B側で中空ハンマーを使用して人力で伝熱管を抜き取る
【図1
0】
0】
【0007】
従来の作業は所詮人海戦術となり、労働量も大きく技術面では油圧により伝熱 管の圧着シール部(取付け溝を含む強力圧着部分)を強制引き抜きする為、管板 の管孔の溝に縦傷等の損傷を与え、復旧作業後に漏れの懸念を持たせる。 本考案の治具及び自動化した伝熱管抜き取り機を使用することで現場作業を省力 化、能率化し、技術面からも管孔を損傷させないで新しく挿入する伝熱管の嵌め 合いを確実にする。
【0008】
本考案は二種類の空圧シリンダーを駆動源とした伝熱管抜き取り機本体をレー ルの上を走行させ伝熱管の自動抜き取りを行う。 自動抜き出しは伝熱管を抜くかたさ(スケール等の詰まりの為)により自動抜き 取り機のストローク調整が可能である。 フレームはパイプ製の枠構造でレールの移動(上下、左右)位置決めはバランサ ー及びベアリングローラーを使用し簡便に行う。
【0009】 本機を使用するための前段階として伝熱管抜き取りに際して管板の管孔の溝( 管圧着シール部)を損傷させない為、伝熱管の両端、拡管部を可搬式座ぐり機《 自社開発》で管内面を減肉し圧着力を弱めて伝熱管取替の生命である伝熱管と管 板(管孔)の圧着シール部を傷つけない課題を解決したことから、本自動抜き取 り機の開発を可能とした。尚、伝熱管のサイズに対してはアダプター交換により 対応できる。
【0010】
本考案の技術方法について
【図1〜6】を参照して説明する。まず伝熱管の両 端拡管部(圧着部)を位置決め装置付き座ぐり機(可搬式)で減肉する
【図4】
【0011】 次に伝熱管に矢(特殊アダプター付き)をねじ込み、この矢に自動抜き取り機 をセットして伝熱管を抜き出す。
【図5.6】
【0012】 自動抜き取り機については
【図1〜6】を参照して説明する。
【0013】 圧着シール部を減肉された伝熱管
【図4】に特殊アダプター付き矢
【図5】を ねじ込みこの矢に自動抜き取り機本体
【図1〜3】を取付け、止めナットでロッ クセットする。
【0014】 セットされた自動抜き取り機は抜き取り機固定用シリンダー
【図1〜3の部品
】にてストッパー
】にてストッパー
【図1〜3の部品▲10▼】を作動させロックする。
【0015】 抜き取り用シリンダー
【図1〜3の部品】中抜きハンマー
【図1〜3の部品
】を作動させ伝熱管を約1m抜き出す。
】を作動させ伝熱管を約1m抜き出す。
【0016】
【0014】
【0015】を数回繰り返し行い、伝熱管を完全に抜き出す。
【0017】 走行ガイドレールの位置決め機構を持つフレーム
【図6】はスライド部さや管 にはベアリングローラーを取付け、上下動はバランサーを前後に各2台使用し、 左右動は手動により位置決めする。
【0018】
本考案の自動抜き取り機は実際の使用で有効であることが特に必要である。従 って自社工場での実験を経て平成4年2月から6月にかけて石油化学工場、石油 製油所の現場に於いて固定管板型多管式熱交換器の伝熱管の取替工事に使用実施 した。 結果として先に述べた考案が解決しょうとした課題を解決し、且つ、工事期間を 短縮し得た。石油化学工場、石油精製に多い遊動管板型熱交換器についてもアタ ッチメントを使用し実施できる。
【0019】
【考案の効果】 多管式熱交換器の伝熱管取替に於いて、伝熱管の管端の拡管部を可搬式座ぐり 機《自社開発》と本考案の伝熱管自動抜き取り機の組み合わせによって過重な人 力作業から開放され、効率化されたと同時に技術面に於いても多管式熱交換器の 伝熱管取替(交換)の信頼性を高めることとなった。
【図1】伝熱管抜き取り機本体の平面図である。
【図2】伝熱管抜き取り機本体の側面図である。
【図3】伝熱管抜き取り機本体の正面図である。
【図4】抜き取り機使用の前段階として行う、伝熱管拡
管部の座ぐりの図である。《自社開発、可搬式座ぐり機
で施工》
管部の座ぐりの図である。《自社開発、可搬式座ぐり機
で施工》
【図5】伝熱管にねじ込む矢(特殊アダプター付タップ
ボルト)の図である。
ボルト)の図である。
【図6】走行レールの位置決め機構を持つフレーム及び
本体の概念図である。
本体の概念図である。
【図7】従来の技術による矢(タップボルト)のねじ込
み図である。
み図である。
【図8】従来の技術による矢に油圧シリンダーを取付け
た図である。
た図である。
【図9】従来の技術による油圧にて引き延ばした伝熱管
拡管部をカット(A側)するところの図である。
拡管部をカット(A側)するところの図である。
【図10】従来の技術によるB側(Aの反対側)で中空
ハンマーを使用し伝熱管を人力で抜き出すところの概念
図である。
ハンマーを使用し伝熱管を人力で抜き出すところの概念
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 位置決め機構を持つレールの上を走行
し、抜き用とロック用(抜き取り機固定用)の二種類の
空圧シリンダーを駆動源とし自動的に伝熱管を抜く機構
を持つ伝熱管抜き取り機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7423892U JPH0627027U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 多管式熱交換器の伝熱管抜き取り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7423892U JPH0627027U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 多管式熱交換器の伝熱管抜き取り機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627027U true JPH0627027U (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=13541386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7423892U Pending JPH0627027U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 多管式熱交換器の伝熱管抜き取り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627027U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508100A (ja) * | 2004-08-02 | 2008-03-21 | エイティーアイ・プロパティーズ・インコーポレーテッド | 装置中の腐食した流体伝導部品を溶接によって交換する方法及びそれによって得られる部品 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP7423892U patent/JPH0627027U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008508100A (ja) * | 2004-08-02 | 2008-03-21 | エイティーアイ・プロパティーズ・インコーポレーテッド | 装置中の腐食した流体伝導部品を溶接によって交換する方法及びそれによって得られる部品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN201446423U (zh) | 一种车床用内孔装夹夹具 | |
CN104942211A (zh) | 深沟球轴承保持架拆卸方法 | |
JPH0627027U (ja) | 多管式熱交換器の伝熱管抜き取り機 | |
CN210412575U (zh) | 一种加工液压缸缸筒的机床尾座 | |
CN211965050U (zh) | 一种安装在全自动检测机构上的缺陷药片剔除装置 | |
CN215279421U (zh) | 一种便于固定工件的冲孔机 | |
US7168143B2 (en) | External tube deforming extraction device | |
CN212553585U (zh) | 电厂导瓦间隙调整工具 | |
CN210189673U (zh) | 凝结水泵泵轴卡套专用拆卸工具 | |
CN205347461U (zh) | 高炉风管斜铁拆装液压扳手 | |
CN212044496U (zh) | 柱塞泵后导向套拆卸工具 | |
CN220241262U (zh) | 一种钢管定位装置 | |
CN205415060U (zh) | 一种夹取方体阀的夹具及带有该夹具的方体阀生产线 | |
CN220761641U (zh) | 一种台式攻钻两用机 | |
CN221269675U (zh) | 一种全包工装拆卸工具 | |
CN108637969A (zh) | 一种直管换热器的管束拆卸工具及拆卸方法 | |
CN217224451U (zh) | 一种大口径高压管道配对法兰用矫正装置 | |
CN218080418U (zh) | 一种轴承车削设备 | |
CN109176407A (zh) | 一种螺栓连接破拆器 | |
CN221314070U (zh) | 一种轴承拆卸装置 | |
CN211278251U (zh) | 一种采油井口法兰及卡箍螺栓拆卸工具 | |
CN215280880U (zh) | 一种立辊免拆芯轴式加工夹具 | |
CN218361583U (zh) | 一种用于五金管生产用多工位冲压设备 | |
CN216911162U (zh) | 建筑施工用螺栓修复除锈装置 | |
CN218905184U (zh) | 一种快速安装内燃机车柴油机进水支管的工具 |