JPH0627006U - ドリルモータ装置 - Google Patents

ドリルモータ装置

Info

Publication number
JPH0627006U
JPH0627006U JP6406492U JP6406492U JPH0627006U JP H0627006 U JPH0627006 U JP H0627006U JP 6406492 U JP6406492 U JP 6406492U JP 6406492 U JP6406492 U JP 6406492U JP H0627006 U JPH0627006 U JP H0627006U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
piston
pivot
cutting feed
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6406492U
Other languages
English (en)
Inventor
正広 梅村
二三夫 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6406492U priority Critical patent/JPH0627006U/ja
Publication of JPH0627006U publication Critical patent/JPH0627006U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚肉のTi材等に動力工具で穴明けする場合
のドリル寿命を延長すること。 【構成】 ドリルモータの切削送り機能とクランプ機能
を、二重シリンダを用いエア回路を別々にすることによ
り、独立させる。切削送りを解除するとドリルがフィー
ドバックし、その際に切粉がドリルにくっついて排出さ
れるので、切粉詰まりがなくなる。またドリルモータに
冷却回路を設けて、モータ回転中は常時モータの排気エ
アーをドリル先端部に吹きつけて冷却する。切削熱によ
るドリルの摩耗がこれで半減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は航空機の機体を構成する板厚10mmまでのAl材,Ti材,複合材等 にプレートナット取付穴等を動力工具で穴明けする際に、ドリル寿命を向上させ る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプレートナットドリルモータは、冷却装置もなく、切削送りとクランプ の作動は同じエアー回路と一つの引金で行なわれていた。そのため板厚3mm以上 のTi材にプレートナット取付穴を穴明けすると、切粉詰まりによるドリルの折 損や切削熱によるドリル摩耗が著しいので、プレートナットドリルモータが活用 できない。したがって、プレートナットドリルモータでは穴位置のマーキングの みを行ない、穴明けと皿取りは別のエアードリルを用いて手作業で実施していた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のプレート/ナットドリルモータでTi材にプレートナット取付穴を穴明 けすると、Ti材特有の粘りにより切粉の排出が悪いため切粉詰まりを起こして ドリルが破損したり、Ti材は熱伝導率が悪いため切削熱が逃げないのでドリル 側が熱によって摩耗する等の問題があった。
【0004】 本考案は、圧力空気で駆動されるドリルモータにペック機構(数回に分割して 穴明けする機構)や冷却装置を設けて切粉詰まりと熱からドリルを守ることを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために、ハウジングと、同ハウジングの中に収 容されたエアモータと、同エアモータの回転部に取付けられたドリルと、上記エ アモータに圧力空気を送給する手段と、上記エアモータから出た空気を上記ドリ ルに吹付ける手段と、上記ハウジングに固定された切削送り用シリンダと、同切 削送り用シリンダ内を滑動でき、かつ内部にピポット送り用シリンダが形成され た切削送り用ピストンと、上記ピポット送り用シリンダ内を滑動できるピポット 送り用ピストンと、上記切削送り用ピストンの先端に固着されたフートと、上記 ピポット送り用ピストンの先端に固着されたピポットと、同ピポットに固着され 、上記フートにガイドされて滑動するマンドレルと、同マンドレルに嵌装された コレットと、上記フートに先端部が固着され、上記ハウジングに対して滑動でき るオイルレギュレータシリンダと、同オイルレギュレータシリンダ内を滑動でき 、後端が上記ハウジングに当接するオイルレギュレータピストンと、同オイルレ ギュレータピストンの前後のオイル室を連通するオイル通路と、上記切削送り用 ピストンの両側に交互に圧力空気を送給する切削送り用引金と、上記ピポット送 り用ピストンの両側に交互に圧力空気を送給するクランプ用引金とを備えたこと を特徴とするドリルモータ装置を提案するものである。
【0006】
【作用】
本考案においては、ドリルモータの切削送り機能とクランプ機能が別々に作動 するようエアー回路を独立させたので、切削送りを解除するとドリルがフィード バックして、切粉を排出する。したがって切粉詰まりがなくなり、ドリルの摩耗 ,折損が防止される。
【0007】 また、ドリルをフィードバックさせながら穴明けする場合、オイルレギュレー タにより穴の深さを記憶してその深さまでドリルを早送り用させるペック機構を 設けたので、厚い板でも容易に穴明けできる。
【0008】 更にドリルモータに冷却回路を設け、モータ回転中常時エアモータの排気エア ーをドリル先端部に吹き付けて冷却するので、熱によるドリルの摩耗が減少する 。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく回 路図である。図4は無負荷状態における図3中のオイルレギュレータを示す縦断 面図、図5は同じく負荷が掛った状態のオイルレギュレータを示す縦断面図であ る。
【0010】 まず図1および図2において、(2)はハウジング,(3)は同ハウジング( 2)の中に収容された図示しないエアモータの回転部に取付けられたドリルであ る。上記エアモータには可撓管(4)から圧力空気が送給される。また、上記エ アモータから出た空気は、冷却空気としてコネクタ(5),冷却管(6)を経て 上記ドリル(3)の先端部に吹付けられるようになっている。
【0011】 次に図3において、(11)は上記ハウジングに固定された切削送り用シリン ダ,(12)は同切削送り用シリンダ(11)内を滑動でき、かつ内部にピポッ ト送り用シリンダ(12a)が形成された切削送り用ピストン,(13)は上記 ピポット送り用シリンダ(12a)内を滑動できるピポット送り用ピストンであ って、これらにより二層シリンダ装置(10)を構成している。(15)は上記 切削送り用ピストン(12)の先端に固着され上記ドリル(3)をガイドするフ ートである。このフート(15)には、前記冷却空気の流路があけられている。 (16)は上記ピポット送り用ピストン(13)の先端に固着されたピポット, (17)は同ピポット(16)に固着され、上記フート(15)にガイドされて 滑動するマンドレル,(18)は同マンドレル(17)に嵌装されたコレットで ある。
【0012】 (21)は上記フート(15)に先端部が固着され、上記ハウジング(2)に 対して滑動できるオイルレギュレータシリンダ,(22)は同オイルレギュレー タシリンダ(21)内を滑動でき、後端が上記ハウジング(2)に当接するオイ ルレギュレータピストンである。図4に示されるように、同オイルレギュレータ ピストン(22)の前後のオイル室(23a),(23b)は、ニードル(24 )にあけられたオイル通路(25a)および上記ピストン(22)に設けられた オイル通路(25b)によって互いに連通している。(26)は補給弁,(27 )はOリングである。これらによりオイルレギュレータ(20)を構成している 。
【0013】 (31)は上記切削送り用ピストン(12)の両側に交互に圧力空気を送給す る切削送り用引金,(32)は上記ピポット送り用ピストン(13)の両側に交 互に圧力空気を送給するクランプ用引金である。
【0014】 上記のような装置において、まずクランプ用引金(32)を引くと、工場エア ーが二層シリンダ(10)内のピポット送り用ピストン(13)を後方(図3の 右方)に押して連結しているマンドレル(17)を引っ張るので、フート(15 )したがってドリルモータが加工対象(1)にクランプされる。次に切削送り用 引金(31)を引くと、工場エアーがエアモータと切削送り用シリンダ(11) に供給される。そうするとエアモータは回転を開始するとともに、排気エアーを コネクタ(5)から冷却管(6)を通してドリル(3)に送り冷却を開始する。 またそれと同時に二層シリンダ(10)内の切削送り用ピストン(12)が工場 エアーにより押されて切削送りを開始する。(但し送り速度はオイルレギュレー タでコントロールする。) ペック機構は、クランプ用引金(32)を引いたままで切削送り用引金(31 )を解除することにより、切削戻し用エアーが切削送り用ピストン(12)を逆 に押してドリルを戻すことで実施される。オイルレギュレータ(20)は、ペッ ク機構により戻ったドリルを元の穴深さまで早送りさせるために、深さを記憶す るようになっている。
【0015】 更に詳述する。無負荷の場合には図4に示されるように、ハウジング(2)が オイルレギュレータピストン(22)を押さないため、シリコンオイルは流れな い。切削送りを開始させると、ハウジング(2)がオイルレギュレータピストン (22)を前方(図の左方)に押す。ピストンが押されると、図5に示されるよ うに、オイル室(23a)のシリコンオイルが加圧されるためニードル(24) およびピストン(22)のオイル通路(25a),(25b)を通ってオイル室 (23b)へ切削送り分だけ流れる。この状態で切削送り用引金(31)を解除 すると、切削戻り用エアーによりハウジング(2)は戻るが、オイルレギュレー タ(20)には負荷が掛らないため、切削した位置を維持している。そこで再度 切削送り用引金(31)を引いて切削送りを開始させると、オイルレギュレータ ピストン(22)とハウジング(2)との間には隙間があって負荷が掛らないの で、前回までに送られた分は早送りする。なお、クランプ用引金(32)を解除 すると、オイルレギュレータ(20)内にエアーが流れ補給弁(26)を押し戻 すため、オイル室(23b)内のシリコンオイルがオイル通路(25a),(2 5b)を通ってオイル室(23a)に戻され、原点(最初の状態)に復帰するこ とになる。
【0016】
【考案の効果】
本考案においては、ドリルモータの切削送り機能とクランプの機能を各々独立 させることにより、クランプしたままドリルだけを戻して切粉の排出を行なうと ともに、ドリルモータ回転中は常時ドリル先端部にエアーを吹きつけて冷却し、 ドリルの寿命を向上させる。
【0017】 その結果、従来はハンドでしかできなかったTi材厚板(〜10mm)のプレー トナット取付穴穴明けを、動力によって実施できるようになり、工数低減と省力 化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図2は図1の正面図である。
【図3】図3は上記実施例の回路図である。
【図4】図4は無負荷状態における図3中のオイルレギ
ュレータを示す縦断面図である。
【図5】図5は負荷が掛った状態における上記オイルレ
ギュレータを示す縦断面図である。
【符号の説明】
(1) 加工対象物 (2) ハウジング (3) ドリル (4) 可撓管 (5) コネクタ (6) 冷却管 (10) 二層シリンダ装置 (11) 切削送り用シリンダ (12) 切削送り用ピストン (12a) ピポット送り用シリンダ (13) ピポット送り用ピストン (15) フート (16) ピポット (17) マンドレル (18) コレット (20) オイルレギュレータ (21) オイルレギュレータシリン
ダ (22) オイルレギュレータピスト
ン (23a),(23b) オイル室 (24) ニードル (25a),(25b) オイル通路 (26) 補給弁 (27) Oリング (31) 切削送り用引金 (32) クランプ用引金

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、同ハウジングの中に収容
    されたエアモータと、同エアモータの回転部に取付けら
    れたドリルと、上記エアモータに圧力空気を送給する手
    段と、上記エアモータから出た空気を上記ドリルに吹付
    ける手段と、上記ハウジングに固定さた切削送り用シリ
    ンダと、同切削送り用シリンダ内を滑動でき、かつ内部
    にピポット送り用シリンダが形成された切削送り用ピス
    トンと、上記ピポット送り用シリンダ内を滑動できるピ
    ポット送り用ピストンと、上記切削送り用ピストンの先
    端に固着されたフートと、上記ピポット送り用ピストン
    の先端に固着されたピポットと、同ピポットに固着さ
    れ、上記フートにガイドされて滑動するマンドレルと、
    同マンドレルに嵌装されたコレットと、上記フートに先
    端部が固着され、上記ハウジングに対して滑動できるオ
    イルレギュレータシリンダと、同オイルレギュレータシ
    リンダ内を滑動でき、後端が上記ハウジングに当接する
    オイルレギュレータピストンと、同オイルレギュレータ
    ピストンの前後のオイル室を連通するオイル通路と、上
    記切削送り用ピストンの両側に交互に圧力空気を送給す
    る切削送り用引金と、上記ピポット送り用ピストンの両
    側に交互に圧力空気を送給するクランプ用引金とを備え
    たことを特徴とするドリルモータ装置。
JP6406492U 1992-09-14 1992-09-14 ドリルモータ装置 Withdrawn JPH0627006U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6406492U JPH0627006U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ドリルモータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6406492U JPH0627006U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ドリルモータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0627006U true JPH0627006U (ja) 1994-04-12

Family

ID=13247295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6406492U Withdrawn JPH0627006U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ドリルモータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627006U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013006225A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Sugino Machine Ltd クランプ装置、クランプ方法及び穿孔方法
JP2014111295A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Sugino Machine Ltd 穿孔装置のクランプ装置及びエア駆動ドリル装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013006225A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Sugino Machine Ltd クランプ装置、クランプ方法及び穿孔方法
JP2014111295A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Sugino Machine Ltd 穿孔装置のクランプ装置及びエア駆動ドリル装置
KR101533734B1 (ko) * 2012-12-05 2015-07-03 가부시키가이샤 스기노 마신 포터블식 클램프 장치가 구비된 에어 구동 드릴 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4345668A (en) Very low flow rate lubricant metering apparatus and method for a tool and workpiece
US4752161A (en) Hand-held drill with self-advancing bit
US5024562A (en) Pressure foot for printed circuit board drilling machine
TW533106B (en) Work machining method
US20090214307A1 (en) High speed hand drill with swiveling pressure foot and integrated vacuum pickup and coolant delivery duct
JPS5953141A (ja) 切粉吸引装置を備えた切削工具装置
MXPA05001879A (es) Herramienta de perforacion y metodo para la produccion de sellos de acceso.
US20040101376A1 (en) Drill
US3120136A (en) Semi-automatic drill press assembly and method of drilling stacked sheets
JPH0627006U (ja) ドリルモータ装置
EP0603438A1 (en) Suction tables for a numerical control router
US4867617A (en) Air logic circuit for airfeed peck drill
JP3811284B2 (ja) エアベアリングシリンダ、エアベアリングシリンダ用ロッド及びマニホールドシリンダ
EP1693146A1 (en) Deep hole boring method and device
US2816464A (en) Hole enlarging and finishing tool
HU9900841D0 (en) Drilling tool with a cooling apparatus
JPH0790405B2 (ja) 深穴加工方法
JP2552207Y2 (ja) 面取工具内蔵ボーリング工具
JP2003001511A (ja) セミドライ加工具およびセミドライ加工装置
WO1995017992A1 (fr) Dispositif d'evacuation des copeaux d'une machine-outil
JPS6035569Y2 (ja) ク−ラント供給装置
CN214979172U (zh) 一种高效的锁芯套切槽工序自动加工设备
JP2001269832A (ja) 主軸内ワーク支持装置
JPS5837524Y2 (ja) 深穴加工用治具
JP2003266233A (ja) エアー自給式回転切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306