JPH06267155A - 磁気テープ装置における信号処理回路およびトラッキング装置 - Google Patents
磁気テープ装置における信号処理回路およびトラッキング装置Info
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- JPH06267155A JPH06267155A JP5056038A JP5603893A JPH06267155A JP H06267155 A JPH06267155 A JP H06267155A JP 5056038 A JP5056038 A JP 5056038A JP 5603893 A JP5603893 A JP 5603893A JP H06267155 A JPH06267155 A JP H06267155A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 リプルを含んだ再生FM信号をエンベロープ
検波回路6で検波すると、点Pにはリプル成分を含んだ
検波電圧が現れる。点Pに検波電圧の底部の電圧が現れ
ている間は、底部電圧検出回路4において点Qの電圧が
点Pの電圧と平衡してコンデンサC2 が充電されない。
次いで、リプル部の電圧が点Pに現れている間は、点P
の電圧が上昇している期間に抵抗R2 を通じてコンデン
サC2 が充電される。この充電の時定数が極めて大きく
設定されているので、充電に時間がかかり、点Qの電圧
が徐々に上昇する。このため、点Pの電圧が低下したと
きには、充電が十分なされないまま、コンデンサC2 が
速やかに放電することになる。これにより、点Qには、
リプル成分がほとんどないFM検波電圧が現れる。 【効果】 再生FM信号にリプルが含まれていても、本
来の再生FM信号の包絡線を正確に検出することができ
る。
検波回路6で検波すると、点Pにはリプル成分を含んだ
検波電圧が現れる。点Pに検波電圧の底部の電圧が現れ
ている間は、底部電圧検出回路4において点Qの電圧が
点Pの電圧と平衡してコンデンサC2 が充電されない。
次いで、リプル部の電圧が点Pに現れている間は、点P
の電圧が上昇している期間に抵抗R2 を通じてコンデン
サC2 が充電される。この充電の時定数が極めて大きく
設定されているので、充電に時間がかかり、点Qの電圧
が徐々に上昇する。このため、点Pの電圧が低下したと
きには、充電が十分なされないまま、コンデンサC2 が
速やかに放電することになる。これにより、点Qには、
リプル成分がほとんどないFM検波電圧が現れる。 【効果】 再生FM信号にリプルが含まれていても、本
来の再生FM信号の包絡線を正確に検出することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等の磁気テープ装置において再生FM信号の包絡線を検
波する信号処理回路およびその検波電圧を用いてトラッ
キングを行うトラッキング装置に関するものである。
等の磁気テープ装置において再生FM信号の包絡線を検
波する信号処理回路およびその検波電圧を用いてトラッ
キングを行うトラッキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカセットレコーダやカムコーダ等
の磁気テープ装置における再生系は、例えば、図6に示
すように、磁気ヘッド21と、ヘッドアンプ22と、輝
度信号処理部23と、積分回路24とを備えている。
の磁気テープ装置における再生系は、例えば、図6に示
すように、磁気ヘッド21と、ヘッドアンプ22と、輝
度信号処理部23と、積分回路24とを備えている。
【0003】この再生系において、再生ヘッド21によ
り読み取られた再生FM信号は、ヘッドアンプ22内の
前置増幅器25で増幅された後、輝度信号処理部23で
輝度信号に変換処理される。また、前置増幅器25を経
たFM再生信号は、ヘッドアンプ22内のエンベロープ
検波回路26で包絡線が検波される。エンベロープ検波
回路26の検波電圧は、積分回路24で平均化されFM
検波電圧となる。
り読み取られた再生FM信号は、ヘッドアンプ22内の
前置増幅器25で増幅された後、輝度信号処理部23で
輝度信号に変換処理される。また、前置増幅器25を経
たFM再生信号は、ヘッドアンプ22内のエンベロープ
検波回路26で包絡線が検波される。エンベロープ検波
回路26の検波電圧は、積分回路24で平均化されFM
検波電圧となる。
【0004】上記のエンベロープ検波回路26および積
分回路24は、詳細には、図7に示すように構成されて
いる。エンベロープ検波回路26は、ダイオードD21と
コンデンサC21とからなっており、ダイオードD21のカ
ソードがコンデンサC21を介して接地ラインに接続され
ている。積分回路24は、抵抗R21とコンデンサC22と
からなっている。抵抗R21は、一端が上記のダイオード
D21のカソードに接続され、他端がコンデンサC22を介
して接地ラインに接続されている。
分回路24は、詳細には、図7に示すように構成されて
いる。エンベロープ検波回路26は、ダイオードD21と
コンデンサC21とからなっており、ダイオードD21のカ
ソードがコンデンサC21を介して接地ラインに接続され
ている。積分回路24は、抵抗R21とコンデンサC22と
からなっている。抵抗R21は、一端が上記のダイオード
D21のカソードに接続され、他端がコンデンサC22を介
して接地ラインに接続されている。
【0005】上記のエンベロープ検波回路26および積
分回路24では、図8の(a)に示すようなリプルのな
い再生FM信号が、ダイオードD21のアノード側から入
力されると、エンベロープ検波回路26による検波で同
図の(b)に示すような直流の電圧V1 が得られる。こ
の電圧は、さらに積分回路24を通過すると抵抗R21お
よびコンデンサC22より同図の(c)に示すような直流
の電圧V2 となって出力される。
分回路24では、図8の(a)に示すようなリプルのな
い再生FM信号が、ダイオードD21のアノード側から入
力されると、エンベロープ検波回路26による検波で同
図の(b)に示すような直流の電圧V1 が得られる。こ
の電圧は、さらに積分回路24を通過すると抵抗R21お
よびコンデンサC22より同図の(c)に示すような直流
の電圧V2 となって出力される。
【0006】また、上記のような磁気テープ装置におい
ては、例えば、再生FM信号のエンベロープ検波電圧を
用いてトラッキングが行われるようになっている。この
種のトラッキングでは、再生ヘッド21が図示しないテ
ープ上のトラックの中央を基準に正確にトレースしてい
るときに、再生FM信号のエンベロープ検波電圧が最大
となることを利用している。したがって、磁気テープ装
置では、エンベロープ検波電圧が最大となるように、ト
ラッキングサーボにより再生ヘッド21の磁気テープ上
のトレース位相を制御してトラッキングを行っている。
ては、例えば、再生FM信号のエンベロープ検波電圧を
用いてトラッキングが行われるようになっている。この
種のトラッキングでは、再生ヘッド21が図示しないテ
ープ上のトラックの中央を基準に正確にトレースしてい
るときに、再生FM信号のエンベロープ検波電圧が最大
となることを利用している。したがって、磁気テープ装
置では、エンベロープ検波電圧が最大となるように、ト
ラッキングサーボにより再生ヘッド21の磁気テープ上
のトレース位相を制御してトラッキングを行っている。
【0007】上記のような再生系を備えた磁気テープ装
置では、再生ヘッド21がトラックと一致した幅でずれ
なくトレースしている場合は、図9の(a)に示すよう
に、振幅に変動のない再生FM信号が得られる。したが
って、これを検波・平均化することにより、同図の
(b)に示すように振幅を電圧V3 に変換することがで
きる。そして、積分回路24の出力電圧が最大となるよ
うにトラッキングサーボを動作させることにより、テー
プ上のトラックに正確に再生ヘッド21をトレースさせ
ることができる。
置では、再生ヘッド21がトラックと一致した幅でずれ
なくトレースしている場合は、図9の(a)に示すよう
に、振幅に変動のない再生FM信号が得られる。したが
って、これを検波・平均化することにより、同図の
(b)に示すように振幅を電圧V3 に変換することがで
きる。そして、積分回路24の出力電圧が最大となるよ
うにトラッキングサーボを動作させることにより、テー
プ上のトラックに正確に再生ヘッド21をトレースさせ
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
磁気テープ装置では、トラックより幅の広いヘッドによ
り再生を行う場合や、トラックと同一かあるいは狭い幅
のヘッドで再生する場合でも、ヘッドのトレースがトラ
ックからずれている場合は、図10の(a)に示すよう
に、再生FM信号が隣接トラックからのクロストーク等
によるリプルを含んだ波形となる。このため、その再生
FM信号がエンベロープ検波回路26に入力されると、
検波により同図の(b)に示すような交流変動分を含む
電圧V1 ’が得られる。この電圧V1 ’の波形は、本来
のFM信号の直線部分と、この直線部分よりレベルの高
い上記のリプルの山形部分とからなっている。
磁気テープ装置では、トラックより幅の広いヘッドによ
り再生を行う場合や、トラックと同一かあるいは狭い幅
のヘッドで再生する場合でも、ヘッドのトレースがトラ
ックからずれている場合は、図10の(a)に示すよう
に、再生FM信号が隣接トラックからのクロストーク等
によるリプルを含んだ波形となる。このため、その再生
FM信号がエンベロープ検波回路26に入力されると、
検波により同図の(b)に示すような交流変動分を含む
電圧V1 ’が得られる。この電圧V1 ’の波形は、本来
のFM信号の直線部分と、この直線部分よりレベルの高
い上記のリプルの山形部分とからなっている。
【0009】したがって、この電圧V1 ’は、さらに積
分回路24で積分されると、リプルの山形部分により同
図の(c)に示すような緩やかに変動する電圧V2 ’と
なる。このように、従来の磁気テープ装置では、リプル
を含んだまま検波して平均化しているため、再生FM信
号のエンベロープ検波を正確に検出することができなく
なるという問題が生じる。
分回路24で積分されると、リプルの山形部分により同
図の(c)に示すような緩やかに変動する電圧V2 ’と
なる。このように、従来の磁気テープ装置では、リプル
を含んだまま検波して平均化しているため、再生FM信
号のエンベロープ検波を正確に検出することができなく
なるという問題が生じる。
【0010】また、トラッキング制御において、トラッ
キングが数%ずれた場合、再生FM信号は、トラッキン
グずれのため本来のFM信号の振幅の大きさが前記の電
圧V3 より小さくなっているが、トラッキングずれによ
るクロストークで図11の(a)に示すようなリプルを
含んでいる。したがって、同図の(b)に実線にて示す
ように平均化された電圧V4 は、エンベロープ検波後の
検波電圧のリプルの大きさによっては上記の電圧V3 よ
り大きくなってしまうことがある。
キングが数%ずれた場合、再生FM信号は、トラッキン
グずれのため本来のFM信号の振幅の大きさが前記の電
圧V3 より小さくなっているが、トラッキングずれによ
るクロストークで図11の(a)に示すようなリプルを
含んでいる。したがって、同図の(b)に実線にて示す
ように平均化された電圧V4 は、エンベロープ検波後の
検波電圧のリプルの大きさによっては上記の電圧V3 よ
り大きくなってしまうことがある。
【0011】つまり、この場合は、電圧V4 が本来のF
M検波電圧の最大値である電圧V3より大きくなってい
ることから、この電圧V4 が最大値と見なされる。この
ため、トラッキングサーボが正規のトラッキング位置に
収束せずに数%ずれた位置に収束することになる。従来
では、このような問題を解決するために、上記の誤差を
考慮してトラッキング位相を補正する手法が採用されて
いる。具体的には、ヘッドの寸法や特性、ヘッドアンプ
再生系の特性等を条件化してそのトラッキングシステム
において実験的に得た値を基にトラッキング位相の補正
量を求め、FM検波電圧の最大値に応じたトラッキング
位相からその補正量だけトラッキング位相をずらすよう
になっている。
M検波電圧の最大値である電圧V3より大きくなってい
ることから、この電圧V4 が最大値と見なされる。この
ため、トラッキングサーボが正規のトラッキング位置に
収束せずに数%ずれた位置に収束することになる。従来
では、このような問題を解決するために、上記の誤差を
考慮してトラッキング位相を補正する手法が採用されて
いる。具体的には、ヘッドの寸法や特性、ヘッドアンプ
再生系の特性等を条件化してそのトラッキングシステム
において実験的に得た値を基にトラッキング位相の補正
量を求め、FM検波電圧の最大値に応じたトラッキング
位相からその補正量だけトラッキング位相をずらすよう
になっている。
【0012】ところが、上記のようなトラッキングシス
テムは、特定のヘッドやアンプ等に対応したものである
ため、ヘッドやアンプ等が異なる場合、補正量もそれに
対応させる必要がある。また、補正量は、実験的に得た
予想値であり、必ずしも正確なトラッキングを行うこと
ができるとは限らない。
テムは、特定のヘッドやアンプ等に対応したものである
ため、ヘッドやアンプ等が異なる場合、補正量もそれに
対応させる必要がある。また、補正量は、実験的に得た
予想値であり、必ずしも正確なトラッキングを行うこと
ができるとは限らない。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、再生FM信号にリプルが含まれていても再
生FM信号を正確に検波すること、および上記のリプル
の影響を受けずに正確なトラッキングを行うことを目的
としている。
のであって、再生FM信号にリプルが含まれていても再
生FM信号を正確に検波すること、および上記のリプル
の影響を受けずに正確なトラッキングを行うことを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ装置
における信号処理回路は、上記の課題を解決するため
に、再生FM信号の包絡線を検波する検波回路と、この
検波回路が出力した検波電圧の最低値を検出する最低値
検出回路とを備えていることを特徴としている。
における信号処理回路は、上記の課題を解決するため
に、再生FM信号の包絡線を検波する検波回路と、この
検波回路が出力した検波電圧の最低値を検出する最低値
検出回路とを備えていることを特徴としている。
【0015】本発明の磁気テープ装置におけるトラッキ
ング装置は、上記の課題を解決するために、再生FM信
号の包絡線を検波する検波回路と、この検波回路が出力
した検波電圧の最低値を検出する最低値検出回路と、こ
の最低値検出回路が出力した検波電圧が最大となるよう
に再生ヘッドのトレース位相を制御する位相制御部とを
備えていることを特徴としている。
ング装置は、上記の課題を解決するために、再生FM信
号の包絡線を検波する検波回路と、この検波回路が出力
した検波電圧の最低値を検出する最低値検出回路と、こ
の最低値検出回路が出力した検波電圧が最大となるよう
に再生ヘッドのトレース位相を制御する位相制御部とを
備えていることを特徴としている。
【0016】
【作用】上記の信号処理回路では、検波回路により再生
FM信号の包絡線が検波される。次いで、検波回路の検
波電圧は、最低値検出回路で検出される。最低値は本来
の再生FM信号の包絡線となる直流電圧である。そこ
で、最低値検出の手法としては、例えば、本来の再生F
M信号にこれより大きいレベルのリプルが含まれている
場合は、その成分を除去することにより、残った成分が
上記の直流電圧すなわち最低値となる。
FM信号の包絡線が検波される。次いで、検波回路の検
波電圧は、最低値検出回路で検出される。最低値は本来
の再生FM信号の包絡線となる直流電圧である。そこ
で、最低値検出の手法としては、例えば、本来の再生F
M信号にこれより大きいレベルのリプルが含まれている
場合は、その成分を除去することにより、残った成分が
上記の直流電圧すなわち最低値となる。
【0017】例えば、再生FM信号にリプルが含まれて
いる場合、そのリプルも上記の検波回路により検波され
る。つまり、その検波電圧波形は、リプルによる山部を
有し、山部と山部との間に再生FM信号の本来の包絡線
である平坦な部分を谷部として有している。そして、最
低値検出回路では、上記のような手法を用いてリプルを
除去することにより、谷部である最低値すなわち再生F
M信号の包絡線が検波される。
いる場合、そのリプルも上記の検波回路により検波され
る。つまり、その検波電圧波形は、リプルによる山部を
有し、山部と山部との間に再生FM信号の本来の包絡線
である平坦な部分を谷部として有している。そして、最
低値検出回路では、上記のような手法を用いてリプルを
除去することにより、谷部である最低値すなわち再生F
M信号の包絡線が検波される。
【0018】このように、上記の信号処理回路によれ
ば、再生FM信号にリプルが含まれていても、本来の再
生FM信号の包絡線を正確に検出することができる。
ば、再生FM信号にリプルが含まれていても、本来の再
生FM信号の包絡線を正確に検出することができる。
【0019】一方、上記のトラッキング装置では、上記
の検波回路および最低値検出回路により得られた検波電
圧が位相制御部に与えられる。すると、位相制御部によ
り、その検波電圧が最大となるようにヘッドのトレース
位相が制御される。具体的には、例えば、キャプスタン
モータの回転を速度および位相で制御してヘッドのトレ
ース位相を制御する。この結果、ヘッドは、トラックの
中央を正確にトレースするようになる。
の検波回路および最低値検出回路により得られた検波電
圧が位相制御部に与えられる。すると、位相制御部によ
り、その検波電圧が最大となるようにヘッドのトレース
位相が制御される。具体的には、例えば、キャプスタン
モータの回転を速度および位相で制御してヘッドのトレ
ース位相を制御する。この結果、ヘッドは、トラックの
中央を正確にトレースするようになる。
【0020】このように、上記のトラッキング装置は、
正しく検波された再生FM信号の包絡線を用いてトラッ
キングを行うようになっている。それゆえ、検波回路お
よび最低値検出回路により得られた検波電圧が最大値と
なった状態でトラッキング位相がトラックの中央に一致
するようになる。したがって、このトラッキング装置に
よれば、複雑な数値処理を行うことなく簡単かつ正確に
トラッキングを行うことが可能になる。
正しく検波された再生FM信号の包絡線を用いてトラッ
キングを行うようになっている。それゆえ、検波回路お
よび最低値検出回路により得られた検波電圧が最大値と
なった状態でトラッキング位相がトラックの中央に一致
するようになる。したがって、このトラッキング装置に
よれば、複雑な数値処理を行うことなく簡単かつ正確に
トラッキングを行うことが可能になる。
【0021】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図4
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0022】本実施例に係る磁気テープ装置は、図2に
示すように、再生系において、ヘッドとしての再生ヘッ
ド1と、ヘッドアンプ2と、輝度信号処理部3と、底部
電圧検出回路4とを備えている。
示すように、再生系において、ヘッドとしての再生ヘッ
ド1と、ヘッドアンプ2と、輝度信号処理部3と、底部
電圧検出回路4とを備えている。
【0023】ヘッドアンプ2は、前置増幅器5およびエ
ンベロープ検波回路6を有している。前置増幅器5は、
再生ヘッド1によりテープ7から得られた微弱な再生F
M信号を、後段の回路での処理に必要なレベルにまで増
幅する回路である。また、前置増幅器5は、再生FM信
号の周波数特性を低域から高域にわたって平坦に補正す
るようになっている。検波回路としてのエンベロープ検
波回路6は、前置増幅器5から出力された再生FM信号
の包絡線を検波する回路である。
ンベロープ検波回路6を有している。前置増幅器5は、
再生ヘッド1によりテープ7から得られた微弱な再生F
M信号を、後段の回路での処理に必要なレベルにまで増
幅する回路である。また、前置増幅器5は、再生FM信
号の周波数特性を低域から高域にわたって平坦に補正す
るようになっている。検波回路としてのエンベロープ検
波回路6は、前置増幅器5から出力された再生FM信号
の包絡線を検波する回路である。
【0024】輝度信号処理部3は、前置増幅器5から出
力された再生FM信号の復調を行う回路である。また、
輝度信号処理部3は、他にドロップアウトの補償やノイ
ズ除去等の処理を施してビデオ信号を再生するようにな
っている。
力された再生FM信号の復調を行う回路である。また、
輝度信号処理部3は、他にドロップアウトの補償やノイ
ズ除去等の処理を施してビデオ信号を再生するようにな
っている。
【0025】最低値検出回路としての底部電圧検出回路
4は、エンベロープ検波回路6から出力された検波電圧
で最も低いレベルの平坦な底部の電圧を検出する回路で
ある。この底部電圧検出回路4は、後述するように、再
生FM信号にリプルが重畳している場合、検波電圧にお
ける底部電圧より高いリプル成分を除去することによ
り、底部電圧を検出するようになっている。
4は、エンベロープ検波回路6から出力された検波電圧
で最も低いレベルの平坦な底部の電圧を検出する回路で
ある。この底部電圧検出回路4は、後述するように、再
生FM信号にリプルが重畳している場合、検波電圧にお
ける底部電圧より高いリプル成分を除去することによ
り、底部電圧を検出するようになっている。
【0026】ここで、上記のエンベロープ検波回路6お
よび底部電圧検出回路4について詳細に説明する。
よび底部電圧検出回路4について詳細に説明する。
【0027】図1に示すように、エンベロープ検波回路
6は、ダイオードD1 と、コンデンサC1 とを有してい
る。ダイオードD1 は、カソードがコンデンサC1 を介
して接地ラインに接続されている。このエンベロープ検
波回路6は、ダイオードD1の整流と、コンデンサC1
の充放電とによって、ダイオードD1 のアノードから入
力される再生FM信号の包絡線を検波するようになって
いる。
6は、ダイオードD1 と、コンデンサC1 とを有してい
る。ダイオードD1 は、カソードがコンデンサC1 を介
して接地ラインに接続されている。このエンベロープ検
波回路6は、ダイオードD1の整流と、コンデンサC1
の充放電とによって、ダイオードD1 のアノードから入
力される再生FM信号の包絡線を検波するようになって
いる。
【0028】底部電圧検出回路4は、ダイオードD
2 と、抵抗R1 ・R2 と、コンデンサC2 とを有してい
る。ダイオードD2 のカソードは、上記のダイオードD
1 のカソードに接続されている。また、ダイオードD2
のアノードは、抵抗R2 を介して+B〔V〕の電源ライ
ンに接続されるとともに、コンデンサC2 を介して接地
ラインに接続されている。
2 と、抵抗R1 ・R2 と、コンデンサC2 とを有してい
る。ダイオードD2 のカソードは、上記のダイオードD
1 のカソードに接続されている。また、ダイオードD2
のアノードは、抵抗R2 を介して+B〔V〕の電源ライ
ンに接続されるとともに、コンデンサC2 を介して接地
ラインに接続されている。
【0029】上記のように構成される底部電圧検出回路
4は、抵抗R2 とコンデンサC2 とによって決まる時定
数を次のように設定することで、リプル成分を除去する
ようになっている。第1に、抵抗R2 の抵抗値を抵抗R
1 の抵抗値に対して十分大きい値とする。第2に、抵抗
R2 を通じて行われるコンデンサC2 の電源ラインから
の充電の時定数を極めて大きくする。第3に、ダイオー
ドD2 および抵抗R1を通じて行われるコンデンサC2
の接地ラインへの放電の時定数を比較的小さくする。
4は、抵抗R2 とコンデンサC2 とによって決まる時定
数を次のように設定することで、リプル成分を除去する
ようになっている。第1に、抵抗R2 の抵抗値を抵抗R
1 の抵抗値に対して十分大きい値とする。第2に、抵抗
R2 を通じて行われるコンデンサC2 の電源ラインから
の充電の時定数を極めて大きくする。第3に、ダイオー
ドD2 および抵抗R1を通じて行われるコンデンサC2
の接地ラインへの放電の時定数を比較的小さくする。
【0030】上記のように構成される磁気テープ装置に
おける再生系の動作を説明する。
おける再生系の動作を説明する。
【0031】再生ヘッド1からの再生FM信号は、図3
の(a)示すように、一定振幅のFM変調信号を基本成
分としているが、クロストーク等により比較的低い周波
数で変化するリプルが重畳されることがある。このよう
なリプルを含んだ再生FM信号は、ヘッドアンプ2にお
ける前置増幅器5で増幅され、輝度信号処理部3で復調
等の処理が施される。また、前置増幅器5で増幅された
再生FM信号は、エンベロープ検波回路6で検波され
る。この結果、ダイオードD1 のカソード側の点Pに
は、同図の(b)に示すようなリプル成分を含んだ検波
電圧が現れる。
の(a)示すように、一定振幅のFM変調信号を基本成
分としているが、クロストーク等により比較的低い周波
数で変化するリプルが重畳されることがある。このよう
なリプルを含んだ再生FM信号は、ヘッドアンプ2にお
ける前置増幅器5で増幅され、輝度信号処理部3で復調
等の処理が施される。また、前置増幅器5で増幅された
再生FM信号は、エンベロープ検波回路6で検波され
る。この結果、ダイオードD1 のカソード側の点Pに
は、同図の(b)に示すようなリプル成分を含んだ検波
電圧が現れる。
【0032】底部電圧検出回路4においては、コンデン
サC2 が充電されるが、点Pに検波電圧の底部の電圧が
現れている間は、ダイオードD2 のアノード側の点Qの
電圧が点Pの電圧と平衡して充電が行われない。次い
で、リプル部の電圧が点Pに現れている間は、点Pの電
圧が上昇している期間にコンデンサC2 が充電される。
このとき、充電の時定数が前記のように設定されている
ので充電に時間がかかり、点Qの電圧が図4に拡大して
実線にて示すように徐々に上昇する。このため、点Pの
電圧が低下したときには、充電が十分なされないまま、
コンデンサC2 が速やかに放電することになる。
サC2 が充電されるが、点Pに検波電圧の底部の電圧が
現れている間は、ダイオードD2 のアノード側の点Qの
電圧が点Pの電圧と平衡して充電が行われない。次い
で、リプル部の電圧が点Pに現れている間は、点Pの電
圧が上昇している期間にコンデンサC2 が充電される。
このとき、充電の時定数が前記のように設定されている
ので充電に時間がかかり、点Qの電圧が図4に拡大して
実線にて示すように徐々に上昇する。このため、点Pの
電圧が低下したときには、充電が十分なされないまま、
コンデンサC2 が速やかに放電することになる。
【0033】これにより、点Qには、図3の(c)に示
すようなFM検波電圧が得られる。このFM検波電圧
は、同図に破線で示すリプル成分がほとんどない電圧と
なり、ほぼ底部の電圧となる。仮に、コンデンサC2 の
充電の時定数が前記の設定より小さい場合、充電速度が
早くなるため、図4に二点鎖線で示すようにリプル部で
比較的大きい電圧上昇が見られる。また、再生FM信号
にリプルが重畳していない場合は、勿論、本来の再生F
M信号が検波される。
すようなFM検波電圧が得られる。このFM検波電圧
は、同図に破線で示すリプル成分がほとんどない電圧と
なり、ほぼ底部の電圧となる。仮に、コンデンサC2 の
充電の時定数が前記の設定より小さい場合、充電速度が
早くなるため、図4に二点鎖線で示すようにリプル部で
比較的大きい電圧上昇が見られる。また、再生FM信号
にリプルが重畳していない場合は、勿論、本来の再生F
M信号が検波される。
【0034】以上述べたように、本実施例の磁気テープ
装置では、コンデンサC2 の充放電により、リプル成分
を除いて再生FM信号を検波するようになっている。こ
れにより、クロストークの影響を受けない本来の再生F
M信号の検波を行うことができるようになる。
装置では、コンデンサC2 の充放電により、リプル成分
を除いて再生FM信号を検波するようになっている。こ
れにより、クロストークの影響を受けない本来の再生F
M信号の検波を行うことができるようになる。
【0035】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
本実施例における構成要素で前記の実施例1の構成要素
と同等の機能を有するものについては、同様の符号を付
記してその説明を省略する。
図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
本実施例における構成要素で前記の実施例1の構成要素
と同等の機能を有するものについては、同様の符号を付
記してその説明を省略する。
【0036】本実施例に係る磁気テープ装置のトラッキ
ング自動制御システムは、図5に示すように、再生ヘッ
ド1と、ヘッドアンプ2と、底部電圧検出回路4と、電
圧値認識/演算処理部8と、トラッキングサーボ制御部
9と、キャプスタンモータ駆動回路10とを備えてい
る。
ング自動制御システムは、図5に示すように、再生ヘッ
ド1と、ヘッドアンプ2と、底部電圧検出回路4と、電
圧値認識/演算処理部8と、トラッキングサーボ制御部
9と、キャプスタンモータ駆動回路10とを備えてい
る。
【0037】電圧値認識/演算処理回路8は、底部電圧
検出回路4により得られたFM検波電圧の値に基づい
て、最適なトラッキング位置を求める回路である。この
電圧値認識/演算処理回路8は、具体的には、上記のF
M検波電圧と、テープ上のトラックにおける再生ヘッド
1のトレース位相(以降、トラッキング位相と称する)
との相対的な関係を認識(あるいは記憶)するととも
に、その関係に基づいて演算処理を行ってトラッキング
位相を求めるようになっている。
検出回路4により得られたFM検波電圧の値に基づい
て、最適なトラッキング位置を求める回路である。この
電圧値認識/演算処理回路8は、具体的には、上記のF
M検波電圧と、テープ上のトラックにおける再生ヘッド
1のトレース位相(以降、トラッキング位相と称する)
との相対的な関係を認識(あるいは記憶)するととも
に、その関係に基づいて演算処理を行ってトラッキング
位相を求めるようになっている。
【0038】位相制御部としてのトラッキングサーボ制
御部9は、キャプスタンモータ駆動回路10にサーボ制
御信号を与えて、図示しないキャプスタンモータの回転
の速度および位相を変化させる回路である。このトラッ
キングサーボ制御部9は、電圧値認識/演算処理回路8
により得られた演算結果に基づいて、トラッキング位相
が最適位置となるようにサーボ制御信号を発生するよう
になっている。
御部9は、キャプスタンモータ駆動回路10にサーボ制
御信号を与えて、図示しないキャプスタンモータの回転
の速度および位相を変化させる回路である。このトラッ
キングサーボ制御部9は、電圧値認識/演算処理回路8
により得られた演算結果に基づいて、トラッキング位相
が最適位置となるようにサーボ制御信号を発生するよう
になっている。
【0039】上記のように構成される磁気テープ装置に
おけるトラッキングの動作について説明する。
おけるトラッキングの動作について説明する。
【0040】トラッキング動作が開始すると、トラッキ
ングサーボ制御部9の制御により、再生ヘッド1がテー
プ7においてトラックの幅方向に駆動される。このと
き、底部電圧検出回路4からのFM検波電圧が所定の値
に達すると、その値とその値に対応するトラッキング位
相とが電圧値認識/演算処理回路8に認識される。次い
で、逆の方向に再生ヘッド1が駆動される。この間、再
生ヘッド1は、トラックを横切るように駆動され、その
とき得られるFM検波電圧は、山形を描くように変化す
る。
ングサーボ制御部9の制御により、再生ヘッド1がテー
プ7においてトラックの幅方向に駆動される。このと
き、底部電圧検出回路4からのFM検波電圧が所定の値
に達すると、その値とその値に対応するトラッキング位
相とが電圧値認識/演算処理回路8に認識される。次い
で、逆の方向に再生ヘッド1が駆動される。この間、再
生ヘッド1は、トラックを横切るように駆動され、その
とき得られるFM検波電圧は、山形を描くように変化す
る。
【0041】さらに、再度FM検波電圧が所定の値に達
したとき、このトラッキング位相と上記のトラッキング
位相の中央の位相が、FM検波電圧の最大値を与えるこ
とになる。したがって、電圧値認識/演算処理回路8に
より、上記の両トラッキング位相を用いて演算処理が行
われ、最適なトラッキング位相が求められる。そして、
そのトラッキング位相に基づいてトラッキングサーボ制
御部9の制御によりテープ7の送り速度が制御される。
これにより、再生ヘッド1のトラッキング位相が最適の
トラッキング位相に合わせ込まれ、トラッキングが終了
する。
したとき、このトラッキング位相と上記のトラッキング
位相の中央の位相が、FM検波電圧の最大値を与えるこ
とになる。したがって、電圧値認識/演算処理回路8に
より、上記の両トラッキング位相を用いて演算処理が行
われ、最適なトラッキング位相が求められる。そして、
そのトラッキング位相に基づいてトラッキングサーボ制
御部9の制御によりテープ7の送り速度が制御される。
これにより、再生ヘッド1のトラッキング位相が最適の
トラッキング位相に合わせ込まれ、トラッキングが終了
する。
【0042】以上述べたように、本実施例の磁気テープ
装置では、底部電圧検出回路4により得られたFM検波
電圧に基づいて、トラッキングを行うようになってい
る。また、上記のFM検波電圧は、再生FM信号の本来
のエンベロープの絶対値をほぼ正確に検出したものであ
る。それゆえ、このFM検波電圧をトラッキングに用い
ることにより、従来のようにリプルによる影響を解消す
るために意図的な位相シフトを行う必要がなくなる。
装置では、底部電圧検出回路4により得られたFM検波
電圧に基づいて、トラッキングを行うようになってい
る。また、上記のFM検波電圧は、再生FM信号の本来
のエンベロープの絶対値をほぼ正確に検出したものであ
る。それゆえ、このFM検波電圧をトラッキングに用い
ることにより、従来のようにリプルによる影響を解消す
るために意図的な位相シフトを行う必要がなくなる。
【0043】
【発明の効果】本発明の磁気テープ装置における信号処
理回路は、以上のように、再生FM信号の包絡線を検波
する検波回路と、この検波回路が出力した検波電圧の最
低値を検出する最低値検出回路とを備えている構成であ
る。
理回路は、以上のように、再生FM信号の包絡線を検波
する検波回路と、この検波回路が出力した検波電圧の最
低値を検出する最低値検出回路とを備えている構成であ
る。
【0044】これにより得られる検波電圧の最低値は本
来の再生FM信号の包絡線となる直流電圧である。した
がって、本発明の信号処理回路を採用すれば、再生FM
信号にリプルが含まれていても、本来の再生FM信号の
包絡線を正確に検出することができるという効果を奏す
る。
来の再生FM信号の包絡線となる直流電圧である。した
がって、本発明の信号処理回路を採用すれば、再生FM
信号にリプルが含まれていても、本来の再生FM信号の
包絡線を正確に検出することができるという効果を奏す
る。
【0045】本発明の磁気テープ装置におけるトラッキ
ング装置は、以上のように、再生FM信号の包絡線を検
波する検波回路と、この検波回路が出力した検波電圧の
最低値を検出する最低値検出回路と、この最低値検出回
路が出力した検波電圧が最大となるようにヘッドのトレ
ース位相を制御する位相制御部とを備えている構成であ
る。
ング装置は、以上のように、再生FM信号の包絡線を検
波する検波回路と、この検波回路が出力した検波電圧の
最低値を検出する最低値検出回路と、この最低値検出回
路が出力した検波電圧が最大となるようにヘッドのトレ
ース位相を制御する位相制御部とを備えている構成であ
る。
【0046】このように、検波回路および最低値検出回
路により正しく検波された再生FM信号の包絡線を用い
てトラッキングが行われる。これにより、その検波電圧
が最大値となった状態でヘッドのトレース位相がトラッ
クの中央に一致するようになる。したがって、本発明の
トラッキング装置を採用すれば、複雑な数値処理を行う
ことなく簡単かつ正確にトラッキングを行うことできる
という効果を奏する。
路により正しく検波された再生FM信号の包絡線を用い
てトラッキングが行われる。これにより、その検波電圧
が最大値となった状態でヘッドのトレース位相がトラッ
クの中央に一致するようになる。したがって、本発明の
トラッキング装置を採用すれば、複雑な数値処理を行う
ことなく簡単かつ正確にトラッキングを行うことできる
という効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例に係る磁気テープ装置の再生
系におけるエンベロープ検波回路および底部電圧検出回
路を示す回路図である。
系におけるエンベロープ検波回路および底部電圧検出回
路を示す回路図である。
【図2】上記の磁気テープ装置の再生系の概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】図1のエンベロープ検波回路および底部電圧検
出回路の各部の動作を示す波形図である。
出回路の各部の動作を示す波形図である。
【図4】FM検波電圧のリプル部に対応する箇所を拡大
して示した波形図である。
して示した波形図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る磁気テープ装置にお
けるトラッキング自動制御システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
けるトラッキング自動制御システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図6】従来の磁気テープ装置の再生系の概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】上記の再生系におけるエンベロープ検波回路お
よび積分回路を示す回路図である。
よび積分回路を示す回路図である。
【図8】再生FM信号にリプルが含まれていない場合の
エンベロープ検波回路および積分回路の動作を示す波形
図である。
エンベロープ検波回路および積分回路の動作を示す波形
図である。
【図9】トラッキングにおけるリプルを含まない再生F
M信号およびその再生FM信号を検波した検波電圧を示
す波形図である。
M信号およびその再生FM信号を検波した検波電圧を示
す波形図である。
【図10】再生FM信号にリプルが含まれている場合の
エンベロープ検波回路および積分回路の動作を示す波形
図である。
エンベロープ検波回路および積分回路の動作を示す波形
図である。
【図11】トラッキングにおけるリプルを含んだ再生F
M信号およびその再生FM信号を検波した検波電圧を示
す波形図である。
M信号およびその再生FM信号を検波した検波電圧を示
す波形図である。
1 再生ヘッド(ヘッド) 4 底部電圧検出回路(最低値検出回路) 5 エンベロープ検波回路(検波回路) 8 電圧値認識/演算処理回路 9 トラッキングサーボ制御部(位相制御部)
Claims (2)
- 【請求項1】再生FM信号の包絡線を検波する検波回路
と、この検波回路が出力した検波電圧の最低値を検出す
る最低値検出回路とを備えていることを特徴とする磁気
テープ装置における信号処理回路。 - 【請求項2】再生FM信号の包絡線を検波する検波回路
と、この検波回路が出力した検波電圧の最低値を検出す
る最低値検出回路と、この最低値検出回路が出力した検
波電圧が最大となるように再生ヘッドのトレース位相を
制御する位相制御部とを備えていることを特徴とする磁
気テープ装置におけるトラッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5056038A JPH06267155A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 磁気テープ装置における信号処理回路およびトラッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5056038A JPH06267155A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 磁気テープ装置における信号処理回路およびトラッキング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06267155A true JPH06267155A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13015918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5056038A Pending JPH06267155A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 磁気テープ装置における信号処理回路およびトラッキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06267155A (ja) |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5056038A patent/JPH06267155A/ja active Pending
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