JPH06266850A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06266850A
JPH06266850A JP5081265A JP8126593A JPH06266850A JP H06266850 A JPH06266850 A JP H06266850A JP 5081265 A JP5081265 A JP 5081265A JP 8126593 A JP8126593 A JP 8126593A JP H06266850 A JPH06266850 A JP H06266850A
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JP
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polygon
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memory
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data
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Application number
JP5081265A
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English (en)
Inventor
Naohito Shiraishi
尚人 白石
Tatsuya Fujii
達也 藤井
Masanobu Fukushima
正展 福島
Tatsuya Nakajima
達也 中島
Yasuhiro Izawa
康浩 井澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、高速動作が可能で且つポリゴン
に隠されたオブジェクトの当たり判定処理を行える画像
処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 この発明は、端点メモリからの2端点情報の
所定アドレスに基いて、各水平走査線と交差するポリゴ
ンの外形のアドレス情報を算出する幾何変換回路2と、
優先度の高い順に2辺間アドレスを取り込み、各ポリゴ
ンの外形の2辺間アドレスに基づいて可視ポリゴンか非
可視ポリゴンかを判定する隠面処理装置6と、外形アド
レス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対応してポ
リゴン内部情報を演算する表示処理装置10と、画像情
報を表示するCRT12と、隠面処理装置6にて可視ポ
リゴンと判定されたポリゴンのオブジェクト番号を記憶
するメモリ7と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像処理装置、特に
ポリゴンの画像情報に基き画像信号をリアルタイムに出
力することができる。ワークステーション、ゲーム機器
等の3次元コンピュータグラフィックスにおける画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置は、外部から供給される画
像情報に基づき、CRT表示用各種画像信号を合成出力
するものであり、単に2次元的な平面画像ばかりでな
く、立体の2次元画像、即ち、疑似3次元画像信号を合
成出力することができることから、例えば3次元画像用
のゲーム機器、コンピュータグラフィックス等幅広く用
いられる。
【0003】従来、この種画像処理装置としては、ビッ
ト・マップ・ディスプレイ(グラフィックスディスプレ
イ)の手法を用いており、このためCRT画面の全ピク
セルに1対1に対応する記憶エリアを有するビットマッ
プメモリが設けられる。このメモリの各記憶エリアに、
一画面に表示する全ピクセル情報が書き込まれ、例えば
コンピュータグラフィックス等において任意の図形を表
示する場合には、画面上にポリゴンの輪郭を描きその内
部をメモリに書き込まれた指定色で塗り潰していくとい
う作業が行なわれている。そのため、ポリゴン数が増え
ると、大容量のメモリを必要とすると共にリアルタイム
の処理ができないという問題がある。
【0004】特開昭62−231379号公報(国際特
許分類G06F 15/62)には、供給される図形の
輪郭線情報に基づき、画像信号リアルタイムで合成出力
することが可能な画像合成装置が開示されている。この
画像合成装置は、CRT表示用の図形の輪郭線が各水平
走査線と交差する左右輪郭点ペアと、この図形の付随デ
ータと、から成る輪郭点情報が、各水平走査線に対応し
て設けられた水平走査記憶エリア内にその優先度を伴い
順次書込み記憶される輪郭点情報記憶手段と、水平走査
信号に同期して、その垂直走査位置に対応する水平走査
記憶エリアから各輪郭情報に含まれる付随データを読出
し、読出された付随データをその優先度に従って各アド
レスに書込み記憶するインデックスメモリと、水平走査
信号に同期して、その垂直走査位置と対応する水平走査
記憶エリアから各輪郭情報に含まれる輪郭点ペアを順次
読出し、水平走査が各輪郭点ペアの指定する領域内で行
われている場合に、対応する付随データの読出しアドレ
スをその優先度に基づきインデックスメモリへ出力する
読出しアドレス発生手段と、を含み、供給される図形の
輪郭点情報に基づき、CRT表示用の画像信号をリアル
タイムで合成出力するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した画像
合成装置では、フィールドプロセッサからフレームメモ
リ間において、ポリゴンの隠面処理装置を備えていない
ため、フレームメモリ書き込み時にどのポリゴンが表示
されるポリゴンであるかの判断は不可能である。
【0006】またラインプロセッサにおいても、CPU
に対して表示されるオブジェクトを通知する手段を持っ
ていないため、3次元シューティングゲームなどにおい
て、ポリゴンに隠された物体(オブジェクト)を撃墜
(当たり判定)させたりする処理を実現することができ
ないという問題があった。
【0007】この発明は、上述した問題点を解消し、高
速動作が可能で且つポリゴンに隠されたオブジェクトの
当たり判定処理を行える画像処理装置を提供することを
その課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリゴンを
構成するX,Yの2端点情報及び各ポリゴンの優先度を
示すデータを格納した端点メモリと、上記端点メモリか
らの2端点情報の所定アドレスに基いて、各水平走査線
と交差するポリゴンの外形のアドレス情報を算出する手
段と、この処理手段にて算出された対向する2辺間アド
レスを優先度を伴い記憶する記憶手段、この記憶手段よ
り優先度の高い順に2辺間アドレスを取り込み、各ポリ
ゴンの外形の2辺間アドレスに基づいて可視ポリゴンか
非可視ポリゴンかを判定する隠面処理手段と、前記外形
アドレス情報に基いて演算し、ポリゴンの外形に対応し
てポリゴン内部情報を演算する表示処理手段と、画像情
報を表示する表示手段と、前記隠面処理手段にて可視ポ
リゴンと判定されたポリゴンのオブジェクト番号を記憶
する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明は、オブジェクト番号を記憶する手段
をCPUがアクセスすることにより、ポリゴンに隠され
たオブジェクトの当たり判定処理を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は、この発明を用いた疑似3次元画像
処理装置の全体構成を示すブロック図であり、この装置
は例えば、3次元シューティングゲームなどのゲーム用
機器に用いて好適な1例が示されている。この図1は隠
面処理装置に表示されるオブジェクトの番号を知らせる
機能を持たせたものである。図1に従いこの発明の全体
構成について説明する。
【0012】この実施例においては、各種条件のシミュ
レーション画像は複数のポリゴン情報として、ポリゴン
端点メモリ1にX,Y,Z座標値として与えられる。
【0013】CPUはあらゆる立体物(オブジェクト)
を複数のポリゴンの集合体として表現し、このポリゴン
の各端点を示す端点情報を読み出し、ハンドルアクセス
等で構成された操作部(図示しない)の操作内容に基づ
いて変換された電気信号に従いこの状況に応じた状況デ
ータを演算し、幾何変換装置2にデータを与える。
【0014】幾何変換装置2は、CPUからの命令に従
い各種ポリゴンデータを参照しながら、ポリゴン端点メ
モリ1からデータを読み出し、ポリゴンの端点の値を視
線方向に回転する視野変換、透視投影変換により各ポリ
ゴンの端点座標を幾何変換し、そのX,Yの2次元座標
(SX,SY)をスクリーンメモリ3に与える。また、
ポリゴン中心の視野変換された代表値即ち、そのポリゴ
ンの視点からの距離の代表値(Z値)を決定し、そのデ
ータを小さい順にソートしてソートメモリ4に与える。
【0015】描画処理装置5はスクリーン画面のY方向
に分割された処理領域に含まれるポリゴンに対してスク
リーンメモリ4よりX、Y座標を読み出して、ポリゴン
の最もY値の小さい点より最もY値の大きい点まで、ス
キャンラインと交差する左辺X座標値、右辺X座標値を
求め、その値を隠面処理装置6に与える。隠面処理装置
6は、描画処理装置5より受け取った左辺X座標値、右
辺X座標値からそのライン上でそのポリゴンが表示され
るか否か判断し、表示されるポリゴンであれば、フレー
ムメモリ8にそのポリゴンの左辺X座標値、右辺X座標
値を書き込む。
【0016】更に、この隠面処理装置は、そのオブジェ
クト番号のアドレスの表示オブジェクトフラグメモリ7
に表示されたことを示すフラグを書き込む。CPUはこ
の表示オブジェクトフラグメモリ7をアクセスすること
により、そのオブジェクトが表示されているか否か知る
ことができる。
【0017】又、隠面処理装置6からは、ポリゴンカウ
ント(PCNT)メモリ9に、スキャンライン上のポリ
ゴン数を計数するためのデータを送る。
【0018】表示処理装置10はフレームメモリ8から
スキャンライン上のポリゴンの左辺X値、右辺X値等を
読み出して、ドットクロックに同期してポリゴンの色情
報又は、ルックアップテーブル(LUT)アドレスを出
力し、このデータに基きCRT12上でポリゴンが表示
される。
【0019】次に、この発明の隠面処理処理装置6の具
体例につき図2に従い説明する。
【0020】描画処理装置5より与えられたポリゴンエ
ッジペアの左辺のX値(XL)、右辺のX値(XR)が
レジスタ61、62に格納される。XLレジスタ61に
はX始点すなわち、左辺のX値(XS)が、XRレジス
タ62にはX終点、すなわち、右辺のX値(XE)が格
納される。
【0021】XLレジスタ61およびXRレジスタ62
から夫々ポリゴン交点ペアのX始点、X終点データがド
ット化回路66に与えられる。このドット化回路66は
レジスタ41、42からX始点(XL)、X終点(X
R)を受け取り、ドット化したデータをコンパレータ6
7に与える。このドット化は、1ドット化から複数ドッ
ト化など種々対応できる。求めるドット数を増せば増や
すほどフラグRAM70の容量を小さくすることができ
るが、可視/非可視面処理の精度は落ちて行く。
【0022】ドット化回路66からのドットデータは、
フラグRAM70のデータとコンパレータ67で比較さ
れる。すなわち、コンパレータ67はドット化回路66
からのドットデータとフラグRAM70に格納されてい
るいままでに表示されたポリゴンのドットデータを比較
し、そのポリゴンが表示されるポリゴンかを判断し、そ
の結果をコントローラ71に与えている。そして、表示
される場合には、フラグRAM70にドット化回路66
のドットデータの論理和(オア)したドットデータを書
き込む。
【0023】ドット化回路66からのデータ及びフラグ
RAM70からのデータはコンパレータ67の内部ラッ
チ回路に格納され、フラグRAM70のデータの反転し
たものとドット化回路66の出力をアンドしたものとフ
ラグRAM70とドット化回路66の出力したものをオ
ア出力する。出力が1つでも”1”の場合、そのポリゴ
ン交点ペアは1ドット以上表示されるので、表示するよ
うにコントローラ71に信号を送る。1つも”1”がな
い場合には、表示しないようにコントローラ71に信号
を送る。コントローラ71は可視ポリゴンのみフレーム
メモリ75にデータを書き込むようにフレームメモリ5
0にWE信号を送る。
【0024】コントローラ71よりWE信号が入力され
ると、フレームメモリ15はレジスタ63に格納されて
いるYスキャンライン番号に基づきアドレス生成回路7
3にて生成されたアドレス番号のところに、メモリイン
タフェース72を介して、X始点(XL)、X終点(X
R)及びレジスタ65に格納されているカラー情報デー
タ、輝度データなどの付属データを格納する。
【0025】さらに、コントローラ71は可視ポリゴン
の場合には、そのポリゴンのオブジェクト番号のアドレ
スの表示オブジェクトフラグメモリ78に表示されたこ
とを示すフラグを書き込む。このため、レジスタ64に
格納されたオブジェクト番号がメモリインタフェース7
6を介して、アドレス生成回路77にて作成されたアド
レス番地に書き込まれる。この表示オブジェクトフラグ
メモリ78は図8に示すようにフォーマットされてお
り、表示されるオブジェクトの番号を格納する。
【0026】また、XSレジスタ61及びXEレジスタ
62よりデータが読み出される度にポリゴンカウンタメ
モリ69が書き込み状態にされ、インクリメンタ68に
より、データが1つずつ書き込まれる。
【0027】次に、この隠面処理装置6の動作を図3を
参照して更に説明する。動作を開始すると、まず、ステ
ップS1にて、フレームメモリ8への処理が終了したか
否か判断される。動作が開始した時点では、処理は終了
していないので、ステップS2へ進む。
【0028】ステップS2において、描画処理装置5に
ポリゴンエッジペアの左辺のX値(XL)、右辺のX値
(XR)及びオブジェクト番号が与えられ、ステップS
3に進む。
【0029】ステップS3にて、ポリゴン交点ペアのX
始点、X終点データがドット化回路66に送り、ドット
化回路66でドット化し、そのデータをコンパレータ6
7に送り、ステップS4に進む。
【0030】ステップS4にて、ドット化回路66から
のドットデータと、フラグRAM70のデータとコンパ
レータ67で比較し、ステップS5にて、表示されるポ
リゴンか否か判断される。表示されるポリゴンの場合に
は、ステップS6に進み、表示されないポリゴンの場合
には、ステップS1に戻り上述の動作を繰り返す。
【0031】表示される場合には、ステップS6にてフ
ラグRAM70にドット化回路66のドットデータの論
理和(オア)したドットデータを書き込み、ステップS
7に進む。
【0032】ステップS7において、スキャンラインポ
リゴンカウントメモリ69をカウントアップし、ステッ
プS8に進む。ステップS8では、可視ポリゴンのX
S,XEをフレームメモリ75に書き込み、ステップS
9に進む。
【0033】ステップS9において、PCNTメモリ9
にスキャンラインポリゴンカウントメモリ69の値を書
き込み、ステップS10へ進む。
【0034】ステップS10において、表示オブジェク
トメモリ7をカウントアップし、オブジェクト番号をオ
ブジェクトメモリ7に書き込み、ステップS1に戻る。
【0035】ステップS1において、処理が終了したと
判断されると、ステップS11へ進みフラグRAMを初
期化し処理を終了する。
【0036】この発明の第2の実施例につき、図4ない
し図10に従い説明する。この第2実施例は、表示処理
装置10に表示される表示オブジェクトの番号をCPU
に知らせる機能を持たせたものである。表示オブジェク
トフラグメモリを設ける箇所が相違する以外は第1実施
例と構成を同じにするので、説明の重複を避けるため
に、同一箇所には同一符号を付し説明を省略する。
【0037】第1実施例が、隠面処理装置6に表示オブ
ジェクトフラグメモリ7を設けていたのに対し、この第
2実施例では、表示処理装置10に表示オブジェクトフ
ラグメモリ11を設けているために、第2実施例におい
ては、表示処理回路10に入力されるオブジェクト番号
によりオブジェクト番号をフラグ化するオブジェクトフ
ラグ化回路80を備え、この回路でフラグ化したものを
表示オブジェクトフラグメモリ11に書き込んでいる。
【0038】オブジェクトフラグ化回路80の構成につ
き図6を参照して説明する。オブジェクト番号はレジス
タ81に格納され、オブジェクト番号がドット化ROM
82に与えられる。ドット化ROM82は図8に示すよ
うな内容が記憶されており、オブジェクト番号をフラグ
化する。このドット化ROM83でドット化されたドッ
トデータはレジスタ83に格納される。このレジスタ8
3はオア回路84の一入力として与えられ、オア回路8
4の他入力としては今までにドット化されたフラグ番号
を格納するレジスタ85の出力が与えられる。すなわ
ち、今ドット化されたフラグ番号と今までにドット化さ
れたフラグ番号のオアがとられ、この値がメモリインタ
ーフェース86を介して表示オブジェクトフラグメモリ
11に与えられる。このようにして、図9に示すよう
に、オブジェクト番号のドット化が行われ、この値がて
表示オブジェクトフラグメモリ11に書き込まれる。
【0039】図10は第2実施例の動作を示すフローチ
ャートである。このフローチャートは第1実施例の動作
を示す図3のフローチャートとほぼ同一であるので、こ
こでは簡単に説明する。
【0040】動作を開始すると、まず、フレームメモリ
8への処理が終了したか否か判断され、続いて、ポリゴ
ンエッジペアの左辺のX値(XL)、右辺のX値(X
R)及びオブジェクト番号が与えられ(ステップS2
1,22)、ステップS23に進む。
【0041】ステップS23にて、ポリゴン交点ペアの
X始点、X終点データをドット化回路に送り、ドット化
回路でドット化し、そのデータをコンパレータで比較す
る(ステップS23,24)。
【0042】表示されるポリゴンか否か判断され(ステ
ップS25)、表示されるポリゴンの場合には、ステッ
プS26に進み、表示されないポリゴンの場合には、ス
テップS21に戻り上述の動作を繰り返す。
【0043】表示される場合には、フラグRAM70に
ドット化回路66のドットデータの論理和(オア)した
ドットデータを書き込み、スキャンラインポリゴンカウ
ントメモリをカウントアップした後、可視ポリゴンのX
S,XEをフレームメモリに書き込み(ステップS26
〜S28)、ステップS29に進む。
【0044】ステップS29において、PCNTメモリ
9にスキャンラインポリゴンカウントメモリ69の値を
書き込み、ステップS30へ進む。
【0045】ステップS30において、オブジェクト番
号をフラグ化し、オブジェクトメモリ11に書き込み、
ステップS21に戻る。
【0046】ステップS21において、処理が終了した
と判断されると、ステップS31へ進みフラグRAMを
初期化し処理を終了する。
【0047】この実施例においては、水平走査線に同期
して、その垂直位置を示すYアドレスごとに、可視ポリ
ゴンの外形とそれに基づいて変形された基本パターンの
外形のアドレス情報、カラー情報又は陰影情報がフレー
ムメモリ8に格納される。
【0048】表示処理装置10は、対向する2辺間のX
Yアドレスをフレームメモリ8より読み出し、この読み
出したアドレス情報に基づいて、ポリゴン内部の各ビッ
トパターンのアドレスを内部パターンアドレスとして算
出する。即ち、この実施例においては、水平走査信号に
同期して、その垂直位置としてのYアドレスに対応する
ポリゴンの外形を示す2点のXの始点(XS)とXの終
点(XE)と基本パターンを変形したマッピングアドレ
ス(IL,IY)変形したカラー情報データ(R,G,
B)又は変形した陰影情報データをフレームメモリ8か
ら読み出す。
【0049】フレームメモリ8より読み出されたXアド
レスの始点及び終点アドレスからX方向の距離(DX
Y)を算出する。このDXYを用いて、基本パターン又
は陰影情報をポリゴンの形に合わせて変形させるため
に、フレームメモリ8より読み出された基本パターンの
端点マッピングアドレス、カラー情報データ又は陰影情
報データからポリゴンに対応する内部パターンデータを
デジタル微分解析(DDA)により算出する。
【0050】このDXYを用いて、ポリゴンの内部パタ
ーンデータを求めるために、Yアドレス毎の終点から始
点までのデータをデジタル微分解析(DDA)により求
める。
【0051】そして、CRT12に表示するべく、水平
走査信号に対応するYアドレスにXアドレスごとに優先
順位の高いポリゴン、即ち優先順位を示すZ値の小さい
ポリゴンのマッチングパターンアドレスを読み出し、そ
のアドレスに従い、マッピングメモリのアドレスを指定
し、マッピングメモリをルックアップテーブルとしてそ
のアドレスに対応した情報を読み出して、CRT12に
表示する。
【0052】又、陰影又はカラー情報を付加するのみで
あれば、水平走査信号に対応するYアドレスにXアドレ
スごとに優先順位の高いポリゴン、即ち優先順位を示す
Z値の小さいポリゴンのアドレスを読み出し、そのアド
レス毎の陰影情報又はカラー情報を読み出すことによ
り、ポリゴンの形状に対応させて陰影又はカラーの変化
が行われる。
【0053】図11はこの第1実施例にかかる内部描画
処理装置10の全体構成を示すブロック図である。
【0054】隠面処理装置6にて、ポリゴン図形の始
点、終点Xアドレス(XS,XE)からこのポリゴンが
表示されるポリゴンか否かのチェックを行なう。もし表
示されるポリゴンであれば、カウンタ103をカウント
アップし、ユニット部104、パラメータ演算部110
にパラメータをセットする。フレームメモリ8は、各ポ
リゴンのXS,XE,ILS,IYS及びILE,IY
Eの値を水平ライン毎にZ値の小さい順位で格納する。
【0055】ユニット部104は、ユニット番号はZ値
の順番に対応し、各ユニットはユニット番号に対応する
Z値の順番を持つポリゴンのポリゴン図形の始点、終点
Xアドレス(XS,XE)を持ち、カウンタ102から
CRT12の水平ドットアドレスを受け取り、そのアド
レスが始点(XS)と終点(XE)アドレスの中に含ま
れるか否かをプライオリティエンコーダ130に転送す
る。
【0056】プライオリティエンコーダ130は、各ユ
ニットより転送された信号の中で最もプライオリティの
高いユニットのアドレスをパラメータメモリ120に転
送する。
【0057】パラメータ演算部110は、フレームメモ
リ8よりポリゴン図形の始点、終点Xアドレス(XS,
XE)とマッピングメモリの始点、終点XYアドレス
(ILS,ILE)(ILS,IYS)を受け取り、ア
ドレス補完処理部200に必要なパラメータに作り替
え、パラメータメモリ120に転送する。
【0058】このパラメータ演算部120は、例えば図
13のように構成される。このパラメータ演算部120
は、Yアドレスごとに対向する2辺間のXアドレス及び
マッピングパターンのアドレス(XS,XE,IHS,
IHE)をフレームメモリ8より読み出す。即ち、この
実施例においては、水平走査信号に同期して、その垂直
位置としてのYアドレスに対応するポリゴンの外形を示
す2点のXの始点(XS)とXの終点(XE)と基本パ
ターンを変形したマッピングアドレス(IHS,IL
L)(IHE,ILR)をフレームメモリ8から読み出
す。そして、各レジスタにXS,XE、IHS,IH
E、ILL,ILRが書き込まれる。
【0059】減算器にXE,XSのデータが与えられ、
両者間の距離DXが算出される。このDXは除算器に供
給される。
【0060】他の減算器にはレジスタIHS、IHEが
与えられ、この減算器からの減算結果IHE−IHSが
除算器へ供給される。
【0061】更に他の減算器にはILL、ILRが与え
られ、この減算器からの減算結果ILR−ILLが除算
器へ供給される。
【0062】この除算器にて、(IHE−IHS)/D
X,(ILR−ILL)/DXの除算が夫々行なわれ、
この値(DDIH)(DDIY)とIHS,ILL及び
XSがパラメータメモリ120に書き込まれる。パラメ
ータメモリ120は、図14のような構成でパラメータ
演算部110で演算されたXS,DDIH,DDIY,
及びIHS,ILLの値及びオブジェクト番号をZ値の
小さい順位で格納する。
【0063】カウンタ103は、隠面処理装置6より、
パラメータセットの信号を受けることにより、1カウン
トアップし、パラメータをセットするユニット部の選択
とパラメータメモリ120のアドレスを示す。
【0064】カウンタ102は、CRT12の水平ドッ
トアドレスを発生し、全てのユニット部104、アドレ
ス補間処理部200に転送する。
【0065】はカウンタ101は、フレームメモリ8の
ポリゴンデータを水平ライン毎にZ値の小さい順にアク
セスする。
【0066】アドレス補完処理部200は、パラメータ
メモリ120からXS,DDIH,DDIY,及びIH
S,ILLデータとカウンタ102より現処理点のXア
ドレス値を取り込む。減算器にて現処理点のXアドレス
値からXSを減算し、この値を乗算器へ与えられる。こ
の乗算器の一方の入力には、パラメータメモリ120か
らDDIHが与えられ、乗算器にて、DDIH*(現処
理点のXアドレス値−XS)の演算が行なわれ、この演
算結果が加算器に供給される。そして、この加算器には
パラメータメモリ120よりIHSが与えられ、乗算器
の演算結果に始点のデータが加算され、補間演算が行な
われる。この補間されたデータがレジスタへ書き込ま
れ、このレジスタからCRT12へデータが送られる。
【0067】又、この乗算器の一方の入力には、パラメ
ータメモリ120からDDIYが与えられ、乗算器に
て、DDIY*(現処理点のXアドレス値−XS)の演
算が行なわれ、この演算結果が加算器に供給される。そ
して、この加算器にはパラメータメモリ120よりIL
Lが与えられ、乗算器の演算結果に始点のデータが加算
され、補間演算が行なわれる。この補間されたデータが
レジスタへ書き込まれ、このレジスタ806からCRT
12へデータが送られる。
【0068】また、CRT12へ表示するためのスクリ
ーンアドレスのXアドレスSXはXS+Xで算出され
る。
【0069】また、パラメータメモリ120に格納され
たオブジェクト番号がメモリインターフェースを介して
表示オブジェクトメモリ7に格納される。このオブジェ
クトメモリ78のアドレスはアドレス生成回路77にて
形成される。
【0070】これら各回路はコントローラ50にて全体
をコントロールされ、このコントローラ50は、図1
6,17、18、19,20のフローに従って全体をコ
ントロールする。
【0071】図16は全体フローであり、水平帰線期間
中にパラメータセットを行ない表示期間中に、マッピン
グ処理を行なう。又、水平帰線期間中にパラメータセッ
トが間にあわないときは図17、18のように、同じ内
部描画処理装置を2つ持ち奇数/偶数ラインを切り替え
ながら処理することにより、1水平ラインを処理する間
を全てパラメータセットに使用するようにする。図17
は奇数ラインの内部描画処理を、図18は偶数ラインの
内部描画処理を示す。
【0072】図19はパラメータセットのフローチャー
トである。このフローチャートに示すように、フレーム
メモリ8のZ値の小さい順に格納されたポリゴンに対し
て、非可視面除去を行ない1ドットでも表示されるポリ
ゴンのみユニット部104、パラメータ演算部110へ
送り、パラメータ演算部110はパラメータを演算し、
カウンタ103の示すパラメータメモリ120に格納す
る。又、ユニット部104の数に全て入り且つフレーム
メモリ8のポリゴン全てのポリゴンに対して終了したと
きは処理を終了する。
【0073】図16は第2の実施例にかかる内部描画処
理装置10の全体構成を示すブロック図である。この図
16と図11に示す第1の実施例とは、パラメータメモ
リ120に格納されたオブジェクト番号がオブジェクト
番号フラグ化回路80に与えられ、この回路80にてフ
ラグ化されて表示オブジェクトメモリ11に格納される
以外は同一の構成であり、説明の重複を避けるためにこ
こでは説明を省略する。
【0074】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、オ
ブジェクト番号を記憶するオブジェクトメモリをCPU
がアクセスすることにより、ポリゴンに隠されたオブジ
ェクトの当たり判定処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の第1実施例の要部を示すブロック図
である。
【図3】この発明の第1実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】この発明の第2実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】この発明の第2実施例の要部を示すブロック図
である。
【図6】この発明の第2実施例のオブジェクト番号フラ
グ化回路を示すブロックである。
【図7】この発明に用いられる表示オブジェクトメモリ
の内容を示す模式図である。
【図8】この発明の第2実施例のオブジェクト番号フラ
グ化ROMの内容を示す模式図である。
【図9】この発明の第2実施例のオブジェクト番号フラ
グ化を示す模式図である。
【図10】この発明の第2実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】この発明の第1実施例の表示処理回路の全体
構成を示すブロック図である。
【図12】この発明に用いられる表示処理装置のパラメ
ータ演算部を示すブロック図である。
【図13】この発明に用いられる表示処理装置のユニッ
ト部を示すブロック図である。
【図14】この発明に用いられる表示処理装置のパラメ
ータメモリの構成を示す模式図である。
【図15】この発明に用いられる表示処理装置のパラメ
ータメモリの構成を示す模式図である。
【図16】この発明の第2実施例の表示処理装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図17】この発明の表示処理装置の全体の動作を示す
フローチャートである。
【図18】この発明に用いられる表示処理装置の偶数ラ
インの処理の動作を示すフローチャートである。
【図19】この発明に用いられる表示処理装置の奇数ラ
インの処理の動作を示すフローチャートである。
【図20】この発明に用いられる表示処理装置のパラメ
ータセットの動作を示すフローチャートである。
【図21】この発明に用いられる表示処理装置のマッピ
ング処理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ポリゴン端点メモリ 2 幾何変換回路 3 スクリーンメモリ 5 描画処理装置 6 隠面処理装置 7、11 表示オブジェクトフラグメモリ 8 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 達也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 井澤 康浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンを構成するX,Yの2端点情報
    及び各ポリゴンの優先度を示すデータを格納した端点メ
    モリと、上記端点メモリからの2端点情報の所定アドレ
    スに基いて、各水平走査線と交差するポリゴンの外形の
    アドレス情報を算出する手段と、この処理手段にて算出
    された対向する2辺間アドレスを優先度を伴い記憶する
    記憶手段、この記憶手段より優先度の高い順に2辺間ア
    ドレスを取り込み、各ポリゴンの外形の2辺間アドレス
    に基づいて可視ポリゴンか非可視ポリゴンかを判定する
    隠面処理手段と、前記外形アドレス情報に基いて演算
    し、ポリゴンの外形に対応してポリゴン内部情報を演算
    する表示処理手段と、画像情報を表示する表示手段と、
    前記隠面処理手段にて可視ポリゴンと判定されたポリゴ
    ンのオブジェクト番号を記憶する手段とを備えてなる画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記可視ポリゴンと判定されたポリゴン
    のオブジェクト番号を記憶する手段を前記隠面処理処理
    手段に設けて成る請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記可視ポリゴンと判定されたポリゴン
    のオブジェクト番号を記憶する手段を前記表示処理手段
    に設けて成る請求項1に記載の画像処理装置。
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