JPH06266503A - 直接入力装置 - Google Patents

直接入力装置

Info

Publication number
JPH06266503A
JPH06266503A JP5432693A JP5432693A JPH06266503A JP H06266503 A JPH06266503 A JP H06266503A JP 5432693 A JP5432693 A JP 5432693A JP 5432693 A JP5432693 A JP 5432693A JP H06266503 A JPH06266503 A JP H06266503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate
input device
button
target area
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5432693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kamio
広幸 神尾
Hiroshi Matsuura
博 松浦
Junichi Iwasaki
淳一 岩崎
Tsuneo Nitta
恒雄 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5432693A priority Critical patent/JPH06266503A/ja
Publication of JPH06266503A publication Critical patent/JPH06266503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、視差等に影響されることのないボタ
ン操作ができるようにする。 【構成】表示装置10の表示面上に装着されたタッチパ
ネル11から入力された座標データをもとに、表示装置
10に表示されたボタン(目標領域)を特定する直接入
力装置において、ボタンが複数ある場合に、タッチパネ
ル11から入力された座標データが示す位置と各ボタン
との距離を算出して、各ボタン毎に求められた距離値を
比較する比較部34と、比較部34によって算出された
各目標領域についての距離の中で、最も距離が短いボタ
ンを指定されたボタンに決定するボタン決定部36とを
具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行のATM、鉄道の
切符の自動販売機、地理案内システム等の情報端末等で
のデータの入力を、表示装置と表示装置の表示面上に装
着されたタッチパネルで行なう装置に好適なもので、タ
ッチパネルに直接触れられることで入力された座標をも
とに、表示画面に表示された被指示物体を特定する直接
入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行のATM、鉄道の切符の自
動販売機、地理案内システム等の情報端末等では、デー
タの入力装置として、表示装置の表示面上に装着された
タッチパネルを用いたものがある。この種、装置では、
タッチパネル上で直接、指等で触れられることにより入
力された座標によって、表示画面に表示された被指示物
体、例えばアイコンやコマンド等を示すボタンの何れが
指示されたのかを特定する。
【0003】通常、タッチパネルをデータ入力装置とし
た装置では、表示画面上のボタンの形状、大きさ、位置
に基づいて、タッチパネルから入力される座標に対する
有効範囲が設定されている。タッチパネルから座標デー
タが入力されると、各ボタン毎に設定された有効範囲と
比較して、入力座標値を含む有効範囲が設定されたボタ
ンが指定されたものと特定する。
【0004】従来では、各ボタンに対して設定される有
効範囲は、画面上で表示される形状、大きさ、位置と、
ほぼ同じになっている。すなわち、表示画面を表示面と
垂直な方向から見た場合に、タッチパネルに対して設定
された有効範囲と、表示画面中の対応するボタンとが完
全に重なり合うようになっている。ところが、ボタンに
対する有効範囲と、画面上で表示されているボタンの大
きさが同じであると、ボタンを指示するつもりでタッチ
パネルに触れても正しく、ボタンが特定されない場合が
ある。
【0005】すなわち、表示画面とタッチパネルとの間
に、ある程度の間隔が設けられているため、利用者が画
面を見る位置によっては視差が生じ、表示画面上のボタ
ンと見掛け上のタッチパネルにおける有効範囲がずれて
しまうためである。その他、タッチパネルを表示装置に
装着する際に生じたずれや、タッチパネルに対する指の
触れ方等によっても、ずれが生じてしまうことがあり、
正確な入力ができない場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の直接
入力装置では、ボタンに対する有効範囲と、画面上で表
示されているボタンの大きさが同じであるため、視差や
タッチパネルの装着誤差等によって、本来意図した座標
を正しく入力することができず、ボタン操作等を誤って
しまう場合があった。本発明は前記のような点に鑑みて
なされたもので、視差等に影響されることのないボタン
操作ができる直接入力装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示装置の表
示面上に装着された座標入力装置から入力された座標デ
ータをもとに、前記表示装置に表示された目標領域を特
定する直接入力装置において、前記目標領域が複数ある
場合に、前記座標入力装置から入力された座標データが
示す位置と各目標領域との距離を算出する距離計算手段
と、前記距離計算手段によって算出された各目標領域に
ついての距離の中で、最も距離が短い目標領域を決定す
る目標物決定手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】また、前記座標入力装置から入力された座
標データが示す位置を基準とする一定のしきい値範囲内
に目標領域が存在するか否かを判別する第1範囲判別手
段をさらに具備し、前記しきい値範囲内に目標物が存在
しない場合には入力された座標データが目標物を特定す
るためのものでないと判別し、前記しきい値範囲内に目
標物が存在する場合には前記距離計算手段による距離の
算出を行なうことを特徴とする。
【0009】また、前記目標領域内に距離の算出の対象
となる複数の点を設定し、これらの複数の点から前記座
標入力装置から入力された座標データが示す位置に最も
近い点を代表点に決定する代表点決定手段をさらに具備
し、前記距離計算手段は、前記代表点決定手段によって
決定された代表点を用いて距離を算出することを特徴と
する。
【0010】また、前記座標入力装置から入力された座
標データが示す位置を基準とする座標軸方向に平行な幅
をもつ一定の探索範囲内に存在する目標領域を検出する
第2範囲判別手段をさらに具備し、前記第2範囲判別手
段によって検出された目標領域だけを、前記距離計算手
段による距離の算出対象とすることを特徴とする。ま
た、前記座標入力装置から入力される座標データに対し
て予め複数のブロックを設定し、入力された座標データ
を含むブロック内に存在する目標領域に対してのみを、
前記距離計算手段による距離の算出対象とすることを特
徴とする。
【0011】また本発明は、表示装置の表示面上に装着
された座標入力装置から入力された座標データをもと
に、前記表示装置に表示された目標領域を特定する直接
入力装置において、前記目標領域の位置と前記座標入力
装置の座標入力面の位置との対応関係を、前記座標入力
装置の装着状態に基づいて発生する視差の影響を含めて
登録された領域テーブルを記憶するためのテーブル記憶
手段と、前記座標入力装置から入力された座標データに
ついて、前記テーブル記憶手段に記憶された領域テーブ
ルを参照して該当する目標領域を判別する目標領域判別
手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】このような構成によれば、目標領域に対して直
接的(同一位置)に指示しなくても、その近傍の位置を
指示するだけで、目標領域を特定することができる。従
って、座標入力装置(タッチパネル)を表示装置の表示
面上に装着する間隔がもとで生ずる視差等が何等問題に
ならなくなる。
【0013】また、目標領域から大きく外れた座標デー
タについては、不要なデータとして無視することで不要
な処理が起動されない。また、各目標領域内に複数のポ
イントを設けて、目標領域特定のための距離計算を行な
うので、正確な距離判別が可能となる。また、多数の目
標領域が存在する場合には、予め探索範囲内に限定して
目標領域の距離計算を行なうことで処理時間の短縮が図
れる。また、座標入力範囲をブロックに別けておくこと
で、単純に入力座標位置と目標領域との距離だけでな
く、複数の目標領域を限定するので誤判別が回避でき
る。
【0014】また、視差等を考慮して有効範囲を広くし
た領域テーブルを参照して、入力された座標データが目
標領域の何れを指示するのかを一意に判別するので、正
確な入力が可能であると共に、複雑な処理が不要である
ことから高速な処理が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例に係わる直接入力装置
を地理案内システムとして実現した装置の構成を示すブ
ロック図である。図1に示すように直接入力装置は、表
示装置10、タッチパネル11、画面処理部12、音声
処理部14、音声合成装置16、スピーカ18、音声認
識装置20、マイク22、タッチパネルドライバ24、
座標変換部26、範囲判別部28、画像ボタン記憶部3
0、代表点決定部32、比較部34、及びボタン決定部
36によって構成されている。
【0016】表示装置10は、地理案内を行なうための
地図やガイドテキスト、装置に対する指示を受け付ける
ためのボタン等の表示を、画面処理部12の制御のもと
に行なう。第1実施例では、全画面で1152×900
ドットの表示解像度をもつものとする。タッチパネル1
1は、表示装置10の表示画面上の装着されるもので、
使用者が指でタッチ面に触れることにより座標データを
入力する。タッチパネル11は、タッチパネルドライバ
24によって駆動制御される。第1実施例では、100
0×1000ポイントの分解精度をもつものとする。
【0017】画面処理部12は、各部からの処理要求に
応じて、表示装置10における表示、スピーカ18及び
マイク22における音声入出力等、利用者と装置との間
のヒューマンインターフェイスを司るものである。音声
処理部14は、音声合成装置16及び音声認識装置20
との間の音声の入出力に関する処理を行なう。音声合成
装置16は、音声処理部14からの音声データに従って
規則音声合成を行ない、スピーカ18から発声させる。
音声認識装置20は、マイク22から入力された音声信
号について音声認識を行なう。
【0018】なお、スピーカ18は、外部スピーカでも
良いし、ハンドセット(受話器)内に設けられたスピー
カであっても良い。マイク22についてもハンドセット
(受話器)内に設けられたスピーカであっても良いし、
外部に設けられたマイクであっても良い。タッチパネル
ドライバ24は、タッチパネル11の駆動制御を行なう
もので、タッチ面が触れられることにより、触れられた
位置の座標を検出する。
【0019】座標変換部26は、表示装置10における
表示画面の解像度とタッチパネル11の分解精度との違
いによるずれを補正するもので、入力座標値を表示画面
中の座標値に変換する。探索範囲計算部28は、座標変
換部26によって得られた補正後の座標位置を基準とす
る所定のしきい値範囲と、入力座標データが表示装置1
0に表示されたボタンの位置との関係に基づいて、後続
する処理に必要なデータであるか否かを判別する。ま
た、補正後の座標位置を基準とする所定の探索範囲に基
づいて、表示画面中の複数のボタンから選択対象とする
ボタンを限定する。探索範囲計算部28は、探索範囲判
別用の範囲を特定する各種データが用意されている(地
図領域,システム領域,しきい値範囲,探索範囲等。詳
細については後述する)。
【0020】画像ボタン記憶部30は、地理案内を行な
うために表示装置10で表示されるボタンに関するデー
タを記憶するためのものである。代表点決定部32は、
探索範囲計算部28によって選択されたボタンについ
て、各ボタン中に設定される複数のポイント(詳細につ
いては後述する)から、入力された座標位置との間の距
離計算に用いられる代表点を、補正後の入力座標値に基
づいて決定する。
【0021】比較部34は、補正後の入力座標値と代表
点決定部32によって決定された各ボタンの代表点との
間の距離を計算し、各ボタン毎に求められた距離値を比
較する。ボタン決定部36は、比較部34における比較
結果に基づいて、表示画面中に表示されたボタンの何れ
が選択されたかを決定し、ボタンを通知する画面処理部
12に通知する。画面処理部12は、ボタン決定部36
からの通知に応じて、選択されたボタンに関する情報
を、音声または文字によって利用者に知らせる。
【0022】次に、第1実施例の動作について、図2に
示すフローチャートを参照しながら説明する。ここで
は、駅周辺を案内する地理案内システムとし、トイレの
案内を要求する処理を例にして説明する。まず、利用者
が装置に近付いたことを検知することにより、地理案内
システムが起動されと、システムの利用方法を利用者に
説明するための通知を行なう。例えば、スピーカ18及
びマイク22がハンドセット(受話器)として設けられ
ている場合には、画面処理部12は、「受話器を耳に当
てて下さい」という内容の通知を、音声処理部14及び
音声合成装置16を介して外部スピーカから発声させる
と共に、表示装置10に文字表示させる。
【0023】この通知に対して利用者が、受話器を耳に
当てるなどして用意ができたことを検出すると、画面処
理部12は、案内対象となる目標物一覧(メニュー)を
表示装置10に表示させる(ステップS1)。次に、声
を出して目標物を読み上げるか、またはメニュー中の目
標物名の部分をタッチパネル11を介してタッチするこ
とにより選択されると(ステップS2)、画面処理部1
2は、選択された目標物を案内するための画面を表示さ
せる。
【0024】ここで、目標物としてトイレが選択された
結果、図3に示すような、地理案内用の画面を表示させ
る(ステップS3)。図3に示すように、表示画面に
は、地図領域とシステム領域が設けられている。地図領
域には、案内範囲の地図が表示され、現在位置(装置の
設置位置)を示すボタンと共に、案内対象とするトイレ
の場所に応じた位置に、それぞれトイレのボタン(以
下、選択ボタンと称する)が表示される。また、システ
ム領域には、操作ガイドを示す文字表示(図3では「希
望のトイレをふれてください」)と共に、装置に対する
指示を入力するためのボタン(以下、指示ボタンと称す
る。図3では「もどる」)が表示される。なお、選択ボ
タンの位置を示す座標データは、ボタンの中心位置を示
すものとする。この1点の座標データをもとに、選択ボ
タンの表示データを展開する。
【0025】ここで、タッチパネル11からの座標入力
待ち状態となる(ステップS4)。タッチパネル11の
面上が利用者によって指で触れられると、タッチパネル
ドライバ24は、触れられた位置の座標を示すデータ
(座標データ)を座標変換部26に出力する。座標変換
部26は、タッチパネル11上の座標値(x座標,y座
標)を表示画面上の座標値に変換する(ステップS
5)。
【0026】まず、範囲判別部28は、入力座標(変換
後の座標)が、地図領域に含まれるか、あるいはシステ
ム領域に含まれるかを判別する。範囲判別部28には、
地図領域とシステム領域のそれぞれの範囲を示すデータ
(例えば矩形枠の対角の2座標点)が設定されており、
これらのデータと入力座標とが比較される(ステップS
6)。
【0027】これにより、地図領域中のボタンを指示し
ようとしているのか、あるいはシステム領域中のボタン
を選択しようとしているのか判別できる。例えば、図4
の地図領域中に示すA点の座標が入力された場合、指示
ボタンとの距離の方が地図領域中のトイレを示す選択ボ
タンとの距離より短いが、誤って指示ボタンが選択され
ることはない。
【0028】指示ボタンが選択されたと判別された場
合、指示ボタンに応じた処理を実行する(ステップS
8)。一方、入力座標が地図領域内にあると判別された
場合には、次の処理に移る(ステップS7)。範囲判別
部28は、入力座標位置を基準とする所定のしきい値範
囲内に、選択ボタンが存在しているか否かを判別する
(ステップS9)。第1実施例では、しきい値範囲を図
5に示すように円形状(入力座標位置から一定の距離範
囲内)に設定しており、画像ボタン記憶部30に記憶さ
れたボタンの位置を示す座標データが円内に含まれるか
を判別する。円内に選択ボタンが存在しない場合には、
入力座標を無視し、ステップS4に戻り、入力待ち状態
となる。この判別処理により、入力座標が選択ボタンを
指示するために入力されたのではなく、例えば偶然に触
れられた場合の誤動作等を防ぐことができる。
【0029】ステップS10において、入力座標位置か
ら一定の距離範囲内にボタンがあると判別された場合、
範囲判別部28は、図6に示すように、入力座標位置を
基準とする探索範囲内にあるボタンを判別し(ステップ
S11)、候補となるボタンを代表点決定部32に指示
する。代表点決定部32は、範囲内にあるボタンについ
て、それぞれ複数設定されるポイントから入力座標位置
に基づいて代表点を決定し、入力座標と各ボタンの代表
点との距離を計算する(ステップS12)。探索範囲
は、入力座標位置からX座標方向、Y座標方向にそれぞ
れ一定の距離内に設定される。従って、探索範囲は矩形
状となる。
【0030】第1実施例では、入力座標に対して、図7
に示すように、各ボタンとの距離計算を行ない、最も距
離が短いものが使用者によって指示された選択ボタンと
決定するものである。従って、図6に示すように、探索
範囲を設けて候補となるボタンを少数に絞り込むことに
より、計算量を少なくすることができる。また、座標軸
と平行に探索範囲が設定されるので、簡単な座標値の比
較だけで選択ボタンの絞り込みができる。
【0031】代表点決定部32は、例えば図8に示すよ
うに、選択ボタン内に設定される複数のポイントから代
表点を決定する。各選択ボタンの位置が中心位置を示す
座標データによって特定されているものとすると(画像
ボタン記憶部30に記憶されている)、入力座標のx,
y座標のそれぞれと比較することで、複数のポイントか
ら数点(少ければ1点)に限定できる。代表点決定部3
2は、限定されて得られた代表点を比較部34に通知す
る。
【0032】と入力座標点との距離を求め、最短距離と
なる長さを比較部34に通知する。比較部34は、候補
となった各ボタンについて、代表点決定部32から通知
された代表点と入力座標点との間の距離を算出して比較
する。ボタン決定部36は、比較部34における比較結
果に応じて、利用者によって指示されたとする選択ボタ
ンを1つ決定する(ステップS13)。ボタン決定部3
6は、決定された選択ボタンがどれであるかを画面処理
部12に通知する。画面処理部12は、ボタン決定部3
6からの通知に応じて、選択されたボタンに関するガイ
ド等を、スピーカ18から音声によって、あるいは表示
装置10にガイド説明を表示することによって利用者に
知らせる。
【0033】このようにして、表示装置10に表示され
る選択ボタンの形状と直接関係なく、ボタンの近傍にお
いて入力された座標データに応じて、指示されたボタン
を決定する。すなわち、視差等によってボタンの表示位
置とずれた場所を、タッチパネル11上で触れた場合で
あっても、確実にボタンの選択が行なわれる。また、入
力された座標について、まず地図領域とシステム領域の
何れに含まれるかを判別するので、単純に入力座標との
距離が最も短いボタンが誤って選択されることがない。
【0034】さらに、図5に示すように、ボタンの表示
位置と大きく離れた場所での入力座標データに対して
は、選択ボタンを決定するための処理前に無視するの
で、誤動作が防止される。なお、図5に示すしきい値範
囲、及び図6に示す探索範囲は、選択ボタンの大きさに
応じて設定することができる。すなわち、選択ボタンが
大きい程、視差等による影響が少なくなるので、しきい
値範囲及び探索範囲を狭くすることができる。
【0035】また、前記第1実施例においては、図5に
示すしきい値範囲についての処理と、図6に示す探索範
囲についての処理とを一連の処理として説明したが、何
れか一方を実行するようにしても良い。次に本発明の第
2実施例について説明する。図9は本発明の第2実施例
に係わる直接入力装置を地理案内システムとして実現し
た装置の構成を示すブロック図である。図1に示すブロ
ック図と同一部分については、同一の符号を付して説明
を省略する。
【0036】ボタン判別部40は、タッチパネルドライ
バ24によって検出された座標データが、表示装置10
に表示されている複数のボタンの何れを指示するかを、
ボタンテーブル記憶部42に記憶されたボタンテーブル
を参照しながら判別するものである。ボタンテーブル記
憶部42は、表示装置10に表示される地理案内用の地
図毎、さらに目標物毎に、選択ボタンが表示される位置
に基づいたボタン判別用の情報が設定されたボタンテー
ブルが記憶されている。
【0037】ボタンテーブルは、図10に示すように、
タッチパネル11上の座標と表示装置10に表示される
ボタンの位置との対応関係が記述されており、入力座標
値がボタンテーブルの何れのブロック内に含まれるかに
よって、ボタンを一意に判別できる。ブロックの大きさ
は、タッチパネル11の分解精度に応じた大きさで設定
する。
【0038】ボタンテーブルには、ボタンの領域に直接
対応するブロック以外に、視差等により利用者が指示す
る位置がずれる距離を考慮したブロックまで、ボタンの
領域と同じ内容が記述される。例えば、表示画面中の中
央近傍のボタンについては視差の影響は少いが、画面中
の左右端部近傍のボタンでは、左右方向で視差が大きく
なり、同様に、上下端部近傍のボタンでは上下方向で視
差が大きくなる。ボタンテーブルには、これらの状況を
考慮して、視差のために誤った点が指示されても、正し
くボタン選択されるように有効範囲を広くするように対
応関係が記述されている。
【0039】ボタン判別部40は、座標データが入力さ
れると、ボタンテーブル記憶部42に記憶された現在表
示中の画面に応じたボタンテーブルの何れのブロックに
含まれるかを判別し、そのブロックに対して記述された
ボタンを特定する指示を判別する。ボタン判別部40
は、ボタンテーブルから求められたボタンを特定する指
示に応じて、画面処理部12に通知する。画面処理部1
2は、ボタン判別部40からの通知に応じて、選択され
たボタンに関するガイド等を、スピーカ18から音声に
よって、あるいは表示装置10にガイド説明を表示する
ことによって利用者に知らせる。
【0040】なお、地理案内用の表示がスクロール、あ
るいは拡大できるような場合には、ボタンテーブルを次
のようにして用いる。画面スクロールが可能な場合、全
画面分のボタンテーブルを用意し、スクロールに応じて
対象範囲を変更する。拡大できる場合、予め用意された
1つのボタンテーブルを拡大して、拡大用のボタンテー
ブルに展開して用いたり、拡大された画面用のボタンテ
ーブルを別に設けておくことにより対処する。
【0041】このようにして、視差等を考慮して有効範
囲を広くしたボタンテーブルを参照して、入力された座
標データがボタンの何れを指示するのかを一意に判別す
るので、正確な入力が可能であると共に、複雑な処理が
不要であることから高速な処理が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示装置
に表示された目標領域に対して異なった位置の座標デー
タが入力されても目標領域を特定するので、視差等に影
響されることのないボタン操作が可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる直接入力装置の構
成を示すブロック図。
【図2】第1実施例の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】目標物案内用の選択画面の一例を示す図。
【図4】地図領域とシステム領域におけるボタン選択を
説明するための図。
【図5】第1実施例で用いられるしきい値範囲を説明す
るための図。
【図6】第1実施例で用いられる探索範囲を説明するた
めの図。
【図7】第1実施例における選択ボタンの決定を説明す
るための図。
【図8】第1実施例における選択ボタン内に設定される
複数のポイントから決定される代表点を説明するための
図。
【図9】本発明の第2実施例に係わる直接入力装置の構
成を示すブロック図。
【図10】第2実施例で用いられるボタンテーブルの一
例を示す図。
【符号の説明】
10…表示装置、11…タッチパネル、12…画面処理
部、14…音声処理部、16…音声合成装置、18…ス
ピーカ、20…音声認識装置、22…マイク、24…タ
ッチパネルドライバ、26…座標変換部、28…範囲判
別、30…画像ボタン記憶部、32…代表点決定部、3
4…比較部、36…ボタン決定部、40…ボタン判別
部、42…ボタンテーブル記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 恒雄 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の表示面上に装着された座標入
    力装置から入力された座標データをもとに、前記表示装
    置に表示された目標領域を特定する直接入力装置におい
    て、 前記目標領域が複数ある場合に、前記座標入力装置から
    入力された座標データが示す位置と各目標領域との距離
    を算出する距離計算手段と、 前記距離計算手段によって算出された各目標領域につい
    ての距離の中で、最も距離が短い目標領域を決定する目
    標物決定手段と、 を具備したことを特徴とする直接入力装置。
  2. 【請求項2】 前記座標入力装置から入力された座標デ
    ータが示す位置を基準とする一定のしきい値範囲内に目
    標領域が存在するか否かを判別する第1範囲判別手段を
    さらに具備し、 前記しきい値範囲内に目標物が存在しない場合には入力
    された座標データが目標物を特定するためのものでない
    と判別し、 前記しきい値範囲内に目標物が存在する場合には前記距
    離計算手段による距離の算出を行なうことを特徴とする
    請求項1記載の直接入力装置。
  3. 【請求項3】 前記目標領域内に距離の算出の対象とな
    る複数の点を設定し、これらの複数の点から前記座標入
    力装置から入力された座標データが示す位置に最も近い
    点を代表点に決定する代表点決定手段をさらに具備し、 前記距離計算手段は、前記代表点決定手段によって決定
    された代表点を用いて距離を算出することを特徴とする
    請求項1記載の直接入力装置。
  4. 【請求項4】 前記座標入力装置から入力された座標デ
    ータが示す位置を基準とする座標軸方向に平行な幅をも
    つ一定の探索範囲内に存在する目標領域を検出する第2
    範囲判別手段をさらに具備し、 前記第2範囲判別手段によって検出された目標領域だけ
    を、前記距離計算手段による距離の算出対象とすること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の直接入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記座標入力装置から入力される座標デ
    ータに対して予め複数のブロックを設定し、入力された
    座標データを含むブロック内に存在する目標領域に対し
    てのみを、前記距離計算手段による距離の算出対象とす
    ることを特徴とする請求項1記載の直接入力装置。
  6. 【請求項6】 表示装置の表示面上に装着された座標入
    力装置から入力された座標データをもとに、前記表示装
    置に表示された目標領域を特定する直接入力装置におい
    て、 前記目標領域の位置と前記座標入力装置の座標入力面の
    位置との対応関係を、前記座標入力装置の装着状態に基
    づいて発生する視差の影響を含めて登録された領域テー
    ブルを記憶するためのテーブル記憶手段と、 前記座標入力装置から入力された座標データについて、
    前記テーブル記憶手段に記憶された領域テーブルを参照
    して該当する目標領域を判別する目標領域判別手段と、 を具備したことを特徴とする直接入力装置。
JP5432693A 1993-03-15 1993-03-15 直接入力装置 Pending JPH06266503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5432693A JPH06266503A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 直接入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5432693A JPH06266503A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 直接入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06266503A true JPH06266503A (ja) 1994-09-22

Family

ID=12967474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5432693A Pending JPH06266503A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 直接入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06266503A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141504A (ja) * 1996-07-31 2001-05-25 Aisin Aw Co Ltd 情報表示装置
WO2009044770A1 (ja) * 2007-10-02 2009-04-09 Access Co., Ltd. 端末装置、リンク選択方法および表示プログラム
JP2010119734A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014179111A (ja) * 2014-04-23 2014-09-25 Casio Comput Co Ltd 情報出力装置およびプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141504A (ja) * 1996-07-31 2001-05-25 Aisin Aw Co Ltd 情報表示装置
WO2009044770A1 (ja) * 2007-10-02 2009-04-09 Access Co., Ltd. 端末装置、リンク選択方法および表示プログラム
JP2010119734A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014179111A (ja) * 2014-04-23 2014-09-25 Casio Comput Co Ltd 情報出力装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE45411E1 (en) Method for entering commands and/or characters for a portable communication device equipped with a tilt sensor
JP4645299B2 (ja) 車載用表示装置
US6384743B1 (en) Touch screen for the vision-impaired
JP5210497B2 (ja) ナビゲーション装置
US20120235947A1 (en) Map information processing device
JPH0933278A (ja) 車載機器の操作用表示装置
US20040108995A1 (en) Display unit with touch panel
JPH08201071A (ja) 移動体用地図情報表示装置
JP4067374B2 (ja) 画像処理装置
US9030472B2 (en) Map display manipulation apparatus
JPH0816353A (ja) オブジェクト表示拡大方法
US9904467B2 (en) Display device
JP2017114191A (ja) 車載装置
JP2002328040A (ja) ナビゲーション装置、情報表示装置、画像の縮尺変更方法、記憶媒体、プログラム
JPH08212005A (ja) 3次元位置認識型タッチパネル装置
JPH0895708A (ja) 画面タッチ式入力装置
JPH06266503A (ja) 直接入力装置
JP2859005B2 (ja) 地図情報表示装置
JP2006171469A (ja) 地図表示装置
JPH07210137A (ja) ナビゲーションにおける画面表示制御装置
JP2011080851A (ja) ナビゲーション装置および地図画像表示方法
JP5457015B2 (ja) ナビゲーション装置及びスクロール表示方法
JP2005128708A (ja) 入力処理システム
KR100773711B1 (ko) 스크린 기능들이 터치 스크린의 공통 디스플레이 영역을 공유하도록 허용하기
JP4348731B2 (ja) ナビゲーション装置、その目的地設定方法及び記憶媒体