JPH06266051A - 670nmで吸収する非増感染料を含有する写真材料 - Google Patents

670nmで吸収する非増感染料を含有する写真材料

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JPH06266051A
JPH06266051A JP6045184A JP4518494A JPH06266051A JP H06266051 A JPH06266051 A JP H06266051A JP 6045184 A JP6045184 A JP 6045184A JP 4518494 A JP4518494 A JP 4518494A JP H06266051 A JPH06266051 A JP H06266051A
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ポール・カラン
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ロラン・クラエ
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    • G03C1/00Photosensitive materials
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/26Triarylmethane dyes in which at least one of the aromatic nuclei is heterocyclic

Abstract

(57)【要約】 【目的】 670nmで放射するレーザーダイオードに
よる露光に特に適した写真材料を提供する。 【構成】 支持体、少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤
層、及び所望により一つ以上の非感光性親水性層を含有
する写真材料であり、前記乳剤層及び/又は非感光性層
の少なくとも一つが、下記一般式(ID)で表される6
70nm付近で吸収するトリフェニルメタン染料を含有
する。 【化1】 式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に水素、非置換もしく
は置換アルキル基又は非置換もしくは置換アリール基を
表し、R3 は電子吸引性基を表し、染料は少なくとも二
つの水溶性化基を含有し、X- はアニオン又は分子内ア
ニオン基を表す。このトリフェニルメタン染料はフィル
ター染料、高鮮鋭度染料、又はハレイション防止染料と
して作用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は写真材料、特に新規な種類の光吸収非増感染料
を含有する写真材料に関する。
【0002】発明の背景 ハロゲン化銀写真材料中に混入される光吸収染料は、フ
ィルター染料、高鮮鋭度( acutance )染料又はハレイ
ション防止染料としてのそれらの用途を含む種々の目的
を達成できる。
【0003】非感光性最上層又は中間層中に存在すると
き、それらは代表的には、露光源の光スペクトルの望ま
ぬ部分を除去するフィルター染料として作用する。良く
知られている例には、緑感層及び赤感層に達することか
ら青光を防止するためカラー写真材料中に通常に存在す
る黄フィルター層がある。別の例は、カラー現像によっ
て形成された像染料の光化学的劣化を防止する上塗保護
層中に通常存在するUV吸収化合物によって形成され
る。有用なUV吸収剤の例には、US−P372315
4のシアノメチルスルホン誘導メロシアニン、US−P
2739888、US−P3253921、US−P3
250617及びUS−P2739971のチアゾリド
ン、ベンゾトリアゾール及びチアゾロチアゾール、及び
US−P3125597のヘミオキソノールを含む。
【0004】他方で、乳剤層中に存在するとき光吸収染
料は、乳剤粒子による光の側方向散乱を減少させること
により像鮮鋭性を改良するいわゆる高鮮鋭度染料又はス
クリーニング染料として作用できる。
【0005】第三の応用において、光吸収染料は、支持
体による乳剤層中への光の上方への反射を減少させるこ
とによる像鮮鋭性を改良するハレイション防止染料とし
て作用する。このためには、染料は乳剤層と支持体の間
の非感光性層である下塗層中に混入できる、又はそれは
基体自体中に混入できる、又は好ましくはそれらは写真
材料の一つ以上の裏塗層中に存在させることができる。
【0006】可視スペクトル帯域で吸収する有用な染料
には、例えばUS−P2697037の着色顔料、US
−P2274782のピラゾロンオキソノール染料、U
S−P3423207のスチリル及びブタジエニル染
料、US−P2956879のジアリールアゾ染料、U
S−P2527583のメロシアニン染料、US−P3
486897、US−P3652284及びUS−P3
718472のメロシアニン及びオキソノール染料、及
びUS−P3976661のエナミノヘミオキソノール
染料を含む、吸収染料は、US−P4092168、E
P0274723及びEP0299435に記載されて
いる如く粒状分散体として加えることができる。
【0007】赤外吸収染料はEP0251282、EP
0288076及びUS−P4839265に記載され
ている。
【0008】ジ又はトリフェニルメタン系の赤スペクト
ル帯域で吸収する染料(その幾つかは電子吸引性基を担
持する)は、例えばGB769749、US−P228
2890、DE1038395、FR2234585、
JP−A59−228250、US−P2252052
及びA. Guyot のCompt. Rend. 114巻(1907
年)、1120頁に記載されている。記載されている化
合物の幾つかは一つ以上の水溶性化基を含有する。
【0009】光吸収染料は幾つかの厳格な要件を満たさ
なければならない。それらは、望まぬ残存染料汚染を最
小にするため、写真処理中にできる限り完全に洗い落と
されるか脱色されるべきである。洗い落としたとき、そ
れら又はそれらの反応生成物は、延引された連続処理中
に写真材料のセンシトメトリー又は物理特性に害を有し
てはならない。更に露光中有効であるためには、混入し
たハレイション防止染料又は高鮮鋭度染料のスペクトル
特性が、乳剤層のスペクトル感度分布とできる限り良好
にマッチすべきである。又このスペクトル感度分布は露
光源のスペクトル特性に同調しなければならない。
【0010】近年、記録装置の露光源がレーザー装置で
ある新しい像記録法が出現した。例えば露光装置として
のレーザーの一つの応用は、放射線写真情報のハードコ
ピーを作らなければならない放射線監視写真の分野があ
る。他の用途には、写真植字及び像セッティングのプリ
プレス分野にあり、この場合露光源としてArイオンレー
ザ、He −Neレーザー又は固体状態半導体レーザー(レー
ザーダイオードとも称される)を使用する記録機が市販
されている。後者の種類のレーザー即ちレーザーダイオ
ードは、低原価、小さい大きさ、長い寿命、音響−光学
変調器の必要がない等の如き、他の種類のレーザーと比
較して幾つかの利点を示す。一般にこれらの半導体レー
ザービームの発光波長は700nmより長く、大部分は
750nmより長い。従ってかかるレーザーダイオード
を用いた装置による露光のために適切な写真材料は、放
射線スペクトルの近赤外帯域に対して増感しなければな
らない。半導体レーザー装置と共に使用すべき好適な写
真材料は特開昭60−61752号、及びUS−P47
84933に記載されている。工業用赤外増感フィルム
及び紙はEastman Kodak Co. によりProceedings Las
ers in Graphics,Electronic Publishingに2巻
(1985年9月)508頁に発表され、後に市販され
た。それに続く他の製造業者にはAgfa−Gevaert N. V.
及びフジ写真フィルム社を含む。レーザー露光を用いる
像セッターの例にはAgfaの一部門のMiles Inc. によっ
て市販されたPROSET9800装置がある。
【0011】近赤外で放射するレーザーダイオードによ
る像形成の分野での一つの問題は、数ミリワット(mW)
のためであるこの種のレーザーダイオードの低エネルギ
ー出力に原因する赤外増感した写真材料の感度レベルに
求められるかなりの高さにある。第二の問題は、長鎖シ
アニン染料で増感した乳剤の通常劣った貯蔵寿命にあ
る。更にイメージセッターを保全する技術者は、彼等の
仕事のための実際のハンディキャップとして赤外線が目
に見えないことを痛切に感じている。
【0012】これら全ての理由のため、イメージセッタ
ーの製造業者は、可視赤スペクトル帯域で放射するレー
ザーダイオード、特に670nmで放射するレーザーダ
イオードへと移って来た。従ってAgfaの一部門であるMi
les Inc. により市販されているACCUSET 装置、及びLi
notype Co. により市販されているLINO670イメージ
セッターは、この種の新しい固体レーザーを備えてい
る。結果として写真植字及び像設定材料は、この新しい
レーザー放射の波長に適用されなければならない。特に
アキュータンス及びハレイション防止染料のスペクトル
感度及び吸収スペクトルは670nmに好適でなければ
ならない。
【0013】本発明はトリフェニルメタン染料の教示の
拡大を示す。
【0014】本発明の第一の目的は、670nmで良好
な吸収を示す光吸収染料の新規な群を提供することにあ
る。
【0015】本発明の第二の目的は、670nmで露光
したとき改良された鮮鋭度を有する写真赤増感材料を提
供することにある。
【0016】発明の概要 本発明の第一の目的は、下記一般式(ID)によって表
されるトリフェニルメタン染料を提供することによって
達成される:
【0017】
【化9】
【0018】式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に水素、
非置換もしくは置換アルキル基、又は非置換もしくは置
換アリール基を表す。
【0019】R3 は電子吸引性基を表し、例えば
【化10】 からなる群から選択した基を表す。
【0020】R4 はR1 及びR2 について与えた意義の
一つを有する。
【0021】前記染料は少なくとも二つの水溶性化基を
含有し、例えば
【化11】 からなる群から選択基を含有する。
【0022】R5 はR1 及びR2 について与えた意義の
一つを有し、X- はアニオン、又は分子内アニオン基を
表す。
【0023】本発明の第二の目的は、支持体、少なくと
も一つのハロゲン化銀乳剤層、及び所望により少なくと
も一つの非感光性親水性層を含む写真材料であり、少な
くとも一つの前記乳剤層及び/又は非感光性層が前述し
たトリフェニルメタン染料を含有する写真材料を提供す
ることによって達成される。
【0024】発明の詳述 本発明によるトリフェニルメタン染料の有用な例を以下
に示す。それらの合成は後述する製造例に示す。
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】本発明には属さないが、後述する写真の実
施例に対照染料として示す従来より知られている吸収染
料には下記の化合物がある。
【0029】
【化15】
【0030】特定の用途によって、本発明の染料は乳剤
層又は非感光性層中に混入する。好ましくはそれらは、
その特定の層中で、670nmで0.1〜1.5の範囲
の光学濃度が得られる1m2 についての量で混入する。
【0031】大部分の目的のためには、唯1種の特定の
本発明の染料を用いれば充分であるが、原則的に2種以
上の染料の混合物を用いることができる。
【0032】原則的に本発明の染料は任意の種類の写真
材料中に混入できるが、本発明の利点は、それらを67
0nm付近で良好なスペクトル感度を示す赤増感写真材
料中に混入したとき完全に明らかになるであろう。
【0033】670nmに対する有用なスペクトル増感
剤には例えばUS−P5116722に記載されている
如き3核メロシアニン染料がある。特に有用な増感染料
(後述する写真実施例参照)には下記化合物(SD−
1)がある。
【0034】
【化16】
【0035】他の3核メロシアニン染料はCH6774
09に記載されている。670nm付近の増感剤の他の
有用な群はUS−P4950036及び特開昭63−2
12941及び特開平2−02545に記載されている
如きローダシアニンがあり、更にUS−P471765
0に記載されている如きベンズイミダゾールから誘導さ
れたペンタメチンシアニンがある。
【0036】光吸収染料及び増感染料とは別に、いわゆ
る認識染料(recognition dyes )を、好ましくは裏塗
層中に存在させることができる。かかる染料は写真活性
として作用しないが、乳剤層側と裏塗層側の間の、弱い
暗室照明の下での目視の差異を増強する。好ましい認識
染料には下記の化合物がある。
【0037】
【化17】
【0038】本発明との関連における写真材料の乳剤又
は乳剤の混合物は、単一層中に導入できるが、或いは2
重乳剤層又は多層パック中にも適用できる。
【0039】本発明により使用するハロゲン化銀乳剤の
ハロゲン化銀組成物は特に限定されず、例えば塩化銀、
臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、臭沃化銀、及び塩臭沃化銀
から選択した任意の組成物であってもよい。
【0040】写真乳剤は、例えばパリーのPaul Montel
1967年発行、P. Glafkides著、Chimie et Phy
sique Photographique;ロンドンのThe Focal Press
1966年発行、G. F. Duffin 著、Photographic E
mulsion Chemistrey;及びロンドンのThe Focal Pre
ss 1966年発行、V. L. Zelikman 等著、Makingand
Coating Photographic Emulsionに記載されている
如く種々の方法で可溶性銀塩及び可溶ハロゲン化物から
製造できる。それらはハロゲン化物及び銀溶液を、温
度、濃度、添加順序、及び添加速度の部分的に又は完全
に制御された条件で混合することによって製造できる。
ハロゲン化銀は、単一ジェット法、二重ジェット法、変
換法又はこれらの方法の変形法で沈澱させることができ
る。
【0041】写真乳剤のハロゲン化銀粒子は立方形又は
八面体形の如き等軸結晶形を有することができる、又は
それらは転移形を有していてもよい。それらは又球形も
しくは平板形の如き不規則形を有していてもよく、或い
は前記等軸及び不規則結晶形の混合物を含む複合結晶形
を有してもよい。
【0042】ハロゲン化銀粒子は多層粒子構造を有して
いてもよい。簡単な例によれば、粒子はコア及びシェル
からなることができ、これらは異なるハロゲン化銀組成
を有することができ、及び/又はドープ剤の添加の如き
異なる変性を受けていてもよい。別々に構成されたコア
及びシェルを有すること以外に、ハロゲン化銀粒子は間
に異なる相を含有することもできる。
【0043】別々に作った2種以上のハロゲン化銀乳剤
を、本発明により使用するために写真乳剤を形成するた
めに混合できる。
【0044】ハロゲン化銀粒子の平均粒度は0.05〜
1.0μ、好ましくは0.2〜0.5μの範囲であるこ
とができる。ハロゲン化銀粒子の粒度分布は均質分散又
は不均質分散であることができる。
【0045】ハロゲン化銀結晶は、Rh3+,Ir4+,C
2+,Zn2+又はPb2+でドープすることができる。
【0046】乳剤は通常の方法例えば透析により、凝集
と再分散により、又は限外濾過により脱塩することがで
きる。
【0047】感光性ハロゲン化銀乳剤は、例えば前述し
たP. Glafkides によるChimie etPhysique Photogra
phique;G. F. Duffin によるPhotographic Emulsion
Chemistry ;V. L. Zelikman 等によるMaking and C
oating PhotographicEmulsion;及びAkademische Ver
lagsgesellschaft1968年発行、H. Frieser編、Die
Grundlagen der Photographischen Prozesse mit
Silbelhalogenidenに記載されている如く化学的に増感
するのが好ましい。前記文献に記載されている如く、化
学増感は、少量の硫黄を含有する化合物例えばチオサル
フェート、チオシアネート、チオ尿素、亜硫酸塩、メル
カプト化合物及びローダミンの存在下に熟成を行うこと
によって実施できる。乳剤は又金−硫黄熟成剤により、
又は還元剤例えばGB789823に記載されている如
き錫化合物、アミン、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジ
ン−スルフィン酸、及びシラン化合物でも増感できる。
化学増感は又少量のIr,Rh,Ru,Pb,Cd,H
g,Tl,Pd,Pt又はAuで行うこともできる。こ
れらの化学増感法の一つ又はそれらの組合せを使用でき
る。
【0048】本発明により使用するためのハロゲン化銀
乳剤は、写真材料の製造又は貯蔵中、又はその写真処理
中に、かぶりの形成を防止するか又は写真特性を安定化
する化合物を含有できる。多くの既知の化合物を、ハロ
ゲン化銀乳剤にかぶり防止剤又は安定剤として加えるこ
とができる。
【0049】好適な例には、例えば複素環式窒素含有化
合物例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾー
ル、ニトロベンズイミダゾール、クロロベンズイミダゾ
ール、ブロモベンズイミダゾール、メツカプトチアゾー
ル、メルカプトベンゾチアゾール、メルカプトベンズイ
ミダゾール、メルカプトチアジアゾール、アミノトリア
ゾール、ベンゾトリアゾール、ニトロベンゾトリアゾー
ル、メルカプトテトラゾール、メルカプトピリミジン、
メルカプトトリアジン、ベンゾチアゾリン−2−チオ
ン、オキサゾリン−チオン、トリアザインデン、テトラ
ザインデン及びペンタザインデン、特にZ. Wiss. Pho
t.47巻(1952年)、2〜58頁にBirrによって発
表されたもの、GB1203757、GB120914
6、JA−Appl. 75−39537及びGB15002
78に記載されている如きトリアゾロピリミジン、及び
US−P4727017に記載されている如き7−ヒド
ロキシ−s−トリアゾロ−[1,5−a]−ピリミジ
ン、及び他の化合物例えばベンゼンチオスルホン酸、ベ
ンゼンチオスルフィン酸及びベンゼンチオスルホン酸ア
ミドがある。かぶり防止化合物として使用できる他の化
合物には、例えば水銀塩もしくはカドミウム塩の如き金
属塩及びResearch Disclosure No. 17643(19
78年)、VI章に記載されている化合物がある。
【0050】かぶり防止剤又は安定剤は、ハロゲン化銀
乳剤の熟成前、中又は後にそれに加えることができる、
そして2種以上のこれらの化合物の混合物を使用でき
る。
【0051】ハロゲン化銀以外に、感光性乳剤層の別の
必須成分に結合剤がある。結合剤は親水性コロイド、好
ましくはゼラチンである。しかしながらゼラチンは、そ
の一部又は全部を合成、半合成又は天然重合体で置換で
きる。ゼラチンのための合成代替物には例えばポリビニ
ルアルコール、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリビニ
ルイミダゾール、ポリビニルピラゾール、ポリアクリル
アミド、ポリアクリル酸及びそれらの誘導体、特にそれ
らの共重合体がある。ゼラチンのための天然代替物に
は、例えばゼイン、アルブミン及びカゼインの如き他の
蛋白質、セルロース、サッカライド、澱粉及びアルギネ
ートがある。一般にゼラチンのための半合成代替物には
変性天然生成物、例えばゼラチンをアルキル化又はアシ
ル化剤で変換して、又はゼラチン上に重合性単量体をグ
ラフトすることによって得られたゼラチン誘導体、及び
ヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、フタロイルセルロース及びセルロースサルフェ
ートの如きセルロース誘導体がある。
【0052】写真材料の結合剤、特に使用する結合剤が
ゼラチンであるとき、適切な硬化剤例えばエポキシド系
のもの、エチレンイミン系のもの、ビニルスルホン系の
もの例えば1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノー
ル、クロム塩例えば酢酸クロム及びクロム明ばん、アル
デヒド例えばホルムアルデヒド、グリオキサール及びグ
ルタルアルデヒド、N−メチロール化合物例えばジメチ
ロール尿素及びメチロールジメチルヒダントイン、ジオ
キサン誘導体例えば2,3−ジヒドロキシ−ジオキサ
ン、活性ビニル化合物例えば1,3,5−トリアクリロ
イル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、活性ハロゲン化
合物例えば2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−ト
リアジン、及びムコハロゲン酸例えばムコクロル酸及び
ムコフェノキシクロル酸で硬化できる。これらの硬化剤
は単独で又は組合せて使用できる。又結合剤は急速反応
性硬化剤例えばUS−P4063952に記載されてい
る如きカルバモイルピリジニウム塩で硬化することもで
きる。
【0053】感光性乳剤層以外に、写真材料は幾つかの
非感光性層、例えば保護最上層、一つ以上の裏塗層、及
び一つ以上の中間層を含有できる。本発明のトリフェニ
ルメタン染料は前述した如くこれらの層の一つ中に混入
できる。
【0054】本発明の写真材料は、写真乳剤層又は別の
親水性コロイド層中に更に各種の界面活性剤を含有でき
る。好適な界面活性剤には、非イオン界面活性剤例えば
サポニン、アルキレンオキサイド例えばポリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレング
リコール縮合生成物、ポリエチレングリコールアルキル
エーテルもしくはポリエチレングリコールアルキルアリ
ールエーテル、ポリエチレングリコールエステル、ポリ
エチレングリコールソルビタンエステル、ポリアルキレ
ングリコールアルキルアミンもしくはアルキルアミド、
シリコーン−ポリエチレンオキサイドアダクト、グリシ
ドール誘導体、多価アルコールの脂肪酸エステル及びサ
ッカライドのアルキルエステル;カルボキシ、スルホ、
ホスホ、硫酸もしくはリン酸エステル基の如き酸基を含
有するアニオン界面活性剤;アミノ酸、アミノアルキル
スルホン酸、アミノアルキルサルフェートもしくはホス
フェート、アルキルベタイン及びアミン−N−オキサイ
ドの如き両性界面活性剤;及びアルキルアミン塩、脂肪
族、芳香族もしくは複素環式四級アンモニウム塩、脂肪
族もしくは複素環式環含有ホスホニウムもしくはスルホ
ニウム塩の如きカチオン界面活性剤を含む。かかる界面
活性剤は、種々の目的のため、例えば被覆助剤として、
帯電防止剤として、滑性を改良する化合物として、分散
乳化を容易にする化合物として、接着を防止もしくは減
ずる化合物として、及び写真特性例えば高コントラス
ト、増感及び現像促進を改良する化合物として使用でき
る。好ましい界面活性被覆剤は過弗素化アルキル基を含
有する化合物である。
【0055】本発明との関連における写真材料は、更に
他の各種の添加剤例えば写真材料の寸法安定性を改良す
る化合物、UV吸収剤、間隔剤及び可塑剤を含有でき
る。
【0056】写真材料の寸法安定性を改良するのに好適
な添加剤には例えば水溶性又は殆ど不溶性の合成重合
体、例えばアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシ
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル、アクリ
ロニトリル、オレフィン及びスチレンの重合体、又は前
記のものとアクリル酸、メタクル酸、α,β−不飽和ジ
カルボン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
ト、スルホアルキル(メタ)アクリレート、及びスチレ
ンスルホン酸との共重合体の分散液がある。
【0057】間隔剤は好ましくは最上保護層中に存在さ
せることができ、一般にかかる間隔剤の平均粒度は0.
2〜10μからなる。それらはアルカリに可溶性又は不
溶性であることができる。アルカリ不溶性間隔剤は通常
写真材料中に永久的に残る、一方アルカリ可溶性間隔剤
は通常アルカリ性処理浴中でそこから除去される。好適
な間隔剤は例えばポリメチルメタクリレートから、アク
リル酸及びメチルメタクリレートの共重合体から、及び
ヒドロキシプロピルメチルセルロースヘキサヒドロフタ
レートから作ることができる。他の好適な間隔剤はUS
−P4614708に記載されている。
【0058】本発明との関連における写真材料の支持体
は透明基体、好ましくは有機樹脂支持体、例えば硝酸セ
ルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリビニ
ルアセタールフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、ポリ塩化ビニルフィルム又はポリ−α−オレフィ
ンフィルム例えばポリエチレンもしくはポリプロピレン
フィルムであることができる。かかる有機樹脂フィルム
の厚さは0.07〜0.35mmであるのが好ましい。
これらの有機樹脂支持体は下塗層で被覆するのが好まし
い。他方写真材料の支持体は紙基体好ましくはポリエチ
レン、もしくはポリプロピレン被覆紙基体であることが
できる。
【0059】本発明による写真材料は、それらの特定の
用途によって当業者に知られている手段又は薬品によっ
て処理できる。写真植字又は像セッティングのためのグ
ラフィックアートの分野での赤感性材料の場合において
は、それらは従来のフェニドン/ハイドロキノン現像溶
液及び従来のチオ硫酸ナトリウムもしくはアンモニウム
含有定着溶液を含むいわゆるラピッド・アクセス薬品中
で処理するのが好ましい。現像時間は約35℃の温度で
通常10〜30秒である。或いはいわゆるハード・ドッ
ト・ラピッド・アクセス化学で、例えばAgfa−Gevaert
N. V.により市販されているAGFASTAR装置で処理でき
る。好ましくは自動再生装置を備えた自動操作処理機、
例えばAgfa−Gevaert N. V.によって市販されているRA
PILINE装置を使用する。
【0060】下記実施例は本発明を示すが、それに限定
するものではない。
【0061】実施例
【0062】実施例 1 本発明染料(ID−1)の製造
【0063】工程1:中間体化合物IMC −1の合成 撹拌機を備えた丸底フラスコ中で33.3gのテトラヒ
ドロキノリン、25.7mlのブタンスルトン及び4
3.5mlのジイソプロピルエチルアミンを混合し、混
合物を油浴上で95℃に加熱した。6時間撹拌後、反応
混合物を冷却し、形成された油を375mlのメチル−
t−ブチルエーテルで洗った。750mlのエタノール
中の28gの水酸化カリウムの溶液を油状反応混合物に
加え下記中間体化合物IMC −1の沈澱を生ぜしめた。
【0064】
【化18】
【0065】工程2:中間体リューコ染料及び染料(I
D−1)の合成 還流コンデンサーを備えた丸底フラスコ中で、400m
lのエタノール中にこの中間体化合物IMC −1の20g
及びp−シアノベンズアルデヒドの4.26gを懸濁さ
せた。5.5mlの濃塩酸溶液を加えた。混合物を一夜
還流加熱した。次に400mlの水を加え、反応混合物
を水酸化カリウムでアルカリ性にした。最後に1000
mlの飽和塩化カリウム溶液を加えた。最終染料の中間
体リューコの形である白色沈澱が形成した、これをフィ
ルター上に集めた(収率:99%)。
【0066】このリューコ染料の目的トリフェニルメタ
ン染料への酸化は次の如く行った。49gのこのリュー
コ染料及び500mlのメタノールを丸底フラスコ中で
撹拌した。次に5.7mlの濃塩酸溶液を加え、続いて
17.7gの二酸化マンガン及び0.5gのクロラニル
を加えた。1時間撹拌した後、残存二酸化マンガンを濾
別した。回転蒸発機を用いて溶媒を蒸発させ、形成され
た油を200mlのアセトニトリル及び200mlのア
セトンの混合物中に溶解した。目的の染料化合物(ID
−1)が沈澱した、これをフィルター上に集めた(収
率:100%)。
【0067】実施例 2 本発明染料(ID−2)の合成
【0068】撹拌機及び還流コンデンサーを備えた丸底
フラスコに、連続して24.6gの中間体化合物IMC −
1、6gのp−ニトロベンズアルデヒド、400mlの
エタノール及び10mlの濃塩酸溶液を加えた。この混
合物を18時間還流加熱し、次いで室温に冷却し、次に
氷浴中で更に冷却した。200mlの酢酸エチルを加え
た後、反応混合物を更に1時間撹拌した。リューコ染料
の沈澱が形成した、これをフィルター上に集めた(収
率:100%)。
【0069】反応容器で18gのこのリューコ染料、2
00mlのメタノール、6.2gの二酸化マンガン及び
0.2gのクロラニルを混合した。この懸濁液に2ml
の濃塩酸溶液を加えた。室温で1時間撹拌した後、残存
二酸化マンガンを濾別し、濾液を100mlの容量まで
蒸発させた。次に100mlのアセトンを加えて、形成
された染料(ID−2)を結晶析出させた(収率:65
%)。
【0070】実施例 3 本発明染料(ID−3)の合成
【0071】9.2gの中間体化合物IMC −1を90m
lのエタノール中に懸濁させた。4mlの濃塩酸溶液を
加えた後、混合物を60℃に加熱した。次に1.6ml
の4−ピリジンカルボキシアルデヒドを加えた。6時間
撹拌した後、油が形成された、これはアセトンで稀釈し
たとき固化し、リューコ染料の形になった(収率:72
%)。
【0072】反応容器に7.5gのこのリューコ染料、
2.8gの二酸化マンガン、0.08gのクロラニル及
び150mlのメタノールを入れた。50mlのメタノ
ールに溶解した1mlの濃塩酸溶液を徐々に加えた。1
時間撹拌した後、残存二酸化マンガンを濾別し、濾液を
30mlの容量まで蒸発させた。100mlのアセトン
を加えた後、染料化合物(ID−3)が沈澱した、これ
を濾別した(収率:57%)。
【0073】実施例 4 写真評価
【0074】28gのゼラチンを含有する溶液1lに5
40mlの導電性重合体コ(テトラアリルオキシエタン
−メチルアクリレート−アクリル酸カリウム塩)の15
%ラテックス分散液を加えた。この溶液を、厚さ100
μを有する透明ポリエチレンテレフタレート支持体上
に、0.56g/m2 のゼラチン被覆率で被覆した。こ
の層を次の如く作った第二裏塗層で上塗した。103g
のゼラチンを含有する溶液1.8lに、40mlの認識
染料(RD−1)を加えて、青−緑暗室照明下で裏塗層
と乳剤層の間の目視差異を改良した。次に表1に示す如
く本発明の関連のハレイション防止染料を加えた。界面
活性剤、シリカ及び重合体艶消剤を加えて被覆溶液にし
た。この層は2.12g/m2 のゼラチン被覆率で被覆
した。
【0075】高コントラスト立方晶ハロゲン化銀乳剤を
作った。それは硫黄プラス金で増感し、0.30μの平
均粒度を示した。この乳剤は0.4%の沃化銀、16%
の臭化銀及び83.4%の塩化銀を含有しており、ロジ
ウム及びイリジウムでドープした。1.10モルのハロ
ゲン化銀を含有するこの乳剤1kgに、かぶり防止剤と
して通常の置換テトラザインデン及び通常の置換メルカ
プトテトラゾールを加えた。赤増感剤(SD−1)を、
ハロゲン化銀1モルについて0.15ミリモルの濃度で
加えた。臭化銀溶液を、飽和カロメル電極に対して測定
して、90mVの銀電位に相当する値までpAg を調整す
るため加えた。可塑化ラテックス及び界面活性剤を加え
て被覆できる溶液を生ぜしめた。乳剤を1m2 について
Ag3.97g、1m2 についてゼラチン2.9gに相
当する被覆量で被覆した。この感光性層を、1m2 につ
いて1gのゼラチン、少量のジメチル−フェニドン、p
−カルボキシ−ジメチル−フェニドン及びハイドロキノ
ン、重合体艶消剤、界面活性剤及びゼラチン硬化剤とし
てホルムアルデヒドを含有する層で上塗被覆した。
【0076】各試料について吸収スペクトルを測定し
た。データは吸収%(100から透過率%及び反射率%
を引く)で与える。
【0077】スピードを測定するため、0.10 log
H/cmの楔定数を有する連続楔及び670nmレーザ
ーダイオードを用いてレーザーセンシトメーター上で被
覆を露光した。各試料を、通常のハイドロキノン−フェ
ニドン現像液、チオ硫酸アンモニウムを含有する通常の
定着液、洗浄工程及び乾燥工程を用いる自動処理機中で
処理した。乾燥から乾燥までの全処理時間は65秒であ
った。現像液の温度は35℃であった。
【0078】減度はかぶりの上3.00の濃度で測定
し、相対log H値として表した。数が大であればある程
感度が大であることを意味する。従って0.30の値の
増大はスピードが2倍であることを意味する。
【0079】被覆の他の試料を、Agfaの一部門のMiles
Inc. で市販している670nmダイオードを備えたAC
CUSET イメージセッターで露光した。それぞれ5,5
0,95及び100%ドット面積の電子スクリーンドッ
トパターンが発生した。処理後、像品質を、50%スク
リーンドットが正しい大きさで再現されるその露光セッ
トで実際の最高濃度(100%ドット面積で)及び緑鮮
鋭度を評価することによって測定した。品質は相対に表
示した。結果を表1に示す。
【0080】 表 1 吸 収 % 相 対 染料 mg/m 2 630nm 670nm スピード 像品質 ID−1 50 28 50 1.00 最 良 ID−2 50 17 33 1.02 良 ID−3 50 24 42 1.01 良 CD−1 50 45 20 1.06 悪
【0081】これらの結果は、対照染料を用いて得られ
たものと僅かの差のみを示す良好な感度、及び従来の染
料と比較して良好な像品質及び本発明により使用した染
料の670nmでの高吸収を示している。
【0082】処理した試料は、迅速処理サイクル(乾燥
から乾燥まで45秒)でさえも残存汚れを示さなかっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・カラン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ロラン・クラエ ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、少なくとも一つのハロゲン化銀
    乳剤層、及び所望により一つ以上の非感光性親水性層を
    含む写真材料において、少なくとも一つの前記乳剤層及
    び/又は非感光性層が下記一般式(ID): 【化1】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素、非置換も
    しくは置換アルキル基、又は非置換もしくは置換アリー
    ル基を表し、R3 は電子吸引性基を表し、染料は少なく
    とも二つの水溶性化基を含有し、X- はアニオン又は分
    子内アニオン基を表す)によって表されるトリフェニル
    メタン染料を含有することを特徴とする写真材料。
  2. 【請求項2】 電子吸引性基を、 【化2】 (式中R4 はR1 及びR2 について与えた意義の一つを
    有する)からなる群から選択することを特徴とする請求
    項1の写真材料。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも二つの水溶性化基をそれ
    ぞれ独立に 【化3】 (式中R5 はR1 及びR2 について与えた意義の一つを
    有する)からなる群から選択することを特徴とする請求
    項1又は2の写真材料。
  4. 【請求項4】 前記トリフェニルメタン染料が下記式 【化4】 (式中R13はp−シアノフェニル基、p−ニトロフェニ
    ル基及びp−ピリジニル基からなる群から選択し、M+
    はカチオンである)に相当することを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項の写真材料。
  5. 【請求項5】 前記トリフェニルメタン染料が、ハレイ
    ション防止染料として下塗層又は裏塗層中に存在するこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れか1項の写真材料。
  6. 【請求項6】 前記トリフェニルメタン染料が、670
    nmで測定して0.1〜1.5の範囲の光学濃度が層中
    で得られる量で前記下塗層又は前記裏塗層中に存在する
    ことを特徴とする請求項5の写真材料。
  7. 【請求項7】 一般式(ID): 【化5】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素、非置換も
    しくは置換アルキル基、又は非置換もしくは置換アリー
    ル基を表し、R3 は電子吸引性基を表し、染料は少なく
    とも二つの水溶性化基を含有し、X- はアニオン又は分
    子内アニオン基を表す)によって表されることを特徴と
    する化合物。
  8. 【請求項8】 前記電子吸引性基を、 【化6】 (式中R4 はR1 及びR2 について与えた意義の一つを
    有する)からなる群から選択することを特徴とする請求
    項7の化合物。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも二つの水溶性化基をそれ
    ぞれ独立に 【化7】 (式中R5 はR1 及びR2 について与えた意義の一つを
    有する)からなる群から選択することを特徴とする請求
    項7又は8の化合物。
  10. 【請求項10】 下記一般式 【化8】 (式中R13はp−シアノフェニル基、p−ニトロフェニ
    ル基及びp−ピリジニル基からなる群から選択し、M+
    はカチオンである)に相当することを特徴とする請求項
    7,8又は9の化合物。
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