JPH06265664A - 常温核融合反応装置および方法 - Google Patents

常温核融合反応装置および方法

Info

Publication number
JPH06265664A
JPH06265664A JP5090403A JP9040393A JPH06265664A JP H06265664 A JPH06265664 A JP H06265664A JP 5090403 A JP5090403 A JP 5090403A JP 9040393 A JP9040393 A JP 9040393A JP H06265664 A JPH06265664 A JP H06265664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
water
casing
electrode plate
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5090403A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Muraoka
義夫 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5090403A priority Critical patent/JPH06265664A/ja
Publication of JPH06265664A publication Critical patent/JPH06265664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Abstract

(57)【要約】 【目的】電極部分を微細粒子化することにより、反応レ
ベルを高めた常温核融合反応装置および方法を提供す
る。 【構成】任意形状の非電導性材料により形成されるケー
シングと、ケーシング内を三分する透水板と、中央の空
隙に満たされる電解液と、両透水板により仕切られた空
隙の一方に充填される陽極電極粒子と、他方の空隙に充
填される、重水素吸蔵性質を有する陰極電極粒子と、各
電極粒子内に位置する電極板と、電極板に電流を供給す
るための電流供給装置とにより構成されたことを特徴と
する常温核融合反応装置であり、また、電解液としての
重水中に位置する陽極電極板および重水素吸蔵性質を有
する陰極電極板間に通電することにより、常温時にて核
融合を発生させる方法において、各電極板を、透水板に
より電解液から分離される微細粒子集合体および該集合
体内部に位置する電極板体とすることを特徴とする常温
核融合反応方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、常温にて円滑なる核
融合反応を発生させるための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、核融合を人工的に発生させる
ための方法・装置が実験されてきているが、その大部分
はプラズマを磁場コイルにてコントロールすることによ
り、高温高密度の状態を発生させて核融合を起こさせる
ものである。しかしながら、この方法はプラズマの制御
が難しく投入エネルギーと出力エネルギーが等しくなる
いわゆる臨界プラズマ条件には至っていない。近年、常
温にて核融合を起こさせる実験装置が開発されつつある
が、これらのいずれも重水を主成分とする電解液中に位
置する丸棒もしくは平板状の電極間に通電するものであ
って、本発明にて示すように、微粉末の電極を用いて反
応させる核融合装置および方法は現在のところ見当たら
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】常温核融合装置は、重
水を電気分解して得られる重水素原子を水素吸蔵合金に
過剰に吸収させ、この原子核を互いに結合させて核融合
反応を起こさせるものである。水素原子は、1個の陽子
の回りを1個の電子が回っているが、重水素原子は各1
個の陽子と中性子が結合した原子核構造で、この原子核
周囲を電子が回っている。この重水素原子核2個が結合
して、陽子2個と中性子2個の結合したヘリウム4原子
核となり、このとき莫大な熱エネルギーを放出する。こ
れが現在のところ、常温核融合の反応原理と考えられ、
種々の実験によって発熱反応が確認されている。しかし
ながら、実験時に必ず上記の反応が得られるものではな
く、ときには反応しないケースも報告されており、その
原因究明が待たれている。本発明は、核融合による発熱
反応の確実性と反応度の拡大を目的としてなされたもの
で、装置に使用する電極を微細化し、また磁場利用によ
って反応を促進させるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て、本発明は電極部分を微粒子化することにより、反応
度を高める構成とした。すなわち、任意形状の非電導性
材質により形成されるケーシングと、ケーシング内を三
分する透水板と、中央の空隙に満たされる電解液と、両
透水板により仕切られた空隙の一方に充填される隔極電
極粒子と、他方の空隙に充填される、重水素吸蔵性質を
有する陰極電極粒子と、各電極粒子内に位置する電極板
と、電極板に電流を供給するための電流供給装置とによ
り構成する。本発明は以上の構成よりなる常温核融合反
応装置であり、また、電解液としての重水中に位置する
陽極電極板および重水素吸蔵性質を有する陰極電極板間
に通電することにより、常温時にて核融合を発生させる
方法において、各電極板を、透水板により電解液から分
離される微細粒子集合体および該集合体内部に位置する
電極板体とすることを特徴とする常温核融合反応方法で
ある。
【0005】
【作用】本案装置を使用するには、各電極間に電池等に
より適当時間通電する。この通電によって重水が電気分
解されて陽極から酸素、陰極から重水素が発生する。と
ころが、陰極にはパラジウムなどの水素吸蔵合金を使用
しているため、発生した重水素は合金の内部に吸蔵さ
れ、次第にその密度を高めていく。この状態を継続して
いるうちに、重水素原子核は互いにぶつかり合い、つい
には原子核どうしが融合一体化してヘリウムに変化す
る、いわゆる核融合反応が発生する。このとき多量の発
熱反応が生じる。以上が従来からの常温核融合である
が、本発明は電極に微細粉末を使用しており、従来から
使用されている平板もしくは丸棒状の電極に比べて格段
に広い電極面積を有しており、結果、反応を促進させる
ことができる。なお、後述の実施例にて示すように、磁
場利用によって重水および重水素分子塊を細分化すれ
ば、さらに反応度を高めることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 第1実施例:図2において、1は上部開放円筒形状のケ
ーシングで合成樹脂などの非電導性材料にて形成され
る。2は透水板で、ケーシング底の中程の位置に固着さ
れて平行にケーシング上端位置まで立ち上がり、ケーシ
ング内を三分している。この透水板は濾過紙、イオン透
過性セラミックなどの水透過性材料が使用される。3は
平板状の陽極電極板で、ケーシングと透水板とにより囲
まれる半月形部分の中程に固着され、ケーシング底より
上端位置より少し上まで立ち上がっている。また5は陰
極電極板で陽極電極板と同形状で、かつ同様の状態でケ
ーシング底に固着される。この双方の電極板材料は電気
導通性が高く耐熱性にも優れた銅−ジルコニウム合金で
ある。そして、4は陽極電極粒子で、白金をミクロンレ
ベルまで微粒子化したものを、ケーシングと透水板との
空隙に充填している。6は陰極電極粒子で、パラジウム
の微粉末をケーシングと透水板との空隙に充填したもの
である。7はケーシング底面と両透水板とにより囲まれ
る中央部分に満たされる電解液で、重水を主成分とし
て、適量の電解促進剤としての水酸化リチウムを添加し
ている。この状態において、両電極板間に電池(図示せ
ず)にて数ボルト〜数十ボルトの直流電流を流すと、陰
極部分にて核融合反応が発生する。なお、透水板は、重
水は通過できるが電極粒子は通過しない程度のメッシュ
を有しており、したがって両電極粒子は重水に漬浸され
つつその形状を保つことができる。
【0007】第2実施例:図4は本発明の第2実施例を
示すもので、前例装置の周囲に永久磁石による磁場を形
成したものである。図において、8は環状の永久磁石、
9は環状のスペーサー、10は押え蓋、11はケーシン
グ内壁である。この永久磁石は図6に示すように、同極
どうしが接するように組み合わせて磁石群(12)を構
成し、各磁石群間はスペーサーを介して異極どうしが近
接するように設けられている。この状態において磁石群
内では互いの磁石は反発し、各々の磁石群間は異極のた
め吸引力が生じている。そしてケーシング上に螺着され
る押え蓋によって装着保持されている。そしてこれらの
磁石による磁場が本装置に作用するが、この磁場は吸引
と反発の双方が錯綜して生じており、そのため重水およ
び重水素の分子はその結合力が切り離され、各々の小分
子に分離する傾向を示す。これらの分子は磁性に相対し
た方向への整列のため混乱を起こし、さらに磁気による
撹拌作用を受けて分子間の相互摩擦により切断されて微
粒子化される。したがって、微粒子化された重水素と微
細粉末となってその表面積を増大させた電極粒子の相互
効果により、反応を促進させることができる。
【0008】第3実施例:本例は、互いに反発状態にセ
ットした各磁石間にスペーサー(9’)を配置したもの
で、前例同様に磁場作用によって重水および重水素を微
粒子化するものでその他は前例同様である。
【0009】本例は、真空中にて常温核融合反応を起こ
させるものである。一般的には大気中にて反応実験が行
なわれるが、再現性に乏しい場合があり、いまだその原
因は究明されていない。本例は、実験装置を真空中にて
作動させるもので、不純物の混入などバックグラウンド
による影響を極小として、高精度で反応を行なわせるこ
とができる。なお、以上の例において、陽極電極粒子に
金を使用してもよい。また、陰極電極粒子には、他にチ
タン、パラジウム合金、酸化タングステンの単結晶も使
用可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、微細粒子化した電極粒
子を用いるため、反応面積を大きくすることができ、速
やかに反応を行なわせることができる。また、磁場を併
用すれば、重水および重水素を微細化でき、電極粒子と
相まってさらに反応を促進させる反応装置・方法を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図
【図2】本発明の第1実施例の中央縦断面図
【図3】本発明の第2実施例の平面図
【図4】本発明の第2実施例の中央縦断面図
【図5】本発明の第3実施例の要部断面説明図
【図6】本発明の第2実施例の要部断面説明図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 透水板 3 陽極電極板 4 陽極電極粒子 5 陰極電極板 6 陰極電極粒子 7 電解液 8 永久磁石 9,9’スペーサー 10 押え蓋 11 ケーシング内壁 12 磁石群 13 反応装置部 14 磁場装置部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意形状の非電導性材料により形成される
    ケーシングと、ケーシング内を三分する透水板と、中央
    の空隙に満たされる電解液と、両透水板により仕切られ
    た空隙の一方に充填される陽極電極粒子と、他方の空隙
    に充填される、重水素吸蔵性質を有する陰極電極粒子
    と、各電極粒子内に位置する電極板と、電極板に電流を
    供給するための電流供給装置とにより構成されたことを
    特徴とする常温核融合反応装置。
  2. 【請求項2】その内部に円形の内壁を有する非電導性材
    料よりなる二重構造の上部開放形円筒体よりなるケーシ
    ングと、ケーシング内壁と外壁との間において、環状永
    久磁石をその極性の同極が互いに反発しながら接するよ
    うに組み合わせて磁石群を構成し、複数のこの磁石群間
    をスペーサーを介して近接する磁石群端は互いに異極と
    なるように挿入するとともに、ケーシング外壁上端に螺
    着される環状の押え蓋にて各磁石を固定して磁場装置部
    を構成し、一方、内壁内空間において、該空間を三分す
    る透水板と、中央の空隙に満たされる電解液と、両透水
    板により仕切られた空隙の一方に充填される陽極電極粒
    子と、他方の空隙に充填される、重水素吸蔵性質を有す
    る陰極電極粒子と、各電極粒子内に位置する電極板によ
    り反応装置部を構成して、以上の磁場装置部と反応装置
    部と各電極板に電流を供給するための電流供給装置とに
    より構成されたことを特徴とする常温核融合反応装置。
  3. 【請求項3】電解液としての重水中に位置する陽極電極
    板および重水素吸蔵性質を有する陰極電極板間に通電す
    ることにより、常温時にて核融合を発生させる方法にお
    いて、各電極板を、透水板により電解液から分離される
    微細粒子集合体および該集合体内部に位置する電極板体
    とすることを特徴とする常温核融合反応方法。
  4. 【請求項4】常温核融合反応方法において、真空状態中
    にて反応させる請求項3記載の常温核融合反応方法。
JP5090403A 1993-03-11 1993-03-11 常温核融合反応装置および方法 Pending JPH06265664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090403A JPH06265664A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 常温核融合反応装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090403A JPH06265664A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 常温核融合反応装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06265664A true JPH06265664A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13997626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5090403A Pending JPH06265664A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 常温核融合反応装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06265664A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010111064A (ko) * 2001-10-19 2001-12-15 강경창 원소융합 디바이스 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010111064A (ko) * 2001-10-19 2001-12-15 강경창 원소융합 디바이스 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Vermilyea On the theory of electrolytic crystal growth
JP4964766B2 (ja) 非導電材料内でのカチオン―電子の侵入及び衝突のためのシステム
JP2008275596A (ja) エネルギー/物質変換方法及び構造
US20110027623A1 (en) Electrochemical device
EP0473681A1 (en) FUSION POWER GENERATION.
JPH06503644A (ja) エネルギー/物質変換方法と構造
JPH06265664A (ja) 常温核融合反応装置および方法
EP1656678B1 (en) Pulsed low energy nuclear reaction power generators
Dash et al. Electrothinning and electrodeposition of metals in magnetic fields
KR950009880B1 (ko) 원소와 에너지 생산방법
US6746788B2 (en) Concentration cells utilizing external fields
JPH0821415B2 (ja) 二次電池用リバランス装置の燃料電池
EP0461690A2 (en) Cold nuclear fusion thermal generator
WO2017040941A1 (en) Hall effect assisted electron confinement in an inertial electrostatic confinement fusion reactor
GB2231195A (en) Thermal power generation by electrically controlled fusion
US20060226001A1 (en) Heat and electromagnetic wave generator
JP7114054B2 (ja) 水電解用電解液、それを用いた水電解装置及び水電解方法
WO1991006959A2 (en) Media for solid state fusion
EP0531454B1 (en) Distributed deuterium-lithium energy apparatus
WO2024071106A1 (ja) 水素同位体移送装置及び水素同位体移送方法
JPH01275788A (ja) 磁場を作用させた水の電解方法および装置。
WO1990013897A1 (en) Deuterium-lithium energy conversion cell
JP2002512377A (ja) 金属的性質を有する水素化物からエネルギーを発生させる方法および装置
WO2024019756A1 (en) Water electrolysis system and method
JPH072997U (ja) 捕獲端子を使用した常温核融合反応装置