JPH0626552B2 - 陰茎補綴具用流体ポンプ - Google Patents
陰茎補綴具用流体ポンプInfo
- Publication number
- JPH0626552B2 JPH0626552B2 JP3513775A JP51377591A JPH0626552B2 JP H0626552 B2 JPH0626552 B2 JP H0626552B2 JP 3513775 A JP3513775 A JP 3513775A JP 51377591 A JP51377591 A JP 51377591A JP H0626552 B2 JPH0626552 B2 JP H0626552B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- fluid
- prosthesis
- pump portion
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/26—Penis implants
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Reproductive Health (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Prostheses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、全体として、流体ポンプ、特に、陰茎補綴具
を膨張させる２つの部分から成る流体ポンプであって、
一方のポンプ部分が低圧で大容積である一方、その他方
の部分が高圧で小容積である流体ポンプに関するもので
ある。
を膨張させる２つの部分から成る流体ポンプであって、
一方のポンプ部分が低圧で大容積である一方、その他方
の部分が高圧で小容積である流体ポンプに関するもので
ある。
インポテンツの問題を緩和するために陰茎補綴装置を使
用することは広く知られている。一つの一般的な型式の
装置は、陰茎内に埋め込まれ、流体供給源と連通する一
対の膨張可能なシリンダを備えている。この流体は、陰
茎を勃起させようとするユーザの希望に従いシリンダ内
に送出される。一型式の構造において、流体自体は、ユ
ーザの腹腔内に配置することの出来るリザーバ内に入れ
ることが出来、該リザーバは流体をリザーバから補綴装
置に供給するポンプ手段と連通している。これとは別
に、流体は、ポンプ手段内に完全に貯蔵し、所望に応じ
て補綴装置内に導入することも出来る。上記何れの型式
の構造用の現在のポンプ手段は、陰嚢内に埋め込まれ、
ボール弁を備える単一の中空の可撓性構成要素から成っ
ており、流体はこのボール弁を通って補綴具のシリンダ
内に入らなければならない。該構成要素内の流体は、大
部分の流体が送り出され、シリンダ内に入るまで、該構
成要素を繰り返し圧搾することにより、ボール弁を通っ
て送出される。ユーザは、ボール弁の部分を圧搾するこ
とにより流体を構成要素に戻し、これによりボールを変
位させ、流体が構成要素内に流動して戻るのを許容する
ことが出来る。しかし、明らかであるように、該構成要
素の寸法は十分に大きくし、補綴装置のシリンダを満た
すのに必要な量の流体を受け入れ得るようにしなければ
ならない。その結果、大容積の構成要素は、当然、流体
を低圧で供給し、その寸法が大きいため、ユーザはシリ
ンダ内に存在する全ての量の流体を送り出すことが出来
ない。
用することは広く知られている。一つの一般的な型式の
装置は、陰茎内に埋め込まれ、流体供給源と連通する一
対の膨張可能なシリンダを備えている。この流体は、陰
茎を勃起させようとするユーザの希望に従いシリンダ内
に送出される。一型式の構造において、流体自体は、ユ
ーザの腹腔内に配置することの出来るリザーバ内に入れ
ることが出来、該リザーバは流体をリザーバから補綴装
置に供給するポンプ手段と連通している。これとは別
に、流体は、ポンプ手段内に完全に貯蔵し、所望に応じ
て補綴装置内に導入することも出来る。上記何れの型式
の構造用の現在のポンプ手段は、陰嚢内に埋め込まれ、
ボール弁を備える単一の中空の可撓性構成要素から成っ
ており、流体はこのボール弁を通って補綴具のシリンダ
内に入らなければならない。該構成要素内の流体は、大
部分の流体が送り出され、シリンダ内に入るまで、該構
成要素を繰り返し圧搾することにより、ボール弁を通っ
て送出される。ユーザは、ボール弁の部分を圧搾するこ
とにより流体を構成要素に戻し、これによりボールを変
位させ、流体が構成要素内に流動して戻るのを許容する
ことが出来る。しかし、明らかであるように、該構成要
素の寸法は十分に大きくし、補綴装置のシリンダを満た
すのに必要な量の流体を受け入れ得るようにしなければ
ならない。その結果、大容積の構成要素は、当然、流体
を低圧で供給し、その寸法が大きいため、ユーザはシリ
ンダ内に存在する全ての量の流体を送り出すことが出来
ない。
上記に鑑み、本発明の主たる目的は、その第１の部分が
大容積で低圧の送出機能を果たし、その第２の部分がそ
の後の小容積で高圧の送出機能を提供し、これにより、
補綴装置に対する流体の供給量を増大させる２つの部分
から成る補綴具用ポンプを提供することである。本発明
の別の目的は、その第２の部分が第１の部分内に配置さ
れた２つの部分から成る上記のようなポンプを提供する
ことである。本発明の更に別の目的は、ポンプをユーザ
の陰嚢内に埋め込むことの出来る２つの部分から成る上
記のようなポンプを提供することである。本発明の上記
及びその他の目的は、以下の詳細な説明の全体から明ら
かになるであろう。
大容積で低圧の送出機能を果たし、その第２の部分がそ
の後の小容積で高圧の送出機能を提供し、これにより、
補綴装置に対する流体の供給量を増大させる２つの部分
から成る補綴具用ポンプを提供することである。本発明
の別の目的は、その第２の部分が第１の部分内に配置さ
れた２つの部分から成る上記のようなポンプを提供する
ことである。本発明の更に別の目的は、ポンプをユーザ
の陰嚢内に埋め込むことの出来る２つの部分から成る上
記のようなポンプを提供することである。本発明の上記
及びその他の目的は、以下の詳細な説明の全体から明ら
かになるであろう。
発明の概要 本発明は、膨張可能な陰茎補綴具を膨張させる手操作可
能な２つの部分から成る流体ポンプに関するものであ
る。該ポンプは、大容積で低圧の第１のポンプ部分と、
少なくとも１つの小容積で高圧の第２のポンプ部分とを
備えている。補綴具に送出すべき流体は、第１の部分内
に保持され、第１及び第２の部分の各々は補綴具と弁を
介して連通しかつ相互に弁を介して連通する。好適な実
施例において、第２のポンプ部分は、第１のポンプ部分
内に配置される。該ポンプは、ユーザの体内に埋め込む
ことが望ましく、最適な埋め込み箇所は陰嚢内である。
第１のポンプ部分は、低圧で大容積を提供し、ユーザが
最初に係合すべきポンプ部材であるため、該ポンプ部分
は、補綴具に対し急速な最初の流体充填を行う。その
後、第２のポンプ部分は高圧を提供し、第１のポンプ部
分の使用後、第１のポンプ部分内に残る残留流体を完全
に空にするため、該第２のポンプ部分の作動により補綴
具に対する所望の剛性が得られ、これにより、ユーザ
は、自然の状態に極めて近似した勃起が可能となる。
能な２つの部分から成る流体ポンプに関するものであ
る。該ポンプは、大容積で低圧の第１のポンプ部分と、
少なくとも１つの小容積で高圧の第２のポンプ部分とを
備えている。補綴具に送出すべき流体は、第１の部分内
に保持され、第１及び第２の部分の各々は補綴具と弁を
介して連通しかつ相互に弁を介して連通する。好適な実
施例において、第２のポンプ部分は、第１のポンプ部分
内に配置される。該ポンプは、ユーザの体内に埋め込む
ことが望ましく、最適な埋め込み箇所は陰嚢内である。
第１のポンプ部分は、低圧で大容積を提供し、ユーザが
最初に係合すべきポンプ部材であるため、該ポンプ部分
は、補綴具に対し急速な最初の流体充填を行う。その
後、第２のポンプ部分は高圧を提供し、第１のポンプ部
分の使用後、第１のポンプ部分内に残る残留流体を完全
に空にするため、該第２のポンプ部分の作動により補綴
具に対する所望の剛性が得られ、これにより、ユーザ
は、自然の状態に極めて近似した勃起が可能となる。
図面の簡単な説明 本発明の現在の好適な実施例は添付図面に図示されてお
り、該添付図面において、 第１図は、陰茎補綴具を膨張させる２つの部分から成る
流体ポンプの斜視図、 第２図は、第１図のポンプの断面立面図である。
り、該添付図面において、 第１図は、陰茎補綴具を膨張させる２つの部分から成る
流体ポンプの斜視図、 第２図は、第１図のポンプの断面立面図である。
好適な実施例の詳細な説明 第１図を参照すると、膨張可能な陰茎補綴具（図示せ
ず）を膨張させる手操作可能な２つの部分から成る流体
ポンプ１０が図示されている。該ポンプ１０は、第１の
ポンプ部分１２と、第２のポンプ部分１４とを備えてお
り、該第２のポンプ部分は図示するように、第１のポン
プ部分内に配置することが望ましい。しかし、第２のポ
ンプ部分は、第１のポンプ部分の外側に配置することも
可能であることを理解すべきである該第１のポンプ部分
１２は、大容積及び流体を送出させる低圧を提供する一
方、第２のポンプ部分１４は小容積で高圧の特性を提供
する。コネクタ要素１６がポンプ１０から伸長し、陰茎
補綴具に結合する。ここで、コネクタ要素１６は、説明
の便宜上のためにのみ示したものであり、当該技術分野
で理解されるように、補綴具に対して効果的なシールを
提供するのに必要な形態とすることが出来る。ポンプ部
分１２、１４は共に、シリコンゴムにて形成することが
望ましく、第１の部分１２は、約１２cc乃至２５cc、特
に望ましくは、約１８ccの容積とし、第２の部分１４
は、約２cc乃至４cc、特に望ましくは、約３ccの容積で
あるようにする。第１のポンプ部分１２は、約５乃至７
psiの最高圧力を提供する一方、第２の部分１４は、約
１０−２０psiの圧力を提供する。典型的な陰茎補綴具
は満足すべき剛性が得られるよう約１０−１５psiの圧
力を必要とする。
ず）を膨張させる手操作可能な２つの部分から成る流体
ポンプ１０が図示されている。該ポンプ１０は、第１の
ポンプ部分１２と、第２のポンプ部分１４とを備えてお
り、該第２のポンプ部分は図示するように、第１のポン
プ部分内に配置することが望ましい。しかし、第２のポ
ンプ部分は、第１のポンプ部分の外側に配置することも
可能であることを理解すべきである該第１のポンプ部分
１２は、大容積及び流体を送出させる低圧を提供する一
方、第２のポンプ部分１４は小容積で高圧の特性を提供
する。コネクタ要素１６がポンプ１０から伸長し、陰茎
補綴具に結合する。ここで、コネクタ要素１６は、説明
の便宜上のためにのみ示したものであり、当該技術分野
で理解されるように、補綴具に対して効果的なシールを
提供するのに必要な形態とすることが出来る。ポンプ部
分１２、１４は共に、シリコンゴムにて形成することが
望ましく、第１の部分１２は、約１２cc乃至２５cc、特
に望ましくは、約１８ccの容積とし、第２の部分１４
は、約２cc乃至４cc、特に望ましくは、約３ccの容積で
あるようにする。第１のポンプ部分１２は、約５乃至７
psiの最高圧力を提供する一方、第２の部分１４は、約
１０−２０psiの圧力を提供する。典型的な陰茎補綴具
は満足すべき剛性が得られるよう約１０−１５psiの圧
力を必要とする。
第２図には、ポンプ１０の断面図が示してある。第１の
ポンプ部分１２からは、第１の枝管２０及び第２の枝管
２２を有する第１の流体供給路１８が伸長している。第
１の枝管２０は、コネクタ要素１６まで伸長し、その内
部には、ボール弁２４が配置されており、該ボール弁２
４は変位され、これにより、その中を通過しかつコネク
タ要素１６まで移動する加圧流体により開放される。第
２の枝管２２は、第２のポンプ部分１４まで伸長し、そ
の内部には、吸引弁２６が配置されており、該吸引弁２
６を通じて流体を吸引し、第２のポンプ部分１４に供給
することが出来る。第２の流体供給通路２８は、第２の
ポンプ部分１４からコネクタ要素１６まで伸長し、その
内部には、ボール弁３０が配置されており、加圧流体が
該ボール弁３０を通るときに、該ボール弁３０は変位さ
れ、これにより開放される。図面から明らかであるよう
に、吸引弁２６は、第１ポンプ部分１２から第２のポン
プ部分１４への一方向の流体の流動を許容する一方、ボ
ール弁３０は、図示するように第２のポンプ部分１４か
らコネクタ要素１６への一方向の流体の流動を許容する
が、補綴具から第２のポンプ部分１４に流体を流動させ
ることが所望であれば、二方向の流体の流動を許容し得
る形態とすることが出来る。ボール弁２４は、以下に説
明するように、第１のポンプ部分１２とコネクタ要素１
６との間のボールの配置状態いかんにより、二方向の流
体の流動を許容する。第１のポンプ部分１２及び第２の
ポンプ部分１４の双方の壁は可撓性であり、シリコンゴ
ムにて形成することが出来る。
ポンプ部分１２からは、第１の枝管２０及び第２の枝管
２２を有する第１の流体供給路１８が伸長している。第
１の枝管２０は、コネクタ要素１６まで伸長し、その内
部には、ボール弁２４が配置されており、該ボール弁２
４は変位され、これにより、その中を通過しかつコネク
タ要素１６まで移動する加圧流体により開放される。第
２の枝管２２は、第２のポンプ部分１４まで伸長し、そ
の内部には、吸引弁２６が配置されており、該吸引弁２
６を通じて流体を吸引し、第２のポンプ部分１４に供給
することが出来る。第２の流体供給通路２８は、第２の
ポンプ部分１４からコネクタ要素１６まで伸長し、その
内部には、ボール弁３０が配置されており、加圧流体が
該ボール弁３０を通るときに、該ボール弁３０は変位さ
れ、これにより開放される。図面から明らかであるよう
に、吸引弁２６は、第１ポンプ部分１２から第２のポン
プ部分１４への一方向の流体の流動を許容する一方、ボ
ール弁３０は、図示するように第２のポンプ部分１４か
らコネクタ要素１６への一方向の流体の流動を許容する
が、補綴具から第２のポンプ部分１４に流体を流動させ
ることが所望であれば、二方向の流体の流動を許容し得
る形態とすることが出来る。ボール弁２４は、以下に説
明するように、第１のポンプ部分１２とコネクタ要素１
６との間のボールの配置状態いかんにより、二方向の流
体の流動を許容する。第１のポンプ部分１２及び第２の
ポンプ部分１４の双方の壁は可撓性であり、シリコンゴ
ムにて形成することが出来る。
使用時、その陰茎に適当な補綴具を埋め込んだ患者の陰
嚢内に食塩水のような流体を保持するポンプ１０を埋め
込み、当該技術分野で公知であるように、コネクタ要素
１６を補綴具に対して密封する。ポンプ１０を陰嚢内に
配置することにより、患者はポンプを適宜に操作するこ
とが出来る。患者が陰茎を勃起させようとする場合、患
者は陰嚢をつまむことにより、第１のポンプ部分１２を
圧搾する。これにより流体は、第１のポンプ部分１２か
ら第１の流体供給通路１８内に流動し、その第１の枝管
２０を経て、最終的に、コネクタ要素１６を通り補綴具
に供給される。ボール弁２４を通る流体の移動は、加圧
流体がボール２５を上方に変位させ、流体がその周囲を
通るときに生じる。流体の移動が停止すると、ボール２
５はその最初の着座位置に復帰し、その間の連通を遮断
する。上述のように、第１のポンプ部分１２は大容積で
低圧部分であり、この部分により、比較的大量の流体が
補綴具内に流動し、これにより、最初の勃起段階を便宜
に再現することが可能となる。しかし、依然、陰茎はそ
の内部の流体の容積が不十分であるため所望の剛性を得
ることが出来ない。これと同時に、流体は第１のポンプ
部分１２内に残っている。依然、第１のポンプ部分内に
残る流体を使用することにより、流体を補綴具内に完全
に導入するためには、第２のポンプ部分１４を使用す
る。具体的には、第２のポンプ部分１４を繰り返して圧
搾することにより、第１のポンプ部分１２の残留流体は
第１の流体供給通路１８内に流動し、その第２の枝管２
２を経て、当該技術分野で公知であるように作動し、流
体の導入を許容する吸引弁２６を通って第２のポンプ部
分１４内に中間段階的に供給される。第２のポンプ部分
１４が流体で略充填され、圧搾を継続すると、ボール弁
３０は、第２のポンプ部分１４の低圧で小容積の性質に
より形成される圧力により開放し、これにより、流体を
第２のポンプ部分１４から第２の流体供給通路３２を通
じて第２のコネクタ１６に送り、補綴具に供給する。こ
の動作の結果、補綴具に供給される流体量及び圧力によ
り、補綴具が実現可能な剛性及び寸法が得られるため、
より自然的にかつ完全に勃起させることが出来る。ユー
ザがこのようにして得られた勃起状態を解消させようと
する場合、ユーザは、ボール弁２４の箇所のポンプ１０
の部分を圧搾し、これによりボール２５を変位させる。
次に、弁２４は開放し、補綴具の流体は急激に流体供給
通路１８の第１の枝管２０を通って流動し、第１のポン
プ部分１２内に入る。
嚢内に食塩水のような流体を保持するポンプ１０を埋め
込み、当該技術分野で公知であるように、コネクタ要素
１６を補綴具に対して密封する。ポンプ１０を陰嚢内に
配置することにより、患者はポンプを適宜に操作するこ
とが出来る。患者が陰茎を勃起させようとする場合、患
者は陰嚢をつまむことにより、第１のポンプ部分１２を
圧搾する。これにより流体は、第１のポンプ部分１２か
ら第１の流体供給通路１８内に流動し、その第１の枝管
２０を経て、最終的に、コネクタ要素１６を通り補綴具
に供給される。ボール弁２４を通る流体の移動は、加圧
流体がボール２５を上方に変位させ、流体がその周囲を
通るときに生じる。流体の移動が停止すると、ボール２
５はその最初の着座位置に復帰し、その間の連通を遮断
する。上述のように、第１のポンプ部分１２は大容積で
低圧部分であり、この部分により、比較的大量の流体が
補綴具内に流動し、これにより、最初の勃起段階を便宜
に再現することが可能となる。しかし、依然、陰茎はそ
の内部の流体の容積が不十分であるため所望の剛性を得
ることが出来ない。これと同時に、流体は第１のポンプ
部分１２内に残っている。依然、第１のポンプ部分内に
残る流体を使用することにより、流体を補綴具内に完全
に導入するためには、第２のポンプ部分１４を使用す
る。具体的には、第２のポンプ部分１４を繰り返して圧
搾することにより、第１のポンプ部分１２の残留流体は
第１の流体供給通路１８内に流動し、その第２の枝管２
２を経て、当該技術分野で公知であるように作動し、流
体の導入を許容する吸引弁２６を通って第２のポンプ部
分１４内に中間段階的に供給される。第２のポンプ部分
１４が流体で略充填され、圧搾を継続すると、ボール弁
３０は、第２のポンプ部分１４の低圧で小容積の性質に
より形成される圧力により開放し、これにより、流体を
第２のポンプ部分１４から第２の流体供給通路３２を通
じて第２のコネクタ１６に送り、補綴具に供給する。こ
の動作の結果、補綴具に供給される流体量及び圧力によ
り、補綴具が実現可能な剛性及び寸法が得られるため、
より自然的にかつ完全に勃起させることが出来る。ユー
ザがこのようにして得られた勃起状態を解消させようと
する場合、ユーザは、ボール弁２４の箇所のポンプ１０
の部分を圧搾し、これによりボール２５を変位させる。
次に、弁２４は開放し、補綴具の流体は急激に流体供給
通路１８の第１の枝管２０を通って流動し、第１のポン
プ部分１２内に入る。
本発明の一例としての現在の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明の思想はその他の各種の方法で具
体化しかつ利用することが出来ることを理解すべきであ
り、請求の範囲は従来技術により限定される場合を除い
て、かかる変形例を包含するものと解釈されるべきであ
る。
に説明したが、本発明の思想はその他の各種の方法で具
体化しかつ利用することが出来ることを理解すべきであ
り、請求の範囲は従来技術により限定される場合を除い
て、かかる変形例を包含するものと解釈されるべきであ
る。
Claims (6)
- 【請求項１】流体を送出することにより、連通する膨張
可能な陰茎補綴具を膨張させる手操作可能な流体ポンプ
装置１０にして、大容積で低圧の第１のポンプ１２と、
少なくとも１つの小容積で高圧の第２のポンプ１４と、
を備え、補綴具に送出すべき流体が第１のポンプ１２内
に保持され、第１及び第２のポンプ１２，１４の各々が
補綴具と弁を介して連通しかつ相互に弁を介して連通す
ることを特徴とする流体ポンプ装置１０。 - 【請求項２】請求の範囲第１項に記載の流体ポンプ装置
１０にして、前記第２のポンプ１４が前記第１のポンプ
１２内に配置されることを特徴とする流体ポンプ装置１
０。 - 【請求項３】請求の範囲第１項に記載の流体ポンプ装置
１０にして、前記第１のポンプ１２の容積が約１２cc乃
至約１８ccであることを特徴とする流体ポンプ装置１
０。 - 【請求項４】請求の範囲第３項に記載の流体ポンプ装置
１０にして、前記第２のポンプ１４の容積が約２cc乃至
約４ccであることを特徴とする流体ポンプ装置１０。 - 【請求項５】膨張可能な陰茎補綴具を膨張させる方法に
して、 ａ）補綴具と連通する手操作可能な流体ポンプ装置１０
であって、大容積で低圧の第１のポンプ１２及び少なく
とも１つの小容積で高圧の第２のポンプ１４を備え、補
綴具に送出すべき流体が第１のポンプ１２内に保持さ
れ、前記第１及び第２のポンプ１２，１４の各々が補綴
具と弁を介して連通しかつ相互に弁を介して連通してい
る流体ポンプ装置１０を提供する段階と、 ｂ）前記第１のポンプ１２を繰り返し作動させ、これに
より、流体を該第１のポンプ１２から補綴具に供給する
段階と、 ｃ）前記第１のポンプ１２の作動後、前記第２のポンプ
１４を繰り返し作動させ、これにより、該第１のポンプ
１２から残留する流体を吸引しかつ前記残留する流体を
補綴具に供給する段階と、を備えることを特徴とする方
法。 - 【請求項６】請求の範囲第５項に記載の方法にして、ポ
ンプ装置１０の前記第２のポンプ１４がその前記第１の
ポンプ１２内に配置されていることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US587,139 | 1990-09-24 | ||
| US07/587,139 US5171272A (en) | 1990-09-24 | 1990-09-24 | Fluid pump for penile prosthesis |
| PCT/US1991/005775 WO1992004879A1 (en) | 1990-09-24 | 1991-08-20 | Fluid pump for penile prosthesis |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05506173A JPH05506173A (ja) | 1993-09-16 |
| JPH0626552B2 true JPH0626552B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=24348524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3513775A Expired - Fee Related JPH0626552B2 (ja) | 1990-09-24 | 1991-08-20 | 陰茎補綴具用流体ポンプ |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5171272A (ja) |
| EP (1) | EP0550461B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0626552B2 (ja) |
| CA (1) | CA2089733C (ja) |
| DE (2) | DE69102706T2 (ja) |
| WO (1) | WO1992004879A1 (ja) |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5851176A (en) | 1996-07-29 | 1998-12-22 | Mentor Corporation | Pressure-responsive lockout valve and method of use |
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