JPH0626520Y2 - 小物収容ケース付き接着テープホルダー - Google Patents

小物収容ケース付き接着テープホルダー

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JPH0626520Y2
JPH0626520Y2 JP4105789U JP4105789U JPH0626520Y2 JP H0626520 Y2 JPH0626520 Y2 JP H0626520Y2 JP 4105789 U JP4105789 U JP 4105789U JP 4105789 U JP4105789 U JP 4105789U JP H0626520 Y2 JPH0626520 Y2 JP H0626520Y2
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hollow
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廣 牧野
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株式会社ワイチ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、事務用或は家庭用として簡易に取扱いのでき
る据置型の接着テープホルダーであって、接着テープの
保持部を回転させることができ、且つ、該保持部を有す
る中空回転体にクリップや印肉等の小物文具用品を収容
できるようにした利便性に富む小物収容ケース付き接着
テープホルダーに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、事務を執る際には筆記用具、消しゴムの他、書
類綴じ用のクリップやステープル針、或は認め印、印
肉、接着テープ等、少なくとも数種類の小物事務用品類
が日常的に頻繁に使用されている。
中でも、接着テープは紙芯に巻装したものが使用されて
おり、そのままでは転がり易い上、引出し端部が1周後
方の接着テープ表面に接着して剥がしにくくなるなど取
扱いが不便なため、通常は簡便に取扱える接着テープホ
ルダーに装着して使用されている。
ところで、この種の接着テープホルダーは従来より合成
樹脂製の中空本体の一端側に接着テープの挿入凹所を形
成して、この凹所に該接着テープの紙芯を回転自在に嵌
合させる筒軸を配設すると共に、前記中空本体の他端側
上面に接着テープの引出し端部を仮貼付させる貼付面と
テープカッターとを連設して構成したものが広く知られ
ており、このような接着テープホルダーは筒軸に紙芯を
嵌合した状態で接着テープを凹所に挿入して、該接着テ
ープの端部を必要長さ分だけ引出した後、テープカッタ
ーで切断し、切断端を貼付面に仮貼付して使用されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来構成の接着テープホルダーの場
合、凹所に装着した接着テープは常時外部に露出してい
るため、特に該凹所と貼付面間に橋架状に張設された接
着テープの引出し端部が塵埃等が付着して汚損すると共
に接着力が劣化するだけでなく、接着テープホルダーの
近傍にノード等の紙製品や小物事務用品類が存在する
と、これらのものに接着テープの粘着面が引っ付いたり
する不都合があり、更に、露出しているテープカッター
で手を傷つけるという危険性もある。
また、この種の接着テープホルダーは底部に鉄板等の錘
を内装した据置型のものが一般に多く使用されている
が、机上に可成りの大きさの設置スペースを要するにも
拘わらず、専ら接着テープの保持機能のみを有するもの
であるため、その他の小物事務用品類の収納ケース等と
並設すると、机上スペースが狭くなるという問題点があ
る。
本考案は、このような問題点を解決するためになされた
もので、不使用時には接着テープを外部に露出すること
なく収納でき、この収納状態から半回転程度回転させる
だけで通常の接着テープホルダーと変わりなく使用でき
る上、接着テープホルダーを設けた回転体に小物入れを
形成して、2種類以上の小物事務用品類を一まとめに収
納できて便利な小物収容ケース付き接着テープホルダー
の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本考案は実施例の図面
に示すように、基台(1)の上方に向かって開口した中空
回転体配設凹所(5)に接着テープ(T)を着脱自在に内装し
た中空回転体(2)を反転回動可能に軸支してなる接着テ
ープホルダーであって、前記中空回転体(2)は一半部(A)
内に側方に開口する接着テープ保持部(9)を形成すると
共に、該一半部(A)側に第1小物収納凹部(10)を形成し
てこの第1小物収納凹部(10)の開口部に開閉自在な第1
蓋体(24)を取付け、更にこの中空回転体(2)の他半部(B)
側に第2小物収納凹部(11)を形成してこの第2小物収容
凹部(11)の開口部に開閉自在な第2蓋体(31)を取付け、
一方、前記基台(1)に設けられた凹所(5)の開口端対向面
に枢軸(37)(37)を突設し、この枢軸(37)(37)に前記凹所
(5)に嵌め込んだ中空回転体(2)の両半部(A)(B)の連接外
周面の対向端部を回転自在に枢支させ、更に中空回転体
(2)の前記両半部(A)(B)の連接外周部に係合部(36)を設
けると共に、基台(1)の凹所開口部内周面と内底面とに
前記係合部(36)を係脱可能に係合させる係合手段(38)(3
8)を配設してなることを特徴とするものである。
〔作用〕
中空回転体(2)の一半部(A)に設けた接着テープ保持部
(9)に接着テープ保持部(T)を内装しておき、中空回転体
(2)を回転させて該中空回転体(2)の係合部(36)を基台
(1)の内底面に取付けられた係合手段(38)に係合させる
ことにより、第1図に示すように、接着テープ保持部
(9)の側方開口部が上向き姿勢となる。また、第6図に
示すように、前記係合部(36)を基台(1)の凹所開口部内
周面に取付けられた係合手段(38)と係合させることによ
り、接着テープ保持部(9)の側方開口部は横向き姿勢と
なって、いずれの姿勢であっても該接着テープ(T)の引
出しが可能になる。このように保持部(9)の開口部(14)
の姿勢を上向きと横向きとに選択的に変位可能であるた
め、接着テープ(T)の引出し方向に障害物がある場合、
該開口部(14)を障害物を回避し得る方向に変位させるこ
とができる。
また、接着テープ保持部(9)が上向きのときは、中空回
転体(2)の一半部(A)に設けた第1蓋体(24)を開いて第1
小物収納凹部(10)内の小物を取出し、或は使用すること
ができる。
次に、第7図に示すように、中空回転体(2)の他半部(B)
が上向きとなるように更に90°回転させると、該回転
体(2)の周回溝(36)が基台(1)の凹所開口部内周面の係合
手段(38)に係合して水平姿勢で係止され、第2小物収容
凹部(11)内の小物を取出し、或は使用することができ
る。
また、中空回転体(2)を反転させて、前記いずれかの係
合手段(38)(38)に係合部(36)を係合することにより、接
着テープ保持部(9)は中空回転体配設凹所(5)内に回り込
んで接着テープ(T)が外部の塵埃等から保護される。こ
の中空回転体(2)の反転状態では他半部(B)に設けた第2
小物収容凹部(11)を第1小物収納凹部(10)と同様に取扱
うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図〜第8図はこの実施例に係る小物収容ケース付き
接着テープホルダーを示しており、これらの図におい
て、(1)は基台、(2)は接着テープ(T)を着脱自在に内装
した中空回転体であって、共に合成樹脂成型品により構
成され、中空回転体(2)は基台(1)に反転回動可能に軸支
されている。
第3図に示すように、前記基台(1)は横断面正方形状
の截頭角錐形に形成された中空の基台本体(3)の開口底
部に底板(4)を嵌合してビス止め等により締着したもの
である。前記基台本体(3)には半球状乃至碗状の中空回
転体配設凹所(5)を上方に向かって開口する状態で一体
的に形成してあると共に、上面の一隅を切落とし形状の
傾斜面に形成して、該一隅内部に前記傾斜面に開口する
直径10〜15mm、深さ40〜50mm程度のペン立て孔(6)を一
体的に形成してある。
尚、該ペン立て孔(6)はペンや鉛筆を起立姿勢で保持さ
せる使用態様の他、例えば印鑑の収納部等としても使用
することができる。
また、底板(4)の内底面には厚手の鉄板からなる錘(7)
(7)を接着剤等により固着すると共に、外底面の四隅部
にゴム製の滑り止め板(8)(8)(8)(8)を貼着してあり、こ
れら錘(7)(7)と滑り止め板(8)(8)(8)(8)とにより接着テ
ープ(T)の引出し時にも基台(1)がテープ引出し方向に引
きずられることなく、据置状態を安定的に保持するよう
にしてある。
前記中空回転体(2)は半球よりもやや小さく、且つ、頂
部を水平に切落とした形状の2個一組の中空部材(2a)(2
b)の大径開口端面間に円形の仕切壁部材(2c)を介装して
一体的に接合してなる偏平球状体に形成されており、一
方の中空部材(2a)と仕切壁部材(2c)とにより構成される
中空回転体(2)の一半部(A)側には接着テープ保持部(9)
及び印肉が収納される第1小物収納凹部(10)が配設され
ていると共に、他方の中空部材(2b)と仕切壁部材(2c)と
により構成される中空回転体(2)の他半部(B)側にはクリ
ップやステープル針、押しピン等の金属製小物事務用品
の収納に適する第2小物収容凹部(11)(11)が配設されて
いる。
尚、中空回転体(2)の一半部(A)は接着テープ保持部(9)
と第1小物収納凹部(10)との都合2個の収納空間が上下
に配置されている関係から、他半部(B)よりもやや高く
形成してある。
第1図〜第5図に示すように、前記接着テープ保持部
(9)は一方の中空部材(2a)により被覆される仕切壁部材
(2c)の中心よりもやや偏位した位置に接着テープ(T)の
紙芯(c)が嵌合支持される筒状のテープ支持軸(12)を立
設すると共に、仕切壁部材(2c)の外端寄り部に接着テー
プ(T)のガイド軸(13)を立設して、該ガイド軸(13)に接
着テープ(T)が摺接するガイド筒(13a)を回転自在に嵌装
する一方、一方の中空部材(2a)の側を切欠いて接着テー
プ(T)の引出し用開口部(14)を形成し、更に、該開口部
(14)の一端縁部に接着テープ(T)の引出し端部を仮貼付
するための幅の狭い貼付面(15)を形成すると共に、該貼
付面(15)の外側近傍に鋸歯状テープカッター(16)を取付
けてなるものである。
また、この接着テープ保持部(9)を構成する一方の中空
部材(2a)は仕切壁部材(2c)に対して着脱自在に構成され
ており、該中空部材(2a)を仕切壁部材(2c)から取外すこ
とによって、接着テープ(T)を取り替えることができる
ようになっている。
即ち、仕切壁部材(2c)の一半部(A)側面の中心部には高
さ方向の中間部両側に一対の係合突起(17)(17)が形成さ
れた枢支軸(18)を突設してあると共に、該側面の外周部
に環状溝(19)を形成してある。これに対し、一方の中空
部材(2a)の内天壁中心部には高さ方向の中間部両側に第
4図に示すような逆L字形状の係合切欠部(20)(20)が形
成された筒軸(21)を垂設してあると共に、仕切壁部材(2
c)と対向する大径開口部に環状突条(22)を形成してあ
る。
そして、一方の中空部材(2a)を仕切壁部材(2c)上に被せ
て枢支軸(18)に筒軸(21)を嵌合させると共に係合突起(1
7)(17)に係合切欠部(20)(20)を係合させ、且つ、環状溝
(19)に環状突条(22)を嵌入した上で、該中空部材(2a)を
所定角度回転させることにより、係合突起(17)(17)が逆
L字形係合切欠部(20)(20)の水平奥端部に係止されると
共に、環状突条(22)が環状溝(19)に密着して、中空部材
(2a)と仕切壁部材(2c)とが一体的に結合される。また、
中空部材(2a)を仕切壁部材(2c)から取外すときは、上記
と逆の手順を踏めばよい。
また、前記第1小物収納凹部(10)は一方の中空部材(2a)
の頂部に開口する小径で浅底の有底円筒状に形成されて
おり、内部には印肉(r)を充填した印肉ケース(23)を着
脱自在に嵌装してある。この第1小物収納凹部(10)の開
口部には第1蓋体(24)が水平回動自在に取付けられてい
る。
この第1蓋体(24)は外面が一方の中空部材(2a)に連続す
る部分球状形で、内面外周面が平坦な凸レンズ状に形成
されており、内面外周端部に垂設した枢支ピン(25)を一
方の中空部材(2a)の水平外壁端部に設けた枢支孔(26)に
水平回動自在に支持することにより、該中空部材(2a)の
水平外壁に常時摺接する状態で取付けられている。ま
た、該枢支ピン(25)と枢支孔(26)による枢支部の対向端
部には鉄片等の磁性金属片(27)と永久磁石片(28)による
閉蓋保持手段が設けられている。
更に、前記第2小物収容凹部(11)は仕切壁部材(2c)の他
半部(B)側面と、該仕切壁部材(2c)に固着された他方の
中空部材(2b)間に形成されるもので、仕切壁部材(2c)の
外周寄り部に他方の中空部材(2b)の内壁面にほぼ達する
高さの周壁(29)を立設して、該周壁(29)と仕切壁部材(2
c)及び他方の中空部材(2b)に囲まれた円筒状空間を呈す
るもので、クリップ等の金属製小物事務用品の収納に適
するように底部、つまり仕切壁部材(2c)の中心部に小物
事務用品吸着用の永久磁石片(30)を固着してある。
この第2小物収容凹部(11)は第1小物収納凹部(10)の数
倍程度の大きさに形成され、その開口部に前記第1蓋体
(24)と同形状でこれよりも大きい第2蓋体(31)により開
閉されるようになっている。
この第2蓋体(31)の水平回動枢支構造並びに閉蓋保持手
段は前記第1蓋体(24)と共通の構成を有するものであ
り、(32)は枢支ピン、(33)は枢支孔、(34)は磁性金属
片、(35)は永久磁石片である。
尚、前記第1、第2蓋体(24)(31)は第1、第2小物収容
凹部(10)(11)の開口部に対して水平移動自在に取付けら
れるものが望ましく、上記のようにピンによる一点枢支
により水平回動するものの他、小物収容凹部(10)(11)の
開口部に対して水平方向に摺動するように構成すること
ができる。また、これらの蓋体(24)(31)をヒンジを介し
て上下方向に開閉自在としてもよい。
更に、これら蓋体(24)(31)の閉蓋保持手段としては、前
述の磁気吸着構造の他、例えば中空回転体(2)側に鋼球
をスプリングにより突没自在に配設して、蓋体(24)(31)
側に該鋼球に係合する係合凹部を設けたものなど、諸種
の態様が採用できる。
このように構成された中空回転体(2)の両半部(A)(B)の
連接外周部には円弧状断面を有する周回溝(係合部)(3
6)が形成されている。一方、基台(1)に設けられた中空
回転体配設凹所(5)の開口端対向面には枢軸(37)(37)を
突設してあり、この枢軸(37)(37)に前記凹所(5)に嵌め
込んだ中空回転体(2)の周回溝(36)が係合して該中空回
転体(2)が枢軸(37)(37)を結ぶ軸線回りに回転自在に枢
支されるものである。
また、基台(1)の凹所開口内周面と内底面とには前記中
空回転体(2)の周回溝(36)を係脱可能に係合させる係合
手段(38)(38)を配設してある。前記凹所開口部内周面に
配設された係合手段(38)は、中空回転体(2)の両半部(A)
(B)が水平姿勢となる角度で該回転体(2)を係止するもの
であり、また、凹所内底面に配設された係合手段(38)は
中空回転体(2)の両半部(A)(B)が垂直姿勢となる角度で
該回転体(2)を係止するものである。
これらの係合手段(38)(38)はいずれも凹所(5)を構成す
る球殻状壁内面に開口する有底の装入孔(39)を設けて、
この装入孔(39)にスプリング(40)と鋼球(41)を挿入し、
前記スプリング(40)により鋼球(41)を装入孔(39)の開口
部から突出する状態に常時付勢してなるもので、鋼球(4
1)が中空回転体(2)の周回溝(36)に係脱可能に係合する
ことにより、中空回転体(2)が垂直及び水平姿勢となる
角度90°毎に節度的に係止され、また、該係止力を超
える回転力を中空回転体(2)に付与することにより、鋼
球(41)がスプリング(40)の付勢力に抗して装入孔(39)内
に没入し、中空回転体(2)は次の係合手段(34)まで自在
に回転変位可能な状態となる。
次に、上記構成の小物収容ケース付き接着テープホルダ
ーの使用要領を説明する。
中空回転体(2)の一半部(A)が基台(1)上に突出するまで
該回転体(2)を回転させると、回転体(2)の周回溝(36)が
基台(1)の凹所開口部内周面に配設された係合手段(38)
の鋼球(41)に係合して第1図〜第3図に示すように、水
平状態で係止される。この状態では、接着テープ保持部
(9)と第1小物収納凹部(10)が基台(1)上面から突出する
水平姿勢となって、接着テープ(T)及び印肉ケース(23)
内の印肉(r)を使用することができる。また、印肉(r)を
使用することができる。また、印肉(r)を使用するとき
は第1蓋体(24)を開くのであるが、該第1蓋体(24)は水
平移動により開くものであるから、開いた状態で中空回
転体(2)を回転させようとすると、第1蓋体(24)が基台
(1)に当接して第1小物収納凹部(10)を基台(1)の中空回
転体配設凹所(5)に回り込ませることができなくなり、
該収納凹部(10)内の小物が落下放出されるのを確実に防
止できる。尚、第2小物収容凹部(11)における第2蓋体
(31)についても、同様の小物落下防止効果を奏するもの
である。
また、この状態では接着テープ保持部(9)の接着テープ
引出し用開口部(14)は横向き姿勢となり、設置場所の関
係で接着テープ(T)を上方に引出すことができない場合
に好都合である。
この状態から、中空回転体(2)を接着テープ保持部(9)の
開口部(14)が上向きとなるまで90°回転させると、該
開口部(14)が直上に位置したときに、中空回転体(2)の
周回溝(36)が基台(1)の凹所内底面に配設された係合手
段(38)の鋼球(41)に係合して第6図に示すように、垂直
状態で係止される。この状態では接着テープ保持部(9)
の開口部(14)が上向き姿勢となって、最も使用し易い状
態となるが、第1、第2小物収容凹部(10)(12)は中空回
転体配設凹所(5)と対向して開蓋不可能となり、印肉(r)
やクリップ等が不測に飛び出すのを確実に防止できる。
第7図に示すように、中空回転体(2)の他半部(B)が上向
きとなるように更に90°回転させると、該回転体(2)
の周回溝(36)が基台(1)の凹所開口部内周面の係合手段
(38)に係合して水平姿勢で係止され、第2小物収容凹部
(11)に収容されたクリップ等を使用することができる。
尚、第1、第2小物収容凹部(10)(11)が使用可能な水平
姿勢で第1、第2蓋体(24)(31)を開いているときに中空
回転体(2)を回転させようとしても、これらの蓋体(24)
(31)が基台(1)の上面に当接して回転不可能となるた
め、これら収容凹部(10)(11)の小物事務用品類の飛び出
しを確実に防止できるものである。
また、第8図に示すように、接着テープ保持部(9)の開
口部(14)が下向きとなって凹所(5)内に入り込んだ状態
でも、中空回転体(2)の周回溝(36)が基台(1)の凹所内底
面の係合手段(38)に係止されるが、この状態では、接着
テープ保持部(9)及び第1、第2小物収容凹部(10)(11)
が全て凹所(5)の内壁面と対向する状態となるので、接
着テープ(T)や印肉(r)、クリップ等の使用が不可能とな
り、不使用時に、幼児の悪戯等から確実に保護できると
共に、接着テープ保持部(9)のテープカッター(16)によ
る危険性を確実に防止できるものである。
尚、本考案においては、基台(1)及び中空回転体(2)の形
状は、該中空回転体(2)が基台(1)の中空回転体配設凹所
(5)内で自在に回転できるものであればよく、前記実施
例に限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の小物収容ケース付き接着テ
ープホルダーによるときは、一半部(A)に接着テープ保
持部(9)と開閉蓋体(24)付きの第1小物収納凹部(10)と
が形成されると共に他半部(B)に開閉蓋体(31)付きの第
2小物収容凹部(11)が形成された中空回転体(2)を基台
(1)の中空回転体配設凹所(5)内で回転自在に配設すると
共に、中空回転体(2)の一半部(A)が基台(1)から突出し
て上向きとなる姿勢と他半部(B)が上向きとなる姿勢及
び両半部(A)(B)が起立する姿勢で該中空回転体(2)の係
合部(32)を係止する係合手段(38)(38)を基台(1)の凹所
(5)に配設しているので、接着テープ保持部(9)に内装し
た接着テープ(T)の不使用時には、中空回転体(2)を一半
部(A)が下向き或は横向きとなるように変位させて、接
着テープ保持部(9)が凹所(5)内に回り込むか或は該保持
部(9)の接着テープ引出し用開口部(14)が下向きに位置
させることで、接着テープ(T)が外部に露出することな
く収納でき、該接着テープ(T)に塵埃等が付着すること
による汚損を確実に防止できると共に、机上に置いたノ
ート等に接着テープ(T)が付着するといった不都合をな
くすことができる上、通常は保持部(9)の開口部(14)に
付設されるテープカッターの接触により手などを傷付け
る危険性も確実に防止できる。
また、この中空回転体(2)の一半部(A)が基台(1)の凹所
(5)に収納されている状態から半回転乃至1回転させて
中空回転体(2)の一半部(A)を横向きまたは上向き姿勢と
することにより、接着テープ保持部(9)に内装した接着
テープ(T)を引出して使用でき、しかも、接着テープ(T)
の引出し方向に障害物がある場合、保持部(9)の開口部
(14)を障害物を回避し得る方向に選択的に変位させるこ
とができて便利である。
更に、中空回転体(2)を回転させて両半部(A)(B)を選択
的に上向き姿勢とすることにより、第1、第2小物収容
凹部(10)(11)を基台(1)を設置した机上の同位置で使用
でき、従来のように個々の小物事務用品類について専用
の収納ケースを準備してそれぞれ異なる場所に配置して
いる場合と比較して事務能率が大きく向上する上、机上
の設置スペースは基台(1)の底面積分で済むので、邪魔
にならないなど、使い易さ、スペース効率、安全性に優
れる上、事務上最低必要とされる小物品が一つにまとめ
られ、且つ、これらの小物品は中空回転体(2)を回転さ
せて簡便に取り出し、或は使用できるものとなり、ま
た、使用時の操作が興趣に富むものとなるなど、実用
上、優れた効果を奏するものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の実施例を示しており、第1図
は中空回転体の一半部が上向きとなる状態の正面図、第
2図は同平面図、第3図は第2図における切断線III−I
IIに沿う拡大断面図、第4図は一方の中空部材と仕切壁
部材との結合構造を示す要部拡大図、第5図は一方の中
空部材を取外して示す平面図、第6図は接着テープ保持
部の接着テープ引出し用開口部が上向きとなる状態の平
面図、第7図は中空回転体の他半部が上向きとなる状態
の正面図、第8図は第7図の状態に対して中空回転体が
逆転している状態の平面図である。 (1)……基台、(2)……中空回転体、(5)……中空回転体
配設凹所、(9)……接着テープ保持部、(10)……第1小
物収納凹部、(11)……第2小物収容凹部、(24)……第1
蓋体、(31)……第2蓋体、(36)……係合部、(37)……枢
軸、(38)……係合手段、(A)……中空回転体の一半部、
(B)……中空回転体の他半部、(T)……接着テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(1)の上方に向かって開口した中空回
    転体配設凹所(5)に接着テープ(T)を着脱自在に内装した
    中空回転体(2)を反転回動可能に軸支してなる接着テー
    プホルダーであって、前記中空回転体(2)は一半部(A)内
    に側方に開口する接着テープ保持部(9)を形成すると共
    に、該一半部(A)側に第1小物収納凹部(10)を形成して
    この第1小物収納凹部(10)の開口部に開閉自在な第1蓋
    体(24)を取付け、更にこの中空回転体(2)の他半部(B)側
    に第2小物収容凹部(11)を形成してこの第2小物収容凹
    部(11)の開口部に開閉自在な第2蓋体(31)を取付け、一
    方、前記基台(1)に設けられた凹所(5)の開口端対向面に
    枢軸(37)(37)を突設し、この枢軸(37)(37)に前記凹所
    (5)に嵌め込んだ中空回転体(2)の両半部(A)(B)の連接外
    周面の対向端部を回転自在に枢支させ、更に中空回転体
    (2)の前記両半部(A)(B)の連接外周部に係合部(36)を設
    けると共に、基台(1)の凹所開口部内周面と内底面とに
    前記係合部(36)を係脱可能に係合させる係合手段(38)(3
    8)を配設してなる小物収容ケース付き接着テープホルダ
    ー。
JP4105789U 1989-04-08 1989-04-08 小物収容ケース付き接着テープホルダー Expired - Lifetime JPH0626520Y2 (ja)

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