JPH06265163A - 蓄熱床暖房装置 - Google Patents

蓄熱床暖房装置

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JPH06265163A
JPH06265163A JP4971193A JP4971193A JPH06265163A JP H06265163 A JPH06265163 A JP H06265163A JP 4971193 A JP4971193 A JP 4971193A JP 4971193 A JP4971193 A JP 4971193A JP H06265163 A JPH06265163 A JP H06265163A
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floor heating
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JP4971193A
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Akihiro Hada
明宏 葉田
Masashi Urano
雅司 浦野
Hideto Shinpo
秀人 新保
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、蓄熱機能を有する蓄熱床暖房装
置に関するものであり、充分な熱を供給できる蓄熱床暖
房装置を提供せんとするものである。 【構成】 床仕上げ材3と捨て張り13間に蓄熱材5、
6を対向配置し、捨て張り13下にヒーター7を配し、
ヒーター7から送風される空気が二枚の蓄熱材5、6間
及び床仕上げ材3下を循環するようにして成る蓄熱床暖
房装置であり、さらには、これに、床仕上げ材3に空気
を室内と循環させる吹出口10と吸込口11を開閉自在
に設けて成る蓄熱床暖房装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄熱機能を有する蓄熱
床暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】輻射熱を利用する床暖房装置は、室内を
ムラなく加温して人体の温点を快く刺戟するため、快適
な暖房システムを構成する。
【0003】近年、このような床暖房装置に、主として
省エネルギーを目的として、蓄熱構造を加えたものが使
用されるようになってきた。すなわち、安価な深夜電力
を用いて発生させた熱を蓄熱材に蓄熱しておき、暖房時
にその熱を利用しようというものであった。
【0004】従来の空気媒体による蓄熱床暖房装置は、
特開平2−89926号に図2に示すものが記載されて
いる。
【0005】この装置は、深夜電力を用いて面ヒーター
7を熱して蓄熱材6に蓄熱するもので、夜間は蓄熱、昼
間は放熱というサイクルを繰りかえす。構造は、床仕上
げ材3の下に蓄熱材6を設け、その下にヒーター7、そ
の下に床下への放熱防止用の断熱材14が設けてある。
【0006】面ヒーター7により蓄熱材6を加熱し、空
気は床仕上げ材3と蓄熱材6との間に仕切板15で形成
した循環流路2を循環するもので蓄熱材6の上面からの
み熱を受け取り、床仕上げ材3下面に送る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術では以
下に述べる欠点があった。
【0008】1.面ヒーター7を蓄熱材で挟み込むよう
な形で設置されていたので施工が困難であり、メンテナ
ンスの際、床仕上げ材3を全て剥さなければならない。
【0009】2.蓄熱材6の上面のみが熱の搬送媒体で
ある空気と接触する構造であるため、放熱効率が悪い。
【0010】3.この蓄熱床暖房装置は床面下全体に敷
設して使用するものであるため、室内への敷設率は室内
のレイアウトにより低くなる場合がある。このときの暖
房をすべて床面からの放熱で賄おうとすると、床表面温
度をかなり上げねばならず、実際には無理で、補助の暖
房源が別に必要である。
【0011】本発明は、上記問題点を解決する蓄熱床暖
房装置を提供せんとするものである。
【0012】
【問題点を解決するための手段および作用】本発明の要
旨とするところの1つは、請求項1記載のように、床仕
上げ材3と捨て張り13間に蓄熱材5、6を対向配置
し、捨て張り13下にヒーター7を配し、ヒーター7か
ら送風される空気が二枚の蓄熱材5、6間及び床仕上げ
材3下を循環するようにして成る蓄熱床暖房装置もので
あり、他の1つは請求項2記載のように、さらに床仕上
げ材3に空気を室内と循環させる吹出口10と吸込口1
1を開閉自在に設けて成るものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図示する図面を基
に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。床仕上げ材3の下に空気流路1、さらにその下に空
気流路2で隔てた対向する2枚の蓄熱材5、6が設けて
あり、その下に捨て張り13を張ってある。
【0015】捨て張り13の下にはダンパ9、その直後
の送風機8、さらにその直後のヒーター7が空気流路B
CDの延長上に備えられている。
【0016】4は蓄熱材5の上面に設けられた断熱材、
14は捨て張り13の下面に設けられた断熱材である。
【0017】蓄熱材5、6の表面にはフィンを付ける等
して伝熱効果を高めてもよい。空気流路は、図2の1、
2のみに限らず、さらに蓄熱材6と捨て張り12との間
に設けて伝熱面積を増やしても良い。
【0018】蓄熱時は送風機8から吹き出た空気はヒー
ター7により加熱され捨て張り13上に出てのちAを経
て下層の空気流路2を通る。
【0019】蓄熱材5、6の間を経てBまで空気が送ら
れると、蓄熱材5、6に蓄熱される蓄熱時は、ダンパ9
が実線で図示するように、Fが開口しておりGが閉口し
ているので、放熱した空気はCを通って再びダンパ9へ
送られるという循環をせしめられる。
【0020】一方放熱時はまずヒーター7からの熱の供
給を止め、ダンパ9は破線で図示するようにF及びGを
開口する。
【0021】蓄熱時と同様に送風機8により空気はAま
で送られる。その後空気流路2を通り、蓄熱材5、6か
ら熱をえてBからEへ送られ、EからFへと空気流路1
を流れる。
【0022】空気流路1を流れる空気は床仕上げ材3に
熱を与え室内に放熱される。その後空気はGFへともど
る循環をくりかえす。
【0023】床表面温度が低い場合には、ダンパを破線
で示すようにし、かつ床仕上げ材3の吸込口11と吹出
口10を開口する。
【0024】このときAからEを通って加熱された加熱
空気が直接室内へと送られGFにもどる循環をくりかえ
し室内を直接暖房する。
【0025】蓄熱材5、6は粒状蓄熱材を煉瓦やコンク
リート等に内封した顕熱を利用したものでもよいが、潜
熱蓄熱材を利用したものの方が、小さく軽いものとな
る。
【0026】以上のように、この蓄熱床暖房装置によれ
ば、蓄熱材5、6と隔てて一定箇所にヒーター7を設置
するために施工が簡単になり、メンテナンスも容易とな
る。蓄熱量が減少して室温が下降したときや暖房負荷の
大きいときには、蓄熱材5、6層を通じて室内へ直接温
風を流すことで負荷追従することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の蓄熱式床暖房装置
では、施工及びメンテナンスとも容易となる。
【0028】さらに請求項2記載の発明では、暖房負荷
追従機能を持たせたことで、敷設率が大きくとれない場
合においても主暖房としての使用が可能である。
【0029】従来、蓄熱材6に対応するように床全体に
敷き詰めていた面ヒーターを必ずしも必要としなくなっ
たことで、省コストにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図 2】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 2 空気流路 3 床仕上げ材 4 断熱材 5 6 蓄熱材 7 ヒーター 8 送風機 9 ダンパ 10 吹出口 11 吸込口 12 根太 13 捨て張り 14 断熱材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床仕上げ材3と捨て張り13間に蓄熱材
    5、6を対向配置し、捨て張り13下にヒーター7を配
    し、ヒーター7から送風される空気が二枚の蓄熱材5、
    6間及び床仕上げ材3下を循環するようにして成る蓄熱
    床暖房装置。
  2. 【請求項2】 床仕上げ材3に空気を室内と循環させる
    吹出口10と吸込口11を開閉自在に設けて成る請求項
    1記載の蓄熱床暖房装置。
JP4971193A 1993-03-10 1993-03-10 蓄熱床暖房装置 Expired - Lifetime JP2789989B2 (ja)

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JPH06265163A true JPH06265163A (ja) 1994-09-20
JP2789989B2 JP2789989B2 (ja) 1998-08-27

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