JPH06265111A - 液体燃料気化バーナ - Google Patents
液体燃料気化バーナInfo
- Publication number
- JPH06265111A JPH06265111A JP9038293A JP9038293A JPH06265111A JP H06265111 A JPH06265111 A JP H06265111A JP 9038293 A JP9038293 A JP 9038293A JP 9038293 A JP9038293 A JP 9038293A JP H06265111 A JPH06265111 A JP H06265111A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- vaporization
- blower
- liquid fuel
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気化用バーナにより発生する燃料排ガスが本
燃焼の炎の中へ混合されるために、気化効率の向上が図
れないという従来の問題点を解決し、同時に生成される
窒素酸化物の低減を図った簡単構造の液体燃料気化バー
ナを提供する。 【構成】 送風機３の上方部に気化用バーナを納めた予
備燃焼室７を設け、この予備燃焼室７による火炎部１７
の上方部に気化器６を設け、予備燃焼室７で発生する燃
料排ガスは、第２通路１９を通って、送風器３で供給さ
れる空気とともに混合領域２４に送る。
燃焼の炎の中へ混合されるために、気化効率の向上が図
れないという従来の問題点を解決し、同時に生成される
窒素酸化物の低減を図った簡単構造の液体燃料気化バー
ナを提供する。 【構成】 送風機３の上方部に気化用バーナを納めた予
備燃焼室７を設け、この予備燃焼室７による火炎部１７
の上方部に気化器６を設け、予備燃焼室７で発生する燃
料排ガスは、第２通路１９を通って、送風器３で供給さ
れる空気とともに混合領域２４に送る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体燃料燃焼装置に利
用される気化バーナの構造に関する。
用される気化バーナの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】液体燃料気化バーナは、気化器を加熱し
て燃料を気化させた後に、この気化燃料をメインバーナ
で燃焼させている。従来、この種の液体燃料気化バーナ
は、図２に示すように、皿状に形成された燃焼室２７の
中央部に気化筒２８が形成され、点火バーナ２９はこの
気化筒２７から離れた側方部に設けている（例えば、実
開昭５９−１７０７１９号公報参照）。
て燃料を気化させた後に、この気化燃料をメインバーナ
で燃焼させている。従来、この種の液体燃料気化バーナ
は、図２に示すように、皿状に形成された燃焼室２７の
中央部に気化筒２８が形成され、点火バーナ２９はこの
気化筒２７から離れた側方部に設けている（例えば、実
開昭５９−１７０７１９号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種の液
体燃料気化バーナでは、前記点火バーナ２９は気化筒２
８の下方に位置されるメインバーナ３０の斜上方部に設
けられるので、点火燃焼の排ガスが本燃焼の炎３１の中
へ混合されるために、気化効率の向上が図れず、また同
時に排ガスの未燃焼成分が多くなるという問題もあっ
た。さらに、従来のバーナは、凹凸形状の多い複雑な構
造でもあった。
体燃料気化バーナでは、前記点火バーナ２９は気化筒２
８の下方に位置されるメインバーナ３０の斜上方部に設
けられるので、点火燃焼の排ガスが本燃焼の炎３１の中
へ混合されるために、気化効率の向上が図れず、また同
時に排ガスの未燃焼成分が多くなるという問題もあっ
た。さらに、従来のバーナは、凹凸形状の多い複雑な構
造でもあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体燃料気
化バーナは、送風機の上方部に配置された気化用バーナ
と、該気化用バーナの上方部に配置される気化器と、該
気化器によって気化される燃料と前記送風機から送られ
る空気との混合領域が前記気化器の上方部に形成され、
該混合領域には前記送風機により送られる空気に混合し
て前記気化用バーナによる燃料排ガスが送られるもので
ある。
化バーナは、送風機の上方部に配置された気化用バーナ
と、該気化用バーナの上方部に配置される気化器と、該
気化器によって気化される燃料と前記送風機から送られ
る空気との混合領域が前記気化器の上方部に形成され、
該混合領域には前記送風機により送られる空気に混合し
て前記気化用バーナによる燃料排ガスが送られるもので
ある。
【０００５】
【作用】バーナの本体を構成する缶体の下方部から上方
部にかけて、送風機、気化用バーナ、気化器、混合領
域、が形成され、メインバーナによる火炎部はこの混合
領域の上方部に形成される。そして、気化用バーナで生
成される燃焼排ガスは、前記送風機の風が通る通路を通
って、混合領域に混合され、気化用バーナで発生した燃
焼排ガスが混合領域に送られるので、その燃焼排ガスに
よる熱でメインバーナの混合気の気化効率が向上する。
また、同時に生成される窒素酸化物も低減する。
部にかけて、送風機、気化用バーナ、気化器、混合領
域、が形成され、メインバーナによる火炎部はこの混合
領域の上方部に形成される。そして、気化用バーナで生
成される燃焼排ガスは、前記送風機の風が通る通路を通
って、混合領域に混合され、気化用バーナで発生した燃
焼排ガスが混合領域に送られるので、その燃焼排ガスに
よる熱でメインバーナの混合気の気化効率が向上する。
また、同時に生成される窒素酸化物も低減する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に係る液体燃料気化バーナにつ
いて図面を参照して説明する。図１は本発明に係る液体
燃料気化バーナを概略して示す図面である。液体燃料気
化バーナ１は、燃料を気化させる予備燃焼と、この気化
燃料を燃焼させる本燃焼の２段階の燃焼を行うものであ
り、この予備及び本燃焼が行われる缶体２の下端部に燃
焼用空気を供給する送風機３が設けられている。本燃焼
の保炎面４は缶体２の上端面に形成され、火炎部５はこ
の保炎面４の上方部に形成される。送風機３の上方部
は、缶体２内の中央部に配される気化器６を加熱する予
備燃焼室７になされ、該予備燃焼室７の下部には気化用
バーナを構成する気化用ノズル８とそのノズル８の近傍
に配した点火電極９が缶体２に同軸状に形成された筒体
１０内に納められている。
いて図面を参照して説明する。図１は本発明に係る液体
燃料気化バーナを概略して示す図面である。液体燃料気
化バーナ１は、燃料を気化させる予備燃焼と、この気化
燃料を燃焼させる本燃焼の２段階の燃焼を行うものであ
り、この予備及び本燃焼が行われる缶体２の下端部に燃
焼用空気を供給する送風機３が設けられている。本燃焼
の保炎面４は缶体２の上端面に形成され、火炎部５はこ
の保炎面４の上方部に形成される。送風機３の上方部
は、缶体２内の中央部に配される気化器６を加熱する予
備燃焼室７になされ、該予備燃焼室７の下部には気化用
バーナを構成する気化用ノズル８とそのノズル８の近傍
に配した点火電極９が缶体２に同軸状に形成された筒体
１０内に納められている。
【０００７】前記筒体１０の外周面と缶体２の内周面と
の間は、送風機３から空気１１を送る第１通路１２にな
されている。気化用ノズル８への送油経路１３は、油タ
ンク１４からフイルター１５を介して油ポンプ１６によ
って構成されている。筒体１０の上部から気化器６の下
端面に至る部分には、図示するように、予備燃焼の保炎
部１７が形成される。
の間は、送風機３から空気１１を送る第１通路１２にな
されている。気化用ノズル８への送油経路１３は、油タ
ンク１４からフイルター１５を介して油ポンプ１６によ
って構成されている。筒体１０の上部から気化器６の下
端面に至る部分には、図示するように、予備燃焼の保炎
部１７が形成される。
【０００８】気化器６の側面部１８と前記缶体２の内周
面との間には、前記第１通路１２に連通する第２通路１
９になされている。この第２通路１９の入口は、火炎部
１７の上方部に位置されている。気化器６内の下部に
は、気化温度を検知する温度センサ２０が設けられ、該
温度センサ２０の上方部の缶体２には、メインバーナ用
のメインノズル２１が横向きに取り付けられている。
面との間には、前記第１通路１２に連通する第２通路１
９になされている。この第２通路１９の入口は、火炎部
１７の上方部に位置されている。気化器６内の下部に
は、気化温度を検知する温度センサ２０が設けられ、該
温度センサ２０の上方部の缶体２には、メインバーナ用
のメインノズル２１が横向きに取り付けられている。
【０００９】メインノズル２１には、前記送油経路１３
から分岐して送油経路２２が接続されている。この送油
経路２２の途中には、その送油量及び送油タイミングを
制御する電磁弁２３が設けられている。そして、このメ
インノズル２１によって噴射された燃料は、予備燃焼室
７の保炎部１７の熱によって気化され、混合領域２４に
おいて送風機３から第１通路１２及び第２通路１９を経
由して送られる空気と混合される。この混合領域２４の
上端面が前記本燃焼の保炎面４となっている。保炎面４
近傍には、メインバーナ用の点火電極２５が設けられて
いる。この点火電極２５及び前記予備燃焼用の点火電極
９はイグナイタ２６により点火制御されている。
から分岐して送油経路２２が接続されている。この送油
経路２２の途中には、その送油量及び送油タイミングを
制御する電磁弁２３が設けられている。そして、このメ
インノズル２１によって噴射された燃料は、予備燃焼室
７の保炎部１７の熱によって気化され、混合領域２４に
おいて送風機３から第１通路１２及び第２通路１９を経
由して送られる空気と混合される。この混合領域２４の
上端面が前記本燃焼の保炎面４となっている。保炎面４
近傍には、メインバーナ用の点火電極２５が設けられて
いる。この点火電極２５及び前記予備燃焼用の点火電極
９はイグナイタ２６により点火制御されている。
【００１０】上記構成からなる液体燃料気化バーナ１を
作動させるためには、先ず送風機３が作動され、点火電
極９を点火させるようにイグナイタ２６が作動される。
また、油ポンプ１６が作動されて、気化用ノズル８に対
して送油される。このとき、電磁弁２３は閉じられてお
り、メインノズル２１には送油されない。そして、気化
用バーナが点火され、予備燃焼室７において予備燃焼が
行われ、気化器６を下方から加熱する。
作動させるためには、先ず送風機３が作動され、点火電
極９を点火させるようにイグナイタ２６が作動される。
また、油ポンプ１６が作動されて、気化用ノズル８に対
して送油される。このとき、電磁弁２３は閉じられてお
り、メインノズル２１には送油されない。そして、気化
用バーナが点火され、予備燃焼室７において予備燃焼が
行われ、気化器６を下方から加熱する。
【００１１】しかして、この気化器６の温度が所定の温
度に到達したのを、温度センサ２０によって検出する
と、点火電極２５を点火させるようにイグナイタ２６が
作動され、また電磁弁２３が開制御されて、メインノズ
ル２１から燃料が噴射される。このようにして、メイン
バーナの点火が開始して本燃焼が始まる。
度に到達したのを、温度センサ２０によって検出する
と、点火電極２５を点火させるようにイグナイタ２６が
作動され、また電磁弁２３が開制御されて、メインノズ
ル２１から燃料が噴射される。このようにして、メイン
バーナの点火が開始して本燃焼が始まる。
【００１２】かかる本燃焼時の前記混合領域２４には、
送風機３によって送られる空気に混じって、気化用バー
ナの燃焼によって発生した燃料排ガスが、第２通路１９
を経由して送られるので、この燃料排ガスの熱によって
燃料の気化作用を一層増大させることになり、気化効率
の向上が図られる。また、この燃料排ガスが本燃焼にも
用いられるので、未燃焼成分が減り、結果として生成さ
れる窒素酸化物も低減する。
送風機３によって送られる空気に混じって、気化用バー
ナの燃焼によって発生した燃料排ガスが、第２通路１９
を経由して送られるので、この燃料排ガスの熱によって
燃料の気化作用を一層増大させることになり、気化効率
の向上が図られる。また、この燃料排ガスが本燃焼にも
用いられるので、未燃焼成分が減り、結果として生成さ
れる窒素酸化物も低減する。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、気
化用バーナによる燃焼で発生した燃料排ガスを本燃焼の
ための混合領域に送られるので、燃料排ガスの熱により
気化作用が促進されて気化効率が向上する。また、同時
に未燃焼成分が減少し、生成される窒素酸化物も低減す
る。しかも、バーナ本体を構成する缶体の下方部から上
方部にかけて、送風機、気化用バーナ、気化器、メイン
バーナを設けた構造であるので、簡単な構造である。
化用バーナによる燃焼で発生した燃料排ガスを本燃焼の
ための混合領域に送られるので、燃料排ガスの熱により
気化作用が促進されて気化効率が向上する。また、同時
に未燃焼成分が減少し、生成される窒素酸化物も低減す
る。しかも、バーナ本体を構成する缶体の下方部から上
方部にかけて、送風機、気化用バーナ、気化器、メイン
バーナを設けた構造であるので、簡単な構造である。
【図１】本発明に係る液体燃料気化バーナの実施例を示
す概略図である。
す概略図である。
【図２】従来例を示す概略図である。
１…液体燃料気化バーナ ３…送風機 ４…保炎面 ５…火炎部 ６…気化器 ７…予備燃焼室 ８…気化用ノズル １２…第１通路 １９…第２通路 ２１…メインノズル ２４…混合領域
Claims (1)
- 【請求項１】 送風機の上方部に配置された気化用バー
ナと、該気化用バーナの上方部に配置される気化器と、
該気化器によって気化される燃料と前記送風機から送ら
れる空気との混合領域が前記気化器の上方部に形成さ
れ、該混合領域には前記送風機により送られる空気に混
合して前記気化用バーナによる燃料排ガスが送られるこ
とを特徴とする液体燃料気化バーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9038293A JPH06265111A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 液体燃料気化バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9038293A JPH06265111A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 液体燃料気化バーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265111A true JPH06265111A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13997027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9038293A Pending JPH06265111A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 液体燃料気化バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06265111A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6499991B1 (en) | 1999-03-03 | 2002-12-31 | Denso Corporation | Liquid fuel vaporizer having single fuel injector |
| CN109210531A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-01-15 | 宁夏神耀科技有限责任公司 | 一种加压气化炉用液态燃料高效组合燃烧器 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP9038293A patent/JPH06265111A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6499991B1 (en) | 1999-03-03 | 2002-12-31 | Denso Corporation | Liquid fuel vaporizer having single fuel injector |
| DE10010546B4 (de) * | 1999-03-03 | 2010-04-08 | DENSO CORPORATION, Kariya-shi | Verdampfer für Flüssigkraftstoff mit einem einzigen Injektor |
| CN109210531A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-01-15 | 宁夏神耀科技有限责任公司 | 一种加压气化炉用液态燃料高效组合燃烧器 |
| CN109210531B (zh) * | 2018-10-19 | 2023-11-10 | 宁夏神耀科技有限责任公司 | 一种加压气化炉用液态燃料高效组合燃烧器 |
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