JPH06264777A - スロットル装置 - Google Patents
スロットル装置Info
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- JPH06264777A JPH06264777A JP5541893A JP5541893A JPH06264777A JP H06264777 A JPH06264777 A JP H06264777A JP 5541893 A JP5541893 A JP 5541893A JP 5541893 A JP5541893 A JP 5541893A JP H06264777 A JPH06264777 A JP H06264777A
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- JP
- Japan
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- throttle
- gear
- throttle valve
- sensor
- motor
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- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
- F02D2011/101—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
- F02D2011/102—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電子制御スロットルバルブの制御時における高
精度な位置検出を実現するために通常のスロットルセン
サをモータ軸上に配置し減速機のギアの倍率だけ分解能
を向上させ、良好なスロットルバルブの制御を実現する
こと。 【構成】モータ3には回転シャフトの一方にスロットル
センサ2と、反対側に第1ギア4から構成されている。
また、スロットルバルブ1にはリターンスプリングと第
4ギア7がバルブの延長上に配置される。その第4ギア
は第3ギアと第2ギアが連結された中間ギアを介してモ
ータ軸の延長上に配置される第1ギアに接続されてい
る。 【効果】ギア比を10倍以上とることで、センサの感度
を1桁向上させることができる。これにより、高価なセ
ンサを用いる必要がなく、装置全体の小型,低価格化が
実現できる。
精度な位置検出を実現するために通常のスロットルセン
サをモータ軸上に配置し減速機のギアの倍率だけ分解能
を向上させ、良好なスロットルバルブの制御を実現する
こと。 【構成】モータ3には回転シャフトの一方にスロットル
センサ2と、反対側に第1ギア4から構成されている。
また、スロットルバルブ1にはリターンスプリングと第
4ギア7がバルブの延長上に配置される。その第4ギア
は第3ギアと第2ギアが連結された中間ギアを介してモ
ータ軸の延長上に配置される第1ギアに接続されてい
る。 【効果】ギア比を10倍以上とることで、センサの感度
を1桁向上させることができる。これにより、高価なセ
ンサを用いる必要がなく、装置全体の小型,低価格化が
実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関自動車の空気量
を任意に制御する電子制御スロットルシステムにおける
スロットルセンサの配置に関する。
を任意に制御する電子制御スロットルシステムにおける
スロットルセンサの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開昭59−226244号公報
に記載のようにスロットルセンサとモータとクラッチは
スロットルバルブ軸上に配置された構成となっていた。
に記載のようにスロットルセンサとモータとクラッチは
スロットルバルブ軸上に配置された構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はスロッ
トルバルブ軸上にモータと位置センサが配置されるため
にスロットルバルブの位置分解能は使用する位置センサ
の分解能となり、ISC(Idle speed control)等の分
解能が必要な制御を行う場合には十分な精度を確保する
ことができなかった。よって、分解能を上げるためには
高価な位置センサを用いなければならない問題点があっ
た。
トルバルブ軸上にモータと位置センサが配置されるため
にスロットルバルブの位置分解能は使用する位置センサ
の分解能となり、ISC(Idle speed control)等の分
解能が必要な制御を行う場合には十分な精度を確保する
ことができなかった。よって、分解能を上げるためには
高価な位置センサを用いなければならない問題点があっ
た。
【0004】本発明の目的は低分解能のスロットルセン
サで高分解能なスロットルバルブ位置を検出できる構成
の電子スロットルシステム構造を提供することにあり、
さらに、小型,低価格,高信頼性の電子制御スロットル
システムを提供することを目的とする。
サで高分解能なスロットルバルブ位置を検出できる構成
の電子スロットルシステム構造を提供することにあり、
さらに、小型,低価格,高信頼性の電子制御スロットル
システムを提供することを目的とする。
【0005】本発明の他の目的はバルブ駆動モータの故
障時に於いてもスロットルセンサはクラッチのオン,オ
フに関係なく動作できる構造としたことにある。
障時に於いてもスロットルセンサはクラッチのオン,オ
フに関係なく動作できる構造としたことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、スロットルセンサの配置されるモータ軸とスロット
ルバルブ軸はギアを介して機械的に接続する構成とす
る。
に、スロットルセンサの配置されるモータ軸とスロット
ルバルブ軸はギアを介して機械的に接続する構成とす
る。
【0007】また、スロットルバルブの位置分解能向上
のためにギア比を1以上としたものである。
のためにギア比を1以上としたものである。
【0008】さらに、モータ異常時にもスロットルバル
ブの位置が検出できるように、スロットルバルブとスロ
ットルセンサはモータ異常時にも機械的に接続される構
成としたものである。
ブの位置が検出できるように、スロットルバルブとスロ
ットルセンサはモータ異常時にも機械的に接続される構
成としたものである。
【0009】
【作用】スロットルセンサの配置されるモータとスロッ
トルバルブはギアを介して連結される。よってギアは減
速機として働き、ギア比を1以上、好ましくは10倍以
上とることでセンサの感度を1桁向上させることができ
スロットルバルブの位置分解能を向上させるように作用
する。その結果、高価な高精度のセンサを用いる必要が
なくなり、装置全体の小型,低価格化が実現できる。
トルバルブはギアを介して連結される。よってギアは減
速機として働き、ギア比を1以上、好ましくは10倍以
上とることでセンサの感度を1桁向上させることができ
スロットルバルブの位置分解能を向上させるように作用
する。その結果、高価な高精度のセンサを用いる必要が
なくなり、装置全体の小型,低価格化が実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図6によ
り説明する。図1は本発明のスロットルバルブの開度位
置を検出するためのスロットルセンサをモータ軸上に配
置した電子制御スロットルボディーについて示したもの
である。まず構成について説明する。モータ3には回転
シャフトの一方にスロットルセンサ2と、反対側に第1
ギア4から構成されている。また、スロットルバルブ1
にはリターンスプリング11と第4ギア7がバルブの延
長上に配置される。その第4ギア7は第3ギア6と第2
ギア5が連結された中間ギアを介してモータ軸の延長上
に配置される第1ギア4に接続されている。よって、モ
ータ3が回転すればスロットルセンサ2の出力にはモー
タ3の回転角に応じたパルスが出力される。また、モー
タ軸に取り付けられた第1ギア4から第4ギア7によっ
てスロットルバルブ1はモータ3の回転角とギア比によ
って決まる回転角度の移動を行う。つまり、スロットル
センサ2はスロットルバルブ1の位置分解能がギア比分
だけ向上する。よって、従来のように、スロットルセン
サ2をスロットルバルブ1の軸上に配置した場合に比べ
スロットルセンサ2の位置分解能を下げることができる
ため価格の安いものを使用することができる。よって、
分解能を下げられることから小型化が可能である。ま
た、従来多く用いられた接触型のスロットルセンサに比
べ非接触のエンコーダを用いることで信頼性を向上させ
ることができる。エンコーダにはスロットルバルブの回
転方向を検出できるように2相以上の多相信号が出力で
きるインクリメンタルエンコーダもしくはアブソリュー
トエンコーダを用いる。
り説明する。図1は本発明のスロットルバルブの開度位
置を検出するためのスロットルセンサをモータ軸上に配
置した電子制御スロットルボディーについて示したもの
である。まず構成について説明する。モータ3には回転
シャフトの一方にスロットルセンサ2と、反対側に第1
ギア4から構成されている。また、スロットルバルブ1
にはリターンスプリング11と第4ギア7がバルブの延
長上に配置される。その第4ギア7は第3ギア6と第2
ギア5が連結された中間ギアを介してモータ軸の延長上
に配置される第1ギア4に接続されている。よって、モ
ータ3が回転すればスロットルセンサ2の出力にはモー
タ3の回転角に応じたパルスが出力される。また、モー
タ軸に取り付けられた第1ギア4から第4ギア7によっ
てスロットルバルブ1はモータ3の回転角とギア比によ
って決まる回転角度の移動を行う。つまり、スロットル
センサ2はスロットルバルブ1の位置分解能がギア比分
だけ向上する。よって、従来のように、スロットルセン
サ2をスロットルバルブ1の軸上に配置した場合に比べ
スロットルセンサ2の位置分解能を下げることができる
ため価格の安いものを使用することができる。よって、
分解能を下げられることから小型化が可能である。ま
た、従来多く用いられた接触型のスロットルセンサに比
べ非接触のエンコーダを用いることで信頼性を向上させ
ることができる。エンコーダにはスロットルバルブの回
転方向を検出できるように2相以上の多相信号が出力で
きるインクリメンタルエンコーダもしくはアブソリュー
トエンコーダを用いる。
【0011】図2は図1で示したスロットルボディーを
動作させるための制御ブロック図を示す。
動作させるための制御ブロック図を示す。
【0012】構成は、図1で説明したスロットルボディ
ー100とスロットル制御回路10とアクセルペダル8
とアクセルセンサ9からなる。スロットルボディー10
0にはスロットルバルブ1とリターンスプリング11と
第4ギア7と第3ギア6と第2ギア5と第1ギア4とモ
ータ3とスロットルセンサ2とから構成される。次に動
作について説明する。モータ3の電源が入らない状態で
はスロットルバルブ1に設けたリターンスプリング11
によりスロットルバルブ1は閉じた状態となる。次に、
アクセルペダル8を踏むとアクセルペダル8の踏み込み
量によってアクセルセンサ9の出力電圧が変化する。そ
の変化量はアクセルペダル8の踏み込み量によって決ま
った値になる。この電圧をスロットル制御回路10によ
り検出してバルブの開度指令12としてモータ3にかか
る電圧を出力する。モータ3はスロットルバルブ1に設
けられたリターンスプリング11のバネ力に打ち勝って
スロットルバルブ1を開く。モータ3の回転位置はスロ
ットルセンサ2のパルス数で計算できるためスロットル
バルブ1の位置を検出することができる。以上で述べた
ようにスロットルセンサ2をモータ軸上に配置すること
で、低分解能の位置センサで高分解能のスロットルセン
サを実現できる。
ー100とスロットル制御回路10とアクセルペダル8
とアクセルセンサ9からなる。スロットルボディー10
0にはスロットルバルブ1とリターンスプリング11と
第4ギア7と第3ギア6と第2ギア5と第1ギア4とモ
ータ3とスロットルセンサ2とから構成される。次に動
作について説明する。モータ3の電源が入らない状態で
はスロットルバルブ1に設けたリターンスプリング11
によりスロットルバルブ1は閉じた状態となる。次に、
アクセルペダル8を踏むとアクセルペダル8の踏み込み
量によってアクセルセンサ9の出力電圧が変化する。そ
の変化量はアクセルペダル8の踏み込み量によって決ま
った値になる。この電圧をスロットル制御回路10によ
り検出してバルブの開度指令12としてモータ3にかか
る電圧を出力する。モータ3はスロットルバルブ1に設
けられたリターンスプリング11のバネ力に打ち勝って
スロットルバルブ1を開く。モータ3の回転位置はスロ
ットルセンサ2のパルス数で計算できるためスロットル
バルブ1の位置を検出することができる。以上で述べた
ようにスロットルセンサ2をモータ軸上に配置すること
で、低分解能の位置センサで高分解能のスロットルセン
サを実現できる。
【0013】従来、ISC(Idle speed control)制御に
は、ISC専用のISCバルブが用いられてきた。ま
た、現在ASCD(auto speed control device)制御や
TCS(tractin control system)制御、及び希薄燃焼制
御(リーンバーン)制御をスロットルバルブで電子制御
することで実現する動きが盛んである。特にISC制御
は、ASCDやTCSに比べスロットルバルブに高精度
な位置決めが要求されるために専用のISCバルブを用
いていた。スロットルバルブの高精度化に対しては高分
解能な高価なセンサが要求されると共に常にスロットル
バルブを制御しなければならないために接触型のスロッ
トルセンサは寿命の点で適さない。そこで、非接触のエ
ンコーダをモータ軸上に設けることで、スロットルバル
ブ上で同じ分解能を得るためにはギア比の倍率だけ低分
解能化できることから、ギア比を1以上、好ましくは1
0倍以上とすることによりスロットルセンサに用いるセ
ンサの価格を低減でき小型化が可能である。ISCの制
御が高精度にできればアイドル回転数を下げることがで
きる。このことは燃費の向上につながることはもちろん
であるが騒音の低減振動の低減等色々な効果を得ること
ができる。
は、ISC専用のISCバルブが用いられてきた。ま
た、現在ASCD(auto speed control device)制御や
TCS(tractin control system)制御、及び希薄燃焼制
御(リーンバーン)制御をスロットルバルブで電子制御
することで実現する動きが盛んである。特にISC制御
は、ASCDやTCSに比べスロットルバルブに高精度
な位置決めが要求されるために専用のISCバルブを用
いていた。スロットルバルブの高精度化に対しては高分
解能な高価なセンサが要求されると共に常にスロットル
バルブを制御しなければならないために接触型のスロッ
トルセンサは寿命の点で適さない。そこで、非接触のエ
ンコーダをモータ軸上に設けることで、スロットルバル
ブ上で同じ分解能を得るためにはギア比の倍率だけ低分
解能化できることから、ギア比を1以上、好ましくは1
0倍以上とすることによりスロットルセンサに用いるセ
ンサの価格を低減でき小型化が可能である。ISCの制
御が高精度にできればアイドル回転数を下げることがで
きる。このことは燃費の向上につながることはもちろん
であるが騒音の低減振動の低減等色々な効果を得ること
ができる。
【0014】図3は図1で示した電子スロットルボディ
ー100のモータ3をモータ3とクラッチ13で構成し
たものである。他の構成については図1と同様である。
電子制御によりスロットルバルブ1を開方向に制御する
場合には、スロットルバルブ1が開いた状態でモータ3
が固着した場合、空気量を制御することが不可能になり
車は暴走することになる。その場合に安全性を確保する
ためにはモータ3をスロットルバルブ1から切り離す必
要がある。そこで、図3に示すようなクラッチ13をモ
ータ3と第1ギア4の間に設けた構造である。モータ3
が固着した場合にはクラッチ13を切り離すため、図1
に示すような位置にスロットルセンサ2を設けた場合に
は、クラッチ13を切り離した場合にはスロットルセン
サ2も切り離されてしまうためにスロットルバルブ1の
位置を検出することができなくなる。そこで、図3に示
すように、スロットルセンサ2をクラッチ13と第1ギ
ア4の間に配置することでモータ異常時に於いても、ス
ロットルセンサ2はスロットルバルブ1の位置を正確に
検出することができる。
ー100のモータ3をモータ3とクラッチ13で構成し
たものである。他の構成については図1と同様である。
電子制御によりスロットルバルブ1を開方向に制御する
場合には、スロットルバルブ1が開いた状態でモータ3
が固着した場合、空気量を制御することが不可能になり
車は暴走することになる。その場合に安全性を確保する
ためにはモータ3をスロットルバルブ1から切り離す必
要がある。そこで、図3に示すようなクラッチ13をモ
ータ3と第1ギア4の間に設けた構造である。モータ3
が固着した場合にはクラッチ13を切り離すため、図1
に示すような位置にスロットルセンサ2を設けた場合に
は、クラッチ13を切り離した場合にはスロットルセン
サ2も切り離されてしまうためにスロットルバルブ1の
位置を検出することができなくなる。そこで、図3に示
すように、スロットルセンサ2をクラッチ13と第1ギ
ア4の間に配置することでモータ異常時に於いても、ス
ロットルセンサ2はスロットルバルブ1の位置を正確に
検出することができる。
【0015】図4は図3で示したスロットルボディー1
00の制御ブロック図を示す。構成は、図3で説明した
スロットルボディー100とスロットル制御回路10と
アクセルペダル8とアクセルセンサ9からなる。スロッ
トルボディー100にはスロットルバルブ1とリターン
スプリング11と第4ギア7と第3ギア6と第2ギア5
と第1ギア4とモータ3とスロットルセンサ2とクラッ
チ13から構成される。次に動作について説明する。モ
ータ3の電源が入らない状態やクラッチ13の切れてい
る状態ではスロットルバルブ1に設けたリターンスプリ
ング11によりスロットルバルブ1は閉じた状態とな
る。次に、アクセルペダル8を踏むとアクセルペダル8
の踏み込み量によってアクセルセンサ9の出力電圧が変
化する。その変化量はアクセルペダル8の踏み込み量に
よって決まった値になる。この電圧をスロットル制御回
路10により検出してバルブの開度指令12としてモー
タ3に出力する。この時はクラッチ13はつないだ状態
であることは言うまでもない。モータ3はスロットルバ
ルブ1に設けられたリターンスプリング11のバネ力に
打ち勝ってスロットルバルブ1を開閉する。モータ3の
回転位置はスロットルセンサ2のパルス数で計算できる
ためスロットルバルブ1の位置を検出することができ
る。以上で述べたようにスロットルセンサ2をモータ軸
上に配置することで、低分解能の位置センサで高分解能
のスロットルセンサを実現できる。また、モータ3が固
着した場合にはクラッチ13を切り離すことでスロット
ルバルブ1は完全にフリーとなり安全性を確保すること
ができる。
00の制御ブロック図を示す。構成は、図3で説明した
スロットルボディー100とスロットル制御回路10と
アクセルペダル8とアクセルセンサ9からなる。スロッ
トルボディー100にはスロットルバルブ1とリターン
スプリング11と第4ギア7と第3ギア6と第2ギア5
と第1ギア4とモータ3とスロットルセンサ2とクラッ
チ13から構成される。次に動作について説明する。モ
ータ3の電源が入らない状態やクラッチ13の切れてい
る状態ではスロットルバルブ1に設けたリターンスプリ
ング11によりスロットルバルブ1は閉じた状態とな
る。次に、アクセルペダル8を踏むとアクセルペダル8
の踏み込み量によってアクセルセンサ9の出力電圧が変
化する。その変化量はアクセルペダル8の踏み込み量に
よって決まった値になる。この電圧をスロットル制御回
路10により検出してバルブの開度指令12としてモー
タ3に出力する。この時はクラッチ13はつないだ状態
であることは言うまでもない。モータ3はスロットルバ
ルブ1に設けられたリターンスプリング11のバネ力に
打ち勝ってスロットルバルブ1を開閉する。モータ3の
回転位置はスロットルセンサ2のパルス数で計算できる
ためスロットルバルブ1の位置を検出することができ
る。以上で述べたようにスロットルセンサ2をモータ軸
上に配置することで、低分解能の位置センサで高分解能
のスロットルセンサを実現できる。また、モータ3が固
着した場合にはクラッチ13を切り離すことでスロット
ルバルブ1は完全にフリーとなり安全性を確保すること
ができる。
【0016】図5は図1で示したスロットルボディー1
00を用いた他の実施例を示す。構成について説明す
る。スロットルボディー100にはスロットルバルブ1
がアクセルドラム17に対して2つのロストモーション
スプリングA14とB15の間に配置される。また、ア
クセルドラム17は、スロットルボディー100とリタ
ーンスプリング11により接続されている。また、スロ
ットルバルブ1には第4ギア7,第3ギア6,第2ギア
5,第1ギア4があり、その第1ギア4にモータ3とス
ロットルセンサ2が配置される。また、人間が操作する
アクセルペダル8はアクセルワイヤー16でアクセルド
ラム17に接続されている。ただし、バネは平面図で簡
略して示した。
00を用いた他の実施例を示す。構成について説明す
る。スロットルボディー100にはスロットルバルブ1
がアクセルドラム17に対して2つのロストモーション
スプリングA14とB15の間に配置される。また、ア
クセルドラム17は、スロットルボディー100とリタ
ーンスプリング11により接続されている。また、スロ
ットルバルブ1には第4ギア7,第3ギア6,第2ギア
5,第1ギア4があり、その第1ギア4にモータ3とス
ロットルセンサ2が配置される。また、人間が操作する
アクセルペダル8はアクセルワイヤー16でアクセルド
ラム17に接続されている。ただし、バネは平面図で簡
略して示した。
【0017】次に、動作について説明する。まず、人間
がアクセルペダル8を踏むことでアクセルペダル8に連
動して動くアクセルワイヤー16の張力によりアクセル
センサ9でアクセルペダル8の踏み込み量を検出するこ
とができる。このアクセルペダル8の踏み込み量に対応
した電気信号をモータ制御回路(図示せず)によりモー
タ3に電圧指令として出力する。その結果モータ3は回
転し、スロットルバルブ1を所定の位置に移動させるこ
とが可能である。スロットルセンサ2の値はこの時のス
ロットルバルブ1の位置信号としてモータ制御回路(図
示せず)にフィードバックされ位置決め動作に用いる。
通常人間がアクセルペダル8を踏まないときには、モー
タ3への給電が無いことからアクセルドラム17はリタ
ーンスプリング11により引っ張られ、そのアクセルド
ラム17に取り付けられたスロットルバルブ1は全閉位
置に束縛される。ISC制御はこの状態でエンジン回転
数を650rpm〜750rpm程度の低い回転数で制御しな
ければならないためスロットルバルブ1をきめ細かく高
速に動かす必要がある。また、ISC制御領域はスロッ
トルバルブ1の角度で6度未満の狭い範囲であるので応
答性とスロットルバルブ1の高分解能化が要求される。
この微妙なスロットルバルブ1の制御は、モータ3によ
り制御される。つまり、アクセルセンサ9がアクセルペ
ダル8を人間が踏んでないことを検出するとモータ制御
回路(図示せず)はモータ3に開度に相当した電圧を印
加しスロットルバルブ1を開閉方向に制御する。スロッ
トルバルブ1のスロットルシャフトはロストモーション
スプリング14,15の張力の内で移動可能であるため
スロットルバルブ1の回転動作が直接アクセルドラム1
7には伝わらずスロットルバルブ1の動作によるアクセ
ルペダル8へのキックバックはほとんど無い。以上の説
明はISCの動作について説明したが、TCSやASC
Dに於いても同様に人間が踏んでいるアクセルペダルの
位置を基準にTCSなら閉じ方向に、また、ASCDな
ら開閉の両方行にスロットルバルブを動作させるだけの
違いである。図2で示したものはアクセルペダル8とス
ロットルバルブ1が電気的に接続されるため、モータ3
が故障した場合にはスロットルバルブ1の制御はできな
くなる。しかし、図5で示したものはアクセルペダル8
とアクセルドラム17そしてスロットルバルブ1は機械
的に接続されているためモータ3の断線,スロットルセ
ンサ2の故障等の場合には電気的にスロットルバルブ1
を制御することはできなくなるが、アクセルペダル8に
よる通常走行は可能である。
がアクセルペダル8を踏むことでアクセルペダル8に連
動して動くアクセルワイヤー16の張力によりアクセル
センサ9でアクセルペダル8の踏み込み量を検出するこ
とができる。このアクセルペダル8の踏み込み量に対応
した電気信号をモータ制御回路(図示せず)によりモー
タ3に電圧指令として出力する。その結果モータ3は回
転し、スロットルバルブ1を所定の位置に移動させるこ
とが可能である。スロットルセンサ2の値はこの時のス
ロットルバルブ1の位置信号としてモータ制御回路(図
示せず)にフィードバックされ位置決め動作に用いる。
通常人間がアクセルペダル8を踏まないときには、モー
タ3への給電が無いことからアクセルドラム17はリタ
ーンスプリング11により引っ張られ、そのアクセルド
ラム17に取り付けられたスロットルバルブ1は全閉位
置に束縛される。ISC制御はこの状態でエンジン回転
数を650rpm〜750rpm程度の低い回転数で制御しな
ければならないためスロットルバルブ1をきめ細かく高
速に動かす必要がある。また、ISC制御領域はスロッ
トルバルブ1の角度で6度未満の狭い範囲であるので応
答性とスロットルバルブ1の高分解能化が要求される。
この微妙なスロットルバルブ1の制御は、モータ3によ
り制御される。つまり、アクセルセンサ9がアクセルペ
ダル8を人間が踏んでないことを検出するとモータ制御
回路(図示せず)はモータ3に開度に相当した電圧を印
加しスロットルバルブ1を開閉方向に制御する。スロッ
トルバルブ1のスロットルシャフトはロストモーション
スプリング14,15の張力の内で移動可能であるため
スロットルバルブ1の回転動作が直接アクセルドラム1
7には伝わらずスロットルバルブ1の動作によるアクセ
ルペダル8へのキックバックはほとんど無い。以上の説
明はISCの動作について説明したが、TCSやASC
Dに於いても同様に人間が踏んでいるアクセルペダルの
位置を基準にTCSなら閉じ方向に、また、ASCDな
ら開閉の両方行にスロットルバルブを動作させるだけの
違いである。図2で示したものはアクセルペダル8とス
ロットルバルブ1が電気的に接続されるため、モータ3
が故障した場合にはスロットルバルブ1の制御はできな
くなる。しかし、図5で示したものはアクセルペダル8
とアクセルドラム17そしてスロットルバルブ1は機械
的に接続されているためモータ3の断線,スロットルセ
ンサ2の故障等の場合には電気的にスロットルバルブ1
を制御することはできなくなるが、アクセルペダル8に
よる通常走行は可能である。
【0018】図6は図4で示した電子スロットルシステ
ムに機械的なアクセルワイヤ16を設けた構造について
示したものである。図5で示したものとの違いはモータ
3にクラッチ13を取り付けたことである。そうするこ
とでモータ3の固着に関してもクラッチ13を切り離す
ことで安全性を確保することができる。
ムに機械的なアクセルワイヤ16を設けた構造について
示したものである。図5で示したものとの違いはモータ
3にクラッチ13を取り付けたことである。そうするこ
とでモータ3の固着に関してもクラッチ13を切り離す
ことで安全性を確保することができる。
【0019】以上、上記説明はISC制御について述べ
てきたが、希薄燃焼制御に於いても燃料と空気とを精度
良く制御する必要があり上記で述べたISC制御と同様
な制御となるため、希薄燃焼制御にも適用できることは
言うまでもない。
てきたが、希薄燃焼制御に於いても燃料と空気とを精度
良く制御する必要があり上記で述べたISC制御と同様
な制御となるため、希薄燃焼制御にも適用できることは
言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、高価なスロットルセン
サを用いなくても分解能を向上させることができるので
装置の小型低価格化が図れる効果がある。
サを用いなくても分解能を向上させることができるので
装置の小型低価格化が図れる効果がある。
【0021】また、高分解能なセンサを用いなくても良
いことから軽量化が図れるので燃費向上の効果もある。
また、高分解能で制御できるようになることでアイドリ
ングの回転数を下げることができるため燃費の向上効果
がある。
いことから軽量化が図れるので燃費向上の効果もある。
また、高分解能で制御できるようになることでアイドリ
ングの回転数を下げることができるため燃費の向上効果
がある。
【図1】本発明の一実施例のスロットルセンサをモータ
軸上に配置した電子スロットルボディーの構成図であ
る。
軸上に配置した電子スロットルボディーの構成図であ
る。
【図2】図1に示したスロットルボディーの制御構成を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図3】図1のスロットルボディーにクラッチを設けた
他の実施例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
【図4】図3に示した電子スロットルボディーの制御構
成を示した構成図である。
成を示した構成図である。
【図5】図1に示した電子スロットルボディーの他の制
御構成を示す構成図である。
御構成を示す構成図である。
【図6】図2に示した電子スロットルボディーの他の制
御構成を示す構成図である。
御構成を示す構成図である。
1…スロットルバルブ、2…スロットルセンサ、3…モ
ータ、4…第1ギア、5…第2ギア、6…第3ギア、7
…第4ギア、8…アクセルペダル、9…アクセルセン
サ、10…スロットル制御回路、11…リターンスプリ
ング、12…開度指令、13…クラッチ、14…ロスト
モーションスプリングA、15…ロストモーションスプ
リングB、16…アクセルワイヤ、17…アクセルドラ
ム、100…スロットルボディー。
ータ、4…第1ギア、5…第2ギア、6…第3ギア、7
…第4ギア、8…アクセルペダル、9…アクセルセン
サ、10…スロットル制御回路、11…リターンスプリ
ング、12…開度指令、13…クラッチ、14…ロスト
モーションスプリングA、15…ロストモーションスプ
リングB、16…アクセルワイヤ、17…アクセルドラ
ム、100…スロットルボディー。
Claims (5)
- 【請求項1】内燃機関の吸入空気量を制御するスロット
ルバルブと、該スロットルバルブにギアを介して回転運
動を伝える電動モータとを備えたスロットル装置におい
て、 前記スロットルバルブの位置を検出するスロットルポジ
ションセンサが検出する回転角が、前記スロットルバル
ブの回転角よりも大きくなるような位置に前記スロット
ルポジションセンサを配置してなることを特徴とするス
ロットル装置。 - 【請求項2】内燃機関の吸入空気量を制御するスロット
ルバルブと、該スロットルバルブにギアを介して回転運
動を伝える電動モータとを備えたスロットル装置におい
て、 前記スロットルバルブの位置を検出するスロットルポジ
ションセンサを、前記電動モータの軸上に配置したこと
を特徴とするスロットル装置。 - 【請求項3】請求項1の記載において、前記スロットル
ポジションセンサは非接触式の位置センサにより構成し
てなることを特徴とするスロットル装置。 - 【請求項4】請求項1の記載において、前記スロットル
ポジションセンサはエンコーダにより構成してなること
を特徴とするスロットル装置。 - 【請求項5】内燃機関の吸入空気量を制御するスロット
ルバルブと、該スロットルバルブにギアを介して回転運
動を伝える電動モータとを備えたスロットル装置におい
て、 前記スロットルバルブの位置を検出するスロットルポジ
ションセンサを非接触式のエンコーダにより構成して前
記電動モータの軸上に配置するとともに、前記スロット
ルポジションセンサと前記電動モータとの間に回転運動
を断続するクラッチを配置したことを特徴とするスロッ
トル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5541893A JPH06264777A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | スロットル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5541893A JPH06264777A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | スロットル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264777A true JPH06264777A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12998034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5541893A Pending JPH06264777A (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | スロットル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06264777A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002257406A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Oiles Ind Co Ltd | 換気装置 |
US7011074B2 (en) | 2003-05-29 | 2006-03-14 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Throttle control devices |
US7042212B2 (en) | 2003-10-02 | 2006-05-09 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Rotational angle sensors |
USRE39257E1 (en) | 1995-01-17 | 2006-09-05 | Hitachi, Ltd. | Air flow rate control apparatus |
EP2325666A1 (en) | 2004-02-02 | 2011-05-25 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Rotational angle sensor and method manufacturing same, and throttle control device with rotational angle sensor |
DE112013007638B4 (de) * | 2013-11-26 | 2017-07-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Drosselventil |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5541893A patent/JPH06264777A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE39257E1 (en) | 1995-01-17 | 2006-09-05 | Hitachi, Ltd. | Air flow rate control apparatus |
USRE42940E1 (en) | 1995-01-17 | 2011-11-22 | Hitachi, Ltd. | Air flow rate control apparatus |
JP2002257406A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Oiles Ind Co Ltd | 換気装置 |
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US7042212B2 (en) | 2003-10-02 | 2006-05-09 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Rotational angle sensors |
EP2325666A1 (en) | 2004-02-02 | 2011-05-25 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Rotational angle sensor and method manufacturing same, and throttle control device with rotational angle sensor |
EP2325665A1 (en) | 2004-02-02 | 2011-05-25 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Rotational angle sensor and method manufacturing same, and throttle control device with rotational angle sensor |
DE112013007638B4 (de) * | 2013-11-26 | 2017-07-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Drosselventil |
US10197164B2 (en) | 2013-11-26 | 2019-02-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Butterfly valve |
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