JPH0626405A - 気体燃料混合器 - Google Patents
気体燃料混合器Info
- Publication number
- JPH0626405A JPH0626405A JP20456792A JP20456792A JPH0626405A JP H0626405 A JPH0626405 A JP H0626405A JP 20456792 A JP20456792 A JP 20456792A JP 20456792 A JP20456792 A JP 20456792A JP H0626405 A JPH0626405 A JP H0626405A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- small
- intake
- engine
- venturi
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ほぼ大気圧に圧力調整した気体燃料をベンチ
ュリのノズル口から吸引して吸入空気と混合しエンジン
に供給する混合器において、エンジンの燃料分配を均等
にする。 【構成】 複数個の小ベンチュリ３を並列に設けて吸気
通路２の全吸入空気を各小ベンチュリ３に分割して通過
させ、小ベンチュリ３のそれぞれのノズル口５から気体
燃料を吸出させて吸気通路２の横断面上ほぼ所定の分布
状態で分散させる。
ュリのノズル口から吸引して吸入空気と混合しエンジン
に供給する混合器において、エンジンの燃料分配を均等
にする。 【構成】 複数個の小ベンチュリ３を並列に設けて吸気
通路２の全吸入空気を各小ベンチュリ３に分割して通過
させ、小ベンチュリ３のそれぞれのノズル口５から気体
燃料を吸出させて吸気通路２の横断面上ほぼ所定の分布
状態で分散させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はほぼ大気圧に圧力調整し
た気体燃料を火花点火式ンジンに供給するため空気と混
合する混合器に関するものである。
た気体燃料を火花点火式ンジンに供給するため空気と混
合する混合器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＬＰＧ、ＣＮＧなどの気体燃料は液体燃
料であるガソリンに比べ安価に入手できる、排気中の有
害成分が少ない、など有利な面が多く殊にＬＰＧが営業
車の燃料に使用されていることは周知の通りである。
料であるガソリンに比べ安価に入手できる、排気中の有
害成分が少ない、など有利な面が多く殊にＬＰＧが営業
車の燃料に使用されていることは周知の通りである。
【０００３】現在の営業車においては、周知のように高
圧液状のＬＰＧを大気圧程度に減圧気化し、これをエン
ジンの吸気路に設置した混合器のベンチュリに発生する
負圧によって吸引させエンジン吸入空気と混合する、と
いうシステムによってエンジンに供給している。
圧液状のＬＰＧを大気圧程度に減圧気化し、これをエン
ジンの吸気路に設置した混合器のベンチュリに発生する
負圧によって吸引させエンジン吸入空気と混合する、と
いうシステムによってエンジンに供給している。
【０００４】混合器は周知のように一個のベンチュリと
一個の絞り弁とを具えるか、または一個のベンチュリと
部分負荷用および高出力用の二個の絞り弁とを具え、気
体燃料はベンチュリの最狭部附近に開口させたノズル口
から吸出す構成であり、ノズル口は実公昭５５−３１２
３０号公報に見られるような円周方向へ延びるスリット
からなるものと実公昭４９−１５４７０号公報に見られ
るように円周方向へ並べた多数の丸孔からなるものとが
ある。
一個の絞り弁とを具えるか、または一個のベンチュリと
部分負荷用および高出力用の二個の絞り弁とを具え、気
体燃料はベンチュリの最狭部附近に開口させたノズル口
から吸出す構成であり、ノズル口は実公昭５５−３１２
３０号公報に見られるような円周方向へ延びるスリット
からなるものと実公昭４９−１５４７０号公報に見られ
るように円周方向へ並べた多数の丸孔からなるものとが
ある。
【０００５】ベンチュリはエンジン吸入空気の最大流量
を決定するものであり、大形のエンジンの場合はベンチ
ュリ径の大きい混合器が用いられる。
を決定するものであり、大形のエンジンの場合はベンチ
ュリ径の大きい混合器が用いられる。
【０００６】ところが、気体燃料はベンチュリの表面に
開口したノズル口から吸出されエンジンに向かって流れ
る空気に連行されるので、ベンチュリが大径であると主
に混合器の吸気胴周壁面に沿って流れ、そのまま吸気マ
ニホルドに分かれて吸込まれエンジンに至ることとな
り、燃料分配が不均等になるのを避けられない。
開口したノズル口から吸出されエンジンに向かって流れ
る空気に連行されるので、ベンチュリが大径であると主
に混合器の吸気胴周壁面に沿って流れ、そのまま吸気マ
ニホルドに分かれて吸込まれエンジンに至ることとな
り、燃料分配が不均等になるのを避けられない。
【０００７】このように、エンジンのシリンダに供給さ
れる混合気の空燃比が不均等であると、燃焼効率が悪く
なって出力の低下、燃料消費量の増加、排気状態の悪化
を招くという問題がある。
れる混合気の空燃比が不均等であると、燃焼効率が悪く
なって出力の低下、燃料消費量の増加、排気状態の悪化
を招くという問題がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の混合器が単一ベンチュリであってそ
の表面に開口したノズル口から気体燃料を吸出す構造で
あるため、大形エンジン用のベンチュリが大径の混合器
では燃料分配が不均等になるのを避けられず、出力の低
下、燃料消費量の増加、排気状態の悪化を招く、という
点である。
する課題は、従来の混合器が単一ベンチュリであってそ
の表面に開口したノズル口から気体燃料を吸出す構造で
あるため、大形エンジン用のベンチュリが大径の混合器
では燃料分配が不均等になるのを避けられず、出力の低
下、燃料消費量の増加、排気状態の悪化を招く、という
点である。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は吸気胴入口の吸気通路部分に全吸入空気を
分割して通過させる複数個の小ベンチュリを並列に設
け、そのそれぞれに気体燃料のノズル口を設けることと
し、このような手段によって大形のエンジンに燃料を均
等に分配する、という目的を達成させた。
に、本発明は吸気胴入口の吸気通路部分に全吸入空気を
分割して通過させる複数個の小ベンチュリを並列に設
け、そのそれぞれに気体燃料のノズル口を設けることと
し、このような手段によって大形のエンジンに燃料を均
等に分配する、という目的を達成させた。
【００１０】
【作用】吸気胴をエンジンに向かって流れる吸入空気は
全てが小ベンチュリを通過して気体燃料を吸出し、再び
合流してエンジンに供給される。各小ベンチュリに分割
された空気はそれぞれが気体燃料を吸出すため、吸気通
路横断面上ほぼ所定の分布状態で気体燃料が分散し、エ
ンジンのシリンダに燃料が均等に分配されることとな
る。
全てが小ベンチュリを通過して気体燃料を吸出し、再び
合流してエンジンに供給される。各小ベンチュリに分割
された空気はそれぞれが気体燃料を吸出すため、吸気通
路横断面上ほぼ所定の分布状態で気体燃料が分散し、エ
ンジンのシリンダに燃料が均等に分配されることとな
る。
【００１１】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する
と、図１および図２は第一実施例を示すものであって、
吸気胴１の入口部分に吸気通路２の中心およびその周囲
に円周方向等間隔で配置した合計７個の小ベンチュリ３
が設置され、出口部分に部分負荷用の絞り弁１２と高出
力用の絞り弁１３とが設置されている。
と、図１および図２は第一実施例を示すものであって、
吸気胴１の入口部分に吸気通路２の中心およびその周囲
に円周方向等間隔で配置した合計７個の小ベンチュリ３
が設置され、出口部分に部分負荷用の絞り弁１２と高出
力用の絞り弁１３とが設置されている。
【００１２】小ベンチュリ３は吸気胴１に嵌装固定した
ベンチュリ体４に互いに平行に形成されて吸気通路２の
中心軸線に直角の面上に配置されているとともに、それ
らの最狭部にはスリット状のノズル口５が二個ずつ設け
られている。
ベンチュリ体４に互いに平行に形成されて吸気通路２の
中心軸線に直角の面上に配置されているとともに、それ
らの最狭部にはスリット状のノズル口５が二個ずつ設け
られている。
【００１３】大気圧程度の圧力に調整された気体燃料を
ノズル口５に導く燃料通路１１は、入口６、導入路７、
ベンチュリ体４の外側周縁部に沿う外側環状路８、中心
の小ベンチュリ３とその周囲の小ベンチュリ３との間に
形成された内側環状路９、二つの環状路８、９を連通す
る放射方向の導通路１０からなり、中心の小ベンチュリ
３のノズル口５は内側環状路９に連通し、周囲の小ベン
チュリ３のノズル口５は外側環状路８、内側環状路９の
それぞれに設けられている。
ノズル口５に導く燃料通路１１は、入口６、導入路７、
ベンチュリ体４の外側周縁部に沿う外側環状路８、中心
の小ベンチュリ３とその周囲の小ベンチュリ３との間に
形成された内側環状路９、二つの環状路８、９を連通す
る放射方向の導通路１０からなり、中心の小ベンチュリ
３のノズル口５は内側環状路９に連通し、周囲の小ベン
チュリ３のノズル口５は外側環状路８、内側環状路９の
それぞれに設けられている。
【００１４】この構成の本実施例によると、吸気通路２
に流入した吸入空気は横断面上に等間隔で配置された７
個の小ベンチュリ３にほぼ均等に分割され、全吸入空気
はいずれかの小ベンチュリ３を通過することとなり、そ
の際にノズル口５に負圧を発生して気体燃料を吸出し、
小ベンチュリ３を通過して再び合流しエンジンに供給さ
れる。
に流入した吸入空気は横断面上に等間隔で配置された７
個の小ベンチュリ３にほぼ均等に分割され、全吸入空気
はいずれかの小ベンチュリ３を通過することとなり、そ
の際にノズル口５に負圧を発生して気体燃料を吸出し、
小ベンチュリ３を通過して再び合流しエンジンに供給さ
れる。
【００１５】小ベンチュリ３は吸気通路２の横断面上に
偏ることなく配置されており、気体燃料は横断面上ほぼ
均一の分布状態で分散しエンジンのシリンダに燃料がほ
ぼ均等に供給される。また、吸入空気は小ベンチュリ３
を高速度で通過するので高負圧を発生し、小流量域でも
充分な量の燃料を吸出すことができ、大口径の吸気胴で
あってもエンジン低速時の燃料供給が支障なく行なわれ
る。
偏ることなく配置されており、気体燃料は横断面上ほぼ
均一の分布状態で分散しエンジンのシリンダに燃料がほ
ぼ均等に供給される。また、吸入空気は小ベンチュリ３
を高速度で通過するので高負圧を発生し、小流量域でも
充分な量の燃料を吸出すことができ、大口径の吸気胴で
あってもエンジン低速時の燃料供給が支障なく行なわれ
る。
【００１６】図３、図４は小ベンチュリ３の異なる配置
例を示すものであって、図３は４個の小ベンチュリ３、
図４は１４個の小ベンチュリ３をそれぞれ互いにほぼ等
間隔で平行に配置したものである。これらの小ベンチュ
リ３のノズル口に気体燃料を導く燃料通路は小ベンチュ
リ３の間隔を利用して適宜に設けられる。
例を示すものであって、図３は４個の小ベンチュリ３、
図４は１４個の小ベンチュリ３をそれぞれ互いにほぼ等
間隔で平行に配置したものである。これらの小ベンチュ
リ３のノズル口に気体燃料を導く燃料通路は小ベンチュ
リ３の間隔を利用して適宜に設けられる。
【００１７】尚、全ての小ベンチュリを一つの横断面上
に揃えて配置することなく、吸気通路軸線方向へ少しず
らして配置することができる。また、全ての小ベンチュ
リを同一径にすることなく異なる径のものを適宜に組合
わせ、或いはそれらのノズル口の位置と大きさおよび数
を適宜に設定することにより、吸気マニホルドの形状な
どによる吸入空気の流れ不均一を補正し分配性を向上さ
せることができる。
に揃えて配置することなく、吸気通路軸線方向へ少しず
らして配置することができる。また、全ての小ベンチュ
リを同一径にすることなく異なる径のものを適宜に組合
わせ、或いはそれらのノズル口の位置と大きさおよび数
を適宜に設定することにより、吸気マニホルドの形状な
どによる吸入空気の流れ不均一を補正し分配性を向上さ
せることができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によると、吸入空気の全部を平行
に配置した複数の小ベンチュリに分割して通過させ、そ
れぞれにおいて気体燃料を吸引し混合する構成であるか
ら、大形のエンジンに適用させるため吸気胴を大口径に
作っても要求最大流量を保証して吸気通路横断面上ほぼ
所定の分布状態で気体燃料を分散混合させることができ
る。
に配置した複数の小ベンチュリに分割して通過させ、そ
れぞれにおいて気体燃料を吸引し混合する構成であるか
ら、大形のエンジンに適用させるため吸気胴を大口径に
作っても要求最大流量を保証して吸気通路横断面上ほぼ
所定の分布状態で気体燃料を分散混合させることができ
る。
【００１９】このため、エンジンのシリンダに均等の混
合気が供給され、燃焼効率が良好となって出力の向上、
燃料経済性の向上、排気状態の改善を計ることができる
ものである。
合気が供給され、燃焼効率が良好となって出力の向上、
燃料経済性の向上、排気状態の改善を計ることができる
ものである。
【図１】本発明の実施例の一部切截した平面図。
【図２】図１の縦断面図。
【図３】本発明の異なる実施例の平面説明図。
【図４】本発明の更に異なる実施例の平面説明図。
１ 吸気胴、２ 吸気通路、３ 小ベンチュリ、５ ノ
ズル口、１１ 燃料通路、
ズル口、１１ 燃料通路、
Claims (1)
- 【請求項１】 吸気胴入口の吸気通路部分に全吸入空気
を分割して通過させる複数個の小ベンチュリが並列に設
けられており、前記各小ベンチュリのそれぞれに気体燃
料のノズル口が設けられていることを特徴とする気体燃
料混合器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20456792A JPH0626405A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 気体燃料混合器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20456792A JPH0626405A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 気体燃料混合器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0626405A true JPH0626405A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16492611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20456792A Withdrawn JPH0626405A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 気体燃料混合器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626405A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0934985A2 (en) * | 1998-02-03 | 1999-08-11 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Phthalocyanine compound, method for production thereof and use thereof |
| EP1128053A3 (de) * | 2000-02-25 | 2002-04-03 | DEUTZ Aktiengesellschaft | Gasmischvorrichtung für stationäre und instationäre Otto-Gasmotoren |
| CN108119261A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-06-05 | 湖南省力宇燃气动力有限公司 | 混合器及燃气发动机 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP20456792A patent/JPH0626405A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0934985A2 (en) * | 1998-02-03 | 1999-08-11 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Phthalocyanine compound, method for production thereof and use thereof |
| EP0934985B1 (en) * | 1998-02-03 | 2003-07-09 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Phthalocyanine compound, method for production thereof and use thereof |
| EP1128053A3 (de) * | 2000-02-25 | 2002-04-03 | DEUTZ Aktiengesellschaft | Gasmischvorrichtung für stationäre und instationäre Otto-Gasmotoren |
| CN108119261A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-06-05 | 湖南省力宇燃气动力有限公司 | 混合器及燃气发动机 |
| CN108119261B (zh) * | 2017-12-22 | 2024-06-04 | 湖南省力宇燃气动力有限公司 | 混合器及燃气发动机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |