JPH06263766A - 新規なセフェム化合物、その製造方法及び抗菌剤 - Google Patents
新規なセフェム化合物、その製造方法及び抗菌剤Info
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- JPH06263766A JPH06263766A JP5077458A JP7745893A JPH06263766A JP H06263766 A JPH06263766 A JP H06263766A JP 5077458 A JP5077458 A JP 5077458A JP 7745893 A JP7745893 A JP 7745893A JP H06263766 A JPH06263766 A JP H06263766A
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- hydrogen atom
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Cephalosporin Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ブドウ球菌を含むグラム陽性菌から緑膿菌を
含むグラム陰性菌まで幅広く優れた抗菌力及び感染症治
療効果を示すセファロスポリン誘導体を提供する。 【構成】 〔式中、R1は保護されていてもよいアミノ基、R2は
水素原子、低級アルコキシ基又はホルムアミド基、R3
は水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基など、
R4は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基な
ど、Aは硫黄原子を含有してもよいアルキレン基、Bは
ヘテロ環、Cは3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6−イ
ルなど、m及びnは0又は1、ZはCH又はNを示す〕
で表わされるセフェム化合物及びその薬理学上許容され
る塩並びに生理的に加水分解可能なカルボン酸エステ
ル。
含むグラム陰性菌まで幅広く優れた抗菌力及び感染症治
療効果を示すセファロスポリン誘導体を提供する。 【構成】 〔式中、R1は保護されていてもよいアミノ基、R2は
水素原子、低級アルコキシ基又はホルムアミド基、R3
は水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基など、
R4は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基な
ど、Aは硫黄原子を含有してもよいアルキレン基、Bは
ヘテロ環、Cは3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6−イ
ルなど、m及びnは0又は1、ZはCH又はNを示す〕
で表わされるセフェム化合物及びその薬理学上許容され
る塩並びに生理的に加水分解可能なカルボン酸エステ
ル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌剤として有用な新規
セフェム化合物及びその医薬として許容される塩並びに
その製造法、更にはこれらを有効成分とする抗菌剤に関
する。
セフェム化合物及びその医薬として許容される塩並びに
その製造法、更にはこれらを有効成分とする抗菌剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】医療現場における感染症起因菌の変遷に
対応する様に種々のセファロスポリン系抗菌剤が合成さ
れてきた。これらセファロスポリン系抗菌剤に用いられ
てきた側鎖は3位側鎖、7位側鎖に大別でき、3位側鎖
としては芳香族4級アンモニウム、硫黄原子を介した芳
香族ヘテロ環あるいは硫黄原子を介した芳香族4級アン
モニウムが多くの場合導入されている。また7位側鎖に
は2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−置換
オキシイミノアセトアミド基又は2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−置換オ
キシイミノアセトアミド基が用いられており、その置換
オキシイミノ部は置換低級アルキル基が導入されている
ことが多い。置換低級アルキル基上の置換基としてはハ
ロゲン原子、カルボキシル基、アミド基がよく用いられ
ており、硫黄原子に着目してみると単純な低級アルキル
チオ基の導入例を除くと硫黄原子を含む置換基が用いら
れた例は極めて少ない。加えて低級アルキルチオ基の導
入による抗菌力の向上、感染治療効果の向上に関する知
見もない。また芳香族複素環7位側鎖への導入例は芳香
族複素単環を1個導入する例(特開昭58-174386 号公
報、特開平3-157387号公報)があるのみで連続する芳香
族複素単環の導入例は過去の文献においても全く合成さ
れた例がなく開示はおろか示唆も全くされていない。
対応する様に種々のセファロスポリン系抗菌剤が合成さ
れてきた。これらセファロスポリン系抗菌剤に用いられ
てきた側鎖は3位側鎖、7位側鎖に大別でき、3位側鎖
としては芳香族4級アンモニウム、硫黄原子を介した芳
香族ヘテロ環あるいは硫黄原子を介した芳香族4級アン
モニウムが多くの場合導入されている。また7位側鎖に
は2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−置換
オキシイミノアセトアミド基又は2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−置換オ
キシイミノアセトアミド基が用いられており、その置換
オキシイミノ部は置換低級アルキル基が導入されている
ことが多い。置換低級アルキル基上の置換基としてはハ
ロゲン原子、カルボキシル基、アミド基がよく用いられ
ており、硫黄原子に着目してみると単純な低級アルキル
チオ基の導入例を除くと硫黄原子を含む置換基が用いら
れた例は極めて少ない。加えて低級アルキルチオ基の導
入による抗菌力の向上、感染治療効果の向上に関する知
見もない。また芳香族複素環7位側鎖への導入例は芳香
族複素単環を1個導入する例(特開昭58-174386 号公
報、特開平3-157387号公報)があるのみで連続する芳香
族複素単環の導入例は過去の文献においても全く合成さ
れた例がなく開示はおろか示唆も全くされていない。
【0003】近年、セファロスポリン側鎖にジヒドロキ
シフェニル誘導体及びN−ヒドロキシピリドン基を有す
るセファロスポリン類が開示された(特開昭59-93084号
公報、同61-267587 号公報、同63-152386 号公報、特開
平2-15089 号公報、同2-152982号公報)。これらセファ
ロスポリン側鎖にジヒドロキシフェニル誘導体及びN−
ヒドロキシピリドン基を有するセファロスポリン化合物
は緑膿菌を含むグラム陰性菌には効果を示すが、ブドウ
球菌を含むグラム陽性菌に対して抗菌力が弱く、一部の
化合物では効果の見られないものもある。また緑膿菌に
おいては試験管内抗菌力は優れているものの、マウス全
身感染治療効果では試験管内抗菌力で見られた優れた効
果が観察されず、これらの試験管内抗菌力と生体におけ
る感染治療効果の著しい差は臨床面での応用に大きな障
害となっている。
シフェニル誘導体及びN−ヒドロキシピリドン基を有す
るセファロスポリン類が開示された(特開昭59-93084号
公報、同61-267587 号公報、同63-152386 号公報、特開
平2-15089 号公報、同2-152982号公報)。これらセファ
ロスポリン側鎖にジヒドロキシフェニル誘導体及びN−
ヒドロキシピリドン基を有するセファロスポリン化合物
は緑膿菌を含むグラム陰性菌には効果を示すが、ブドウ
球菌を含むグラム陽性菌に対して抗菌力が弱く、一部の
化合物では効果の見られないものもある。また緑膿菌に
おいては試験管内抗菌力は優れているものの、マウス全
身感染治療効果では試験管内抗菌力で見られた優れた効
果が観察されず、これらの試験管内抗菌力と生体におけ
る感染治療効果の著しい差は臨床面での応用に大きな障
害となっている。
【0004】また先のセファロスポリン側鎖にジヒドロ
キシフェニル誘導体を有するセファロスポリン化合物は
その化学構造上、カテコールアミン類と類似しているた
め、生体内でカテコールアミン様の作用つまり中枢系へ
の作用が副作用として発現するという問題点を有してい
る。加えて、その化学構造類似性からカテコール−O−
メチルトランスフェラーゼ等、酵素の基質になり生体内
で容易に代謝・不活化を受けることも判明しており、こ
れらカテコールアミン類との化学構造の類似はヒト又は
動物における感染症治療効果において有効性を発現しに
くい原因と考えられる。
キシフェニル誘導体を有するセファロスポリン化合物は
その化学構造上、カテコールアミン類と類似しているた
め、生体内でカテコールアミン様の作用つまり中枢系へ
の作用が副作用として発現するという問題点を有してい
る。加えて、その化学構造類似性からカテコール−O−
メチルトランスフェラーゼ等、酵素の基質になり生体内
で容易に代謝・不活化を受けることも判明しており、こ
れらカテコールアミン類との化学構造の類似はヒト又は
動物における感染症治療効果において有効性を発現しに
くい原因と考えられる。
【0005】以上、多数のセファロスポリン系抗菌剤が
開示・報告されてきたが、これらの化合物の中でブドウ
球菌を含むグラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム陰性菌
まで幅広く強力な抗菌作用及び感染症治療効果を有する
ものとなると皆無である。
開示・報告されてきたが、これらの化合物の中でブドウ
球菌を含むグラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム陰性菌
まで幅広く強力な抗菌作用及び感染症治療効果を有する
ものとなると皆無である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】セファロスポリン系抗
菌剤は細菌にのみ選択毒性を示し動物細胞に対しては影
響を与えないことから副作用の少ない抗生物質として細
菌による感染症の治療に広く使用され有用性の高い薬剤
である。
菌剤は細菌にのみ選択毒性を示し動物細胞に対しては影
響を与えないことから副作用の少ない抗生物質として細
菌による感染症の治療に広く使用され有用性の高い薬剤
である。
【0007】しかしながら、近年医療現場において臨床
検査材料から検出される2大菌種はグラム陽性菌である
ブドウ球菌、グラム陰性菌である緑膿菌であることが判
明している。緑膿菌は免疫力の低下した患者から難活性
感染症の起炎菌として高い頻度で分離され、また、ブド
ウ球菌には抗菌剤全般に耐性を示す黄色ブドウ球菌(M
RSA)があり臨床上深刻な社会問題となっている。更
に、これら両菌種による混合複雑感染も少なくない。
検査材料から検出される2大菌種はグラム陽性菌である
ブドウ球菌、グラム陰性菌である緑膿菌であることが判
明している。緑膿菌は免疫力の低下した患者から難活性
感染症の起炎菌として高い頻度で分離され、また、ブド
ウ球菌には抗菌剤全般に耐性を示す黄色ブドウ球菌(M
RSA)があり臨床上深刻な社会問題となっている。更
に、これら両菌種による混合複雑感染も少なくない。
【0008】このような状況からMRSA、ブドウ球菌
を含むグラム陽性菌及び緑膿菌を含むグラム陰性菌に対
しバランスがとれ、なおかつ強い抗菌力を示す抗菌剤が
求められている。
を含むグラム陽性菌及び緑膿菌を含むグラム陰性菌に対
しバランスがとれ、なおかつ強い抗菌力を示す抗菌剤が
求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者はブドウ球菌を
含むグラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム陰性菌まで幅
広く優れた抗菌力及び感染症治療効果を示す新規なセフ
ァロスポリン誘導体を提供することを目的としセフェム
骨格の7位に2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−置換オキシイミノアセトアミド基又は2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−置換オキシイミノアセトアミド基を有する新規なセフ
ァロスポリン誘導体について鋭意研究した。その結果、
置換オキシイミノ部の置換基としてヘテロ環置換ヒドロ
キシピリドンを有する新規セファロスポリン化合物は合
成例が全く無い新規化合物であり、更に本新規化合物は
ブドウ球菌を含むグラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム
陰性菌まで幅広く優れた抗菌力及び感染治療効果を示す
という驚くべき事実を見出し本発明を完成した。
含むグラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム陰性菌まで幅
広く優れた抗菌力及び感染症治療効果を示す新規なセフ
ァロスポリン誘導体を提供することを目的としセフェム
骨格の7位に2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−置換オキシイミノアセトアミド基又は2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−置換オキシイミノアセトアミド基を有する新規なセフ
ァロスポリン誘導体について鋭意研究した。その結果、
置換オキシイミノ部の置換基としてヘテロ環置換ヒドロ
キシピリドンを有する新規セファロスポリン化合物は合
成例が全く無い新規化合物であり、更に本新規化合物は
ブドウ球菌を含むグラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム
陰性菌まで幅広く優れた抗菌力及び感染治療効果を示す
という驚くべき事実を見出し本発明を完成した。
【0010】即ち、過去の文献においてセフェム骨格の
7位における2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−置換オキシイミノアセトアミド基又は2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−置換オキシイミノアセトアミド基の置換基には分子の
大きいものの導入例はなく、また、連続する複数の芳香
族複素単環の導入例は開示はおろか示唆も全くされてい
なかった。
7位における2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−置換オキシイミノアセトアミド基又は2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−置換オキシイミノアセトアミド基の置換基には分子の
大きいものの導入例はなく、また、連続する複数の芳香
族複素単環の導入例は開示はおろか示唆も全くされてい
なかった。
【0011】新規な7位置換基を有する本発明化合物は
従来のセファロスポリン抗菌剤に比べブドウ球菌を含む
グラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム陰性菌まで幅広い
抗菌力を示す上に、マウス全身感染治療効果においても
著しい治療効果を示し医薬品としての有用性を示してい
る。例えば、黄色ブドウ球菌を用いたマウス全身感染治
療効果は抗MRSA用薬として用いられているフロモキ
セフとほぼ同等であり最近開発された第4世代セファロ
スポリン、セフピロームよりも優れている。
従来のセファロスポリン抗菌剤に比べブドウ球菌を含む
グラム陽性菌から緑膿菌を含むグラム陰性菌まで幅広い
抗菌力を示す上に、マウス全身感染治療効果においても
著しい治療効果を示し医薬品としての有用性を示してい
る。例えば、黄色ブドウ球菌を用いたマウス全身感染治
療効果は抗MRSA用薬として用いられているフロモキ
セフとほぼ同等であり最近開発された第4世代セファロ
スポリン、セフピロームよりも優れている。
【0012】一方、緑膿菌を用いたマウス全身感染治療
効果はセフタチダイムでは無効であったものに対して著
しく低い薬剤濃度で有効であることが明らかとなった。
更にこれらの全身感染治療効果は7位側鎖部分に硫黄原
子を導入することで更に増強されるという驚くべき事実
も明らかとなった。また、近年開示されたセファロスポ
リン側鎖にジヒドロキシフェニル誘導体及びN−ヒドロ
キシピリドン基を有するセファロスポリン化合物は緑膿
菌を含むグラム陰性菌には効果を示すがブドウ球菌を含
むグラム陽性菌に対して抗菌力が弱く、一部の化合物で
は治療効果の見られないものがあるが、本発明化合物は
グラム陽性菌、グラム陰性菌のいずれに対しても抗菌力
が優れているばかりでなく、マスウを用いた全身感染に
おいても著しい治療効果を示している。
効果はセフタチダイムでは無効であったものに対して著
しく低い薬剤濃度で有効であることが明らかとなった。
更にこれらの全身感染治療効果は7位側鎖部分に硫黄原
子を導入することで更に増強されるという驚くべき事実
も明らかとなった。また、近年開示されたセファロスポ
リン側鎖にジヒドロキシフェニル誘導体及びN−ヒドロ
キシピリドン基を有するセファロスポリン化合物は緑膿
菌を含むグラム陰性菌には効果を示すがブドウ球菌を含
むグラム陽性菌に対して抗菌力が弱く、一部の化合物で
は治療効果の見られないものがあるが、本発明化合物は
グラム陽性菌、グラム陰性菌のいずれに対しても抗菌力
が優れているばかりでなく、マスウを用いた全身感染に
おいても著しい治療効果を示している。
【0013】更に本発明化合物はその化学構造がカテコ
ールアミン類とは異なるため酵素(カテコール−O−メ
チルトランフェラーゼ)による代謝不活化を受けにくい
上、カテコールアミン様の中枢作用を示さないことか
ら、カテコールアミン類と化学構造上、類似している前
述のジヒドロキシフェニル基を有するセファロスポリン
化合物で問題となった代謝不活化されやすい中枢系副作
用、更にアレルギー性副作用等の問題点が改善され、ヒ
ト又は動物における感染症治療効果を高めることができ
た。
ールアミン類とは異なるため酵素(カテコール−O−メ
チルトランフェラーゼ)による代謝不活化を受けにくい
上、カテコールアミン様の中枢作用を示さないことか
ら、カテコールアミン類と化学構造上、類似している前
述のジヒドロキシフェニル基を有するセファロスポリン
化合物で問題となった代謝不活化されやすい中枢系副作
用、更にアレルギー性副作用等の問題点が改善され、ヒ
ト又は動物における感染症治療効果を高めることができ
た。
【0014】以上の点で本発明化合物は公知化合物のい
ずれにも分類不可能な全く新規の化合物であり、本発明
化合物の有する抗菌力及び感染治療効果は従来の技術か
らはうかがい知ることのできなかったものであり、ここ
に本発明によって開示されたことで明らかとなった。
ずれにも分類不可能な全く新規の化合物であり、本発明
化合物の有する抗菌力及び感染治療効果は従来の技術か
らはうかがい知ることのできなかったものであり、ここ
に本発明によって開示されたことで明らかとなった。
【0015】また、本発明の下記一般式[9]及び一般
式[10]で表わされる一連の化合物は文献未記載の新規
化合物であり、一般式[9]及び一般式[10]の化合物
より導かれる下記一般式[8]の化合物は本発明化合物
を含む広範囲なセファロスポリン化合物の重要な合成中
間体となる。
式[10]で表わされる一連の化合物は文献未記載の新規
化合物であり、一般式[9]及び一般式[10]の化合物
より導かれる下記一般式[8]の化合物は本発明化合物
を含む広範囲なセファロスポリン化合物の重要な合成中
間体となる。
【0016】 MS−B−C [9] [式中、Mは水素原子、金属原子又は4級アンモニウ
ム、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。]
ム、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。]
【0017】 [式中、R16及びR17は互いに独立して水素原子、アミ
ノ基の保護基、置換基を有してもよいアシル基、置換基
を有してもよいイミノ基を形成する残基、置換基を有し
てもよいイミノエーテル基を形成する残基又はR16及び
R17と共同してアミノ基の保護基、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。]
ノ基の保護基、置換基を有してもよいアシル基、置換基
を有してもよいイミノ基を形成する残基、置換基を有し
てもよいイミノエーテル基を形成する残基又はR16及び
R17と共同してアミノ基の保護基、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。]
【0018】 Y−A−B−C [8] [式中、Yは (R1 は保護されていてもよいアミノ基、Wは水素原
子、金属原子、エステル残基又はカルボキシル基の保護
基、ZはCH又はNを表わす)、 (R14及びR15は互いに独立して水素原子、アミノ基の
保護基又はR14及びR15と共同してアミノ基の保護基を
表わす)、ハロゲン原子、Aは硫黄原子を含有してもよ
い分枝状又は直鎖状のアルキレン基、Bはヘテロ環、C
は (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。]
子、金属原子、エステル残基又はカルボキシル基の保護
基、ZはCH又はNを表わす)、 (R14及びR15は互いに独立して水素原子、アミノ基の
保護基又はR14及びR15と共同してアミノ基の保護基を
表わす)、ハロゲン原子、Aは硫黄原子を含有してもよ
い分枝状又は直鎖状のアルキレン基、Bはヘテロ環、C
は (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。]
【0019】また、本発明の下記一般式[11]及び[11
']で表わされる一連の化合物も文献未記載の新規化合物
であり、本発明化合物を含む広範囲なセファロスポリン
化合物の重要な合成中間体となる。
']で表わされる一連の化合物も文献未記載の新規化合物
であり、本発明化合物を含む広範囲なセファロスポリン
化合物の重要な合成中間体となる。
【0020】 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
し、R18,R19,R20,R22が同時に水素である場合、
R21は水素原子又は低級アルキル基を表わす。]及び一
般式[11']で表わされる化合物 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
す。]
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
し、R18,R19,R20,R22が同時に水素である場合、
R21は水素原子又は低級アルキル基を表わす。]及び一
般式[11']で表わされる化合物 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
す。]
【0021】本発明は、一般式[1] [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、R2 は
水素原子、低級アルコキシ基、ホルムアミド基、R3 は
水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内
で加水分解可能なエステルを形成しうるエステル残基、
陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキ
シ基、ビニル基、低級アシルオキシ基、置換基を有して
もよい陽電荷を有するヘテロ環、−S−D(Dは置換基
を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす)、Aは硫黄原子
を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基、B
はヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、m,nは各々独立して0又は1を表わ
し、ZはCH又はNを表わす。]で表わされる化合物、
その製法及び該化合物を有効成分として含有する抗菌剤
に関する。
水素原子、低級アルコキシ基、ホルムアミド基、R3 は
水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内
で加水分解可能なエステルを形成しうるエステル残基、
陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキ
シ基、ビニル基、低級アシルオキシ基、置換基を有して
もよい陽電荷を有するヘテロ環、−S−D(Dは置換基
を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす)、Aは硫黄原子
を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基、B
はヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、m,nは各々独立して0又は1を表わ
し、ZはCH又はNを表わす。]で表わされる化合物、
その製法及び該化合物を有効成分として含有する抗菌剤
に関する。
【0022】次に本明細書に記載された記号及び用語に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0023】一般式[1]の化合物のR1 は保護されて
いてもよいアミノ基を意味する。
いてもよいアミノ基を意味する。
【0024】一般式[1]の化合物のR2 は水素原子、
低級アルコキシ基、ホルムアミド基を意味する。ここで
低級アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基が挙
げられる。
低級アルコキシ基、ホルムアミド基を意味する。ここで
低級アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基が挙
げられる。
【0025】一般式[1]の化合物のR3 は水素原子、
金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内で加水分解
可能なエステルを形成するエステル残基、陰電荷を意味
する。
金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内で加水分解
可能なエステルを形成するエステル残基、陰電荷を意味
する。
【0026】ここで金属原子とはナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアル
カリ土類金属が挙げられ、好ましい例としてはナトリウ
ム、カリウムが挙げられる。
等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアル
カリ土類金属が挙げられ、好ましい例としてはナトリウ
ム、カリウムが挙げられる。
【0027】生体内で加水分解可能なエステルを形成し
うるエステル残基としては低級アルコキシカルボニルオ
キシアルキル基、アルカノイルオキシメチル基及び置換
基を有してもよい(2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル基等が挙げられ、特に好ましい例と
しては1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル基、ア
セトキシメチル基、ピバロイルオキシメチル基及び5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル
メチル基が挙げられる。
うるエステル残基としては低級アルコキシカルボニルオ
キシアルキル基、アルカノイルオキシメチル基及び置換
基を有してもよい(2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル基等が挙げられ、特に好ましい例と
しては1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル基、ア
セトキシメチル基、ピバロイルオキシメチル基及び5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル
メチル基が挙げられる。
【0028】一般式[1]の化合物のR4 は水素原子、
ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシ
ルオキシ基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテ
ロ環、−S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ
環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす)を意味する。
ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシ
ルオキシ基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテ
ロ環、−S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ
環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす)を意味する。
【0029】ここでハロゲン原子としてはフッ素原子、
塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。低級
アルコキシ基とは炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基、 sec−ブトキシ基、tert−
ブトキシ基が挙げられ、好ましい例としてメトキシ基、
エトキシ基が挙げられる。
塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。低級
アルコキシ基とは炭素数1〜6のアルコキシ基を示し、
メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基、 sec−ブトキシ基、tert−
ブトキシ基が挙げられ、好ましい例としてメトキシ基、
エトキシ基が挙げられる。
【0030】低級アシルオキシ基とは炭素数1〜6のア
シルオキシ基を示し、具体的には、アセチルオキシ基、
エチルカルボニルオキシ基、ピバロイルオキシ基が挙げ
られる。置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環
とは、具体的には5−(2−ハイドロキシエチル)−4
−メチルチアゾリニウム基、1−(2−ハイドロキシエ
チル)−5−アミノピラゾリニウム基、イミダゾロ
[1,2−b]ピリダジニウム基、1−メチルピリジニ
ウム基が挙げられる。
シルオキシ基を示し、具体的には、アセチルオキシ基、
エチルカルボニルオキシ基、ピバロイルオキシ基が挙げ
られる。置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環
とは、具体的には5−(2−ハイドロキシエチル)−4
−メチルチアゾリニウム基、1−(2−ハイドロキシエ
チル)−5−アミノピラゾリニウム基、イミダゾロ
[1,2−b]ピリダジニウム基、1−メチルピリジニ
ウム基が挙げられる。
【0031】置換基を有してもよいヘテロ環とは具体的
に5−メチル−1,3,4−チアジアゾリル基、5−ア
ミノ−1,3,4−チアジアゾリル基、2−ベンゾチア
ゾリル基、4−ピリジル基、3−ピリジル基、2−ピリ
ジル基、1−(N,N−ジメチルアミノエチル)テトラ
ゾリル基、5−(4−ピリジル)1,3,4−オキサジ
アゾリル基、1,2,3−チアジアゾリル基が挙げられ
る。
に5−メチル−1,3,4−チアジアゾリル基、5−ア
ミノ−1,3,4−チアジアゾリル基、2−ベンゾチア
ゾリル基、4−ピリジル基、3−ピリジル基、2−ピリ
ジル基、1−(N,N−ジメチルアミノエチル)テトラ
ゾリル基、5−(4−ピリジル)1,3,4−オキサジ
アゾリル基、1,2,3−チアジアゾリル基が挙げられ
る。
【0032】置換基を有してもよい直鎖状、分枝状又は
環状の低級アルキル基とは置換基を有してもよい炭素数
1〜6の直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基を示す。
ここで置換基とはアルコキシ基、ハロゲン原子、保護さ
れていてもよい水酸基、保護されていてもよいアミノ
基、ヘテロ環チオ基、保護されていてもよいカルボキシ
ル基、アミド基、カルバモイルオキシ基を意味し、置換
されていてもよい直鎖状、分枝状又は環状の低級アルキ
ル基の好ましい例としてはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチ
ル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、1−メト
キシエチル基、2−メトキシエチル基、フルオロメチル
基、2−フルオロエチル基、1−フルオロエチル基、ク
ロロメチル基、2−クロロエチル基、1−クロロエチル
基、2−フルオロシクロプロピル基、ヒドロキシメチル
基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシエチル
基、1,2−ジヒドロキシエチル基、アミノメチル基、
2−アミノエチル基、1−アミノエチル基、メチルアミ
ノメチル基、ジメチルアミノメチル基、ピロリジニルメ
チル基、シクロプロピルアミノメチル基、カルボキシメ
チル基、カルバモイルメチル基、N−メチルカルバモイ
ルメチル基、N,N−ジメチルカルバモイルメチル基、
カルバモイルオキシメチル基が挙げられる。
環状の低級アルキル基とは置換基を有してもよい炭素数
1〜6の直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基を示す。
ここで置換基とはアルコキシ基、ハロゲン原子、保護さ
れていてもよい水酸基、保護されていてもよいアミノ
基、ヘテロ環チオ基、保護されていてもよいカルボキシ
ル基、アミド基、カルバモイルオキシ基を意味し、置換
されていてもよい直鎖状、分枝状又は環状の低級アルキ
ル基の好ましい例としてはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、シクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチ
ル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、1−メト
キシエチル基、2−メトキシエチル基、フルオロメチル
基、2−フルオロエチル基、1−フルオロエチル基、ク
ロロメチル基、2−クロロエチル基、1−クロロエチル
基、2−フルオロシクロプロピル基、ヒドロキシメチル
基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシエチル
基、1,2−ジヒドロキシエチル基、アミノメチル基、
2−アミノエチル基、1−アミノエチル基、メチルアミ
ノメチル基、ジメチルアミノメチル基、ピロリジニルメ
チル基、シクロプロピルアミノメチル基、カルボキシメ
チル基、カルバモイルメチル基、N−メチルカルバモイ
ルメチル基、N,N−ジメチルカルバモイルメチル基、
カルバモイルオキシメチル基が挙げられる。
【0033】低級アルケニル基の好ましい例としてはビ
ニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブ
テニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基が挙げられ
る。
ニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブ
テニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基が挙げられ
る。
【0034】アミド基の具体的例としてはアミノカルボ
ニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカ
ルボニル基、エチルアミノカルボニル基、ジエチルアミ
ノカルボニル基、ピロリジニルカルボニル基が挙げられ
る。
ニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカ
ルボニル基、エチルアミノカルボニル基、ジエチルアミ
ノカルボニル基、ピロリジニルカルボニル基が挙げられ
る。
【0035】置換基を有してもよい直鎖状又は分枝状の
低級アルキルチオ基とは置換基を有してもよい炭素数1
〜6の直鎖状又は分枝状のアルキルチオ基を示す。ここ
で置換基とはアルコキシ基、ハロゲン原子、保護されて
いてもよい水酸基、保護されていてもよいアミノ基、保
護されていてもよいカルボキシル基、アミド基、カルバ
モイルオキシ基を意味し、置換されていてもよい低級ア
ルキルチオ基の好ましい例としてはメチルチオ基、エチ
ルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、
n−ブチルチオ基、シクロプロピルチオ基、シクロプロ
ピルメチルチオ基、シクロブチルチオ基、シクロペンチ
ルチオ基、シクロヘキシルチオ基、メトキシメチルチオ
基、エトキシメチルチオ基、1−メトキシエチルチオ
基、2−メトキシエチルチオ基、フルオロメチルチオ
基、2−フルオロエチルチオ基、1−フルオロエチルチ
オ基、クロロメチルチオ基、2−クロロエチルチオ基、
1−クロロエチルチオ基、ヒドロキシメチルチオ基、2
−ヒドロキシエチルチオ基、1−ヒドロキシエチルチオ
基、1,2−ジヒドロキシエチルチオ基、3−ヒドロキ
シプロピルチオ基、1,3−ジヒドロキシプロピル−2
−チオ基、1−ヒドロキシプロピル−2−チオ基、2−
ヒドロキシプロピル−1−チオ基、1,4−ジヒドロキ
シブチル−2−チオ基、1,3−ジヒドロキシ−2−ヒ
ドロキシメチルプロピル−2−チオ基、1,3−ジヒド
ロキシ−2−メチルプロピル−2−チオ基、アミノメチ
ルチオ基、2−アミノエチルチオ基、1−アミノエチル
チオ基、メチルアミノメチルチオ基、ジメチルアミノメ
チルチオ基、ピロリジニルメチルチオ基、シクロプロピ
ルアミノメチルチオ基、カルボキシメチルチオ基、カル
バモイルメチルチオ基、N−メチルカルバモイルメチル
チオ基、N,N−ジメチルカルバモイルメチルチオ基、
カルバモイルオキシメチルチオ基が挙げられる。
低級アルキルチオ基とは置換基を有してもよい炭素数1
〜6の直鎖状又は分枝状のアルキルチオ基を示す。ここ
で置換基とはアルコキシ基、ハロゲン原子、保護されて
いてもよい水酸基、保護されていてもよいアミノ基、保
護されていてもよいカルボキシル基、アミド基、カルバ
モイルオキシ基を意味し、置換されていてもよい低級ア
ルキルチオ基の好ましい例としてはメチルチオ基、エチ
ルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、
n−ブチルチオ基、シクロプロピルチオ基、シクロプロ
ピルメチルチオ基、シクロブチルチオ基、シクロペンチ
ルチオ基、シクロヘキシルチオ基、メトキシメチルチオ
基、エトキシメチルチオ基、1−メトキシエチルチオ
基、2−メトキシエチルチオ基、フルオロメチルチオ
基、2−フルオロエチルチオ基、1−フルオロエチルチ
オ基、クロロメチルチオ基、2−クロロエチルチオ基、
1−クロロエチルチオ基、ヒドロキシメチルチオ基、2
−ヒドロキシエチルチオ基、1−ヒドロキシエチルチオ
基、1,2−ジヒドロキシエチルチオ基、3−ヒドロキ
シプロピルチオ基、1,3−ジヒドロキシプロピル−2
−チオ基、1−ヒドロキシプロピル−2−チオ基、2−
ヒドロキシプロピル−1−チオ基、1,4−ジヒドロキ
シブチル−2−チオ基、1,3−ジヒドロキシ−2−ヒ
ドロキシメチルプロピル−2−チオ基、1,3−ジヒド
ロキシ−2−メチルプロピル−2−チオ基、アミノメチ
ルチオ基、2−アミノエチルチオ基、1−アミノエチル
チオ基、メチルアミノメチルチオ基、ジメチルアミノメ
チルチオ基、ピロリジニルメチルチオ基、シクロプロピ
ルアミノメチルチオ基、カルボキシメチルチオ基、カル
バモイルメチルチオ基、N−メチルカルバモイルメチル
チオ基、N,N−ジメチルカルバモイルメチルチオ基、
カルバモイルオキシメチルチオ基が挙げられる。
【0036】一般式[1]の化合物のAは硫黄原子を含
有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基を意味す
る。
有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基を意味す
る。
【0037】ここで硫黄原子を含有してもよい分枝状又
は直鎖状のアルキレン基とは炭素数1〜6の硫黄原子を
含有してもよい直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、
具体的にはメチレン基、エチレン基、n−プロピレン
基、イソプロピレン基、n−ブチレン基、 sec−ブチレ
ン基、tert−ブチレン基、n−ペンチレン基、n−ヘキ
シレン基、メチレンチオ基、2−エチレンチオ基、3−
プロピレンチオ基、4−ブチレンチオ基、5−ペンチレ
ンチオ基、6−ヘキシレンチオ基、1−エチレンチオ
基、1−プロピレンチオ基、2−プロピレンチオ基、1
−(2−メチル)エチレンチオ基、1−ブチレンチオ
基、7−ヘプチレンチオ基、8−オクチレンチオ基、9
−ノニレンチオ基、10−デシレンチオ基、が挙げられ
る。
は直鎖状のアルキレン基とは炭素数1〜6の硫黄原子を
含有してもよい直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、
具体的にはメチレン基、エチレン基、n−プロピレン
基、イソプロピレン基、n−ブチレン基、 sec−ブチレ
ン基、tert−ブチレン基、n−ペンチレン基、n−ヘキ
シレン基、メチレンチオ基、2−エチレンチオ基、3−
プロピレンチオ基、4−ブチレンチオ基、5−ペンチレ
ンチオ基、6−ヘキシレンチオ基、1−エチレンチオ
基、1−プロピレンチオ基、2−プロピレンチオ基、1
−(2−メチル)エチレンチオ基、1−ブチレンチオ
基、7−ヘプチレンチオ基、8−オクチレンチオ基、9
−ノニレンチオ基、10−デシレンチオ基、が挙げられ
る。
【0038】一般式[1]の化合物のBはヘテロ環を意
味する。
味する。
【0039】ここでヘテロ環とは、5員及び6員芳香族
複素単環を示し、具体的にはピロール、フラン、チオフ
ェン、ピラゾール、イソオキサゾール、イソチアゾー
ル、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、1,
2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾ
ール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3−チ
アジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,
4−チアジアゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、ピラジンが挙げられる。
複素単環を示し、具体的にはピロール、フラン、チオフ
ェン、ピラゾール、イソオキサゾール、イソチアゾー
ル、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、1,
2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾ
ール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3−チ
アジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,
4−チアジアゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、ピラジンが挙げられる。
【0040】一般式[1]の化合物のCは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
ピリジン環を意味する。
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
ピリジン環を意味する。
【0041】ここで置換されていてもよい低級アルケニ
ル基とは置換基を有してもよい炭素数2〜6のアルケニ
ル基を示す。ここで置換基とはアルコキシ基、ハロゲン
原子、保護されていてもよい水酸基、保護されていても
よいアミノ基、ヘテロ環チオ基、保護されていてもよい
カルボキシル基、アミド基、カルバモイルオキシ基を意
味し、置換されていてもよい低級アルケニル基の好まし
い例としてはビニル基、1−プロペニル基、2−プロペ
ニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニ
ル基、2−フルオロビニル基、2−クロロビニル基、2
−ブロモビニル基、3−フルオロ−1−プロペニル基、
3−クロロ−1−プロペニル基、3−ブロモ−1−プロ
ペニル基、2,2−ジフルオロビニル基、2,2−ジク
ロロビニル基、2,2−ジブロモビニル基、2−メトキ
シビニル基、2−エトキシビニル基、3−メトキシ−1
−プロペニル基、3−エトキシ−1−プロペニル基、2
−ヒドロキシビニル基、3−ヒドロキシ−1−プロペニ
ル基、2−アミノビニル基、2−メチルアミノビニル
基、2−ジメチルアミノビニル基、2−ピロリジニルビ
ニル基、3−アミノ−1−プロペニル基、3−メチルア
ミノ−1−プロペニル基、3−ジメチルアミノ−1−プ
ロペニル基、3−ピロリジニル−1−プロペニル基、2
−(1−メチルテトラゾール−5−イルチオ)ビニル
基、2−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−
2−イルチオ)ビニル基、2−(3−メチル−1,2,
4−チアジアゾール−5−イルチオ)ビニル基、3−
(1−メチルテトラゾール−5−イルチオ)−1−プロ
ペニル基、3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾ
ール−2−イルチオ)−1−プロペニル基、3−(3−
メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イルチオ)
−1−プロペニル基、2−カルボキシビニル基、1−カ
ルボキシビニル基、3−カルボキシ−1−プロペニル
基、2−カルバモイルビニル基、2−N−メチルカルバ
モイルビニル基、2−N,N−ジメチルカルバモイルビ
ニル基、3−カルバモイル−1−プロペニル基、3−N
−メチルカルバモイル−1−プロペニル基、3−N,N
−ジメチルカルバモイル−1−プロペニル基、2−カル
バモイルオキシビニル基、3−カルバモイルオキシ−1
−プロペニル基が挙げられる。
ル基とは置換基を有してもよい炭素数2〜6のアルケニ
ル基を示す。ここで置換基とはアルコキシ基、ハロゲン
原子、保護されていてもよい水酸基、保護されていても
よいアミノ基、ヘテロ環チオ基、保護されていてもよい
カルボキシル基、アミド基、カルバモイルオキシ基を意
味し、置換されていてもよい低級アルケニル基の好まし
い例としてはビニル基、1−プロペニル基、2−プロペ
ニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニ
ル基、2−フルオロビニル基、2−クロロビニル基、2
−ブロモビニル基、3−フルオロ−1−プロペニル基、
3−クロロ−1−プロペニル基、3−ブロモ−1−プロ
ペニル基、2,2−ジフルオロビニル基、2,2−ジク
ロロビニル基、2,2−ジブロモビニル基、2−メトキ
シビニル基、2−エトキシビニル基、3−メトキシ−1
−プロペニル基、3−エトキシ−1−プロペニル基、2
−ヒドロキシビニル基、3−ヒドロキシ−1−プロペニ
ル基、2−アミノビニル基、2−メチルアミノビニル
基、2−ジメチルアミノビニル基、2−ピロリジニルビ
ニル基、3−アミノ−1−プロペニル基、3−メチルア
ミノ−1−プロペニル基、3−ジメチルアミノ−1−プ
ロペニル基、3−ピロリジニル−1−プロペニル基、2
−(1−メチルテトラゾール−5−イルチオ)ビニル
基、2−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−
2−イルチオ)ビニル基、2−(3−メチル−1,2,
4−チアジアゾール−5−イルチオ)ビニル基、3−
(1−メチルテトラゾール−5−イルチオ)−1−プロ
ペニル基、3−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾ
ール−2−イルチオ)−1−プロペニル基、3−(3−
メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イルチオ)
−1−プロペニル基、2−カルボキシビニル基、1−カ
ルボキシビニル基、3−カルボキシ−1−プロペニル
基、2−カルバモイルビニル基、2−N−メチルカルバ
モイルビニル基、2−N,N−ジメチルカルバモイルビ
ニル基、3−カルバモイル−1−プロペニル基、3−N
−メチルカルバモイル−1−プロペニル基、3−N,N
−ジメチルカルバモイル−1−プロペニル基、2−カル
バモイルオキシビニル基、3−カルバモイルオキシ−1
−プロペニル基が挙げられる。
【0042】ここで置換されていてもよい低級アルキニ
ル基とは置換基を有してもよい炭素数2〜6のアルキニ
ル基を示す。ここで置換基とはアルコキシ基、ハロゲン
原子、保護されていてもよい水酸基、保護されていても
よいアミノ基、ヘテロ環チオ基、保護されていてもよい
カルボキシル基、アミド基、カルバモイルオキシ基を意
味し、置換されていてもよい低級アルキニル基の好まし
い例としてはアセチレン基、2−プロピニル基、1−プ
ロピニル基、3−フルオロプロパ−1−イン基、3−ク
ロロプロパ−1−イン基、3−ブロモプロパ−1−イン
基、3−メトキシプロパ−1−イン基、3−エトキシプ
ロパ−1−イン基、2−アミノアセチレン基、3−アミ
ノプロパ−1−イン基、2−N−メチルアミノアセチレ
ン基、3−N−メチルプロパ−1−イン基、2−N,N
−ジメチルアミノアセチレン基、3−N,N−ジメチル
アミノプロパ−1−イン基、2−ピロリジニルアセチレ
ン基、3−ピロリジニルプロパ−1−イン基、2−(1
−メチルテトラゾール−5−イルチオ)アセチレン基、
3−(1−メチルテトラゾール−5−イルチオ)プロパ
−1−イン基、2−(3−メチル−1,2,4−チアジ
アゾール−5−イルチオ)アセチレン基、3−(3−メ
チル−1,2,4−チアジアゾール−5−イルチオ)プ
ロパ−1−イン基、2−(5−メチル−1,3,4−チ
アジアゾール−2−イルチオ)アセチレン基、3−(5
−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルチ
オ)プロパ−1−イン基、2−ヒドロキシアセチレン
基、3−ヒドロキシプロパ−1−イン基、2−カルボキ
シアセチレン基、3−カルボキシプロパ−1−イン基、
2−カルバモイルアセチレン基、3−カルバモイルプロ
パ−1−イン基、2−N−メチルカルバモイルアセチレ
ン基、3−N−メチルカルバモイルプロパ−1−イン
基、2−N,N−ジメチルカルバモイルアセチレン基、
3−N,N−ジメチルカルバモイルプロパ−1−イン
基、2−カルバモイルオキシアセチレン基、3−カルバ
モイルオキシプロパ−1−イン基が挙げられる。
ル基とは置換基を有してもよい炭素数2〜6のアルキニ
ル基を示す。ここで置換基とはアルコキシ基、ハロゲン
原子、保護されていてもよい水酸基、保護されていても
よいアミノ基、ヘテロ環チオ基、保護されていてもよい
カルボキシル基、アミド基、カルバモイルオキシ基を意
味し、置換されていてもよい低級アルキニル基の好まし
い例としてはアセチレン基、2−プロピニル基、1−プ
ロピニル基、3−フルオロプロパ−1−イン基、3−ク
ロロプロパ−1−イン基、3−ブロモプロパ−1−イン
基、3−メトキシプロパ−1−イン基、3−エトキシプ
ロパ−1−イン基、2−アミノアセチレン基、3−アミ
ノプロパ−1−イン基、2−N−メチルアミノアセチレ
ン基、3−N−メチルプロパ−1−イン基、2−N,N
−ジメチルアミノアセチレン基、3−N,N−ジメチル
アミノプロパ−1−イン基、2−ピロリジニルアセチレ
ン基、3−ピロリジニルプロパ−1−イン基、2−(1
−メチルテトラゾール−5−イルチオ)アセチレン基、
3−(1−メチルテトラゾール−5−イルチオ)プロパ
−1−イン基、2−(3−メチル−1,2,4−チアジ
アゾール−5−イルチオ)アセチレン基、3−(3−メ
チル−1,2,4−チアジアゾール−5−イルチオ)プ
ロパ−1−イン基、2−(5−メチル−1,3,4−チ
アジアゾール−2−イルチオ)アセチレン基、3−(5
−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルチ
オ)プロパ−1−イン基、2−ヒドロキシアセチレン
基、3−ヒドロキシプロパ−1−イン基、2−カルボキ
シアセチレン基、3−カルボキシプロパ−1−イン基、
2−カルバモイルアセチレン基、3−カルバモイルプロ
パ−1−イン基、2−N−メチルカルバモイルアセチレ
ン基、3−N−メチルカルバモイルプロパ−1−イン
基、2−N,N−ジメチルカルバモイルアセチレン基、
3−N,N−ジメチルカルバモイルプロパ−1−イン
基、2−カルバモイルオキシアセチレン基、3−カルバ
モイルオキシプロパ−1−イン基が挙げられる。
【0043】ここで置換されていてもよいアリール基と
は置換基を有してもよいアリール基を示す。ここで置換
基とはアルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていても
よい水酸基、低級アルキル基、保護されていてもよいア
ミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基を意味
し、置換されていてもよいアリール基の好ましい例とし
てはフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、2,
3−ジメトキシフェニル基、3,4−メチレンジオキシ
フェニル基、2,3−メチレンジオキシフェニル基、
2,3−ジヒドロキシフェニル基、3,4−ジヒドロキ
シフェニル基、2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェ
ニル基、3−クロロ−4,5−ジヒドロキシフェニル
基、2,5−ジクロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル
基、4−クロロ−2,3−ジヒドロキシフェニル基、4
−ヒドロキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、4
−エトキシフェニル基、4−クロロフェニル基、4−フ
ルオロフェニル基、4−メチルフェニル基、4−アミノ
フェニル基、4−カルボキシフェニル基が挙げられる。
は置換基を有してもよいアリール基を示す。ここで置換
基とはアルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていても
よい水酸基、低級アルキル基、保護されていてもよいア
ミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基を意味
し、置換されていてもよいアリール基の好ましい例とし
てはフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、2,
3−ジメトキシフェニル基、3,4−メチレンジオキシ
フェニル基、2,3−メチレンジオキシフェニル基、
2,3−ジヒドロキシフェニル基、3,4−ジヒドロキ
シフェニル基、2−クロロ−3,4−ジヒドロキシフェ
ニル基、3−クロロ−4,5−ジヒドロキシフェニル
基、2,5−ジクロロ−3,4−ジヒドロキシフェニル
基、4−クロロ−2,3−ジヒドロキシフェニル基、4
−ヒドロキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、4
−エトキシフェニル基、4−クロロフェニル基、4−フ
ルオロフェニル基、4−メチルフェニル基、4−アミノ
フェニル基、4−カルボキシフェニル基が挙げられる。
【0044】ここでアラルキル基の好ましい例としては
ベンジル基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベン
ジル基、ジフェニルメチル基、ジアニシルメチル基、ト
リチル基が挙げられる。
ベンジル基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベン
ジル基、ジフェニルメチル基、ジアニシルメチル基、ト
リチル基が挙げられる。
【0045】一般式[1]の化合物のZはCH又はNを
意味する。
意味する。
【0046】一般式[1]の化合物のm,nは各々独立
して0又は1を意味する。
して0又は1を意味する。
【0047】一般式[1]におけるCのピリドン部にお
ける部分構造においてR7 が水素原子又は水酸基の場
合、次のような互変異性構造をとるが、本発明において
はいずれの互変異性構造も包含している。
ける部分構造においてR7 が水素原子又は水酸基の場
合、次のような互変異性構造をとるが、本発明において
はいずれの互変異性構造も包含している。
【0048】一般式[1]におけるCのピリジン部にお
ける部分構造においてR11が水素原子でp=0及びR11
が水素原子でp=1の場合、次のような互変異性構造を
とるが、本発明においてはいずれの互変異性構造も包含
している。
ける部分構造においてR11が水素原子でp=0及びR11
が水素原子でp=1の場合、次のような互変異性構造を
とるが、本発明においてはいずれの互変異性構造も包含
している。
【0049】一般式[1]のオキシイミノ基における部
分構造 はシン異性体 及びアンチ異性体 が存在し、一般にシン異性体が優れた抗菌活性を示し、
本発明においてもO−A−B−C基は全てシン異性体で
ある。E/Z命名法はジャーナル オブ ジ アメリカ
ン ケミカル ソシエティ(J. Am. Chem. Soc.)第90
巻、 509頁(1968年)に記載されている。
分構造 はシン異性体 及びアンチ異性体 が存在し、一般にシン異性体が優れた抗菌活性を示し、
本発明においてもO−A−B−C基は全てシン異性体で
ある。E/Z命名法はジャーナル オブ ジ アメリカ
ン ケミカル ソシエティ(J. Am. Chem. Soc.)第90
巻、 509頁(1968年)に記載されている。
【0050】一般式[1]の化合物は常法によりその薬
理上許容される塩又は生理的に加水分解可能なカルボン
酸エステルとすることができる。
理上許容される塩又は生理的に加水分解可能なカルボン
酸エステルとすることができる。
【0051】一般式[1]の化合物の無毒性塩としては
医薬上許容される慣用的なものを意味し、セフェム骨格
の4位のカルボン酸の塩、セフェム骨格7位におけるア
シル基中の2−アミノチアゾール基又は5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール基でのアンモニウム塩を挙
げることができる。
医薬上許容される慣用的なものを意味し、セフェム骨格
の4位のカルボン酸の塩、セフェム骨格7位におけるア
シル基中の2−アミノチアゾール基又は5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール基でのアンモニウム塩を挙
げることができる。
【0052】カルボン酸の塩として例えばナトリウム、
カリウム、マグネシウム、アルミニウム等の金属塩、例
えばトリエチルアミン塩、ピリジン塩、エタノールアミ
ン塩等の有機アミン塩、またアンモニウム塩として例え
ば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、過塩素酸等の無機酸
塩、酢酸、乳酸、プロピオン酸、マレイン酸、フマール
酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、例えばメ
タンスルホン酸、イセチオン酸、P−トルエンスルホン
酸等のスルホン酸塩、グルタミン酸、アスパラギン酸、
リジン、アルギニン等のアミノ酸塩等が挙げられる。
カリウム、マグネシウム、アルミニウム等の金属塩、例
えばトリエチルアミン塩、ピリジン塩、エタノールアミ
ン塩等の有機アミン塩、またアンモニウム塩として例え
ば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、過塩素酸等の無機酸
塩、酢酸、乳酸、プロピオン酸、マレイン酸、フマール
酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、例えばメ
タンスルホン酸、イセチオン酸、P−トルエンスルホン
酸等のスルホン酸塩、グルタミン酸、アスパラギン酸、
リジン、アルギニン等のアミノ酸塩等が挙げられる。
【0053】一般式[1]の生理的に加水分解可能なカ
ルボン酸エステルとはセフェム骨格の4位カルボキシル
基における医薬上許容される慣例的なものを意味し、例
えばアセトキシメチル基、ピバロイルオキシメチル基等
のアルカノイルオキシメチル基、例えば1−(エトキシ
カルボニルオキシ)エチル基等のアルコキシカルボニル
オキシアルキル基、例えば5−メチル−2−オキソ−
1,3−ジオキソール−4−イルメチル基等の5−置換
−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イルメチル
基等が挙げられる。
ルボン酸エステルとはセフェム骨格の4位カルボキシル
基における医薬上許容される慣例的なものを意味し、例
えばアセトキシメチル基、ピバロイルオキシメチル基等
のアルカノイルオキシメチル基、例えば1−(エトキシ
カルボニルオキシ)エチル基等のアルコキシカルボニル
オキシアルキル基、例えば5−メチル−2−オキソ−
1,3−ジオキソール−4−イルメチル基等の5−置換
−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イルメチル
基等が挙げられる。
【0054】次に本発明化合物の製造法について説明す
る。
る。
【0055】一般式[1]の化合物は以下に示す製造法
A又は製造法Bのいずれかの方法で製造することができ
る。
A又は製造法Bのいずれかの方法で製造することができ
る。
【0056】製造法A 式[2]で表わされる化合物 [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、R2 は
水素原子、低級アルコキシ基、ホルムアミド基、R3 は
水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内
で加水分解可能なエステルを形成しうるエステル残基、
陰電荷、Xは脱離基、Aは硫黄原子を含有してもよい分
枝状又は直鎖状のアルキレン基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、m,nは各々独立して0又は1を表わ
し、ZはCH又はNを表わす。]に式[3]で表わされ
る化合物 MS−D [3] [式中、Dは置換基を有してもよいヘテロ環、Mは陰電
荷、金属原子又は4級アンモニウムを表わす。]、又は
式[4]で表わされる化合物 [式中、R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていて
もよいアミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよ
い分枝状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アル
ケニル基、Mは陰電荷、金属原子、又は4級アンモニウ
ム、oは0又は3〜5の整数を表わす。]、又は式
[5]で表わされる化合物 [式中、R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていて
もよいアミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、oは0又は3〜5の整数を
表わす。]又は陽電荷を形成しうる置換基を有してもよ
いヘテロ環を反応させ、そして必要ならば還元後、この
反応生成物から保護基を除去することにより本発明化合
物[1]を製造することができる。
水素原子、低級アルコキシ基、ホルムアミド基、R3 は
水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内
で加水分解可能なエステルを形成しうるエステル残基、
陰電荷、Xは脱離基、Aは硫黄原子を含有してもよい分
枝状又は直鎖状のアルキレン基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、m,nは各々独立して0又は1を表わ
し、ZはCH又はNを表わす。]に式[3]で表わされ
る化合物 MS−D [3] [式中、Dは置換基を有してもよいヘテロ環、Mは陰電
荷、金属原子又は4級アンモニウムを表わす。]、又は
式[4]で表わされる化合物 [式中、R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていて
もよいアミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよ
い分枝状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アル
ケニル基、Mは陰電荷、金属原子、又は4級アンモニウ
ム、oは0又は3〜5の整数を表わす。]、又は式
[5]で表わされる化合物 [式中、R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていて
もよいアミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、oは0又は3〜5の整数を
表わす。]又は陽電荷を形成しうる置換基を有してもよ
いヘテロ環を反応させ、そして必要ならば還元後、この
反応生成物から保護基を除去することにより本発明化合
物[1]を製造することができる。
【0057】ここで一般式[2]の化合物の脱離基Xと
して、具体的には塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子又はアセトキシ基、カルバモイルオキシ
基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、P−トル
エンスルホニルオキシ基、アセトキシメチルカルボニル
オキシ基等が挙げられ、特に塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子、アセトキシ基、アセトキシメチルカルボニルオ
キシ基が好ましい。
して、具体的には塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子又はアセトキシ基、カルバモイルオキシ
基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、P−トル
エンスルホニルオキシ基、アセトキシメチルカルボニル
オキシ基等が挙げられ、特に塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子、アセトキシ基、アセトキシメチルカルボニルオ
キシ基が好ましい。
【0058】また、一般式[3]及び[4]の化合物の
Mは水素原子、金属原子又は4級アンモニウムを意味し
ているが、ここで金属原子としては、例えばナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウ
ム等が挙げられ、特に好ましい例としてはナトリウム、
カリウムが挙げられる。4級アンモニウムとしては例え
ばトリエチルヒドロジェンアンモニウム、トリ−n−ブ
チルヒドロジェンアンモニウム、トリプロピルヒドロジ
ェンアンモニウム、トリイソプロピルヒドロジェンアン
モニウム、ジイソプロピルエチルヒドロジェンアンモニ
ウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ−n−ブチル
アンモニウム、ヒドロジェンピリジニウム等が挙げら
れ、特に好ましい例としてはトリエチルヒドロジェンア
ンモニウム、トリ−n−ブチルヒドロジェンアンモニウ
ム、ヒドロジェンピリジニウムが挙げられる。
Mは水素原子、金属原子又は4級アンモニウムを意味し
ているが、ここで金属原子としては、例えばナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウ
ム等が挙げられ、特に好ましい例としてはナトリウム、
カリウムが挙げられる。4級アンモニウムとしては例え
ばトリエチルヒドロジェンアンモニウム、トリ−n−ブ
チルヒドロジェンアンモニウム、トリプロピルヒドロジ
ェンアンモニウム、トリイソプロピルヒドロジェンアン
モニウム、ジイソプロピルエチルヒドロジェンアンモニ
ウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ−n−ブチル
アンモニウム、ヒドロジェンピリジニウム等が挙げら
れ、特に好ましい例としてはトリエチルヒドロジェンア
ンモニウム、トリ−n−ブチルヒドロジェンアンモニウ
ム、ヒドロジェンピリジニウムが挙げられる。
【0059】一般式[2]の化合物と一般式[3]、
[4]又は[5]の化合物との反応は、例えば塩化メチ
レン、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、テトラヒ
ドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、アセトン等の有機溶媒
中、又はこれらの混合溶媒中で行うことができる。反応
は一般式[2]の化合物1モルに対して、一般式
[3]、[4]又は[5]の化合物を1〜2モル使用
し、反応温度は0〜40℃で反応時間は 0.5〜48時間が好
ましい。
[4]又は[5]の化合物との反応は、例えば塩化メチ
レン、クロロホルム、エーテル、酢酸エチル、テトラヒ
ドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、アセトン等の有機溶媒
中、又はこれらの混合溶媒中で行うことができる。反応
は一般式[2]の化合物1モルに対して、一般式
[3]、[4]又は[5]の化合物を1〜2モル使用
し、反応温度は0〜40℃で反応時間は 0.5〜48時間が好
ましい。
【0060】また、一般式[2]のXがアセトキシ基で
ある化合物と一般式[3]、[4]又は[5]の化合物
との反応は、例えば水、リン酸緩衝液、アセトン、アセ
トニトリル、メタノール、エタノール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等の溶媒中、又はこれらの混合溶媒
中で行うことができる。反応は中性付近で行うことが好
ましく、反応温度は室温から90℃で反応時間は1〜10時
間である。また、本反応はヨウ化ナトリウム、ヨウ化カ
リウム、ヨウ化トリメチルシラン等のヨウ化物、チオシ
アン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム等のチオシア
ン酸塩の存在下で行うことにより促進される。
ある化合物と一般式[3]、[4]又は[5]の化合物
との反応は、例えば水、リン酸緩衝液、アセトン、アセ
トニトリル、メタノール、エタノール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等の溶媒中、又はこれらの混合溶媒
中で行うことができる。反応は中性付近で行うことが好
ましく、反応温度は室温から90℃で反応時間は1〜10時
間である。また、本反応はヨウ化ナトリウム、ヨウ化カ
リウム、ヨウ化トリメチルシラン等のヨウ化物、チオシ
アン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム等のチオシア
ン酸塩の存在下で行うことにより促進される。
【0061】mが0である一般式[1]の化合物はザ
ジャーナル オブ オーガニックケミストリー(J. Or
g. Chem.),第35巻,2430頁(1970年)等に記載の方法
に準じて、スルホキシド基を還元することにより製造で
きる。即ちmが1である一般式[1]の化合物をアセト
ン溶媒中、ヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムの存在
下、−40〜0℃でアセチルクロリドを滴下し、1〜5時
間反応させるか、又はmが1である一般式[1]の化合
物をN,N−ジメチルホルムアミド、塩化メチレン、酢
酸エチル等の溶媒中、−40〜0℃で三臭化リン又は三塩
化リンを滴下し、 0.5〜5時間反応させることにより還
元することができる。反応はmが1である一般式[1]
の化合物1モルに対してヨウ化物 3.5〜10モル及びアセ
チルクロリド 1.5〜5モル又は三塩化リンもしくは三臭
化リン 1.1〜6モルを使用する。
ジャーナル オブ オーガニックケミストリー(J. Or
g. Chem.),第35巻,2430頁(1970年)等に記載の方法
に準じて、スルホキシド基を還元することにより製造で
きる。即ちmが1である一般式[1]の化合物をアセト
ン溶媒中、ヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムの存在
下、−40〜0℃でアセチルクロリドを滴下し、1〜5時
間反応させるか、又はmが1である一般式[1]の化合
物をN,N−ジメチルホルムアミド、塩化メチレン、酢
酸エチル等の溶媒中、−40〜0℃で三臭化リン又は三塩
化リンを滴下し、 0.5〜5時間反応させることにより還
元することができる。反応はmが1である一般式[1]
の化合物1モルに対してヨウ化物 3.5〜10モル及びアセ
チルクロリド 1.5〜5モル又は三塩化リンもしくは三臭
化リン 1.1〜6モルを使用する。
【0062】本発明化合物[1]は要すれば保護基を除
去することができる。前記一般式中のカルボキシル基、
アミノ基及び水酸基の保護基としては、β−ラクタム合
成の分野で通常使用されている保護基を適宜選択して使
用することができる。
去することができる。前記一般式中のカルボキシル基、
アミノ基及び水酸基の保護基としては、β−ラクタム合
成の分野で通常使用されている保護基を適宜選択して使
用することができる。
【0063】保護基の導入法及び除去法は、その保護基
の種類に応じて、例えばプロテクティブ グループス
イン オーガニック シンセシス(Protective Groups
inOrganic Synthesis: T.W.Green著、Wiley 社、1981年
発行)等に記載されている方法を適宜選択して行うこと
ができる。
の種類に応じて、例えばプロテクティブ グループス
イン オーガニック シンセシス(Protective Groups
inOrganic Synthesis: T.W.Green著、Wiley 社、1981年
発行)等に記載されている方法を適宜選択して行うこと
ができる。
【0064】カルボキシル基保護基としては、例えば、
t−ブチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、アセ
トキシメチル基、プロピオニルオキシメチル基、ピバロ
イルオキシメチル基、1−アセトキシエチル基、ベンジ
ル基、4−メトキシベンジル基、3,4−ジメトキシベ
ンジル基、4−ニトロベンジル基、ベンズヒドリル基、
ビス(4−メトキシフェニル)メチル基、トリアルキル
シリル基等が挙げられ、特に4−メトキシベンジル基、
ベンズヒドリル基、4−ニトロベンジル基、トリメチル
シリル基、t−ブチルジメチルシリル基等が好ましい。
t−ブチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、アセ
トキシメチル基、プロピオニルオキシメチル基、ピバロ
イルオキシメチル基、1−アセトキシエチル基、ベンジ
ル基、4−メトキシベンジル基、3,4−ジメトキシベ
ンジル基、4−ニトロベンジル基、ベンズヒドリル基、
ビス(4−メトキシフェニル)メチル基、トリアルキル
シリル基等が挙げられ、特に4−メトキシベンジル基、
ベンズヒドリル基、4−ニトロベンジル基、トリメチル
シリル基、t−ブチルジメチルシリル基等が好ましい。
【0065】アミノ基の保護基としては、例えばトリチ
ル基、ホルミル基、クロロアセチル基、トリフルオロア
セチル基、t−ブトキシカルボニル基、トリメチルシリ
ル基、t−ブチルジメチルシリル基等が挙げられる。
ル基、ホルミル基、クロロアセチル基、トリフルオロア
セチル基、t−ブトキシカルボニル基、トリメチルシリ
ル基、t−ブチルジメチルシリル基等が挙げられる。
【0066】水酸基の保護基としては、例えば2−メト
キシエトキシメチル基、メトキシメチル基、メチルチオ
メチル基、テトラヒドロピラニル基、フェナシル基、イ
ソプロピル基、t−ブチル基、ベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、4−ニトロベンジル基、ホルミル基、ア
セチル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカルボ
ニル基、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリ
ル基、t−ブチルジフェニルシリル基、トリチル基等が
挙げられる。
キシエトキシメチル基、メトキシメチル基、メチルチオ
メチル基、テトラヒドロピラニル基、フェナシル基、イ
ソプロピル基、t−ブチル基、ベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、4−ニトロベンジル基、ホルミル基、ア
セチル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカルボ
ニル基、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリ
ル基、t−ブチルジフェニルシリル基、トリチル基等が
挙げられる。
【0067】保護基の除去方法を具体的に説明すると、
トリチル基、ホルミル基、t−ブトキシカルボニル基、
ベンズヒドリル基、2−メトキシエトキシメチル基、4
−メトキシベンジル基等の保護基の除去は、例えば塩
酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、P
−トルエンスルホン酸等の無機酸又は有機酸等で行うこ
とができ、特にトリフルオロ酢酸が好ましい。
トリチル基、ホルミル基、t−ブトキシカルボニル基、
ベンズヒドリル基、2−メトキシエトキシメチル基、4
−メトキシベンジル基等の保護基の除去は、例えば塩
酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、P
−トルエンスルホン酸等の無機酸又は有機酸等で行うこ
とができ、特にトリフルオロ酢酸が好ましい。
【0068】なお、酸としてトリフルオロ酢酸を使用す
る場合は、アニソール、チオアニソール又はフェノール
を添加することによって反応は促進され、副反応も抑制
される。また反応は例えば、水、塩化メチレン、クロロ
ホルム、ベンゼン等の反応に関与しない溶媒中あるいは
これらの混合溶媒中で行うことができる。反応温度及び
反応時間は本発明化合物[1]の化学的性質、保護基の
種類に応じて適宜選択し、特に氷冷ないしは加温程度の
条件で行うのが好ましい。
る場合は、アニソール、チオアニソール又はフェノール
を添加することによって反応は促進され、副反応も抑制
される。また反応は例えば、水、塩化メチレン、クロロ
ホルム、ベンゼン等の反応に関与しない溶媒中あるいは
これらの混合溶媒中で行うことができる。反応温度及び
反応時間は本発明化合物[1]の化学的性質、保護基の
種類に応じて適宜選択し、特に氷冷ないしは加温程度の
条件で行うのが好ましい。
【0069】上記製造法Aの原料化合物[2]は以下の
ようにして製造することができる。
ようにして製造することができる。
【0070】mが0である一般式[2]の化合物は、7
−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸誘導体[例えばジャーナル オブ アンティバイ
オティクス(J. Antibiotics),第38巻1738頁(1985
年)の方法に準じて合成]、7−アミノセファロスポラ
ン酸又はそのエステルに一般式[12] [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、Aは硫
黄原子を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン
基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、Vは水酸基又は脱離基、ZはCH又はN
を表わす。]で表わされる化合物を反応させて製造する
ことができる。
−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸誘導体[例えばジャーナル オブ アンティバイ
オティクス(J. Antibiotics),第38巻1738頁(1985
年)の方法に準じて合成]、7−アミノセファロスポラ
ン酸又はそのエステルに一般式[12] [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、Aは硫
黄原子を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン
基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、Vは水酸基又は脱離基、ZはCH又はN
を表わす。]で表わされる化合物を反応させて製造する
ことができる。
【0071】具体的に化合物[2]を合成するための7
−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸誘導体又は7−アミノセファロスポラン酸を化合
物[12]で表わされるカルボキシル基における反応性
誘導体との反応は7−アミノ−3−クロロメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸誘導体又は7−アミノセファ
ロスポラン酸1モルに対し一般式[12]の化合物1〜1.
5 モルを使用し、反応温度は−40〜40℃で反応時間は
0.5〜48時間である。
−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸誘導体又は7−アミノセファロスポラン酸を化合
物[12]で表わされるカルボキシル基における反応性
誘導体との反応は7−アミノ−3−クロロメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸誘導体又は7−アミノセファ
ロスポラン酸1モルに対し一般式[12]の化合物1〜1.
5 モルを使用し、反応温度は−40〜40℃で反応時間は
0.5〜48時間である。
【0072】一般式[12]の化合物の反応性誘導体とし
て、酸ハロゲン化物を使用する場合、例えばトリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニ
リン、ピリジン等の脱酸剤の存在下で行うのが好まし
い。
て、酸ハロゲン化物を使用する場合、例えばトリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニ
リン、ピリジン等の脱酸剤の存在下で行うのが好まし
い。
【0073】酸ハロゲン化物形成反応は、化合物[12]
1モルに対し、塩化チオニル、三塩化リン、三臭化リ
ン、五塩化リン、オキシ塩化リン、オキザリルクロリ
ド、ホスゲン等のハロゲン化剤を1〜10モル、好ましく
は1〜1.5 モル使用し、反応温度は−40〜100 ℃、好ま
しくは−20〜20℃で、反応時間は10〜180 分間で完結す
る。
1モルに対し、塩化チオニル、三塩化リン、三臭化リ
ン、五塩化リン、オキシ塩化リン、オキザリルクロリ
ド、ホスゲン等のハロゲン化剤を1〜10モル、好ましく
は1〜1.5 モル使用し、反応温度は−40〜100 ℃、好ま
しくは−20〜20℃で、反応時間は10〜180 分間で完結す
る。
【0074】混合酸無水物形成反応は、化合物[12]1
モルに対し、例えばトリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン等の脱酸
剤を1〜1.2 モル、及び例えばメチルクロロホルメー
ト、エチルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメ
ート等のクロロホルメートを1〜1.2 モル使用するか、
又はメタンスルホニルクロライド、P−トルエンスルホ
ニルクロライド等の塩化スルホニルを1〜2モル使用
し、反応温度は−40〜20℃、好ましくは−20〜5℃で反
応時間は10〜120 分間である。
モルに対し、例えばトリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン等の脱酸
剤を1〜1.2 モル、及び例えばメチルクロロホルメー
ト、エチルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメ
ート等のクロロホルメートを1〜1.2 モル使用するか、
又はメタンスルホニルクロライド、P−トルエンスルホ
ニルクロライド等の塩化スルホニルを1〜2モル使用
し、反応温度は−40〜20℃、好ましくは−20〜5℃で反
応時間は10〜120 分間である。
【0075】活性エステル形成反応は、化合物[12]1
モルに対し、N−ヒドロキシ化合物(例えば、N−ヒド
ロキシコハク酸イミド、1−ハイドロキシベンゾトリア
ゾール等)又はフェノール化合物(例えば、4−ニトロ
フェノール、2,4−ジニトロフェノール、2,4,5
−トリクロロフェノール等)を1〜1.2 モル及びN,N
−ジシクロヘキシルカルボジイミドを1〜1.4 モル使用
し、反応温度は−10〜50℃で反応時間は 0.5〜2時間で
ある。
モルに対し、N−ヒドロキシ化合物(例えば、N−ヒド
ロキシコハク酸イミド、1−ハイドロキシベンゾトリア
ゾール等)又はフェノール化合物(例えば、4−ニトロ
フェノール、2,4−ジニトロフェノール、2,4,5
−トリクロロフェノール等)を1〜1.2 モル及びN,N
−ジシクロヘキシルカルボジイミドを1〜1.4 モル使用
し、反応温度は−10〜50℃で反応時間は 0.5〜2時間で
ある。
【0076】また、アシル化において、一般式[12]の
化合物を遊離酸の形で使用する場合、N,N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、オキシ
塩化リン、N,N−ジメチルホルムアミド・オキシ塩化
リン付加物等の縮合剤の存在下でも、一般式[2]の化
合物を製造することができる。mが1である一般式
[2]の化合物はザ ジャーナル オブ オーガニック
ケミストリー(J. Org. Chem.),第35巻,2430頁(1970
年)記載の方法に準じて、mが0である一般式[2]の
化合物を例えば塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホ
ルム、エーテル、酢酸等の反応に関与しない有機溶媒
中、またはこれらの混合溶媒中、氷冷下ないし室温下に
等モルのm−クロロ過安息香酸、過酸化水素又はメタ過
ヨウ素酸で酸化して製造することができる。
化合物を遊離酸の形で使用する場合、N,N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、オキシ
塩化リン、N,N−ジメチルホルムアミド・オキシ塩化
リン付加物等の縮合剤の存在下でも、一般式[2]の化
合物を製造することができる。mが1である一般式
[2]の化合物はザ ジャーナル オブ オーガニック
ケミストリー(J. Org. Chem.),第35巻,2430頁(1970
年)記載の方法に準じて、mが0である一般式[2]の
化合物を例えば塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホ
ルム、エーテル、酢酸等の反応に関与しない有機溶媒
中、またはこれらの混合溶媒中、氷冷下ないし室温下に
等モルのm−クロロ過安息香酸、過酸化水素又はメタ過
ヨウ素酸で酸化して製造することができる。
【0077】基Xがヨウ素原子である一般式[2]の化
合物は、例えばシンセティック コミュニケーションズ
(Synth. Commun.),第16巻,1029頁(1986年)に記載
の方法に準じて、基Xが塩素原子である一般式[2]の
化合物を例えばアセトン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒中、または二層
系で氷冷ないしは室温下でヨウ化ナトリウム、ヨウ化カ
リウム等のヨウ化物と反応させて製造するか、又はテト
ラヘドロン レターズ(Tetrahedron Lett.),第22巻,
3915頁(1981年)に記載の方法に準じて、基Xがアセト
キシ基である化合物[2]を例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、エーテル、酢酸エチル、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド又はこれらの混合溶媒中、ヨード
トリメチルシランを作用させても製造することができ、
単離もしくは精製することなく次の反応に用いてもよ
い。
合物は、例えばシンセティック コミュニケーションズ
(Synth. Commun.),第16巻,1029頁(1986年)に記載
の方法に準じて、基Xが塩素原子である一般式[2]の
化合物を例えばアセトン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒中、または二層
系で氷冷ないしは室温下でヨウ化ナトリウム、ヨウ化カ
リウム等のヨウ化物と反応させて製造するか、又はテト
ラヘドロン レターズ(Tetrahedron Lett.),第22巻,
3915頁(1981年)に記載の方法に準じて、基Xがアセト
キシ基である化合物[2]を例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、エーテル、酢酸エチル、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド又はこれらの混合溶媒中、ヨード
トリメチルシランを作用させても製造することができ、
単離もしくは精製することなく次の反応に用いてもよ
い。
【0078】一般式[7]、[8]及び[12]の2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−置換オキシ
イミノ酢酸誘導体はケミカル アンド ファーマシュー
ティカル ブレティン(Chem. Pharm. Bull.),第25
巻,3115頁(1977年)等に記載の方法に準じて2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸誘導体
又は2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ハ
イドロキシイミノ酢酸誘導体を用いて製造することがで
きる。また2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−2−置換オキシイミノ酢酸誘導体は
ジャーナル オブアンティバイオティクス(J. Antibio
tics) 第37巻, 557頁(1984年)等に記載の方法に準じ
てアルコキシホルムアミジン誘導体又はジアルキルヒド
ロキシイミノマロネート誘導体もしくは2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)グリオキ
シル酸誘導体を用いて製造することができる。
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−置換オキシ
イミノ酢酸誘導体はケミカル アンド ファーマシュー
ティカル ブレティン(Chem. Pharm. Bull.),第25
巻,3115頁(1977年)等に記載の方法に準じて2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸誘導体
又は2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ハ
イドロキシイミノ酢酸誘導体を用いて製造することがで
きる。また2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−2−置換オキシイミノ酢酸誘導体は
ジャーナル オブアンティバイオティクス(J. Antibio
tics) 第37巻, 557頁(1984年)等に記載の方法に準じ
てアルコキシホルムアミジン誘導体又はジアルキルヒド
ロキシイミノマロネート誘導体もしくは2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)グリオキ
シル酸誘導体を用いて製造することができる。
【0079】一般式[1]、[2]、[7]、[8]、
[9]及び[12]のA−B−C部分の合成をBにおいて
1,3,4−オキサジアゾール又は1,3,4−チアジ
アゾールを例に以下に示す。
[9]及び[12]のA−B−C部分の合成をBにおいて
1,3,4−オキサジアゾール又は1,3,4−チアジ
アゾールを例に以下に示す。
【0080】B−C部分は入手可能なコウジ酸誘導体を
出発原料とする公知の化合物[43]から導くことができ
る。即ち以下のように化合物[13]のアルコール性水酸
基を酸化に付しカルボン酸体[14]とした後、アルキル
化を行い各々対応するエステル体[15]、[16]へ変換
することができる。このエステル体[15]、[16]は各
種単一溶媒もしくは適当な混合溶媒中、ヒドラジンと反
応させることによりヒドラジド体[10]、[10']とした
後、適当な溶媒中で塩基、例えば水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、トリエチルアミン等の存在下に0℃から
100℃までの温度で二硫化炭素と反応させることにより
一般式[8]又は[9]で示される化合物の一例である
Bが1,3,4−オキサジアゾール基、1,3,4−チ
アジアゾール基であるものに変換することができる。B
が先の1,3,4−オキサジアゾール基、1,3,4−
チアジアゾール基である一般式[9]の化合物において
Mが水素原子の場合、チオール型[9a]、[9'a]と
チオン型[9b]、[9'b]の互変異性構造をとるが本
発明ではいずれの互変異性構造も包含している。
出発原料とする公知の化合物[43]から導くことができ
る。即ち以下のように化合物[13]のアルコール性水酸
基を酸化に付しカルボン酸体[14]とした後、アルキル
化を行い各々対応するエステル体[15]、[16]へ変換
することができる。このエステル体[15]、[16]は各
種単一溶媒もしくは適当な混合溶媒中、ヒドラジンと反
応させることによりヒドラジド体[10]、[10']とした
後、適当な溶媒中で塩基、例えば水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、トリエチルアミン等の存在下に0℃から
100℃までの温度で二硫化炭素と反応させることにより
一般式[8]又は[9]で示される化合物の一例である
Bが1,3,4−オキサジアゾール基、1,3,4−チ
アジアゾール基であるものに変換することができる。B
が先の1,3,4−オキサジアゾール基、1,3,4−
チアジアゾール基である一般式[9]の化合物において
Mが水素原子の場合、チオール型[9a]、[9'a]と
チオン型[9b]、[9'b]の互変異性構造をとるが本
発明ではいずれの互変異性構造も包含している。
【0081】
【0082】また以下のように化合物[13]ののアルコ
ール性水酸基をアルデヒド基に酸化した後シアノ体[2
1]、[22]へ導くことができる。このシアノ体を適当
な単一溶媒もしくは混合溶媒中、必要ならばイミーデー
トを経由してヒドラジンと反応させることによりアミド
ラゾン体[23]、[24]とした後、適当な溶媒中で、必
要ならば塩基、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、トリエチルアミン等の存在下に0℃から100 ℃まで
の温度で二硫化炭素と反応させることにより一般式
[9]又は[9′]で示される化合物の一例であるB
が、1,3,4−チアジアゾール基であるものに変換す
ることができる。Bが1,3,4−チアジアゾールであ
る一般式[9]又は[9′]の化合物においてMが水素
原子の場合、チオール型[9a]、[9'a]とチオン型
[9b]、[9'b]の互変異性構造をとるが本発明では
いずれの互変異性構造も包含している。
ール性水酸基をアルデヒド基に酸化した後シアノ体[2
1]、[22]へ導くことができる。このシアノ体を適当
な単一溶媒もしくは混合溶媒中、必要ならばイミーデー
トを経由してヒドラジンと反応させることによりアミド
ラゾン体[23]、[24]とした後、適当な溶媒中で、必
要ならば塩基、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、トリエチルアミン等の存在下に0℃から100 ℃まで
の温度で二硫化炭素と反応させることにより一般式
[9]又は[9′]で示される化合物の一例であるB
が、1,3,4−チアジアゾール基であるものに変換す
ることができる。Bが1,3,4−チアジアゾールであ
る一般式[9]又は[9′]の化合物においてMが水素
原子の場合、チオール型[9a]、[9'a]とチオン型
[9b]、[9'b]の互変異性構造をとるが本発明では
いずれの互変異性構造も包含している。
【0083】
【0084】一般式[9]で表わされる化合物は一般式
[1]、[2]、[7]、[8]及び[12]のA−B−
Cで表わされる置換基の原料中間体となる。
[1]、[2]、[7]、[8]及び[12]のA−B−
Cで表わされる置換基の原料中間体となる。
【0085】一般式[9]の化合物をアルキル化後、脱
離基を導入するか、又は脱離基を2個有するアルキル基
によるアルキル化により[25]へ変換する。[25]にお
ける脱離基に対しヒドロキシルアミン誘導体を反応させ
[26]とした後、必要があれば脱保護の後、2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸誘導体又
は2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)グリオキシル酸誘導体と縮合反応に付すことで
一般式[7]及び[8′]の化合物を得ることができ
る。
離基を導入するか、又は脱離基を2個有するアルキル基
によるアルキル化により[25]へ変換する。[25]にお
ける脱離基に対しヒドロキシルアミン誘導体を反応させ
[26]とした後、必要があれば脱保護の後、2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)グリオキシル酸誘導体又
は2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)グリオキシル酸誘導体と縮合反応に付すことで
一般式[7]及び[8′]の化合物を得ることができ
る。
【0086】また2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸誘導体又は2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−ヒドロキシイミノ酢酸誘導体[28]及び[30]におけ
るヒドロキシイミノ基を一般式[25]で示される化合物
でアルキル化することによっても目的とする一般式
[7]及び[8′]の化合物を得ることができる。
ル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸誘導体又は2−(5−
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
−ヒドロキシイミノ酢酸誘導体[28]及び[30]におけ
るヒドロキシイミノ基を一般式[25]で示される化合物
でアルキル化することによっても目的とする一般式
[7]及び[8′]の化合物を得ることができる。
【0087】更には、脱離基を有するアルキル基により
修飾されたヒドロキシアミン誘導体[27]及びヒドロキ
シイミノ酢酸誘導体[29]及び[31]の脱離基に対して
一般式[9]で表わされる化合物を反応させることによ
っても一般式[7]及び[8′]の化合物を得ることが
できる。
修飾されたヒドロキシアミン誘導体[27]及びヒドロキ
シイミノ酢酸誘導体[29]及び[31]の脱離基に対して
一般式[9]で表わされる化合物を反応させることによ
っても一般式[7]及び[8′]の化合物を得ることが
できる。
【0088】 [式中、Xは脱離基、Eは直鎖状又は分枝状のアルキレ
ン基、Wは水素原子、金属原子、エステル残基又はカル
ボキシル基の保護基を表わす。]
ン基、Wは水素原子、金属原子、エステル残基又はカル
ボキシル基の保護基を表わす。]
【0089】また一般式[1]、[2]、[7]、
[8]及び[12]のAで表わされる部分が硫黄原子を含
有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基において
硫黄原子を含有しない分枝状又は直鎖状のアルキレン基
である場合の合成は以下の様に行う。
[8]及び[12]のAで表わされる部分が硫黄原子を含
有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基において
硫黄原子を含有しない分枝状又は直鎖状のアルキレン基
である場合の合成は以下の様に行う。
【0090】一般式[10]の化合物の末端アミノ基に対
してアルデヒド誘導体、アシル化剤は又はイミデート類
もしくはシアン化合物を反応させ、各々対応するイミン
体[32]、アシルヒドラジド体[33]及びイミデート体
[34]へ変換する。
してアルデヒド誘導体、アシル化剤は又はイミデート類
もしくはシアン化合物を反応させ、各々対応するイミン
体[32]、アシルヒドラジド体[33]及びイミデート体
[34]へ変換する。
【0091】 [式中、Py は 、RはOR′又はNH2 、Xは脱離基]
【0092】この際用いる反応試薬に脱離基を有するも
のを使用しても、また変換後、脱離基を導入しても、い
ずれの方法を用いても脱離基を有する一般式[32]、
[33]及び[34]の化合物へ変換することができる。化
合物[32]は四酢酸鉛や電解酸化による酸化的閉環反応
により、また化合物[33]は塩化チオニル等脱水剤と処
理することで、更に化合物[34]はアルコキシ基に対す
る求核的閉環反応により、一般式[35]で表わされる化
合物を得ることができる。一般式[35]で表わされる化
合物は一般式[1]、[2]、[7]、[8]及び[1
2]のA−B−Cで表わされる置換基の原料中間体とな
る。
のを使用しても、また変換後、脱離基を導入しても、い
ずれの方法を用いても脱離基を有する一般式[32]、
[33]及び[34]の化合物へ変換することができる。化
合物[32]は四酢酸鉛や電解酸化による酸化的閉環反応
により、また化合物[33]は塩化チオニル等脱水剤と処
理することで、更に化合物[34]はアルコキシ基に対す
る求核的閉環反応により、一般式[35]で表わされる化
合物を得ることができる。一般式[35]で表わされる化
合物は一般式[1]、[2]、[7]、[8]及び[1
2]のA−B−Cで表わされる置換基の原料中間体とな
る。
【0093】一般式[35]の化合物の脱離基に対しヒド
ロキシアミン誘導体を反応させ[26]とした後、必要が
あれば脱保護の後、2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)グリオキシル酸誘導体又は2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)グリオキシル
酸誘導体と縮合反応に付すことで一般式[7]及び
[8′]の化合物を得ることができる。また2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
酢酸誘導体又は2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸誘導
体[28]及び[30]におけるヒドロキシイミノ基を一般
式[35]で表わされる化合物でアルキル化することによ
っても目的とする一般式[7]及び[8′]の化合物を
得ることができる。
ロキシアミン誘導体を反応させ[26]とした後、必要が
あれば脱保護の後、2−(2−アミノチアゾール−4−
イル)グリオキシル酸誘導体又は2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)グリオキシル
酸誘導体と縮合反応に付すことで一般式[7]及び
[8′]の化合物を得ることができる。また2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
酢酸誘導体又は2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノ酢酸誘導
体[28]及び[30]におけるヒドロキシイミノ基を一般
式[35]で表わされる化合物でアルキル化することによ
っても目的とする一般式[7]及び[8′]の化合物を
得ることができる。
【0094】以上、一般式[1]、[2]、[7]、
[8]、[9]及び[12]のA−B−C部分の合成をB
において、1,3,4−オキサジアゾール又は1,3,
4−チアジアゾールを例に示したが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
[8]、[9]及び[12]のA−B−C部分の合成をB
において、1,3,4−オキサジアゾール又は1,3,
4−チアジアゾールを例に示したが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0095】一般式[2]で表わされる化合物の脱離基
Xに対して反応をさせる一般式[3]、[4]及び
[5]の化合物は市販されているものより入手するか、
公知方法(特開昭58-10589号公報、同60-178890 号公
報、同61-17589号公報、同62-238290号公報、同64-85
号公報)にて合成することで入手することができる。
Xに対して反応をさせる一般式[3]、[4]及び
[5]の化合物は市販されているものより入手するか、
公知方法(特開昭58-10589号公報、同60-178890 号公
報、同61-17589号公報、同62-238290号公報、同64-85
号公報)にて合成することで入手することができる。
【0096】しかし一般式[11]で表わされる化合物 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
し、R18,R19,R20,R22が同時に水素である場合、
R21は水素原子又は低級アルキル基を表わす。]及び一
般式[11']で表わされる化合物 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
す。]の一部は文献未記載の新規化合物であり本発明化
合物における一般式[7]で表わされる化合物のR4 へ
導入することができる。
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
し、R18,R19,R20,R22が同時に水素である場合、
R21は水素原子又は低級アルキル基を表わす。]及び一
般式[11']で表わされる化合物 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
す。]の一部は文献未記載の新規化合物であり本発明化
合物における一般式[7]で表わされる化合物のR4 へ
導入することができる。
【0097】一般式[11]及び[11']で表わされる化合
物のR18〜R22の置換基で構成される部分の具体例とし
て3−ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシプロパン
−2−イル基、2−ヒドロキシプロピル基、1,3−ジ
ヒドロキシプロパン−2−イル基、1,2−ジヒドロキ
シプロパン−3−イル基、2−ヒドロキシメチル−1,
3−ジヒドロキシプロパン−2−イル基、1,3−ジヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル基、1,4−
ジヒドロキシブタン−2−イル基が挙げられる。
物のR18〜R22の置換基で構成される部分の具体例とし
て3−ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシプロパン
−2−イル基、2−ヒドロキシプロピル基、1,3−ジ
ヒドロキシプロパン−2−イル基、1,2−ジヒドロキ
シプロパン−3−イル基、2−ヒドロキシメチル−1,
3−ジヒドロキシプロパン−2−イル基、1,3−ジヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル基、1,4−
ジヒドロキシブタン−2−イル基が挙げられる。
【0098】これら一般式[11]で表わされる化合物は
以下のようにして合成することができる。γ−ピロン誘
導体[36]に対応するアミン類を反応させるか、4−ピ
リドン誘導体[37]のアルキル化により、N−アルキル
ピリドン体[44]へ変換することができる。化合物[3
8]を五硫化二リンもしくはローソン試薬等のチオン化
試薬によりチオン化することで、目的とする一般式[1
1]の化合物を得ることができる。また、既にチオン化
を行った[40]の化合物を対応するアミンと処理するこ
とでも化合物[11]を得ることができる。更に4位に脱
離基を有するピリジン化合物[39]における窒素原子に
対応するアルキル化を行いピリジニウム誘導体[41]へ
変換した後、脱離基に対する硫黄原子の導入によって
も、化合物[11]を製造することができる。
以下のようにして合成することができる。γ−ピロン誘
導体[36]に対応するアミン類を反応させるか、4−ピ
リドン誘導体[37]のアルキル化により、N−アルキル
ピリドン体[44]へ変換することができる。化合物[3
8]を五硫化二リンもしくはローソン試薬等のチオン化
試薬によりチオン化することで、目的とする一般式[1
1]の化合物を得ることができる。また、既にチオン化
を行った[40]の化合物を対応するアミンと処理するこ
とでも化合物[11]を得ることができる。更に4位に脱
離基を有するピリジン化合物[39]における窒素原子に
対応するアルキル化を行いピリジニウム誘導体[41]へ
変換した後、脱離基に対する硫黄原子の導入によって
も、化合物[11]を製造することができる。
【0099】
【0100】一般式[11']で表わされる化合物はチオピ
ロン誘導体[40]から導くことのできるピリジンチオー
ル誘導体[44]のSH残基を対応するアルキル基による
修飾を行うか、又は4位に脱離基を有するピリジン化合
物[39]に対するアルキルチオール基の導入によっても
化合物[11']を製造することができる。
ロン誘導体[40]から導くことのできるピリジンチオー
ル誘導体[44]のSH残基を対応するアルキル基による
修飾を行うか、又は4位に脱離基を有するピリジン化合
物[39]に対するアルキルチオール基の導入によっても
化合物[11']を製造することができる。
【0101】
【0102】製造法B 式[6]で表わされる化合物 [式中、R2 は水素原子、低級アルコキシ基、ホルムア
ミド基、R3 は水素原子、金属原子、カルボキシル基の
保護基、生体内で加水分解可能なエステルを形成しうる
エステル残基、陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシルオキシ
基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環、−
S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル
基、直鎖状、分枝状又は環状の低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす。)、m,nは各
々独立して0又は1を表わす。]もしくはそのアミノ基
における反応性誘導体又はそれらの塩に式[7]で表わ
される化合物 [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、Aは硫
黄原子を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン
基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、ZはCH又はNを表わす。]もしくはそ
のカルボキル基における反応性誘導体又はそれらの塩を
反応させ、そして必要ならばこの反応生成物から保護基
を除去することにより本発明化合物[1]を製造するこ
とができる。
ミド基、R3 は水素原子、金属原子、カルボキシル基の
保護基、生体内で加水分解可能なエステルを形成しうる
エステル残基、陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシルオキシ
基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環、−
S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル
基、直鎖状、分枝状又は環状の低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす。)、m,nは各
々独立して0又は1を表わす。]もしくはそのアミノ基
における反応性誘導体又はそれらの塩に式[7]で表わ
される化合物 [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、Aは硫
黄原子を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン
基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、ZはCH又はNを表わす。]もしくはそ
のカルボキル基における反応性誘導体又はそれらの塩を
反応させ、そして必要ならばこの反応生成物から保護基
を除去することにより本発明化合物[1]を製造するこ
とができる。
【0103】更に詳しくは、一般式[6]の化合物を例
えば水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、テト
ラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼ
ン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド等の反応に影響を与えない溶媒中、又
はこれらの混合溶媒中で、一般式[7]の化合物又はそ
の反応性誘導体(例えば酸ハロゲン化物、混合酸無水
物、活性エステル等)を反応させて製造することができ
る。
えば水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、テト
ラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼ
ン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド等の反応に影響を与えない溶媒中、又
はこれらの混合溶媒中で、一般式[7]の化合物又はそ
の反応性誘導体(例えば酸ハロゲン化物、混合酸無水
物、活性エステル等)を反応させて製造することができ
る。
【0104】反応は一般式[6]の化合物1モルに対
し、一般式[7]の化合物又はその反応性誘導体1〜1.
5 モルを使用し、反応温度は−40〜40℃で反応時間は
0.5〜48時間である。
し、一般式[7]の化合物又はその反応性誘導体1〜1.
5 モルを使用し、反応温度は−40〜40℃で反応時間は
0.5〜48時間である。
【0105】一般式[7]の化合物の反応性誘導体とし
て、酸ハロゲン化物を使用する場合、例えばトリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニ
リン、ピリジン等の脱酸剤の存在下で行うのが好まし
い。
て、酸ハロゲン化物を使用する場合、例えばトリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニ
リン、ピリジン等の脱酸剤の存在下で行うのが好まし
い。
【0106】酸ハロゲン化物形成反応は、化合物[7]
1モルに対し、塩化チオニル、三塩化リン、三臭化リ
ン、五塩化リン、オキシ塩化リン、オキザリルクロリ
ド、ホスゲン等のハロゲン化剤を1〜10モル、好ましく
は1〜1.5 モル使用し、反応温度は−40〜100 ℃、好ま
しくは−20〜20℃で、反応時間は10〜180 分間で完結す
る。
1モルに対し、塩化チオニル、三塩化リン、三臭化リ
ン、五塩化リン、オキシ塩化リン、オキザリルクロリ
ド、ホスゲン等のハロゲン化剤を1〜10モル、好ましく
は1〜1.5 モル使用し、反応温度は−40〜100 ℃、好ま
しくは−20〜20℃で、反応時間は10〜180 分間で完結す
る。
【0107】混合酸無水物形成反応は、化合物[7]1
モルに対し、例えばトリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン等の脱酸
剤を1〜1.2 モル及び例えばメチルクロロホルメート、
エチルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメート
等のクロロホルメートを1〜1.2 モル使用するか、又は
メタンスルホニルクロライド、P−トルエンスルホニル
クロライド等の塩化スルホニルを1〜2モル使用し、反
応温度は−40〜20℃、好ましくは−20〜5℃で反応時間
は10〜120 分間である。
モルに対し、例えばトリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン等の脱酸
剤を1〜1.2 モル及び例えばメチルクロロホルメート、
エチルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメート
等のクロロホルメートを1〜1.2 モル使用するか、又は
メタンスルホニルクロライド、P−トルエンスルホニル
クロライド等の塩化スルホニルを1〜2モル使用し、反
応温度は−40〜20℃、好ましくは−20〜5℃で反応時間
は10〜120 分間である。
【0108】活性エステル形成反応は、化合物[7]1
モルに対し、N−ヒドロキシ化合物(例えば、N−ヒド
ロキシコハク酸イミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール等)又はフェノール化合物(例えば、4−ニトロフ
ェノール、2,4−ジニトロフェノール、2,4,5−
トリクロロフェノール等)を1〜1.2 モル及びN,N−
ジシクロヘキシルカルボジイミドを1〜1.4 モル使用
し、反応温度は−10〜50℃で反応時間は 0.5〜2時間で
ある。
モルに対し、N−ヒドロキシ化合物(例えば、N−ヒド
ロキシコハク酸イミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール等)又はフェノール化合物(例えば、4−ニトロフ
ェノール、2,4−ジニトロフェノール、2,4,5−
トリクロロフェノール等)を1〜1.2 モル及びN,N−
ジシクロヘキシルカルボジイミドを1〜1.4 モル使用
し、反応温度は−10〜50℃で反応時間は 0.5〜2時間で
ある。
【0109】また、アシル化において、一般式[7]の
化合物を遊離酸の形で使用する場合、N,N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、オキシ
塩化リン、N,N−ジメチルホルムアミド・オキシ塩化
リン付加物等の縮合剤の存在下でも、一般式[7]の化
合物を製造することができる。
化合物を遊離酸の形で使用する場合、N,N−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類、オキシ
塩化リン、N,N−ジメチルホルムアミド・オキシ塩化
リン付加物等の縮合剤の存在下でも、一般式[7]の化
合物を製造することができる。
【0110】製造法Bの原料化合物[6]はフリン(Fl
ynn)著のセファロスポリンズ アンド ペニシリンズ,
アカデミック プレス(Cephalosporins and Penicilli
ns,Academic Press), 151〜171 頁,(1972年)等の
記載の方法により製造することができる。例えば、7−
アシルアミノ−3−ハロメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸誘導体(特開昭58-72590号公報、同58-154588
号公報の方法に準じて合成)又は7−アシルアミノセフ
ァロスポラン酸誘導体又は7−ベンジリデンアミノセフ
ァロスポラン酸誘導体に一般式[3]、[4]、[5]
又は陽電荷を形成しうる置換基を有してもよいヘテロ環
を反応させて一般式[42] [式中、R2 は水素原子、低級アルコキシ基、ホルムア
ミド基、R3 は水素原子、金属原子、カルボキシル基の
保護基、生体内で加水分解可能なエステルを形成しうる
エステル残基、陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシルオキシ
基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環、−
S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキル基、R6 は置換基を有してもよい分枝状、
直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、
oは0又は3〜5の整数を表わす。)、R23はアシルア
ミノ基又はベンジリデンアミノ基、m,nは各々独立し
て0又1を表わす。]で表わされる化合物とし、次いで
脱アシル化及び脱ベンジリデン化することにより製造す
ることができる。
ynn)著のセファロスポリンズ アンド ペニシリンズ,
アカデミック プレス(Cephalosporins and Penicilli
ns,Academic Press), 151〜171 頁,(1972年)等の
記載の方法により製造することができる。例えば、7−
アシルアミノ−3−ハロメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸誘導体(特開昭58-72590号公報、同58-154588
号公報の方法に準じて合成)又は7−アシルアミノセフ
ァロスポラン酸誘導体又は7−ベンジリデンアミノセフ
ァロスポラン酸誘導体に一般式[3]、[4]、[5]
又は陽電荷を形成しうる置換基を有してもよいヘテロ環
を反応させて一般式[42] [式中、R2 は水素原子、低級アルコキシ基、ホルムア
ミド基、R3 は水素原子、金属原子、カルボキシル基の
保護基、生体内で加水分解可能なエステルを形成しうる
エステル残基、陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシルオキシ
基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環、−
S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキル基、R6 は置換基を有してもよい分枝状、
直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、
oは0又は3〜5の整数を表わす。)、R23はアシルア
ミノ基又はベンジリデンアミノ基、m,nは各々独立し
て0又1を表わす。]で表わされる化合物とし、次いで
脱アシル化及び脱ベンジリデン化することにより製造す
ることができる。
【0111】脱アシル化反応は既に当分野では公知であ
り、前記一般式で表わされる化合物においてR23が例え
ばフェニルアセチルアミノ基、フェノキシアセチルアミ
ノ基又はアミノアジピルアミノ基である場合には、特公
昭49-20319号公報に記載の方法に準じて除去することが
できる。即ち、該化合物をベンゼン、トルエン、酢酸エ
チル、塩化メチレン、塩化エチレン又はこれらの混合溶
媒中、例えばN,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ト
リエチルアミン、炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリ
ウム等の脱酸剤の存在下で五塩化リン又はオキシ塩化リ
ンと−80〜50℃、好ましくは−65〜0℃で 0.5〜2時間
反応させた後、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール等の低級アルコールで処理し、次いで加水分解す
ることにより、R23のアシルアミノ基におけるアシル基
を除去することができる。
り、前記一般式で表わされる化合物においてR23が例え
ばフェニルアセチルアミノ基、フェノキシアセチルアミ
ノ基又はアミノアジピルアミノ基である場合には、特公
昭49-20319号公報に記載の方法に準じて除去することが
できる。即ち、該化合物をベンゼン、トルエン、酢酸エ
チル、塩化メチレン、塩化エチレン又はこれらの混合溶
媒中、例えばN,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ト
リエチルアミン、炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリ
ウム等の脱酸剤の存在下で五塩化リン又はオキシ塩化リ
ンと−80〜50℃、好ましくは−65〜0℃で 0.5〜2時間
反応させた後、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール等の低級アルコールで処理し、次いで加水分解す
ることにより、R23のアシルアミノ基におけるアシル基
を除去することができる。
【0112】更にはアシルアミノ基におけるフェニルア
セチル基、フェノキシアセチル基、又はアミノアジピル
基の除去は、特開昭63-264487 号公報に記載の方法、即
ち水、例えばアセトン、アセトニトリル、メタノール、
エタノール、テトラヒドロフラン等の有機溶媒と水との
混合溶媒中において室温下にペニシリンGアシラーゼ又
は固定化ペニシリンGアシラーゼをpH7〜8、好まし
くはpH 7.5〜7.8 で処理することによっても実施する
ことができる。反応は塩基、例えば水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、
トリプロピルアミン又はピリジン等を添加してpHを一
定に保持して行うのが好ましい。
セチル基、フェノキシアセチル基、又はアミノアジピル
基の除去は、特開昭63-264487 号公報に記載の方法、即
ち水、例えばアセトン、アセトニトリル、メタノール、
エタノール、テトラヒドロフラン等の有機溶媒と水との
混合溶媒中において室温下にペニシリンGアシラーゼ又
は固定化ペニシリンGアシラーゼをpH7〜8、好まし
くはpH 7.5〜7.8 で処理することによっても実施する
ことができる。反応は塩基、例えば水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、
トリプロピルアミン又はピリジン等を添加してpHを一
定に保持して行うのが好ましい。
【0113】アシルアミノ基におけるベンジリデン基の
除去はプロテクティブ グループスイン オーガニック
シンセシス(Protective Groups in Organic Synthes
is :T.W. Green著,Wiley 社 1981年発行)記載の方法
に準じて、例えば塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸といった酸中、又はこれらの混合物中、−20〜60
℃、好ましくは氷冷下ないし室温にて処理することで行
うことができる。
除去はプロテクティブ グループスイン オーガニック
シンセシス(Protective Groups in Organic Synthes
is :T.W. Green著,Wiley 社 1981年発行)記載の方法
に準じて、例えば塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸といった酸中、又はこれらの混合物中、−20〜60
℃、好ましくは氷冷下ないし室温にて処理することで行
うことができる。
【0114】[生物活性]本発明化合物[1]又はその
塩類は新規化合物であり、グラム陽性及びグラム陰性菌
を含む広範囲の病原性微生物の発育を阻止する高い抗菌
活性を示す。本発明化合物[1]の有用性を示すために
比較化合物としてセフタチジム(Ceftazidime :比較化
合物A)、フロモキセフ(Flomoxef:比較化合物B)を
用いて以下の試験行い、その結果を表1に示す。
塩類は新規化合物であり、グラム陽性及びグラム陰性菌
を含む広範囲の病原性微生物の発育を阻止する高い抗菌
活性を示す。本発明化合物[1]の有用性を示すために
比較化合物としてセフタチジム(Ceftazidime :比較化
合物A)、フロモキセフ(Flomoxef:比較化合物B)を
用いて以下の試験行い、その結果を表1に示す。
【0115】1.試験管内抗菌活性(MIC) 日本化学療法学会標準法に準じて測定した。
【0116】2.黄色ブドウ球菌及び緑膿菌マウス全身
感染防御効果 感染はマウス(ICR系、雄、4週齢、N=5)腹腔内
に菌を接種することにより惹起した。感染1時間後に各
薬剤を皮下投与し、感染1週間後のマウス生存率よりE
D50値を算出した。
感染防御効果 感染はマウス(ICR系、雄、4週齢、N=5)腹腔内
に菌を接種することにより惹起した。感染1時間後に各
薬剤を皮下投与し、感染1週間後のマウス生存率よりE
D50値を算出した。
【0117】
【表1】
【0118】表1のごとく、一般式[1]の化合物及び
その薬理上許容される塩又は生理的に加水分解可能な無
毒性エステルは抗菌剤として有用である。
その薬理上許容される塩又は生理的に加水分解可能な無
毒性エステルは抗菌剤として有用である。
【0119】即ち、セファロスポリン7位にヘテロ環置
換ヒドロキシピリドンを有する新規な本発明化合物は、
緑膿菌感染症治療薬として広く用いられている比較化合
物Aと比較し、グラム陽性菌であるブドウ球菌及びグラ
ム陰性菌である緑膿菌いずれに対しても優れた抗菌力を
示し、更に、著しく優れた感染治療効果を示している。
また、ブドウ球菌に対する感染治療効果はMRSAを含
むグラム陽性菌感染症治療に用いられている比較化合物
B(緑膿菌には無効)とほぼ同等の効果を示しており、
本発明化合物が広く、バランスのとれた抗菌スペクトル
を有する上に、強力な抗菌作用、更には著しく優れた感
染症治療効果を示すことが明らかとなった。
換ヒドロキシピリドンを有する新規な本発明化合物は、
緑膿菌感染症治療薬として広く用いられている比較化合
物Aと比較し、グラム陽性菌であるブドウ球菌及びグラ
ム陰性菌である緑膿菌いずれに対しても優れた抗菌力を
示し、更に、著しく優れた感染治療効果を示している。
また、ブドウ球菌に対する感染治療効果はMRSAを含
むグラム陽性菌感染症治療に用いられている比較化合物
B(緑膿菌には無効)とほぼ同等の効果を示しており、
本発明化合物が広く、バランスのとれた抗菌スペクトル
を有する上に、強力な抗菌作用、更には著しく優れた感
染症治療効果を示すことが明らかとなった。
【0120】本発明の化合物は当分野での公知の固体ま
たは液体の賦形剤の担体と混合し、非経口投与、経口投
与又は外部投与に適した医薬製剤の形で使用することが
できる。医薬製剤としては注射剤、シロップ剤、乳剤等
の液剤、錠剤、カプセル剤、粒剤等の固型剤、軟膏、坐
剤等の外用剤等が挙げられる。また、これらの製剤には
必要に応じて助剤、安定剤、潤滑剤、乳化剤、吸収促進
剤、界面滑性剤等の通常使用される添加剤が含まれてい
てもよい。添加剤としては注射用蒸留水、リンゲル液、
グルコース、ショ糖シロップ、ゼラチン、食用油、カカ
オ脂、エチレングリコール、ショ糖、とうもろこしデン
プン、ステアリン酸マグネシウム、タルク等が挙げられ
る。
たは液体の賦形剤の担体と混合し、非経口投与、経口投
与又は外部投与に適した医薬製剤の形で使用することが
できる。医薬製剤としては注射剤、シロップ剤、乳剤等
の液剤、錠剤、カプセル剤、粒剤等の固型剤、軟膏、坐
剤等の外用剤等が挙げられる。また、これらの製剤には
必要に応じて助剤、安定剤、潤滑剤、乳化剤、吸収促進
剤、界面滑性剤等の通常使用される添加剤が含まれてい
てもよい。添加剤としては注射用蒸留水、リンゲル液、
グルコース、ショ糖シロップ、ゼラチン、食用油、カカ
オ脂、エチレングリコール、ショ糖、とうもろこしデン
プン、ステアリン酸マグネシウム、タルク等が挙げられ
る。
【0121】更には本発明化合物は抗菌剤としてヒトま
たは動物の細菌感染症の治療及び予防に使用することが
できる。投与量は患者の年齢及び性別等の状態によって
異なるが通常、1日当り1〜2000mg/kg で1〜5回に分
けて投与するのが好ましい。
たは動物の細菌感染症の治療及び予防に使用することが
できる。投与量は患者の年齢及び性別等の状態によって
異なるが通常、1日当り1〜2000mg/kg で1〜5回に分
けて投与するのが好ましい。
【0122】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく解説
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0123】実施例1 6−ヒドロキシメチル−3−(4−メトキシベンジルオ
キシ)−4−ピロン
キシ)−4−ピロン
【0124】コウジ酸57.5g(405mmol)、炭酸カリウム
112g(810mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド 500
ml懸濁液に、70℃にて4−メトキシベンジルクロリド6
5.8ml(486mmol)を滴下し、75℃で2時間攪拌した。溶
媒を減圧下に留去し、残渣を水でトリチュレートし、固
体を濾取して、水、酢酸エチルで順次洗浄した後、風乾
し淡黄色粉末の表記化合物を得た。90.1g(収率84.7
%)
112g(810mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド 500
ml懸濁液に、70℃にて4−メトキシベンジルクロリド6
5.8ml(486mmol)を滴下し、75℃で2時間攪拌した。溶
媒を減圧下に留去し、残渣を水でトリチュレートし、固
体を濾取して、水、酢酸エチルで順次洗浄した後、風乾
し淡黄色粉末の表記化合物を得た。90.1g(収率84.7
%)
【0125】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.80(3H,s),4.44(2H,s),4.98(2
H,s),6.50(1H,s),6.88(2H,d,J=8.
8Hz),7.30(2H,d,J=8.8Hz),7.51(1H,
s)。
δ):3.80(3H,s),4.44(2H,s),4.98(2
H,s),6.50(1H,s),6.88(2H,d,J=8.
8Hz),7.30(2H,d,J=8.8Hz),7.51(1H,
s)。
【0126】実施例2 6−ヒドロキシメチル−3−(4−メトキシベンジルオ
キシ)−4−ピリドン
キシ)−4−ピリドン
【0127】実施例1の化合物32.0g(122mmol)、濃ア
ンモニア水 100mlの混合物を封管中、1時間90℃に加熱
した。放冷、さらに氷冷後、析出していた固体を濾取
し、水洗した後風乾して淡黄色粉末の表記化合物を得
た。31.1g(収率97.5%),融点219 ℃(分解)
ンモニア水 100mlの混合物を封管中、1時間90℃に加熱
した。放冷、さらに氷冷後、析出していた固体を濾取
し、水洗した後風乾して淡黄色粉末の表記化合物を得
た。31.1g(収率97.5%),融点219 ℃(分解)
【0128】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.75(3H,s),4.32(2H,s),4.92(2
H,s),5.55(1H,brs),6.10(1H,br
s),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.32(2H,d,
J=8.8Hz)。
δ):3.75(3H,s),4.32(2H,s),4.92(2
H,s),5.55(1H,brs),6.10(1H,br
s),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.32(2H,d,
J=8.8Hz)。
【0129】実施例3 3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリドン−
6−カルボン酸
6−カルボン酸
【0130】実施例2の化合物3.30g(12.6mmol)のメ
タノール 200ml懸濁液に活性二酸化マンガン16.5g(19
0mmol)を加えて、室温で1時間激しく攪拌した。無機物
を濾去しメタノールで洗浄し、濾液と洗液を合わせて、
溶媒を留去した。残渣を10%水酸化ナトリウム水溶液50
mlに溶解し、酸化銀5.32g(25.2mmol)を加えて、室温
で2時間攪拌した。不溶物を濾去し、少量の水で洗浄
後、濾液と洗液を合わせ、酢酸エチルで洗浄した。水層
を分離し、氷冷しながら2N塩酸でpH3として、析出
した固体を濾取し、水洗後風乾して、淡黄色粉末の表記
化合物を得た。3.25g(収率93.5%),融点 128−131
℃
タノール 200ml懸濁液に活性二酸化マンガン16.5g(19
0mmol)を加えて、室温で1時間激しく攪拌した。無機物
を濾去しメタノールで洗浄し、濾液と洗液を合わせて、
溶媒を留去した。残渣を10%水酸化ナトリウム水溶液50
mlに溶解し、酸化銀5.32g(25.2mmol)を加えて、室温
で2時間攪拌した。不溶物を濾去し、少量の水で洗浄
後、濾液と洗液を合わせ、酢酸エチルで洗浄した。水層
を分離し、氷冷しながら2N塩酸でpH3として、析出
した固体を濾取し、水洗後風乾して、淡黄色粉末の表記
化合物を得た。3.25g(収率93.5%),融点 128−131
℃
【0131】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.76(3H,s),5.11(2H,s),6.95(2
H,d,J=8.3Hz),7.22(1H,brs),7.38(2
H,d,J=8.3Hz),7.92(1H,brs)。
δ):3.76(3H,s),5.11(2H,s),6.95(2
H,d,J=8.3Hz),7.22(1H,brs),7.38(2
H,d,J=8.3Hz),7.92(1H,brs)。
【0132】実施例4 3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピロン−6
−カルボン酸
−カルボン酸
【0133】実施例1の化合物1.31g(5.0mmol)、テト
ラヒドロフラン 6.3ml、水 3.2ml、1N水酸化ナトリウ
ム 6.3mlの混合物にニッケルパーオキシド3.90gを加
え、室温で6時間、50℃で6時間攪拌した。不溶物を濾
去し、水、テトラヒドロフランで順次洗浄した後、濾液
と洗液を合わせて約10mlまで濃縮した。濃縮液を酢酸エ
チルで洗浄後、水層を氷冷下に6N塩酸でpH2とし
た。析出した固体を濾取し、水洗した後、風乾し淡黄色
粉末の表記化合物を得た。 300mg(収率22.0%)なおさ
きの洗浄酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去すると、実施例1の化合物が回収され
た。 825mg(回収率63.0%),融点 170−175 ℃
ラヒドロフラン 6.3ml、水 3.2ml、1N水酸化ナトリウ
ム 6.3mlの混合物にニッケルパーオキシド3.90gを加
え、室温で6時間、50℃で6時間攪拌した。不溶物を濾
去し、水、テトラヒドロフランで順次洗浄した後、濾液
と洗液を合わせて約10mlまで濃縮した。濃縮液を酢酸エ
チルで洗浄後、水層を氷冷下に6N塩酸でpH2とし
た。析出した固体を濾取し、水洗した後、風乾し淡黄色
粉末の表記化合物を得た。 300mg(収率22.0%)なおさ
きの洗浄酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去すると、実施例1の化合物が回収され
た。 825mg(回収率63.0%),融点 170−175 ℃
【0134】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.77(3H,s),4.90(2H,s),6.93(1
H,s),6.96(2H,d,J=8.8Hz),7.36(2H,
d,J=8.8Hz),8.35(1H,s)。
δ):3.77(3H,s),4.90(2H,s),6.93(1
H,s),6.96(2H,d,J=8.8Hz),7.36(2H,
d,J=8.8Hz),8.35(1H,s)。
【0135】実施例5 3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピロン−6
−カルボン酸
−カルボン酸
【0136】実施例1の化合物10.0g(38.1mmol)のメ
タノール 100ml溶液に活性二酸化マンガン50.0g(575m
mol)を加えて、室温で4時間激しく攪拌した。無機物を
濾去し、メタノールで洗浄し、濾液と洗液を合わせ減圧
下に乾固した。これに2N水酸化ナトリウム24ml、メタ
ノール 200ml、水80ml及び酸化銀18.4g(79.4mmol)を
加えて、室温で24時間攪拌した。不溶物を濾去し、メタ
ノール、2N水酸化ナトリウムで洗浄し、濾液と洗液を
合わせて約80mlに濃縮した。濃縮液を酢酸エチルで洗浄
し、水層を氷冷しながら2N塩酸でpH3とし、析出し
た固体を濾取し、水洗後風乾して淡黄色粉末の表記化合
物を得た。6.54g(収率62.1%)
タノール 100ml溶液に活性二酸化マンガン50.0g(575m
mol)を加えて、室温で4時間激しく攪拌した。無機物を
濾去し、メタノールで洗浄し、濾液と洗液を合わせ減圧
下に乾固した。これに2N水酸化ナトリウム24ml、メタ
ノール 200ml、水80ml及び酸化銀18.4g(79.4mmol)を
加えて、室温で24時間攪拌した。不溶物を濾去し、メタ
ノール、2N水酸化ナトリウムで洗浄し、濾液と洗液を
合わせて約80mlに濃縮した。濃縮液を酢酸エチルで洗浄
し、水層を氷冷しながら2N塩酸でpH3とし、析出し
た固体を濾取し、水洗後風乾して淡黄色粉末の表記化合
物を得た。6.54g(収率62.1%)
【0137】スペクトルデータは実施例4の化合物のそ
れと一致した。
れと一致した。
【0138】実施例6 3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリドン−
6−カルボン酸
6−カルボン酸
【0139】実施例4の化合物 276mg(1.0mmol)と濃ア
ンモニア水2mlを封管中で90℃に2時間加熱した。放
冷、さらに氷冷後、反応液を6N塩酸にてpH2とし、
析出した固体を濾取し、水洗後風乾して褐色粉末の表記
化合物を得た。 202mg(収率73.4%)
ンモニア水2mlを封管中で90℃に2時間加熱した。放
冷、さらに氷冷後、反応液を6N塩酸にてpH2とし、
析出した固体を濾取し、水洗後風乾して褐色粉末の表記
化合物を得た。 202mg(収率73.4%)
【0140】スペクトルデータは実施例3の化合物のそ
れと一致した。
れと一致した。
【0141】実施例7 4−メトキシベンジル 3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)ピリジン−6−カルボキシレート 及び4−メトキシベンジル 1−(4−メトキシベンジ
ル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリ
ドン−6−カルボキシレート
ンジルオキシ)ピリジン−6−カルボキシレート 及び4−メトキシベンジル 1−(4−メトキシベンジ
ル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリ
ドン−6−カルボキシレート
【0142】実施例3の化合物 100mg(0.36mmol)、炭
酸カリウム 220mg(1.60mmol)、4−メトキシベンジル
クロリド0.10ml(0.80mmol)、N,N−ジメチルホルム
アミド 1.0mlの混合液を80℃で2時間攪拌した。溶媒を
留去後、残渣に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール 99:1)により分離精
製し表記化合物を得た。
酸カリウム 220mg(1.60mmol)、4−メトキシベンジル
クロリド0.10ml(0.80mmol)、N,N−ジメチルホルム
アミド 1.0mlの混合液を80℃で2時間攪拌した。溶媒を
留去後、残渣に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール 99:1)により分離精
製し表記化合物を得た。
【0143】4−メトキシベンジル 3,4−ビス(4
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−カルボキシ
レート 148mg (収率79.7%),融点 112−114 ℃(メタノール
から再結晶、無色針状晶)
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−カルボキシ
レート 148mg (収率79.7%),融点 112−114 ℃(メタノール
から再結晶、無色針状晶)
【0144】Mass(M/Z): 515(M+ )1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.79(3
H,s),3.80(3H,s),3.81(3H,s),5.14
(2H,s),5.17(2H,s),5.33(2H,s),
6.85−6.91(6H,m),7.31(2H,d,J=8.8H
z),7.34(2H,d,J=8.3Hz),7.40(2H,d,J
=8.8Hz),7.72(1H,s),8.24(1H,s)。
H,s),3.80(3H,s),3.81(3H,s),5.14
(2H,s),5.17(2H,s),5.33(2H,s),
6.85−6.91(6H,m),7.31(2H,d,J=8.8H
z),7.34(2H,d,J=8.3Hz),7.40(2H,d,J
=8.8Hz),7.72(1H,s),8.24(1H,s)。
【0145】元素分析値:C30H29NO7 として 計算値 C;69.89 %,H;5.67%,N;2.72% 実測値 C;69.77 %,H;5.61%,N;2.69%
【0146】4−メトキシベンジル 1−(4−メトキ
シベンジル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−
4−ピリドン−6−カルボキシレート 32mg(収率17.2%),微黄色水アメ状物質
シベンジル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−
4−ピリドン−6−カルボキシレート 32mg(収率17.2%),微黄色水アメ状物質
【0147】Mass(M/Z): 515(M+ )1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ): 3.789(3
H,s), 3.791(3H,s),3.81(3H,s),5.
12(2H,s),5.16(4H,s),6.74−6.88(8
H,m),7.00(2H,s),7.22−7.27(4H,
m)。
H,s), 3.791(3H,s),3.81(3H,s),5.
12(2H,s),5.16(4H,s),6.74−6.88(8
H,m),7.00(2H,s),7.22−7.27(4H,
m)。
【0148】実施例8 3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン
−6−カルボン酸 ヒドラジド
−6−カルボン酸 ヒドラジド
【0149】実施例7の4−メトキシベンジル 3,4
−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−
カルボキシレート5.15g(10.0mmol)のメタノール 100
ml懸濁液にヒドラジン一水和物30.0ml(618mmol)を滴下
し、室温で40分攪拌した。反応混合物を氷水 600mlにあ
け、析出した固体を濾取し、これを塩化メチレンに溶解
し、水洗した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をジエチルエーテルでトリチ
ュレートして無色粉末の表記化合物を得た。4.01g(収
率97.9%),融点93−97℃
−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−
カルボキシレート5.15g(10.0mmol)のメタノール 100
ml懸濁液にヒドラジン一水和物30.0ml(618mmol)を滴下
し、室温で40分攪拌した。反応混合物を氷水 600mlにあ
け、析出した固体を濾取し、これを塩化メチレンに溶解
し、水洗した後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をジエチルエーテルでトリチ
ュレートして無色粉末の表記化合物を得た。4.01g(収
率97.9%),融点93−97℃
【0150】Mass(M/Z): 409(M+ )1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.80(3
H,s),3.82(3H,s),5.15(2H,s),5.19
(2H,s),6.88(2H,d,J=8.3Hz),6.92(2
H,d,J=8.3Hz),7.31(2H,d,J=8.3Hz),7.
38(2H,d,J=8.3Hz),7.78(1H,s),8.04
(1H,s),8.79(1H,s)。
H,s),3.82(3H,s),5.15(2H,s),5.19
(2H,s),6.88(2H,d,J=8.3Hz),6.92(2
H,d,J=8.3Hz),7.31(2H,d,J=8.3Hz),7.
38(2H,d,J=8.3Hz),7.78(1H,s),8.04
(1H,s),8.79(1H,s)。
【0151】実施例9 5−[3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピ
リジン−6−イル]−2−メルカプト−1,3,4−オ
キサジアゾール
リジン−6−イル]−2−メルカプト−1,3,4−オ
キサジアゾール
【0152】実施例8の化合物 320mg(0.78mmol)のエ
タノール25ml懸濁液に、水酸化カリウム65.6mg(1.17mm
ol)の水 3.2ml溶液及び二硫化炭素0.33ml(5.46mmol)
を加えて、5時間還流した。溶媒等を減圧下に留去し、
残渣に水10mlを加え、氷冷しながら、1N塩酸でpH3
とした。析出した固体を濾取し、水洗、風乾して表記化
合物を得た。 347mg(収率98.5%),融点 162−164 ℃
(アセトニトリルから再結晶、淡黄色粉末)。
タノール25ml懸濁液に、水酸化カリウム65.6mg(1.17mm
ol)の水 3.2ml溶液及び二硫化炭素0.33ml(5.46mmol)
を加えて、5時間還流した。溶媒等を減圧下に留去し、
残渣に水10mlを加え、氷冷しながら、1N塩酸でpH3
とした。析出した固体を濾取し、水洗、風乾して表記化
合物を得た。 347mg(収率98.5%),融点 162−164 ℃
(アセトニトリルから再結晶、淡黄色粉末)。
【0153】Mass(M/Z): 451(M+ )1 H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,δ): 3.748
(3H,s), 3.754(3H,s),5.22(2H,
s),5.24(2H,s),6.93−6.97(4H,m),7.
37−7.40(4H,m),7.65(1H,s),8.41(1
H,s)。
(3H,s), 3.754(3H,s),5.22(2H,
s),5.24(2H,s),6.93−6.97(4H,m),7.
37−7.40(4H,m),7.65(1H,s),8.41(1
H,s)。
【0154】元素分析値:C23H21N3 O5 Sとして 計算値 C;61.18 %,H;4.69%,N;9.31% 実測値 C;61.24 %,H;4.63%,N;9.18%
【0155】実施例10 1−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシベ
ンジルオキシ)−4−ピリドン−6−カルボン酸 ヒド
ラジド
ンジルオキシ)−4−ピリドン−6−カルボン酸 ヒド
ラジド
【0156】実施例7の4−メトキシベンジル 1−
(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシベンジ
ルオキシ)−4−ピリドン−6−カルボキシレート 145
mg(0.28mmol)のメタノール3ml溶液にヒドラジン一水
和物1ml(20.6mmol)を滴下し、室温で15分攪拌した。
反応液に水20mlを加え、塩化メチレンで抽出し、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残
渣をジエチルエーテルでトリチュレートして無色粉末の
表記化合物を得た。97mg(収率84.0%),融点: 173−
175 ℃
(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシベンジ
ルオキシ)−4−ピリドン−6−カルボキシレート 145
mg(0.28mmol)のメタノール3ml溶液にヒドラジン一水
和物1ml(20.6mmol)を滴下し、室温で15分攪拌した。
反応液に水20mlを加え、塩化メチレンで抽出し、有機層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残
渣をジエチルエーテルでトリチュレートして無色粉末の
表記化合物を得た。97mg(収率84.0%),融点: 173−
175 ℃
【0157】Mass(M/Z): 409(M+ )1 H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,δ):3.73
(3H,s),3.75(3H,s),4.95(2H,s),
5.11(2H,s),6.14(1H,s),6.85(2H,
d,J=8.8Hz),6.90(2H,d,J=8.8Hz),7.11
(2H,d,J=8.8Hz),7.29(2H,d,J=8.8H
z),7.66(1H,s)。
(3H,s),3.75(3H,s),4.95(2H,s),
5.11(2H,s),6.14(1H,s),6.85(2H,
d,J=8.8Hz),6.90(2H,d,J=8.8Hz),7.11
(2H,d,J=8.8Hz),7.29(2H,d,J=8.8H
z),7.66(1H,s)。
【0158】実施例11 2−メルカプト−5−[1−(4−メトキシベンジル)
−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリドン
−6−イル]−1,3,4−オキサジアゾール
−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリドン
−6−イル]−1,3,4−オキサジアゾール
【0159】実施例10の化合物50.0mg(0.12mmol)のエ
タノール4ml懸濁液に、水酸化カリウム10.3mg(0.18mm
ol)の水 0.5ml溶液及び二硫化炭素0.05ml(0.83mmol)
を加え、 2.5時間還流した。溶媒等を減圧下に留去し、
残渣に水を加え、氷冷下に3N塩酸でpH2とした。析
出した固体を濾取し、水洗した後、風乾して淡黄色粉末
の表記化合物を得た。50.0mg(収率90.7%),融点: 1
57−158 ℃
タノール4ml懸濁液に、水酸化カリウム10.3mg(0.18mm
ol)の水 0.5ml溶液及び二硫化炭素0.05ml(0.83mmol)
を加え、 2.5時間還流した。溶媒等を減圧下に留去し、
残渣に水を加え、氷冷下に3N塩酸でpH2とした。析
出した固体を濾取し、水洗した後、風乾して淡黄色粉末
の表記化合物を得た。50.0mg(収率90.7%),融点: 1
57−158 ℃
【0160】Mass(M/Z): 451(M+ )1 H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,δ):3.73
(3H,s),3.76(3H,s),5.01(2H,s),
5.39(2H,s),6.65(1H,s),6.85(2H,
d,J=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),6.97
(2H,d,J=8.8Hz),7.32(2H,d,J=8.8H
z),7.85(1H,s)。
(3H,s),3.76(3H,s),5.01(2H,s),
5.39(2H,s),6.65(1H,s),6.85(2H,
d,J=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),6.97
(2H,d,J=8.8Hz),7.32(2H,d,J=8.8H
z),7.85(1H,s)。
【0161】実施例12 3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)−6−ヒ
ドロキシメチルピリジン 及び6−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシベンジ
ル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリ
ドン
ドロキシメチルピリジン 及び6−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキシベンジ
ル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−4−ピリ
ドン
【0162】実施例2の化合物10.0g(38.3mmol)、炭
酸水素カリウム7.66g(76.6mmol)、N,N−ジメチル
ホルムアミド80mlの混液中へ、4−メトキシベンジルク
ロリド6.23ml(45.9mmol)を室温で加え、80℃で1時間
攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、水、酢酸エチルを入
れて振りまぜた後、不溶物(5.95g)を濾去し酢酸エチ
ルで洗浄した。濾液と洗液を合わせて有機層を分離し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン:メ
タノール 15:1)にて分離精製した。
酸水素カリウム7.66g(76.6mmol)、N,N−ジメチル
ホルムアミド80mlの混液中へ、4−メトキシベンジルク
ロリド6.23ml(45.9mmol)を室温で加え、80℃で1時間
攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、水、酢酸エチルを入
れて振りまぜた後、不溶物(5.95g)を濾去し酢酸エチ
ルで洗浄した。濾液と洗液を合わせて有機層を分離し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した後、残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化メチレン:メ
タノール 15:1)にて分離精製した。
【0163】3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキ
シ)−6−ヒドロキシメチルピリドン:6.14g(収率4
2.0%)、融点 109−110 ℃(メタノールから再結
晶)。微黄色粉末
シ)−6−ヒドロキシメチルピリドン:6.14g(収率4
2.0%)、融点 109−110 ℃(メタノールから再結
晶)。微黄色粉末
【0164】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.62(2
H,s),5.08(2H,s),5.11(2H,s),6.81
(1H,s),6.87(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2
H,d,J=8.8Hz),7.31(2H,d,J=8.8Hz),7.
34(2H,d,J=8.8Hz),8.08(1H,s)。
δ):3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.62(2
H,s),5.08(2H,s),5.11(2H,s),6.81
(1H,s),6.87(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2
H,d,J=8.8Hz),7.31(2H,d,J=8.8Hz),7.
34(2H,d,J=8.8Hz),8.08(1H,s)。
【0165】元素分析値:C22H23NO5 として 計算値 C;69.27 %,H;6.08%,N;3.67% 実測値 C;69.34 %,H;6.09%,N;3.64%
【0166】6−ヒドロキシメチル−1−(4−メトキ
シベンジル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−
4−ピリドン 先の不溶物5.95gとシリカゲルカラムにより精製して得
られた物質1.28g(収率49.5%)、融点 146−147 ℃
(アセトンから再結晶)。微黄色粉末
シベンジル)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−
4−ピリドン 先の不溶物5.95gとシリカゲルカラムにより精製して得
られた物質1.28g(収率49.5%)、融点 146−147 ℃
(アセトンから再結晶)。微黄色粉末
【0167】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.78(3H,s),3.79(3H,s),4.38(2
H,s),5.02(2H,s),5.07(2H,s),6.34
(1H,s),6.79−6.85(6H,m),6.92(1H,
s),7.22(2H,d,J=8.8Hz)。
δ):3.78(3H,s),3.79(3H,s),4.38(2
H,s),5.02(2H,s),5.07(2H,s),6.34
(1H,s),6.79−6.85(6H,m),6.92(1H,
s),7.22(2H,d,J=8.8Hz)。
【0168】元素分析値:C22H23NO5 として 計算値 C;69.27 %,H;6.08%,N;3.67% 実測値 C;69.15 %,H;6.05%,N;3.54%
【0169】実施例13 3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)−6−ホ
ルミルピリジン
ルミルピリジン
【0170】実施例12の3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)−6−ヒドロキシメチルピリジン 200mg
(0.57mmol)のメタノール4ml懸濁液に活性二酸化マン
ガン1.5 g(17.3mmol)を加え、室温で30分激しく攪拌
した。無機物を濾去し、メタノールで洗浄し、濾液と洗
液を合わせて溶媒を留去し、残渣をメタノールから再結
晶して、無色粉末の表記化合物を得た。 165mg(収率7
6.0%),融点99−100℃
ンジルオキシ)−6−ヒドロキシメチルピリジン 200mg
(0.57mmol)のメタノール4ml懸濁液に活性二酸化マン
ガン1.5 g(17.3mmol)を加え、室温で30分激しく攪拌
した。無機物を濾去し、メタノールで洗浄し、濾液と洗
液を合わせて溶媒を留去し、残渣をメタノールから再結
晶して、無色粉末の表記化合物を得た。 165mg(収率7
6.0%),融点99−100℃
【0171】Mass(M/Z): 379(M+ )1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.81(3
H,s),3.82(3H,s),5.18(2H,s),5.22
(2H,s),6.90(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2
H,d,J=8.8Hz),7.34(2H,d,J=8.8Hz),7.
37(2H,d,J=8.8Hz),7.56(1H,s),8.30
(1H,s),9.88(1H,s)。
H,s),3.82(3H,s),5.18(2H,s),5.22
(2H,s),6.90(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2
H,d,J=8.8Hz),7.34(2H,d,J=8.8Hz),7.
37(2H,d,J=8.8Hz),7.56(1H,s),8.30
(1H,s),9.88(1H,s)。
【0172】元素分析値:C22H21NO5 として 計算値 C;69.65 %,H;5.58%,N;3.69% 実測値 C;69.63 %,H;5.52%,N;3.71%
【0173】実施例14 3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)−6−シ
アノピリジン
アノピリジン
【0174】実施例13の化合物 100mg(0.26mmol)のア
セトニトリル 2.0ml溶液へ、あらかじめヒドロキシアミ
ン−O−スルホン酸44.8mg(0.40mmol)の水 0.1ml溶液
を氷冷下に20%水酸化カリウム水溶液で中和した溶液を
室温で加え、30分攪拌した。反応液を氷冷し、20%水酸
化カリウム水溶液 0.5mlを加え、同温で1時間攪拌した
後、塩化メチレンで抽出し、塩化メチレン層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥、溶媒を留去して得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン)に
より精製し無色粉末の表記化合物を得た。64.0mg(収率
64%),融点114 −115 ℃(メタノールから再結晶)
セトニトリル 2.0ml溶液へ、あらかじめヒドロキシアミ
ン−O−スルホン酸44.8mg(0.40mmol)の水 0.1ml溶液
を氷冷下に20%水酸化カリウム水溶液で中和した溶液を
室温で加え、30分攪拌した。反応液を氷冷し、20%水酸
化カリウム水溶液 0.5mlを加え、同温で1時間攪拌した
後、塩化メチレンで抽出し、塩化メチレン層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥、溶媒を留去して得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン)に
より精製し無色粉末の表記化合物を得た。64.0mg(収率
64%),融点114 −115 ℃(メタノールから再結晶)
【0175】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.81(3H,s),3.83(3H,s),5.14(2
H,s),5.18(2H,s),6.89(2H,d,J=8.
8Hz),6.93(2H,d,J=8.8Hz),7.19(1H,
s),7.32(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,
J=8.8Hz),8.21(1H,s)。
δ):3.81(3H,s),3.83(3H,s),5.14(2
H,s),5.18(2H,s),6.89(2H,d,J=8.
8Hz),6.93(2H,d,J=8.8Hz),7.19(1H,
s),7.32(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,
J=8.8Hz),8.21(1H,s)。
【0176】元素分析値:C22H20N2 O4 として 計算値 C;70.20 %,H;5.36%,N;7.44% 実測値 C;70.26 %,H;5.26%,N;7.47%
【0177】実施例15 5−[3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピ
リジン−6−イル]−2−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール
リジン−6−イル]−2−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール
【0178】実施例14の化合物1.10g(2.92mmol)をメ
タノール30mlに懸濁し、室温でヒドラジン一水和物 4.7
ml(93.8mmol)を加え、2日間攪拌した。反応液を半量
に濃縮し、塩化メチレン50ml、水50mlを加えて振とう
し、塩化メチレン層を分離して無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後溶媒を留去した。残渣をエタノール15mlに懸
濁し、二硫化炭素 0.4ml(6.66mmol)を加えて室温で5
時間攪拌した後、析出していた固体を濾取し、少量のエ
タノールで洗浄し、風乾して淡黄色粉末の表記化合物を
得た。0.89g(収率65.0%),融点 191−193 ℃
タノール30mlに懸濁し、室温でヒドラジン一水和物 4.7
ml(93.8mmol)を加え、2日間攪拌した。反応液を半量
に濃縮し、塩化メチレン50ml、水50mlを加えて振とう
し、塩化メチレン層を分離して無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後溶媒を留去した。残渣をエタノール15mlに懸
濁し、二硫化炭素 0.4ml(6.66mmol)を加えて室温で5
時間攪拌した後、析出していた固体を濾取し、少量のエ
タノールで洗浄し、風乾して淡黄色粉末の表記化合物を
得た。0.89g(収率65.0%),融点 191−193 ℃
【0179】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ): 3.746(3H,s), 3.754(3H,s),5.18
(2H,s),5.24(2H,s),6.93−6.97(4H,
m),7.36−7.40(4H,m),7.64(1H,s),8.
32(1H,s)。
δ): 3.746(3H,s), 3.754(3H,s),5.18
(2H,s),5.24(2H,s),6.93−6.97(4H,
m),7.36−7.40(4H,m),7.64(1H,s),8.
32(1H,s)。
【0180】元素分析値:C23H21N3 O4 S2 として 計算値 C;59.08 %,H;4.53%,N;8.99% 実測値 C;59.32 %,H;4.53%,N;8.97%
【0181】実施例16 1−ヒドロキシ−6−ヒドロキシメチル−3−(4−メ
トキシベンジルオキシ)−4−ピリドン
トキシベンジルオキシ)−4−ピリドン
【0182】実施例1の化合物40.0g(153mmol)のピリ
ジン 600ml溶液へ、50℃にてヒドロキシルアミン塩酸塩
53.0g(763mmol)を加え、次に75℃で、 2.5時間攪拌し
た。減圧下に溶媒を留去した後、残渣に水 200mlを加
え、氷冷攪拌下、6N塩酸によりpH 2.5とした。析出
した固体を濾取し、水洗後、風乾して、表記化合物を微
黄色粉末として得た。24.0g(収率56.6%)
ジン 600ml溶液へ、50℃にてヒドロキシルアミン塩酸塩
53.0g(763mmol)を加え、次に75℃で、 2.5時間攪拌し
た。減圧下に溶媒を留去した後、残渣に水 200mlを加
え、氷冷攪拌下、6N塩酸によりpH 2.5とした。析出
した固体を濾取し、水洗後、風乾して、表記化合物を微
黄色粉末として得た。24.0g(収率56.6%)
【0183】1H−NMR(90MHz ,DMSO−d6 ,
δ):3.75(3H,s),4.45(2H,s),5.03(2
H,s),6.85(1H,s),6.93(2H,d,J=8.
8Hz),7.37(2H,d,J=8.8Hz),7.96(1H,
s)。
δ):3.75(3H,s),4.45(2H,s),5.03(2
H,s),6.85(1H,s),6.93(2H,d,J=8.
8Hz),7.37(2H,d,J=8.8Hz),7.96(1H,
s)。
【0184】実施例17 4−ジフェニルメチルオキシ−6−ヒドロキシメチル−
3−(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン 1−オ
キシド
3−(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン 1−オ
キシド
【0185】実施例16の化合物12.0g(45.2mmol)のエ
チレングリコールモノメチルエーテル 110ml懸濁液に、
トリエチルアミン9.05ml(67.9mmol)及びジフェニルジ
アゾメタン12.6g(67.9mmol)のエチレングリコールモ
ノメチルエーテル30ml溶液を加え、60℃で4時間攪拌し
た。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(塩化メチレン:メタノール 20:1)に付
し、目的物を含む分画を集め、溶媒を留去した。得られ
た残渣に塩化メチレン 130mlを加え、不溶物を濾去した
後、濾液に酢酸エチル 130mlを加えて析出した固体を濾
取、風乾し、微黄色粉末の表記化合物を得た。12.2g
(収率60.7%)
チレングリコールモノメチルエーテル 110ml懸濁液に、
トリエチルアミン9.05ml(67.9mmol)及びジフェニルジ
アゾメタン12.6g(67.9mmol)のエチレングリコールモ
ノメチルエーテル30ml溶液を加え、60℃で4時間攪拌し
た。減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(塩化メチレン:メタノール 20:1)に付
し、目的物を含む分画を集め、溶媒を留去した。得られ
た残渣に塩化メチレン 130mlを加え、不溶物を濾去した
後、濾液に酢酸エチル 130mlを加えて析出した固体を濾
取、風乾し、微黄色粉末の表記化合物を得た。12.2g
(収率60.7%)
【0186】1H−NMR(90MHz ,DMSO−d6 ,
δ):3.76(3H,s),4.39(2H,d,J=5.3H
z),5.15(2H,s),5.49(1H,t,J=5.3Hz),
6.63(1H,s),6.96(2H,d,J=8.8Hz),7.09
(1H,s),7.27−7.44(12H,m),8.13(1H,
s)。
δ):3.76(3H,s),4.39(2H,d,J=5.3H
z),5.15(2H,s),5.49(1H,t,J=5.3Hz),
6.63(1H,s),6.96(2H,d,J=8.8Hz),7.09
(1H,s),7.27−7.44(12H,m),8.13(1H,
s)。
【0187】実施例18 4−ジフェニルメチルオキシ−6−ホルミル−3−(4
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド
【0188】実施例17の化合物3.32g(7.49mmol)のア
セトニトリル 200ml懸濁液へ50℃にて活性二酸化マンガ
ン17.0g(196mmol)を加え、同温で 1.5時間激しく攪拌
した。不溶物を濾去し、アセトニトリルで洗浄後、濾液
と洗液を合わせて溶媒を留去し、黄色粉末として表記化
合物を得た。3.12g(収率94.4%),融点 165−170℃
セトニトリル 200ml懸濁液へ50℃にて活性二酸化マンガ
ン17.0g(196mmol)を加え、同温で 1.5時間激しく攪拌
した。不溶物を濾去し、アセトニトリルで洗浄後、濾液
と洗液を合わせて溶媒を留去し、黄色粉末として表記化
合物を得た。3.12g(収率94.4%),融点 165−170℃
【0189】1H−NMR(90MHz ,CDCl3 ,
δ):3.83(3H,s),5.14(2H,s),6.31(1
H,s),6.92(2H,d,J=8.4Hz),7.21−7.34
(13H,m),7.87(1H,s), 10.40(1H,
s)。
δ):3.83(3H,s),5.14(2H,s),6.31(1
H,s),6.92(2H,d,J=8.4Hz),7.21−7.34
(13H,m),7.87(1H,s), 10.40(1H,
s)。
【0190】実施例19 4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−メトキシベン
ジルオキシ)−6−ピリジンカルボン酸 1−オキシド
ジルオキシ)−6−ピリジンカルボン酸 1−オキシド
【0191】実施例18の化合物2.25g(5.10mmol)をア
セトニトリル70mlに懸濁し、酸化銀2.36g(10.2mmo
l)、2N水酸化ナトリウム 5.0mlを加え、室温で1時
間攪拌した。不溶物を濾去し、アセトニトリル及び少量
の2N水酸化ナトリウムで洗浄した後、濾液と洗液を合
わせて10mlに濃縮した。この液を氷冷下に6N塩酸によ
りpH2とした後、塩化メチレンで抽出し、抽出層を無
水Na2 SO4 で乾燥後、溶媒を留去して白色粉末の表
記化合物を得た。2.30g(収率98.6%)
セトニトリル70mlに懸濁し、酸化銀2.36g(10.2mmo
l)、2N水酸化ナトリウム 5.0mlを加え、室温で1時
間攪拌した。不溶物を濾去し、アセトニトリル及び少量
の2N水酸化ナトリウムで洗浄した後、濾液と洗液を合
わせて10mlに濃縮した。この液を氷冷下に6N塩酸によ
りpH2とした後、塩化メチレンで抽出し、抽出層を無
水Na2 SO4 で乾燥後、溶媒を留去して白色粉末の表
記化合物を得た。2.30g(収率98.6%)
【0192】1H−NMR(90MHz ,CDCl3 ,
δ):3.83(3H,s),5.18(2H,s),6.44(1
H,s),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.25−7.38
(12H,m),7.79(1H,s),7.90(1H,s)。
δ):3.83(3H,s),5.18(2H,s),6.44(1
H,s),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.25−7.38
(12H,m),7.79(1H,s),7.90(1H,s)。
【0193】実施例20 4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−メトキシベン
ジルオキシ)−6−メトキシカルボニルピリジン 1−
オキシド
ジルオキシ)−6−メトキシカルボニルピリジン 1−
オキシド
【0194】実施例19の化合物3.50g(7.65mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド30ml溶液に、炭酸カリウ
ム1.59g(11.48mmol)、ヨウ化メチル0.71ml(11.48mmo
l)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に留
去した後、残渣に酢酸エチル及び水を加え振りまぜ、不
溶物を濾去した後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥、溶媒を留去し、微黄色固体として表記化合物
を得た。2.00g(収率55.4%),融点 133−134 ℃
N,N−ジメチルホルムアミド30ml溶液に、炭酸カリウ
ム1.59g(11.48mmol)、ヨウ化メチル0.71ml(11.48mmo
l)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に留
去した後、残渣に酢酸エチル及び水を加え振りまぜ、不
溶物を濾去した後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥、溶媒を留去し、微黄色固体として表記化合物
を得た。2.00g(収率55.4%),融点 133−134 ℃
【0195】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.83(3H,s),3.91(3H,s),5.09(2
H,s),6.28(1H,s),6.91(2H,d,J=8.
8Hz),7.14(1H,s),7.30−7.40(12H,m),7.
95(1H,s)。
δ):3.83(3H,s),3.91(3H,s),5.09(2
H,s),6.28(1H,s),6.91(2H,d,J=8.
8Hz),7.14(1H,s),7.30−7.40(12H,m),7.
95(1H,s)。
【0196】元素分析値:C28H25NO6 として 計算値 C;71.32 %,H;5.35%,N;2.97% 実測値 C;71.12 %,H;5.28%,N;2.90%
【0197】実施例21 4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−メトキシベン
ジルオキシ)−6−ピリジンカルボン酸 ヒドラジド
1−オキシド
ジルオキシ)−6−ピリジンカルボン酸 ヒドラジド
1−オキシド
【0198】実施例20の化合物92mg(0.195mmol)のメタ
ノール2ml溶液にヒドラジン一水和物0.29ml(5.85mmo
l)を加え、室温で5分攪拌した。析出固体を濾取し、
メタノールで洗浄後、風乾し、表記化合物を白色粉末と
して得た。77mg(収率83.7%),融点 186−188 ℃(分
解)
ノール2ml溶液にヒドラジン一水和物0.29ml(5.85mmo
l)を加え、室温で5分攪拌した。析出固体を濾取し、
メタノールで洗浄後、風乾し、表記化合物を白色粉末と
して得た。77mg(収率83.7%),融点 186−188 ℃(分
解)
【0199】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.83(3H,s),5.12(2H,s),6.42(1
H,s),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.27−7.45
(12H,m),7.80(1H,s),7.89(1H,s),
12.18(1H,brs)。
δ):3.83(3H,s),5.12(2H,s),6.42(1
H,s),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.27−7.45
(12H,m),7.80(1H,s),7.89(1H,s),
12.18(1H,brs)。
【0200】実施例22 5−[4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−メトキ
シベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド−6−イ
ル]−2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾール
シベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド−6−イ
ル]−2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾール
【0201】実施例21の化合物1.00g(2.12mmol)をエ
タノール 100mlに懸濁し、氷冷下水酸化カリウム 0.179
g(3.18mmol)のエタノール20ml溶液、次いで、二硫化
炭素0.90ml(14.9mmol)を加えて 1.5時間室温で攪拌し
た後、3時間還流した。溶媒等を減圧下に留去し、残渣
に氷水を加え1N塩酸でpH3として、析出した固体を
濾取水洗後風乾し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール 9:1)により精製
し、微黄色カラメル状の表記化合物を得た。0.32g(収
率29.4%)
タノール 100mlに懸濁し、氷冷下水酸化カリウム 0.179
g(3.18mmol)のエタノール20ml溶液、次いで、二硫化
炭素0.90ml(14.9mmol)を加えて 1.5時間室温で攪拌し
た後、3時間還流した。溶媒等を減圧下に留去し、残渣
に氷水を加え1N塩酸でpH3として、析出した固体を
濾取水洗後風乾し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール 9:1)により精製
し、微黄色カラメル状の表記化合物を得た。0.32g(収
率29.4%)
【0202】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.83(3H,s),5.19(2H,s),6.45(1
H,s),6.94(2H,d,J=8.3Hz),7.23−7.52
(12H,m),7.80(1H,s),7.92(1H,s)。
δ):3.83(3H,s),5.19(2H,s),6.45(1
H,s),6.94(2H,d,J=8.3Hz),7.23−7.52
(12H,m),7.80(1H,s),7.92(1H,s)。
【0203】実施例23 6−シアノ−4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−
メトキシベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド
メトキシベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド
【0204】実施例18の化合物1.44g(3.26mmol)のア
セトニトリル30ml溶液へ、氷冷攪拌下、ヒドロキシアミ
ン−O−スルホン酸0.41g(3.59mmol)の水6ml溶液を
加え、30分攪拌した。この反応液に氷冷下10%水酸化カ
リウム水溶液26mlを加え、30分攪拌した後、アセトニト
リル層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、この酢
酸エチル層と、さきのアセトニトリル層とを合わせて飽
和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化
メチレン:メタノール 30:1)にて精製し、表記化合
物を得た。1.16g(収率81.2%),白色針状晶(アセト
ニトリルから),融点 177−179 ℃(分解)
セトニトリル30ml溶液へ、氷冷攪拌下、ヒドロキシアミ
ン−O−スルホン酸0.41g(3.59mmol)の水6ml溶液を
加え、30分攪拌した。この反応液に氷冷下10%水酸化カ
リウム水溶液26mlを加え、30分攪拌した後、アセトニト
リル層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、この酢
酸エチル層と、さきのアセトニトリル層とを合わせて飽
和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(塩化
メチレン:メタノール 30:1)にて精製し、表記化合
物を得た。1.16g(収率81.2%),白色針状晶(アセト
ニトリルから),融点 177−179 ℃(分解)
【0205】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.83(3H,s),5.12(2H,s),6.22(1
H,s),6.91(1H,s),6.92(2H,d,J=8.
3Hz),7.31−7.37(12H,m),7.97(1H,s)。
δ):3.83(3H,s),5.12(2H,s),6.22(1
H,s),6.91(1H,s),6.92(2H,d,J=8.
3Hz),7.31−7.37(12H,m),7.97(1H,s)。
【0206】元素分析値:C27H22N2 O4 として 計算値 C;73.95 %,H;5.06%,N;6.39% 実測値 C;73.95 %,H;5.00%,N;6.48%
【0207】実施例24 4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−メトキシベン
ジルオキシ)−6−ピリジンカルボキシイミド酸 エチ
ルエステル 1−オキシド
ジルオキシ)−6−ピリジンカルボキシイミド酸 エチ
ルエステル 1−オキシド
【0208】実施例23の化合物1.16g(2.65mmol)の無
水エタノール14ml懸濁液に、室温にて、金属ナトリウム
6mg(0.27mg atom)の無水エタノール6ml溶液を加え、
3時間攪拌した。反応液を減圧下に乾固し、残渣に水、
塩化メチレンを加え、塩化メチレン層を分離、飽和食塩
水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去して、表記化合物を得た。1.28g(収率 100%),
白色絹糸状晶(エタノールから再結晶),融点 150−15
2 ℃
水エタノール14ml懸濁液に、室温にて、金属ナトリウム
6mg(0.27mg atom)の無水エタノール6ml溶液を加え、
3時間攪拌した。反応液を減圧下に乾固し、残渣に水、
塩化メチレンを加え、塩化メチレン層を分離、飽和食塩
水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を
留去して、表記化合物を得た。1.28g(収率 100%),
白色絹糸状晶(エタノールから再結晶),融点 150−15
2 ℃
【0209】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.33(3H,t,J=7.3Hz),3.83(3H,
s),4.24(2H,q,J=7.3Hz),5.11(2H,
s),6.28(1H,s),6.92(2H,d,J=8.3H
z),7.29−7.44(13H,m),7.94(1H,s), 11.
32(1H,s)。
δ):1.33(3H,t,J=7.3Hz),3.83(3H,
s),4.24(2H,q,J=7.3Hz),5.11(2H,
s),6.28(1H,s),6.92(2H,d,J=8.3H
z),7.29−7.44(13H,m),7.94(1H,s), 11.
32(1H,s)。
【0210】元素分析値:C29H28N2 O5 ・ 1/4H2
Oとして 計算値 C;71.22 %,H;5.87%,N;5.73% 実測値 C;71.35 %,H;5.75%,N;5.72%
Oとして 計算値 C;71.22 %,H;5.87%,N;5.73% 実測値 C;71.35 %,H;5.75%,N;5.72%
【0211】実施例25 5−[4−ジフェニルメチルオキシ−3−(4−メトキ
シベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド−6−イ
ル]−2−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール
シベンジルオキシ)ピリジン 1−オキシド−6−イ
ル]−2−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール
【0212】実施例24の化合物1.28g(2.64mmol)のエ
タノール80ml懸濁液に、室温で、ヒドラジン一水和物0.
26g(5.28mmol)を加え、9時間攪拌した。15時間放置
後、溶媒を減圧下に留去し、残渣に水、塩化メチレンを
加え、よく振りまぜ、塩化メチレン層を分離、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。この残渣にエタ
ノール50ml、二硫化炭素 1.1ml(18.48mmol)を加え、室
温で4時間攪拌した。溶媒等を減圧下に留去し、残渣を
塩化メチレンでトリチュレートし、微黄色粉末の表記化
合物を得た。1.20g(収率85.8%),融点 175−177 ℃
(分解)
タノール80ml懸濁液に、室温で、ヒドラジン一水和物0.
26g(5.28mmol)を加え、9時間攪拌した。15時間放置
後、溶媒を減圧下に留去し、残渣に水、塩化メチレンを
加え、よく振りまぜ、塩化メチレン層を分離、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。この残渣にエタ
ノール50ml、二硫化炭素 1.1ml(18.48mmol)を加え、室
温で4時間攪拌した。溶媒等を減圧下に留去し、残渣を
塩化メチレンでトリチュレートし、微黄色粉末の表記化
合物を得た。1.20g(収率85.8%),融点 175−177 ℃
(分解)
【0213】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.78(3H,s),5.28(2H,s),6.89(1
H,s),7.00(2H,d,J=8.3Hz),7.27−7.50
(12H,m),7.65(1H,s),8.42(1H,s)。
δ):3.78(3H,s),5.28(2H,s),6.89(1
H,s),7.00(2H,d,J=8.3Hz),7.27−7.50
(12H,m),7.65(1H,s),8.42(1H,s)。
【0214】元素分析値:C28H23N3 O4 S2 として 計算値 C;63.49 %,H;4.38%,N;7.94% 実測値 C;63.58 %,H;4.44%,N;8.04%
【0215】実施例26 メチル クロロアセテート N−(2−(4,5−ビス
(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン)カルボニ
ル)ヒドラゾン
(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン)カルボニ
ル)ヒドラゾン
【0216】実施例8の化合物(3.47g,8.48mmol)及
びメチル クロロアセトイミデート塩酸塩(1.46g,1
0.2mmol)(特開昭54-63027号公報)の乾燥メタノール5
0ml懸濁液を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に留
去し、残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を分
取、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(塩化メチレン:メタノール 50:1)にて精製し、白
色無定形物質として表記化合物を得た。3.48g(収率8
2.1%)
びメチル クロロアセトイミデート塩酸塩(1.46g,1
0.2mmol)(特開昭54-63027号公報)の乾燥メタノール5
0ml懸濁液を室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧下に留
去し、残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を分
取、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(塩化メチレン:メタノール 50:1)にて精製し、白
色無定形物質として表記化合物を得た。3.48g(収率8
2.1%)
【0217】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.11(3
H,s),4.39(2H,s),5.16(2H,s),5.19
(2H,s),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2
H,d,J=8.3Hz),7.31(2H,d,J=8.8Hz),7.
38(2H,d,J=8.3Hz),7.70(1H,s),8.06
(1H,s), 10.90(1H,s)。
δ):3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.11(3
H,s),4.39(2H,s),5.16(2H,s),5.19
(2H,s),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2
H,d,J=8.3Hz),7.31(2H,d,J=8.8Hz),7.
38(2H,d,J=8.3Hz),7.70(1H,s),8.06
(1H,s), 10.90(1H,s)。
【0218】実施例27 エチル クロロアセテート N−(2−(4,5−ビス
(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン)カルボニ
ル)ヒドラゾン
(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン)カルボニ
ル)ヒドラゾン
【0219】実施例8の化合物(4.09g,10.0mmol)の
乾燥エタノール40ml懸濁液に、エチル クロロアセトイ
ミデート塩酸塩(1.74g,11.0mmol)(J. Med. Chem.,
29,2280(1986))を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒
を減圧下に留去し、残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸
エチル層を分取、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(塩化メチレン:メタノール 50:1)に
て精製し、白色無定形物質として表記化合物を得た。4.
92g(収率95.7%)
乾燥エタノール40ml懸濁液に、エチル クロロアセトイ
ミデート塩酸塩(1.74g,11.0mmol)(J. Med. Chem.,
29,2280(1986))を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒
を減圧下に留去し、残渣に水、酢酸エチルを加え、酢酸
エチル層を分取、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(塩化メチレン:メタノール 50:1)に
て精製し、白色無定形物質として表記化合物を得た。4.
92g(収率95.7%)
【0220】SIMS (Positive, M/Z): 514(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):1.48(3
H,t,J=6.8Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,
s),4.37(2H,s),4.40(2H,q,J=6.8H
z),5.16(2H,s),5.19(2H,s),6.88(2
H,d,J=8.3Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.
31(2H,d,J=8.3Hz),7.38(2H,d,J=8.8H
z),7.90(1H,s),8.08(1H,s), 10.93(1
H,s)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):1.48(3
H,t,J=6.8Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,
s),4.37(2H,s),4.40(2H,q,J=6.8H
z),5.16(2H,s),5.19(2H,s),6.88(2
H,d,J=8.3Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.
31(2H,d,J=8.3Hz),7.38(2H,d,J=8.8H
z),7.90(1H,s),8.08(1H,s), 10.93(1
H,s)。
【0221】実施例28 5−クロロメチル−2−(3,4−ビス(4−メトキシ
ベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オ
キサジアゾール
ベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オ
キサジアゾール
【0222】実施例26の化合物(50.0mg,0.10mmol)の
トルエン懸濁液をディーンスタークトラップ(モレキュ
ラーシーブス4Aを充填)装置を用いて、6時間還流し
た。溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 9
9:1)により精製し、白色粉末の表記化合物を得た。2
9.5mg(収率63.0%),融点 160−161 ℃
トルエン懸濁液をディーンスタークトラップ(モレキュ
ラーシーブス4Aを充填)装置を用いて、6時間還流し
た。溶媒を減圧下に留去した後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 9
9:1)により精製し、白色粉末の表記化合物を得た。2
9.5mg(収率63.0%),融点 160−161 ℃
【0223】SIMS (Positive, M/Z): 468(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.80(3
H,s),3.82(3H,s),4.76(2H,s),5.20
(2H,s),5.21(2H,s),6.89(2H,d,J
=8.8Hz),6.93(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,
d,J=8.8Hz),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.85
(1H,s),8.28(1H,s)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.80(3
H,s),3.82(3H,s),4.76(2H,s),5.20
(2H,s),5.21(2H,s),6.89(2H,d,J
=8.8Hz),6.93(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,
d,J=8.8Hz),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.85
(1H,s),8.28(1H,s)。
【0224】元素分析値:C24H22N3 O5 Clとして 計算値 C;61.60 %,H;4.74%,N;8.98% 実測値 C;61.56 %,H;4.84%,N;8.78%
【0225】実施例29 N−(2−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキ
シ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾー
ル−5−イル)メトキシフタルイミド
シ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾー
ル−5−イル)メトキシフタルイミド
【0226】N−ヒドロキシフタルイミド(395mg,2.42
mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液へ、ト
リエチルアミン(0.37ml,2.64mmol)及び、実施例28の
化合物(1030mg,2.20mmol)のN,N−ジメチルホルム
アミド20mlの懸濁液を加え、室温で3時間攪拌した。溶
媒を減圧下に留去し、残渣に塩化メチレンを加え、水、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄
した後、塩化メチレン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(塩化メチレン:メタノール 99:1)にて
精製し、白色粉末の表記化合物を得た。 1.182mg(収率
92.8%)
mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液へ、ト
リエチルアミン(0.37ml,2.64mmol)及び、実施例28の
化合物(1030mg,2.20mmol)のN,N−ジメチルホルム
アミド20mlの懸濁液を加え、室温で3時間攪拌した。溶
媒を減圧下に留去し、残渣に塩化メチレンを加え、水、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄
した後、塩化メチレン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(塩化メチレン:メタノール 99:1)にて
精製し、白色粉末の表記化合物を得た。 1.182mg(収率
92.8%)
【0227】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.81(3H,s),3.82(3H,s),5.20(2
H,s),5.21(2H,s),5.40(2H,s),6.89
(2H,d),6.93(2H,d),7.34(2H,d),
7.40(2H,d),7.72−7.74(2H,m),7.78−7.
79(2H,m),7.88(1H,s),8.30(1H,
s)。
δ):3.81(3H,s),3.82(3H,s),5.20(2
H,s),5.21(2H,s),5.40(2H,s),6.89
(2H,d),6.93(2H,d),7.34(2H,d),
7.40(2H,d),7.72−7.74(2H,m),7.78−7.
79(2H,m),7.88(1H,s),8.30(1H,
s)。
【0228】実施例30 5−アミノオキシメチル−2−(3,4−ビス(4−メ
トキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,
4−オキサジアゾール
トキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,
4−オキサジアゾール
【0229】実施例29の化合物(1.182mg,2.04mmol)、
塩化メチレン60ml、エタノール20mlの混合液にヒドラジ
ン一水和物(0.117ml,2.25mmol)を加え、室温で5時間
攪拌した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣を塩化メチ
レンでトリチュレートし、不溶物を濾去後、濾液の溶媒
を留去し、無色水アメ状物質として表記化合物を得た。
949mg(収率 100%)
塩化メチレン60ml、エタノール20mlの混合液にヒドラジ
ン一水和物(0.117ml,2.25mmol)を加え、室温で5時間
攪拌した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣を塩化メチ
レンでトリチュレートし、不溶物を濾去後、濾液の溶媒
を留去し、無色水アメ状物質として表記化合物を得た。
949mg(収率 100%)
【0230】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.95(2
H,s),5.19(2H,s),5.21(2H,s),5.82
(2H,brs),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.93
(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,J=8.8H
z),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.86(1H,s),
8.27(1H,s)。
δ):3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.95(2
H,s),5.19(2H,s),5.21(2H,s),5.82
(2H,brs),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.93
(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,J=8.8H
z),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.86(1H,s),
8.27(1H,s)。
【0231】実施例31 (Z)−2−(2−(3,4−ビス(4−メトキシベン
ジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサ
ジアゾール−5−イル)メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
ジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサ
ジアゾール−5−イル)メトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
【0232】実施例30の化合物(2.86g,6.16mmol)の
メタノール50ml懸濁液に、2−(2−トリチルアミノチ
アゾール−4−イル)グリオキシル酸(2.55g,6.16mm
ol)のメタノール 120ml懸濁液を加え、室温で4時間攪
拌した。析出していた固体を濾取し、少量のメタノール
で洗浄後、風乾して、黄白色粉末として表記化合物を得
た。3.70g(収率69.8%)
メタノール50ml懸濁液に、2−(2−トリチルアミノチ
アゾール−4−イル)グリオキシル酸(2.55g,6.16mm
ol)のメタノール 120ml懸濁液を加え、室温で4時間攪
拌した。析出していた固体を濾取し、少量のメタノール
で洗浄後、風乾して、黄白色粉末として表記化合物を得
た。3.70g(収率69.8%)
【0233】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.74(6H,s),5.21(2H,s),5.23(2
H,s),5.26(2H,s),6.66(1H,s),6.94
(2H,d,J=8.8Hz),6.95(2H,d,J=8.3H
z),7.19−7.41(19H,m),7.86(1H,s),8.43
(1H,s),8.72(1H,s)。
δ):3.74(6H,s),5.21(2H,s),5.23(2
H,s),5.26(2H,s),6.66(1H,s),6.94
(2H,d,J=8.8Hz),6.95(2H,d,J=8.3H
z),7.19−7.41(19H,m),7.86(1H,s),8.43
(1H,s),8.72(1H,s)。
【0234】実施例32 N−(2−(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジ
ルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオエトキシ)フタルイミド
ルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオエトキシ)フタルイミド
【0235】実施例9の化合物(30.0g,66.4mmol)及
びN−(2−ブロモエトキシ)フタルイミド(17.9g,
66.4mmol)(J. Med. Chem.,7, 329(1964) のN,N−
ジメチルホルムアミド 480ml溶液に、トリエチルアミン
(11.1ml,79.7mmol)を加え、50℃で1時間加温した。
溶媒を減圧下に留去後、残渣に塩化メチレン及び水を加
えて振りまぜ、塩化メチレン屑を分取し、水及び飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留
去した。残渣をアセトニトリルから再結晶し、白色粉末
状の表記化合物を得た。30.0g(収率70.7%)
びN−(2−ブロモエトキシ)フタルイミド(17.9g,
66.4mmol)(J. Med. Chem.,7, 329(1964) のN,N−
ジメチルホルムアミド 480ml溶液に、トリエチルアミン
(11.1ml,79.7mmol)を加え、50℃で1時間加温した。
溶媒を減圧下に留去後、残渣に塩化メチレン及び水を加
えて振りまぜ、塩化メチレン屑を分取し、水及び飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留
去した。残渣をアセトニトリルから再結晶し、白色粉末
状の表記化合物を得た。30.0g(収率70.7%)
【0236】一方、再結晶母液の溶媒を留去後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:
酢酸エチル 9:1)で精製することにより、白色粉末
状の表記化合物を得た。 4.0g(収率 9.4%),融点 1
36−137 ℃
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:
酢酸エチル 9:1)で精製することにより、白色粉末
状の表記化合物を得た。 4.0g(収率 9.4%),融点 1
36−137 ℃
【0237】SIMS (Positive, M/Z): 641(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.69(2
H,t,J=6.4Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,
s),4.60(2H,t,J=6.4Hz),5.18(2H,
s),5.20(2H,s),6.88(2H,d,J=8.3H
z),6.92(2H,d,J=8.3Hz),7.33(2H,d,J
=8.3Hz),7.38(2H,d,J=8.3Hz),7.75(1H,
s),7.77(2H,dd,J=2.9, 5.4Hz),7.85(2
H,dd,J=2.9, 5.4Hz),8.23(1H,s)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.69(2
H,t,J=6.4Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,
s),4.60(2H,t,J=6.4Hz),5.18(2H,
s),5.20(2H,s),6.88(2H,d,J=8.3H
z),6.92(2H,d,J=8.3Hz),7.33(2H,d,J
=8.3Hz),7.38(2H,d,J=8.3Hz),7.75(1H,
s),7.77(2H,dd,J=2.9, 5.4Hz),7.85(2
H,dd,J=2.9, 5.4Hz),8.23(1H,s)。
【0238】元素分析値:C33H28N4 O8 Sとして 計算値 C;61.86 %,H;4.41%,N;8.75% 実測値 C;61.94 %,H;4.45%,N;8.80%
【0239】実施例33 2−(2−アミノオキシ)エチルチオ−5−(3,4−
ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール
ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール
【0240】実施例32の化合物(25.3g,39.5mmol)、
塩化メチレン 300ml、エタノール200ml の混合液中へ、
ヒドラジン一水和物(2.01ml,41.4mmol)のエタノール
100ml 溶液を加え、室温で 1.5時間攪拌した。溶媒を減
圧下に留去後、塩化メチレン 300mlを加えてトリチュレ
ートし、不溶物を濾去した後、濾液を減圧下に乾固し
た。油状の残渣にメタノール 200mlを加えトリチュレー
トして析出した白色固体を濾取し、少量のメタノールで
洗浄後、風乾して、白色粉末状の表記化合物を得た。1
9.0g(収率94.3%)
塩化メチレン 300ml、エタノール200ml の混合液中へ、
ヒドラジン一水和物(2.01ml,41.4mmol)のエタノール
100ml 溶液を加え、室温で 1.5時間攪拌した。溶媒を減
圧下に留去後、塩化メチレン 300mlを加えてトリチュレ
ートし、不溶物を濾去した後、濾液を減圧下に乾固し
た。油状の残渣にメタノール 200mlを加えトリチュレー
トして析出した白色固体を濾取し、少量のメタノールで
洗浄後、風乾して、白色粉末状の表記化合物を得た。1
9.0g(収率94.3%)
【0241】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.57(2H,t,J=5.4Hz),3.80(3H,
s),3.81(3H,s),4.03(2H,t,J=5.4H
z),5.18(2H,s),5.20(2H,s),5.61(2
H,brs),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2
H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,J=8.8Hz),7.
38(2H,d,J=8.8Hz),7.77(1H,s),8.24
(1H,s)。
δ):3.57(2H,t,J=5.4Hz),3.80(3H,
s),3.81(3H,s),4.03(2H,t,J=5.4H
z),5.18(2H,s),5.20(2H,s),5.61(2
H,brs),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2
H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,J=8.8Hz),7.
38(2H,d,J=8.8Hz),7.77(1H,s),8.24
(1H,s)。
【0242】実施例34 (Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メトキ
シベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
シベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ−
2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
【0243】実施例33の化合物(5.81g,11.4mmol)の
メタノール懸濁液に、2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)グリオキシル酸(4.72g,11.4mmol)
を加え、室温で2時間攪拌した。析出していた固体を濾
取し、少量のメタノールで洗浄後、風乾し、黄白色粉末
の表記化合物を得た。9.90g(収率95.9%)
メタノール懸濁液に、2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)グリオキシル酸(4.72g,11.4mmol)
を加え、室温で2時間攪拌した。析出していた固体を濾
取し、少量のメタノールで洗浄後、風乾し、黄白色粉末
の表記化合物を得た。9.90g(収率95.9%)
【0244】1H−NMR(400MHz,DOSO−d6 ,
δ):3.51(2H,t,J=5.9Hz),3.746 (3H,
s), 3.751(3H,s),4.23(2H,t,J=5.9H
z),5.21(2H,s),5.25(2H,s),6.61(1
H,s),6.94(2H,d,J=9.8Hz),6.96(2H,
d,J=8.8Hz),7.21−7.41(19H,m),7.80(1
H,s),8.43(1H,s),8.62(1H,s)。
δ):3.51(2H,t,J=5.9Hz),3.746 (3H,
s), 3.751(3H,s),4.23(2H,t,J=5.9H
z),5.21(2H,s),5.25(2H,s),6.61(1
H,s),6.94(2H,d,J=9.8Hz),6.96(2H,
d,J=8.8Hz),7.21−7.41(19H,m),7.80(1
H,s),8.43(1H,s),8.62(1H,s)。
【0245】実施例35 2−(2−ブロモエチル)チオ−5−(3,4−ビス
(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)
1,3,4−オキサジアゾール
(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)
1,3,4−オキサジアゾール
【0246】1,2−ジブロモエタン(18.8g,100mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド300ml 溶液に、実施
例9の化合物(4.51g,10.0mmol)及びトリエチルアミ
ン(2.77ml,20.0mmol)を加え、室温で2時間攪拌し
た。溶媒を減圧下に留去し、残渣に塩化メチレンを加
え、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール 99:1)により精製
し、表記化合物を白色無定形物質として得た。3.19g
(収率57.2%)
l)のN,N−ジメチルホルムアミド300ml 溶液に、実施
例9の化合物(4.51g,10.0mmol)及びトリエチルアミ
ン(2.77ml,20.0mmol)を加え、室温で2時間攪拌し
た。溶媒を減圧下に留去し、残渣に塩化メチレンを加
え、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒
を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール 99:1)により精製
し、表記化合物を白色無定形物質として得た。3.19g
(収率57.2%)
【0247】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.68−3.81(4H,m),3.80(3H,s),3.
82(3H,s),5.19(2H,s),5.21(2H,
s),6.88(2H,d,J=8.3Hz),6.93(2H,d,
J=8.3Hz),7.33(2H,d,J=8.3Hz),7.39(2
H,d,J=8.3Hz),7.77(1H,s),8.24(1H,
s)。
δ):3.68−3.81(4H,m),3.80(3H,s),3.
82(3H,s),5.19(2H,s),5.21(2H,
s),6.88(2H,d,J=8.3Hz),6.93(2H,d,
J=8.3Hz),7.33(2H,d,J=8.3Hz),7.39(2
H,d,J=8.3Hz),7.77(1H,s),8.24(1H,
s)。
【0248】実施例36 エチル (Z)−2−(2−ブロモエトキシ)イミノ−
2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセ
テート
2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセ
テート
【0249】1,2−ジブロモエタン(9.39g,50.0mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド50ml溶液へ、エチ
ル (Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−トリチ
ルアミノチアゾール−4−イル)アセテート(2.29g,
5.00mmol)及び炭酸カリウム(0.83g,6.00mmol)を加
え、室温で24時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去後、残
渣に塩化メチレン加え、水洗後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥して、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 199:
1)により精製し、表記化合物を微黄色無定形物質とし
て得た。0.78g(収率27.6%)
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド50ml溶液へ、エチ
ル (Z)−2−ヒドロキシイミノ−2−(2−トリチ
ルアミノチアゾール−4−イル)アセテート(2.29g,
5.00mmol)及び炭酸カリウム(0.83g,6.00mmol)を加
え、室温で24時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去後、残
渣に塩化メチレン加え、水洗後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥して、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 199:
1)により精製し、表記化合物を微黄色無定形物質とし
て得た。0.78g(収率27.6%)
【0250】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.36(3H,t,J=7.3Hz),3.56(2H,t,
J=6.8Hz),4.38(2H,q,J=7.3Hz),4.49(2
H,t,J=6.8Hz),6.51(1H,d,J=1.0Hz),6.
97(1H,s),7.27−7.34(15H,m)。
δ):1.36(3H,t,J=7.3Hz),3.56(2H,t,
J=6.8Hz),4.38(2H,q,J=7.3Hz),4.49(2
H,t,J=6.8Hz),6.51(1H,d,J=1.0Hz),6.
97(1H,s),7.27−7.34(15H,m)。
【0251】実施例37 エチル (Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセテート
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセテート
【0252】実施例36の化合物(0.53g,0.94mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液へ、実施例9の
化合物(0.43g,0.94mmol)及びトリエチルアミン(0.
16ml,1.13mmol)を加え、室温で30分、次いで50℃で1
時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣に塩化
メチレンを加え、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 99:1)
にて精製し、表記化合物を無色無定形物質として得た。
0.73g(収率83.2%)
N,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液へ、実施例9の
化合物(0.43g,0.94mmol)及びトリエチルアミン(0.
16ml,1.13mmol)を加え、室温で30分、次いで50℃で1
時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣に塩化
メチレンを加え、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 99:1)
にて精製し、表記化合物を無色無定形物質として得た。
0.73g(収率83.2%)
【0253】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.35(3H,t,J=7.3Hz),3.63(2H,t,
J=5.9Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.
37(2H,q,J=7.3Hz),4.61(2H,t,J=5.9H
z),5.18(2H,s),5.20(2H,s),6.51(1
H,d,J=1.0Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.
92(2H,d,J=8.8Hz),6.97(1H,s),7.27−
7.34(17H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.77
(2H,s),8.23(1H,s)。
δ):1.35(3H,t,J=7.3Hz),3.63(2H,t,
J=5.9Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.
37(2H,q,J=7.3Hz),4.61(2H,t,J=5.9H
z),5.18(2H,s),5.20(2H,s),6.51(1
H,d,J=1.0Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.
92(2H,d,J=8.8Hz),6.97(1H,s),7.27−
7.34(17H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.77
(2H,s),8.23(1H,s)。
【0254】実施例38 エチル (Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセテート
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセテート
【0255】実施例33の化合物(51.0mg,0.10mmol)の
エタノール1ml懸濁液にエチル 2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)グリオキシレート(44.2m
g,0.10mmol)を加え室温で3時間攪拌した後、塩化メ
チレン1mlを加えて、7日間放置した。溶媒を減圧下に
留去した後、残渣を分取用薄層シリカゲルクロマトグラ
フィー(塩化メチレン:メタノール 50:1)により分
離精製し、表記化合物を無色水アメ状物質として得た。
25.5mg(収率27.3%)
エタノール1ml懸濁液にエチル 2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)グリオキシレート(44.2m
g,0.10mmol)を加え室温で3時間攪拌した後、塩化メ
チレン1mlを加えて、7日間放置した。溶媒を減圧下に
留去した後、残渣を分取用薄層シリカゲルクロマトグラ
フィー(塩化メチレン:メタノール 50:1)により分
離精製し、表記化合物を無色水アメ状物質として得た。
25.5mg(収率27.3%)
【0256】本化合物が実施例37の化合物と同一物質で
あることを高性能薄層シリカゲルクロマトグラフィー
(塩化メチレン:メタノール 50:1)により確認し
た。
あることを高性能薄層シリカゲルクロマトグラフィー
(塩化メチレン:メタノール 50:1)により確認し
た。
【0257】実施例39 N−(3−(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジ
ルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオプロポキシ)フタルイミド
ルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオプロポキシ)フタルイミド
【0258】実施例9の化合物(3.00g,6.64mmol)及
びN−(3−ブロモプロポキシ)フタルイミド(1.89
g,6.64mmol)(J.O.C., 28, 1604(1963))を用いて、
実施例32と同様な方法で表記化合物を得た。白色粉末
3.00g(収率69.0%),融点 135−136 ℃
びN−(3−ブロモプロポキシ)フタルイミド(1.89
g,6.64mmol)(J.O.C., 28, 1604(1963))を用いて、
実施例32と同様な方法で表記化合物を得た。白色粉末
3.00g(収率69.0%),融点 135−136 ℃
【0259】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.32−2.35(2H,m),3.63(2H,t,J=
6.8Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.38
(2H,t,J=5.4Hz),5.18(2H,s),5.20(2
H,s),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2H,
d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,J=8.8Hz),7.38
(2H,d,J=8.8Hz),7.75−7.77(2H,m),7.
83−7.85(2H,m),7.77(1H,s),8.24(1
H,s)。
δ):2.32−2.35(2H,m),3.63(2H,t,J=
6.8Hz),3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.38
(2H,t,J=5.4Hz),5.18(2H,s),5.20(2
H,s),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.92(2H,
d,J=8.8Hz),7.33(2H,d,J=8.8Hz),7.38
(2H,d,J=8.8Hz),7.75−7.77(2H,m),7.
83−7.85(2H,m),7.77(1H,s),8.24(1
H,s)。
【0260】元素分析値:C34H30N4 O8 S・ 1/2H
2 Oとして 計算値 C;61.53 %,H;4.71%,N;8.44% 実測値 C;61.50 %,H;4.58%,N;8.59%
2 Oとして 計算値 C;61.53 %,H;4.71%,N;8.44% 実測値 C;61.50 %,H;4.58%,N;8.59%
【0261】実施例40 2−(3−アミノオキシプロピル)チオ−5−(3,4
−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−
イル)1,3,4−オキサジアゾール
−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−
イル)1,3,4−オキサジアゾール
【0262】実施例39の化合物(3.00g,4.58mmol)を
用いて、実施例33と同様な方法により、表記化合物を得
た。白色粉末 2.36g(収率98.2%)
用いて、実施例33と同様な方法により、表記化合物を得
た。白色粉末 2.36g(収率98.2%)
【0263】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.11−2.17(2H,m),3.37(2H,t,J=
7.3Hz),3.80(2H,t,J=7.3Hz),3.80(3H,
s),3.82(3H,s),5.18(2H,s),5.20(2
H,s),5.48(2H,brs),6.88(2H,d,J
=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,
d,J=8.8Hz),7.38(2H,d,J=8.8Hz),7.78
(1H,s),8.23(1H,s)。
δ):2.11−2.17(2H,m),3.37(2H,t,J=
7.3Hz),3.80(2H,t,J=7.3Hz),3.80(3H,
s),3.82(3H,s),5.18(2H,s),5.20(2
H,s),5.48(2H,brs),6.88(2H,d,J
=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,
d,J=8.8Hz),7.38(2H,d,J=8.8Hz),7.78
(1H,s),8.23(1H,s)。
【0264】実施例41 (Z)−2−(3−(5−(3,4−ビス(4−メトキ
シベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオ)プロポキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢
酸
シベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオ)プロポキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢
酸
【0265】実施例40の化合物(2.36g,4.50mmol)及
び2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸(1.86g,4.50mmol)を用いて、実施例34
と同様の方法により、表記化合物を得た。黄白色粉末
2.86g(収率69.0%)
び2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸(1.86g,4.50mmol)を用いて、実施例34
と同様の方法により、表記化合物を得た。黄白色粉末
2.86g(収率69.0%)
【0266】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):2.00−2.07(2H,m),3.36−3.39(2H,
t), 3.747(3H,s), 3.751(3H,s),4.01
(2H,t),5.21(2H,s),5.26(2H,s),
6.54(1H,s),6.94(2H,d,J=8.8Hz),6.96
(2H,d,J=8.8Hz),7.22−7.41(19H,m),7.
81(1H,s),8.42(1H,s)。
δ):2.00−2.07(2H,m),3.36−3.39(2H,
t), 3.747(3H,s), 3.751(3H,s),4.01
(2H,t),5.21(2H,s),5.26(2H,s),
6.54(1H,s),6.94(2H,d,J=8.8Hz),6.96
(2H,d,J=8.8Hz),7.22−7.41(19H,m),7.
81(1H,s),8.42(1H,s)。
【0267】実施例42 N−(4−(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジ
ルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオブトキシ)フタルイミド
ルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオブトキシ)フタルイミド
【0268】実施例9の化合物(3.00g,6.64mmol)及
びN−(4−ブロモブトキシ)フタルイミド(1.98g,
6.64mmol)(J.Org.Chem., 28, 1604(1963))を用いて、
実施例32と同様な方法により、表記化合物を得た。白色
粉末 3.32g(収率74.7%),融点 124−125 ℃
びN−(4−ブロモブトキシ)フタルイミド(1.98g,
6.64mmol)(J.Org.Chem., 28, 1604(1963))を用いて、
実施例32と同様な方法により、表記化合物を得た。白色
粉末 3.32g(収率74.7%),融点 124−125 ℃
【0269】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.95−2.00(2H,m),2.09−3.44(2H,
m),3.42(2H,t,J=6.8Hz),3.80(3H,
s),3.81(3H,s),4.26(2H,t,J=6.4H
z),5.18(2H,s),5.20(2H,s),6.88(2
H,d,J=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.
33(2H,d,J=8.8Hz),7.38(2H,d,J=8.8H
z),7.73−7.75(2H,m),7.78(1H,s),7.82
−7.84(2H,m),8.42(1H,s)。
δ):1.95−2.00(2H,m),2.09−3.44(2H,
m),3.42(2H,t,J=6.8Hz),3.80(3H,
s),3.81(3H,s),4.26(2H,t,J=6.4H
z),5.18(2H,s),5.20(2H,s),6.88(2
H,d,J=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.
33(2H,d,J=8.8Hz),7.38(2H,d,J=8.8H
z),7.73−7.75(2H,m),7.78(1H,s),7.82
−7.84(2H,m),8.42(1H,s)。
【0270】元素分析値:C35H32N4 O8 Sとして 計算値 C;62.86 %,H;4.82%,N;8.38% 実測値 C;62.88 %,H;4.84%,N;8.37%
【0271】実施例43 2−(4−アミノオキシブチル)チオ−5−(3,4−
ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール
ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール
【0272】実施例42の化合物(3.30g,4.93mmol)を
用いて、実施例33と同様な方法により、表記化合物を得
た。白色粉末 2.53g(収率95.2%)
用いて、実施例33と同様な方法により、表記化合物を得
た。白色粉末 2.53g(収率95.2%)
【0273】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.72−1.94(4H,m),3.33(2H,t,J=
7.3Hz),3.70(2H,t,J=6.4Hz),3.80(3H,
s),3.82(3H,s),5.18(2H,s),5.20(2
H,s),5.39(2H,brs),6.88(2H,d,J
=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,
d,J=8.8Hz),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.78
(1H,s),8.24(1H,s)。
δ):1.72−1.94(4H,m),3.33(2H,t,J=
7.3Hz),3.70(2H,t,J=6.4Hz),3.80(3H,
s),3.82(3H,s),5.18(2H,s),5.20(2
H,s),5.39(2H,brs),6.88(2H,d,J
=8.8Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),7.33(2H,
d,J=8.8Hz),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.78
(1H,s),8.24(1H,s)。
【0274】実施例44 (Z)−2−(4−(5−(3,4−ビス(4−メトキ
シベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオ)ブトキシイ
シベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオ)ブトキシイ
【0275】実施例43の化合物(2.53g,4.70mmol)及
び2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸(2.04g,4.92mmol)を用いて、実施例34
と同様な方法により、表記化合物を得た。黄白色粉末
3.80g(収率86.6%)
び2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸(2.04g,4.92mmol)を用いて、実施例34
と同様な方法により、表記化合物を得た。黄白色粉末
3.80g(収率86.6%)
【0276】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):1.69−1.83(4H,m),3.33−3.35(2H,
m),3.74(3H,s),3.75(3H,s),3.96−3.
98(2H,m),5.21(2H,s),5.25(2H,
s),6.66(1H,s),6.93(2H,d,J=9.3H
z),6.96(2H,d,J=9.3Hz),7.19−7.41(19H,
m),7.79(1H,s),8.41(1H,s)。
δ):1.69−1.83(4H,m),3.33−3.35(2H,
m),3.74(3H,s),3.75(3H,s),3.96−3.
98(2H,m),5.21(2H,s),5.25(2H,
s),6.66(1H,s),6.93(2H,d,J=9.3H
z),6.96(2H,d,J=9.3Hz),7.19−7.41(19H,
m),7.79(1H,s),8.41(1H,s)。
【0277】実施例45 4−メトキシベンジル 3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)ベンゾエート
ンジルオキシ)ベンゾエート
【0278】3,4−ジヒドロキシ安息香酸一水和物
(20.0g,116mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド 5
00ml溶液へ、炭酸カリウム(53.0g,383mmol)及び4−
メトキシベンジルクロリド(52.0ml,383mmol)を加え、
80℃で 1.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去した後、
残渣に塩化メチレンを加え、水、飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレ
ン)により分離精製し、表記化合物を白色粉末として得
た。34.0g(収率56.9%),融点98−99℃(アセトニト
リルから再結晶)
(20.0g,116mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド 5
00ml溶液へ、炭酸カリウム(53.0g,383mmol)及び4−
メトキシベンジルクロリド(52.0ml,383mmol)を加え、
80℃で 1.5時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去した後、
残渣に塩化メチレンを加え、水、飽和食塩水で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレ
ン)により分離精製し、表記化合物を白色粉末として得
た。34.0g(収率56.9%),融点98−99℃(アセトニト
リルから再結晶)
【0279】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.80(3H,s),3.81(3H,s),3.82(3
H,s),5.09(2H,s),5.12(2H,s),5.24
(2H,s),6.86−6.92(7H,m),7.30−7.37
(6H,m),7.62(1H,d,J=9.3 Hz),7.64
(1H,s)。
δ):3.80(3H,s),3.81(3H,s),3.82(3
H,s),5.09(2H,s),5.12(2H,s),5.24
(2H,s),6.86−6.92(7H,m),7.30−7.37
(6H,m),7.62(1H,d,J=9.3 Hz),7.64
(1H,s)。
【0280】元素分析値:C31H30O7 として 計算値 C;72.35 %,H;5.88% 実測値 C;72.02 %,H;5.89%
【0281】実施例46 3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)安息香酸
ヒドラジド
ヒドラジド
【0282】実施例45の化合物(28.0g,54.4mmol)の
メタノール 560ml懸濁液にヒドラジン一水和物(140ml,
2.80mol)を加え、3時間還流した。反応液を氷水5リッ
トル中に注ぎ、析出した白色固体を濾取、水洗後、クロ
ロホルムに溶解し、クロロホルム層を水洗後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をジエチ
ルエーテルでトリチュレートし、析出した固体を濾取し
風乾して白色粉末の表記化合物を得た。20.1g(収率9
0.1%),融点 141−142 ℃
メタノール 560ml懸濁液にヒドラジン一水和物(140ml,
2.80mol)を加え、3時間還流した。反応液を氷水5リッ
トル中に注ぎ、析出した白色固体を濾取、水洗後、クロ
ロホルムに溶解し、クロロホルム層を水洗後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をジエチ
ルエーテルでトリチュレートし、析出した固体を濾取し
風乾して白色粉末の表記化合物を得た。20.1g(収率9
0.1%),融点 141−142 ℃
【0283】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.78(3H,s),3.79(3H,s),5.06(2
H,s),5.08(2H,s),6.85−6.90(5H,
m),7.24(1H,dd,J=2.0, 8.3Hz),7.30−7.
33(4H,m),7.43(1H,d,J=2.0 Hz),7.63
(1H,brs)。
δ):3.78(3H,s),3.79(3H,s),5.06(2
H,s),5.08(2H,s),6.85−6.90(5H,
m),7.24(1H,dd,J=2.0, 8.3Hz),7.30−7.
33(4H,m),7.43(1H,d,J=2.0 Hz),7.63
(1H,brs)。
【0284】元素分析値:C23H24N2 O5 として 計算値 C;67.63 %,H;5.92%,N;6.86% 実測値 C;67.28 %,H;5.96%,N;6.72%
【0285】実施例47 5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)フ
ェニル)−2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾ
ール
ェニル)−2−メルカプト−1,3,4−オキサジアゾ
ール
【0286】実施例46の化合物(13.9g,34.1mmol)の
エタノール 500ml懸濁液に、水酸化カリウム(3.83g,
68.2mmol)の水 3.8ml溶液及び二硫化炭素(14.4ml,23
9mmol)を加え、室温で1時間攪拌後、5時間還流し
た。溶媒等を減圧下に留去した後、残渣に塩化メチレン
を加えてトリチュレートし、不溶物を濾取した。この固
体を氷水に懸濁し、1N塩酸にてpH2とし、析出した
固体を濾取し、水洗した後、冷エタノールで洗浄し、風
乾して、白色粉末状の表記化合物を得た。13.1g(収率
85.3%),融点 162−163 ℃
エタノール 500ml懸濁液に、水酸化カリウム(3.83g,
68.2mmol)の水 3.8ml溶液及び二硫化炭素(14.4ml,23
9mmol)を加え、室温で1時間攪拌後、5時間還流し
た。溶媒等を減圧下に留去した後、残渣に塩化メチレン
を加えてトリチュレートし、不溶物を濾取した。この固
体を氷水に懸濁し、1N塩酸にてpH2とし、析出した
固体を濾取し、水洗した後、冷エタノールで洗浄し、風
乾して、白色粉末状の表記化合物を得た。13.1g(収率
85.3%),融点 162−163 ℃
【0287】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.81(6H,s),5.11(2H,s),5.15(2
H,s),6.90(4H,d,J=8.8Hz),7.00(1H,
d,J=8.3Hz),7.35(2H,d,J=8.8Hz),7.37
(2H,d,J=8.8Hz),7.46−7.49(2H,m)。
δ):3.81(6H,s),5.11(2H,s),5.15(2
H,s),6.90(4H,d,J=8.8Hz),7.00(1H,
d,J=8.3Hz),7.35(2H,d,J=8.8Hz),7.37
(2H,d,J=8.8Hz),7.46−7.49(2H,m)。
【0288】元素分析値:C24H22N2 O5 S・ 1/4H
2 Oとして 計算値 C;63.35 %,H;4.98%,N;6.16% 実測値 C;63.56 %,H;4.78%,N;6.07%
2 Oとして 計算値 C;63.35 %,H;4.98%,N;6.16% 実測値 C;63.56 %,H;4.78%,N;6.07%
【0289】実施例48 N−(2−(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジ
ルオキシ)フェニル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオエトキシ)フタルイミド
ルオキシ)フェニル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオエトキシ)フタルイミド
【0290】実施例47の化合物(13.1g,29.1mmol)及
びN−(2−ブロモエトキシ)フタルイミド(8.25g,
30.5mmol)(J.Med.Chem.,7, 329 (1964))を用いて、
実施例32と同様な方法で表記化合物を得た。白色粉末
17.6g(収率94.7%),融点 153−154 ℃(アセトニト
リルから再結晶)
びN−(2−ブロモエトキシ)フタルイミド(8.25g,
30.5mmol)(J.Med.Chem.,7, 329 (1964))を用いて、
実施例32と同様な方法で表記化合物を得た。白色粉末
17.6g(収率94.7%),融点 153−154 ℃(アセトニト
リルから再結晶)
【0291】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.67(2H,t,J=6.3Hz),3.809 (3H,
s), 3.812(3H,s),4.60(2H,t,J=6.3H
z),5.13(4H,s),6.70(4H,d,J=8.8Hz),
6.98(1H,d,J=8.3Hz),7.35(2H,d,J=8.
8Hz),7.38(2H,d,J=8.8Hz),7.50(1H,d
d,J=2.0,8.3Hz),7.59(1H,d,J=2.0Hz),7.
77(2H,dd,J=3.4,5.4Hz),7.85(2H,dd,
J=3.4, 5.4Hz)。
δ):3.67(2H,t,J=6.3Hz),3.809 (3H,
s), 3.812(3H,s),4.60(2H,t,J=6.3H
z),5.13(4H,s),6.70(4H,d,J=8.8Hz),
6.98(1H,d,J=8.3Hz),7.35(2H,d,J=8.
8Hz),7.38(2H,d,J=8.8Hz),7.50(1H,d
d,J=2.0,8.3Hz),7.59(1H,d,J=2.0Hz),7.
77(2H,dd,J=3.4,5.4Hz),7.85(2H,dd,
J=3.4, 5.4Hz)。
【0292】元素分析値:C34H29N3 O8 S・ 1/2H
2 Oとして 計算値 C;62.95 %,H;4.66%,N;6.48% 実測値 C;63.20 %,H;4.38%,N;6.56%
2 Oとして 計算値 C;62.95 %,H;4.66%,N;6.48% 実測値 C;63.20 %,H;4.38%,N;6.56%
【0293】実施例49 2−(2−アミノオキシ)エチルチオ−5−(3,4−
ビス(4−メトキシベンジルオキシ)フェニル)1,
3,4−オキサジアゾール
ビス(4−メトキシベンジルオキシ)フェニル)1,
3,4−オキサジアゾール
【0294】実施例48の化合物(16.8g,26.3mmol)を
用いて、実施例33と同様な方法により、表記化合物を得
た。白色粉末 12.5g(収率93.4%)
用いて、実施例33と同様な方法により、表記化合物を得
た。白色粉末 12.5g(収率93.4%)
【0295】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.55(2H,t,J=5.9Hz),3.81(6H,
s),4.03(2H,t,J=5.9Hz), 5.128(2H,
s), 5.132(2H,s),5.59(2H,brs),6.
89(4H,d,J=8.8Hz),6.98(1H,d,J=8.3H
z),7.35(2H,d,J=8.8Hz),7.38(2H,d,J
=8.8Hz),7.51(1H,dd,J=2.0, 8.3Hz),7.60
(1H,d,J=2.0Hz)。
δ):3.55(2H,t,J=5.9Hz),3.81(6H,
s),4.03(2H,t,J=5.9Hz), 5.128(2H,
s), 5.132(2H,s),5.59(2H,brs),6.
89(4H,d,J=8.8Hz),6.98(1H,d,J=8.3H
z),7.35(2H,d,J=8.8Hz),7.38(2H,d,J
=8.8Hz),7.51(1H,dd,J=2.0, 8.3Hz),7.60
(1H,d,J=2.0Hz)。
【0296】実施例50 (Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メトキ
シベンジルオキシ)フェニル)1,3,4−オキサジア
ゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
シベンジルオキシ)フェニル)1,3,4−オキサジア
ゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)酢酸
【0297】実施例49の化合物(12.5g,24.5mmol)及
び2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸(11.4g,27.6mmol)を用いて、実施例34
と同様な方法により、表記化合物を得た。白色粉末 2
1.0g(収率94.5%)
び2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)グ
リオキシル酸(11.4g,27.6mmol)を用いて、実施例34
と同様な方法により、表記化合物を得た。白色粉末 2
1.0g(収率94.5%)
【0298】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.50(2H,t,J=6.4Hz),3.746 (3H,
s), 3.752(3H,s),4.23(2H,t,J=6.4H
z),5.12(4H,s),6.59(1H,s),6.93(2
H,d,J=8.8Hz),6.94(2H,d,J=8.8Hz),7.
21−7.39(20H,m),7.52(1H,dd,J=2.0,
8.3Hz),7.57(1H,d,J=2.0Hz),8.59(1H,
s)。
δ):3.50(2H,t,J=6.4Hz),3.746 (3H,
s), 3.752(3H,s),4.23(2H,t,J=6.4H
z),5.12(4H,s),6.59(1H,s),6.93(2
H,d,J=8.8Hz),6.94(2H,d,J=8.8Hz),7.
21−7.39(20H,m),7.52(1H,dd,J=2.0,
8.3Hz),7.57(1H,d,J=2.0Hz),8.59(1H,
s)。
【0299】実施例51 N−(2−(5−(ピリジン−2−イル)1,3,4−
オキサジアゾール−2−イル)チオエトキシ)フタルイ
ミド
オキサジアゾール−2−イル)チオエトキシ)フタルイ
ミド
【0300】2−メルカプト−5−(ピリジン−2−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール(7.44g,41.5mmo
l)(J.Am.Chem.Soc., 78, 4475(1956))及びN−(2
−ブロモエトキシ)フタルイミド(11.21g,41.5mmol)
(J.Med.Chem.,7, 329 (1964))のN,N−ジメチルホ
ルムアミド 150ml溶液にトリエチルアミン(6.91ml,4
9.8mmol)を加え、50℃で 1.5時間攪拌した。溶媒を減
圧下に留去した後、残渣を塩化メチレンに溶解し、水、
及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルから再結晶し
て、白色針状晶の表記化合物を得た。11.7g(収率76.8
%),融点 164−165 ℃
ル)1,3,4−オキサジアゾール(7.44g,41.5mmo
l)(J.Am.Chem.Soc., 78, 4475(1956))及びN−(2
−ブロモエトキシ)フタルイミド(11.21g,41.5mmol)
(J.Med.Chem.,7, 329 (1964))のN,N−ジメチルホ
ルムアミド 150ml溶液にトリエチルアミン(6.91ml,4
9.8mmol)を加え、50℃で 1.5時間攪拌した。溶媒を減
圧下に留去した後、残渣を塩化メチレンに溶解し、水、
及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルから再結晶し
て、白色針状晶の表記化合物を得た。11.7g(収率76.8
%),融点 164−165 ℃
【0301】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.73(2H,t,J=6.4Hz),4.63(2H,t,
J=6.4Hz),7.45(1H,dd,J=1.0, 4.9Hz),7.
77(2H,dd,J=2.9, 5.4Hz),7.86(2H,d
d,J=2.9, 5.4Hz),7.88(1H,dt,J=1.5,
7.8Hz),8.18(1H,d,J=7.8Hz),8.75(1H,
d,J=4.9Hz))。
δ):3.73(2H,t,J=6.4Hz),4.63(2H,t,
J=6.4Hz),7.45(1H,dd,J=1.0, 4.9Hz),7.
77(2H,dd,J=2.9, 5.4Hz),7.86(2H,d
d,J=2.9, 5.4Hz),7.88(1H,dt,J=1.5,
7.8Hz),8.18(1H,d,J=7.8Hz),8.75(1H,
d,J=4.9Hz))。
【0302】元素分析値:C17H12N4 O4 Sとして 計算値 C;55.43 %,H;3.28%,N;15.21 % 実測値 C;55.33 %,H;3.28%,N;15.33 %
【0303】実施例52 2−(2−アミノオキシ)エチルチオ−5−(ピリジン
−2−イル)1,3,4−オキサジアゾール
−2−イル)1,3,4−オキサジアゾール
【0304】実施例51の化合物(7.00g,19.0mmol)、
エタノール50ml、塩化メチレン50mlの混合液へ、ヒドラ
ジン一水和物(0.97ml,19.9mmol)を加え、1時間攪拌
した後、ヒドラジン一水和物(0.25ml,5.00mmol)を追
加し、30分攪拌した。溶媒を留去した後、残渣に塩化メ
チレンを加えて不溶物を濾去し、濾液の溶媒を留去し
て、微黄色油状の表記化合物を得た。このものはこれ以
上精製することなく次の反応に用いた。(7.50g)
エタノール50ml、塩化メチレン50mlの混合液へ、ヒドラ
ジン一水和物(0.97ml,19.9mmol)を加え、1時間攪拌
した後、ヒドラジン一水和物(0.25ml,5.00mmol)を追
加し、30分攪拌した。溶媒を留去した後、残渣に塩化メ
チレンを加えて不溶物を濾去し、濾液の溶媒を留去し
て、微黄色油状の表記化合物を得た。このものはこれ以
上精製することなく次の反応に用いた。(7.50g)
【0305】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.61(2H,t,J=5.9Hz),4.06(2H,t,
J=5.9Hz),5.67(2H,brs),7.47(1H,d
d,J=4.9,7.8Hz),7.89(1H,t,J=7.8Hz),8.
19(1H,d,J=7.8Hz),8.76(1H,d,J=4.9H
z)。
δ):3.61(2H,t,J=5.9Hz),4.06(2H,t,
J=5.9Hz),5.67(2H,brs),7.47(1H,d
d,J=4.9,7.8Hz),7.89(1H,t,J=7.8Hz),8.
19(1H,d,J=7.8Hz),8.76(1H,d,J=4.9H
z)。
【0306】実施例53 (Z)−2−(2−(5−ピリジン−2−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)酢酸
3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシ
イミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)酢酸
【0307】実施例52の化合物(7.50g,粗製)のメタ
ノール 100ml液に、2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)グリオキシル酸(7.87g,19.0mmol)を
加え、室温で3時間攪拌した。析出していた固体を濾取
し、少量のメタノールで洗浄後、風乾し、黄白色粉末状
の表記化合物を得た。10.9g(実施例51の化合物から2
工程で、収率90.0%)
ノール 100ml液に、2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)グリオキシル酸(7.87g,19.0mmol)を
加え、室温で3時間攪拌した。析出していた固体を濾取
し、少量のメタノールで洗浄後、風乾し、黄白色粉末状
の表記化合物を得た。10.9g(実施例51の化合物から2
工程で、収率90.0%)
【0308】1H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,
δ):3.54(2H,t,J=6.4Hz),4.25(2H,t,
J=6.4Hz),6.60(1H,s),7.22−7.37(15H,
m),7.62(1H,ddd,J=1.0, 4.9, 7.3Hz),8.
03(1H,dt,J=2.0, 7.3Hz),8.14(1H,d
d,J=1.0, 7.3Hz),8.65(1H,s),8.76(1
H,m)。
δ):3.54(2H,t,J=6.4Hz),4.25(2H,t,
J=6.4Hz),6.60(1H,s),7.22−7.37(15H,
m),7.62(1H,ddd,J=1.0, 4.9, 7.3Hz),8.
03(1H,dt,J=2.0, 7.3Hz),8.14(1H,d
d,J=1.0, 7.3Hz),8.65(1H,s),8.76(1
H,m)。
【0309】実施例54 4−メトキシベンジル 3−クロロメチル−7β−
((Z)−2−(2−(3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキ
サジアゾール−5−イル)メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)
−3−セフェム−4−カルボキシレート
((Z)−2−(2−(3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキ
サジアゾール−5−イル)メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)
−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0310】実施例31の化合物(150mg,0.174mmol)の乾
燥テトラヒドロフラン溶液に、4−メトキシベンジル
7β−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート塩酸塩(77.6mg,0.192mmol)を加えた
後、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(53.8
mg,2.61mmol)の乾燥テトラヒドロフラン1ml溶液を加
え、室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレ
ン:メタノール 99:1)に付し、目的物を含む分画を
集め溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルでトリチュレー
トし、不溶物を濾去し、濾液の溶媒を留去して、表記化
合物を微黄色無定形物質として得た。184mg (収率87.2
%)
燥テトラヒドロフラン溶液に、4−メトキシベンジル
7β−アミノ−3−クロロメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート塩酸塩(77.6mg,0.192mmol)を加えた
後、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(53.8
mg,2.61mmol)の乾燥テトラヒドロフラン1ml溶液を加
え、室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレ
ン:メタノール 99:1)に付し、目的物を含む分画を
集め溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルでトリチュレー
トし、不溶物を濾去し、濾液の溶媒を留去して、表記化
合物を微黄色無定形物質として得た。184mg (収率87.2
%)
【0311】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.29(1H,d,J=18.1Hz),3.51(1H,
d,J=18.1Hz),3.78(3H,s),3.80(3H,
s),3.81(3H,s),4.30(1H,d,J=11.7H
z),4.47(1H,d,J=11.7Hz),4.99(1H,
d,J=4.9Hz),5.13−5.21(6H,m),5.57(1
H,d,J=15.6Hz),5.63(1H,d,J=15.6H
z),5.92(1H,dd,J=4.9, 8.3Hz),6.80(1
H,s),6.86(2H,d,J=8.3Hz),6.88(2H,
d,J=7.3Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),6.97
(1H,s),7.29−7.31(17H,m),7.34(2H,
d,J=8.8Hz),7.39(2H,d,J=8.3Hz),7.81
(1H,s),8.22(1H,s),8.75(1H,d,J
=8.3Hz)。
δ):3.29(1H,d,J=18.1Hz),3.51(1H,
d,J=18.1Hz),3.78(3H,s),3.80(3H,
s),3.81(3H,s),4.30(1H,d,J=11.7H
z),4.47(1H,d,J=11.7Hz),4.99(1H,
d,J=4.9Hz),5.13−5.21(6H,m),5.57(1
H,d,J=15.6Hz),5.63(1H,d,J=15.6H
z),5.92(1H,dd,J=4.9, 8.3Hz),6.80(1
H,s),6.86(2H,d,J=8.3Hz),6.88(2H,
d,J=7.3Hz),6.92(2H,d,J=8.8Hz),6.97
(1H,s),7.29−7.31(17H,m),7.34(2H,
d,J=8.8Hz),7.39(2H,d,J=8.3Hz),7.81
(1H,s),8.22(1H,s),8.75(1H,d,J
=8.3Hz)。
【0312】実施例55 4−メトキシベンジル 3−クロロメチル−7β−
((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト
((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト
【0313】実施例34の化合物(10.0g,11.0mmol)の
テトラヒドロフラン 300ml溶液へ氷冷下、N,N′−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(2.50g,12.1mmol)の
テトラヒドロフラン溶液を加えた後、室温で4−メトキ
シベンジル 7β−アミノ−3−クロロメチル−3−セ
フェム−4−カルボキシレート塩酸塩(4.69g,11.6mm
ol)を加え、14時間攪拌した。反応液を減圧下に乾固
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化
メチレン:テトラヒドロフラン 30:1)に付し、目的
物を含む分画を集め濃縮した後、残渣に酢酸エチルを加
えトリチュレートし、不溶物を濾去、濾液を乾固して、
表記化合物を橙色無定形物質として得た。9.83g(収率
70.9%)
テトラヒドロフラン 300ml溶液へ氷冷下、N,N′−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(2.50g,12.1mmol)の
テトラヒドロフラン溶液を加えた後、室温で4−メトキ
シベンジル 7β−アミノ−3−クロロメチル−3−セ
フェム−4−カルボキシレート塩酸塩(4.69g,11.6mm
ol)を加え、14時間攪拌した。反応液を減圧下に乾固
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化
メチレン:テトラヒドロフラン 30:1)に付し、目的
物を含む分画を集め濃縮した後、残渣に酢酸エチルを加
えトリチュレートし、不溶物を濾去、濾液を乾固して、
表記化合物を橙色無定形物質として得た。9.83g(収率
70.9%)
【0314】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.36(1H,d,J=18.1Hz),3.50−3.60(1
H,m),3.72−3.81(1H,m),3.57(1H,d,
J=18.1Hz),3.78(3H,s),3.79(3H,s),
3.81(3H,s),4.23(1H,d,J=11.7Hz),4.
55−4.61(1H,m),4.66−4.71(1H,m),4.57
(1H,d,J=11.7Hz),4.98(1H,d,J=4.9H
z),5.09−5.21(6H,m),5.97(1H,dd,J=
4.8, 9.3Hz),6.68(1H,s),6.86(2H,d,J
=8.8Hz),6.87(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,
d,J=8.8Hz),6.96(1H,brs),7.28−7.36
(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.68(1
H,d,J=9.3Hz),7.76(1H,s),8.15(1H,
s)。
δ):3.36(1H,d,J=18.1Hz),3.50−3.60(1
H,m),3.72−3.81(1H,m),3.57(1H,d,
J=18.1Hz),3.78(3H,s),3.79(3H,s),
3.81(3H,s),4.23(1H,d,J=11.7Hz),4.
55−4.61(1H,m),4.66−4.71(1H,m),4.57
(1H,d,J=11.7Hz),4.98(1H,d,J=4.9H
z),5.09−5.21(6H,m),5.97(1H,dd,J=
4.8, 9.3Hz),6.68(1H,s),6.86(2H,d,J
=8.8Hz),6.87(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,
d,J=8.8Hz),6.96(1H,brs),7.28−7.36
(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.68(1
H,d,J=9.3Hz),7.76(1H,s),8.15(1H,
s)。
【0315】実施例56 4−メトキシベンジル 3−クロロメチル−7β−
((Z)−2−(3−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)プロポキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト
((Z)−2−(3−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)プロポキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト
【0316】実施例41の化合物(2.00g,2.17mmol)及
び4−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(0.
92g,2.28mmol)を用いて、実施例55と同様の方法によ
り、表記化合物を得た。微黄色無定形物質 1.90g(収
率69.1%)
び4−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(0.
92g,2.28mmol)を用いて、実施例55と同様の方法によ
り、表記化合物を得た。微黄色無定形物質 1.90g(収
率69.1%)
【0317】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.22−2.25(2H,m),3.33−3.40(1H,
m),3.40(1H,d,J=18.6Hz),3.48−3.53(1
H,m),3.61(1H,d,J=18.6Hz),3.78(3
H,s),3.79(3H,s),3.81(3H,s),3.92
−3.97(1H,m),4.33(1H,d,J=11.7Hz),
4.36−4.42(1H,m),4.58(1H,d,J=11.7H
z),5.04(1H,d,J=4.9Hz),5.07−5.19(6
H,m),6.03(1H,dd,J=4.9Hz, 8.8Hz),6.
61(1Hs),6.84(2H,d,J=8.8Hz),6.87(2
H,d,J=8.8Hz),6.90(2H,d,J=8.8Hz),6.
94(1H,s),7.22−7.33(19H,m),7.35(2
H,d,J=8.8Hz),7.76(1H,s),8.14(1H,
s),8.32(1H,d,J=8.8Hz)。
δ):2.22−2.25(2H,m),3.33−3.40(1H,
m),3.40(1H,d,J=18.6Hz),3.48−3.53(1
H,m),3.61(1H,d,J=18.6Hz),3.78(3
H,s),3.79(3H,s),3.81(3H,s),3.92
−3.97(1H,m),4.33(1H,d,J=11.7Hz),
4.36−4.42(1H,m),4.58(1H,d,J=11.7H
z),5.04(1H,d,J=4.9Hz),5.07−5.19(6
H,m),6.03(1H,dd,J=4.9Hz, 8.8Hz),6.
61(1Hs),6.84(2H,d,J=8.8Hz),6.87(2
H,d,J=8.8Hz),6.90(2H,d,J=8.8Hz),6.
94(1H,s),7.22−7.33(19H,m),7.35(2
H,d,J=8.8Hz),7.76(1H,s),8.14(1H,
s),8.32(1H,d,J=8.8Hz)。
【0318】実施例57 4−メトキシベンジル 3−クロロメチル−7β−
((Z)−2−(4−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)ブトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト
((Z)−2−(4−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)ブトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキシレー
ト
【0319】実施例44の化合物(3.00g,3.21mmol)及
び4−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(1.
36g,3.37mmol)を用いて、実施例55と同様の方法によ
り、表記化合物を得た。黄色無定形物質 2.76g(収率
67.0%)
び4−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(1.
36g,3.37mmol)を用いて、実施例55と同様の方法によ
り、表記化合物を得た。黄色無定形物質 2.76g(収率
67.0%)
【0320】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.78−2.01(4H,m),3.28−3.37(2H,
m),3.44(1H,d,J=18.1Hz),3.63(1H,
d,J=18.1Hz),3.790 (3H,s),3.795 (3
H,s),3.81(3H,s),4.30−4.38(2H,
m),4.38(1H,d,J=12.2Hz),4.57(1H,
d,J=12.2Hz),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.15
−5.23(6H,m),5.93(1H,dd,J=4.9Hz,
9.3Hz),6.71(1H,s),6.87(2H,d,J=8.8
Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,d,
J=8.8Hz),7.01(1H,s),7.17(1H,d,J=
9.3Hz),7.24−7.32(19H,m),7.38(2H,d,J
=8.8Hz),7.75(1H,s),8.19(1H,s)。
δ):1.78−2.01(4H,m),3.28−3.37(2H,
m),3.44(1H,d,J=18.1Hz),3.63(1H,
d,J=18.1Hz),3.790 (3H,s),3.795 (3
H,s),3.81(3H,s),4.30−4.38(2H,
m),4.38(1H,d,J=12.2Hz),4.57(1H,
d,J=12.2Hz),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.15
−5.23(6H,m),5.93(1H,dd,J=4.9Hz,
9.3Hz),6.71(1H,s),6.87(2H,d,J=8.8
Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,d,
J=8.8Hz),7.01(1H,s),7.17(1H,d,J=
9.3Hz),7.24−7.32(19H,m),7.38(2H,d,J
=8.8Hz),7.75(1H,s),8.19(1H,s)。
【0321】実施例58 4−メトキシベンジル 3−クロロメチル−7β−
((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)フェニル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ)−2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトア
ミド−3−セフェム−4−カルボキシレート
((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)フェニル)1,3,4−オキサジ
アゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ)−2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトア
ミド−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0322】実施例50の化合物(9.06g,10.0mmol)及
び4−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(4.
25g,10.5mmol)を用いて、実施例55と同様の方法によ
り、表記化合物を得た。黄白色無定形物質 6.00g(収
率47.7%)
び4−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(4.
25g,10.5mmol)を用いて、実施例55と同様の方法によ
り、表記化合物を得た。黄白色無定形物質 6.00g(収
率47.7%)
【0323】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.35(1H,d,J=18.6Hz),3.57(1H,
d,J=18.6Hz),3.61−3.66(2H,m),3.79(3
H,s),3.80(3H,s),3.81(3H,s),4.22
(1H,d,J=11.7Hz),4.53(1H,d,J=11.7
Hz),4.67(2H,t,J=6.8Hz),4.98(1H,d,
J=4.9Hz),5.11(2H,s),5.12(2H,s),5.
14(1H,d,J=11.7Hz),5.19(1H,d,J=1
1.7Hz),5.91(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.73
(1H,s),6.87−6.90(6H,m),6.95(1H,
d,J=8.3Hz),6.97(1H,s),7.03(1H,d,
J=9.3Hz),7.27−7.35(19H,m),7.38(2H,
d,J=8.8Hz),7.48(1H,dd,J=2.0, 8.3H
z),7.59(1H,d,J=2.0Hz)。
δ):3.35(1H,d,J=18.6Hz),3.57(1H,
d,J=18.6Hz),3.61−3.66(2H,m),3.79(3
H,s),3.80(3H,s),3.81(3H,s),4.22
(1H,d,J=11.7Hz),4.53(1H,d,J=11.7
Hz),4.67(2H,t,J=6.8Hz),4.98(1H,d,
J=4.9Hz),5.11(2H,s),5.12(2H,s),5.
14(1H,d,J=11.7Hz),5.19(1H,d,J=1
1.7Hz),5.91(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.73
(1H,s),6.87−6.90(6H,m),6.95(1H,
d,J=8.3Hz),6.97(1H,s),7.03(1H,d,
J=9.3Hz),7.27−7.35(19H,m),7.38(2H,
d,J=8.8Hz),7.48(1H,dd,J=2.0, 8.3H
z),7.59(1H,d,J=2.0Hz)。
【0324】実施例59 4−メトキシベンジル 3−クロロメチル−7β−
((Z)−2−(2−(5−(ピリジン−2−イル)
1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エト
キシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキ
シレート
((Z)−2−(2−(5−(ピリジン−2−イル)
1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エト
キシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボキ
シレート
【0325】実施例53の化合物(6.35g,10.0mmol)の
テトラヒドロフラン 100ml溶液へ氷冷下、N,N−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド(2.48g,12.0mmol)のテ
トラヒドロフラン50ml溶液を加え、30分攪拌した後、4
−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメチル
−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(4.05
g,10.0mmol)を加え、室温で13時間攪拌した後、溶媒
を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(塩化メチレン:テトラヒドロフラン20:
1)に付し、目的物を含む分画を濃縮した後、酢酸エチ
ルを加え、不溶物を除去し、濾液の溶媒を留去して、表
記化合物を淡黄色無定形物質として得た。6.78g(収率
68.8%)
テトラヒドロフラン 100ml溶液へ氷冷下、N,N−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド(2.48g,12.0mmol)のテ
トラヒドロフラン50ml溶液を加え、30分攪拌した後、4
−メトキシベンジル 7β−アミノ−3−クロロメチル
−3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩(4.05
g,10.0mmol)を加え、室温で13時間攪拌した後、溶媒
を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(塩化メチレン:テトラヒドロフラン20:
1)に付し、目的物を含む分画を濃縮した後、酢酸エチ
ルを加え、不溶物を除去し、濾液の溶媒を留去して、表
記化合物を淡黄色無定形物質として得た。6.78g(収率
68.8%)
【0326】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.43(1H,d,J=18.6Hz),3.60(1H,
d,J=18.6Hz),3.61−3.65(1H,m),3.69−3.
74(1H,m),3.81(3H,s),4.32(1H,d,
J=12.2Hz),4.57(1H,d,J=12.2Hz),4.64−
4.70(2H,m),5.00(1H,d,J=4.9Hz),5.14
(1H,d,J=11.7Hz),5.19(1H,d,J=11.7
Hz),5.94(1H,dd,J=4.9,8.8Hz),6.73(1
H,s),6.89(2H,d,J=8.8Hz),6.98(1H,
s),7.28−7.36(17H,m),7.41(1H,ddd,
J=1.5, 4.9, 7.8Hz),7.83(1H,dt,J=1.5,
7.8Hz),8.15(1H,d,J=7.8Hz),8.67(1H,
dm,J=4.9Hz)。
δ):3.43(1H,d,J=18.6Hz),3.60(1H,
d,J=18.6Hz),3.61−3.65(1H,m),3.69−3.
74(1H,m),3.81(3H,s),4.32(1H,d,
J=12.2Hz),4.57(1H,d,J=12.2Hz),4.64−
4.70(2H,m),5.00(1H,d,J=4.9Hz),5.14
(1H,d,J=11.7Hz),5.19(1H,d,J=11.7
Hz),5.94(1H,dd,J=4.9,8.8Hz),6.73(1
H,s),6.89(2H,d,J=8.8Hz),6.98(1H,
s),7.28−7.36(17H,m),7.41(1H,ddd,
J=1.5, 4.9, 7.8Hz),7.83(1H,dt,J=1.5,
7.8Hz),8.15(1H,d,J=7.8Hz),8.67(1H,
dm,J=4.9Hz)。
【0327】実施例60 4−メトキシベンジル 3−(2−アミノ−1,3,4
−チアジアゾール−5−イル)チオメチル−7β−
((Z)−2−(5−(3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキ
サジアゾール−2−イル)メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)
−3−セフェム−4−カルボキシレート
−チアジアゾール−5−イル)チオメチル−7β−
((Z)−2−(5−(3,4−ビス(4−メトキシベ
ンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オキ
サジアゾール−2−イル)メトキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)
−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0328】実施例54の化合物(300mg,0.248mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド4ml溶液へ氷冷下ヨウ化
ナトリウム(44.5mg,0.297mmol)を加え40分攪拌した
後、2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾール(34.6mg,0.260mmol)のN,N−ジメチルホル
ムアミド1ml溶液を加え、室温で3時間攪拌した。溶媒
を減圧下に留去後、残渣に塩化メチレン及び水を加えふ
りまぜ、塩化メチレン層を分取、水洗後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール
50:1)により精製し、微黄かっ色粉末の表記化合物を
得た。 165mg(収率51.0%)
N,N−ジメチルホルムアミド4ml溶液へ氷冷下ヨウ化
ナトリウム(44.5mg,0.297mmol)を加え40分攪拌した
後、2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾール(34.6mg,0.260mmol)のN,N−ジメチルホル
ムアミド1ml溶液を加え、室温で3時間攪拌した。溶媒
を減圧下に留去後、残渣に塩化メチレン及び水を加えふ
りまぜ、塩化メチレン層を分取、水洗後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール
50:1)により精製し、微黄かっ色粉末の表記化合物を
得た。 165mg(収率51.0%)
【0329】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.40(1H,d,J=18.6Hz),3.51(1H,
d,J=18.6Hz),3.77(3H,s),3.79(3H,
s),3.80(3H,s),3.83(1H,d,J=13.2H
z),4.09(1H,d,J=13.2Hz),4.98(1H,
d,J=4.9Hz),5.07−5.17(6H,m),5.56(1
H,d,J=15.6Hz),5.58(2H,brs),5.64
(1H,d,J=15.6Hz),5.92(1H,dd,J=4.
9, 8.8Hz),6.80(1H,s),6.85(2H,d,J=
8.8Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,
d,J=8.8Hz),7.08(1H,s),7.25−7.36(21
H,m),7.76(1H,s),8.23(1H,s),8.97
(1H,d,J=8.8Hz)。
δ):3.40(1H,d,J=18.6Hz),3.51(1H,
d,J=18.6Hz),3.77(3H,s),3.79(3H,
s),3.80(3H,s),3.83(1H,d,J=13.2H
z),4.09(1H,d,J=13.2Hz),4.98(1H,
d,J=4.9Hz),5.07−5.17(6H,m),5.56(1
H,d,J=15.6Hz),5.58(2H,brs),5.64
(1H,d,J=15.6Hz),5.92(1H,dd,J=4.
9, 8.8Hz),6.80(1H,s),6.85(2H,d,J=
8.8Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,
d,J=8.8Hz),7.08(1H,s),7.25−7.36(21
H,m),7.76(1H,s),8.23(1H,s),8.97
(1H,d,J=8.8Hz)。
【0330】実施例61 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(5−
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド)−3−(5−(ピリジ
ン−4−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド)−3−(5−(ピリジ
ン−4−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0331】実施例54の化合物(300mg,0.248mmol)及び
5−(ピリジン−4−イル)−2−メルカプト−1,
3,4−オキサジアゾール(48.9mg,0.273mmol)(J.A
m.Chem.Soc., 77 400(1955))を用いて、実施例60と同
様な方法により表記化合物を得た。微黄色無定形物質 2
10mg(収率62.5%)
5−(ピリジン−4−イル)−2−メルカプト−1,
3,4−オキサジアゾール(48.9mg,0.273mmol)(J.A
m.Chem.Soc., 77 400(1955))を用いて、実施例60と同
様な方法により表記化合物を得た。微黄色無定形物質 2
10mg(収率62.5%)
【0332】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.45(1H,d,J=18.6Hz),3.64(1H,
d,J=18.6Hz),3.77(3H,s),3.79(3H,
s),3.81(3H,s),4.14(1H,d,J=13.7H
z),4.48(1H,d,J=13.7Hz),4.99(1H,
d,J=4.9Hz),5.15−5.23(6H,m),5.56(1
H,d,J=15,6Hz),5.62(1H,d,J=15.6H
z),5.89(1H,dd,J=4.9, 8.3Hz),6.80(1
H,s),6.86(2H,d,J=8.8Hz),6.88(2H,
d,J=8.3Hz),6.91(2H,d,J=8.3Hz),7.00
(1H,brs),7.27−7.39(21H,m),7.61(2
H,dd,J=1.5, 4.4Hz),7.81(1H,s),8.23
(1H,s),8.76(2H,dd,J=1.5, 4.4Hz),
8.90(1H,d,J=8.3Hz)。
δ):3.45(1H,d,J=18.6Hz),3.64(1H,
d,J=18.6Hz),3.77(3H,s),3.79(3H,
s),3.81(3H,s),4.14(1H,d,J=13.7H
z),4.48(1H,d,J=13.7Hz),4.99(1H,
d,J=4.9Hz),5.15−5.23(6H,m),5.56(1
H,d,J=15,6Hz),5.62(1H,d,J=15.6H
z),5.89(1H,dd,J=4.9, 8.3Hz),6.80(1
H,s),6.86(2H,d,J=8.8Hz),6.88(2H,
d,J=8.3Hz),6.91(2H,d,J=8.3Hz),7.00
(1H,brs),7.27−7.39(21H,m),7.61(2
H,dd,J=1.5, 4.4Hz),7.81(1H,s),8.23
(1H,s),8.76(2H,dd,J=1.5, 4.4Hz),
8.90(1H,d,J=8.3Hz)。
【0333】実施例62 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(2−
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−5−イ
ル)メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド)−3−(ピリジン−4
−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−5−イ
ル)メトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)アセトアミド)−3−(ピリジン−4
−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート
【0334】実施例54の化合物(49.2mg,0.0404mmol)
及び4−メルカプトピリジン(4.72mg,0.0425mmol)を
用いて、実施例60と同様にして、表記化合物を得た。微
黄かっ色無定形物質 38.2mg(収率73.1%)
及び4−メルカプトピリジン(4.72mg,0.0425mmol)を
用いて、実施例60と同様にして、表記化合物を得た。微
黄かっ色無定形物質 38.2mg(収率73.1%)
【0335】SIMS (Positive, M/Z):1286(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.27(1
H,d,J=18.1Hz),3.49(1H,d,J=18.1H
z),3.77(3H,s),3.80(3H,s),3.81(3
H,s),3.83(1H,d,J=13.3Hz),4.21(1
H,d,J=13.3Hz),4.95(1H,d,J=4.9Hz),
5.11−5.21(6H,m),5.57(1H,d,J=15.6H
z),5.63(1H,d,J=15.6Hz),5.88(1H,d
d,J=4.9, 8.3Hz),6.80(1H,s),6.84(2
H,d,J=8.8Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.
92(2H,d,J=8.8Hz),6.98(2H,d,J=6.4H
z),7.29−7.31(17H,m),7.34(2H,d,J=8.
8Hz),7.38(2H,d,J=8.8Hz),7.82(1H,
s),8.23(1H,s),8.31(2H,d,J=6.4H
z),8.81(1H,d,J=8.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.27(1
H,d,J=18.1Hz),3.49(1H,d,J=18.1H
z),3.77(3H,s),3.80(3H,s),3.81(3
H,s),3.83(1H,d,J=13.3Hz),4.21(1
H,d,J=13.3Hz),4.95(1H,d,J=4.9Hz),
5.11−5.21(6H,m),5.57(1H,d,J=15.6H
z),5.63(1H,d,J=15.6Hz),5.88(1H,d
d,J=4.9, 8.3Hz),6.80(1H,s),6.84(2
H,d,J=8.8Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),6.
92(2H,d,J=8.8Hz),6.98(2H,d,J=6.4H
z),7.29−7.31(17H,m),7.34(2H,d,J=8.
8Hz),7.38(2H,d,J=8.8Hz),7.82(1H,
s),8.23(1H,s),8.31(2H,d,J=6.4H
z),8.81(1H,d,J=8.3Hz)。
【0336】実施例63 4−メトキシベンジル 3−(1−(2−ジメチルアミ
ノエチル)テトラゾール−5−イル)チオメチル−7β
−((Z)−2−(5−(3,4−ビス(4−メトキシ
ベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オ
キサジアゾール−2−イル)メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド)−3−セフェム−4−カルボキシレート
ノエチル)テトラゾール−5−イル)チオメチル−7β
−((Z)−2−(5−(3,4−ビス(4−メトキシ
ベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4−オ
キサジアゾール−2−イル)メトキシイミノ−2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド)−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0337】実施例54の化合物(300mg,0.248mmol)及び
1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプトテ
トラゾール(45.0mg,0.260mmol)を用いて、実施例60と
同様な方法により、表記化合物を得た。微黄色粉末 232
mg(収率69.5%)
1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプトテ
トラゾール(45.0mg,0.260mmol)を用いて、実施例60と
同様な方法により、表記化合物を得た。微黄色粉末 232
mg(収率69.5%)
【0338】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.19(6H,s),2.68(2H,t,J=6.5H
z),3.52(1H,d,J=19.0Hz),3.61(1H,d,
J=19.0Hz),3.78(3H,s),3.80(3H,s),
3.81(3H,s),4.14(1H,d,J=13.7Hz),4.
20(2H,t,J=6.5Hz),4.45(1H,d,J=13.7
Hz),4.97(1H,d,J=4.9Hz),5.10−5.24(6
H,m),5.57(1H,d,J=20.0Hz),5.61(1
H,d,J=20.0Hz),5.88(1H,dd,J=4.9,
8.3Hz),6.80(1H,s),6.86(2H,d,J=8.8
Hz),6.88(2H,d,J=8.3Hz),6.92(2H,d,
J=8.8Hz),6.98(1H,s),7.25−7.32(17H,
m),7.34(2H,d,J=8.3Hz),7.39(2H,d,
J=8.8Hz),7.81(1H,s),8.24(1H,s),8.
76(1H,d,J=8.3Hz)。
δ):2.19(6H,s),2.68(2H,t,J=6.5H
z),3.52(1H,d,J=19.0Hz),3.61(1H,d,
J=19.0Hz),3.78(3H,s),3.80(3H,s),
3.81(3H,s),4.14(1H,d,J=13.7Hz),4.
20(2H,t,J=6.5Hz),4.45(1H,d,J=13.7
Hz),4.97(1H,d,J=4.9Hz),5.10−5.24(6
H,m),5.57(1H,d,J=20.0Hz),5.61(1
H,d,J=20.0Hz),5.88(1H,dd,J=4.9,
8.3Hz),6.80(1H,s),6.86(2H,d,J=8.8
Hz),6.88(2H,d,J=8.3Hz),6.92(2H,d,
J=8.8Hz),6.98(1H,s),7.25−7.32(17H,
m),7.34(2H,d,J=8.3Hz),7.39(2H,d,
J=8.8Hz),7.81(1H,s),8.24(1H,s),8.
76(1H,d,J=8.3Hz)。
【0339】実施例64 3−((2−ヒドロキシメチル−5−メチル−S−トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)チオメチ
ル)−7β−((Z)−2−(5−(3,4−ビス(4
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボン酸 4
−メトキシベンジルエステル
アゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)チオメチ
ル)−7β−((Z)−2−(5−(3,4−ビス(4
−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル)メトキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−セフェム−4−カルボン酸 4
−メトキシベンジルエステル
【0340】実施例54の化合物(0.30g,0.248mmol)及
び2−ハイドロキシメチル−7−メルカプト−5−メチ
ル−S−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(48.6m
g,0.248mmol 、特開平1-131186号公報)を用いて実施
例60と同様の方法により淡黄色泡状の表題化合物を得
た。 0.171g(収率51%)
び2−ハイドロキシメチル−7−メルカプト−5−メチ
ル−S−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(48.6m
g,0.248mmol 、特開平1-131186号公報)を用いて実施
例60と同様の方法により淡黄色泡状の表題化合物を得
た。 0.171g(収率51%)
【0341】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.54(3H,s),3.47(1H,d,J=18.1H
z),3.53(1H,d,J=18.1Hz),3.76(3H,
s), 3.798(3H,s), 3.803(3H,s),4.02
(1H,d,J=12.7Hz),4.24(1H,d,J=12.7
Hz),4.85−5.20(8H,m),4.99(1H,d,J=
4.9Hz),5.59(1H,d,J=15.6Hz),5.63(1H,
d,J=15.6Hz),5.87(1H,dd,J=4.9, 8.3H
z),6.76−6.91(8H,m),7.00(1H,s),7.2
2−7.37(21H,m),7.85(1H,s),8.38(1
H,s),9.03(1H,d,J=8.3Hz)。
δ):2.54(3H,s),3.47(1H,d,J=18.1H
z),3.53(1H,d,J=18.1Hz),3.76(3H,
s), 3.798(3H,s), 3.803(3H,s),4.02
(1H,d,J=12.7Hz),4.24(1H,d,J=12.7
Hz),4.85−5.20(8H,m),4.99(1H,d,J=
4.9Hz),5.59(1H,d,J=15.6Hz),5.63(1H,
d,J=15.6Hz),5.87(1H,dd,J=4.9, 8.3H
z),6.76−6.91(8H,m),7.00(1H,s),7.2
2−7.37(21H,m),7.85(1H,s),8.38(1
H,s),9.03(1H,d,J=8.3Hz)。
【0342】実施例65 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(2−
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0343】実施例55の化合物(100mg,0.0795mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド1ml溶液へ、氷冷下、ヨ
ウ化ナトリウム(14.4mg,0.0954mmol)を加え、40分攪
拌した後、2−メルカプト−5−メチル−1,3,4−
チアジアゾール(11.6mg,0.0875mmol)を加え、室温で
2時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣を酢
酸エチルに溶解し、水洗した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 49
7:3)にて精製し、無色水アメ状物質として表記化合
物を得た。62.0mg(収率57.6%)
N,N−ジメチルホルムアミド1ml溶液へ、氷冷下、ヨ
ウ化ナトリウム(14.4mg,0.0954mmol)を加え、40分攪
拌した後、2−メルカプト−5−メチル−1,3,4−
チアジアゾール(11.6mg,0.0875mmol)を加え、室温で
2時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去した後、残渣を酢
酸エチルに溶解し、水洗した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 49
7:3)にて精製し、無色水アメ状物質として表記化合
物を得た。62.0mg(収率57.6%)
【0344】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.67(3H,s),3.48(1H,d,J=18.6H
z),3.50−3.77(2H,m),3.65(1H,d,J=1
8.6Hz),3.777 (3H,s), 3.783(3H,s),
3.81(3H,s),3.98(1H,d,J=13.7Hz),4.
55−4.70(2H,m),4.66(1H,d,J=13.7H
z),4.95(1H,d,J=4.9Hz),5.09−5.22(6
H,m),5.93(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.68
(1H,s),6.86(4H,d,J=8.8Hz),6.91(2
H,d,J=8.8Hz),6.99(1H,s),7.24−7.33
(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.66(1
H,d,J=9.3Hz),7.77(1H,s),8.17(1H,
s)。
δ):2.67(3H,s),3.48(1H,d,J=18.6H
z),3.50−3.77(2H,m),3.65(1H,d,J=1
8.6Hz),3.777 (3H,s), 3.783(3H,s),
3.81(3H,s),3.98(1H,d,J=13.7Hz),4.
55−4.70(2H,m),4.66(1H,d,J=13.7H
z),4.95(1H,d,J=4.9Hz),5.09−5.22(6
H,m),5.93(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.68
(1H,s),6.86(4H,d,J=8.8Hz),6.91(2
H,d,J=8.8Hz),6.99(1H,s),7.24−7.33
(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.66(1
H,d,J=9.3Hz),7.77(1H,s),8.17(1H,
s)。
【0345】実施例66 4−メトキシベンジル 3−(2−アミノ−1,3,4
−チアジアゾール−5−イル)チオメチル−7β−
((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)ア
セトアミド)−3−セフェム−4−カルボキシレート
−チアジアゾール−5−イル)チオメチル−7β−
((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メト
キシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,4
−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノ
−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)ア
セトアミド)−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0346】実施例55の化合物(288mg,0.229mmol)及び
2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ール(33.5mg,0.252mmol)を用いて、実施例65と同様な
方法により表記化合物を得た。淡黄色無定形物質 192mg
(収率61.8%)
2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ール(33.5mg,0.252mmol)を用いて、実施例65と同様な
方法により表記化合物を得た。淡黄色無定形物質 192mg
(収率61.8%)
【0347】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.42(1H,d,J=18.6Hz),3.50−3.56(1
H,m),3.54(1H,d,J=18.6Hz),3.65−3.71
(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,s),
3.80(3H,s),3.95(1H,d,J=13.7Hz),4.
12(1H,d,J=13.7Hz),4.52−4.58(1H,
m),4.62−4.69(1H,m),4.94(1H,d,J=
4.9Hz),5.04−5.18(6H,m),5.43(2H,s),
5.94(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.68(1H,
s),6.850 (2H,d,J=8.3Hz),6.854 (2H,
d,J=8.8Hz),6.90(2H,d,J=8.8Hz),7.05
(1H,s),7.24−7.31(19H,m),7.37(2H,
d,J=8.8Hz),7.76(1H,s),8.12(1H,
s),8.13(1H,d,J=9.3Hz)。
δ):3.42(1H,d,J=18.6Hz),3.50−3.56(1
H,m),3.54(1H,d,J=18.6Hz),3.65−3.71
(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,s),
3.80(3H,s),3.95(1H,d,J=13.7Hz),4.
12(1H,d,J=13.7Hz),4.52−4.58(1H,
m),4.62−4.69(1H,m),4.94(1H,d,J=
4.9Hz),5.04−5.18(6H,m),5.43(2H,s),
5.94(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.68(1H,
s),6.850 (2H,d,J=8.3Hz),6.854 (2H,
d,J=8.8Hz),6.90(2H,d,J=8.8Hz),7.05
(1H,s),7.24−7.31(19H,m),7.37(2H,
d,J=8.8Hz),7.76(1H,s),8.12(1H,
s),8.13(1H,d,J=9.3Hz)。
【0348】実施例67 4−メトキシベンジル 3−(ベンゾチアゾール−2−
イル)チオメチル−7β−((Z)−2−(2−(5−
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−セフェム
−4−カルボキシレート
イル)チオメチル−7β−((Z)−2−(2−(5−
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチルアミノ
チアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−セフェム
−4−カルボキシレート
【0349】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
2−メルカプトベンゾチアゾール(43.9mg,0.262mmol)
を用いて、実施例65と同様にして表記化合物を得た。微
黄色無定形物質 296mg(収率89.2%)
2−メルカプトベンゾチアゾール(43.9mg,0.262mmol)
を用いて、実施例65と同様にして表記化合物を得た。微
黄色無定形物質 296mg(収率89.2%)
【0350】SIMS (Positive, M/Z):1388(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.48(1
H,d,J=18.1Hz),3.49−3.55(1H,m),3.69
(1H,d,J=18.1Hz),3.69−3.74(1H,m),
3.76(3H,s),3.77(3H,s),3.81(3H,
s),4.03(1H,d,J=13.7Hz),4.53−4.59(1
H,m),4.65−4.71(1H,m),4.80(1H,d,
J=13.7Hz),4.95(1H,d,J=4.9Hz),5.08−5.
24(6H,m),5.94(1H,dd,J=4.9, 9.3H
z),6.68(1H,s),6.84(2H,d,J=8.8H
z),6.85(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,d,J
=8.8Hz),6.95(1H,s),7.25−7.36(21H,
m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.65(1H,d,
J=9.3Hz),7.71(1H,d,J=7.3Hz),7.76(1
H,s),7.78(1H,d,J=7.3Hz),8.17(1H,
s)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.48(1
H,d,J=18.1Hz),3.49−3.55(1H,m),3.69
(1H,d,J=18.1Hz),3.69−3.74(1H,m),
3.76(3H,s),3.77(3H,s),3.81(3H,
s),4.03(1H,d,J=13.7Hz),4.53−4.59(1
H,m),4.65−4.71(1H,m),4.80(1H,d,
J=13.7Hz),4.95(1H,d,J=4.9Hz),5.08−5.
24(6H,m),5.94(1H,dd,J=4.9, 9.3H
z),6.68(1H,s),6.84(2H,d,J=8.8H
z),6.85(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,d,J
=8.8Hz),6.95(1H,s),7.25−7.36(21H,
m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.65(1H,d,
J=9.3Hz),7.71(1H,d,J=7.3Hz),7.76(1
H,s),7.78(1H,d,J=7.3Hz),8.17(1H,
s)。
【0351】実施例68 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(2−
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(5−(ピリジン−4−イル)1,3,4−オキサジア
ゾール−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(5−(ピリジン−4−イル)1,3,4−オキサジア
ゾール−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート
【0352】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
5−(ピリジン−4−イル)−2−メルカプト−1,
3,4−オキサジアゾール(47.0mg,0.262mmol)(J.A
m.Chem.Soc., 77, 400(1955))を用いて、実施例65と同
様な方法により、表記化合物を得た。微黄かっ色無定形
物質 238mg(収率71.4%)
5−(ピリジン−4−イル)−2−メルカプト−1,
3,4−オキサジアゾール(47.0mg,0.262mmol)(J.A
m.Chem.Soc., 77, 400(1955))を用いて、実施例65と同
様な方法により、表記化合物を得た。微黄かっ色無定形
物質 238mg(収率71.4%)
【0353】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.51−3.56(1H,m),3.54(1H,d,J=
18.6Hz),3.68(1H,d,J=18.6Hz),3.69−3.74
(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,s),
3.81(3H,s),4.08(1H,d,J=13.7Hz),4.
53−4.58(1H,m),4.55(1H,d,J=13.7H
z),4.65−4.70(1H,m),4.97(1H,d,J=
4.8Hz),5.09−5.22(6H,m),5.95(1H,dd,
J=4.8, 9.3Hz),6.68(1H,s),6.85(2H,
d,J=8.8Hz),6.86(2H,d,J=8.3Hz),6.91
(2H,d,J=8.3Hz),6.97(1H,s),7.24−7.
33(19H,m),7.39(2H,d,J=8.3Hz),7.72
(1H,d,J=9.3Hz),7.77(1H,s),7.80(2
H,dd,J=1.5,4.4Hz),8.16(1H,s),8.77
(2H,dd,J=1.5, 4.4Hz)。
δ):3.51−3.56(1H,m),3.54(1H,d,J=
18.6Hz),3.68(1H,d,J=18.6Hz),3.69−3.74
(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,s),
3.81(3H,s),4.08(1H,d,J=13.7Hz),4.
53−4.58(1H,m),4.55(1H,d,J=13.7H
z),4.65−4.70(1H,m),4.97(1H,d,J=
4.8Hz),5.09−5.22(6H,m),5.95(1H,dd,
J=4.8, 9.3Hz),6.68(1H,s),6.85(2H,
d,J=8.8Hz),6.86(2H,d,J=8.3Hz),6.91
(2H,d,J=8.3Hz),6.97(1H,s),7.24−7.
33(19H,m),7.39(2H,d,J=8.3Hz),7.72
(1H,d,J=9.3Hz),7.77(1H,s),7.80(2
H,dd,J=1.5,4.4Hz),8.16(1H,s),8.77
(2H,dd,J=1.5, 4.4Hz)。
【0354】実施例69 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(2−
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(ピリジン−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(ピリジン−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート
【0355】実施例55の化合物(189mg,0.150mmol)及び
4−メルカプトピリジン(18.3mg,0.165mmol)を用い、
実施例65と同様な方法で、表記化合物を得た。黄かっ色
無定形物質 158mg(収率79.2%)
4−メルカプトピリジン(18.3mg,0.165mmol)を用い、
実施例65と同様な方法で、表記化合物を得た。黄かっ色
無定形物質 158mg(収率79.2%)
【0356】SIMS (Positive, M/Z):1332(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.33(1
H,d,J=18.6Hz),3.54(1H,d,J=18.6H
z),3.50−3.55(1H,m),3.69−3.77(1H,
m),3.75(1H,d,J=13.2Hz),3.77(3H,
s),3.78(3H,s),3.81(3H,s),4.31(1
H,d,J=13.2Hz),4.55−4.60(1H,m),4.68
−4.73(1H,m),4.92(1H,d,J=4.9Hz),5.
08−5.19(6H,m),5.92(1H,dd,J=4.9,
9.3Hz),6.68(1H,s),6.84(2H,d,J=8.8
Hz),6.85(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,d,
J=8.8Hz),6.95(1H,s),6.98(2H,d,J=
6.4Hz),7.25−7.32(19H,m),7.39(2H,d,J
=8.8Hz),7.69(1H,d),7.76(1H,s),8.15
(1H,s),8.30(2H,d,J=6.4Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.33(1
H,d,J=18.6Hz),3.54(1H,d,J=18.6H
z),3.50−3.55(1H,m),3.69−3.77(1H,
m),3.75(1H,d,J=13.2Hz),3.77(3H,
s),3.78(3H,s),3.81(3H,s),4.31(1
H,d,J=13.2Hz),4.55−4.60(1H,m),4.68
−4.73(1H,m),4.92(1H,d,J=4.9Hz),5.
08−5.19(6H,m),5.92(1H,dd,J=4.9,
9.3Hz),6.68(1H,s),6.84(2H,d,J=8.8
Hz),6.85(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2H,d,
J=8.8Hz),6.95(1H,s),6.98(2H,d,J=
6.4Hz),7.25−7.32(19H,m),7.39(2H,d,J
=8.8Hz),7.69(1H,d),7.76(1H,s),8.15
(1H,s),8.30(2H,d,J=6.4Hz)。
【0357】実施例70 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(2−
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(ピリジン−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(ピリジン−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート
【0358】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
2−メルカプトピリジン(26.5mg,0.239mmol)を用い
て、実施例65と同様な方法により表記化合物を得た。黄
白色無定形物質 210mg(収率66.0%)
2−メルカプトピリジン(26.5mg,0.239mmol)を用い
て、実施例65と同様な方法により表記化合物を得た。黄
白色無定形物質 210mg(収率66.0%)
【0359】SIMS (Positive, M/Z):1332(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.39(1
H,d,J=18.6Hz),3.48−3.54(1H,m),3.62
(1H,d,J=18.6Hz),3.68−3.74(1H,m),
3.78(6H,s),3.81(3H,s),3.87(1H,
d,J=13.7Hz),4.53−4.59(1H,m),4.63−4.
69(1H,m),4.69(1H,d,J=13.7Hz),4.93
(1H,d,J=4.9Hz),5.11−5.24(6H,m),5.
91(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.68(1H,
s),6.85(2H,d,J=8.8Hz),6.86(2H,d,
J=8.8Hz),6.91(2H,d,J=8.8Hz),6.93−6.96
(2H,m),7.10(1H,d,J=7.8Hz),7.26−7.
33(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8 Hz),7.39
−7.45(1H,m),7.62(1H,d,J=9.3Hz),7.
77(1H,s),8.16(1H,s),8.28(1H,d,
J=4.4Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ):3.39(1
H,d,J=18.6Hz),3.48−3.54(1H,m),3.62
(1H,d,J=18.6Hz),3.68−3.74(1H,m),
3.78(6H,s),3.81(3H,s),3.87(1H,
d,J=13.7Hz),4.53−4.59(1H,m),4.63−4.
69(1H,m),4.69(1H,d,J=13.7Hz),4.93
(1H,d,J=4.9Hz),5.11−5.24(6H,m),5.
91(1H,dd,J=4.9, 9.3Hz),6.68(1H,
s),6.85(2H,d,J=8.8Hz),6.86(2H,d,
J=8.8Hz),6.91(2H,d,J=8.8Hz),6.93−6.96
(2H,m),7.10(1H,d,J=7.8Hz),7.26−7.
33(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8 Hz),7.39
−7.45(1H,m),7.62(1H,d,J=9.3Hz),7.
77(1H,s),8.16(1H,s),8.28(1H,d,
J=4.4Hz)。
【0360】実施例71 4−メトキシベンジル 3−(1−(2−ジメチルアミ
ノエチル)テトラゾール−5−イル)チオメチル−7β
−((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メ
トキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,
4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)
アセトアミド)−3−セフェム−4−カルボキシレート
ノエチル)テトラゾール−5−イル)チオメチル−7β
−((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビス(4−メ
トキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イル)1,3,
4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミ
ノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)
アセトアミド)−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0361】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプトテ
トラゾール(45.5mg,0.262mmol)を用いて、実施例65と
同様な方法により表記化合物を得た。微黄色無定形物質
263mg(収率79.2%)
1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−メルカプトテ
トラゾール(45.5mg,0.262mmol)を用いて、実施例65と
同様な方法により表記化合物を得た。微黄色無定形物質
263mg(収率79.2%)
【0362】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.22(6H,s),2.70(2H,t,J=6.4H
z),3.51−3.59(1H,m),3.56(1H,d,J=1
9.0Hz),3.65(1H,d,J=19.0Hz),3.68−3.76
(1H,m), 3.781(3H,s),3.784 (3H,
s),3.81(3H,s),4.12(1H,d,J=13.2H
z),4.23(2H,t,J=6.4Hz),4.49(1H,d,
J=13.2Hz),4.55−4.61(1H,m),4.65−4.71
(1H,m),4.97(1H,d,J=4.8Hz),5.10−5.
20(6H,m),5.95(1H,dd,J=4.8, 9.3H
z),6.67(1H,s),6.856 (2H,d,J=8.3H
z),6.861 (2H,d,J=8.3Hz),6.92(2H,d,
J=8.3Hz),6.95(1H,s),7.26−7.34(19H,
m),7.40(2H,d,J=8.8Hz),7.57(1H,d,
J=9.3Hz),7.77(1H,s),8.17(1H,s)。
δ):2.22(6H,s),2.70(2H,t,J=6.4H
z),3.51−3.59(1H,m),3.56(1H,d,J=1
9.0Hz),3.65(1H,d,J=19.0Hz),3.68−3.76
(1H,m), 3.781(3H,s),3.784 (3H,
s),3.81(3H,s),4.12(1H,d,J=13.2H
z),4.23(2H,t,J=6.4Hz),4.49(1H,d,
J=13.2Hz),4.55−4.61(1H,m),4.65−4.71
(1H,m),4.97(1H,d,J=4.8Hz),5.10−5.
20(6H,m),5.95(1H,dd,J=4.8, 9.3H
z),6.67(1H,s),6.856 (2H,d,J=8.3H
z),6.861 (2H,d,J=8.3Hz),6.92(2H,d,
J=8.3Hz),6.95(1H,s),7.26−7.34(19H,
m),7.40(2H,d,J=8.8Hz),7.57(1H,d,
J=9.3Hz),7.77(1H,s),8.17(1H,s)。
【0363】実施例72 3−((2−ヒドロキシメチル−5−メチル−S−トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)チオメチ
ル)−7β−((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビ
ス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)
メトキシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)アセトアミド−3−セフェム−4−カル
ボン酸 4−メトキシベンジルエステル
アゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)チオメチ
ル)−7β−((Z)−2−(2−(5−(3,4−ビ
ス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジン−6−イ
ル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)
メトキシイミノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)アセトアミド−3−セフェム−4−カル
ボン酸 4−メトキシベンジルエステル
【0364】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び2−ヒドロキシメチル−7−メルカプト−5−メチル
−S−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(46.90mg,
0.239mmol 、特開平1-131186号公報)を用いて、実施例
65と同様の方法により淡かっ色泡状の表題化合物を得
た。 0.166g(収率50%)
び2−ヒドロキシメチル−7−メルカプト−5−メチル
−S−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(46.90mg,
0.239mmol 、特開平1-131186号公報)を用いて、実施例
65と同様の方法により淡かっ色泡状の表題化合物を得
た。 0.166g(収率50%)
【0365】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):2.56(3H,s),3.50(1H,d,J=18.1H
z),3.56(1H,d,J=18.1Hz),3.54−3.59(1
H,m),3.70−3.73(1H,m),3.75(3H,
s),3.77(3H,s),3.81(3H,s),4.14(1
H,d,J=13.2Hz),4.24(1H,d,J=13.2H
z),4.55−4.70(2H,m),4.92(2H,d,J=
5.4Hz),4.98(1H,d,J=4.9Hz),5.07−5.21(7
H,m),5.97(1H,dd,J=4.9Hz, 9.3Hz),6.
69(1H,s),6.71(1H,s),6.79(2H,d,
J=8.8Hz),6.84(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2
H,d,J=8.8Hz),6.97(1H,s),7.24−7.36
(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.76(1
H,s),7.86(1H,d,J=9.3Hz),8.15(1H,
s)。
δ):2.56(3H,s),3.50(1H,d,J=18.1H
z),3.56(1H,d,J=18.1Hz),3.54−3.59(1
H,m),3.70−3.73(1H,m),3.75(3H,
s),3.77(3H,s),3.81(3H,s),4.14(1
H,d,J=13.2Hz),4.24(1H,d,J=13.2H
z),4.55−4.70(2H,m),4.92(2H,d,J=
5.4Hz),4.98(1H,d,J=4.9Hz),5.07−5.21(7
H,m),5.97(1H,dd,J=4.9Hz, 9.3Hz),6.
69(1H,s),6.71(1H,s),6.79(2H,d,
J=8.8Hz),6.84(2H,d,J=8.8Hz),6.91(2
H,d,J=8.8Hz),6.97(1H,s),7.24−7.36
(19H,m),7.39(2H,d,J=8.8Hz),7.76(1
H,s),7.86(1H,d,J=9.3Hz),8.15(1H,
s)。
【0366】実施例73 4−メトキシベンジル 7β−((Z)−2−(2−
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(1,2,3−チアジアゾール−5−イル)チオメチル
−3−セフェム−4−カルボキシレート
(5−(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)
ピリジン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−
2−イル)チオ)エトキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド)−3−
(1,2,3−チアジアゾール−5−イル)チオメチル
−3−セフェム−4−カルボキシレート
【0367】実施例55の化合物(100mg,0.0795mmol)及
びソディウム 1,2,3−チアジアゾール−5−イル
スルフィド(22.3mg,0.159mmol)(Bull.Chem.Soc.Jp
n.,59, 179(1986))を用いて、実施例65と同様な方法に
より、表記化合物を得た。かっ色水アメ状物質 83.0mg
(収率77.9%)
びソディウム 1,2,3−チアジアゾール−5−イル
スルフィド(22.3mg,0.159mmol)(Bull.Chem.Soc.Jp
n.,59, 179(1986))を用いて、実施例65と同様な方法に
より、表記化合物を得た。かっ色水アメ状物質 83.0mg
(収率77.9%)
【0368】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.36(1H,d,J=17.6Hz),3.50−3.54(1
H,m),3.52(1H,d,J=17.6Hz),3.70−3.81
(10H,m),3.89(1H,d,J=13.7Hz),4.12
(1H,d,J=13.7Hz),4.54−4.59(1H,m),
4.66−4.71(1H,m),4.95(1H,d,J=4.9H
z),5.07−5.20(6H,m),5.95(1H,dd,J=
4.9, 9.3Hz),6.68(1H,s),6.85(4H,d,J
=8.8Hz),6.91(2H,d,J=8.8Hz),7.05(1H,
brs),7.24−7.33(19H,m),7.39(2H,d,
J=8.8Hz),7.76(1H,s),7.95(1H,d,J=
9.3Hz),8.14(1H,s),8.38(1H,s)。
δ):3.36(1H,d,J=17.6Hz),3.50−3.54(1
H,m),3.52(1H,d,J=17.6Hz),3.70−3.81
(10H,m),3.89(1H,d,J=13.7Hz),4.12
(1H,d,J=13.7Hz),4.54−4.59(1H,m),
4.66−4.71(1H,m),4.95(1H,d,J=4.9H
z),5.07−5.20(6H,m),5.95(1H,dd,J=
4.9, 9.3Hz),6.68(1H,s),6.85(4H,d,J
=8.8Hz),6.91(2H,d,J=8.8Hz),7.05(1H,
brs),7.24−7.33(19H,m),7.39(2H,d,
J=8.8Hz),7.76(1H,s),7.95(1H,d,J=
9.3Hz),8.14(1H,s),8.38(1H,s)。
【0369】実施例74 3−(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−5−
イル)チオメチル−7β−((Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−(5−(3−ヒドロキシ
−4−ピリドン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−イル)メトキシイミノアセトアミド)−3−
セフェム−4−カルボン酸 ナトリウム塩
イル)チオメチル−7β−((Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−(5−(3−ヒドロキシ
−4−ピリドン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−イル)メトキシイミノアセトアミド)−3−
セフェム−4−カルボン酸 ナトリウム塩
【0370】実施例60の化合物(155mg,0.118mmol)のア
ニソール 0.5ml溶液へ、氷冷攪拌下、トリフルオロ酢酸
1.0mlを加え、室温で3時間攪拌した。反応液をジイソ
プロピルエーテル80mlに注ぎ、析出した固体を濾取した
後、この固体を水3mlに懸濁し、氷冷下飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液でpH 7.4とした後、LichroprepRP-8 L
obarカラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精製
し、凍結乾燥して、淡黄色粉末の表記化合物を得た。5
1.8mg(収率60.1%)
ニソール 0.5ml溶液へ、氷冷攪拌下、トリフルオロ酢酸
1.0mlを加え、室温で3時間攪拌した。反応液をジイソ
プロピルエーテル80mlに注ぎ、析出した固体を濾取した
後、この固体を水3mlに懸濁し、氷冷下飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液でpH 7.4とした後、LichroprepRP-8 L
obarカラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精製
し、凍結乾燥して、淡黄色粉末の表記化合物を得た。5
1.8mg(収率60.1%)
【0371】SIMS (Positive, M/Z): 728(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.21(1
H,d,J=17.6Hz),3.63(1H,d,J=17.6H
z),3.87(1H,d,J=13.7Hz),4.48(1H,
d,J=13.7Hz),5.01(1H,d,J=4.9Hz),5.45
(1H,d,J=14.2Hz),5.50(1H,d,J=14.2
Hz),5.77(1H,d,J=4.9Hz),6.94(1H,
s),7.43(1H,s),7.88(1H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.21(1
H,d,J=17.6Hz),3.63(1H,d,J=17.6H
z),3.87(1H,d,J=13.7Hz),4.48(1H,
d,J=13.7Hz),5.01(1H,d,J=4.9Hz),5.45
(1H,d,J=14.2Hz),5.50(1H,d,J=14.2
Hz),5.77(1H,d,J=4.9Hz),6.94(1H,
s),7.43(1H,s),7.88(1H,s)。
【0372】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1600,1530。
0,1600,1530。
【0373】実施例75 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(5−(ピリジン−
4−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ナトリウ
ム塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(5−(ピリジン−
4−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ナトリウ
ム塩
【0374】実施例61の化合物(195mg,0.144mmol)を用
いて、実施例74と同様な方法により、表記化合物を得
た。微黄色粉末 62.9mg(収率56.5%)
いて、実施例74と同様な方法により、表記化合物を得
た。微黄色粉末 62.9mg(収率56.5%)
【0375】SIMS (Positive, M/Z): 774(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.32(1
H,d,J=17.6Hz),3.64(1H,d,J=17.6H
z),4.27(1H,d,J=13.2Hz),4.55(1H,
d,J=13.2Hz),5.02(1H,d,J=4.4Hz),5.45
(1H,d,J=14.2Hz),5.50(1H,d,J=14.2
Hz),5.79(1H,d,J=4.4Hz),6.94(1H,
s),7.40(1H,s),7.84(1H,s),8.03(2
H,d,J=6.4Hz),8.75(2H,d,J=6.4Hz)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.32(1
H,d,J=17.6Hz),3.64(1H,d,J=17.6H
z),4.27(1H,d,J=13.2Hz),4.55(1H,
d,J=13.2Hz),5.02(1H,d,J=4.4Hz),5.45
(1H,d,J=14.2Hz),5.50(1H,d,J=14.2
Hz),5.79(1H,d,J=4.4Hz),6.94(1H,
s),7.40(1H,s),7.84(1H,s),8.03(2
H,d,J=6.4Hz),8.75(2H,d,J=6.4Hz)。
【0376】IR(KBr,cm-1):3400,1760,160
0,1540。
0,1540。
【0377】実施例76 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−5−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(ピリジン−4−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ナト
リウム塩
ル)−2−(2−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−5−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(ピリジン−4−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ナト
リウム塩
【0378】実施例62の化合物(34.6mg,0.0269mmol)
を用い、実施例74と同様な方法により表記化合物を得
た。微黄色粉末 10.8mg(収率56.9%)
を用い、実施例74と同様な方法により表記化合物を得
た。微黄色粉末 10.8mg(収率56.9%)
【0379】SIMS (Positive, M/Z): 706(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.14(1
H,d,J=17.6Hz),3.48(1H,d,J=17.6H
z),3.93(1H,d,J=13.7Hz),4.49(1H,
d,J=13.7Hz),4.96(1H,d,J=4.9Hz),5.44
(1H,d,J=14.7Hz),5.49(1H,d,J=14.7
Hz),5.75(1H,d,J=4.9Hz),6.93(1H,
s),7.35(2H,d,J=5.9Hz),7.44(1H,
s),7.89(1H,s),8.27(2H,d,J=5.9H
z)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.14(1
H,d,J=17.6Hz),3.48(1H,d,J=17.6H
z),3.93(1H,d,J=13.7Hz),4.49(1H,
d,J=13.7Hz),4.96(1H,d,J=4.9Hz),5.44
(1H,d,J=14.7Hz),5.49(1H,d,J=14.7
Hz),5.75(1H,d,J=4.9Hz),6.93(1H,
s),7.35(2H,d,J=5.9Hz),7.44(1H,
s),7.89(1H,s),8.27(2H,d,J=5.9H
z)。
【0380】IR(KBr,cm-1):3500,1740,167
0,1640,1580。
0,1640,1580。
【0381】実施例77 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−ジメチ
ルアミノエチル)テトラゾール−5−イル)チオメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸 二塩酸塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−ジメチ
ルアミノエチル)テトラゾール−5−イル)チオメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸 二塩酸塩
【0382】実施例63の化合物(200mg,0.148mmol)のア
ニソール 0.5ml溶液へ、氷冷下、トリフルオロ酢酸 1.0
mlを加えた後、室温で2時間攪拌した。反応液を氷冷し
たジイソプロピルエーテル80mlに注ぎ、析出した固体を
濾取し、風乾した。この固体を、水3mlに懸濁し、氷冷
下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH 7.8とした
後、1N塩酸にてpH2とした。これをLichroprep RP-
8 Lobar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精
製し、凍結乾燥して、表記化合物を得た。白色粉末 8
1.2mg(収率66.9%)
ニソール 0.5ml溶液へ、氷冷下、トリフルオロ酢酸 1.0
mlを加えた後、室温で2時間攪拌した。反応液を氷冷し
たジイソプロピルエーテル80mlに注ぎ、析出した固体を
濾取し、風乾した。この固体を、水3mlに懸濁し、氷冷
下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH 7.8とした
後、1N塩酸にてpH2とした。これをLichroprep RP-
8 Lobar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精
製し、凍結乾燥して、表記化合物を得た。白色粉末 8
1.2mg(収率66.9%)
【0383】SIMS (Positive, M/Z): 746(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,δ):2.24
(6H,s),2.85(2H,t,J=6.4Hz),3.36(1
H,d,J=18.1Hz),3.59(1H,d,J=18.1H
z),4.05(1H,d,J=13.2Hz),4.29(1H,
d,J=13.2Hz),4.38(2H,t,J=6.4Hz),4.97
(1H,d,J=4.9Hz),5.24(2H,s),5.65(1
H,dd,J=4.9, 7.8Hz),6.70(1H,s),7.20
(2H,s),7.45(1H,s),7.99(1H,s),
9.62(1H,d,J=7.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSO−d6 ,δ):2.24
(6H,s),2.85(2H,t,J=6.4Hz),3.36(1
H,d,J=18.1Hz),3.59(1H,d,J=18.1H
z),4.05(1H,d,J=13.2Hz),4.29(1H,
d,J=13.2Hz),4.38(2H,t,J=6.4Hz),4.97
(1H,d,J=4.9Hz),5.24(2H,s),5.65(1
H,dd,J=4.9, 7.8Hz),6.70(1H,s),7.20
(2H,s),7.45(1H,s),7.99(1H,s),
9.62(1H,d,J=7.8Hz)。
【0384】IR(KBr,cm-1):3300,1760,168
0。
0。
【0385】実施例78 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−((2−ハイドロキ
シメチル−5−メチル−S−トリアゾロ(1,5−a)
ピリミジン−7−イル)チオメチル)−3−セフェム−
4−カルボン酸 ナトリウム塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−((2−ハイドロキ
シメチル−5−メチル−S−トリアゾロ(1,5−a)
ピリミジン−7−イル)チオメチル)−3−セフェム−
4−カルボン酸 ナトリウム塩
【0386】実施例64の化合物(0.171g,0.126mmol)を
用いて実施例74と同様の方法により白色粉末の表題化合
物を得た。31.5mg(収率32%)
用いて実施例74と同様の方法により白色粉末の表題化合
物を得た。31.5mg(収率32%)
【0387】SIMS (Positive, M/Z): 791(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.63(3
H,s),3.23(1H,d,J=17.6Hz),3.56(1
H,d,J=17.6Hz),4.24(1H,d,J=14.2H
z),4.56(1H,d,J=14.2Hz),4.79(2H,
s),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.44(1H,d,
J=14.2Hz),5.49(1H,d,J=14.2Hz),5.76
(1H,d,J=4.9Hz),6.93(1H,s),7.40(1
H,s),7.48(1H,s),7.94(1H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.63(3
H,s),3.23(1H,d,J=17.6Hz),3.56(1
H,d,J=17.6Hz),4.24(1H,d,J=14.2H
z),4.56(1H,d,J=14.2Hz),4.79(2H,
s),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.44(1H,d,
J=14.2Hz),5.49(1H,d,J=14.2Hz),5.76
(1H,d,J=4.9Hz),6.93(1H,s),7.40(1
H,s),7.48(1H,s),7.94(1H,s)。
【0388】IR(KBr,cm-1):3400,1760,167
0,1690,1520。
0,1690,1520。
【0389】実施例79 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(5−
メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(5−
メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0390】実施例65の化合物(62.0mg,0.0458mmol)
のアニソール1ml溶液へ、氷冷攪拌下トリフルオロ酢酸
1mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液をジイソプ
ロピルエーテル40mlへ注ぎ、析出した固体を濾取した
後、この固体を水2mlに懸濁し、氷冷下、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液でpH 7.2とした後、Lichroprep RP-
8 Lobar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精
製し、凍結乾燥して、微黄色粉末の表記化合物を得た。
18.2mg(収率51.4%)
のアニソール1ml溶液へ、氷冷攪拌下トリフルオロ酢酸
1mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液をジイソプ
ロピルエーテル40mlへ注ぎ、析出した固体を濾取した
後、この固体を水2mlに懸濁し、氷冷下、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液でpH 7.2とした後、Lichroprep RP-
8 Lobar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精
製し、凍結乾燥して、微黄色粉末の表記化合物を得た。
18.2mg(収率51.4%)
【0391】SIMS (Positive, M/Z): 773(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.70(3
H,s),3.41(1H,d,J=18.1Hz),3.67−3.71
(3H,m),4.15(1H,d,J=13.7Hz),4.52−
4.55(2H,m),4.60(1H,d,J=13.7Hz),5.
07(1H,d,J=4.9 Hz),5.78(1H,d,J=4.
9Hz),6.86(1H,s),7.40(1H,s),7.88(1
H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.70(3
H,s),3.41(1H,d,J=18.1Hz),3.67−3.71
(3H,m),4.15(1H,d,J=13.7Hz),4.52−
4.55(2H,m),4.60(1H,d,J=13.7Hz),5.
07(1H,d,J=4.9 Hz),5.78(1H,d,J=4.
9Hz),6.86(1H,s),7.40(1H,s),7.88(1
H,s)。
【0392】IR(KBr,cm-1):3350,1760,166
0,1600,1530。
0,1600,1530。
【0393】実施例80 3−(2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−5−
イル)チオメチル−7β−((Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−(2−(5−(3−ヒド
ロキシ−4−ピリドン−6−イル)1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノアセトア
ミド)−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
イル)チオメチル−7β−((Z)−2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−(2−(5−(3−ヒド
ロキシ−4−ピリドン−6−イル)1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミノアセトア
ミド)−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0394】実施例66の化合物(190mg,0.140mmol)を用
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
淡黄色粉末 73.7mg(収率67.9%)
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
淡黄色粉末 73.7mg(収率67.9%)
【0395】SIMS (Positive, M/Z): 774(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.38(1
H,d,J=17.6Hz),3.65−3.70(2H,m),3.72
(1H,d,J=17.6Hz),3.92(1H,d,J=13.2
Hz),4.50(1H,d,J=13.2Hz),4.51−4.56(2
H,m),5.05(1H,d,J=4.9Hz),5.76(1H,
d,J=4.9Hz),6.87(1H,s),7.37(1H,
s),7.85(1H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.38(1
H,d,J=17.6Hz),3.65−3.70(2H,m),3.72
(1H,d,J=17.6Hz),3.92(1H,d,J=13.2
Hz),4.50(1H,d,J=13.2Hz),4.51−4.56(2
H,m),5.05(1H,d,J=4.9Hz),5.76(1H,
d,J=4.9Hz),6.87(1H,s),7.37(1H,
s),7.85(1H,s)。
【0396】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1600,1500。
0,1600,1500。
【0397】実施例81 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(ベン
ゾチアゾール−2−イル)チオメチル−3−セフェム−
4−カルボン酸 ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(ベン
ゾチアゾール−2−イル)チオメチル−3−セフェム−
4−カルボン酸 ナトリウム塩
【0398】実施例67の化合物(289mg,0.208mmol)を用
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
微黄色粉末 97.5mg(収率58.0%)
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
微黄色粉末 97.5mg(収率58.0%)
【0399】SIMS (Positive, M/Z): 808(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.46(1
H,d,J=17.6Hz),3.60−3.70(2H,m),3.73
(1H,d,J=17.6Hz),4.27(1H,d,J=13.2
Hz),4.47−4.57(2H,m),4.81(1H,d,J=
13.2Hz),5.07(1H,d,J=4.9Hz),5.78(1H,
d,J=4.9Hz),6.86(1H,s),7.29−7.44(2
H,m),7.39(1H,s),7.81−7.84(2H,
m),7.87(1H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.46(1
H,d,J=17.6Hz),3.60−3.70(2H,m),3.73
(1H,d,J=17.6Hz),4.27(1H,d,J=13.2
Hz),4.47−4.57(2H,m),4.81(1H,d,J=
13.2Hz),5.07(1H,d,J=4.9Hz),5.78(1H,
d,J=4.9Hz),6.86(1H,s),7.29−7.44(2
H,m),7.39(1H,s),7.81−7.84(2H,
m),7.87(1H,s)。
【0400】IR(KBr,cm-1):3300,1760,168
0,1600,1530。
0,1600,1530。
【0401】実施例82 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(5−
(ピリジン−4−イル)1,3,4−オキサジアゾール
−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸 ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(5−
(ピリジン−4−イル)1,3,4−オキサジアゾール
−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸 ナトリウム塩
【0402】実施例68の化合物(235mg,0.168mmol)を用
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
淡かっ色粉末 83.5mg(収率60.7%)
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
淡かっ色粉末 83.5mg(収率60.7%)
【0403】SIMS (Positive, M/Z): 820(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.41(1
H,d,J=18.1Hz),3.55−3.60(2H,m),3.66
(1H,d,J=18.1Hz),4.19(1H,d,J=13.2
Hz),4.41−4.46(2H,m),4.54(1H,d,J=
13.2Hz),4.99(1H,d,J=4.9Hz),5.70(1H,
d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),7.21(1H,
s),7.71(1H,s),7.92(2H,d,J=5.9H
z),8.65(2H,d,J=5.9Hz)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.41(1
H,d,J=18.1Hz),3.55−3.60(2H,m),3.66
(1H,d,J=18.1Hz),4.19(1H,d,J=13.2
Hz),4.41−4.46(2H,m),4.54(1H,d,J=
13.2Hz),4.99(1H,d,J=4.9Hz),5.70(1H,
d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),7.21(1H,
s),7.71(1H,s),7.92(2H,d,J=5.9H
z),8.65(2H,d,J=5.9Hz)。
【0404】IR(KBr,cm-1):3300,1760,167
0,1600,1520。
0,1600,1520。
【0405】実施例83 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(ピリ
ジン−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸 ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(ピリ
ジン−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸 ナトリウム塩
【0406】実施例69の化合物(148mg,0.111mmol)を用
いて、実施例79と同様にして表記化合物を得た。淡黄色
粉末 49.9mg(収率59.8%)
いて、実施例79と同様にして表記化合物を得た。淡黄色
粉末 49.9mg(収率59.8%)
【0407】SIMS (Positive, M/Z): 752(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.33(1
H,d,J=17.6Hz),3.58(1H,d,J=17.6H
z),3.65−3.69(2H,m),3.94(1H,d,J=1
3.7Hz),4.39−4.56(2H,m),4.54(1H,d,
J=13.7Hz),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.75(1
H,d,J=4.9Hz),6.86(1H,s),7.35(2H,
d,J=6.4Hz),7.41(1H,s),7.89(1H,
s),8.27(2H,d,J=6.4Hz)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.33(1
H,d,J=17.6Hz),3.58(1H,d,J=17.6H
z),3.65−3.69(2H,m),3.94(1H,d,J=1
3.7Hz),4.39−4.56(2H,m),4.54(1H,d,
J=13.7Hz),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.75(1
H,d,J=4.9Hz),6.86(1H,s),7.35(2H,
d,J=6.4Hz),7.41(1H,s),7.89(1H,
s),8.27(2H,d,J=6.4Hz)。
【0408】IR(KBr,cm-1):3350,1760,168
0,1580,1540。
0,1580,1540。
【0409】実施例84 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(ピリ
ジン−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸 ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(ピリ
ジン−2−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸 ナトリウム塩
【0410】実施例70の化合物(205mg,0.154mmol)を用
いて、実施例79と同様な方法により、表記化合物を得
た。淡黄色粉末 61.8mg(収率53.4%)
いて、実施例79と同様な方法により、表記化合物を得
た。淡黄色粉末 61.8mg(収率53.4%)
【0411】SIMS (Positive, M/Z): 752(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.37(1
H,d,J=17.6Hz),3.63(1H,d,J=17.6H
z),3.65−3.68(2H,m),4.08(1H,d,J=1
3.7Hz),4.51−4.54(2H,m),4.62(1H,d,
J=13.7Hz),5.04(1H,d,J=4.9Hz),5.75(1
H,d,J=4.9Hz),6.87(1H,s),7.03−7.06
(1H,m),7.30(1H,d,J=7.8Hz),7.34(1
H,s),7.56−7.60(1H,m),7.82(1H,
s),8.35(1H,dd,J=1.0, 3.9Hz)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.37(1
H,d,J=17.6Hz),3.63(1H,d,J=17.6H
z),3.65−3.68(2H,m),4.08(1H,d,J=1
3.7Hz),4.51−4.54(2H,m),4.62(1H,d,
J=13.7Hz),5.04(1H,d,J=4.9Hz),5.75(1
H,d,J=4.9Hz),6.87(1H,s),7.03−7.06
(1H,m),7.30(1H,d,J=7.8Hz),7.34(1
H,s),7.56−7.60(1H,m),7.82(1H,
s),8.35(1H,dd,J=1.0, 3.9Hz)。
【0412】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1600,1520。
0,1600,1520。
【0413】実施例85 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ジメチルアミノエチル)テトラゾール−5−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 二塩
酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ジメチルアミノエチル)テトラゾール−5−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 二塩
酸塩
【0414】実施例71の化合物(259mg,0.186mmol)のア
ニソール 1.0ml溶液に氷冷下トリフルオロ酢酸 1.0mlを
加えた後、室温で2時間攪拌した。反応液を氷冷したジ
イソプロピルエーテル 100mlに注ぎ、析出した固体を濾
取し、風乾した。この固体を水3mlに懸濁し、氷冷下、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH 7.4とした後、1
N塩酸にてpH2とし可溶化した。これをLichroprep R
P-8 Lobar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて
精製し、凍結乾燥して、表記化合物を得た。白色粉末
79.5mg(収率49.5%)
ニソール 1.0ml溶液に氷冷下トリフルオロ酢酸 1.0mlを
加えた後、室温で2時間攪拌した。反応液を氷冷したジ
イソプロピルエーテル 100mlに注ぎ、析出した固体を濾
取し、風乾した。この固体を水3mlに懸濁し、氷冷下、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH 7.4とした後、1
N塩酸にてpH2とし可溶化した。これをLichroprep R
P-8 Lobar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて
精製し、凍結乾燥して、表記化合物を得た。白色粉末
79.5mg(収率49.5%)
【0415】SIMS (Positive, M/Z): 792(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.00(6
H,s),3.59(1H,d,J=18.1Hz),3.68−3.78
(5H,m),4.18(1H,d,J=13.2Hz),4.26
(1H,d,J=13.2Hz),4.51−4.59(2H,m),
5.12(1H,d,J=4.9Hz),5.78(1H,d,J=4.
9Hz),6.88(1H,s),7.43(1H,s),7.93(1
H,s)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.00(6
H,s),3.59(1H,d,J=18.1Hz),3.68−3.78
(5H,m),4.18(1H,d,J=13.2Hz),4.26
(1H,d,J=13.2Hz),4.51−4.59(2H,m),
5.12(1H,d,J=4.9Hz),5.78(1H,d,J=4.
9Hz),6.88(1H,s),7.43(1H,s),7.93(1
H,s)。
【0416】IR(KBr,cm-1):3350,1760,168
0,1600,1540。
0,1600,1540。
【0417】実施例86 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−((2
−ヒドロキシメチル−5−メチル−S−トリアゾロ
(1,5−a)ピリミジン−7−イル)チオメチル)−
3−セフェム−4−カルボン酸 ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−((2
−ヒドロキシメチル−5−メチル−S−トリアゾロ
(1,5−a)ピリミジン−7−イル)チオメチル)−
3−セフェム−4−カルボン酸 ナトリウム塩
【0418】実施例72の化合物(0.164g,0.130mmol)を
用いて、実施例79と同様な方法により淡黄色粉末の表記
化合物を得た。48.2mg(収率44%)
用いて、実施例79と同様な方法により淡黄色粉末の表記
化合物を得た。48.2mg(収率44%)
【0419】SIMS (Positive, M/Z): 837(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.63(3
H,s),3.42(1H,d,J=17.6Hz),3.66(1
H,d,J=17.6Hz),3.67(2H,t,J=4.9Hz),
4.28(1H,d,J=14.2Hz),4.52(2H,t,J=
4.9Hz),4.68(1H,d,J=14.2Hz),4.78(2H,
s),5.07(1H,d,J=4.9Hz),5.77(1H,d,
J=4.9Hz),6.86(1H,s),7.35(1H,s),7.
41(1H,s),7.84(1H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.63(3
H,s),3.42(1H,d,J=17.6Hz),3.66(1
H,d,J=17.6Hz),3.67(2H,t,J=4.9Hz),
4.28(1H,d,J=14.2Hz),4.52(2H,t,J=
4.9Hz),4.68(1H,d,J=14.2Hz),4.78(2H,
s),5.07(1H,d,J=4.9Hz),5.77(1H,d,
J=4.9Hz),6.86(1H,s),7.35(1H,s),7.
41(1H,s),7.84(1H,s)。
【0420】IR(KBr,cm-1):3360,1760,159
0,1520,1470。
0,1520,1470。
【0421】実施例87 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1,
2,3−チアジアゾール−5−イル)チオメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸 ナトリウム塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1,
2,3−チアジアゾール−5−イル)チオメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸 ナトリウム塩
【0422】実施例73の化合物(254mg,0.190mmol)を用
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
微黄色粉末 93.1mg(収率64.7%)
いて、実施例79と同様な方法により表記化合物を得た。
微黄色粉末 93.1mg(収率64.7%)
【0423】SIMS (Positive, M/Z): 759(M+N
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.37(1
H,d,J=17.6Hz),3.61(1H,d,J=17.6H
z),3.65−3.69(2H,m),4.09(1H,d,J=1
3.7Hz),4.49(1H,d,J=13.7Hz),4.52−4.55
(2H,m),5.06(1H,d,J=4.4Hz),5.78(1
H,d,J=4.4Hz),6.87(1H,s),7.34(1H,
s),7.83(1H,s),8.68(1H,s)。
a)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.37(1
H,d,J=17.6Hz),3.61(1H,d,J=17.6H
z),3.65−3.69(2H,m),4.09(1H,d,J=1
3.7Hz),4.49(1H,d,J=13.7Hz),4.52−4.55
(2H,m),5.06(1H,d,J=4.4Hz),5.78(1
H,d,J=4.4Hz),6.87(1H,s),7.34(1H,
s),7.83(1H,s),8.68(1H,s)。
【0424】IR(KBr,cm-1):3400,1760,167
0,1600,1530。
0,1600,1530。
【0425】実施例88 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−ヒドロ
キシエチル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3
−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−ヒドロ
キシエチル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3
−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0426】実施例54の化合物(0.30g,0.248mmol)
を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.90ml)に溶解し
た後、室温にて1−(2−ヒドロキシエチル)ピリドン
−4−チオン(特開昭58-10589号公報,38.4mg,0.248m
mol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(0.60ml)を
加え、同温にて 3.5時間攪拌する。溶媒を留去後、残渣
をジイソプロピルエーテルとトリチュレーションし、淡
茶色粉末を得る。(0.275g) 得られた粉末をアニソー
ル(0.80ml)に溶解した後、氷冷下にてトリフルオロ酢
酸(0.80ml)を滴下し、同温にて2時間攪拌する。反応
混合物をジイソプロピルエーテル(40ml)に注ぎ室温に
て10分間攪拌する。析出晶を濾取しジイソプロピルエー
テルで洗浄の後、乾燥し淡橙色粉末を得る。(0.160g)
得られた粉末を蒸留水(4ml)に懸濁し飽和NaHCO
3 水溶液を用いてpH7.4 に調製する。次いで5N−H
Cl水溶液を用いてpH 2.0に調製する。不溶物を濾去
した後、濾液をLichroprep RP-8 Lobar カラム(アセト
ニトリル:水1:4)にて精製し白色粉末の表記化合物
を得た。72.8mg(収率38%)
を、N,N−ジメチルホルムアミド(0.90ml)に溶解し
た後、室温にて1−(2−ヒドロキシエチル)ピリドン
−4−チオン(特開昭58-10589号公報,38.4mg,0.248m
mol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(0.60ml)を
加え、同温にて 3.5時間攪拌する。溶媒を留去後、残渣
をジイソプロピルエーテルとトリチュレーションし、淡
茶色粉末を得る。(0.275g) 得られた粉末をアニソー
ル(0.80ml)に溶解した後、氷冷下にてトリフルオロ酢
酸(0.80ml)を滴下し、同温にて2時間攪拌する。反応
混合物をジイソプロピルエーテル(40ml)に注ぎ室温に
て10分間攪拌する。析出晶を濾取しジイソプロピルエー
テルで洗浄の後、乾燥し淡橙色粉末を得る。(0.160g)
得られた粉末を蒸留水(4ml)に懸濁し飽和NaHCO
3 水溶液を用いてpH7.4 に調製する。次いで5N−H
Cl水溶液を用いてpH 2.0に調製する。不溶物を濾去
した後、濾液をLichroprep RP-8 Lobar カラム(アセト
ニトリル:水1:4)にて精製し白色粉末の表記化合物
を得た。72.8mg(収率38%)
【0427】SIMS (Positive, M/Z): 728(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.31(1H,d,J=18.1Hz),3.80(2H,s),4.
32(1H,d,J=12.7Hz),4.42(1H,d,J=1
2.7Hz),4.48(2H,s),5.10(1H,d,J=4.9
Hz),5.34(2H,s),5.73(1H,d,J=4.9H
z),6.82(1H,s),7.58(1H,s),8.07(2
H,d,J=6.8Hz),8.10(1H,s),8.64(2H,
d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.31(1H,d,J=18.1Hz),3.80(2H,s),4.
32(1H,d,J=12.7Hz),4.42(1H,d,J=1
2.7Hz),4.48(2H,s),5.10(1H,d,J=4.9
Hz),5.34(2H,s),5.73(1H,d,J=4.9H
z),6.82(1H,s),7.58(1H,s),8.07(2
H,d,J=6.8Hz),8.10(1H,s),8.64(2H,
d,J=6.8Hz)。
【0428】IR(KBr,cm-1):3280,1750,162
0,1530。
0,1530。
【0429】実施例89 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−エチルピリジ
ニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−エチルピリジ
ニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート 二塩酸塩
【0430】実施例54の化合物(0.30g,0.248mmol)及
び1−エチルピリド−4−チオン(34.5mg,0.248mmol
,J.Chem.Soc., 3610(1958))を用いて、実施例88と同
様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。96.1mg
(収率52%)
び1−エチルピリド−4−チオン(34.5mg,0.248mmol
,J.Chem.Soc., 3610(1958))を用いて、実施例88と同
様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。96.1mg
(収率52%)
【0431】SIMS (Positive, M/Z): 712(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.48(3H,t),3.22(1H,d,J=18.1Hz),3.
49(1H,d,J=18.1Hz),4.35(1H,d,J=1
3.7Hz),4.42(1H,d,J=13.7Hz),4.43(2
H,q),5.01(1H,d,J=4.9Hz),5.34(2H,
s),5.64(1H,d,J=4.9Hz),6.83(1H,
s),7.57(1H,s),8.10(1H,s),8.12(2
H,d,J=6.3Hz),8.69(2H,d,J=6.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.48(3H,t),3.22(1H,d,J=18.1Hz),3.
49(1H,d,J=18.1Hz),4.35(1H,d,J=1
3.7Hz),4.42(1H,d,J=13.7Hz),4.43(2
H,q),5.01(1H,d,J=4.9Hz),5.34(2H,
s),5.64(1H,d,J=4.9Hz),6.83(1H,
s),7.57(1H,s),8.10(1H,s),8.12(2
H,d,J=6.3Hz),8.69(2H,d,J=6.3Hz)。
【0432】IR(KBr,cm-1):3300,1760,167
0,1630,1530,1490。
0,1630,1530,1490。
【0433】実施例90 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(2,3−シクロペ
ンテノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−
4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシ
レート 二塩酸塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(2,3−シクロペ
ンテノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−
4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシ
レート 二塩酸塩
【0434】実施例54の化合物(0.30g,0.248mmol)及
び1−(2−ヒドロキシエチル)−シクロペンタノ
[b]−4−チオピリドン(48.4mg,0.248mmol ,特開
昭61-17589 号公報)を用いて、実施例88と同様な方法
により白色粉末の表記化合物を得た。84.2mg(収率42
%)
び1−(2−ヒドロキシエチル)−シクロペンタノ
[b]−4−チオピリドン(48.4mg,0.248mmol ,特開
昭61-17589 号公報)を用いて、実施例88と同様な方法
により白色粉末の表記化合物を得た。84.2mg(収率42
%)
【0435】SIMS (Positive, M/Z): 768(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.22(2H,dt,J=7.3 Hz),2.88(2H,t,J
=7.3Hz),3.23(1H,d,J=17.1Hz),3.32(2
H,t,J=7.3Hz),3.80(2H,br,s),4.41−
4.48(4H,m),4.99(1H,d,J=4.9Hz),5.33
(2H,s),5.60(1H,d,J=4.9Hz),6.82(1
H,s),7.57(1H,s),8.09(1H,s),8.19
(1H,d,J=6.4Hz),8.44(1H,d,J=6.4H
z)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.22(2H,dt,J=7.3 Hz),2.88(2H,t,J
=7.3Hz),3.23(1H,d,J=17.1Hz),3.32(2
H,t,J=7.3Hz),3.80(2H,br,s),4.41−
4.48(4H,m),4.99(1H,d,J=4.9Hz),5.33
(2H,s),5.60(1H,d,J=4.9Hz),6.82(1
H,s),7.57(1H,s),8.09(1H,s),8.19
(1H,d,J=6.4Hz),8.44(1H,d,J=6.4H
z)。
【0436】IR(KBr,cm-1):3200,1760,166
0,1610,1520。
0,1610,1520。
【0437】実施例91 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(カルボキシ
メチル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セ
フェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(カルボキシ
メチル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セ
フェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0438】実施例54の化合物(0.30g,0.248mmol)及
び1−tert−ブトキシカルボニルメチルピリド−4−チ
オン(55.9mg,0.248mmol)を用いて、実施例88と同様な
方法により白色粉末の表記化合物を得た。 3.8mg(収率
2.0%)
び1−tert−ブトキシカルボニルメチルピリド−4−チ
オン(55.9mg,0.248mmol)を用いて、実施例88と同様な
方法により白色粉末の表記化合物を得た。 3.8mg(収率
2.0%)
【0439】SIMS (Positive, M/Z): 742(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.71(1H,d,J=18.1Hz),4.32(1H,d,J=
12.7Hz),4.40(1H,d,J=12.7Hz),5.18(1
H,d,J=4.9Hz),5.36(4H,m),5.81(1H,
d,J=4.9Hz),6.83(1H,s),7.57(1H,
s),8.04(2H,d,J=6.8Hz),8.10(1H,
s),8.70(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.71(1H,d,J=18.1Hz),4.32(1H,d,J=
12.7Hz),4.40(1H,d,J=12.7Hz),5.18(1
H,d,J=4.9Hz),5.36(4H,m),5.81(1H,
d,J=4.9Hz),6.83(1H,s),7.57(1H,
s),8.04(2H,d,J=6.8Hz),8.10(1H,
s),8.70(2H,d,J=6.8Hz)。
【0440】IR(KBr,cm-1):3360,1760,167
0,1630,1600,1520。
0,1630,1600,1520。
【0441】実施例92 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−(N,
N−ジメチルアミノ)エチル)ピリジニウム−4−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート
三塩酸塩
ル)−2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6
−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メ
トキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−(N,
N−ジメチルアミノ)エチル)ピリジニウム−4−イ
ル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート
三塩酸塩
【0442】実施例54の化合物(0.272g,0.224mmol)及
び1−(2−N,N−ジメチルアミノエチル)ピリド−
4−チオン塩酸塩(49.1mg,0.224mmol)を用いて、実施
例88と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。
30.7mg(収率17%)
び1−(2−N,N−ジメチルアミノエチル)ピリド−
4−チオン塩酸塩(49.1mg,0.224mmol)を用いて、実施
例88と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。
30.7mg(収率17%)
【0443】SIMS (Positive, M/Z): 755(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.82(6
H,s),3.23(1H,d,J=18.1Hz),3.53(1
H,d,J=18.1Hz),3.56(2H,br,s),4.25
(1H,d,J=13.7Hz),4.43(1H,d,J=13.7
Hz),5.07(1H,d,J=4.9Hz),5.48(1H,d,
J=14.2Hz),5.53(1H,d,J=14.2Hz),5.75
(1H,d,J=4.9Hz),6.96(1H,s),7.50(1
H,s),7.97(1H,s),8.03(2H,d,J=6.
8Hz),8.63(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):2.82(6
H,s),3.23(1H,d,J=18.1Hz),3.53(1
H,d,J=18.1Hz),3.56(2H,br,s),4.25
(1H,d,J=13.7Hz),4.43(1H,d,J=13.7
Hz),5.07(1H,d,J=4.9Hz),5.48(1H,d,
J=14.2Hz),5.53(1H,d,J=14.2Hz),5.75
(1H,d,J=4.9Hz),6.96(1H,s),7.50(1
H,s),7.97(1H,s),8.03(2H,d,J=6.
8Hz),8.63(2H,d,J=6.8Hz)。
【0444】IR(KBr,cm-1):3400,1770,168
0,1630,1540。
0,1630,1540。
【0445】実施例93 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
【0446】実施例55の化合物(1.20g,0.956mmol)を
N,N−ジメチルホルムアミド(3.6ml)に溶解した後、
室温にて1−(2−ヒドロキシエチル)ピリドン−4−
チオン(特開昭58-10589号公報, 0.148g,0.956mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(2.4ml)を加え、
同温にて2時間攪拌する。溶媒を留去後、残渣をジイソ
プロピルエーテルとトリチュレーションし淡黄色粉末を
得る(1.140g)。得られた粉末をアニソール(3.2ml)に
溶解した後、氷冷下にてトリフルオロ酢酸(3.20ml)を
滴下し、同温にて 1.5時間攪拌する。反応混合物をジイ
ソプロピルエーテル(150ml)に注ぎ、室温にて10分間攪
拌する。析出晶を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗
浄後、乾燥し淡黄色粉末を得る(0.803g)。得られた粉
末を蒸留水(8ml)に懸濁し飽和NaHCO3 水溶液を
用いてpH 7.4に調製する。次いで5N−HCl水溶液
を用いてpH 2.0に調製する。不溶物を濾去した後、濾
液をLichroprep RP-8 Lobar カラム(アセトニトリル:
水 1:4)にて精製し淡黄色粉末の表記化合物を得
た。 0.385g(収率48%)
N,N−ジメチルホルムアミド(3.6ml)に溶解した後、
室温にて1−(2−ヒドロキシエチル)ピリドン−4−
チオン(特開昭58-10589号公報, 0.148g,0.956mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(2.4ml)を加え、
同温にて2時間攪拌する。溶媒を留去後、残渣をジイソ
プロピルエーテルとトリチュレーションし淡黄色粉末を
得る(1.140g)。得られた粉末をアニソール(3.2ml)に
溶解した後、氷冷下にてトリフルオロ酢酸(3.20ml)を
滴下し、同温にて 1.5時間攪拌する。反応混合物をジイ
ソプロピルエーテル(150ml)に注ぎ、室温にて10分間攪
拌する。析出晶を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗
浄後、乾燥し淡黄色粉末を得る(0.803g)。得られた粉
末を蒸留水(8ml)に懸濁し飽和NaHCO3 水溶液を
用いてpH 7.4に調製する。次いで5N−HCl水溶液
を用いてpH 2.0に調製する。不溶物を濾去した後、濾
液をLichroprep RP-8 Lobar カラム(アセトニトリル:
水 1:4)にて精製し淡黄色粉末の表記化合物を得
た。 0.385g(収率48%)
【0447】SIMS (Positive, M/Z): 774(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.57(2H,t,J=6.8Hz),3.57(1H,d,J=1
8.6Hz),3.75(1H,d,J=18.6Hz),3.80(2
H,t,J=5.4Hz),4.33−4.49(6H,m),5.21
(1H,d,J=4.9Hz),5,83(1H,d,J=4.9H
z),6.80(1H,s),7.49(1H,s),7.99(2
H,d,J=6.8Hz),8.07(1H,s),8.67(2H,
d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.57(2H,t,J=6.8Hz),3.57(1H,d,J=1
8.6Hz),3.75(1H,d,J=18.6Hz),3.80(2
H,t,J=5.4Hz),4.33−4.49(6H,m),5.21
(1H,d,J=4.9Hz),5,83(1H,d,J=4.9H
z),6.80(1H,s),7.49(1H,s),7.99(2
H,d,J=6.8Hz),8.07(1H,s),8.67(2H,
d,J=6.8Hz)。
【0448】IR(KBr,cm-1):3200,1760,166
0,1620,1540,1470。
0,1620,1540,1470。
【0449】実施例94 3−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4
−イル)チオメチル−4−(4−メトキシベンジルオキ
シカルボニル)−7β−((Z)−2−(2−(5−
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノ)−2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)アセトアミド−3−セフェム
クロライド
−イル)チオメチル−4−(4−メトキシベンジルオキ
シカルボニル)−7β−((Z)−2−(2−(5−
(3,4−ビス(4−メトキシベンジルオキシ)ピリジ
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノ)−2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)アセトアミド−3−セフェム
クロライド
【0450】実施例55の化合物(5.00g,3.98mmol)を
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)に溶解した後、
室温にて1−(2−ヒドロキシエチル)ピリドン−4−
チオン(特開昭58-10589号公報, 0.618g,3.98mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(10ml)を加え、
同温にて 2.5時間攪拌する。溶媒を留去後、残渣をジイ
ソプロピルエーテルとトリチュレーションし、淡橙色粉
末の表記化合物を得た。 5.036g(収率90%)
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)に溶解した後、
室温にて1−(2−ヒドロキシエチル)ピリドン−4−
チオン(特開昭58-10589号公報, 0.618g,3.98mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(10ml)を加え、
同温にて 2.5時間攪拌する。溶媒を留去後、残渣をジイ
ソプロピルエーテルとトリチュレーションし、淡橙色粉
末の表記化合物を得た。 5.036g(収率90%)
【0451】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):3.43(1H,d,J=18.1Hz),3.58(1H,
d,J=18.1Hz),3.65(2H,t,J=6.4Hz),3.76
(3H,s),3.77(3H,s),3.80(3H,s),
3.94(2H,br,s),4.20(1H,d,J=13.2H
z),4.34(1H,d,J=13.2Hz),4.52−4.67(5
H,m),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.08−5.24
(6H,m),5.91(1H,dd,J=4.9Hz, 9.3H
z),6.71(1H,s),6.80(4H,d,J=8.3H
z),6.90(2H,d,J=8.3Hz),6.97(1H,br,
s),7.20−7.32(19H,m),7.37(2H,d,J=
8.3Hz),7.63(2H,d,J=6.8 Hz),7.73(1H,
s),7.97(1H,d,J=9.3Hz),8.17(1H,
s),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
δ):3.43(1H,d,J=18.1Hz),3.58(1H,
d,J=18.1Hz),3.65(2H,t,J=6.4Hz),3.76
(3H,s),3.77(3H,s),3.80(3H,s),
3.94(2H,br,s),4.20(1H,d,J=13.2H
z),4.34(1H,d,J=13.2Hz),4.52−4.67(5
H,m),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.08−5.24
(6H,m),5.91(1H,dd,J=4.9Hz, 9.3H
z),6.71(1H,s),6.80(4H,d,J=8.3H
z),6.90(2H,d,J=8.3Hz),6.97(1H,br,
s),7.20−7.32(19H,m),7.37(2H,d,J=
8.3Hz),7.63(2H,d,J=6.8 Hz),7.73(1H,
s),7.97(1H,d,J=9.3Hz),8.17(1H,
s),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
【0452】IR(KBr,cm-1):3230,2950,178
0,1720,1680,1630,1590。
0,1720,1680,1630,1590。
【0453】実施例95 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
【0454】実施例94の化合物(5.02g,3.56mmol)を
アニソール(13.3ml)に溶解した後、氷冷下にてトリフ
ルオロ酢酸(13.3ml)を滴下し、同温にて2時間攪拌す
る。反応混合物をジイソプロピルエーテル(500ml)に注
ぎ室温にて30分間攪拌する。析出晶を濾取し、ジイソプ
ロピルエーテルで洗浄後、乾燥し淡黄色粉末を得る(3.6
11g)。得られた淡黄色粉末を蒸留水(45ml)に懸濁
し、飽和NaHCO3水溶液を用いてpH 7.4に調製す
る。次いで5N−HCl水溶液を用いてpH2.0 に調製
する。不溶物を濾去した後、濾液をLichroprep RP-8 Lo
bar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精製
し、淡かっ色粉末の表記化合物を得た。2.252 g(収率
67%) 各種スペクトルデーターは実施例93の化合物と一致し
た。
アニソール(13.3ml)に溶解した後、氷冷下にてトリフ
ルオロ酢酸(13.3ml)を滴下し、同温にて2時間攪拌す
る。反応混合物をジイソプロピルエーテル(500ml)に注
ぎ室温にて30分間攪拌する。析出晶を濾取し、ジイソプ
ロピルエーテルで洗浄後、乾燥し淡黄色粉末を得る(3.6
11g)。得られた淡黄色粉末を蒸留水(45ml)に懸濁
し、飽和NaHCO3水溶液を用いてpH 7.4に調製す
る。次いで5N−HCl水溶液を用いてpH2.0 に調製
する。不溶物を濾去した後、濾液をLichroprep RP-8 Lo
bar カラム(アセトニトリル:水 1:4)にて精製
し、淡かっ色粉末の表記化合物を得た。2.252 g(収率
67%) 各種スペクトルデーターは実施例93の化合物と一致し
た。
【0455】実施例96 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
エチルピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
エチルピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0456】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−エチルピリド−4−チオン(32.6mg,0.239mmol
×0.98,J.Chem.Soc., 3610(1958))を用いて実施例93と
同様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。68.4mg
(収率37%)
び1−エチルピリド−4−チオン(32.6mg,0.239mmol
×0.98,J.Chem.Soc., 3610(1958))を用いて実施例93と
同様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。68.4mg
(収率37%)
【0457】SIMS (Positive, M/Z): 758(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.46(3H,t),3.34(1H,d,J=17.1Hz),3.
52(1H,d,J=17.1Hz),3.55−3.58(2H,
m),4.38−4.49(6H,m),5.00(1H,d,J=
4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.75(1H,
s),7.56(1H,s),8.06(1H,s),8.20(2
H,d,J=5.9Hz),8.70(2H,d,J=5.9Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.46(3H,t),3.34(1H,d,J=17.1Hz),3.
52(1H,d,J=17.1Hz),3.55−3.58(2H,
m),4.38−4.49(6H,m),5.00(1H,d,J=
4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.75(1H,
s),7.56(1H,s),8.06(1H,s),8.20(2
H,d,J=5.9Hz),8.70(2H,d,J=5.9Hz)。
【0458】IR(KBr,cm-1):3280,1760,166
0,1620,1530,1450。
0,1620,1530,1450。
【0459】実施例97 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(カルボキシメチル)ピリジニウム−4−イル)チオメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(カルボキシメチル)ピリジニウム−4−イル)チオメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0460】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−tert−ブトキシカルボニルメチルピリド−4−チ
オン(53.8mg,0.239mmol)を用いて実施例93と同様な方
法により白色粉末の表記化合物を得た。40.4mg(収率21
%)
び1−tert−ブトキシカルボニルメチルピリド−4−チ
オン(53.8mg,0.239mmol)を用いて実施例93と同様な方
法により白色粉末の表記化合物を得た。40.4mg(収率21
%)
【0461】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.52−3.59(2H,m),3.50(1H,d,J=18.6H
z),3.74(1H,d,J=18.6Hz),4.34(1H,
d,J=12.7Hz),4.42(1H,d,J=12.7Hz),4.
40(2H,br,s),5.16(2H,s),5.20(1
H,d,J=4.9Hz),5.81(1H,d,J=4.9Hz),
6.80(1H,s),7.53(1H,s),8.03(2H,
d,J=7.3Hz),8.05(1H,s),8.65(2H,d,
J=7.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.52−3.59(2H,m),3.50(1H,d,J=18.6H
z),3.74(1H,d,J=18.6Hz),4.34(1H,
d,J=12.7Hz),4.42(1H,d,J=12.7Hz),4.
40(2H,br,s),5.16(2H,s),5.20(1
H,d,J=4.9Hz),5.81(1H,d,J=4.9Hz),
6.80(1H,s),7.53(1H,s),8.03(2H,
d,J=7.3Hz),8.05(1H,s),8.65(2H,d,
J=7.3Hz)。
【0462】IR(KBr,cm-1):3100,1760,162
0,1540,1450。
0,1540,1450。
【0463】実施例98 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル)ピリジニウ
ム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボ
キシレート 三塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル)ピリジニウ
ム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボ
キシレート 三塩酸塩
【0464】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−(2−N,N−ジメチルアミノエチル)ピリド−
4−チオン(43.57mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号
公報)を用いて実施例93と同様な方法により白色粉末の
表記化合物を得た。 125.2mg(収率60%)
び1−(2−N,N−ジメチルアミノエチル)ピリド−
4−チオン(43.57mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号
公報)を用いて実施例93と同様な方法により白色粉末の
表記化合物を得た。 125.2mg(収率60%)
【0465】SIMS (Positive, M/Z): 801(M+
H)+
H)+
【0466】IR(KBr,cm-1):3030,1760,167
0,1630,1540。
0,1630,1540。
【0467】実施例99 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(2,
3−シクロペンテノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピ
リジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(2,
3−シクロペンテノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピ
リジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4
−カルボキシレート 二塩酸塩
【0468】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−(2−ヒドロキシエチル)−シクロペンタノ
[b]−4−チオピリドン(46.7mg,0.239mmol ,特開
昭61-17589 号公報)を用いて実施例93と同様な方法に
より白色粉末の表記化合物を得た。80.1mg(収率39%)
び1−(2−ヒドロキシエチル)−シクロペンタノ
[b]−4−チオピリドン(46.7mg,0.239mmol ,特開
昭61-17589 号公報)を用いて実施例93と同様な方法に
より白色粉末の表記化合物を得た。80.1mg(収率39%)
【0469】SIMS (Positive, M/Z): 814(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.20(2H,dt,J=7.8, 7.8Hz),2.87(2H,
t,J=7.8Hz),3.31(2H,t,J=7.8Hz),3.34
(1H,d,J=13.7Hz),3.80(2H,t,J=4.9H
z),4.37−4.48(6H,m),4.99(1H,d,J=4.
9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,
s),7.49(1H,s),8.02(1H,s),8.23(1
H,d,J=6.8Hz),8.43(1H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.20(2H,dt,J=7.8, 7.8Hz),2.87(2H,
t,J=7.8Hz),3.31(2H,t,J=7.8Hz),3.34
(1H,d,J=13.7Hz),3.80(2H,t,J=4.9H
z),4.37−4.48(6H,m),4.99(1H,d,J=4.
9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,
s),7.49(1H,s),8.02(1H,s),8.23(1
H,d,J=6.8Hz),8.43(1H,d,J=6.8Hz)。
【0470】IR(KBr,cm-1):3280,1760,161
0,1530,1460。
0,1530,1460。
【0471】実施例 100 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
メチルピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシレート 硫酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
メチルピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシレート 硫酸塩
【0472】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−メチルピリド−4−チオン(29.9mg,0.239mmol
,J.Chem.Soc.,3610(1958))を用いて実施例93と同様
な方法により白色粉末の表記化合物を得た。71.6mg(収
率36%)
び1−メチルピリド−4−チオン(29.9mg,0.239mmol
,J.Chem.Soc.,3610(1958))を用いて実施例93と同様
な方法により白色粉末の表記化合物を得た。71.6mg(収
率36%)
【0473】SIMS (Positive, M/Z): 744(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.56(2H,t,J=6.4Hz),3.59(1H,d,J=1
7.6Hz),4.14(3H,s,CH3 ),4.39(2H,
t,J=6.4Hz),4.41(1H,d,J=13.2Hz),4.46
(1H,d,J=13.2Hz),5.07(1H,d,J=4.9H
z),5.66(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,s),
7.54(1H,s),8.06(1H,s),8.11(2H,
d,J=6.8Hz),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.56(2H,t,J=6.4Hz),3.59(1H,d,J=1
7.6Hz),4.14(3H,s,CH3 ),4.39(2H,
t,J=6.4Hz),4.41(1H,d,J=13.2Hz),4.46
(1H,d,J=13.2Hz),5.07(1H,d,J=4.9H
z),5.66(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,s),
7.54(1H,s),8.06(1H,s),8.11(2H,
d,J=6.8Hz),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
【0474】IR(KBr,cm-1):3400,1770,167
0,1630,1520。
0,1630,1520。
【0475】実施例 101 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
シクロプロピルピリジニウム−4−イル)チオメチル−
3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
シクロプロピルピリジニウム−4−イル)チオメチル−
3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0476】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−シクロプロピルピリド−4−チオン(36.1mg,0.
239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用いて実施例93
と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。93.6
mg(収率49%)
び1−シクロプロピルピリド−4−チオン(36.1mg,0.
239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用いて実施例93
と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得た。93.6
mg(収率49%)
【0477】SIMS (Positive, M/Z): 770(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.16−1.34(4H,m),3.33(1H,d,J=17.6H
z),3.52(1H,d,J=17.6Hz),3.56(2H,
t,J=6.4Hz),4.13−4.19(1H,m),4.38(2
H,t,J=6.4Hz),4.45(1H,d,J=13.2Hz),
4.52(1H,d,J=13.2Hz),5.00(1H,d,J=
4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.75(1H,
s),7.56(1H,s),8.06(1H,s),8.13(2
H,d,J=6.8Hz),8.68(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.16−1.34(4H,m),3.33(1H,d,J=17.6H
z),3.52(1H,d,J=17.6Hz),3.56(2H,
t,J=6.4Hz),4.13−4.19(1H,m),4.38(2
H,t,J=6.4Hz),4.45(1H,d,J=13.2Hz),
4.52(1H,d,J=13.2Hz),5.00(1H,d,J=
4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.75(1H,
s),7.56(1H,s),8.06(1H,s),8.13(2
H,d,J=6.8Hz),8.68(2H,d,J=6.8Hz)。
【0478】IR(KBr,cm-1):3300,1760,162
0,1530,1460。
0,1530,1460。
【0479】実施例 102 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−(4−イミダゾリル)エチル)ピリジニウム−4
−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート 三塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−(4−イミダゾリル)エチル)ピリジニウム−4
−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレ
ート 三塩酸塩
【0480】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 127の化合物(49.1mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。86.3mg(収率39%)
び実施例 127の化合物(49.1mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。86.3mg(収率39%)
【0481】SIMS (Positive, M/Z): 824(M+
H)+
H)+
【0482】IR(KBr,cm-1):3290,1770,167
0,1630,1550。
0,1630,1550。
【0483】実施例 103 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
アミノカルボニルメチルピリジニウム−4−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸
塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
アミノカルボニルメチルピリジニウム−4−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸
塩
【0484】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−アミノカルボニルメチルピリド−4−チオン(4
0.2mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用い
て実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を
得た。35.8mg(収率17%)
び1−アミノカルボニルメチルピリド−4−チオン(4
0.2mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用い
て実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を
得た。35.8mg(収率17%)
【0485】SIMS (Positive, M/Z): 787(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.57(2H,t,J=6.4Hz),3.51(1H,d,J=1
8.1Hz),3.71(1H,d,J=18.1Hz),4.36−4.46
(4H,m),5.18(1H,d,J=4.4Hz),5.20(2
H,s),5.78(1H,d,J=4.4Hz),6.79(1H,
s),7.52(1H,s),8.06(2H,d,J=6.8H
z),8.07(1H,s),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.57(2H,t,J=6.4Hz),3.51(1H,d,J=1
8.1Hz),3.71(1H,d,J=18.1Hz),4.36−4.46
(4H,m),5.18(1H,d,J=4.4Hz),5.20(2
H,s),5.78(1H,d,J=4.4Hz),6.79(1H,
s),7.52(1H,s),8.06(2H,d,J=6.8H
z),8.07(1H,s),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
【0486】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1620,1340。
0,1620,1340。
【0487】実施例 104 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−フルオロエチル)ピリジニウム−4−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸
塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−フルオロエチル)ピリジニウム−4−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸
塩
【0488】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−(2−フルオロエチル)ピリド−4−チオン(3
7.6mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用い
て実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を
得た。67.2mg(収率33%)
び1−(2−フルオロエチル)ピリド−4−チオン(3
7.6mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用い
て実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を
得た。67.2mg(収率33%)
【0489】SIMS (Positive, M/Z): 776(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.55(1H,d,J=18.1Hz),3.56(2H,t,J=
5.9Hz),4.38(2H,t,J=5.9Hz),4.44(1H,
d,J=13.7Hz),4.52(1H,d,J=13.7Hz),4.
74−4.95(4H,m),5.03(1H,d,J=4.9Hz),
5.60(1H,d,J=4.9Hz),6.75(1H,s),7.56
(1H,s),8.06(1H,s),8.25(2H,d,J
=6.8Hz),8.68(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.55(1H,d,J=18.1Hz),3.56(2H,t,J=
5.9Hz),4.38(2H,t,J=5.9Hz),4.44(1H,
d,J=13.7Hz),4.52(1H,d,J=13.7Hz),4.
74−4.95(4H,m),5.03(1H,d,J=4.9Hz),
5.60(1H,d,J=4.9Hz),6.75(1H,s),7.56
(1H,s),8.06(1H,s),8.25(2H,d,J
=6.8Hz),8.68(2H,d,J=6.8Hz)。
【0490】IR(KBr,cm-1):3300,1770,167
0,1630,1530。
0,1630,1530。
【0491】実施例 105 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(1,3−ジハイドロキシプロパン−2−イル)ピリジ
ニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(1,3−ジハイドロキシプロパン−2−イル)ピリジ
ニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート 二塩酸塩
【0492】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 128の化合物(44.3mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。108.8mg(収率52%)
び実施例 128の化合物(44.3mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。108.8mg(収率52%)
【0493】SIMS (Positive, M/Z): 804(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.51(1H,d,J=18.1Hz),3.57(2H,t,J=
6.4Hz),3.72(1H,d,J=18.1Hz),3.85(4H,
d,J=6.8Hz),4.36−4.47(4H,m),4.65(1
H,dt,J=6.8, 6.8Hz),5.18(1H,d,J=4.
9 Hz),5.79(1H,d,J=4.9Hz),6.79(1H,
s),7.52(1H,s),8.06(2H,d,J=7.3H
z),8.07(1H,s),8.75(2H,d,J=7.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.51(1H,d,J=18.1Hz),3.57(2H,t,J=
6.4Hz),3.72(1H,d,J=18.1Hz),3.85(4H,
d,J=6.8Hz),4.36−4.47(4H,m),4.65(1
H,dt,J=6.8, 6.8Hz),5.18(1H,d,J=4.
9 Hz),5.79(1H,d,J=4.9Hz),6.79(1H,
s),7.52(1H,s),8.06(2H,d,J=7.3H
z),8.07(1H,s),8.75(2H,d,J=7.3Hz)。
【0494】IR(KBr,cm-1):3250,1760,167
0,1630,1540,1460。
0,1630,1540,1460。
【0495】実施例 106 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(1,2−ジヒドロキシプロパン−3−イル)ピリジニ
ウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(1,2−ジヒドロキシプロパン−3−イル)ピリジニ
ウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボキシレート 二塩酸塩
【0496】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 129の化合物(44.3mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。85.2mg(収率41%)
び実施例 129の化合物(44.3mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。85.2mg(収率41%)
【0497】SIMS (Positive, M/Z): 804(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.29−3.33(1H,m),3.57(2H,t,J=6.4H
z),3.71(1H,d,J=18.1Hz),3.81−3.89(1
H,m),4.28−4.61(6H,m),5.17(1H,d,
J=4.9Hz),5.78(1H,d,J=4.9Hz),6.79(1
H,s),7.51(1H,s),8.02(2H,d,J=7.
3Hz),8.08(1H,s),8.62(2H,d,J=7.3H
z)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.29−3.33(1H,m),3.57(2H,t,J=6.4H
z),3.71(1H,d,J=18.1Hz),3.81−3.89(1
H,m),4.28−4.61(6H,m),5.17(1H,d,
J=4.9Hz),5.78(1H,d,J=4.9Hz),6.79(1
H,s),7.51(1H,s),8.02(2H,d,J=7.
3Hz),8.08(1H,s),8.62(2H,d,J=7.3H
z)。
【0498】IR(KBr,cm-1):3250,1770,167
0,1630,1540,1460。
0,1630,1540,1460。
【0499】実施例 107 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
エトキシカルボニルメチルピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
エトキシカルボニルメチルピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
【0500】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−エトキシカルボニルメチルピリド−4−チオン
(47.1mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用
いて実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物
を得た。59.0mg(収率28%)
び1−エトキシカルボニルメチルピリド−4−チオン
(47.1mg,0.239mmol ,特開昭62-238290 号公報)を用
いて実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物
を得た。59.0mg(収率28%)
【0501】SIMS (Positive, M/Z): 816(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.24(3H,t),3.56(2H,t,J=5.9Hz),4.21
(2H,q),4.37−4.54(6H,m),5.02(1H,
d,J=4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.75
(1H,s),7.54(1H,s),8.05(1H,s),
8.32(2H,d,J=7.3Hz),8.61(2H,d,J=7.
3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.24(3H,t),3.56(2H,t,J=5.9Hz),4.21
(2H,q),4.37−4.54(6H,m),5.02(1H,
d,J=4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9Hz),6.75
(1H,s),7.54(1H,s),8.05(1H,s),
8.32(2H,d,J=7.3Hz),8.61(2H,d,J=7.
3Hz)。
【0502】IR(KBr,cm-1):3330,1760,167
0,1630,1540,1470。
0,1630,1540,1470。
【0503】実施例 108 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−プロペニル)ピリジニウム−4−イル)チオメチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシレート二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−プロペニル)ピリジニウム−4−イル)チオメチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシレート二塩酸塩
【0504】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び1−アリルピリド−4−チオン(36.1mg,0.239mmol)
を用いて実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化
合物を得た。82.0mg(収率41%)
び1−アリルピリド−4−チオン(36.1mg,0.239mmol)
を用いて実施例93と同様な方法により白色粉末の表記化
合物を得た。82.0mg(収率41%)
【0505】SIMS (Positive, M/Z): 770(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.34(1H,d,J=18.1Hz),3.52(1H,d,J=
18.1Hz),3.56(2H,t,J=5.9Hz),4.38(2H,
t,J=5.9Hz),4.45(1H,d,J=13.2Hz),4.50
(1H,d,J=13.2Hz),5.00(1H,d,J=4.9H
z),5.05(2H,d,J=5.9Hz),5.35(1H,d,J
=17.6Hz),5.40(1H,d,J=10.3Hz),,5.58
(1H,d,J=4.9Hz),6.04−6.14(1H,m),6.
75(1H,s),7.55(1H,s),8.06(1H,
s),8.22(2H,d,J=6.8Hz),8.63(2H,d,
J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.34(1H,d,J=18.1Hz),3.52(1H,d,J=
18.1Hz),3.56(2H,t,J=5.9Hz),4.38(2H,
t,J=5.9Hz),4.45(1H,d,J=13.2Hz),4.50
(1H,d,J=13.2Hz),5.00(1H,d,J=4.9H
z),5.05(2H,d,J=5.9Hz),5.35(1H,d,J
=17.6Hz),5.40(1H,d,J=10.3Hz),,5.58
(1H,d,J=4.9Hz),6.04−6.14(1H,m),6.
75(1H,s),7.55(1H,s),8.06(1H,
s),8.22(2H,d,J=6.8Hz),8.63(2H,d,
J=6.8Hz)。
【0506】IR(KBr,cm-1):3280,1750,161
0,1530,1450。
0,1530,1450。
【0507】実施例 109 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(3−ヒドロキシプロピル)ピリジニウム−4−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(3−ヒドロキシプロピル)ピリジニウム−4−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
【0508】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 130の化合物(40.4mg,0.239mml)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。95.9mg(収率47%)
び実施例 130の化合物(40.4mg,0.239mml)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。95.9mg(収率47%)
【0509】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.01(2H,t,J=6.4Hz),3.57(2H,t,J=6.
4Hz),3.64(1H,d,J=17.6Hz),4.38−4.50(6
H,m),5.11(1H,d,J=4.9Hz),5.71(1H,
d,J=4.9Hz),6.78(1H,s),7.52(1H,
s),8.06(1H,s),8.07(2H,d,J=7.3H
z),8.70(2H,d,J=7.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.01(2H,t,J=6.4Hz),3.57(2H,t,J=6.
4Hz),3.64(1H,d,J=17.6Hz),4.38−4.50(6
H,m),5.11(1H,d,J=4.9Hz),5.71(1H,
d,J=4.9Hz),6.78(1H,s),7.52(1H,
s),8.06(1H,s),8.07(2H,d,J=7.3H
z),8.70(2H,d,J=7.3Hz)。
【0510】IR(KBr,cm-1):3100,1760,166
0,1620。
0,1620。
【0511】実施例 110 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジニウム−
4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシ
レート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジニウム−
4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシ
レート 二塩酸塩
【0512】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 131の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。89.2mg(収率43%)
び実施例 131の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。89.2mg(収率43%)
【0513】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.50(3H,d,J=6.8Hz),3.38(1H,d,J=1
8.6Hz),3.56(1H,d,J=18.6Hz),3.57(2
H,t,J=5.9Hz),3.65−3.77(2H,m),4.39
(2H,t,J=5.9Hz),4.44(1H,d,J=14.2H
z),4.53(1H,d,J=14.2Hz),4.66−4.69(1
H,m),5.03(1H,d,J=4.9Hz),5.61(1H
d,J=4.9Hz),6.76(1H,s),7.55(1H,
s),8.07(1H,s),8.20(2H,d,J=6.8H
z),8.70(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.50(3H,d,J=6.8Hz),3.38(1H,d,J=1
8.6Hz),3.56(1H,d,J=18.6Hz),3.57(2
H,t,J=5.9Hz),3.65−3.77(2H,m),4.39
(2H,t,J=5.9Hz),4.44(1H,d,J=14.2H
z),4.53(1H,d,J=14.2Hz),4.66−4.69(1
H,m),5.03(1H,d,J=4.9Hz),5.61(1H
d,J=4.9Hz),6.76(1H,s),7.55(1H,
s),8.07(1H,s),8.20(2H,d,J=6.8H
z),8.70(2H,d,J=6.8Hz)。
【0514】IR(KBr,cm-1):3150,1760,164
0,1620,1530,1460。
0,1620,1530,1460。
【0515】実施例 111 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシプロピル)ピリジニウム−4−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシプロピル)ピリジニウム−4−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
【0516】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 132の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。118.7mg (収率58%)
び実施例 132の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。118.7mg (収率58%)
【0517】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.14(3H,d,J=5.4Hz),3.56(2H,t,J=6.
4Hz),3.63(1H,d,J=17.6Hz),3.97−3.99(1
H,m),4.16(1H,d,d,J=8.3Hz, 13.2Hz),
4.38−4.51(5H,m),5.09(1H,d,J=4.9H
z),5.69(1H,d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),
7.53(1H,s),8.07(1H,s),8.10(2H,
d,J=6.8Hz),8.59(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.14(3H,d,J=5.4Hz),3.56(2H,t,J=6.
4Hz),3.63(1H,d,J=17.6Hz),3.97−3.99(1
H,m),4.16(1H,d,d,J=8.3Hz, 13.2Hz),
4.38−4.51(5H,m),5.09(1H,d,J=4.9H
z),5.69(1H,d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),
7.53(1H,s),8.07(1H,s),8.10(2H,
d,J=6.8Hz),8.59(2H,d,J=6.8Hz)。
【0518】IR(KBr,cm-1):3270,1760,167
0,1620,1530,1460。
0,1620,1530,1460。
【0519】実施例 112 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
((2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリ
ジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
((2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリ
ジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート 二塩酸塩
【0520】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 133の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。110.6mg (収率54%)
び実施例 133の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。110.6mg (収率54%)
【0521】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.50(3H,d,J=6.8Hz),3.39(1H,d,J=1
8.1Hz),3.57(2H,t,J=5.9Hz),3.65−3.76
(2H,m),4.39(2H,t,J=5.9Hz),4.45(1
H,d,J=14.2Hz),4.52(1H,d,J=14.2H
z),4.70(1H,br,s),5.03(1H,d,J=
4.9Hz),5.62(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,
s),7.55(1H,s),8.07(1H,s),8.18(2
H,d,J=6.4Hz),8.71(2H,d,J=6.4Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.50(3H,d,J=6.8Hz),3.39(1H,d,J=1
8.1Hz),3.57(2H,t,J=5.9Hz),3.65−3.76
(2H,m),4.39(2H,t,J=5.9Hz),4.45(1
H,d,J=14.2Hz),4.52(1H,d,J=14.2H
z),4.70(1H,br,s),5.03(1H,d,J=
4.9Hz),5.62(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,
s),7.55(1H,s),8.07(1H,s),8.18(2
H,d,J=6.4Hz),8.71(2H,d,J=6.4Hz)。
【0522】IR(KBr,cm-1):3200,1760,167
0,1620,1530。 [α]D 20− 3.0°(C=0.33,MeOH)
0,1620,1530。 [α]D 20− 3.0°(C=0.33,MeOH)
【0523】実施例 113 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
((2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリ
ジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
((2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリ
ジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート 二塩酸塩
【0524】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 134の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。90.9mg(収率44%)
び実施例 134の化合物(40.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。90.9mg(収率44%)
【0525】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.51(3H,d,J=6.8Hz),3.57(2H,t,J=6.
4Hz),3.64−3.76(2H,m),4.40(2H,t,J=
6.4Hz),4.42(1H,d,J=13.7Hz),4.49(1H,
d,J=13.7Hz),4.70(1H,br,s),5.09(1
H,d,J=4.4Hz),5.68(1H,d,J=4.4Hz),6.
77(1H,s),7.53(1H,s),8.07(1H,
s),8.12(2H,d,J=6.4Hz),8.71(2H,d,
J=6.4Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.51(3H,d,J=6.8Hz),3.57(2H,t,J=6.
4Hz),3.64−3.76(2H,m),4.40(2H,t,J=
6.4Hz),4.42(1H,d,J=13.7Hz),4.49(1H,
d,J=13.7Hz),4.70(1H,br,s),5.09(1
H,d,J=4.4Hz),5.68(1H,d,J=4.4Hz),6.
77(1H,s),7.53(1H,s),8.07(1H,
s),8.12(2H,d,J=6.4Hz),8.71(2H,d,
J=6.4Hz)。
【0526】IR(KBr,cm-1):3300,1770,167
0,1630,1520。 [α]D 20−21.2°(C=0.33,MeOH)
0,1630,1520。 [α]D 20−21.2°(C=0.33,MeOH)
【0527】実施例 114 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール−
2−イル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−
セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール−
2−イル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−
セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0528】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 135の化合物(51.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。114.6mg (収率53%)
び実施例 135の化合物(51.4mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。114.6mg (収率53%)
【0529】SIMS (Positive, M/Z): 834(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.57(2H,t,J=6.4Hz),3.58(1H,d,J=1
8.6Hz),3.94(6H,s),4.39(2H,t,J=6.4
Hz),4.47(1H,d,J=14.7Hz),4.51(1H,
d,J=14.7Hz),5.05(1H,d,J=4.9Hz),5.63
(1H,d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),7.54(1
H,s),8.07(1H,s),8.15(2H,d,J=6.
8Hz),8.78(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.57(2H,t,J=6.4Hz),3.58(1H,d,J=1
8.6Hz),3.94(6H,s),4.39(2H,t,J=6.4
Hz),4.47(1H,d,J=14.7Hz),4.51(1H,
d,J=14.7Hz),5.05(1H,d,J=4.9Hz),5.63
(1H,d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),7.54(1
H,s),8.07(1H,s),8.15(2H,d,J=6.
8Hz),8.78(2H,d,J=6.8Hz)。
【0530】IR(KBr,cm-1):3150,1760,167
0,1610,1530。
0,1610,1530。
【0531】実施例 115 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−メチル−1−プロパノール−2−イル)ピリジニ
ウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−メチル−1−プロパノール−2−イル)ピリジニ
ウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カル
ボキシレート 二塩酸塩
【0532】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 136の化合物(43.8mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。108.9mg (収率52%)
び実施例 136の化合物(43.8mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法により白色粉末の表記化合物を得
た。108.9mg (収率52%)
【0533】SIMS (Positive, M/Z): 802(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.64(6H,s),3.57(2H,t,J=5.9Hz),3.58
(1H,d,J=18.1Hz),3.67(2H,s),4.39
(2H,t,J=5.9Hz),4.42(1H,d,J=13.2H
z),4.49(1H,d,J=13.2Hz),5.05(1H,
d,J=4.9Hz),5.63(1H,d,J=4.9Hz),6.76
(1H,s),7.55(1H,s),8.07(1H,s),
8.12(2H,d,J=7.3Hz),8.79(2H,d,J=7.
3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.64(6H,s),3.57(2H,t,J=5.9Hz),3.58
(1H,d,J=18.1Hz),3.67(2H,s),4.39
(2H,t,J=5.9Hz),4.42(1H,d,J=13.2H
z),4.49(1H,d,J=13.2Hz),5.05(1H,
d,J=4.9Hz),5.63(1H,d,J=4.9Hz),6.76
(1H,s),7.55(1H,s),8.07(1H,s),
8.12(2H,d,J=7.3Hz),8.79(2H,d,J=7.
3Hz)。
【0534】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1610,1520。
0,1610,1520。
【0535】実施例 116 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−メチル−1,3−プロパンジオール−2−イル)
ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−
4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−メチル−1,3−プロパンジオール−2−イル)
ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェム−
4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0536】実施例55の化合物(0.30g,0.239mmol)及
び実施例 137の化合物(47.6mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法で白色粉末の表記化合物を得た。9
8.5mg(収率46%)
び実施例 137の化合物(47.6mg,0.239mmol)を用いて実
施例93と同様な方法で白色粉末の表記化合物を得た。9
8.5mg(収率46%)
【0537】SIMS (Positive, M/Z): 818(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.64(3H,s),3.42(1H,d,J=17.6Hz),3.
57(2H,t,J=6.4Hz),3.69(2H,d,J=12.2
Hz),3.93(2H,d,J=12.2Hz),4.39(2H,
t,J=6.4Hz),4.45(1H,d,J=13.7Hz),4.50
(1H,d,J=13.7Hz),5.65(1H,d,J=4.4H
z),6.77(1H,s),7.54(1H,s),8.07(1
H,s),8.11(2H,d,J7.3Hz),8.76(2H,
d,J=7.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.64(3H,s),3.42(1H,d,J=17.6Hz),3.
57(2H,t,J=6.4Hz),3.69(2H,d,J=12.2
Hz),3.93(2H,d,J=12.2Hz),4.39(2H,
t,J=6.4Hz),4.45(1H,d,J=13.7Hz),4.50
(1H,d,J=13.7Hz),5.65(1H,d,J=4.4H
z),6.77(1H,s),7.54(1H,s),8.07(1
H,s),8.11(2H,d,J7.3Hz),8.76(2H,
d,J=7.3Hz)。
【0538】IR(KBr,cm-1):3300,1760,167
0,1620,1530。
0,1620,1530。
【0539】実施例 117 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−ピリジ
ニオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−ピリジ
ニオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
【0540】実施例55の化合物(350mg,0.278mmol)及び
ピリジン(0.045ml,0.566mmol)を用い、実施例93と同様
な方法により表記化合物を得た。微黄色粉末 83.6mg
(収率39.0%)
ピリジン(0.045ml,0.566mmol)を用い、実施例93と同様
な方法により表記化合物を得た。微黄色粉末 83.6mg
(収率39.0%)
【0541】SIMS (Positive, M/Z): 698(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.62−3.69
(3H,m),4.49−4.54(2H,m),5.21(1H,
d,J=4.9Hz),5.31(1H,d,J=14.2Hz),5.77
(1H,d,J=14.2Hz),5.89(1H,d,J=4.9H
z),6.88(1H,s),7.44(1H,s),7.95(1
H,s),8.11(2H,t,J=7.8Hz),8.59(1H,
t,J=7.8Hz),9.13(2H,d,J=5.9Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,CD3 OD,δ):3.62−3.69
(3H,m),4.49−4.54(2H,m),5.21(1H,
d,J=4.9Hz),5.31(1H,d,J=14.2Hz),5.77
(1H,d,J=14.2Hz),5.89(1H,d,J=4.9H
z),6.88(1H,s),7.44(1H,s),7.95(1
H,s),8.11(2H,t,J=7.8Hz),8.59(1H,
t,J=7.8Hz),9.13(2H,d,J=5.9Hz)。
【0542】IR(KBr,cm-1):3100,1770,166
0,1620,1540。
0,1620,1540。
【0543】実施例 118 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(2,
3−シクロペンテノピリジニオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(2,
3−シクロペンテノピリジニオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0544】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
2,3−シクロペンテノピリジン(0.028ml,0.239mmol)
を用いて実施例93と同様な方法により表記化合物を得
た。白色粉末 42.5mg(収率21.9%)
2,3−シクロペンテノピリジン(0.028ml,0.239mmol)
を用いて実施例93と同様な方法により表記化合物を得
た。白色粉末 42.5mg(収率21.9%)
【0545】SIMS (Positive, M/Z): 738(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.19−2.25(2H,m),3.09−3.13(2H,m),3.
18(1H,d,J=17.6Hz),3.36−3.40(2H,
m),3.42(1H,d,J=17.6Hz),3.56(2H,
t,J=6.8Hz),4.38(2H,t,J=6.8Hz),5.08
(1H,d,J=4.9Hz),5.33(1H,d,J=14.7H
z),5.43(1H,d,J=14.7Hz),5.72(1H,
d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),7.52(1H,
s),7.85(1H,t,J=6.8Hz),8.07(1H,
s),8.33(1H,d,J=7.8Hz),8.98(1H,d,
J=5.9Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.19−2.25(2H,m),3.09−3.13(2H,m),3.
18(1H,d,J=17.6Hz),3.36−3.40(2H,
m),3.42(1H,d,J=17.6Hz),3.56(2H,
t,J=6.8Hz),4.38(2H,t,J=6.8Hz),5.08
(1H,d,J=4.9Hz),5.33(1H,d,J=14.7H
z),5.43(1H,d,J=14.7Hz),5.72(1H,
d,J=4.9Hz),6.77(1H,s),7.52(1H,
s),7.85(1H,t,J=6.8Hz),8.07(1H,
s),8.33(1H,d,J=7.8Hz),8.98(1H,d,
J=5.9Hz)。
【0546】IR(KBr,cm-1):3300,1770,168
0,1600,1530。
0,1600,1530。
【0547】実施例 119 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(4−
(2−ヒドロキシエチル)チオ)ピリジニオメチル−3
−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(4−
(2−ヒドロキシエチル)チオ)ピリジニオメチル−3
−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0548】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
実施例 138の化合物(44.5mg,0.287mmol)を用い、実施
例93と同様な方法により表記化合物を得た。白色粉末5
9.2mg(収率29.3%)
実施例 138の化合物(44.5mg,0.287mmol)を用い、実施
例93と同様な方法により表記化合物を得た。白色粉末5
9.2mg(収率29.3%)
【0549】SIMS (Positive, M/Z): 774(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.26(1H,d,J=18.1Hz),3.35(2H,t,J=
5.9Hz),3.63(2H,t,J=6.4Hz),4.38(2H,
t,J=5.9Hz),5.16(1H,d,J=4.9Hz),5.16
(1H,d,J=14.2Hz),5.42(1H,d,J=14.2
Hz),5.81(1H,d,J=4.9Hz),6.77(1H,
s),7.51(1H,s),7.97(2H,d,J=7.3H
z),8.08(1H,s),8.76(2H,d,J=7.3Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.26(1H,d,J=18.1Hz),3.35(2H,t,J=
5.9Hz),3.63(2H,t,J=6.4Hz),4.38(2H,
t,J=5.9Hz),5.16(1H,d,J=4.9Hz),5.16
(1H,d,J=14.2Hz),5.42(1H,d,J=14.2
Hz),5.81(1H,d,J=4.9Hz),6.77(1H,
s),7.51(1H,s),7.97(2H,d,J=7.3H
z),8.08(1H,s),8.76(2H,d,J=7.3Hz)。
【0550】IR(KBr,cm-1):3200,1770,168
0,1620,1590。
0,1620,1590。
【0551】実施例 120 3−(4−アミノカルボニル)ピリジニオメチル−7β
−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−
6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)
チオ)エトキシイミノアセトアミド]−3−セフェム−
4−カルボキシレート 二塩酸塩
−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−
6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)
チオ)エトキシイミノアセトアミド]−3−セフェム−
4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0552】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
イソニコチン酸アミド(35.0mg,0.287mmol)を用い、実
施例93と同様な方法により表記化合物を得た。白色粉末
68.5mg(収率35.3%)
イソニコチン酸アミド(35.0mg,0.287mmol)を用い、実
施例93と同様な方法により表記化合物を得た。白色粉末
68.5mg(収率35.3%)
【0553】SIMS (Positive, M/Z): 741(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.24(1H,d,J=18.1Hz),4.37(2H,t,J=
6.3Hz),5.13(1H,d,J=4.9Hz),5.33(1H,
d,J=13.7Hz),5.67(1H,d,J=13.7Hz),5.
78(1H,d,J=4.9 Hz),6.77(1H,s),7.51
(1H,s),8.07(1H,s),8.42(2H,d,J
=6.8Hz),9.35(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.24(1H,d,J=18.1Hz),4.37(2H,t,J=
6.3Hz),5.13(1H,d,J=4.9Hz),5.33(1H,
d,J=13.7Hz),5.67(1H,d,J=13.7Hz),5.
78(1H,d,J=4.9 Hz),6.77(1H,s),7.51
(1H,s),8.07(1H,s),8.42(2H,d,J
=6.8Hz),9.35(2H,d,J=6.8Hz)。
【0554】IR(KBr,cm-1):3300,1765,168
0,1610,1560。
0,1610,1560。
【0555】実施例 121 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(4−
カルボキシピリジニオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート
ル)−2−(2−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)エトキシイミノアセトアミド)−3−(4−
カルボキシピリジニオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート
【0556】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
実施列 139の化合物(69.6mg,0.286mmol)を用い、実施
例93と同様な方法により表記化合物を得た。淡かっ色粉
末 109.3mg(収率61.7%)
実施列 139の化合物(69.6mg,0.286mmol)を用い、実施
例93と同様な方法により表記化合物を得た。淡かっ色粉
末 109.3mg(収率61.7%)
【0557】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D
2 O,δ):3.07(1H,d,J=17.6Hz),4.31−4.
37(2H,m),5.06(1H,d,J=4.9Hz),5.11
(1H,d,J=13.2Hz),5.60(1H,d,J=13.2
Hz),5.69(1H,d,J=4.9Hz),6.78(1H,
s),6.96(1H,s),7.60(1H,s),8.20(2
H,d,J=6.4Hz),9.26(2H,d,J=6.4Hz)。
2 O,δ):3.07(1H,d,J=17.6Hz),4.31−4.
37(2H,m),5.06(1H,d,J=4.9Hz),5.11
(1H,d,J=13.2Hz),5.60(1H,d,J=13.2
Hz),5.69(1H,d,J=4.9Hz),6.78(1H,
s),6.96(1H,s),7.60(1H,s),8.20(2
H,d,J=6.4Hz),9.26(2H,d,J=6.4Hz)。
【0558】IR(KBr,cm-1):3400,1760,160
0,1540。
0,1540。
【0559】実施例 122 3−(5−アミノキノリニオ)メチル−7β−((Z)
−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(2
−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6−イル)
1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エト
キシイミノアセトアミド)−3−セフェム−4−カルボ
キシレート 三塩酸塩
−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(2
−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリドン−6−イル)
1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エト
キシイミノアセトアミド)−3−セフェム−4−カルボ
キシレート 三塩酸塩
【0560】実施例55の化合物(300mg,0.239mmol)及び
実施例 140の化合物(69.9mg,0.286mmol)を用い、実施
例93と同様な方法により表記化合物を得た。橙色粉末
25.1mg(収率12.4%)
実施例 140の化合物(69.9mg,0.286mmol)を用い、実施
例93と同様な方法により表記化合物を得た。橙色粉末
25.1mg(収率12.4%)
【0561】SIMS (Positive, M/Z): 763(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.29(1H,d,J=17.1Hz),3.37(1H,d,J=
17.1Hz),4.38−4.42(2H,m),5.18(1H,d,
J=4.9Hz),5.81(2H,brs),5.87(1H,d,
J=4.9Hz),6.81(1H,s),7.03(1H,d,J=
7.8Hz),7.31(1H,d,J=8.8Hz),7.47(1H,
s),7.85−7.88(2H,m),8.06(1H,s),9.
10(1H,d,J=5.4Hz),9.35(1H,d,J=8.3H
z)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.29(1H,d,J=17.1Hz),3.37(1H,d,J=
17.1Hz),4.38−4.42(2H,m),5.18(1H,d,
J=4.9Hz),5.81(2H,brs),5.87(1H,d,
J=4.9Hz),6.81(1H,s),7.03(1H,d,J=
7.8Hz),7.31(1H,d,J=8.8Hz),7.47(1H,
s),7.85−7.88(2H,m),8.06(1H,s),9.
10(1H,d,J=5.4Hz),9.35(1H,d,J=8.3H
z)。
【0562】IR(KBr,cm-1):3300,1780,168
0,1640。
0,1640。
【0563】実施例 123 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(3−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)プロポキシイミノアセトアミド)−3−(1
−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
ル)−2−(3−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)プロポキシイミノアセトアミド)−3−(1
−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)
チオメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二
塩酸塩
【0564】実施例56の化合物(300mg,0.236mmol)を用
いて、実施例93と同様な方法で表記化合物を得た。黄白
色粉末 45.0mg(収率22.2%)
いて、実施例93と同様な方法で表記化合物を得た。黄白
色粉末 45.0mg(収率22.2%)
【0565】SIMS (Positive, M/Z): 788(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.08−2.13(2H,m),3.58(1H,d,J=17.6H
z),3.78(2H,t,J=5.4Hz),4.19(2H,t,
J=5.4Hz),4.42−4.46(3H,m),4.53(1H,
d,J=13.2Hz),5.06(1H,d,J=4.9Hz),5.62
(1H,d,J=4.9Hz),6.71(1H,s),7.58(1
H,s),8.06(1H,s),8.19(2H,d,J=6.
8Hz),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
2.08−2.13(2H,m),3.58(1H,d,J=17.6H
z),3.78(2H,t,J=5.4Hz),4.19(2H,t,
J=5.4Hz),4.42−4.46(3H,m),4.53(1H,
d,J=13.2Hz),5.06(1H,d,J=4.9Hz),5.62
(1H,d,J=4.9Hz),6.71(1H,s),7.58(1
H,s),8.06(1H,s),8.19(2H,d,J=6.
8Hz),8.62(2H,d,J=6.8Hz)。
【0566】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1630,1540。
0,1630,1540。
【0567】実施例 124 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(4−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)ブトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
ル)−2−(4−(5−(3−ヒドロキシ−4−ピリド
ン−6−イル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル)チオ)ブトキシイミノアセトアミド)−3−(1−
(2−ヒドロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩
酸塩
【0568】実施例57の化合物(300mg,0.233mmol)を用
いて、実施例93と同様な方法で、表記化合物を得た。黄
白色粉末 70.0mg(収率34.3%)
いて、実施例93と同様な方法で、表記化合物を得た。黄
白色粉末 70.0mg(収率34.3%)
【0569】SIMS (Positive, M/Z): 802(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.76−1.87(4H,m),3.26−3.34(2H,m),3.
41(1H,d,J=17.6Hz),3.75−3.81(2H,
m),4.06−4.12(2H,m),4.40−4.59(4H,
m),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.53(1H,d,
J=4.9Hz),6.71(1H,s),7.58(1H,s),8.
07(1H,s),8.17(2H,d,J=6.8Hz),8.62
(2H,d,J=6.8Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
1.76−1.87(4H,m),3.26−3.34(2H,m),3.
41(1H,d,J=17.6Hz),3.75−3.81(2H,
m),4.06−4.12(2H,m),4.40−4.59(4H,
m),5.02(1H,d,J=4.9Hz),5.53(1H,d,
J=4.9Hz),6.71(1H,s),7.58(1H,s),8.
07(1H,s),8.17(2H,d,J=6.8Hz),8.62
(2H,d,J=6.8Hz)。
【0570】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1630。
0,1630。
【0571】実施例 125 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)
エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−ヒド
ロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−
3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
ル)−2−(2−(5−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)
エトキシイミノアセトアミド)−3−(1−(2−ヒド
ロキシエチル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−
3−セフェム−4−カルボキシレート 二塩酸塩
【0572】実施例58の化合物(500mg,0.398mmol)を用
いて、実施例93と同様な方法で表記化合物を得た。白色
粉末 101.7mg(収率30.2%)
いて、実施例93と同様な方法で表記化合物を得た。白色
粉末 101.7mg(収率30.2%)
【0573】SIMS (Positive, M/Z): 773(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.31(1H,d,J=17.1Hz),3.48−3.59(3H,
m),3.79(2H,m),4.34−4.51(6H,m),4.
98(1H,d,J=4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9H
z),6.78(1H,s),6.90(1H,d,J=8.3Hz),
7.28(1H,dd,J=2.0, 8.3Hz),7.36(1H,
d,J=2.0Hz),8.17(2H,d,J=6.4Hz),8.57
(2H,d,J=6.4Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.31(1H,d,J=17.1Hz),3.48−3.59(3H,
m),3.79(2H,m),4.34−4.51(6H,m),4.
98(1H,d,J=4.9Hz),5.58(1H,d,J=4.9H
z),6.78(1H,s),6.90(1H,d,J=8.3Hz),
7.28(1H,dd,J=2.0, 8.3Hz),7.36(1H,
d,J=2.0Hz),8.17(2H,d,J=6.4Hz),8.57
(2H,d,J=6.4Hz)。
【0574】IR(KBr,cm-1):3300,1770,168
0,1630,1540。
0,1630,1540。
【0575】実施例 126 7β−((Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−(5−ピリジン−2−イル)1,3,
4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミ
ノアセトアミド)−3−(1−(2−ヒドロキシエチ
ル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシレート 三塩酸塩
ル)−2−(2−(5−ピリジン−2−イル)1,3,
4−オキサジアゾール−2−イル)チオ)エトキシイミ
ノアセトアミド)−3−(1−(2−ヒドロキシエチ
ル)ピリジニウム−4−イル)チオメチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシレート 三塩酸塩
【0576】実施例59の化合物(500mg,0.507mmol)を用
いて、実施例93と同様な方法で表記化合物を得た。微黄
色粉末 189.0mg(収率43.8%)
いて、実施例93と同様な方法で表記化合物を得た。微黄
色粉末 189.0mg(収率43.8%)
【0577】SIMS (Positive, M/Z): 742(M+
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.41(1H,d,J=17.6Hz),3.58−3.73(3H,
m),3.79(2H,t,J=4.9Hz),4.38−4.46(6
H,m),5.09(1H,d,J=4.9Hz),5.69(1H,
d,J=4.9Hz),6.79(1H,s),7.61−7.64(1
H,m),8.04(1H,dt,J=1.5, 7.8Hz),8.11
−8.14(3H,m),8.62(2H,d,J=6.8Hz),8.
75(1H,dd,J=1.5, 5.9Hz)。
H)+ 1 H−NMR(400MHz,DMSOd6 +D2 O,δ):
3.41(1H,d,J=17.6Hz),3.58−3.73(3H,
m),3.79(2H,t,J=4.9Hz),4.38−4.46(6
H,m),5.09(1H,d,J=4.9Hz),5.69(1H,
d,J=4.9Hz),6.79(1H,s),7.61−7.64(1
H,m),8.04(1H,dt,J=1.5, 7.8Hz),8.11
−8.14(3H,m),8.62(2H,d,J=6.8Hz),8.
75(1H,dd,J=1.5, 5.9Hz)。
【0578】IR(KBr,cm-1):3300,1760,166
0,1620,1540。
0,1620,1540。
【0579】実施例 127 1−(2−(4−イミダゾリル)エチル)ピリド−4−
チオン
チオン
【0580】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol,
特開昭58-10589号公報)をエタノール(7ml)に溶解し
た後、氷冷下、ヒスタミン(0.50g,4.46mmol)をエタ
ノール(1ml)に溶解したものを滴下する。同温で10分
間攪拌した後、室温にて1時間攪拌する。溶媒を留去し
た後、残渣をアルミナカラムクロマトグラフィーにて精
製し深緑色粉末の表記化合物を得た。 0.381g(収率42
%)
特開昭58-10589号公報)をエタノール(7ml)に溶解し
た後、氷冷下、ヒスタミン(0.50g,4.46mmol)をエタ
ノール(1ml)に溶解したものを滴下する。同温で10分
間攪拌した後、室温にて1時間攪拌する。溶媒を留去し
た後、残渣をアルミナカラムクロマトグラフィーにて精
製し深緑色粉末の表記化合物を得た。 0.381g(収率42
%)
【0581】1H−NMR(DMSOd6 ,δ):2.95
(2H,t,J=6.8Hz),4.21(2H,t,J=6.8H
z),6.78(1H,s),7.08(2H,d,J=7.3Hz),
7.49(2H,d,J=7.3Hz),7.57(1H,s), 11.
85(1H,br,s)。
(2H,t,J=6.8Hz),4.21(2H,t,J=6.8H
z),6.78(1H,s),7.08(2H,d,J=7.3Hz),
7.49(2H,d,J=7.3Hz),7.57(1H,s), 11.
85(1H,br,s)。
【0582】実施例 128 1−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)ピリ
ド−4−チオン
ド−4−チオン
【0583】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び2−アミノ−1,3−プロパンジオール(0.406g,
4.46mmol)より実施例 127と同様の方法により淡黄色板
状晶の表記化合物を得た。 0.347g(収率42%)
及び2−アミノ−1,3−プロパンジオール(0.406g,
4.46mmol)より実施例 127と同様の方法により淡黄色板
状晶の表記化合物を得た。 0.347g(収率42%)
【0584】1H−NMR(DMSOd6 ,δ):3.70
(4H,dd,J=5.4, 5.9Hz),4.09(1H,t,J
=5.9Hz),5.12(2H,t,J=5.4Hz),7.16(2H,
d,J=7.3Hz),7.64(2H,d,J=7.3Hz)。
(4H,dd,J=5.4, 5.9Hz),4.09(1H,t,J
=5.9Hz),5.12(2H,t,J=5.4Hz),7.16(2H,
d,J=7.3Hz),7.64(2H,d,J=7.3Hz)。
【0585】実施例 129 1−(1,2−ジヒドロキシプロパン−3−イル)ピリ
ド−4−チオン
ド−4−チオン
【0586】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び3−アミノ−1,2−プロパンジオール(0.406g,
4.46mmol)を用いて実施例 127と同様の方法により淡黄
色粉末の表記化合物を得た。 0.220g(収率27%)
及び3−アミノ−1,2−プロパンジオール(0.406g,
4.46mmol)を用いて実施例 127と同様の方法により淡黄
色粉末の表記化合物を得た。 0.220g(収率27%)
【0587】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):3.22−3.42(2H,m),3.69−3.72(1H,
m),3.84(1H,dd,J=8.3Hz, 13.7Hz),4.10
(1H,dd,J=2.9Hz, 13.7Hz),4.89(1H,t,
J=5.4Hz),5.24(1H,d,J=5.4Hz),7.15(2
H,d,J=7.3Hz),7.53(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):3.22−3.42(2H,m),3.69−3.72(1H,
m),3.84(1H,dd,J=8.3Hz, 13.7Hz),4.10
(1H,dd,J=2.9Hz, 13.7Hz),4.89(1H,t,
J=5.4Hz),5.24(1H,d,J=5.4Hz),7.15(2
H,d,J=7.3Hz),7.53(2H,d,J=7.3Hz)。
【0588】実施例 130 1−(3−ヒドロキシプロピル)ピリド−4−チオン
【0589】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び3−アミノ−1−プロパノール(0.34ml,4.46mmo
l)を用いて実施例 127と同様の方法により淡茶色粉末
の表記化合物を得た。 0.393g(収率52%)
及び3−アミノ−1−プロパノール(0.34ml,4.46mmo
l)を用いて実施例 127と同様の方法により淡茶色粉末
の表記化合物を得た。 0.393g(収率52%)
【0590】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.86(2H,dt,J=6.4Hz,6.8Hz),3.38(2
H,dt,J=4.9Hz, 6.4Hz),4.03(2H,t,J=
6.8Hz),4.69(1H,t,J=4.9Hz),7.16(2H,
d,J=7.3Hz),7.61(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):1.86(2H,dt,J=6.4Hz,6.8Hz),3.38(2
H,dt,J=4.9Hz, 6.4Hz),4.03(2H,t,J=
6.8Hz),4.69(1H,t,J=4.9Hz),7.16(2H,
d,J=7.3Hz),7.61(2H,d,J=7.3Hz)。
【0591】実施例 131 1−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリド−4
−チオン
−チオン
【0592】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び2−アミノ−1−プロパノール(0.355ml,4.46mmo
l)を用いて実施例 127と同様の方法により淡橙色粉末
の表記化合物を得た。 0.315g(収率42%)
及び2−アミノ−1−プロパノール(0.355ml,4.46mmo
l)を用いて実施例 127と同様の方法により淡橙色粉末
の表記化合物を得た。 0.315g(収率42%)
【0593】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.35(3H,d,t,J=6.8Hz),3.53−3.63
(2H,m),4.20(1H,dt,J=6.8Hz, 7.3H
z),5.14(1H,t,J=4.9Hz),7.16(2H,d,
J=7.3Hz),7.66(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):1.35(3H,d,t,J=6.8Hz),3.53−3.63
(2H,m),4.20(1H,dt,J=6.8Hz, 7.3H
z),5.14(1H,t,J=4.9Hz),7.16(2H,d,
J=7.3Hz),7.66(2H,d,J=7.3Hz)。
【0594】実施例 132 1−(2−ヒドロキシプロピル)ピリド−4−チオン
【0595】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び1−アミノ−2−プロパノール(0.344ml,4.46mmo
l)を用いて実施例 127と同様の方法により淡橙色粉末
の表記化合物を得た。 0.362g(収率48%)
及び1−アミノ−2−プロパノール(0.344ml,4.46mmo
l)を用いて実施例 127と同様の方法により淡橙色粉末
の表記化合物を得た。 0.362g(収率48%)
【0596】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.07(3H,d,J=5.9Hz),3.73(1H,d
d,J=8.3Hz, 13.2Hz),3.86−3.88(1H,m),4.
00(1H,dd,J=2.9Hz, 13.2Hz),5.10(1H,
d,J=4.9Hz),7.15(2H,d,J=7.3Hz),7.54
(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):1.07(3H,d,J=5.9Hz),3.73(1H,d
d,J=8.3Hz, 13.2Hz),3.86−3.88(1H,m),4.
00(1H,dd,J=2.9Hz, 13.2Hz),5.10(1H,
d,J=4.9Hz),7.15(2H,d,J=7.3Hz),7.54
(2H,d,J=7.3Hz)。
【0597】実施例 133 1−((2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)
ピリド−4−チオン
ピリド−4−チオン
【0598】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び(S)−(+)−2−アミノ−1−プロパノール
(0.347ml ,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様な方
法により淡茶色板状晶の表記化合物を得た。 0.410g
(収率54%)
及び(S)−(+)−2−アミノ−1−プロパノール
(0.347ml ,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様な方
法により淡茶色板状晶の表記化合物を得た。 0.410g
(収率54%)
【0599】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.35(3H,d,J=6.8Hz),3.53−3.63(2
H,m),4.20(1H,dt,J=6.8Hz, 7.3Hz),5.
14(1H,t,J=5.4Hz),7.16(2H,d,J=7.3H
z),7.66(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):1.35(3H,d,J=6.8Hz),3.53−3.63(2
H,m),4.20(1H,dt,J=6.8Hz, 7.3Hz),5.
14(1H,t,J=5.4Hz),7.16(2H,d,J=7.3H
z),7.66(2H,d,J=7.3Hz)。
【0600】[α]D 20 39.3°(C=0.3 ,MeO
H)
H)
【0601】実施例 134 1−((2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)
ピリド−4−チオン
ピリド−4−チオン
【0602】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び(R)−(−)−2−アミノ−1−プロパノール
(0.347ml ,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様な方
法により淡茶色粉末の表記化合物を得た。 0.481g(収
率64%)
及び(R)−(−)−2−アミノ−1−プロパノール
(0.347ml ,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様な方
法により淡茶色粉末の表記化合物を得た。 0.481g(収
率64%)
【0603】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.35(3H,d,J=6.8Hz),3.55−3.63(2
H,m),4.20(1H,dt,J=6.8Hz, 7.3Hz),5.
14(1H,t,J=5.4Hz),7.16(2H,d,J=7.3H
z),7.66(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):1.35(3H,d,J=6.8Hz),3.55−3.63(2
H,m),4.20(1H,dt,J=6.8Hz, 7.3Hz),5.
14(1H,t,J=5.4Hz),7.16(2H,d,J=7.3H
z),7.66(2H,d,J=7.3Hz)。
【0604】[α]D 20 −40.0°(C=0.3 ,MeO
H)
H)
【0605】実施例 135 1−(2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオー
ル−2−イル)ピリド−4−チオン
ル−2−イル)ピリド−4−チオン
【0606】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及びトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(0.540
g,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様の方法により
淡茶色板状晶の表記化合物を得た。 0.363g(収率38
%)
及びトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(0.540
g,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様の方法により
淡茶色板状晶の表記化合物を得た。 0.363g(収率38
%)
【0607】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):3.80(6H,d,J=5.4Hz),5.19(3H,t,
J=5.4Hz),7.15(2H,d,J=7.3Hz),7.77(2
H,d,J=7.3Hz)。
δ):3.80(6H,d,J=5.4Hz),5.19(3H,t,
J=5.4Hz),7.15(2H,d,J=7.3Hz),7.77(2
H,d,J=7.3Hz)。
【0608】実施例 136 1−(2−メチル−1−プロパノール−2−イル)ピリ
ド−4−チオン
ド−4−チオン
【0609】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(0.398
g,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様の方法で淡黄
色板状の表記化合物を得た。 0.478g(収率58%)
及び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(0.398
g,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様の方法で淡黄
色板状の表記化合物を得た。 0.478g(収率58%)
【0610】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.48(6H,s),3.56(2H,d,J=5.4H
z),5.31(1H,t,J=5.4Hz),7.14(2H,d,J
=7.3Hz),7.78(2H,d,J=7.3Hz)。
δ):1.48(6H,s),3.56(2H,d,J=5.4H
z),5.31(1H,t,J=5.4Hz),7.14(2H,d,J
=7.3Hz),7.78(2H,d,J=7.3Hz)。
【0611】実施例 137 1−(2−メチル−1,3−プロパンジオール−2−イ
ル)ピリド−4−チオン
ル)ピリド−4−チオン
【0612】ピラン−4−チオン(0.50g,4.46mmol)
及び2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル(0.469g,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様な方
法で淡黄色板状晶の表記化合物を得た。 0.315g(収率
35%)
及び2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル(0.469g,4.46mmol)を用いて実施例 127と同様な方
法で淡黄色板状晶の表記化合物を得た。 0.315g(収率
35%)
【0613】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):1.46(3H,s),3.67(4H,ABdq,J=
5.4Hz, 12.2Hz),5.24(2H,t,J=5.4Hz),7.14
(2H,d,J=7.3Hz),7.75(2H,d,J=7.3H
z)。
δ):1.46(3H,s),3.67(4H,ABdq,J=
5.4Hz, 12.2Hz),5.24(2H,t,J=5.4Hz),7.14
(2H,d,J=7.3Hz),7.75(2H,d,J=7.3H
z)。
【0614】実施例 138 4−(2−ヒドロキシエチル)チオピリジン
【0615】4−メルカプトピリジン(1.11g,10.0mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液にエチレ
ンブロモヒドリン(1.06ml,15.0mmol)を加え室温で
1.5時間攪拌した。反応液にジイソプロピルエーテルを
加え、トリチュレートした後、うわずみを除去し、残渣
に酢酸エチル、2N水酸化ナトリウム水溶液及び食塩を
入れてふりまぜた後、有機層を分取、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をベンゼンから再結
晶し、微黄色板状晶の表記化合物を0.75g得た。さらに
2番晶として0.34gが得られた。計1.08g(収率69.4
%) 融点81−82℃
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液にエチレ
ンブロモヒドリン(1.06ml,15.0mmol)を加え室温で
1.5時間攪拌した。反応液にジイソプロピルエーテルを
加え、トリチュレートした後、うわずみを除去し、残渣
に酢酸エチル、2N水酸化ナトリウム水溶液及び食塩を
入れてふりまぜた後、有機層を分取、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をベンゼンから再結
晶し、微黄色板状晶の表記化合物を0.75g得た。さらに
2番晶として0.34gが得られた。計1.08g(収率69.4
%) 融点81−82℃
【0616】1H−NMR(400MHz,DMSOd6 ,
δ):3.14(2H,t,J=6.8Hz),3.61−3.65(2
H,m),5.06(1H,t,J=5.4Hz),7.28(2H,
dd,J=1.5,4.4Hz),8.36(2H,dd,J=1.5,
4.4Hz)。
δ):3.14(2H,t,J=6.8Hz),3.61−3.65(2
H,m),5.06(1H,t,J=5.4Hz),7.28(2H,
dd,J=1.5,4.4Hz),8.36(2H,dd,J=1.5,
4.4Hz)。
【0617】元素分析値:C7 H9 NOSとして 計算値 C;54.16 %,H;5.84%,N;9.03% 実測値 C;54.01 %,H;5.76%,N;8.89%
【0618】実施例 139 4−メトキシベンジル 4−ピリジンカルボキシレート
【0619】イソニコチン酸(1.23g,10.0mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド30ml懸濁液に、無水炭酸
カリウム(1.66g,12.0mmol)及び4−メトキシベンジ
ルクロライド(1.63ml,12.0mmol)を加え、室温で1時
間、50℃で40分間攪拌した。溶媒を減圧下に留去後、残
渣に塩化メチレン及び水を加えふりまぜた後、塩化メチ
レン層を分取し、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(塩化メチレン:メタノール 99:1)に
より精製し、淡かっ色油状物質として表記化合物を得
た。2.39g(収率98.3%)
N,N−ジメチルホルムアミド30ml懸濁液に、無水炭酸
カリウム(1.66g,12.0mmol)及び4−メトキシベンジ
ルクロライド(1.63ml,12.0mmol)を加え、室温で1時
間、50℃で40分間攪拌した。溶媒を減圧下に留去後、残
渣に塩化メチレン及び水を加えふりまぜた後、塩化メチ
レン層を分取し、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(塩化メチレン:メタノール 99:1)に
より精製し、淡かっ色油状物質として表記化合物を得
た。2.39g(収率98.3%)
【0620】1H−NMR(90MHz,CDCl3 ,δ):
3.81(3H,s),5.32(2H,s),6.91(2H,
d,J=8.4Hz),7.38(2H,d,J=8.4Hz),7.83
(2H,d,J=6.2Hz),8.74(2H,d,J=6.2H
z)。
3.81(3H,s),5.32(2H,s),6.91(2H,
d,J=8.4Hz),7.38(2H,d,J=8.4Hz),7.83
(2H,d,J=6.2Hz),8.74(2H,d,J=6.2H
z)。
【0621】実施例 140 5−(t−ブトキシカルボニルアミノ)キノリン
【0622】5−アミノキノリン(144mg,1.00mmol)の
ジオキサン7ml溶液に、ジ−t−ブチル ジカーボネー
ト(654mg,3.00mmol)のジオキサン3ml溶液を加え、室
温で30分攪拌した後、3時間還流した。溶媒を減圧下に
留去後、残渣を塩化メチレンに溶解し、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼ
ン:酢酸エチル 10:2)により精製し、白色粉末状の
表記化合物を得た。 187mg(収率76.6%) Mass(M/Z): 244(M+ ),融点 112−113 ℃
ジオキサン7ml溶液に、ジ−t−ブチル ジカーボネー
ト(654mg,3.00mmol)のジオキサン3ml溶液を加え、室
温で30分攪拌した後、3時間還流した。溶媒を減圧下に
留去後、残渣を塩化メチレンに溶解し、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼ
ン:酢酸エチル 10:2)により精製し、白色粉末状の
表記化合物を得た。 187mg(収率76.6%) Mass(M/Z): 244(M+ ),融点 112−113 ℃
【0623】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,
δ):1.55(9H,s),6.82(1H,brs),7.43
(1H,dd,J=4.4, 8.8Hz),7.69(1H,t,J
=8.3Hz),7.87(1H,brd,J=7.3Hz),7.92(1
H,d,J=8.3Hz),8.26(1H,d,J=8.8Hz),8.
93(1H,dd,J=2.0, 4.4Hz)。
δ):1.55(9H,s),6.82(1H,brs),7.43
(1H,dd,J=4.4, 8.8Hz),7.69(1H,t,J
=8.3Hz),7.87(1H,brd,J=7.3Hz),7.92(1
H,d,J=8.3Hz),8.26(1H,d,J=8.8Hz),8.
93(1H,dd,J=2.0, 4.4Hz)。
【0624】元素分析値:C14H16N2 O2 として 計算値 C;68.83 %,H;6.60%,N;11.47 % 実測値 C;68.60 %,H;6.85%,N;11.42 %
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/06 213 7602−4C 413/14 209 7602−4C 417/04 213 9051−4C 417/14 9051−4C 501/04 7602−4C 501/06 7602−4C 501/22 114 7602−4C 501/24 7602−4C 501/36 114 7602−4C 501/46 7602−4C 519/00 385 8415−4C
Claims (9)
- 【請求項1】 式[1]で表わされる新規セフェム化合
物及びその薬理学上許容される塩並びに生理的に加水分
解可能なカルボン酸エステル。 [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、R2 は
水素原子、低級アルコキシ基、ホルムアミド基、R3 は
水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内
で加水分解可能なエステルを形成しうるエステル残基、
陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキ
シ基、ビニル基、低級アシルオキシ基、置換基を有して
もよい陽電荷を有するヘテロ環、−S−D(Dは置換基
を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす)、Aは硫黄原子
を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン基、B
はヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、m,nは各々独立して0又は1を表わ
し、ZはCH又はNを表わす。] - 【請求項2】 式[2]で表わされる化合物 [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、R2 は
水素原子、低級アルコキシ基、ホルムアミド基、R3 は
水素原子、金属原子、カルボキシル基の保護基、生体内
で加水分解可能なエステルを形成しうるエステル残基、
陰電荷、Xは脱離基、Aは硫黄原子を含有してもよい分
枝状又は直鎖状のアルキレン基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、m,nは各々独立して0又は1を表わ
し、ZはCH又はNを表わす。]に式[3]で表わされ
る化合物 MS−D [3] [式中、Dは置換基を有してもよいヘテロ環、Mは陰電
荷、金属原子又は4級アンモニウムを表わす。]、又は
式[4]で表わされる化合物 [式中、R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていて
もよいアミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されて
いてもよいカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよ
い分枝状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アル
ケニル基、Mは陰電荷、金属原子、又は4級アンモニウ
ム、oは0又は3〜5の整数を表わす。]、又は式
[5]で表わされる化合物 [式中、R5 は水素原子、置換基を有してもよい直鎖
状、分枝状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていて
もよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル
基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝状又
は環状の低級アルキルチオ基、oは0又は3〜5の整数
を表わす。]又は陽電荷を形成しうる置換基を有しても
よいヘテロ環を反応させ、そして必要ならば還元後、こ
の反応生成物から保護基を除去することを特徴とする請
求項1記載の新規セフェム化合物の製造法。 - 【請求項3】 式[6]で表わされる化合物 [式中、R2 は水素原子、低級アルコキシ基、ホルムア
ミド基、R3 は水素原子、金属原子、カルボキシル基の
保護基、生体内で加水分解可能なエステルを形成しうる
エステル残基、陰電荷、R4 は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基、ビニル基、低級アシルオキシ
基、置換基を有してもよい陽電荷を有するヘテロ環、−
S−D(Dは置換基を有してもよいヘテロ環)、 (R5 は水素原子、置換基を有してもよい低級アルキル
基、直鎖状、分枝状又は環状の低級アルケニル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、保護されていてもよいア
ミノ基、アミド基、置換基を有してもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキルチオ基、保護されていてもよ
いカルボキシル基、R6 は置換基を有してもよい分枝
状、直鎖状又は環状の低級アルキル基、低級アルケニル
基、oは0又は3〜5の整数を表わす。)、m,nは各
々独立して0又は1を表わす。]もしくはそのアミノ基
における反応性誘導体又はそれらの塩に、式[7]で表
わされる化合物 [式中、R1 は保護されていてもよいアミノ基、Aは硫
黄原子を含有してもよい分枝状又は直鎖状のアルキレン
基、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環、ZはCH又はNを表わす。]もしくはそ
のカルボキシル基における反応性誘導体又はそれらの塩
を反応させ、そして必要ならば還元後この反応生成物か
ら保護基を除去することを特徴とする請求項1記載の新
規セフェム化合物の製造法。 - 【請求項4】 式[8]で表わされる新規化合物。 Y−A−B−C [8] [式中、Yは (R1 は保護されていてもよいアミノ基、Wは水素原
子、金属原子、エステル残基又はカルボキシル基の保護
基、ZはCH又はNを表わす)、 (R14及びR15は互いに独立して水素原子、アミノ基の
保護基又はR14及びR15と共同してアミノ基の保護基を
表わす)、ハロゲン原子、Aは硫黄原子を含有してもよ
い分枝状又は直鎖状のアルキレン基、Bはヘテロ環、C
は (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。] - 【請求項5】 式[9]で表わされる新規化合物。 MS−B−C [9] [式中、Mは水素原子、金属原子又は4級アンモニウ
ム、Bはヘテロ環、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。] - 【請求項6】 式[10]で表わされる新規化合物。 [式中、R16及びR17は互いに独立して水素原子、アミ
ノ基の保護基、置換基を有してもよいアシル基、置換基
を有してもよいイミノ基を形成する残基、置換基を有し
てもよいイミノエーテル基を形成する残基又はR16及び
R17と共同してアミノ基の保護基、Cは (R7 は水素原子、置換されていてもよい直鎖状、分枝
状又は環状の低級アルキル基、置換されていてもよい低
級アルケニル基、置換されていてもよい低級アルキニル
基、置換されていてもよいアリール基、アラルキル基、
低級アルコキシ基、保護されていてもよい水酸基、R8
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、R9 及び
R10は互いに独立して水素原子又は保護されていてもよ
い水酸基、R11は水素原子、水酸基の保護基又はアラル
キル基、R12及びR13は互いに独立して水素原子、ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、pは0又は1を表わす)又
はピリジン環を表わす。] - 【請求項7】 式[11]で表わされる新規化合物。 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
し、R18,R19,R20,R22が同時に水素である場合、
R21は水素原子又は低級アルキル基を表わす。] - 【請求項8】 式[11′]で表わされる新規化合物。 [式中、R18及びR19は互いに独立して水素原子、低級
アルキル基、保護されていてもよいヒドロキシメチル
基、R20及びR21は互いに独立して水素原子、低級アル
キル基、保護されていてもよい水酸基、R22は水素原子
又は保護されていてもよいヒドロキシメチル基を表わ
す。] - 【請求項9】 請求項1記載のセフェム化合物及びその
医薬として許容される塩並びにその製造法、更にはこれ
らを有効成分として含有する抗菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5077458A JPH06263766A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 新規なセフェム化合物、その製造方法及び抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5077458A JPH06263766A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 新規なセフェム化合物、その製造方法及び抗菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06263766A true JPH06263766A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13634573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5077458A Pending JPH06263766A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 新規なセフェム化合物、その製造方法及び抗菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06263766A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9988373B2 (en) | 2013-12-26 | 2018-06-05 | Shionogi & Co., Ltd. | Nitrogen-containing six-membered cyclic derivatives and pharmaceutical composition comprising the same |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5077458A patent/JPH06263766A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9988373B2 (en) | 2013-12-26 | 2018-06-05 | Shionogi & Co., Ltd. | Nitrogen-containing six-membered cyclic derivatives and pharmaceutical composition comprising the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |