JPH0626357Y2 - ボ−ルミルにおけるスリ−ブの取替え機構 - Google Patents

ボ−ルミルにおけるスリ−ブの取替え機構

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JPH0626357Y2
JPH0626357Y2 JP3248387U JP3248387U JPH0626357Y2 JP H0626357 Y2 JPH0626357 Y2 JP H0626357Y2 JP 3248387 U JP3248387 U JP 3248387U JP 3248387 U JP3248387 U JP 3248387U JP H0626357 Y2 JPH0626357 Y2 JP H0626357Y2
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JP
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cylinder
sleeve
crushing
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ball mill
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JP3248387U
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和雄 的場
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株式会社大島鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回転する粉砕筒内に粉砕媒体として鋼球等を入
れ、その衝撃力と摩擦力によって材料を粉砕する様に設
けられるボールミルに係り、更に具体的には上記粉砕筒
内に着脱自在に嵌挿されるスリーブの交換を容易に行な
うことが出来る様にするための改良に関する。
〔従来の技術〕
一般にボールミルは回転する金属製の粉砕筒内に粉砕媒
体として鋼球等を入れ、その衝撃力と摩擦力によって材
料を粉砕する様に設けられる。そして、この種ボールミ
ルにおいては上記粉砕媒体と材料による衝撃力及び摩擦
力に起因して粉砕筒に摩耗を生じ易いのであるが、従来
この様な粉砕筒の摩耗を防止する手段としては同粉砕筒
の内周面に沿ってゴムライニング或いはナイロンライニ
ングを施したスリーブを嵌挿させることにより、同粉砕
筒の摩耗を防止する方法が用いられていた。そして、こ
の様な方法において同スリーブ自体が摩耗した場合には
その交換着脱が行なわれるのであるが、その交換着脱方
法としては架台より粉砕筒を降ろして同粉砕筒を解体す
ることにより、スリーブを交換する方法が用いられてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかして、上記の様な従来のスリーブ交換着脱方法にあ
っては、スリーブの着脱交換を行なう度毎に相当重量の
ある粉砕筒全体を架台より外したり、取付けたりしなけ
ればならず、その作業に多大の時間と労力を必要とする
点に問題点を有する。
尚、上記の様な問題点を解決する手段の一つとして、粉
砕筒の本体部(鏡板を除く部分)を軽量な合成樹脂を素
材に用いて形成し、同本体部に摩耗を生じた場合には、
同本体部のみを交換する方法(実公昭57−13169
号)が提案されているのであるが、この様な方法におい
ては粉砕筒を従来の金属製の粉砕筒と比較して若干軽量
化することが出来ることに加えて、同粉砕筒の交換を比
較的容易に行なうことが出来る反面、耐久性に問題があ
り、又、同粉砕筒の耐久性を維持するためには必然的に
その肉厚を大きくしなければならず、その結果同粉砕筒
の製造コストが却って高くなってしまうという新たな不
具合を生ずることとなる。
本考案は上記の様な従来の問題点を解決するためにその
改善を試みたものであって、スリーブの交換着脱を容易
に行なうことが出来る様にする点に解決すべき問題点を
有する。即ち、本考案は粉砕筒を上げ降ろしすることな
く同粉砕筒を架台上に横架させたままの状態で、スリー
ブの交換着脱を行なうことが出来る様にしたことを特徴
とするものであって、その具体的な手段と作用は次の通
りである。
〔問題点を解決するための手段〕
横長円筒状に形成する筒本体と、同筒本体の両端開口部
を遮蔽する一対の鏡板により粉砕筒を形成し、同粉砕筒
内にはスリーブを着脱自在に嵌挿させる一方、両鏡板の
中心部より一対の回転軸を相反方向に向けて突設し、両
回転軸を一対の脚部を存して形成する架台上に回転自在
に横架させて成るボールミルにおいて、 上記両鏡板の内いずれか一方の鏡板を筒本体に対して
固定ボルトの螺合を介して着脱自在に取付ける。
一対の脚部の内、上記鏡板を支承する脚部を水平回動
可能に設ける。
筒本体の下部には上記脚部側に偏寄させて支柱を昇降
調整自在に立設し、同支柱によって筒本体の一端を支承
させることが出来る様にする。
〔作用〕
支柱を上昇させてその先端部を筒本体の下部に当接させ
ることにより、同支柱によって筒本体の一端を支承する
状態が得られる。そしてこの様に筒本体の一端を支柱に
よって支承させた状態において、架台の脚部を水平回動
させることにより、同脚部と同行して鏡板が水平回動す
る状態、即ち、筒本体を架台上に横架させた状態にてス
リーブを交換することが可能な状態が得られる。
〔実施例〕
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
第1図乃至第3図の各図面において、1はボールミルの
架台であって、同架台1は基台1Aと、同基台1A上に
立設する一対の脚部(可動脚部)1Bと脚部(固定脚
部)1B′、及び同固定脚部1B′の外方に立設する固
定脚部1Cより形成される。更に具体的には、同基台1
Aは略矩形枠状に形成され、その長手方向の一端には略
台形枠状に形成する可動脚部1Bがその両幅方向の一端
を支点として基台1Aに対して水平回動自在に枢着され
る一方、同基台1Aの長手方向の他の一端寄り位置には
同じく略台形枠状に形成する固定脚部1B′が同可動脚
部1Bと対峙させて立設され、又、同基台1Aの長手方
向の他の一端には固定脚部1Cが同固定脚部1B′に隣
接させて立設される。そして、同基台1A上には同可動
脚部1B寄りに位置して一対の支柱12,12がその間
に適宜の間隔を存して立設され、両支柱12,12の先
端部にはアジャストボルト13,13がその頭部を後述
する粉砕筒2の筒本体2Aに当接可能な如く上下方向に
進退自在に螺合される。
2は粉砕筒であって、同粉砕筒2は金属を素材に用いて
形成されると共に上記両脚部1B,1B′間に回転自在
に横架される。更に具体的には、同粉砕筒2は両端部に
フランジ部18,18を存して横長円筒状に形成する筒
本体2Aと、同筒本体2Aの両端に形成する開口部を遮
蔽する一対の鏡板(可動鏡板)2Bと鏡板(固定鏡板)
2B′より成り、同可動鏡板2Bは筒本体2Aに対して
固定ボルト19…を介して着脱自在に締着される。又、
両鏡板2B,2B′の中心部より一対の回転軸3,3が
相反方向に向けて突設される一方、前記両脚部1B,1
B′の頂部には両回転軸3,3と対応させて軸受け4,
4が取付けられ、両軸受け4,4に両回転軸3,3が遊
転自在に支承される。即ち、可動脚部1B側の軸受け4
には可動鏡板2B側の回転軸3が、又、固定脚部1B′
側の軸受け4には固定鏡板2B′側の回転軸3が支承さ
れ、同可動脚部1Bと同行して可動鏡板2Bを水平回動
させることが出来る様に設けられる。そして、同筒本体
2Aには複数本のロックボルト7…が一定間隔毎にその
頭部を同筒本体2A内に臨ませて進退調整自在に螺合さ
れ、各ロックボルト7…の頭部には円弧状に湾曲形成す
るロック片8…が適宜の遊びを存して取付けられると共
に、同ロック片8…間にはスリーブ6が着脱自在に嵌挿
される。同スリーブ6は合成樹脂を素材に用いて上記筒
本体2Aよりも小さな直径寸法を存して横長円筒状に形
成され、同スリーブ6の長手方向中間部には材料又は粉
砕媒体を投入するための投入口9が設けられると共に、
同投入口9には蓋20が被冠される一方、筒本体2Aに
はスリーブ6嵌挿時における同投入口9の移動経路に沿
って可動鏡板2B側の開口部より同筒本体2Aの長手方
向中間部に亘って切欠き10が設けられると共に、同切
欠き10には蓋11が被覆される。
その他、図面において14は基台1A上に載置するモー
ター、15は固定脚部1B′と固定脚部1C間に軸架す
るプーリー、16は同プーリー15と上記モーター14
との間に張設するベルト、17は同プーリー15と同軸
上に軸支するギヤ(図示省略)と噛合するボールミル回
転駆動用のギヤを夫々示す。
次にその作用について説明する。
投入口9より材料、粉砕媒体等を投入した状態におい
て、モーター14を作動させることにより、同モーター
14の動力がベルト16、プーリー15、ギヤ17を経
て粉砕筒2に伝達されて同粉砕筒2が回転し、粉砕媒体
との間に生ずる衝撃力及び摩擦力によって上記材料を粉
砕する作用が得られる。
しかしてスリーブ6が摩耗した場合には、モーター14
を停止した状態において、支柱12のアジャストボルト
13を上昇方向に螺合させることにより、同アジャスト
ボルト13の頭部が筒本体2Aの下部に当接して同支柱
12が筒本体2Aの可動脚部1B側の一端を支承する作
用が得られる。そしてこの様に筒本体2Aの一端を支柱
12によって支承させた状態において、固定ボルト19
を弛め方向に螺合させることにより、同筒本体2Aより
可動鏡板2Bを外すことができる。そしてこの様に筒本
体2Aより可動鏡板2Bを外した状態において、可動脚
部1Bをその両幅方向の一端を支点として水平回動させ
ることにより、同可動脚部1Bと同行して可動鏡板2B
が水平回動する状態、即ち、同可動鏡板2Bを開くこと
が出来る。そしてこの様に可動鏡板2Bを開いた状態に
おいて、切欠き10の蓋11を取り外すと共に、ロック
ボルト8を若干弛め方向に螺合させることにより、スリ
ーブ6を交換することが可能な状態が得られる。この様
にスリーブ6を交換することが可能になった状態におい
て、スリーブ6を引き抜き方向に引っ張ることにより、
投入口9が同切欠き10内を可動鏡板2B側に向けて移
動する状態が得られ、同スリーブ6を取り出すことが出
来る。
そして、摩耗したスリーブ6と新しいスリーブ6を取り
替え、新しいスリーブ6を筒本体2A内に嵌挿させた
後、可動脚部1Bを閉じ方向に水平回動させることによ
り、同可動脚部1Bと同行して可動鏡板2Bが元の位置
迄水平回動し、同可動鏡板2Bが筒本体2Aの開口部を
遮蔽する状態が得られる。この様に可動鏡板2Bが筒本
体2Aの開口部を遮蔽する状態において、筒本体2Aの
フランジ部18に対して固定ボルト19を締め付け方向
に螺合させることにより、同可動鏡板2Bを筒本体2A
に固定することが出来る。そしてこの様に可動鏡板2B
を筒本体2Aに固定させた状態において、上記アジャス
トボルト13を下降方向に螺合させることにより、同ア
ジャストボルト13の頭部が筒本体2Aより離れ、スリ
ーブ6の交換作業は終了する。
〔考案の効果〕
本考案は以上の様に構成されるものであって、上記の様
に横長円筒状に形成する筒本体と、同筒本体の両端開口
部を遮蔽する一対の鏡板により粉砕筒を形成し、同粉砕
筒内にはスリーブを着脱自在に嵌挿させる一方、両鏡板
の中心部より一対の回転軸を相反方向に向けて突設し、
両回転軸を一対の脚部を存して形成する架台上に回転自
在に横架させて成るボールミルにおいて、上記両鏡板の
内いずれか一方の鏡板を筒本体に対して着脱自在に設け
ると共に、同鏡板を支承する脚部を水平回動自在に設け
る一方、上記筒本体の下部には上記脚部側に偏寄させて
支柱を昇降調整自在に立設させる様にしたことにより、
同粉砕筒を架台上に横架させたままの状態でスリーブの
交換着脱を行なうことが出来るに至った。そして、この
様に粉砕筒を上げ降ろしすることなく容易にスリーブの
着脱交換を行なうことが出来ることにより、同スリーブ
交換の作業性を大幅に向上させることが出来るに至っ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスリーブの取替え機構を具備する
ボールミルの全体を表わす正面図、第2図は同側面図、
第3図は同ボールミルの可動脚部を水平回動させた状態
を表わす平面図、第4図は第3図におけるA−A線断面
図である。 1……架台、1A……基台、1B……脚部(可動脚
部)、1B′……脚部(固定脚部)、1C……固定脚
部、2……粉砕筒、2A……筒本体、2B……鏡板(可
動鏡板)、2B′……鏡板(固定鏡板)、3……回転
軸、4……軸受け、6……スリーブ、7……ロックボル
ト、8……ロック片、9……投入口、10……切欠き、
11……蓋、12……支柱、13……アジャストボル
ト、14……モーター、15……プーリー、16……ベ
ルト、17……ギヤ、18……フランジ部、19……固
定ボルト、20……蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長円筒状に形成する筒本体と、同筒本体
    の両端開口部を遮蔽する一対の鏡板により粉砕筒を形成
    し、同粉砕筒内にはスリーブを着脱自在に嵌挿させる一
    方、両鏡板の中心部より一対の回転軸を相反方向に向け
    て突設し、両回転軸を一対の脚部を存して形成する架台
    上に回転自在に横架させて成るボールミルにおいて、上
    記両鏡板の内いずれか一方の鏡板を筒本体に対して着脱
    自在に設けると共に、同鏡板を支承する脚部を水平回動
    自在に設ける一方、上記筒本体の下部には上記脚部側に
    偏寄させて支柱を昇降調整自在に立設させて成るボール
    ミルにおけるスリーブの取替え機構。
JP3248387U 1987-03-05 1987-03-05 ボ−ルミルにおけるスリ−ブの取替え機構 Expired - Lifetime JPH0626357Y2 (ja)

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JPS63141641U JPS63141641U (ja) 1988-09-19
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JP5858341B2 (ja) * 2012-11-28 2016-02-10 住友金属鉱山株式会社 筒状ライニング材の絞り治具及び筒状ライニング材の取り外し方法

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